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英当局、「ノンバンク」のデータ・監視不足に対応を=IMF

配信日時:2021/12/15 18:16 配信元:REUTERS

[ロンドン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は14日、英国に対し、急成長している「ノンバンク」部門のデータと監視の不足を補う必要があると主張、同部門が国債オペレーションに参加できれば、金融危機時に資金繰りを支援できる可能性があるとの見方を示した。

ノンバンク部門には、ヘッジファンド、ミューチュアルファンド、年金基金、マネーマーケットファンド、保険会社が含まれ、現在、全体で世界の金融活動の約半分を担っている。

IMFのUdaibir Saran Das金融資本市場局副局長は、英経済・金融セクターの最新評価について会見し、英国はグローバルな金融ハブであり、ノンバンク部門が急成長していると指摘。

「英当局に緊急に指摘しておきたいのは、データのギャップを埋める必要があり、監視の範囲を拡大する必要があるということだ」とし「もはや英国だけの問題ではない。国際的な問題という側面が非常に大きい」と述べた。

その上で「適切に規制した大規模で相互につながったノンバンク金融機関にレポ・国債買い入れオペレーションの利用を認めることを検討するという手段を通じて、ストレス時の中核市場の機能を維持する安全装置を強化すべきだ」と主張した。

これに対し、イングランド銀行(英中央銀行)は、市場ベースのファイナンスの脆弱性に対処する政策を今後1年かけてまとめるグローバルな取り組みに、傘下の金融行政委員会が前日、強い支持を表明したと指摘。取り組みを怠れば、2020年3月のロックダウン(都市封鎖)導入時にさらされたリスクが今後も続くことになると述べた。

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