マザーズ市況

マザーズ指数は小幅続伸、買い先行も失速、IPO2社初値

配信日時:2021/12/16 16:38 配信元:FISCO
 本日のマザーズ市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過して日米株式相場が大きく上昇したことを受け、買いが先行した。ただ、日経平均と比べるとマザーズ指数の伸び悩みは鮮明で、後場になるとマイナス転換する場面もあった。来週のIPO
(新規株式公開)ラッシュを前に投資資金の回転はなお鈍く、戻り待ちの売りも上値を抑えた。なお、マザーズ指数は小幅続伸、売買代金は概算で2144.86億円。騰落数は、値上がり197銘柄、値下がり190銘柄、変わらず11銘柄となった。
 個別では、時価総額上位のビジョナル<4194>が6%超、JTOWER<4485>が5%超の上昇。売買代金上位ではサイエンスアーツ<4412>や日本電解<5759>が大幅続伸し、FRONTEO<2158>は4日ぶりに急反発した。また、ステムリム<4599>は制限値幅拡大にもかかわらず連日でストップ高を付け、和心<9271>やサンバイオ<4592>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、時価総額トップのメルカリ<4385>は5%超の下落。売買代金上位ではPアンチエイジ<4934>が朝高後売りに押された。また、業績下方修正のcoly<4175>、10日上場のフレクト<4414>はストップ安を付けた。
 なお、本日マザーズに新規上場したブロードエンター<4415>やTrueData<4416>は公開価格をやや上回る初値を付けた。
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