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英企業の賃上げ率、22年は3.0%に上昇 人出不足やインフレで

配信日時:2022/02/03 10:59 配信元:REUTERS

[ロンドン 3日 ロイター] - 賃上げ交渉について調査するインカム・データ・リサーチ(IDR)が3日に公表したデータによると、英国内企業は人出不足と物価上昇に直面する中、従業員に対してより高い給与を提示している。

IDRによると、2022年の賃上げ率は平均で3.0%で、21年の2.0%から上昇、賃金凍結をした企業は前年よりも少なかった。

小売業と運送業では5分の1以上の企業が22年に4%以上の賃上げを実施。国内の最低賃金は4月1日から6.6%引き上げられる予定で、賃上げの動きは今後も続く可能性がある。

2021年12月の英消費者物価指数(CPI)は前年比5.4%上昇し、約30年ぶりの大幅上昇となった。

イングランド銀行(英中央銀行)は、労働市場のインフレ圧力の高まりを警戒している。

中銀は3日1200GMT(日本時間同日午後9時)に政策決定を発表する。政策金利は0.25%から0.5%に引き上げると予想されている。

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