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午後:債券サマリー 先物は続落、欧米金利の上昇など影響

配信日時:2021/09/01 15:51 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前日の欧米市場で長期金利が上昇したほか、この日の日経平均株価が続伸したことが影響した。  8月31日に発表されたユーロ圏の8月の消費者物価指数(速報値)が前年同月比3.0%上昇と市場予想(2.7%程度の上昇)を上回ったことなどを受け、ドイツやフランスの国債利回りが上昇。米長期金利も持ち高調整の売りで下落(金利は上昇)し、国内債の売りにつながった。日経平均株価が大幅高となったことが安全資産とされる債券の重荷となったこともあり、債券先物は午前に一時152円01銭まで軟化した。午後には押し目買いで下げ渋る場面もあったが、きょうは日銀の国債買いオペや財務省による国債入札がなく手掛かり材料に乏しいとあって戻りは限定的。今晩に米雇用統計の前哨戦となる米8月ADP雇用統計の発表などを控えているほか、あす2日は国内で10年債入札が実施されることから積極的な買いは入りにくかった。  先物9月限の終値は前日比11銭安の152円05銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.025%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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