寄り付き概況

日経平均は127円安でスタート、武田薬や日本航空などが軟調

配信日時:2021/11/22 09:27 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29618.55;-127.32TOPIX;2036.28;-8.25


[寄り付き概況]

 11月22日の日経平均は前週末比127.32円安の29618.55円と反落でスタート。19日の米国市場でダウ平均は268.97ドル安の35601.98ドル、ナスダックは63.73ポイント高の
16057.44で取引を終了。オーストリアが再び全土ロックダウン入りするなど欧州で新型コロナが再流行、米国でも一部地域で感染件数の増加が見られ世界経済の回復を遅らせるとの懸念が根強く、寄り付き後、下落。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング加速協議が適切となる可能性を示唆し早期利上げへの懸念も更なる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、長期金利の低下でハイテク株は好調で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円安の29625円。米株安の他、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行。ただし、23日は国内が祝日ということもあり、売り一巡後はこう着感が強まりやすい。

 売買代金上位では、武田薬<4502>、日本航空<9201>、ANA<9202>、日産自<7201>、デンソー<6902>などが軟調。業種別では、鉱業、空運、輸送用機器、石油石炭などが下落率上位で推移。

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