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ロシュ、22年売上高は減速を予想 コロナ特需が一服

配信日時:2022/02/03 16:28 配信元:REUTERS

[3日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュは3日、今年の売上高は新型コロナウイルス検査薬の需要減退に伴い伸びが減速するとの見通しを示した。

2021年の売上高は9%増加。22年は為替の影響調整後で横ばい─1桁の伸びを予想。コロナ関連の売上高は約20億スイスフラン(21億7000万ドル)減の約50億フランとの見通しを示した。

21年は、コロナ検査薬、血友病治療薬「ヘムライブラ」やがん免疫薬「テセントリク」が寄与し、コアの営業利益に相当する利払い・税・償却前利益(EBITDA)は2%増の219億フラン(238億2000万ドル)となった。リフィニティブのスマートエスティメートのアナリスト予想と一致した。

配当は1株=9.30フランに引き上げる方針を示した。

為替変動の影響を除外した今年のコア1株利益は、ノバルティスが保有していた株式を買い戻した影響を考慮した上で1桁前半から半ばの伸びを見込む。

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