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NY株式:NYダウ518ドル安、雇用統計を警戒

配信日時:2022/02/04 07:00 配信元:FISCO
米国株式市場は反落。ダウ平均は518.17ドル安の35111.16ドル、ナスダックは538.73ポイント安の13878.82で取引を終了した。ソーシャル・ネット・ワーキング・プラットフォーム、フェイスブックを運営するメタ(FB)の低調な決算に加えて、オミクロンの影響を受けた1月雇用統計の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。主要企業決算の強弱混合の結果や金利の上昇を受け投資家心理がさらに悪化し、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では電気通信サービスが上昇した一方、メディア・娯楽や小売りが下落。

通信プロバイダーのTモバイル(TMUS)は四半期決算で、今年500万−550万の新規加入者が見込まれると楽観的な見通しを示し、上昇した。また、高級衣料ブランドのラルフローレン(RL)は四半期決算の内容が予想を上回ったほか、収益目標を引き上げ、さらに15億ドル規模の自社株買い計画を発表し上昇。チョコレート、砂糖菓子メーカーのハーシー(HSY)は四半期決算で売上や収益が予想を上回ったほか、見通し引上げが好感され、上昇した。一方、ソーシャル・ネット・ワーキング・プラットフォーム、フェイスブックを運営するメタ(FB)は昨日取引終了後に発表した決算で1-3月期売上高見通しが予想を下回ったほか、初めて1日のアクティブユーザー数の減少を報告し、大幅安。音楽配信のスポティファイ(SPOT)も第1四半期のユーザー数の増加幅予想がアナリスト予想を下回り、失望感から大きく売られた。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に第4四半期決算を発表。1株利益が予想を大幅に上回り、時間外取引で買われている。写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)も第1四半期売上高見通しが予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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