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来週の為替相場見通し=米大幅利下げ観測くすぶり軟調な展開か

配信日時:2024/09/06 17:15 配信元:MINKABU
 来週のドル円相場は、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測がくすぶるなか軟調な展開となる可能性がある。予想レンジは1ドル=140円50銭~145円50銭。  3日に発表された米8月ISM製造業景況感指数が市場予想に届かず、4日発表の米7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数や5日発表の米8月ADP雇用統計が低調だったことで、米景気の減速懸念からドル売り・円買いが入りやすくなっている。6日発表の米8月雇用統計が強い結果になったとしても、FRBが今月17~18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げを決めるとの見方を完全に払しょくすることはできないだろう。また、日銀の追加利上げへの思惑が根強いことも重荷となりそうで、11日に秋田県金融経済懇談会に出席する中川順子審議委員や12日に岡山県金融経済懇談会に出席する田村直樹審議委員の発言次第では一段と円高が進行する展開もあり得る。  なお、来週に海外で予定される主なマーケットイベントは、9日に8月の中国消費者物価指数(CPI)と7月の米卸売売上高、10日に8月の中国貿易収支と8月のドイツCPI改定値、11日に7月の英鉱工業生産と8月の米CPI、12日に8月の米卸売物価指数(PPI)と欧州中央銀行(ECB)理事会、13日に7月のユーロ圏鉱工業生産と9月の米ミシガン大学消費者態度指数・速報値など。国内では9日に4~6月期実質国内総生産(GDP)改定値と7月の経常収支、13日に7月の鉱工業生産・確報値が公表される。 出所:MINKABU PRESS

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