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東京株式(大引け)=104円安、欧米株高もリスク回避ムード優勢に

配信日時:2021/11/08 15:47 配信元:MINKABU
 週明け8日の東京株式市場は売りに押される展開で日経平均は続落となった。前週末の米株高を受け朝方は高く始まったが、その後は買いが続かなかった。  大引けの日経平均株価は前営業日比104円52銭安の2万9507円05銭と続落。東証1部の売買高概算は12億3179万株、売買代金概算は2兆8264億円。値上がり銘柄数は804、対して値下がり銘柄数は1276、変わらずは103銘柄だった。  きょうの東京市場は、寄り付きは前週末の欧米株高を引き継ぎ買い優勢で始まったが、その後日経平均はリスク回避ムードのなか急速に値を消す展開で、マイナス圏に沈んだ。3万円大台に近づくと戻り待ち売り圧力が意識され、買いが続かなかった。企業の決算発表は、通期予想の上方修正を含め好調なものが多いものの、市場コンセンサスに届かない銘柄については下値を売り込まれるなどの動きも頻繁にみられる。きょうはグローバル景気に敏感な業種でも明暗が分かれ、海運や空運株が大きく買われる一方、鉄鋼株に売りがかさむなど跛行色の強い地合いだった。大手ゼネコン株などが決算発表を受け売られたことも市場のセンチメントを悪化させた。中国不動産大手の恒大集団の経営不安問題なども引き続き上値の重石となっている。  個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が売りに押され、ソフトバンクグループ<9984.T>も冴えない動き。任天堂<7974.T>が下落し、ファーストリテイリング<9983.T>も下値を探った。三菱商事<8058.T>が安く、塩野義製薬<4507.T>も値を下げた。アウトソーシング<2427.T>、ミクシィ<2121.T>が急落、大林組<1802.T>の下げも目立つ。クボタ<6326.T>が売られ、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>も株価水準を大きく切り下げた。  半面、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株に買いが優勢だったほか、東京エレクトロン<8035.T>も上値追いを続けた。マネックスグループ<8698.T>はストップ高に買われる人気となり、日本航空<9201.T>、ANAホールディングス<9202.T>も上昇した。日立製作所<6501.T>、オリンパス<7733.T>も堅調。メイコー<6787.T>、日本CMK<6958.T>、山一電機<6941.T>が急騰、ホシデン<6804.T>も物色人気。 出所:MINKABU PRESS

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