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午後:債券サマリー 先物は反落、日経平均の上昇が重荷

配信日時:2021/09/08 15:37 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。日経平均株価が前日の取引時間中に続き再び3万円の大台に乗せたことが重荷となり、安全資産とされる債券は売りが出やすかった。  日経平均株価は午前に一時3万0241円をつけ、取引時間中としては約6カ月ぶりの水準まで上昇。外為市場でドル高・円安が進んだことが支援材料となったほか、内閣府が朝方に発表した4~6月期の国内総生産(GDP)改定値が物価変動を除いた実質で年率1.9%増と速報値(1.3%増)から上方修正されたことが買い安心感につながっている様子だった。こうしたなか、債券先物は連休明け7日の米長期金利が一時1.38%と7月中旬以来の水準に上昇したこともあって軟調に推移。あす9日に5年債入札を控えるなか手控えムードも強かった。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施され、「残存期間1年以下」の応札倍率は1.30倍(前回は2.00倍)、「同1年超3年以下」は2.30倍(同2.60倍)、「同5年超10年以下」は2.51倍(同2.93倍)となった。  先物9月限の終値は前日比8銭安の151円85銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.040%だった。 出所:MINKABU PRESS

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