Miniトピック
ECBの政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くか
配信日時:2021/12/17 21:15
配信元:FISCO
英中央銀行は16日、政策金利を0.10%から0.25%に引き上げることを決定した。市場参加者の大半は金利据え置きを予想していた。一方、欧州中央銀行(ECB)は16日開催の理事会で主要政策金利の据え置きを決定したが、来年4-6月に資産購入プログラム
(APP)を400億ユーロに増額することを発表した。ラガルドECB総裁は記者会見で、
「パンデミックがユーロ圏の個人消費を抑制し、成長を脅かしている」と指摘した。
市場参加者の間からは「英中銀は新型コロナウイルスの感染拡大でも利上げを行っており、インフレの高止まりを警戒している」との声が聞かれている。ECBは2022年も主要政策金利を据え置く可能性が高いとみられているが、ラガルド総裁はインフレ見通しの上振れの可能性について言及している。ECBのインフレ見通しが2022年以降に大きく変わる可能性は残されており、ECBの政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。
<MK>
(APP)を400億ユーロに増額することを発表した。ラガルドECB総裁は記者会見で、
「パンデミックがユーロ圏の個人消費を抑制し、成長を脅かしている」と指摘した。
市場参加者の間からは「英中銀は新型コロナウイルスの感染拡大でも利上げを行っており、インフレの高止まりを警戒している」との声が聞かれている。ECBは2022年も主要政策金利を据え置く可能性が高いとみられているが、ラガルド総裁はインフレ見通しの上振れの可能性について言及している。ECBのインフレ見通しが2022年以降に大きく変わる可能性は残されており、ECBの政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。
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