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「モデル3」の死傷事故、テスラは技術的不具合を否定=仏政府

配信日時:2021/12/16 09:57 配信元:REUTERS

[パリ 15日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの主力車種「モデル3」の仏タクシーが事故を起こし、21人が死傷した問題で、フランス政府の報道官は15日、テスラから技術的な不具合が事故原因であることを示すものはないと説明があったと述べた。

報道官は記者団に「もちろんテスラの経営陣とはコンタクトを取っている。経営陣からわれわれに、同社製の車に注意を払うべき技術的な問題はないと説明があった」と述べた。政府は現在進められている司法調査の結果を待っているという。

BFMテレビによると、事故を起こした車の運転手は殺人容疑で正式な捜査を受けている。

事故を起こしたのはパリのタクシー大手G7の保有車。事故は11日夕、勤務時間外の運転手が家族を乗せて運転している際に発生し、1人が死亡、20人が負傷し、うち3人が重体となった。

目撃者がロイターに語ったところによると、事故を起こした車は金属製の杭やシェアサイクルの列などにぶつかった後、歩行者をはね、バンに衝突し、やっと停止したという。

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