注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは低下、日銀の緩和姿勢の継続確認で警戒感後退
*14:08JST 日経平均VIは低下、日銀の緩和姿勢の継続確認で警戒感後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時5分現在、前日比-0.31(低下率1.74%)の17.52と低下している。なお、今日ここまでの高値は18.10、安値は17.48。先週末の米株式市場でダウ平均が4日続落となったことから、日経225先物は朝方は下落する場面があった。一方、先週末、東京市場の取引終了後に行われた植田日銀総裁の記者会見で、日銀金融政策が従来の姿勢を踏襲することが確認されたことが市場の安心感となった。また、日経225先物は先週末までの4日続落で1010円下落したことから買い戻しが入りやすく、午前の中頃からは日経225先物は底堅く推移し、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは概ね先週末の水準を下回って推移している。
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2023/09/25 14:08
注目トピックス 市況・概況
日経平均は247円高、ダウ平均先物底堅く東京市場の株価支援要因に
*13:52JST 日経平均は247円高、ダウ平均先物底堅く東京市場の株価支援要因に
日経平均は247円高(13時50分現在)。日経平均寄与度では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>などがプラス寄与上位となっており、一方、トヨタ<7203>、日立建<6305>、コマツ<6301>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、医薬品、小売業、食料品、情報・通信業、電気機器が値上がり率上位、銀行業、海運業、保険業、証券商品先物、電気・ガス業が値下がり率上位となっている。日経平均は底堅い動きとなっている。ダウ平均先物が時間外取引で朝方以降、底堅く推移していることが東京市場で株価下支え要因となっているもよう。一方、香港ハンセン指数や上海総合指数が軟調なことが東京市場の株価の重しとなっているようだ。
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2023/09/25 13:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、日本株は上げ幅拡大
*13:46JST 東京為替:ドル・円は底堅い、日本株は上げ幅拡大
25日午後の東京市場でドル・円は底堅い値動きで、148円30銭台の水準を維持している。日経平均株価は前週末比280円高と上げ幅を拡大し、日本株高を好感した円売りが観測される。ユーロ・円とポンド・円はドル・円に追随し、下げづらい値動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円25銭から148円48銭、ユーロ・円は157円90銭から158円15銭、ユーロ・ドルは1.0643ドルから1.0655ドル。
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2023/09/25 13:46
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、長期金利を注視
*13:42JST 米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、長期金利を注視
(13時20分現在)S&P500先物 4,373.00(+12.00)ナスダック100先物 14,922.50(+53.00)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。長期金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。22日の主要3指数は4日続落。前半のプラスを維持できず、ダウは106ドル安の33963ドルと2カ月半ぶりに33000ドル台へ落ち込んだ。ボストン連銀総裁は連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化の必要性を強調し、景気減速への警戒感から売り先行。自動車メーカーのストライキも売り材料に。ただ、この日発表されたPMIは想定ほど改善せず長期金利が失速すると、ハイテクへの買戻しが指数の大幅安を抑えた。本日は戻りの鈍い値動きか。賃上げや労働時間の短縮などを求める自動車メーカーの労働者によるストは長期化が懸念されるものの、バイデン政権が組合側への支援を表明。労使問題の早期解決を期待感から売りは一服。また、前週末まで売りに押される展開となったことから、割安銘柄を中心に買戻しが見込まれる。もっとも、FRB当局者はタカ派的な見解で引き締めは続くとみられ、金利の高止まりが指数の戻りを抑えるとみる。
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2023/09/25 13:42
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、イベント通過で様子見
*13:12JST 東京為替:ドル・円は小動き、イベント通過で様子見
25日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、148円30銭台でのもみ合いが続く。前週の米連邦準備制度理事会(FRB)と日銀金融政策決定会合の重要イベントが通過し、様子見ムードが広がりやすい。夕方以降の欧州勢の動きが警戒されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円25銭から148円48銭、ユーロ・円は157円90銭から158円15銭、ユーロ・ドルは1.0643ドルから1.0655ドル。
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2023/09/25 13:12
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~自律反発の買い広がる
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~自律反発の買い広がる
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反発、自律反発の買い広がる・ドル・円は伸び悩み、日本株高も円売り縮小・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>■日経平均は反発、自律反発の買い広がる日経平均は反発。187.92円高の32590.33円(出来高概算6億3007万株)で前場の取引を終えている。前週末22日の米国株式市場のダウ平均は106.58ドル安(-0.31%)と続落。長期金利の上昇が一段落したが、9月サービス業や総合PMI速報値の悪化を嫌気した。ハイテク株は金利の低下で堅調に推移したが、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて終盤にかけ下落に転じた。原油高や年内の追加利上げの可能性、政府機関閉鎖の可能性や自動車労働組合(UAW)のスト継続リスクが警戒されて相場の戻りは鈍かった。ナスダック総合指数は小幅続落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、本日の日経平均は上昇スタートとなった。朝方に上げ幅を縮小したが、プラス圏での推移となっている。個別では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、神戸製鋼所<5406>、カプコン<9697>、ソニーG<6758>、JT<2914>なども上昇した。そのほか、自社株買いやSBIグループとの提携深化策を発表したダブルスタンダード<3925>、転移性乳がん対象新薬の第3相試験結果を好感された第一三共<4568>などが急騰、ラクーンHD<3031>、九電工<1959>、平和堂<8276>などが値上がり率上位に顔を出した。一方、川崎汽船<9107>や商船三井<9104>などの海運株、金融緩和策の長期化意識で三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>などの金融株が軟調に推移。また、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、東京電力HD<9501>、SANKYO<6417>、オリエンタルランド<4661>、信越化<4063>なども下落。そのほか、上半期業績見通しや中間期末配当計画を嫌気されたIRJ-HD<6035>が急落、ダイレクトマーケティングミックス<7354>、三菱製紙<3864>などが値下がり率上位に顔を出した。セクターでは、医薬品、小売業、食料品が上昇率上位となった一方で、銀行業、海運業、保険業が下落率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は23%となっている。9月25日の日経平均は前週末比114.85円高の32517.26円と5日ぶり反発でスタートした。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比5円安の32265円。本日の日経平均は前週の大幅な下落を受けて、いったんは自律反発が意識される展開となっている。そのほか、上海総合指数や香港ハンセンなどアジア市況は軟調に推移している。新興市場も買い手優位の状況が続いている。マザーズ指数は上昇スタート後じりじりと上げ幅を広げてプラス圏で推移、グロース市場の時価総額上位銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落スタート後にプラス圏に浮上する展開となっている。米長期金利の上昇に一服感が台頭していることはバリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株の追い風となっている。また、マザーズ指数は前週一時1月4日以来の年初来安値水準まで大きく下落しており、自律反発狙いの買いが続きやすいだろう。前引け時点での東証グロース市場Core指数は0.30%高、東証マザーズ指数は0.54%高となった。さて、日銀は前週末に、金融政策決定会合で長短金利操作を柱とする現在の大規模な金融緩和の維持を決定した。前回の7月会合で0.5%から事実上1%に引き上げた長期金利の変動許容幅は、今回据え置いている。植田日銀総裁は金融政策を修正する時期について「到底決め打ちできない」と発言し、「引き締めが遅れて2%を超えるインフレ率が持続するリスクよりも、拙速な引き締めで2%を実現できなくなるリスクの方が大きい」との認識を変更していない姿勢がうかがえた。これを受けて本日は、金利上昇に伴い貸出の利ざやが拡大するとの期待から買われていた銀行株中心に売られる一方で、前週軟調に推移していた半導体関連株などに買い戻しの動きが広がっている。一方、米連邦準備理事制度(FRB)は、前週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の据え置きを決めたが、年内あと1回の追加利上げと政策金利をより高い水準で長く維持する可能性を示唆していた。今週29日に個人消費支出(PCE)価格指数が発表されるが、食料品とエネルギーを除くコア指数の上昇率が前年同月比3.9%(前月4.2%)と、約2年ぶりに4%を割り込む見通しとなっている。ただ、インフレが鈍化傾向にある一方、4-6月期GDP確定値は改定値の2.1%成長から2.3%成長に上方修正される見通しとなっている。インフレの鈍化が滞る、もしくは予想以上の成長率に上方修正された場合には、年内の追加利上げ観測が強まる可能性があろう。また、米10年債利回りは依然として高水準に達しているほか、VIX指数も17.20と高水準で推移している。さらには、政府機関閉鎖の可能性、原油高などのリスク要因も目立ってきており、米株式市場を中心に相場動向には注視する必要がある。そのほか、アメリカの元財務長官で経済学者のサマーズ氏が、Bloombergのインタビューでソフトランディングの可能性とスタグフレーションの可能性について語っている。米国の失業率が再度4.1%を超えそうななか、ローンの滞納率の増加について指摘している。また、「ここ数十年に起こったすべての景気後退の前には人々がソフトランディングについて語っていた。」と述べている。こういったインタビューの内容も、今後の相場動向を予測するうえでは、意識しておきたい。さて、9月22日に発表された最新週(9月11日~9月15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物株を2週連続で売り越した。売り越し金額は2781億円となるなか、個人投資家も現物株を2週ぶりに売り越した。年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行も2週連続の売り越しとなった。さて、後場の日経平均はプラス圏での堅調推移を継続できるか。積極的に買い進む材料に乏しい中ではあるが、個別株中心に物色が継続するか注目しておきたい。■ドル・円は伸び悩み、日本株高も円売り縮小25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、148円25銭から148円48銭まで上昇後は上値が重い。米10年債利回りの上昇基調で、ドル買い先行。一方、日経平均株価は寄り付きから上げ幅を拡大したが、為替介入への警戒感から円売りは小幅にとどまった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円25銭から148円48銭、ユーロ・円は157円90銭から158円15銭、ユーロ・ドルは1.0643ドルから1.0655ドル。■後場のチェック銘柄・ダブルスタンダード<3925>、笹徳印刷<3958>の、2銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・英・9月製造業PMI速報値:44.2(予想:43.2、8月:43.0)・英・9月サービス業PMI速報値:47.2(予想:49.4、8月:49.5)・英・9月総合PMI速報値:46.8(予想:48.7、8月:48.6)・米・9月製造業PMI速報値:48.9(予想:48.2、8月:47.9)【要人発言】・ドンブロウスキス欧州委員会副委員長「欧州と中国の協力は引き続き不可欠」<国内>・特になし<海外>・特になし
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2023/09/25 12:26
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株高も円売り縮小
*12:14JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株高も円売り縮小
25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、148円25銭から148円48銭まで上昇後は上値が重い。米10年債利回りの上昇基調で、ドル買い先行。一方、日経平均株価は寄り付きから上げ幅を拡大したが、為替介入への警戒感から円売りは小幅にとどまった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円25銭から148円48銭、ユーロ・円は157円90銭から158円15銭、ユーロ・ドルは1.0643ドルから1.0655ドル。【要人発言】・ドンブロウスキス欧州委員会副委員長「欧州と中国の協力は引き続き不可欠」
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2023/09/25 12:14
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):IRJ-HD、メドレック、Dスタンダードなど
*11:45JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):IRJ-HD、メドレック、Dスタンダードなど
第一三共<4568>:4189円(+298円)大幅反発。英アストラゼネカと開発中の抗がん剤「ダトポタマブ デルクステカン」の臨床試験結果を先週末に公表、主要評価項目である無増悪生存期間において、「統計的に有意かつ臨床的意義のある改善を示した」と明らかにしている。同薬に関して市場では慎重な見方が強かったもようであり、株価に期待値は織り込まれていなかったとみられる。安値圏にある株価の格好の反発材料へとつながっているようだ。DmMiX<7354>:460円(-60円)大幅反落。23年12月期業績予想、並びに期末配当金の予想を取り下げると発表している。通期営業利益はこれまで58億円で前期比0.5%増を予想していたが、子会社の一部企業に対する過大請求疑義判明で特別調査委員会の調査が継続しており、影響額を予測することは困難としている。年間配当金も前期比1円増の18円計画を取り下げ。なお、第2四半期報告書の提出期限は現在延長されており、10月13日提出の予定となっている。IRJ-HD<6035>:1898円(-408円)大幅反落。未定としていた上半期業績予想、並びに中間期末の配当金を先週末に発表している。営業利益は7.8億円で前年同期比58.4%増を予想、第1四半期は9億円を計上していたため、7-9月期の収益水準低下をネガティブに捉える動きが優勢のようだ。また、中間期末配当金は前年同期末比30円減配の15円と予想。大幅減配となる状況をネガティブ視へ。なお、通期予想、期末配当金は引き続き未定としている。Dスタンダード<3925>:1681円(+266円)大幅続伸。発行済み株式数の5.0%に当たる68万株、10.2億円を上限とする自己株式の取得実施を発表。取得期間は10月1日から24年3月31日まで。需給改善につながっていくものとして、押し目買いの動きを強めさせているもよう。また、SBIファイナンシャルサービシーズとの資本業務提携深化として、同社のデータクレンジング技術を活用した顧客データ整理とマーケティング活動の推進、同社株式の追加取得などを発表している。三井住友<8316>:7564円(-237円)大幅反落。本日は銀行セクターが業種別下落率のトップになっている。先週末には、日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決定されたが、その後も同社などメガバンクは総じて底堅い動きが続く展開であった。ただ、引け後の総裁会見なども早期の正常化観測をけん制する形になっていたため、銀行株にとってはネガティブな大規模緩和策が長期化するとの見方があらためて強まる状況になっているようだ。メドレック<4586>:264円(+28円)大幅に続伸。米創薬ベンチャーのAlto社とメドレックスの経皮吸収技術を適用した中枢神経領域の新規医薬品候補に関する提携契約を締結したと発表している。所定の開発段階まで両社共同で開発を実施した後、Alto社が主体となって開発を推進し、全世界で商業化する権利を持つ。メドレックスはAlto社から開発の進捗に応じたマイルストン収入を受領する。製品上市後は売上高に応じたロイヤルティを受領する。グローバルセキュ<4417>:4575円(+95円)5日続伸。兵庫県警察とサイバー空間の脅威への対処能力の強化を目的に連携・協力する協定を締結したと発表している。サイバー犯罪被害の警察への相談・通報が促進されるための取り組みに加え、兵庫県内の企業のセキュリティ対策強化に向けた協働、兵庫県警のサイバーセキュリティ対処能力向上で協力する。サイバーセキュリティ分野で兵庫県の神戸市にIT人材が集まる気運を高めるとしている。バンクオブイノベ<4393>:5640円(+370円)大幅に続伸。未定としていた23年9月期の営業損益予想を50.00億円の黒字(前期実績10.08億円の赤字)と発表している。新作の開発や事業展開の強化、体制構築にかかる先行投資を実施したが、22年10月にリリースしたスマートフォン向けRPG「メメントモリ」が好調に推移し、黒字に転換する見込みとなった。このところバンク・オブ・イノベーション株は25日移動平均線を下回って推移していたため、値頃感も買いを後押ししているようだ。
<ST>
2023/09/25 11:45
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は148円40銭近辺で推移、リスク回避のドル売り拡大の可能性低い
*11:28JST 東京為替:ドル・円は148円40銭近辺で推移、リスク回避のドル売り拡大の可能性低い
25日午前の東京市場でドル・円は148円40銭近辺で推移。148円25銭から148円48銭まで買われており、ドル上昇は一服したが、引き続き底堅い動きを維持している。日米金利差拡大の思惑は残されており、リスク回避のドル売りがただちに強まる可能性は低いとみられている。ここまでの取引レジはドル・円は148円25銭-148円48銭、ユーロ・ドルは1.0645ドル-1.0656ドル、ユーロ・円は157円84銭-158円15銭。
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2023/09/25 11:28
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は148円40銭台で推移、日米金利差拡大の思惑残る
*09:23JST 東京為替:ドル・円は148円40銭台で推移、日米金利差拡大の思惑残る
25日午前の東京市場でドル・円は148円40銭台で推移。148円25銭から148円48銭まで買われており、ドルは底堅い動きを維持している。日米金利差拡大の思惑は残されており、リスク回避のドル売りがただちに強まる可能性は低いとみられている。ここまでの取引レジはドル・円は148円25銭-148円48銭、ユーロ・ドルは1.06451ドル-1.0656ドル、ユーロ・円は157円86銭-158円12銭。
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2023/09/25 09:23
注目トピックス 市況・概況
日経平均は84円高、寄り後はもみ合い
*09:07JST 日経平均は84円高、寄り後はもみ合い
日経平均は84円高(9時5分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均は先週末までの4日続落で1100円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いが入りやすかった。また、先週末22日の取引終了後に行われた植田日銀総裁の記者会見で、日銀金融政策が従来の姿勢を踏襲することが確認されたことが市場の安心感となった。さらに、今日から海外投資家を日本に招き資産運用立国への取り組みを発信する「Japan Weeks(ジャパンウィークス)」が開催されることこら、外国人投資家による日本株投資拡大に期待する向きもあった。一方、先週末の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、先週末にかけて、日経平均が75日や25日移動平均線を下回ったことから、相場の調整局面入りを指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
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2023/09/25 09:07
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:平和堂やDスタンダードなどに注目
*09:04JST 個別銘柄戦略:平和堂やDスタンダードなどに注目
先週末22日の米株式市場でNYダウは106.58ドル安の33963.84、ナスダック総合指数は12.18pt安の13211.81、シカゴ日経225先物は大阪日中比5円安の32265円。為替は1ドル=148.20-30円。今日の東京市場では、24年2月期業績予想を上方修正し営業減益予想から増益予想となった平和堂<8276>、未定としていた24年3月期の年間配当を10円と復配予想を発表した北海電<9509>、未定としていた24年3月期中間配当を20円(前年同期は14円)とすると発表した三菱電<6503>、発行済株式数の5%上限の自社株買いとSBIファイナンシャルサービシーズとの業務提携の内容を深化させると発表したDスタンダード<3925>、発行済株式数の5.75%の自社株消却を発表したMIXI<2121>、発行済株式数の4.3%の自社株消却を発表した双日<2768>、東証スタンダードでは、23年8月期業績見込みを上方修正したヤマトインター<8127>、中期経営計画を発表し26年3月期営業利益を25.00億円計画(23年3月期は14.71億円)としたニッピ<7932>、発行済株式数の0.4%上限の自社株買いを発表したソフト99<4464>、創業40周年記念株主優待を実施すると発表したズーム<6694>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益8.96億円に対し上半期営業利益が7.80億円予想と発表したIRJ-HD<6035>、23年12月期の業績と配当予想を一旦未定としたDmMiX<7354>、株主優待制度を廃止すると発表したJマテリアル<6055>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2023/09/25 09:04
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き~
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き~
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き■平和堂、24/2上方修正 営業利益 130億円←68億円■前場の注目材料:日清紡HD、日清紡ブレーキ、欧新環境規制対応のブレーキ用摩擦材開発■中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き25日の日本株市場は、先週の下げに対する自律反発が意識されそうだ。22日の米国市場はNYダウが106ドル安、ナスダックは12ポイント安だった。9月のサービス業や総合PMI速報値の悪化を嫌気しダウは下落。米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて終盤にかけて軟化したものの、半導体株の一角が買われており、ナスダックは小幅な下げだった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比5円安の32265円。円相場は1ドル148円30銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで25日、75日線に上値を抑えられたものの、先週末の終値水準での底堅さが見られた。米国市場の下落影響はあるだろうが、日経225先物は先週末に一時節目の32000円を割り込んだこともあり、いったんは自律反発が意識されそうだ。もっとも、今週は中間期末による需給要因の影響のほか、日経平均の定期入れ替えに伴うリバランスの動きが意識されやすい。定期入れ替えでは新規採用銘柄の価格が大きいことから、除外銘柄の売りに加えて、他の採用銘柄を幅広く売ることが見込まれている。そのため、需給イベントの影響を避ける流れから、中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせそうだ。また、本日はジェイ・イー・ティ<6228>が東証スタンダードに上場する。26日に2社、27日に2社のIPOが予定されている。先週のIPO銘柄の堅調な推移が見られたこともあり、個人主体の資金が向かいやすいだろう。全体としては需給イベントの影響からこう着感が強まるなか、個人主体の売買が中心になりそうである。■平和堂、24/2上方修正 営業利益 130億円←68億円平和堂<8276>は2024年2月期業績予想の修正を発表。営業集積は4200億円から2470億円、営業利益を68億円から130億円に上方修正した。新型コロナウイルス感染症の位置づけ移行に伴う制限緩和を受けて、外出需要回復や客数増加、継続的な物価上昇による一品単価上昇により営業収益が想定を上回った。また、販売管理費において、光熱費は使用量削減の取り組みや燃料調整費が想定ほど上昇しなかったことに加え、広告宣伝費の効果的運用などにより当初予想を下回ったため。■前場の注目材料・活発な自社株買い・米国景気は拡大・日銀は金融緩和を継続・日清紡HD<3105>日清紡ブレーキ、欧新環境規制対応のブレーキ用摩擦材開発・王子HD<3861>丸紅など10社で、森林経営で世界連合、自然資本会計で提言・豊田合成<7282>英から撤退、欧州事業チェコに集約・三井物産<8031>台湾洋上風力に参画、2600億円拠出・伊藤忠<8001>アイルランド社と舶用アンモニア供給網構築・三菱重<7011>岩谷産業と車載型水素ステーション開発・東京電力HD<9501>シンガポール社と太陽光事業、アジア太平洋地域6カ国・石油資源開発<1662>インドネシアでCCS構築、SKKミガスと覚書・エア・ウォーター<4088>インドで産業ガス供給受注、国営製鉄所向け☆前場のイベントスケジュール<国内>・特になし<海外>・特になし
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2023/09/25 08:53
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低い見通し
*08:10JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による追加利上げ後に159円76銭(2023/8/30)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は過剰流動性の部分的解消について議論する見込み。そのため、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの利上げは9月が最後となる可能性・インフレ高止まりでユーロ圏経済の悪化懸念・中国経済の先行き不安高まる【ユーロ買い要因】・原油高・ドイツなどユーロ圏諸国のインフレ率は高止まりの可能性・日欧金利差は一定の水準を維持する見込み
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2023/09/25 08:10
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:日米金利差の拡大を想定してドルは底堅い動きを保つ可能性
*08:07JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差の拡大を想定してドルは底堅い動きを保つ可能性
22日のドル・円は、東京市場では147円51銭から148円42銭まで反発。欧米市場では147円96銭まで下げた後、148円41銭まで反発し、148円38銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に148円台で推移か。日米金利差拡大の可能性はあることから、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの期待は持続しているが、今後発表されるインフレ関連の指標次第となりそうだ。FRBは9月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げを見送ったものの、年内利上げの可能性を示唆している。今週発表の米経済指標は強弱まちまちの見通し。9月CB消費者信頼感指数の大幅な改善は期待できないため、市場予想と一致してもドル買い材料にはなりにくい。また、8月コアPCE価格指数の上昇率は鈍化が見込まれており、市場予想と一致した場合、年内追加利上げの確率はやや低下するとみられる。ただ、日本銀行は金融政策の現状維持を決めており、金融緩和策の早期修正観測は後退した。日本政府は円安進行に懸念を示しているが、一部の市場参加者は1ドル=150円以下で為替介入が行われる可能性は低いと指摘している。
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2023/09/25 08:07
注目トピックス 市況・概況
22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは106ドル安、リスク警戒した売り先行
*07:02JST 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは106ドル安、リスク警戒した売り先行
■NY株式:NYダウは106ドル安、リスク警戒した売り先行米国株式市場は続落。ダウ平均は106.58ドル安の33,963.84ドル、ナスダックは12.18ポイント安の13,211.81で取引を終了した。長期金利の上昇が一段落したため、まちまちで寄り付いた。その後、9月サービス業や総合PMI速報値の悪化を嫌気しダウは下落。ハイテクは金利の低下で堅調に推移したが、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて終盤にかけ下落に転じた。原油高や年内の追加利上げの可能性、政府機関閉鎖の可能性や自動車労働組合(UAW)のスト継続リスクが警戒され相場は戻り鈍く、下落で終了。セクター別では半導体・同製造装置が小幅高となった一方で、自動車・自動車部品が下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は新型アイフォーン15発売に伴い売り上げ増期待感に買われた。自動車メーカーのフォード(F)はUAWとの交渉に進展が見られたとの報道が好感され、上昇。一方、同業ゼネラル・モーターズ(GM)では逆にストが拡大したことが嫌気され、下落した。ゲーム開発会社のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)は英国の競争・市場庁(CMA)がソフトウエアメーカー、マイクロソフト(MSFT)が提示した改善策について、「独禁法違反の不安を取り除く」とし買収認可を示唆したため上昇。マイクロソフト(MSFT)は小幅安となった。中国のオンライン販売会社のアリババ(BABA)やJDドットコム(JD)などは、政府が国内上場企業の外国人持ち株比率に関する規制の緩和を検討していると報じられそれぞれ上昇。バイオのシージェン(SGEN)は膀胱がん治療薬の良好な治験結果が好感され、上昇した。FRBのボウマン理事は複数回の追加利上げを支持する可能性を示唆した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:FRB高官のタカ派発言受けドル続伸22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円96銭まで下落後、148円42銭まで上昇し、148円40銭で引けた。9月サービス業PMI速報値や総合PMI速報値が予想外に8月から低下したため一時ドル売りが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)の高官がイベントや講演でインフレ目標達成のためには追加利上げが必要との見解を繰り返し、特に、ボウマン理事は「インフレ2%達成には数回の追加利上げが必要となる可能性が強い」と言及し、日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りが強まった。ユーロ・ドルは、1.0672ドルまで上昇し日中高値を更新したのち、1.0640ドルまで反落し、1.0643ドルで引けた。ユーロ・円は157円68銭から158円10銭まで上昇。日欧金利差拡大観測に伴う円売り、ユーロ買いが強まった。ポンド・ドルは、1.2285ドルへ強含んだのち、1.2231ドルまで反落。英9月サービス業PMIや総合速報値が予想を下回ったため利上げ終了観測に伴うポンド売りに押された。ドル・スイスは0.9045フランへ弱含んだのち、0.9075フランまで上昇。■NY原油:小幅高、90ドル以下で押し目買いもNYMEX原油11月限終値:90.03 ↑0.4022日のNY原油先物11月限は小幅高。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.40ドル(+0.45%)の90.03ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは89.31ドル-91.33ドル。米国市場の序盤にかけて91.33ドルまで買われた後、株安を警戒した売りが観測され、89.31ドルまで反落。ただ、90ドル以下の水準では押し目買いが観測されており、通常取引終了後の時間外取引で90.48ドルまで値を戻している。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 27.64ドル -0.41ドル(-1.46%)モルガン・スタンレー(MS) 83.29ドル -1.59ドル(-1.87%)ゴールドマン・サックス(GS)327.89ドル -2.35ドル(-0.71%)インテル(INTC) 34.18ドル -0.47ドル(-1.36%)アップル(AAPL) 174.79ドル +0.86ドル(+0.49%)アルファベット(GOOG) 131.25ドル -0.11ドル(-0.08%)メタ(META) 299.08ドル +3.35ドル(+1.13%)キャタピラー(CAT) 273.06ドル +1.03ドル(+0.38%)アルコア(AA) 28.35ドル +0.48ドル(+1.72%)ウォルマート(WMT) 162.35ドル +0.43ドル(+0.27%)
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2023/09/25 07:02
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:全国百貨店売上高、独IFO企業景況感指数、ブ経常収支など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:全国百貨店売上高、独IFO企業景況感指数、ブ経常収支など
<国内>13:00 アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合14:30 植田日銀総裁が講演、同記者会見14:30 全国百貨店売上高(8月) 8.6%14:30 東京地区百貨店売上高(8月) 12.2%ジェイ・イー・ティが東証スタンダードに新規上場(公開価格:4630円)<海外>17:00 独・IFO企業景況感指数(9月) 85.720:00 ブ・FGV消費者信頼感(9月) 96.820:25 ブ・週次景気動向調査20:30 ブ・経常収支(8月) -36.05億ドル20:30 ブ・海外直接投資(8月) 42.44億ドル27:00 ブ・貿易収支(先週) 20.58億jドル米・ミネアポリス連銀総裁が質疑応答に参加オーストリア・国際原子力機関(IAEA)年次総会(29日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値
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2023/09/25 06:30
注目トピックス 市況・概況
個人投資家・有限亭玉介:思わず押し目を狙いたくなる市場の話題株に注目中【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:思わず押し目を狙いたくなる市場の話題株に注目中【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2023年9月19日14時に執筆『日経平均バブル後最高値』…と言わず、史上最高値をこの目で見てみたいもんですな。外部環境は油断できない状況でありながらも、個別では好調な銘柄が散見されます。銘柄選びは誤らないように、しっかりと精査していきたいもんですねぇ。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。9月14日(米国時間)、米ナスダックにソフトバンクグループ傘下である英アームのIPOが報道されると、ハイテク株へ向けた御祝儀的な相場となりましたな。日本市場でもこのニュースは好感されたようです。9月11日~15日の週で日経平均は842円上昇しました。75日線を下値に跳ね返される形でじわじわと上昇した後は、バブル後最高値の更新には至らなかったものの8月1日の33488円を上抜いて市場心理としては強気に変わりつつあるように思えます。また日本株が新しいフェーズへ突入するかもしれません。AI向け半導体を含む幅広い半導体関連にも思惑買いが入っており、この勢いで5日・25日線を上回ったままバブル後最高値を更新してほしいところです。近い未来で言えばインバウンド関連をはじめ、日本の産業のポテンシャルは十分にありますので、幅広い銘柄を精査しながら適切な売買タイミングを見計らいたいものです。いずれにせよ、あたくしは株の基本でもある「業績」が好調な個別銘柄を選定して投資するという方向性は変わりません。特に上昇トレンドにある銘柄には資金が集中しやすい傾向がありますので、押し目を狙って値幅を取りたいものですな。さて、直近であたくしが見ている銘柄では…今年の猛暑からの連想で飲料の売上が気になる伊藤園<2593>は、9月1日の決算発表後に窓を開け動意しました。下落基調であったチャート(日足)は、底値圏から急浮上してきているように見えます。インバウンド関連としても物色されている回転寿司チェーンのくら寿司<2695>も9月8日の決算後に動意しました。第3四半期累計では赤字ですが、3Q単体では黒字転換して好感された模様。近年は安くて美味しい本物の日本食を求める外国人観光客が増加しておりますので、4Qでどこまで巻き返せるか監視を強めていきたいですな。中国での不動産開発事業を展開する宮越HD<6620>は、直近で年初来高値を更新しました。8月10日発表の決算もしっかりと黒字で、今のところは中国不動産の不穏な空気が株価には反映されていないようです。バブルで高騰し過ぎた不動産市況が適正価格へ戻るチャンスとも考えられるので、同社のビジネスも注視しております。システムソリューション事業が好調だったギグワークス<2375>は、著名作詞家・音楽プロデューサーである秋元康氏へ有償ストック・オプションの付与を決議、さらに同社の100%子会社である日本直販の株式を秋元氏の関係者へ20%分を譲渡すると発表して急動意してきています。業績はまだ伴っていない同社ですが、秋元氏の手腕に期待が先行する形で買われているようですな。24年7月期が過去最高益予想となった日本スキー場開発<6040>は、昨年1月にご紹介すると直近で年初来高値を更新しました。長期で緩やかな上昇トレンドを形成している同社ですが、今年の冬は前年よりスキーの需要が拡大するのでは…と個人的には期待しているのですがどうでしょうかねぇ。最後は薬液用ケミカルポンプの開発などを手掛けるイワキ<6237>です。業績は好調で、上場来高値を更新するチャート(日足)がどこまで下値を切り上げるか監視中。経常利益の進捗率は1Q時点で41.4%まで到達しておりますので、上方修正への期待もありますな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2023/09/24 10:00
注目トピックス 市況・概況
ユーロに試練の秋【フィスコ・コラム】
*09:00JST ユーロに試練の秋【フィスコ・コラム】
欧州中央銀行(ECB)が利上げ終了を示唆し、ユーロに下落圧力が強まっています。ユーロ圏の高インフレと低成長で、スタグフレーション懸念は再燃。コロナ禍やウクライナ戦争の打撃から持ち直すことなく、ユーロは試練の秋を迎えるのでしょうか。ユーロ・ドルは7月18日に付けた1.1275ドルをピークに下落基調へ転じ、9月に入ってからは下げ足を速めています。ECBは14日の理事会で政策金利据え置きの予想に反し、10会合連続の利上げを決定。ただ、ラガルド総裁は引き締めサイクルの頂点かどうかの明言を避けたものの、利上げ終了の思惑が広がりました。足元は下値支持線として意識される1.06ドルに近づき、そこで下げ止まるか注目されます。ユーロ・ドルは昨年も軟調で、7月には1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)を20年ぶりに割り込みました。インフレが消費マインドを弱め、スタグフレーション入りは避けられないとの見方が浮上。ECBがこの時に始めた引き締めのスタンスを強めるたびに警戒の売りが膨らみます。その後、2ケタ台の消費者物価指数がピークを越えると、ECBのタカ派姿勢を背景にユーロは上向きました。しかし、ユーロは完全に回復しないうちに、再び下落圧力にさらされています。北海ブレント先物は9月に入って1バレル=90ドルの節目を突破。エネルギー相場を押し上げ、天然ガス価格も上昇基調を強めています。オーストラリアにある米シェブロンの液化天然ガスのプラントで労働者がストライキを回避したものの、欧州天然ガス価格の指標であるオランダTTFは底堅く、インフレ圧力は弱まっていません。ECBが四半期ごとに公表する経済見通しでは、2024年のインフレ率が上方修正されていますが、コア指数は下方修正。23-25年の域内総生産(GDP)は下方修正されました。このうち、24年は前回の+1.5%から+1.0%へと大きく減速するとみられ、高インフレと低成長が同時進行するスタグフレーション的な流れが警戒されます。引き続き物価関連指標と景況感指数がユーロを下押しする手がかりとなりそうです。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)は現時点で年内あと1回の利上げが予想されるものの、直近の米インフレ率は強弱まちまち。今後インフレが沈静化すれば利上げ終了の思惑が広がり、ドル売りが見込まれます。また、日銀が年内にマイナス金利を解除するとの観測から、ドル・円は下落基調を強める可能性もあります。いずれもユーロを下支えする要因のため、昨年のようなパリティ割れは回避されると予想します。※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。(吉池 威)
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2023/09/24 09:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:都区部CPI、IPO5社、米PCEコアデフレーター
*18:00JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:都区部CPI、IPO5社、米PCEコアデフレーター
■株式相場見通し予想レンジ:上限32900円-下限31700円注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場の大方の予想通りに政策金利が2会合ぶりに据え置かれた。しかし、年内の追加利上げの可能性が除外されなかったことに加え、政策金利見通し(ドットチャート)が示す2024年末の政策金利中央値が5.1%と前回6月時点の4.6%から切り上がった。今週末には上昇が一服したとはいえ、米10年債利回りが2007年以来の高値圏で推移するなか、当面は金利動向に神経質な展開が続きそうだ。一方、22日大引け後の植田和男日銀総裁の記者会見では、「粘り強く金融緩和を続ける必要がある。実現が見通せる状況になれば政策の修正を検討することになるが、現時点では経済物価をめぐる不確実性はきわめて高く、政策修正の時期や具体的な対応について到底決め打ちはできない」との見方が示され、従来の姿勢が踏襲された。マイナス金利政策の解除などに関して踏み込んだ発言がなかったことで目先はあく抜け感による買い戻しが期待できそうだ。また、25日には物価高対策や賃上げ、半導体分野への投資促進などを軸とした経済対策の柱を岸田文雄首相が表明する方向であることが、22日の大引け後に報じられている。その内容も注目され、下落が続いている半導体製造装置関連などの材料として働くかが期待される。日経平均は22日までの4日続落で合計1100円超も下落しており、来週は短期的なリバウンドも見込まれる。また、岸田文雄首相が訪問先の米国で22日、ニューヨーク連銀の「ニューヨーク経済クラブ」主催のセミナーに日本の首相として初めての講演者として招かれ、「資産運用特区」の創設など海外投資家の参入促進に向けた講演を行ったことが伝えられている。25日からは海外投資家を日本に招待する金融庁主催の「ジャパンウィークス」も開催される予定で、海外投資家の買いが膨らむことに期待したい。28日には9月末配当・株主優待の権利落ち日を迎える。配当落ち額は日経平均で225円、東証株価指数(TOPIX)で20ポイント程度との試算がある。他方、指数連動型のパッシブファンドによる配当再投資に伴う先物買い需要は日経平均先物で1500億円強、TOPIX 先物では約9000億強と見込まれている。東京証券取引所が3月末に、株価純資産倍率(PBR)が低迷する上場企業に対して、改善策を開示・実行するよう要請したことを受けて、上場企業は積極的な株主還元姿勢を示し始めている。まずは、28日にTOPIXが配当落ち分を埋めることができるかどうかが、相場の強弱感を図る上での試金石となりそうだ。一方、日経平均は構成銘柄の入れ替えに伴い、全体では超過の売り需要が発生する見込みで、日経平均はTOPIX対比で上値の重さが意識されやすいと考えられる。■為替市場見通し来週のドル・円は伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの期待は持続しているが、米インフレ指標は鈍化しつつあるため、金利上昇を意識したドル買い・円売りが一段と強まる可能性は低いとみられる。一方、FRBは9月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げを予想通り見送ったものの、年内利上げの可能性を示唆。英国やスイスなど主要中央銀行による利上げ終了の思惑で、ドル選好地合いは失われていないようだ。来週発表予定のユーロ圏9月消費者物価指数(CPI)でインフレ緩和が確認された場合、ユーロ売り・ドル買いに振れドル・円の押し上げ要因になりやすい。一方、来週発表の米経済指標は強弱まちまちの見通し。9月CB消費者信頼感指数の大幅な改善は期待できないため、市場予想と一致してもドル買い材料にはなりにくい。また、8月コアPCE価格指数の上昇率は鈍化が見込まれ、引き締め観測を弱める手がかりになりやすいか。なお、日本政府は一段のドル高・円安の進行を警戒しており、閣僚などからはけん制発言が相次ぐ。日本銀行は金融政策の現状維持を決定したが、将来的な緩和修正観測は後退していないため、一段のドル高を抑える手がかりとなりそうだ。■来週の注目スケジュール9月25日(月):日・植田日銀総裁が講演、同記者会見、日・全国百貨店売上高(8月)、日・ジェイ・イー・ティが東証スタンダードに新規上場、独・IFO企業景況感指数(9月)、米・ミネアポリス連銀総裁が質疑応答に参加など9月26日(火):日・基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)、日・オートサーバーが東証スタンダードに新規上場、日・ネットスターズが東証グロースに新規上場、米・S&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数(7月)、米・新築住宅販売件数(8月)、米・消費者信頼感指数(9月)、など9月27日(水):日・日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(7月27・28日分)、日・工作機械受注(8月)、オカムラ食品工業が東証スタンダードに新規上場、AVILENが東証グロースに新規上場、米・耐久財受注(8月)、など9月28日(木):独・消費者物価指数(9月)、米・GDP確報値(4-6月)、米・中古住宅販売成約指数(8月)、メキシコ・中央銀行が政策金利発表、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がタウンホール会議を主宰、米・シカゴ連銀総裁が講演、米・リッチモンド連銀総裁が講演、など9月29日(金):日・東京CPI(9月)、日・有効求人倍率(8月)、日・鉱工業生産指数(8月)、日・小売売上高(8月)、日・住宅着工件数(8月)、中・財新製造業PMI(9月)、中・財新サービス業PMI(9月)、欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(9月)、米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(8月)、米・MNIシカゴ購買部協会景気指数(9月)、米・ニューヨーク連銀総裁が講演、中・株式市場は祝日のため休場(中秋節、国慶節)、10月9日に取引再開、など9月30日(土):中・製造業PMI(9月)、中・非製造業PMI(9月)
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2023/09/23 18:00
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:弱含みか、英中銀による利上げ終了の可能性高まる
*14:04JST 英ポンド週間見通し:弱含みか、英中銀による利上げ終了の可能性高まる
■下落、英中銀は政策金利の据え置きを決定今週のポンド・円は下落。英中央銀行は9月21日開催の会合で予想に反して政策金利の据え置きを決定したことが要因。政策金利の据え置きを受けて英国経済の先行き不安は一層強まり、日英金利差拡大の思惑は後退したことから、リスク回避のポンド売り・円買いが活発となった。取引レンジ:180円84銭-183円49銭。■弱含みか、英中銀による利上げ終了の可能性高まる来週のポンド・円は弱含みか。英中央銀行は政策金利の据え置きを決定。インフレ率鈍化を受け利上げサイクルの終了が意識され、ポンドは目先も売られやすい展開となりそうだ。ドル・円が堅調ならポンドをサポートするものの、日本政府・日本銀行による為替介入への警戒感でリスク選好的なポンド買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:180円00銭-183円00銭
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2023/09/23 14:04
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:弱含みか、8月消費者物価指数などに注目
*14:03JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、8月消費者物価指数などに注目
■強含み、リスク回避の豪ドル売りは縮小今週の豪ドル・円は強含み。米国は政策金利の据え置き決定も、年内あと1回の利上げ実施の可能性は消えていないこと、来年は前回予測より高い水準の金利を維持する見通しを示したことを受けてリスク回避の豪ドル売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、米ドル・円相場は週後半に円安方向に振れており、原油先物は底堅い動きを保っていることから、リスク回避の豪ドル売り・円買いは週末前に縮小した。取引レンジ:94円54銭-96円07銭。■弱含みか、8月消費者物価指数などに注目来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は当面据え置きとなる可能性が高まっている。9月27日発表の8月消費者物価指数が市場予想を下回った場合、金利先安観が強まり、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが強まる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・27日:8月消費者物価指数(7月:前年比+4.9%)・28日:8月小売売上高(7月:前月比+0.5%)予想レンジ:93円80銭-96円50銭
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2023/09/23 14:03
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:伸び悩みか、インフレ関連指標が手掛かり材料に
*14:02JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、インフレ関連指標が手掛かり材料に
■下げ渋り、早期利下げ観測は後退今週のユーロ・ドルは下げ渋り。欧州中央銀行(ECB)による利上げサイクルの終了観測が広がり、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いが観測された。しかしながら、ユーロ圏のインフレ持続を警戒して早期利下げ観測は後退し、週後半のユーロ・ドルは1.06ドル台半ば近辺で推移し、下げ渋った。取引レンジ:1.0615ドル-1.0737ドル。「伸び悩みか、インフレ鈍化で利上げ終了の思惑強まる来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は先日開催された理事会で政策金利引き上げを決定したが、域内経済の成長減速やインフレ緩和の可能性などを背景に利上げ終了が示唆された。9月29日発表の8月米コアPCE価格指数が市場予想を上回った場合、リスク選好的なユーロ売り・米ドル買いが強まる可能性がある。予想レンジ:1.0500ドル-1.0780ドル■やや強含み、ECBによる利上げ終了観測でユーロ買い縮小今週のユーロ・円はやや強含み。欧州中央銀行(ECB)による利上げサイクル終了観測が広がり、リスク回避のユーロ売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、日本銀行は現行の金融緩和策を長期間維持するとの見方が強まり、日欧金利差縮小の思惑は後退したことから、リスク回避のユーロ売り・円買いは週末前に縮小した。取引レンジ:157円03銭-158円45銭。■伸び悩みか、インフレ関連指標が手掛かり材料に来週のユーロ・円は伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は直近の理事会で政策金利の引き上げを決定したが、利上げ終了を示唆。一方、日本銀行は金融政策の現状維持を決めたが、将来的な緩和策修正の思惑は消えていない。そうしたことから、9月29日発表のユーロ圏9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った場合、リスク回避のユーロ売り・円買いがやや強まる可能性がある。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・29日:9月消費者物価コア指数(8月:前年比+5.3%)予想レンジ:156円50銭-159円00銭
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2023/09/23 14:02
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、米インフレ関連指標が手掛かり材料に
*14:01JST 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、米インフレ関連指標が手掛かり材料に
【今週の概況】■ドル強含み、米追加利上げの可能性残る今週のドル・円は強含み。9月19-20日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の据え置きが予想通り決定されたが、将来的な追加利上げの可能性は残されており、米ドル買い・円売りが活発となった。21日の東京市場で一時148円46銭まで米ドル高・円安が進行した。日本銀行は21-22日開催の金融政策決定会合で現行の金融緩和策を維持することを決定し、22日に行われた日本銀行植田総裁の会見内容を受けて日米金利差縮小の思惑は後退したことも米ドル買い・円売りを促す一因となった。22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円96銭まで下落後、148円42銭まで反発した。この日発表された米9月サービス業PMI速報値、同総合PMI速報値は市場予想を下回り、ポジション調整的な米ドル売り・円買いが広がった。しかしながら、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事「インフレ2%達成には数回の追加利上げが必要となる可能性が高い」との見方を伝えたことを受けて、日米金利差拡大観測に伴う米ドル買い・円売りが活発となった。ドル・円は148円38銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:147円32銭-148円46銭。【来週の見通し】■ドルは伸び悩みか、米インフレ関連指標が手掛かり材料に来週のドル・円は伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの期待は持続しているが、米インフレ指標は鈍化しつつあるため、金利上昇を意識したドル買い・円売りが一段と強まる可能性は低いとみられる。FRBは9月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げを予想通り見送ったものの、年内利上げの可能性を示唆。英国やスイスなど主要中央銀行による利上げ終了の思惑で、ドル選好地合いは失われていないようだ。来週発表予定のユーロ圏9月消費者物価指数でインフレ緩和が確認された場合、ユーロ売り・ドル買いに振れドル・円の押し上げ要因になりやすい。ただ、来週発表の米経済指標は強弱まちまちの見通し。9月CB消費者信頼感指数の大幅な改善は期待できないため、市場予想と一致してもドル買い材料にはなりにくい。また、8月コアPCE価格指数の上昇率は鈍化が見込まれ、引き締め観測を弱める手がかりに。なお、日本政府は一段のドル高・円安の進行を警戒しており、閣僚などからけん制発言が相次ぐ。日本銀行は金融政策の現状維持を決定したが、将来的な緩和修正観測は後退していないため、一段のドル高を抑える手がかりとなりそうだ。【米・9月CB消費者信頼感指数】(26日発表予定)26日発表の米9月消費者信頼感指数は105.9と、8月の106.1をやや下回る見込み。ただし、市場予想をしっかりと上回った場合、年内追加利上げ観測は後退せず、ドル買い要因になりやすい。【米・8月コアPCE価格指数】(29日発表予定)29日発表の米8月コアPCE価格指数は前年比+3.9%と、前回の+4.2%から伸びが鈍化する見通し。インフレ抑止が示されれば金利安・ドル安要因となろう。予想レンジ:146円00銭-150円00銭
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2023/09/23 14:01
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:TOPIXが配当落ち分を埋めるかが焦点に
*13:55JST 国内株式市場見通し:TOPIXが配当落ち分を埋めるかが焦点に
■FOMC受けて日経平均4日続落今週の日経平均は週間で1130.68円安(-3.4%)の32402.41円と反落。3連休明けの週初は、台湾積体電路製造(TSMC)が取引先に対して納入延期を要請したとの先週末の報道の影響で半導体関連株を中心に下げ幅を広げ、日経平均は反落して始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前にした持ち高調整や想定以上にタカ派となったFOMCの結果を受け、その後も日経平均は下落が続き、週末にかけて4日続落した。一方、22日の昼頃に政策の現状維持を決定した日銀金融政策決定会合の内容が伝わると、為替の円安に伴って買い戻され、日経平均は一時前日終値近くまで下げ幅を縮めた。ただ、引け後の植田総裁の会見を見極めたいとの思惑から買い戻しが一服すると再び軟化した。■短期リバウンドと権利落ち、海外投資家動向に注目注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場の大方の予想通りに政策金利が2会合ぶりに据え置かれた。しかし、年内の追加利上げの可能性が除外されなかったことに加え、政策金利見通し(ドットチャート)が示す2024年末の政策金利中央値が5.1%と前回6月時点の4.6%から切り上がった。今週末には上昇が一服したとはいえ、米10年債利回りが2007年以来の高値圏で推移するなか、当面は金利動向に神経質な展開が続きそうだ。一方、22日大引け後の植田和男日銀総裁の記者会見では、「粘り強く金融緩和を続ける必要がある。実現が見通せる状況になれば政策の修正を検討することになるが、現時点では経済物価をめぐる不確実性はきわめて高く、政策修正の時期や具体的な対応について到底決め打ちはできない」との見方が示され、従来の姿勢が踏襲された。マイナス金利政策の解除などに関して踏み込んだ発言がなかったことで目先はあく抜け感による買い戻しが期待できそうだ。また、25日には物価高対策や賃上げ、半導体分野への投資促進などを軸とした経済対策の柱を岸田文雄首相が表明する方向であることが、22日の大引け後に報じられている。その内容も注目され、下落が続いている半導体製造装置関連などの材料として働くかが期待される。日経平均は22日までの4日続落で合計1100円超も下落しており、来週は短期的なリバウンドも見込まれる。また、岸田文雄首相が訪問先の米国で22日、ニューヨーク連銀の「ニューヨーク経済クラブ」主催のセミナーに日本の首相として初めての講演者として招かれ、「資産運用特区」の創設など海外投資家の参入促進に向けた講演を行ったことが伝えられている。25日からは海外投資家を日本に招待する金融庁主催の「ジャパンウィークス」も開催される予定で、海外投資家の買いが膨らむことに期待したい。28日には9月末配当・株主優待の権利落ち日を迎える。配当落ち額は日経平均で225円、東証株価指数(TOPIX)で20ポイント程度との試算がある。他方、指数連動型のパッシブファンドによる配当再投資に伴う先物買い需要は日経平均先物で1500億円強、TOPIX 先物では約9000億強と見込まれている。東京証券取引所が3月末に、株価純資産倍率(PBR)が低迷する上場企業に対して、改善策を開示・実行するよう要請したことを受けて、上場企業は積極的な株主還元姿勢を示し始めている。まずは、28日にTOPIXが配当落ち分を埋めることができるかどうかが、相場の強弱感を図る上での試金石となりそうだ。一方、日経平均は構成銘柄の入れ替えに伴い、全体では超過の売り需要が発生する見込みで、日経平均はTOPIX対比で上値の重さが意識されやすいと考えられる。■株式分割権利落ち、バリューの持続性やグロースの反転に注目28日は株式分割の権利落ちもラッシュとなる。株式分割1対5ではJR東海<9022>、1対4ではアドバンテスト<6857>、デンソー<6902>、ローム<6963>、1対3では村田製作所<6981>、ホンダ<7267>など、日経平均寄与度の大きい値がさ半導体や主力株に株式分割の権利落ちが多いことが特徴だ。6月29日には1対25の株式分割の権利落ちとなったNTT<9432>の影響などから、当日の東証プライムの出来高と売買代金は大きく膨らんだ経緯がある。28日も市場エネルギーの強さを占う日になると考えられ、権利落ち銘柄の株価動向に関心が向かうだろう。物色面では配当落ち後も景気敏感・バリュー(割安)株の底堅さが見られるかに注目したい。ほか、米長期金利の上昇が一服していれば、週末には四半期末を迎えることもあり、リバーサル(物色の反転)の観点からグロース(成長)株の買い戻しが強まる可能性に期待したい。■「ジャパンウィークス」、9月都区部消費者物価指数など来週は25日に金融庁が海外投資家を招待する「ジャパンウィークス」がスタート(-10月6日)、27日に日銀金融政策決定会合議事要旨(7月27-28日開催)、28日は9月末配当・株主優待権利落ち日、29日は9月都区部消費者物価指数、8月失業率・有効求人倍率、8月鉱工業生産などが予定されている。海外では、27日に米8月耐久財受注、28日に米4-6月期GDP確定値、29日に米8月個人消費支出(PCE)コアデフレーター、中秋節・国慶節で上海取引所が10月6日までの休場が予定されている。
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2023/09/23 13:55
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:下値固めか、日米長期金利の上昇一服に期待、IPOは5社
*13:52JST 新興市場見通し:下値固めか、日米長期金利の上昇一服に期待、IPOは5社
■米10年債利回りが2007年以来の高値更新今週の新興市場は続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通りに政策金利が据え置かれたが、年内の追加利上げの可能性が残ったほか、2024年の利下げ幅予想も前回の1.0ポイントから0.5ポイントに圧縮された。タカ派な結果を受け、米10年債利回りが連日で2007年以来の高値を更新するなか、ハイテク株を中心に米国株が下落。21-22日の金融政策決定会合を前に日本銀行によるマイナス金利早期解除の思惑の根強さから、日本の10年債利回りも9年8カ月ぶりの水準を更新。日米の長期金利上昇と米ハイテク株安を嫌気する形で新興市場は続落した。ただ、日銀が現行の金融緩和政策を維持したこともあり、週末には自律反発狙いの買いが入った。今週の騰落率は、日経平均が-3.37%だったのに対し、東証グロース市場指数は-1.56%、マザーズ指数は-1.80%だった。個別では、AI開発・運用などを手掛けるworkhouse(東京都江東区)から一部事業を譲受すると発表したグラッドキューブ<9561>のほか、新たな生産設備として大型低圧鋳造設備の導入を完了したJMC<5704>、業績予想を上方修正したタスキ<2987>などが週間上昇率ランキングに入った。一方、業績予想を下方修正したメドレックス<4586>が週間下落率トップとなり、オンコリス<4588>やGNI<2160>などその他のバイオ関連でも下落する銘柄が見られた。ポート<7047>は公募増資による希薄化や需給悪化が嫌気された。■株価調整進展&業績好調に注目、IPOは5社来週の新興市場は下値固めの展開か。米長期金利は21日にかけて4.49%まで上昇し、高値を更新した一方、今週末22日には4.43%へと低下した。米FOMCでは今後の経済指標を確認しつつ、追加利上げの是非を慎重に判断するというこれまでの金融政策運営姿勢が堅持されている。市場は来週発表される米経済指標を見守ることになりそうだ。週間の米新規失業保険申請件数は引き続き相対的な低水準を維持し、株式の売り材料となる可能性がある。一方、米8月個人消費支出(PCE)は堅調な数字が見込まれているものの、ガソリン価格の高騰が大きな要因とみられ、これを除けば、穏やかな増加基調とみる。また、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視する米8月コアPCE価格指数は引き続き鈍化基調が見込まれる。8月新築住宅販売戸数や9月消費者信頼感指数などその他の米経済指標も弱めの数字が多そうだ。これらの経済指標を受けて米長期金利が上昇一服感を強めれば、追随して日本の長期国債利回りもやや軟化の兆しを見せる可能性がある。日米長期金利の先高観が和らげば、新興株には押し目買いが入りやすくなるだろう。マザーズ指数は今週一時1月4日以来の年初来安値水準まで大きく下落していることで、テクニカル的にも自律反発狙いの買いが続きやすい。新興市場は下値固めの動きに入ると期待したい。こうしたなか、株価調整が進んでいて、かつ業績が拡大基調にある銘柄が注目されやすくなると考える。個別では24年3月期業績・配当予想を上方修正したパーキンソン病専門の老人ホーム等を運営するサンウェルズ<9229>やクラウド活用の会員制転職サービス「ビズリーチ」を運営するビジョナル<4194>などに注目したい。一方、来週は東証グロースとスタンダード案件を含め、合計5社の新規株式公開(IPO)が予定されている。吸収金額の大きい銘柄が多いため、初値水準が気掛かりであるほか、既存の新興株にも需給悪化の点から注意が必要だろう。
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2023/09/23 13:52
注目トピックス 市況・概況
米国株式市場見通し:PCEコア価格指数やGDPに注目
*13:51JST 米国株式市場見通し:PCEコア価格指数やGDPに注目
4-6月期国内総生産(GDP)確定値や米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視している個人消費支出(PCE)コアデフレーターに注目だ。FRBは9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利を据え置いたが、経済成長率見通しを上方修正し、適切であれば追加利上げを行う準備があると、慎重姿勢を再表明した。FRBのパウエル議長は28日に教育者達とのタウンホールミーティングを主催する予定となっており、現在の経済や金融政策に関する発言は予想されないものの、材料のひとつとして注視が必要だろう。PCEコアデフレーターは7月に前年同月比の伸びが拡大したのち8月分は再び鈍化し、21年9月来の4%割れが予想されている。FRBの利上げが奏功し、インフレが遅いペースながらも鈍化傾向にある一方で、 4-6月期GDP確定値は改定値の2.1%成長から2.3%成長に上方修正される見通し。FRBのメンバーは今年、来年の成長見通しを引き上げており、経済の成長が予想以上との見方を強めている。インフレの鈍化が滞る、もしくは予想以上の成長率に上方修正された場合には、年内の追加利上げ観測が強まり、相場の重石になりそうだ。10年債利回りが2007年来の高水準に達しているほか、投資家の恐怖心理であるVIX指数もほぼ1か月ぶりの高水準で推移している。パウエル議長がFOMCの会見で指摘したように、自動車労働組合(UAW)のストライキの行方や政府機関閉鎖の可能性、学生ローン返済の再開、長期金利の上昇、原油高などのリスク要因が目立ち、相場の上値は引き続き抑制されそうだ。また、四半期末および月末に伴うテクニカルな要因で、上値の重い商状が続きそうだ。経済指標では、9月シカゴ連銀全米活動指数、ダラス連銀製造業活動指数(25日)、7月FHFA住宅価格指数、7月S&P20都市住宅価格指数、8月新築住宅販売件数、9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、9月リッチモンド連銀製造業指数(26日)、8月耐久財受注速報値(27日)、4-6月期国内総生産(GDP)確定値、週次失業保険申請件数、8月中古住宅販売仮契約(28日)、8月卸売在庫速報値、8月個人所得・消費支出、コアPCEデフレーター、9月シカゴPMI、9月ミシガン大消費者信頼感指数確報値(29日)などが予定されている。なお、パウエル議長は28日にタウンホールミーティングを主催する予定。主要企業決算では会員制倉庫型卸売り・小売り会社のコストコホールセール(26日)、半導体のマイクロン・テクノロジーや給与・人事関連アウトソーシング・ソリューションのペイチェックス(27日)、スポーツ用品ブランドのナイキ、コンサルティングサービス会社のアクセンチュア、自動車販売のカーマックス(28日)、クルーズ船運営のカーニバル(29日)などが予定されている。ナイキは中国経済の回復の遅れが売り上げに影響している可能性があり、注意しておくべきだろう。(Horiko Capital Management LLC)
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2023/09/23 13:51
注目トピックス 市況・概況
株ブロガー・さなさえ:日銀YCC修正など大局に乗る思惑・期待株にメスを入れましょ【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 株ブロガー・さなさえ:日銀YCC修正など大局に乗る思惑・期待株にメスを入れましょ【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2023年9月12日18時に執筆複雑に入り組んだ株式相場に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する探偵ナ〇トスクープ…私が局長の幸田シャーミンです…って違うかー!(笑)夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、はや34回目…今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<日銀YCC修正で銀行株が花開く>さぁ、いよいよ日銀によるYCC(イールドカーブコントロール)修正により、長らく続いたマイナス金利政策の解除がいよいよ近づいてきているようですね。債券市場も急速にそれを織り込む動きとなっています。言わずもがな、昨年末の2022年12月20日の金融政策決定会合にて、歴代最長の任期(10年)を終えんとする、当時の日銀総裁の黒田さんは長らく続いた、異次元とも呼ばれた金融緩和策を一部修正する事を発表しました。「こんな無茶な金利操作はわたしの代でキチンと終わらせなければ…」とでもお考えになられたのかもしれないですね。この「黒田ショック」が市場に波及した年末、賢明な投資家の皆様におかれましては、既に次の一手に動い方も多かったのではないでしょうか。そう…それは、先の政策によって長らく放置された銀行・証券株がやっと買われる局面に入った事を意味しています。こういう「大局」を前にして、いかに素早く判断し、動けるかが、投資家としての矜持なのかもしれませんね♪さらに言えば、この動きは東証がPBR1倍割れの上場企業に要請した一連の是正策も強力な追い風となり、しばらく継続しそうな見通しです。今回はこうした世情の動きに伴って強含むものの中から気になる地銀株と、その他のテーマ株の中から個人的に「いいなぁ」と思う個別株をピックアップしていきます。<大局の流れにある銀行株…さらに…>個人投資家として、近い未来に利ザヤを徹底的に狙いにいくならば、前述したようにPBR1倍割れの銀行株で、さらに業績がよいものがいいですね。例えば元芸人さんで、今では著名投資家でもある井村俊哉さんが保有されている事で知られる富山第一銀行<7184>は昨年の大量保有報告書が出てから話題になりましたが、ここまで株価は2倍以上になっています。井村さんの企業の財務面の見方と共に、そして大局の見方も参考になりますね。さらに経済活動の復活から中小企業に強みにのある東京きらぼしFG<7173>、大手半導体企業TSMCの進出や、IRなどインバウンド向けに開発される九州・西日本への思惑から九州フィナンシャルG<7180>、西日本フィナンシャルHD<7189>なども面白そうです。その道のりは「まだまだこれから」の段階ですからね♪さらに地銀で言えば、かつての「かぼちゃの馬車」トラブルのイメージ払拭を目指すスルガ銀行<8358>に、同じ地域だけど健全に奮闘する清水銀行<8364>は、いずれも業績は堅調。直近でも増配を発表していますね。その他の地銀でも、直近の決算は減益ではあったものの、上期計画に対しての好進捗から業績上振れ期待のある筑波銀行<8338>、八十二銀行<8359>はチェックしています。さらに世界的な流れとして忘れてはならないのが、EV関連ですね。小田原エンジニアリング<6149>は先月8月の注目株としてわたしのブログで追いかけていますが、業績に対してまだ株価は割安で上値余地がありそうです。さらにEV向け充電器で思惑のあるモリテックスチール<5986>、東光高岳<6617>、そして様々な分野のプリント基板を手掛ける北川精機<6327>も、9月11日になっていちよし証券がレーティンを新規に「A」としていた事が話題となってストップ高となっていましたね。同テーマで言えばIJTT<7315>も電動駆動システムを手掛けている事に加え、PBRはまだ0.3倍台とあって今後も注目されそうだなぁ…と見ています。本当はもっとご紹介したい銘柄もあるのですが…今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、ここでご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の注目3銘柄をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。ご興味があれば覗きに来て下さい。もちろん、株の情報以外のネタも…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2023/09/23 10:00
注目トピックス 市況・概況
個人投資家・有限亭玉介:徹底的に割安で業績期待の高い株に絞り込む理由とは?【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:徹底的に割安で業績期待の高い株に絞り込む理由とは?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2023年9月19日10時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。中国の不動産不況や日本のマイナス金利解消への不安は以前よりお話してきました。ここ最近で気になるニュースは、米国の次期大統領についてでしょうか。高齢という事もあって、バイデン大統領の続投は難しいのでは…という世論が米国内で浮上しているようです。バイデン大統領の支持率が低下すれば、またあの戦争嫌いなパワフル大統領が息を吹き返すかもしれませんねぇ。インフレ率が想定より下がらずに、ガソリン価格も高騰となると米国市民の不満は高まっていく事になるでしょう。米国経済の将来の見通しは不透明ながら、今のところの経済指標では可もなく不可もなしと言ったところです。将来が不透明という事に関しては日本も例外ではなく、マイナス金利の解消が想定より早まると噂されております。今後の日銀の金融政策において、日本株にポジティブなイベントがあるとは思えません。9月11日に消費税増税を肯定するような経団連の提言も失望してしまいますな。岸田内閣の改造に関しても市場の関心は著しく低い印象です。あたくし達にとってポジティブなニュースは無いかと考えてみると、10月から大手ネット証券の手数料無料化の波が来ている事ですかねぇ。もしかすると、10月以降は個人投資家好みの銘柄の出来高には変化があるかもしれませんな。ただ全体相場の上値は重い見通ししかありませんので、今はとにかくバリュー株物色…「好業績で割安の銘柄」は狙われやすいと考えながら銘柄選びはしていきたいもんですな。例えば北海道と九州を地盤にレジャー事業を展開するグリーンランドリゾート<9656>は、インバウンド関連として思惑がありますな。直近の業績は好調を示し、チャート(日足)は25日線を上回ってどこまで下値を切り上げるか監視です。9月7日に上方修正を発表したジオスター<5282>は窓を開けて急動意しております。建設用のコンクリートを手掛ける同社は、低PBR関連としても注視したいですな。大雨や洪水などの異常気象を受けた思惑買いもあるか。アルミ製品を主力とする日本軽金属HD<5703>は、長期の下落基調からようやく底を打って切り返した模様です。7月31日の決算では上方修正も併せて発表しており、トレンド転換の分岐点となるか。原材料高により利益が圧迫されながらも、国内での自動車生産が回復基調へ向かっている事から同社の業績も回復へ向かっていくとの予想です。小麦粉などの他に飼料などを製造する鳥越製粉<2009>も直近で下値を切り上げております。25日・75日線を上抜いて年初来高値ですが、PBRは0.5倍付近の割安水準です。業績も堅調で、週足でも底値からトレンド転換へ向かう予感がしますな。食肉加工を手掛ける林兼産業<2286>も、業績好調でありながらPER・PBRともに割安となっています。9月15日に自社株買いを発表するなど、株主還元に積極的な姿勢も見受けられますな。最後は鶏卵大手のホクリヨウ<1384>です。「物価の優等生」と呼ばれる鶏卵もインフレにより値上げせざるを得ない状況になりました。それでも同社の24年3月期の経常はしっかりと業績拡大する予想です。ウクライナ情勢による飼料価格の高騰という逆境の中で、過去最高益に近いパフォーマンスを発揮する同社は、しっかりと注視する必要がありますな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2023/09/23 10:00
注目トピックス 市況・概況
NY債券:米長期債相場は強含み、イールドカーブは平坦化
*07:00JST NY債券:米長期債相場は強含み、イールドカーブは平坦化
22日の米国長期債相場は強含み。米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き締めが予想以上に長期化するとの懸念は消えていないが、株安を意識して債券利回りは低下。年内における追加利上げの確率はやや低下し、イールドカーブのフラットニングが観測された。CMEのFedWatchツールによると、22日時点で11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.25-5.50%となる確率は75%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.50-5.75%以上となる確率は41%程度。10年債利回りはアジア市場で4.506%近辺まで上昇したが、米国市場の後半にかけて4.422%近辺まで下落し、取引終了時点にかけて4.433%近辺で推移。イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は-67.00bp近辺、2-30年は-57.90bp近辺で引けた。2年債利回りは5.11%(前日比:-3bp)、10年債利回りは4.43%(前日比-6bp)、30年債利回りは、4.53%(前日比:-4bp)で取引を終えた。
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2023/09/23 07:00