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午後:債券サマリー 先物は小反発、5年債入札結果は順調

配信日時:2021/09/09 15:24 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発。米債券高を手掛かりに買いが先行したものの、今晩に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会を見極めたいとして上値は重かった。  8日に実施された米10年債入札が好調な結果となったほか、米連邦準備理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で「7月上旬から8月にかけて米経済は拡大ペースがわずかに鈍化した」との認識が示されたことから、同日の米長期金利が低下(価格は上昇)。これが国内債の支援材料となり、債券先物は朝方に151円94銭まで買われる場面があった。ただ、ECBが新型コロナウイルス危機対応の資産購入特別枠(PEPP)の縮小開始を決定するかどうかが注目されるなか、模様眺めムードが広がりやすく積極的に上値を買い上がる勢いには乏しかった。午後には5年債入札の結果を好感する動きがみられたが、相場を押し上げる効果は限定的だった。なお、5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭と前回(8月24日)の2銭から縮小し、応札倍率は4.42倍と前回の3.76倍を上回った。  先物9月限の終値は前日比3銭高の151円88銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.040%だった。 出所:MINKABU PRESS

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