Reuters Japan Online Report Business News

英消費者信頼感指数、12月は前月から低下=GfK

配信日時:2021/12/17 14:27 配信元:REUTERS

[ロンドン 17日 ロイター] - 市場調査会社GfKが17日発表した12月の英消費者信頼感指数はマイナス15だった。前月はマイナス14に4カ月ぶりに改善していたが、再び悪化した。

新型コロナウイルスのオミクロン型変異株出現と急速な拡散、インフレ懸念が消費計画を直撃し、悲観的な空気がやや強まった。

GfKの顧客戦略担当ディレクター、ジョー・スタットン氏は、消費者は自身の財布と今後12カ月の経済見通しに対する信頼感が若干弱まり、クリスマスを前に高額商品の購買意欲が薄れていると指摘。「年末は憂鬱な雰囲気になっている。新たなコロナ規制の可能性や、来年初めに改善の見通しが乏しく、今冬半ばの消費者信頼感は冴えないだろう」と述べた。

イングランド銀行(英中央銀行)は16日、政策金利を0.1%から0.25%に引き上げた。インフレ圧力の高まり抑制を狙った措置。

11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比5.1%と、2011年9月以降で最高となった。

調査は12月1日から13日に、2000人を対象に実施された。

ニュースカテゴリ