注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は軟調、ドル売り圧力継続
*17:17JST 東京為替:ドル・円は軟調、ドル売り圧力継続
12日の東京市場でドル・円は軟調。米インフレ指標の鈍化とトランプ政権の高関税政策への強硬姿勢でドル買いが先行し、144円54銭から下落基調に。143円台の買戻しでやや持ち直す場面もあったが、午後はドル売り再開により143円63銭まで値を下げた。・ユーロ・円は166円05銭から165円49銭まで下落。・ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1532ドルまで値を上げた。・日経平均株価:始値38,324.93円、高値38,407.57円、安値38,102.05円、終値38,173.09円(前日比248.10円安)・17時時点:ドル・円143円80-90銭、ユーロ・円165円80-90銭【要人発言】・中国商務省報道官「レアアース管理に関するコミュニケーションを強化へ」「レアアース輸出許可の発給を継続して拡大」・リーブス英財務相「歳出計画は財源を確保しており、財政規律とも整合的」・イラン革命防衛隊「いかなるシナリオにも対応する準備、軍事戦略も」・トランプ米大統領「現在は日本と韓国と交渉中」「貿易交渉の期限延長の用意はあるが、必要とは考えていない」「EUは交渉を望んでいる」「2週間以内に一方的に関税率を設定する」【経済指標】・日・4-6月期景況判断BSI大企業全産業:-1.9(前回:2.0)・英・4月鉱工業生産:前月比-0.6%(予想:-0.5%、3月:-0.7%)・英・4月商品貿易収支:-232.06億ポンド(予想:-207億ポンド、3月:-198.69億ポンド)
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2025/06/12 17:17
注目トピックス 市況・概況
当然の一服、SQ通過後は押し目狙いの買いが入りやすく【クロージング】
*16:50JST 当然の一服、SQ通過後は押し目狙いの買いが入りやすく【クロージング】
12日の日経平均は5営業日ぶりに反落。248.10円安の38173.09円(出来高概算15億2000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落したことや円安が一服していることから、当面の利益を確保する売りが先行。前場終盤にかけて下げ幅を広げ、38102.05円まで水準を切り下げた。トランプ米大統領は「2週間以内に一方的に関税率を設定する」と米メディアが報じたことで、積極的な売買は手控えられ、売り一巡後は38100円~38200円辺りでのこう着が続いた。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が全体の6割を占めた。セクター別では、石油石炭、鉱業、機械、銀行、その他製品など12業種が上昇。一方、サービス、輸送用機器、化学、ガラス土石、金属製品など20業種が下落。その他金融が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、KDDI<9433>、コナミG<9766>、ニトリHD<9843>、三菱重<7011>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、信越化<4063>、アドバンテス<6857>が軟調だった。前日の米国市場は、中東情勢の緊迫化などを背景に売りが先行し、主要な株価指数は下落。東京市場にもこの流れが波及する形になった。さらに前述の通り、トランプ米大統領が「2週間以内に一方的に関税率を設定する」と米メディアが報じたことで、関税政策に対する懸念から円相場が円高に振れたことも投資マインドを悪化させ、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。連日の株価上昇の反動から、当然の一服と言えるだろう。明日は6月限のメジャーSQとなるが、38000円を上回っての着地になるとみられ、SQ通過後は押し目狙いの買いが入りやすくなりそうだ。また、G7サミットを控えるなか、日米首脳会談での関税交渉への期待感から仕掛け的な売りは入りにくいと考えられる。SQ値を上回っての推移をみせてくることができれば、センチメント改善につながるだろう。中東の地政学リスクの高まりは警戒されるものの、防衛関連への物色は材料株ではなく、三菱重など主力大型株が中心になっており、地合いは悪くない。
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2025/06/12 16:50
注目トピックス 市況・概況
日経VI:上昇、株価下落で警戒感広がる
*16:35JST 日経VI:上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+0.72(上昇率3.16%)の23.52と上昇した。なお、高値は24.13、安値は22.72。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。市場では、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとする向きが多い中、今日は取引開始後に株価が軟調な動きとなったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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2025/06/12 16:35
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物概況:方向感乏しく3日ぶりに反落
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:方向感乏しく3日ぶりに反落
6月12日の東証グロース市場250指数先物(6月限)は前営業日比1pt安の765pt。なお、高値は769pt、安値は763pt、日中取引高は3267枚。前日11日の米国市場のダウ平均は小幅反落。対中通商の合意成立を好感し、寄り付き後、上昇。消費者物価指数(CPI)も予想を下回る伸びに留まり年内の利下げ期待を受けて、続伸した。終盤にかけて、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられると中東地政学的リスクを警戒し、下落に転じ終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比1pt高の767ptからスタートした。朝方は堅調な始まりとなったものの、上値が重く、小動きながら徐々に値を消す展開。東京市場全体が弱含む中、相対的な強さは維持したものの、利食い売り圧力も高く、伸び悩む格好となった。一方で、5日移動平均線のサポートが意識され、下値を売り込むこともなく、方向感の乏しい動きが継続。引けにかけてやや値を戻し、3日ぶりの反落となる765ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、GENDA<9166>やSyns<290A>などが下落した。
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2025/06/12 16:30
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東京為替:ドル・円は安値もみ合い、ドル売り圧力継続
*16:17JST 東京為替:ドル・円は安値もみ合い、ドル売り圧力継続
12日午後の東京市場でドル・円は143円80銭付近と、安値圏でのもみ合い。米インフレ鈍化で米金利安に振れたほか、高関税政策への警戒感でドル売りに振れやすい地合いが続く。一方、中東情勢の緊張で地政学リスクを意識した円買いが下押し要因に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円68銭から144円54銭、ユーロ・円は165円65銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1532ドル。
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2025/06/12 16:17
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:サービス業が下落率トップ
*16:16JST 東証業種別ランキング:サービス業が下落率トップ
サービス業が下落率トップ。そのほか化学工業、輸送用機器、ガラス・土石製品、金属製品なども下落。一方、石油・石炭製品が上昇率トップ。そのほか鉱業、機械、銀行業、その他製品なども上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 石油・石炭製品 / 1,697.9 / 1.672. 鉱業 / 608.73 / 1.223. 機械 / 3,462.34 / 1.104. 銀行業 / 383.13 / 0.665. その他製品 / 6,841.52 / 0.636. 情報・通信業 / 6,533.29 / 0.297. 食料品 / 2,281.59 / 0.218. 倉庫・運輸関連業 / 3,911.4 / 0.169. 不動産業 / 2,045.72 / 0.1310. ゴム製品 / 4,465.84 / 0.1011. 水産・農林業 / 566.68 / 0.1012. 海運業 / 1,774.6 / 0.0313. その他金融業 / 1,003.31 / 0.0014. 電力・ガス業 / 470.85 / -0.0115. 証券業 / 601.58 / -0.0216. 医薬品 / 3,453.19 / -0.0417. 建設業 / 1,933.1 / -0.1918. 陸運業 / 2,017.31 / -0.2419. 保険業 / 2,790.95 / -0.2720. 卸売業 / 3,760.67 / -0.3321. 繊維業 / 771.14 / -0.4422. 非鉄金属 / 1,654.46 / -0.4523. 精密機器 / 10,840.91 / -0.4524. 電気機器 / 4,901.61 / -0.5025. 小売業 / 2,020.73 / -0.6126. 空運業 / 231.52 / -0.7227. 鉄鋼 / 673.41 / -0.7328. パルプ・紙 / 504.85 / -0.8029. 金属製品 / 1,463.68 / -0.8030. ガラス・土石製品 / 1,327.16 / -0.9031. 輸送用機器 / 4,198.57 / -0.9232. 化学工業 / 2,304.39 / -0.9233. サービス業 / 3,051.3 / -1.87
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2025/06/12 16:16
注目トピックス 市況・概況
6月12日本国債市場:債券先物は139円33銭で取引終了
*15:49JST 6月12日本国債市場:債券先物は139円33銭で取引終了
[今日のまとめ]<円債市場>長期国債先物2025年6月限寄付139円41銭 高値139円45銭 安値139円28銭 引け139円33銭2年 472回 0.741%5年 178回 1.001%10年 378回 1.439%20年 192回 2.381%12日の債券先物6月限は139円41銭で取引を開始し、139円33銭で引けた。<米国債概況>2年債は3.94%、10年債は4.41%、30年債4.91%近辺で推移。債権利回りは低下。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.52%、英国債は英国債は4.55%、オーストラリア10年債は4.23%、NZ10年債は4.55%近辺で推移。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・15:00 英・4月鉱工業生産(予想:前月比-0.5%、3月:-0.7%)・15:00 英・4月商品貿易収支(予想:-207億ポンド、3月:-198.69億ポンド)・21:30 米・5月生産者物価コア指数(予想:前年比+3.1%、4月:+3.1%)・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:24.2万件、前回:24.7万件)海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間
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2025/06/12 15:49
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前日比248.10円安の38173.09円
*15:34JST 日経平均大引け:前日比248.10円安の38173.09円
日経平均は前日比248.10円安の38173.09円(同-0.65%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比5.75pt安の2782.97pt(同-0.21%)。
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2025/06/12 15:34
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、安値更新後は買戻しも
*15:29JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、安値更新後は買戻しも
12日午後の東京市場でドル・円は一時143円68銭まで下げ、本日安値を更新した。その後ドルはやや買い戻され、143円80銭台で下げ渋る。一方、中東情勢の緊張でアジア株は全般的に弱含み、リスク回避的な円買いが主要通貨を下押しする展開が続く。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円68銭から144円54銭、ユーロ・円は165円65銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1532ドル。
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2025/06/12 15:29
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は安値圏、ユーロ・ドルはじり高
*14:53JST 東京為替:ドル・円は安値圏、ユーロ・ドルはじり高
12日午後の東京市場でドル・円は143円70銭台と、本日安値圏でのもみ合い。ドル売りに振れやすいなか、ユーロ・ドルは1.1530ドル付近に上値を伸ばしている。一方、中東情勢の不安定化でリスク回避の円買いも強まり、クロス円も弱含む展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1529ドル。
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2025/06/12 14:53
注目トピックス 市況・概況
日経平均は240円安、企業決算や米PPIに関心
*14:52JST 日経平均は240円安、企業決算や米PPIに関心
日経平均は240円安(14時50分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>などがマイナス寄与上位となっており、一方、KDDI<9433>、コナミG<9766>、東エレク<8035>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、サービス業、化学、輸送用機器、ガラス土石製品、鉄鋼が値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、機械、その他製品、銀行業が値上がり率上位となっている。日経平均は戻りの鈍い展開が続いている。今日はこの後、タイミー<215A>、神戸物産<3038>などが決算発表を予定している。米国では今晩、5月の米生産者物価指数(PPI)、週間の米新規失業保険申請件数が発表され、また、米30年物国債の入札が実施される。
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2025/06/12 14:52
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
*14:07JST 日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+1.01(上昇率4.43%)の23.81と上昇している。なお、今日ここまでの高値は24.13、安値は22.72。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。市場では、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとする向きが多い中、今日は取引開始後に株価が軟調な動きとなっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2025/06/12 14:07
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は変わらず、米インフレにらみ
*14:06JST 東京為替:ドル・円は変わらず、米インフレにらみ
12日午後の東京市場でドル・円は144円付近と、ほぼ変わらずの値動き。前日の米消費者物価指数(CPI)は想定ほど加速せず、インフレ鈍化の思惑からドル売りに振れやすい。一方、ドルは142円台で値ごろ感による買戻しが入り、下値の堅さが目立つ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1525ドル。
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2025/06/12 14:06
注目トピックス 市況・概況
日経平均は239円安、積極的な買いは限定的
*13:52JST 日経平均は239円安、積極的な買いは限定的
日経平均は239円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>などがマイナス寄与上位となっており、一方、コナミG<9766>、KDDI<9433>、ニトリHD<9843>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、サービス業、輸送用機器、鉄鋼、金属製品、ガラス土石製品が値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、機械、その他製品、銀行業が値上がり率上位となっている。日経平均は戻りの鈍い展開となっている。前場の日経平均が下値の堅い展開だったことから、押し目買いが見られるが、ダウ平均先物が時間外取引で軟調なこともあり、積極的な買いは限定的のようだ。
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2025/06/12 13:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、ドルに買戻し
*13:46JST 東京為替:ドル・円は小動き、ドルに買戻し
12日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、144円付近でのもみ合い。142円台はドルに買戻しが入りやすく、下値の堅さが目立つ。ただ、米トランプ政権による関税政策の強硬姿勢でドル売り圧力は続き、ユーロ・ドルは1.15ドル台で底堅く推移。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1525ドル。
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2025/06/12 13:46
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ一服、ドル売り圧力は継続
*13:11JST 東京為替:ドル・円は下げ一服、ドル売り圧力は継続
12日午後の東京市場でドル・円は下げ一服となり、144円付近にやや値を戻した。米10年債利回りや日経平均株価の下げ渋りで、ドル売り・円買いはいったん収束。ただ、米トランプ政権による関税政策の強硬姿勢でドル売り圧力は続いているもよう。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1525ドル。
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2025/06/12 13:11
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:伸び悩みか、高関税政策の強硬姿勢で売りも
*13:05JST 米国株見通し:伸び悩みか、高関税政策の強硬姿勢で売りも
(13時00分現在)S&P500先物 6,011.75(-17.25)ナスダック100先物 21,820.00(-67.50)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は135ドル安。米長期金利高は低下し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。11日の主要3指数は反落。ナスダックとS&Pは後半の失速で4日ぶりに下げ、ダウは1ドル安の42865ドルと小幅ながら再びマイナスに沈んだ。この日発表された消費者物価指数(CPI)はコア指数も含め予想ほど加速せず、インフレ鈍化を裏づけた。それを受け連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な政策姿勢への期待が広がり、買い先行。ただ、米中貿易交渉の合意が好感されたが、詳細を見極めたいムードが積極的な買いを抑制した。本日は伸び悩みか。今晩発表の生産者物価指数(PPI)は前回を上回る内容が予想されている。ただ、前日のCPI同様、想定ほどインフレが加速していない場合には、緩和シナリオに傾き相場を押し上げる見通し。長期金利の低下を背景に、好業績を発表したオラクルなどハイテクをはじめ幅広い買いが見込まれる。ただ、トランプ政権による高関税政策の強硬姿勢は売りを招くだろう。また、イランの核開発をめぐり中東で緊張が高まり、指数の上値を抑えるとみる。
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2025/06/12 13:05
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~売り優勢の展開で朝方に下げ幅広げる
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り優勢の展開で朝方に下げ幅広げる
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反落、売り優勢の展開で朝方に下げ幅広げる・ドル・円は軟調、ドル売り優勢・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>■日経平均は反落、売り優勢の展開で朝方に下げ幅広げる日経平均は反落。271.70円安の38149.49円(出来高概算7億2354万株)で前場の取引を終えている。前日11日の米国株式市場は反落。ダウ平均は1.10ドル安の42865.77ドル、ナスダックは99.11ポイント安の19615.88で取引を終了した。対中通商の合意成立を好感し、寄り付き後、上昇。消費者物価指数(CPI)も予想を下回る伸びに留まり年内の利下げ期待を受けて、続伸した。終盤にかけて、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられると中東地政学的リスクを警戒し、下落に転じた。米株式市場の動向を横目に、12日の日経平均は96.26円安の38324.93円と5日ぶり反落して取引を開始した。昨日の米主要株価指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなったほか、外為市場で昨日大引け後よりやや円高・ドル安に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となった。そのほか、前日まで4日続伸と株高が続いてきたため、利益確定売りも出やすく、朝方に下げ幅を広げると戻り鈍く本日安値圏での推移となった。個別では、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株が軟調に推移した。また、レーザーテック<6920>、トヨタ自動車<7203>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>などが下落した。そのほか、第1四半期営業減益スタートをマイナス視されたシーイーシー<9692>が大幅安、ベイカレント<6532>、キオクシアホールディングス<285A>、マネジメントソリューションズ<7033>などが値下がり率上位となった。一方、川崎重工業<7012>や三菱重工業<7011>、IHI<7013>のほか、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの金融株が堅調に推移。任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>、JT<2914>、ディスコ<6146>、サンリオ<8136>などが上昇した。ほか、今期の連続2ケタ増益・増配見通しを好感されたANYCOLOR<5032>が急騰、住友ファーマ<4506>、プロレド・パートナーズ<7034>、東邦チタニウム<5727>などが値上がり率上位となった。業種別では、サービス業、金属製品、輸送用機器が下落した一方で、鉱業、石油・石炭製品、その他製品が上昇した。後場の日経平均はマイナス圏で軟調に推移しそうだ。米国が中東地域から政府職員などの退避を始めたことが影響して原油価格が急騰したことも投資家心理を悪化させる要因となっている。また、トランプ米大統領が2週間以内に一方的に関税率を設定すると発表し、米関税政策の先行き不透明感を背景として手掛けにくい状況が続く中、買い戻しの動きは想定しにくい。■ドル・円は軟調、ドル売り優勢12日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、144円54銭から143円73銭まで値を下げた。米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、主要通貨は対ドルで強含む展開に。一方、中東情勢の緊張でリスク回避的な円買いも強まり、ドルを下押しした。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1525ドル。■後場のチェック銘柄・ピーバンドットコム<3559>、ジーダット<3841>など、9銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・5月消費者物価指数:前年比+2.4%(予想:+2.4%、4月:+2.3%)・米・5月消費者物価コア指数:前年比+2.8%(予想:+2.9%、4月:+2.8%)・米・5月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、4月:+0.2%)【要人発言】・トランプ米大統領「現在は日本と韓国と交渉中」「貿易交渉の期限延長の用意はあるが、必要とは考えていない」「EUは交渉を望んでいる」「2週間以内に一方的に関税率を設定する」<国内>・特になし<海外>・15:00 英・4月鉱工業生産(予想:前月比-0.5%、3月:-0.7%)・15:00 英・4月商品貿易収支(予想:-207億ポンド、3月:-198.69億ポンド)
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2025/06/12 12:39
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は軟調、ドル売り優勢
*12:17JST 東京為替:ドル・円は軟調、ドル売り優勢
12日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、144円54銭から143円73銭まで値を下げた。米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、主要通貨は対ドルで強含む展開に。一方、中東情勢の緊張でリスク回避的な円買いも強まり、ドルを下押しした。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1525ドル。【要人発言】・トランプ米大統領「現在は日本と韓国と交渉中」「貿易交渉の期限延長の用意はあるが、必要とは考えていない」「EUは交渉を望んでいる」「2週間以内に一方的に関税率を設定する」
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2025/06/12 12:17
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):住友ファーマ、ANYCOLOR、プロレドなど
*11:51JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):住友ファーマ、ANYCOLOR、プロレドなど
住友ファーマ<4506>:1035円(+150円)ストップ高。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価は560円から1200円にまで引き上げている。研究開発投資の原資確保に資する既存品の売上成長、中長期的な株主還元力のさらなる回復に資する新薬の研究開発進展などに伴い、幅広い投資家による株価評価の改善が進む可能性は高いとみているもよう。26年3月期営業利益は前期比2.5倍の708億円を予想、28年3月末の復配を想定しているようだ。プロレド<7034>:562円(+80円)ストップ高。グループ会社であるブルパス・キャピタルが運営するファンドの投資先のExitに係る損益表示を、これまでの営業外損益から売上高へ変更することになったとし、25年10月期業績予想の修正を発表している。営業損益は従来予想7.6億円の赤字でったが、一転、20.4億円の黒字に上方修正。また、未定としていた経常利益予想に関しても20.4億円の黒字予想としている。想定以上の業績インパクトと捉えられているようだ。邦チタニウム<5727>:1261円(+141円)大幅続伸。一部で、JX金属社長のインタビュー報道が伝わっている。その中では、親子上場関係にある持分法適用会社の同社との資本関係を見直す必要性を認識しており、今後の選択に完全子会社化や完全売却の可能性が含まれることを明らかにしたとされている。株式保有を通じて技術的なシナジーがある半面、スポンジチタンなど必ずしもそうではない面があるとも説明のもようだが、再編プレミアムを織り込む動きが先行へ。ANYCOLOR<5032>:4785円(+690円)一時ストップ高。前日に25年4月期の決算を発表、営業利益は163億円で前期比31.7%増となり、従来予想の154億円を上振れる着地になっている。また、26年4月期は190-200億円のレンジ予想、2ケタ増益の継続を見込んでいる。引き続きコマース領域の牽引を見込んでいるようだ。なお、配当方針として配当性向30%以上を目安にするとしており、26年4月期配当金は前期比5円増の70円を計画している。gumi<3903>:640円 カ -ストップ高買い気配。前日に25年4月期の決算を発表している。営業損益は3.7億円の黒字となり、前期50.4億円の赤字から黒字転換。モバイルオンラインゲーム事業における外注費や広告費の減少、ブロックチェーン事業における開発コストの減少などが背景。第3四半期までの進捗からは大きなサプライズはないとみられる。一方、約10億円のビットコイン購入完了、SBIHDと上場暗号資産運用ファンドの組成開始発表などは今後の期待材料に。ポート<7047>:1866円(+43円)続伸。系統用蓄電所事業の参入に向け、第一弾としてポート群馬伊勢崎蓄電所の商業運転を開始し、同事業の本格的な検証をスタートした。系統用蓄所事業は大規模な電力網に直接接続される蓄電システム。電力の需給バランスを調整する役割を担うことで、太陽光発電や?力発電などの再生可能エネルギーが拡大される中、今後ますます需要の拡大が見込まれる事業となる。26年3月期の系統用蓄電所事業における収益を計画数値としては保守的な想定で見込んでおり、初年度は赤字前提で業績予想に織り込んでいる。カルナバイオ<4572>:360円(+12円)続伸、年初来高値更新。同社が創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連して、導出先であるギリアド・サイエンシズとの共同出願特許について日本国特許庁より特許査定を受けたと発表した。契約締結時に一時金として0.20億ドル(約21億円)を受領したほか、開発状況や上市などの進捗に応じて追加的に最大で4.50億ドル(約630億円、1ドル140円で換算)のマイルストーン・ペイメントを、さらに、同プログラムにより開発された医薬品の上市後の売上高に応じたロイヤリティを受け取る。pluszero<5132>:3510円(+45円)続伸。11日の取引終了後に25年10月期第2四半期の業績を発表し、好材料視されている。売上高は7.97億円(前年同期比+37%)と通期目標+35%を上回り、下期偏重の計画の中で通期進捗率も48%と順調に推移、営業利益は2.90億円(前年同期比+105%)で、営業利益率は36%と業績予想を上回った。同社の所属する業界においてAI等の最新技術への関心が益々高まっており、製造業顧客及び情報通信業顧客向けのソリューションの提供を中心にプロジェクト型の契約件数等が堅調に増加した。
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2025/06/12 11:51
注目トピックス 市況・概況
6月のくりっく365、ドル・円は神経質な展開、南アフリカランド・円はじり高か
*11:38JST 6月のくりっく365、ドル・円は神経質な展開、南アフリカランド・円はじり高か
東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、5月の取引数量が前月比36.8%減の143万2313枚、1日の平均取引数量は6万5105枚と前月比で減少した。5月末時点の証拠金預託額は5296.46億円と前月比で17.28億円減少した。取引通貨量では、米ドル、メキシコペソ、トルコリラ、豪ドル、英ポンドの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、5月の取引数量が前月比57.9%減の319万3973枚、1日の平均取引数量は14万5270枚と前月比で大幅に減少した。月末時点の証拠金預託額は923.20億円となり、前月比で6.88億円の増加となった。取引数量トップは米ドル・円で58万6110枚(前月比32.1%減)であった。5月8日に発表された米英貿易協定合意や、12日に米国と中国が関税引き下げで合意したことをきっかけにトランプ関税政策への過度な警戒感が後退。ドル・円は一時1ドル=148円半ばまで上昇した。ただ、14日に米韓が通貨政策を協議したとの報道を材料に韓国ウォンが対米ドルで急騰し、ドル・円相場にも影響が波及。月後半は再び円買い・ドル売りが強まる地合いとなった。米国で関税が違法と判断されたことで一時的に円売り・ドル買いへ転じる場面はあったものの、米国の財政不安などを背景にドル買いが控えられる地合いが続いた。メキシコペソ・円は16万1432枚(前月比26.2%減)であった。5月15日にメキシコ銀行(中央銀行)は7会合連続となる利下げを決定し、足元のペソ高の流れは一旦歯止めがかかる形となった。利下げ幅は2月、3月に続き50bpだった。中銀は今後の会合でも利下げを検討する可能性が示唆しており、6月会合でも50bpの大幅利下げを行うとの見方がある一方で、4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.93%上昇と中央銀行の目標レンジ(3%±1%)に収まったとはいえ予断を許さない状況だったため、トランプ関税による影響から利下げサイクル継続が難しくなる可能性を指摘する声も聞かれ、ペソ・円は下げ渋った。6月のドル・円は神経質な展開か。引き続きトランプ関税を巡る動きに関心が集まり、不透明感が払拭されるまではドルの買いづらい状況が続くとみる。また、米国の財政不安から長期金利上昇がドル安要因となっており、ドル・円は上がりづらいだろう。月半ばに主要7カ国首脳会議(G7)や日米の金融政策決定会合を控えているため、ドルの買い戻しを強める局面となるかどうか注目となりそうだ。南アフリカランド・円はじり高か。5月29日に南アフリカ準備銀行(中央銀行)は25bpの利下げを決定し、足元のランド高基調は一服した。インフレ見通しを下方修正しており、金融緩和への慎重姿勢を弱めたことはランド売り材料となろう。ただ、下落が見込まれるドルやユーロを調達通貨とする新興国通貨のキャリートレード人気が再燃しており、ランドが買われる状況は続く可能性がある。
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2025/06/12 11:38
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は一時144円を下回る
*09:59JST 東京為替:ドル・円は一時144円を下回る
12日午前の東京市場で米ドル・円は144円05銭近辺で推移。144円57銭から143円96銭まで下落。ユーロ・ドルは下げ渋り、1.1485ドルから1.1527ドルまで反発。ユーロ・円は上げ渋り、166円09銭から165円86銭まで値下がり。
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2025/06/12 09:59
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:gumiやANYCOLORに注目
*09:12JST 個別銘柄戦略:gumiやANYCOLORに注目
昨日11日の米株式市場でNYダウは1.10ドル安の42,865.77、ナスダック総合指数は99.11pt安の19,615.88、シカゴ日経225先物は大阪日中比105円安の38,335円。為替は1ドル=144.50-60円。今日の東京市場では、25年4月期営業利益が3.70億円と前期の50.40億円の赤字から黒字に転じたgumi<3903>、営業利益が前期比31.7%増・今期16.7-22.9%増予想と発表したANYCOLOR<5032>、26年3月期第1四半期に固定資産売却益3.53億円を特別利益として計上すると発表した力の源HD<3561>、DX支援のWalkMeと協業体制を発足すると発表したニーズウェル<3992>、京阪バス枚方営業所にカメラ画像認識による入出庫管理システムを導入したと発表したFIG<4392>、東証スタンダードでは、第1四半期営業利益が46.3%増となったイムラ<3955>、営業利益が前期5.5%減だが今期28.3%増予想と発表したテンポスHD<2751>、発行済株式数の1.07%上限の自社株買いと買付け委託を発表したサイバリンクス<3683>、株主優待制度の一部変更を発表したデリカフHD<3392>、中期経営計画を発表したヴィス<5071>、迷惑情報データベースを活用したauひかり電話「迷惑電話発着信ブロック」が6カ月間無料提供されると発表したトビラシステムズ<4441>、群馬県伊勢崎市における系統用蓄電所の商業運転を開始したと発表したポート<7047>、などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が7.0%減となったシーイーシー<9692>、第3四半期累計の営業利益が13.93億円と上期の9.90億円から伸び悩んだサムコ<6387>、東証スタンダードでは、25年10月期業績予想を下方修正したギグワークス<2375>などは軟調な展開が想定される。
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2025/06/12 09:12
注目トピックス 市況・概況
日経平均は35円安、寄り後は下げ幅縮小
*09:10JST 日経平均は35円安、寄り後は下げ幅縮小
日経平均は35円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=144円20銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で主出株などの買い手控え要因となった。さらに、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、米中通商協議には先行き不透明感も指摘されているが、ひとまず進展を好感する買いが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を縮小している。
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2025/06/12 09:10
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~押し目狙いのスタンスに~
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~押し目狙いのスタンスに~
12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■押し目狙いのスタンスに■サムコ、3Q営業利益 7.9%増 13.93億円■前場の注目材料:安川電機、サクラ精機と医療具を自動仕分け、感染防止ロボシステム■押し目狙いのスタンスに12日の日本株市場は、利食い先行で始まるも、その後はこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。11日の米国市場は、NYダウが1ドル安、ナスダックは99ポイント安だった。5月の米消費者物価指数(CPI)は予想を下回る伸びにとどまったことで、年内の利下げ期待が高まり買い先行で始まった。その後、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられ、中東の地政学的リスクへの警戒から利益確定の売りが入った。シカゴ日経225先物は大阪比105円安の38335円。円相場は1ドル=144円30銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ただ、日経225先物はナイトセッションで一時38750円まで買われる場面もみられ、ボリンジャーバンドの+3σに接近している。その後は終盤にかけて軟化しているが、+2σ水準での底堅さが意識されてくるようだと、上へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。メジャーSQを控えてトレンドは出にくい需給状況であるが、いったんトレンドが出てくるとヘッジ対応の動きが強まりやすい。米国市場は下落に転じたが、中国は米国の自動車メーカーや製造業者向けのレアアース輸出許可に6カ月の制限を設ける方針と報じられたことが重荷になった。もっとも、NYダウは一時3月以来の水準を回復したこともあり、利食いの範囲内である。反対に5月の米CPIが予想を下回ったことで過度なインフレ懸念は和らいでいることで、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。物色は値がさハイテク株の利食い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目を拾いたいところ。メジャーSQ前でこう着感が強まる局面においては、中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。また、昨日の取引終了後に決算を発表したテンポスHD<2751>、Casa<7196>、ANYCOLOR<5032>、モイ<5031>、イムラ<3955>の動向も注目される。■サムコ、3Q営業利益 7.9%増 13.93億円サムコ<6387>が発表した2025年7月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比8.4%増の62億4100万円、営業利益は同7.9%増の13億9300万円だった。化合物半導体分野においては、通信関連等の光デバイス用途が好調であった一方、前第3四半期を牽引した高周波デバイス用途の大口販売をカバーできず。シリコン半導体分野においては、シリコンフォトニクス用途(導波路等)の堅調に加え、シリコンウェハーの欠陥解析用途などの売上があった。電子部品分野においては、高周波フィルター用途の販売に加え、量子デバイス用途やセンサ用途などが増加。■前場の注目材料・米CPI予想下回りインフレ懸念後退・日経平均株価は上昇(38421.19、+209.68)・米長期金利は低下・米原油先物相場は上昇(68.15、+3.17)・活発な自社株買い・東証による企業価値向上の要請・安川電機<6506>サクラ精機と医療具を自動仕分け、感染防止ロボシステム・日立<6501>課題解決を拡大へIoT基盤に生成AI活用、投資家説明会・SOMPOHD<8630>損害保険ジャパン、不正アクセスで最大1750万件情報漏えい・伊藤忠<8001>海外製薬の国内参入支援・NOK<7240>中国に技術拠点、現地主導で開発期間短縮・クボタ<6326>タイ拠点拡張、東南ア向け農機開発加速・ブラザー工業<6448>インド西部に拠点、工作機械サポート・KDDI<9433>通信大手、首都・関西圏にDC新設、AI関連取り込み・多木化学<4025>シリカ×アルミナで結合剤、アルカリ性ゾルを開発・住友ベーク<4203>半導体の放熱性向上、パッケージ基板材を開発・日特殊陶<5334>日立プラントサービスと26年にCO2液化を実証、農業・工業で活用・ダイキン工業<6367>アスエネと提携、北米で温室ガス削減支援・東邦ガス<9533>豊田通商などと名古屋港の水素供給インフラ設計・検証・JR東日本<9020>信号復旧に生成AI、再開までの時間半減・ロート製薬<4527>愛媛大学と、光老化抑制効果を発見、ヒアルロン酸成分に☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 4-6月期景況判断BSI大企業全産業(前回:2.0)<海外>・特になし
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2025/06/12 08:44
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低い見通し
*08:17JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。ただ、その後は上げ渋っている。欧州中央銀行(ECB)による利下げサイクルは終了したが、ユーロ圏経済の先行き不安が一段と強まる可能性は低いため、リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米国の関税措置・米長期金利の高止まり・欧州諸国の政治不安【ユーロ買い要因】・米長期金利の低下・ECBの金融緩和サイクルは終了との見方・欧州諸国の財政拡大計画
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2025/06/12 08:17
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米中協議の進展を受けてドルは下げ渋る可能性
*08:13JST 今日の為替市場ポイント:米中協議の進展を受けてドルは下げ渋る可能性
11日のドル・円は、東京市場では144円66銭から145円25銭まで反発。欧米市場では145円46銭まで買われた後、144円33銭まで反落し、144円59銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に144円台で推移か。米中協議で一定の進展があったことから、ドルは下げ渋る可能性がある。報道によると、ベッセント米財務長官は6月11日、相互関税の上乗せ部分の90日間停止について、合意が得られないままこの期限を迎えた場合、交渉している貿易相手国・地域に対し期限を先送りする用意があると述べた。ベッセント財務長官は議会下院の歳入委員会で「欧州連合(EU)を含め、誠意を持って交渉している国・地域については、誠意ある交渉を継続するために、期限を先送りする可能性が極めて高い」と述べた。市場参加者の間からは「相互関税上乗せの停止期限延長の対象には日本を含めたアジア諸国も含まれる可能性が高い」、「まだ楽観視はできないが、世界経済の不確実性は低下しつつある」との声が聞かれている。
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2025/06/12 08:13
注目トピックス 市況・概況
11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは1ドル安、利下げ期待も中東地政学的リスクが相殺
*08:07JST 11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは1ドル安、利下げ期待も中東地政学的リスクが相殺
■NY株式:NYダウは1ドル安、利下げ期待も中東地政学的リスクが相殺米国株式市場は反落。ダウ平均は1.10ドル安の42865.77ドル、ナスダックは99.11ポイント安の19615.88で取引を終了した。対中通商の合意成立を好感し、寄り付き後、上昇。消費者物価指数(CPI)も予想を下回る伸びに留まり年内の利下げ期待を受けて、続伸した。終盤にかけて、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられると中東地政学的リスクを警戒し、下落に転じ終了。セクター別では不動産管理・開発が上昇した一方、小売が下落した。先進原子力技術企業のオクロ(OKLO)はアラスカのアイリエルソン空軍基地への電力供給契約を獲得したと発表し、上昇。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は中国の地域の成長活力を与えるべく、マイノリティ株売却を検討しており多くの関心が寄せられていると最高経営責任者(CEO)が明らかにし、上昇。電力インフラ会社のタレン・エナジー(TLN)はオンライン小売のアマゾン(AMZN)とデータセンター用に原子力協定を提携し大幅高。航空機メーカーのロッキード・マーチン(LMT)はトランプ政権がF35戦闘機受注を半減したため、売られた。ペットフード、ペット関連製品のオンライン小売チューイ(CHWY)は第1四半期の決算で示した通期売上見通しが予想に満たず、下落。防衛・宇宙事業を手がけるボイジャー・テクノロジーズ(VOYG)はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場、新規株式公開(IPO)価格を大幅に上回り取引を終了した。ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回ったほか、四半期配当発表で時間外取引で買われている。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米5月コアCPIは予想外に鈍化、利下げ観測強まりドル反落11日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円46銭まで上昇後、144円33銭まで下落し、144円62銭で引けた。トランプ米大統領が中国との通商協議での合意成立をソーシャルメディアで明らかにしたためリスク選好の円売り・ドル買いが優勢となった。その後発表された米5月消費者物価指数(CPI)のコア指数が予想外に鈍化し、利下げ観測が強まったほか、10年債入札が堅調で長期金利が低下に伴いドル売りに転じた。その後、米高官がイラク、バグダッドの大使館スタッフ一部退去命令を用意しているとの報道で中東の地政学的リスク上昇を警戒し、リスク回避の円買いが再開。ユーロ・ドルは1.1429ドルから1.1500ドルまで上昇し、1.1484ドルで引けた。ユーロ・円は165円70銭へ下落後、166円42銭まで上昇。米中通商協議合意を好感し、リスク選好の円売りが強まったのち、中東地政学的リスク上昇懸念に伸び悩んだ。ポンド・ドルは1.3488ドルから1.3567ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8230フランから0.8185フランまで下落した。■NY原油:大幅高で68.15ドル、中東情勢の悪化を警戒した買いが入るNY原油先物7月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:68.15 ↑3.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+3.17ドル(+4.88%)の68.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.60ドル-68.37ドル。イラク及び中東情勢の悪化を警戒した買いが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に68ドルを挟んだ水準で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 44.73ドル -0.36ドル(-0.79%)モルガン・スタンレー(MS) 131.81ドル -0.01ドル(0.00%)ゴールドマン・サックス(GS)624.17ドル +9.30ドル(+1.51%)インテル(INTC) 20.68ドル -1.40ドル(-6.34%)アップル(AAPL) 198.78ドル -3.89ドル(-1.91%)アルファベット(GOOG) 178.79ドル -1.22ドル(-0.67%)メタ(META) 694.14ドル -8.26ドル(-1.17%)キャタピラー(CAT) 363.14ドル +4.57ドル(+1.27%)アルコア(AA) 28.74ドル -0.02ドル(-0.06%)ウォルマート(WMT) 95.80ドル -1.52ドル(-1.56%)
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2025/06/12 08:07
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物見通し:底堅い動きか
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:底堅い動きか
本日の東証グロース市場250指数先物は、底堅い動きを見込む。前日11日のダウ平均は1.10ドル安の42865.77ドル、ナスダックは99.11pt安の19615.88ptで取引を終了した。対中通商の合意成立を好感し、寄り付き後、上昇。消費者物価指数(CPI)も予想を下回る伸びに留まり年内の利下げ期待を受けて、続伸した。終盤にかけて、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられると中東地政学的リスクを警戒し、下落に転じ終了。下落した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、底堅い動きを見込む。外部環境に大きな変化がないことに加え、グロース市場固有の材料も乏しいが、プライム市場などと比べた相対的な強さを発揮しており、指数・個別とも短期資金の受け皿として機能している。5日移動平均線が下値サポートと意識されており、同線キープなら、急落リスクも少ないと思われ、高値更新の期待もある。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比3pt高の769ptで終えている。上値のメドは780pt、下値のメドは760ptとする。
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2025/06/12 08:05
注目トピックス 市況・概況
NY原油:大幅高で68.15ドル、中東情勢の悪化を警戒した買いが入る
*07:35JST NY原油:大幅高で68.15ドル、中東情勢の悪化を警戒した買いが入る
NY原油先物7月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:68.15 ↑3.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+3.17ドル(+4.88%)の68.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.60ドル-68.37ドル。イラク及び中東情勢の悪化を警戒した買いが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に68ドルを挟んだ水準で推移した。
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2025/06/12 07:35