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午後:債券サマリー 先物は大幅反落、長期金利0.200%に上昇

配信日時:2022/02/04 15:43 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅反落。欧米の中央銀行が政策修正に動き始めるなか、国内金利にも上昇圧力が強まり売りが優勢だった。  3日に英イングランド銀行(中央銀行)が追加利上げに踏み切ったほか、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が理事会後の会見でインフレへの警戒感を示すなど金融政策の正常化に前向きな姿勢をみせたことで、同日の欧州市場では国債利回りが急上昇。つれて米長期債にも売りが膨らみ、この流れが国内債に波及した。米国も金融引き締め局面にあることから、日銀の政策変更への思惑が高まりやすく、債券先物には断続的に売りが流入。午後には日経平均株価が上げ幅を広げたことが影響し、一時150円27銭と約3年3カ月ぶりの安値をつけた。その後はやや下げ渋ったものの、今晩に米1月雇用統計の発表を控えているとあって戻りは鈍かった。  先物3月限の終値は前日比32銭安の150円34銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.025%上昇の0.200%と16年1月下旬以来の高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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