４日の株式相場見通し＝続落、欧米株安受け２万７０００円台割れも

　４日の東京株式市場は、日経平均が続落し２万７０００円台を割り込む展開が想定される。前日の米国株市場ではハイテク株を中心に売られる展開で、ＮＹダウなど主要株価指数が揃って大幅安となった。特にナスダック総合株価指数の下落率が大きかった。英国中銀が利上げと量的引き締めを発表したことを受け、欧州株市場が軒並み大きく水準を下げる展開となり、米国株市場でもマーケットのセンチメントが急速に悪化した。また、ＧＡＦＡＭの一角であるメタ・プラットフォームズ＜FB＞が急落した影響も大きかった。東京市場では日経平均株価が１月２７日に２万６０００円近辺まで売り込まれた後反発に転じ、今月２日には２万７０００円台半ばまで戻す場面があったが、その後は戻り売り待ちの売りに押される地合いとなっている。日本時間今晩に予定される１月の米雇用統計発表を控え、きょうも主力株を中心にリスク回避の流れが続き下値を試す展開を余儀なくされそうだ。 　３日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比５１８ドル１７セント安の３万５１１１ドル１６セントと５日ぶりに大幅反落。ナスダック総合株価指数は同５３８．７２９ポイント安の１万３８７８．８１８だった。 　日程面では、きょうは３カ月物国庫短期証券の入札、ＧＰＩＦの２１年１０～１２月期運用実績など。また、ジャスダック市場にセイファート<9213.T>が新規上場する。海外では北京冬季五輪開幕（～２０日）、１月の米雇用統計など。 出所：MINKABU PRESS

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