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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、一時マイナス圏に沈む場面も

配信日時:2022/02/03 15:27 配信元:MINKABU
 3日の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅続伸。前日の米債券高(金利は低下)を手掛かりとした買いが一巡したあとは値を消す展開となり、一時マイナス圏に沈んだ。  債券先物は寄り付き直後に150円76銭まで上伸する場面があった。米民間雇用サービス会社ADPが2日に発表した1月の全米雇用リポートで、非農業部門雇用者数(政府部門を除く)が30万1000人減と市場予想(20万7000人程度の増加)に反して減少したことを受け、同日の米長期金利が一時1.74%台に低下した流れが国内債に波及。日経平均株価が反落して始まったことも債券相場を押し上げる要因となった。ただ、日銀の政策変更への思惑や米金利の先高観がくすぶっていることから追随買いは広がらず。市場では今晩に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会や、あす発表の米1月雇用統計を見極めたいとする向きも多く、午後には一時150円58銭まで軟化した。なお、きょう財務省が実施した30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭と前回(1月7日)と同じで、応札倍率は3.45倍と前回の3.63倍をやや下回った。  先物3月限の終値は前日比1銭高の150円66銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日と比べ横ばいの0.175%だった。 出所:MINKABU PRESS

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