注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
日経VI:低下、株価堅調で警戒感が後退
*16:35JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-2.23(低下率8.13%)の25.21と低下した。なお、高値は25.80、安値は24.72。先週末の米株式市場で主要指数が下落したが、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。引き続き中東の地政学リスクに対する警戒感があるものの、先週末の東京市場で株価が下落したことから、中東情勢の緊迫化はある程度株価に織り込まれているとの見方が多かった。こうした中、今日は取引開始後も株価が底堅く推移したことからボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退。日経VIは終日、先週末の水準を下回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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2025/06/16 16:35
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物概況:カントリーローテーションも観測され急反発
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:カントリーローテーションも観測され急反発
6月16日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比13pt高の757pt。なお、高値は758pt、安値は748pt、日中取引高は1844枚。先週末の米国市場のダウ平均は反落。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比4pt高の748ptからスタートした。朝方から買い優勢で推移し、徐々に上げ幅を拡大。日本市場全体の買い戻し機運の高まりに加え、地政学リスクの高まりを受けた、「欧米株売り・日本株買い」のカントリーローテーションも観測され、終日堅調な値動きとなった。14時ごろからは高値もち合いに終始し、急反発となる757ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、Syns<290A>やハートシード<219A>などが上昇した。
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2025/06/16 16:30
注目トピックス 市況・概況
アドバンテスが日経平均をけん引【クロージング】
*16:25JST アドバンテスが日経平均をけん引【クロージング】
16日の日経平均は3営業日ぶり大幅反発。477.08円高の38311.33円(出来高概算16億株)で取引を終えた。中東情勢の地政学リスクは警戒されるものの、前週末の下げで織り込んでいたほか、円高一服を映して買い戻しの動きが優勢となった。38000円を回復して始まり、後場中盤に向けて上げ幅を広げ、38342.52円まで上値を伸ばした。主要7カ国首脳会議(G7サミット)にあわせて日米首脳会談が予定されており、日米交渉への期待なども買い戻しに向かわせたようだ。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1100を超えて全体の7割近くを占めた。セクター別では、卸売、非鉄金属、繊維製品、証券商品先物、倉庫運輸など26業種が上昇。一方、石油石炭、精密機器、パルプ紙、鉱業など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>が堅調だった半面、ダイキン<6367>、ネクソン<3659>、日東電工<6988>、テルモ<4543>が軟調だった。前週末の米国市場は、イスラエルのイラン空爆によりリスク回避姿勢が強まり、主要な株価指数は下落した。ただし、東京市場は買いが先行するなど、先週末の下落で織り込んでいたとの見方がされていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強さが目立っており、アドバンテスは1社で日経平均を217円超押し上げる形だった。ほか、中東情勢の緊迫化を受けた原油高が継続すれば、日本の貿易赤字が拡大し、円売り圧力が強まるとの見方から、円相場が円安方向に振れたことも支援材料となったようだ。地政学リスクの高まりに対しては防衛関連や海運などへの物色に向かわせるなどセンチメントは良好だった。日経平均は大幅に反発したものの、イスラエルとイランの攻防は続いており、米軍施設への攻撃など新たな展開への警戒感もあり、このまま上値を試す展開になると見る向きは少ないだろう。テクニカル面では、ボリンジャーバンドの+1(38165円)を突破し、+2σ(38545円)に接近してきた。+2σ水準では目先的な達成感も意識されやすいと考えられる。G7サミットで、米国と各国の関税交渉の行方を見極めたいほか、今週予定される日米の金融政策決定会合後も見極めたいところである。
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2025/06/16 16:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、ドル売り圧力継続
*16:13JST 東京為替:ドル・円は底堅い、ドル売り圧力継続
16日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、短期的に143円台に失速後は144円台を維持。中東情勢の緊迫化を受けた「有事のドル買い」は後退しており、ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルで強含む展開に。一方、欧州株高で円売りがドルを支える。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円97銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1575ドル。
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2025/06/16 16:13
注目トピックス 市況・概況
6月16日本国債市場:債券先物は138円93銭で取引終了
*15:50JST 6月16日本国債市場:債券先物は138円93銭で取引終了
[今日のまとめ]<円債市場>長期国債先物2025年9月限寄付139円18銭 高値139円22銭 安値138円92銭 引け138円93銭2年 472回 0.740%5年 178回 0.998%10年 378回 1.423%20年 192回 2.362%16日の債券先物9月限は139円18銭で取引を開始し、138円93銭で引けた。<米国債概況>2年債は3.97%、10年債は4.43%、30年債4.93%近辺で推移。債権利回りは上昇。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.54%、英国債は4.55%、オーストラリア10年債は4.23%、NZ10年債は4.61%近辺で推移。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・21:30 米・6月NY連銀製造業景況指数(予想:-6.0、5月:-9.2)海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間
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2025/06/16 15:50
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:卸売業が上昇率トップ
*15:47JST 東証業種別ランキング:卸売業が上昇率トップ
卸売業が上昇率トップ。そのほか非鉄金属、繊維業、証券業、倉庫・運輸関連業なども上昇。一方、石油・石炭製品が下落率トップ。そのほか精密機器、パルプ・紙、鉱業、医薬品なども下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 不動産業 / 1,402.25 / -0.872. 空運業 / 286.58 / -1.233. 保険業 / 964.09 / -1.294. 輸送用機器 / 2,571.39 / -1.605. 小売業 / 1,120.88 / -1.636. 情報・通信業 / 3,614.17 / -1.647. 医薬品 / 2,673.45 / -1.678. 銀行業 / 138.52 / -1.849. ゴム製品 / 2,978.42 / -1.8710. その他製品 / 2,741.62 / -1.8811. 精密機器 / 6,441.18 / -1.9012. 食料品 / 1,669.4 / -1.9313. その他金融業 / 562.27 / -2.1314. 建設業 / 1,053.17 / -2.2415. 化学工業 / 1,851.02 / -2.2716. 鉄鋼 / 397.32 / -2.2717. 陸運業 / 2,191.41 / -2.4318. ガラス・土石製品 / 954.88 / -2.4819. 機械 / 1,662.72 / -2.4820. 非鉄金属 / 843.1 / -2.4821. 金属製品 / 999.44 / -2.5022. 電力・ガス業 / 400.3 / -2.5323. 卸売業 / 1,450.23 / -2.5424. サービス業 / 2,090.6 / -2.6025. 電気機器 / 2,185.27 / -2.6426. 証券業 / 285.83 / -2.6727. パルプ・紙 / 494.8 / -2.6928. 水産・農林業 / 545.51 / -2.7029. 海運業 / 246.76 / -2.8530. 繊維業 / 608.88 / -3.4331. 鉱業 / 268.92 / -3.6232. 倉庫・運輸関連業 / 1,588.28 / -3.7533. 石油・石炭製品 / 1,103.55 / -4.37
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2025/06/16 15:47
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前週末比477.08円高の38311.33円
*15:44JST 日経平均大引け:前週末比477.08円高の38311.33円
日経平均は前週末比477.08円高の38311.33円(同+1.26%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前週末比20.66pt高の2777.13pt(同+0.75%)。
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2025/06/16 15:44
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、ドル売り一服
*15:10JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、ドル売り一服
16日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り。ドル売りが強まり、一時143円97銭まで下げたが、143円台は値ごろ感からドルに買戻しが入り144円台に再び戻した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を控え買戻しは限定的となっている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円97銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1561ドル。
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2025/06/16 15:10
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:下げ渋りか、中東に警戒も金融政策に期待
*15:00JST 米国株見通し:下げ渋りか、中東に警戒も金融政策に期待
(13時30分現在)S&P500先物 6,050.00(+18.50)ナスダック100先物 21,955.25(+94.50)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は90ドル高。米長期金利高は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。13日の主要3指数は急反落。下げ渋る場面もあったが、終盤は売り再開で大きく下げ、ダウは769ドル安の42197ドルで取引を終えた。イスラエルとイランの軍事衝突で緊張が高まるなか、幅広い売りが先行。この日発表された経済指標で、年初から低調な推移が続いていたミシガン大学消費者信頼感指数が予想外に改善を示し、減速懸念は後退。ただ、長期金利の上昇でエヌビディアなど主力ハイテクの売りが目立ち、相場を圧迫した。本日は下げ渋りか。イスラエルとイランの戦闘激化で中東情勢の不安定化が嫌気され、全般的に売られやすい地合いが続きそうだ。ただ、戦況次第では下げが一服しそうだ。今晩のNY連銀製造業景気指数はやや改善が予想され、製造業関連の買戻しの材料になりやすい。一方、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利据え置きが織り込まれているが、地政学リスクが今後の政策決定に影響を与える可能性もあり、議論を見極めようと過度な売りは抑制されようされよう。
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2025/06/16 15:00
注目トピックス 市況・概況
日経平均は438円高、G7サミットや日米首脳会談などに関心
*14:52JST 日経平均は438円高、G7サミットや日米首脳会談などに関心
日経平均は438円高(14時50分現在)。日経平均寄与度では、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>などがプラス寄与上位となっており、一方、ネクソン<3659>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、非鉄金属、卸売業、繊維製品、証券商品先物、電気・ガス業が値上がり率上位、石油石炭製品、精密機器、鉱業、医薬品、空運業が値下がりしている。日経平均はやや上値が重くなっている。米国では今晩、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数が発表される。また、主要7か国首脳会議(G7サミット)の討議が日本時間明日未明に始まる。さらに、日本時間の明日未明に日米首脳会談を行う方向で方向で調整していると伝えられており、市場の関心が高い。
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2025/06/16 14:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は軟化、ドル売り再開
*14:42JST 東京為替:ドル・円は軟化、ドル売り再開
16日午後の東京市場でドル・円は軟化し、144円付近に失速している。中東情勢の緊迫化による「有事のドル買い」は後退し、ドル売り再開によりユーロ・ドルは1.1560ドル付近に浮上した。ただ、日経平均株価の堅調地合いで円売りがドルをサポート。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円02銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1561ドル。
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2025/06/16 14:42
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は安値圏、買戻しは縮小
*14:13JST 東京為替:ドル・円は安値圏、買戻しは縮小
16日午後の東京市場でドル・円は144円20銭台と、本日安値圏に失速している。ドルは安値圏で買戻しが入りやすい半面、具体的な手がかりが乏しく、上昇は限定的。明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的に買いづらい展開。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円16銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1547ドル。
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2025/06/16 14:13
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは低下、株価堅調で警戒感が緩和
*14:10JST 日経平均VIは低下、株価堅調で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-2.49(低下率9.07%)の24.95と低下している。なお、今日ここまでの高値は25.80、安値は24.72。先週末の米株式市場で主要指数が下落したが、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。引き続き中東の地政学リスクに対する警戒感があるものの、先週末の東京市場で株価が下落したことから、中東情勢の緊迫化はある程度株価に織り込まれているとの見方が多かった。こうした中、今日は取引開始後も株価が堅調に推移していることからボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和。日経VIは先週末の水準を下回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2025/06/16 14:10
注目トピックス 市況・概況
日経平均は469円高、ダウ平均先物底堅く推移し安心感に
*13:52JST 日経平均は469円高、ダウ平均先物底堅く推移し安心感に
日経平均は469円高(13時50分現在)。日経平均寄与度では、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>などがプラス寄与上位となっており、一方、ネクソン<3659>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、非鉄金属、繊維製品、卸売業、電気・ガス業、鉄鋼が値上がり率上位、石油石炭製品、精密機器、鉱業、空運業、医薬品が値下がりしている。日経平均は上げ幅を広げている。前場の日経平均が38,000円を維持し底堅く推移したことや、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移していることなどが東京市場で安心感となっているもよう。一方、中東情勢への警戒感が継続していることに加え、日米首脳会談などを見守りたいとして上値追いには慎重な向きもある。
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2025/06/16 13:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、買戻しは限定的
*13:49JST 東京為替:ドル・円は小動き、買戻しは限定的
16日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、144円30銭台でのもみ合いが続く。中東情勢の不安定化で「有事のドル買い」に振れやすい。半面、日米中銀の政策決定を見極めるムードで積極的に動きづらく、現時点でドルの買戻しは限定的のようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円16銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1547ドル。
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2025/06/16 13:49
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、中東情勢と重要イベントを注視
*13:03JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、中東情勢と重要イベントを注視
16日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、午前の安値144円16銭からやや値を戻す展開が続く。ただ、イスラエルとイランの戦闘激化でリスク回避も、「有事のドル買い」がサポート。一方、日米中銀の政策決定を見極める展開で、ドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円16銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1547ドル。
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2025/06/16 13:03
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~円安進行が追い風に
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~円安進行が追い風に
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反発、円安進行が追い風に・ドル・円は下げ渋り、日本株高継続で・値上り寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>■日経平均は反発、円安進行が追い風に日経平均は反発。359.14円高の38193.39円(出来高概算7億4354万株)で前場の取引を終えている。前週末13日の米国市場でダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大。米株式市場の動向を横目に、6月16日の日経平均は前営業日比222.61円高の38056.86円と反発でスタートした。中東情勢を巡る警戒感は依然として残るものの、為替も朝方から円安方向に振れている他、トランプ米大統領がG7サミット期間中に新たな貿易合意を結ぶ可能性を示唆したと伝わるなか、リバウンド狙いの買いも入っているとみられる。ただ、買い一巡後は上値重く、前場の指数は高値圏でもみ合う展開となった。個別では、アドバンテ<6857>やディスコ<6146>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、ソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>、ファーストリテ<9983>などが上昇した。そのほか、第1四半期大幅増益で業績予想を上方修正した丹青社<9743>が急騰、アクシージア<4936>、ネオジャパン<3921>、アステリア<3853>などが値上がり率上位となった。一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、キーエンス<6861>、ソニーグループ<6758>、サンリオ<8136>などが下落した。ほか、大幅な業績下方修正がネガティブインパクトとなったLink-U グループ<4446>、今期の大幅減益見通しをネガティブ視された日本ハウスHD<1873>が急落。フリービット<3843>、エイチ・アイ・エス<9603>なども値下がり率上位となった。業種別では、鉄鋼、海運業、非鉄金属が上昇した一方で、石油・石炭製品、精密機器、空運業が下落した。後場の日経平均は堅調な値動きが続きそうだ。中東情勢の先行きを懸念した売りが限定的となる中、前週末の下落に対する買い戻しの動きや円安を好感する動きが継続する可能性がある。また、株主総会の集中日が接近する状況下、株主還元策などに対する期待感から売り手控えムードなども強まりやすいタイミングともいえる。ただ、今週は日米金融政策の決定が控えているほか、日米通商交渉の行方、中東情勢の見極めから積極的に買い進む動きも想定しづらく、後場も上値の重い展開が続くか注目しておきたい。■ドル・円は下げ渋り、日本株高継続で16日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。寄付きからドル売り先行で144円75銭から144円16銭まで一時下落。ただ、週明け東京株式市場で日経平均株価は堅調地合いを維持し、円買いは後退。ドルは値ごろ感から買戻しが入り、144円台を維持した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円16銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1547ドル。■後場のチェック銘柄・エムビーエス<1401>、デジタルグリッド<350A>など、8銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上り寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・中国・5月小売売上高:前年比+6.4%(予想: +4.9%、4月:+5.1%)・中国・5月鉱工業生産:前年比+5.8%(予想: +6.0%、4月:+6.1%)・中国・5月調査失業率:5.0%(予想:5.1%、4月:5.1%)【要人発言】・フォンデアライエン欧州委員長「私たちはロシアに対してさらなる圧力をかけなければならない」「制裁はロシアに圧力をかけるうえで極めて重要だ」<国内>・特になし<海外>・特になし
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2025/06/16 12:30
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):アクシージア、丹青社など
*12:25JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):アクシージア、丹青社など
<6966> 三井ハイテク 674 -81大幅反落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は34.7億円で前年同期比12.6%減となったが、据え置きの通期計画130億円、前期比18.8%減に対してはサプライズも限定的だったとみられる。一方、経常利益は為替差損の計上により14.8億円で前年同期比77.1%減と大幅減益、通期計画は前期比26.2%減の125億円である。なお、5-7月期は電機部品中心に前四半期比で減収減益の見通しともしている。。<9603> H.I.S. 1404 -138大幅続落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は67.2億円で前年同期比21.6%増となり、従来計画の61億円を上振れた。ただ、11-1月期の52.1億円、同61.1%増に対し、2-4月期は15.1億円で同34.1%の減益に転じる。通期会社計画120億円、前期比10.6%増に対して、市場予想は140億円程度の水準であり、2-4月期の大幅減益は想定外だったとみられる。海外事業が想定よりも伸び悩んだとみられる。<4936> アクシージア 486 +74大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は4.3億円で前年同期比55.3%の大幅減益となっている。ただ、通期予想は従来の2.1億円から4.4億円、前期比52.1%減に上方修正、見直しの動きへとつながっている。主力のインナーケア製品「AGドリンク」をリニューアル、それに伴い実施した施策が奏功したことで、粗利益率の高いAGドリンク売上が想定以上に伸長したもよう。なお、上半期は1.2億円で前年同期比80.9%減だった。<9743> 丹青社 1294 +196大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は45.5億円で前年同期比3倍の水準となり、上半期予想は従来の35億円から50億円、同2.6倍に、通期では60億円から75億円、前期比45.7%増に上方修正している。大阪・関西万博関連プロジェクトにおいて工期や原価上昇リスクが顕在化せず、収益性が改善したもよう。年間配当金も従来計画の60円から70円に引き上げ。大幅な収益上振れにポジティブなサプライズが先行。<3921> ネオジャパン 1851 +221大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は6.4億円で前年同期比47.6%増となっている。据え置きの通期予想は21.1億円で前期比7.9%増であり、想定以上の好進捗と評価されているようだ。主力ソフトウエア事業において、クラウドサービス、プロダクトなどが期初計画を上回り順調に推移しているもよう。また、粗利率の上昇に加えて、販管費の抑制も進んだようだ。<1401> mbs 1055 +105急騰、一時ストップ高。テレ東「ガイアの夜明け-インフラ危機に挑む」で画期的なインフラ補修技術によるNEXCO西日本の高速道路等での補修が紹介された。八潮市で発生した下水道管破損による道路陥没事故によりインフラ補修に関心が高まっている。下水道管や道路、橋等、高度経済成長期に整備されたインフラ全体の老朽化が進んでおり、社会インフラに危機が迫っている。同社の「スケルトン防災コーティング」は補修箇所の見える化を図り、補修の強度やコスト面も優れていることから、建設業界で注目されている。<7082> ジモティー 2320 +139続伸、年初来高値更新。13日の取引終了後に株式分割を行うことを発表し、好感されている。25年6月30日を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主の所有する普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割する。株式分割の目的は、株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資家がより投資しやすい環境を整え、同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることとしている。<168A> イタミアート 1080 +51反発。26年1月期第1四半期の業績を発表し、好材料視されている。売上高9.55億円(前年同期比16.6%増)、経常利益0.42億円(同254.5%増)と、大幅増収増益だった。飲食店や小売店のみならず、イベント会場の装飾などの販促需要が堅調に推移したほか、積極的なSEO対策やプロモーション活動を通じて、主要ECサイトでの流入数の安定的な確保を実現した。さらに、主要取引先への提携商品の強化や法人顧客への営業強化、インサイドセールスの活用などにより、売上拡大につながった。
<NH>
2025/06/16 12:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株高継続で
*12:20JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株高継続で
16日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。寄付きからドル売り先行で144円75銭から144円16銭まで一時下落。ただ、週明け東京株式市場で日経平均株価は堅調地合いを維持し、円買いは後退。ドルは値ごろ感から買戻しが入り、144円台を維持した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円16銭から144円75銭、ユーロ・円は166円35銭から166円87銭、ユーロ・ドルは1.1526ドルから1.1547ドル。【要人発言】・フォンデアライエン欧州委員長「私たちはロシアに対してさらなる圧力をかけなければならない」「制裁はロシアに圧力をかけるうえで極めて重要だ」【経済指標】・中国・5月小売売上高:前年比+6.4%(予想: +4.9%、4月:+5.1%)・中国・5月鉱工業生産:前年比+5.8%(予想: +6.0%、4月:+6.1%)・中国・5月調査失業率:5.0%(予想:5.1%、4月:5.1%)
<TY>
2025/06/16 12:20
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、原油高の影響残る
*10:26JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、原油高の影響残る
16日午前の東京市場で米ドル・円は144円30銭台で推移。イスラエルとイランの戦闘が続いているが、原油高を受けたドル買い・円売りが観測されている。ユーロ・ドルはもみ合いとなっており、1.1527ドルから1.1548ドルの範囲内で推移。ユーロ・円は166円03銭から166円87銭まで反発。
<MK>
2025/06/16 10:26
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル買い・円売りは一服
*10:01JST 東京為替:ドル買い・円売りは一服
16日午前の東京市場で米ドル・円は144円30銭台で推移。イスラエルとイランの戦闘が続いているが、原油高を受けたドル買い・円売りが観測されている。ユーロ・ドルはもみ合いとなっており、1.1527ドルから1.1548ドルの範囲内で推移。ユーロ・円は166円03銭から166円87銭まで反発。
<MK>
2025/06/16 10:01
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略: 丹青社やネオジャパンに注目
*09:41JST 個別銘柄戦略: 丹青社やネオジャパンに注目
先週末13日の米株式市場でNYダウは769.83ドル安の42197.79、ナスダック総合指数は255.65pt安の19406.83、シカゴ日経225先物は大阪日中比130円高の37,910円。為替は1ドル=144.30-40円。今日の東京市場では、第1四半期営業利益が47.6%増となったネオジャパン<3921>、上期営業利益が89.2%増と第1四半期の赤字からしたグッドコムA<3475>、25年7月期利益予想を上方修正したアクシージア<4936>、26年1月期業績と配当予想を上方修正した丹青社<9743>、配当方針を変更し25年10月期配当予想を上方修正したジェイ・エス・ビー<3480>、東証スタンダードでは、25年10月期業績と配当予想を上方修正し株主優待制度導?も発表したフィットイージー<212A>、第3四半期累計の営業利益が34.7%増と上期の13.5%増から増益率が拡大した楽待<6037>、営業利益が前期32.1%減だが今期3.1倍予想と発表したHEROZ<4382>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が70.5%減となったダブルエー<7683>、第1四半期営業利益が12.6%減となった三井ハイテク<6966>、上期営業利益が21.6%増と第1四半期の61.1%増から増益率が縮小したH.I.S.<9603>、上期営業利益が48.5%減と上期の24.1%減から減益率が拡大したくら寿司<2695>、営業利益が前期黒字転換だが今期32.3%減予想と発表した日本ハウスHD<1873>、東証スタンダードでは、通期予想の営業利益に対する上期の進捗率が17.3%にとどまったマーチャント<3121>、25年10月期売上高・営業利益・経常利益予想を下方修正したオハラ<5218>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2025/06/16 09:41
注目トピックス 市況・概況
日経平均は331円高、寄り後は上げ幅拡大
*09:12JST 日経平均は331円高、寄り後は上げ幅拡大
日経平均は331円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。先週末の米株式市場は中東の地政学リスクの高まりを受け主要指数が下落したが、中東情勢の緊迫化は東京市場ではすでに先週末13日にある程度株価に織り込まれており、日経平均は先週末までの2日間で600円近く下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。また、地政学リスクが高まる中で、円相場が落ち着いた推移となっていることも株式市場で安心感となった。さらに、日経平均は先週末現在で37,700円台半ばに位置する25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。一方、先週末の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の一段の緊迫化も警戒要因となった。さらに、今日から開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、日本時間17日未明の開催で調整されていると伝えられている日米首脳会談のほか、日銀金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)など、今週は重要イベントが多く控えており、これらの行方を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は上げ幅を拡大している。
<SK>
2025/06/16 09:12
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
*08:29JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。ただ、その後は上げ渋っている。欧州中央銀行(ECB)による利下げサイクルは終了したが、中東情勢の悪化が懸念されており、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米国の関税措置・米長期金利の高止まり・中東情勢の悪化【ユーロ買い要因】・米長期金利の低下・ECBの金融緩和サイクルは終了との見方・欧州諸国の財政拡大計画
<CS>
2025/06/16 08:29
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:リスク選好的な為替取引は抑制される可能性
*08:26JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的な為替取引は抑制される可能性
13日のドル・円は、東京市場では142円80銭から143円87銭まで反発。欧米市場では143円67銭から144円48銭まで反発し、144円10銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に144円を挟んだ水準で推移か。イスラエルとイランの戦闘継続でリスク選好的な為替取引は引き続き抑制される可能性がある。報道によると、ドイツのワデフル外相は6月15日、フランス、英国とともに核開発問題でイランと協議を行う用意があると表明した。ワデフル外相はドイツの公共放送(ARD)に対して、「ドイツはフランス、イギリスとともにイランに核開発プログラムに関する即時交渉を申し出ており、イラン側に受け入れられることを期待している」と述べた。なお、トランプ米大統領は15日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「われわれはイランとイスラエル間の合意を容易に成立させ、この紛争を終わらせることができる」との意見を伝えている。イランの核開発問題を巡る6回目の協議は中止されたが、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は14日に電話会談を行っており、市場参加者の間からは「この問題についてロシアがどのように対応するのか注目している」との声が聞かれている。
<CS>
2025/06/16 08:26
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物見通し:高値もち合いか
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:高値もち合いか
本日の東証グロース市場250指数先物は、高値もち合いを予想する。先週末のダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65pt安の19406.83ptで取引を終了した。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。下落した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、高値もち合いを予想する。中東情勢リスクが再燃している中、プライム市場が敬遠されれば、主力株と相関性の低下している新興市場が循環物色の対象となる可能性がある。日経平均が38000円処の水準で足踏みを強いられている状況下で、資金流出の起きていないグロース市場が相対的に選好される状況は続きそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比7pt高の751ptで終えている。上値のメドは760pt、下値のメドは745ptとする。
<SK>
2025/06/16 08:05
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:中新築住宅価格、中鉱工業生産指数、中小売売上高など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:中新築住宅価格、中鉱工業生産指数、中小売売上高など
<国内>日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)<海外>10:30 中・新築住宅価格(5月) -0.12%10:30 中・中古住宅価格(5月) -0.41%11:00 中・鉱工業生産指数(5月) 6.0% 6.1%11:00 中・小売売上高(5月) 4.9% 5.1%11:00 中・固定資産投資(都市部)(5月) 4.0% 4.0%11:00 中・調査失業率(5月) 5.1% 5.1%11:00 中・不動産投資(5月) -10.5% -10.3%11:00 中・住宅販売量(5月) -1.9%15:30 印・卸売物価指数(5月) 0.66% 0.85%20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週) 0.41%20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(6月) 7.54%20:25 ブ・週次景気動向調査21:00 ブ・経済活動(4月) 0.8%21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(6月) -7.0 -9.227:00 ブ・貿易収支(先週) 19.8億ドル印・貿易収支(5月、16日までに) -250.00億ドル -264.20億ドル主要7カ国首脳会議(G7サミット、17日まで)石油輸出国機構(OPEC)月報注:数値は市場コンセンサス、前回数値
<CS>
2025/06/16 06:30
注目トピックス 市況・概況
13日の米国市場ダイジェスト:NYダウは769ドル安、中東リスク高まる
*06:04JST 13日の米国市場ダイジェスト:NYダウは769ドル安、中東リスク高まる
■NY株式:NYダウは769ドル安、中東リスク高まる米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了した。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではエネルギーや自動車・自動車部品が上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)や同業RTX(RTX)は中東情勢の悪化を受けて需要増加の思惑にそれぞれ買われた。高級家具販売のRH(RH)は第1四半期決算決算で関税にもかかわらず予想外の黒字に転じたほか、通期の業績見通しを維持したことが好感され、上昇。ファーストフード・チェーンのマクドナルド(MCD)は鈍い客足を理由にアナリストが投資判断を下方修正し、下落。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)やノルウェージャンクルーズライン(NCLH)は地政学的リスク上昇で需要鈍化を警戒した売りに、それぞれ下落。航空会社のユナイテッド(UAL)、アメリカン航空(AAL)などは燃料費の上昇を警戒しそれぞれ下落した。クレジットカード会社のビザ(V)やマスターカード(MA)はディスカウント小売のウオルマート(WMT)やアマゾン(AMZN)などが手数料支払いを回避するため顧客の支払いでステーブルコインの使用を検討しているとの報道を受けて、下落。鉄鋼会社のUSスチール(X)は日本製鉄による買収不成立の可能性が報じられたため売られた。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は再び22に達し、5月23日来の高値を更新した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:中東情勢の緊迫化でドル反発13日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円48銭まで上昇後、143円84銭まで下落し、144円04銭で引けた。中東地政学的リスク上昇で質への逃避のドル買いが強まったのち、米6月ミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレの低下でドル買いが後退した。イランによるイスラエルへの報復攻撃を受けた株安に連れリスク回避の円買いも強まった。ユーロ・ドルは1.1500ドルから1.1570ドルまで上昇し、1.1543ドルで引けた。ユーロ・円は165円88銭から166円59銭まで上昇。イランがイスラエルに報復攻撃を行い中東地政学的リスク上昇懸念でリスク回避の動きに上昇も限定的となった。ポンド・ドルは1.3517ドルまで下落後、1.3603ドルまで反発。ドル・スイスは0.8140フランから0.8108フランまで下落した。■NY原油:大幅高、イスラエルとイランの戦闘拡大を懸念NYMEX原油8月限終値:71.29 ↑4.6513日のNY原油先物8月限は大幅高。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+4.65ドル(+6.98%)の71.29ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは67.11ドル-74.63ドル。イスラエルによるイランの戦闘拡大を受けて供給不安が高まっている。通常取引終了後の時間外取引では主に72ドルを挟んだ水準で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 44.09ドル -0.53ドル(-1.18%)モルガン・スタンレー(MS) 129.49ドル -2.43ドル(-1.84%)ゴールドマン・サックス(GS)613.54ドル -11.57ドル(-1.85%)インテル(INTC) 20.14ドル -0.63ドル(-3.03%)アップル(AAPL) 196.45ドル -2.75ドル(-1.38%)アルファベット(GOOG) 175.88ドル -1.09ドル(-0.61%)メタ(META) 682.87ドル -10.49ドル(-1.51%)キャタピラー(CAT) 357.05ドル -3.91ドル(-1.08%)アルコア(AA) 28.35ドル -0.51ドル(-1.76%)ウォルマート(WMT) 94.44ドル -0.39ドル(-0.41%)
<ST>
2025/06/16 06:04
注目トピックス 市況・概況
スイス中銀の目論見【フィスコ・コラム】
*09:00JST スイス中銀の目論見【フィスコ・コラム】
スイス国立銀行(中銀)が今月開催の定例会合でマイナス金利を再び導入するか、市場の注目を集めています。対ドルでのフラン高が背景にあるものの、米トランプ政権からは為替操作に関する監視国としてリストアップされ、身動きが取れない状況です。6月3日に発表されたスイスの5月消費者物価指数(CPI)は前年比-0.1%と、4年超ぶりのマイナスに落ち込みました。それを受け利下げは確実視され、中銀は19日に現行0.25%の政策金利をゼロ、もしくは-0.25%に引き下げることが予想されます。マイナス金利再導入なら2022年以来3年ぶり。今回は0.25%の利下げにとどめても、年内の追加利下げでマイナス金利は避けられないと市場はみています。スイス中銀は2015年にマイナス金利を導入し、1ユーロ=1.20フランの為替上限を突然撤廃して急激なフラン高を招いた後、-0.75%の超低金利と為替介入による通貨安政策を約7年間継続。その後はコロナ禍やウクライナ戦争などでフラン高圧力が再燃し、2022年にはユーロ・スイスは1.00フランを割り込みました。米金利引き締めに伴うドル高もあり、スイスは主要通貨間の変動に神経質な対応を迫られてきました。スイスが足元で利下げ圧力に見舞われているのは、主に信認低下のドル安が背景にあります。米トランプ政権の高関税政策や財政赤字拡大を嫌気し、1ドル=0.88フラン付近から0.80フラン台前半まで急激にフラン高が進行。安全通貨のフランに買いが集まりました。こうした為替の過度な上昇は、輸出への打撃のみならず、国内のデフレ圧力を強める要因ともなっており、中銀としては見過ごせない状況です。一方で、通貨安政策への警戒感も根強く、スイス中銀の対応は難しさを増しています。米トランプ政権は直近の為替報告書で「為替操作国」には認定しなかったものの、動向を注視する「監視リスト」にスイスとアイルランドを新たに追加しました。スイスは過去にも繰り返しリスト入りしており、為替介入やマイナス金利が「不公正な競争」と受け止められかねないリスクを抱えています。為替介入が国際的な反発を招きやすい現状でスイス銀は利下げによる金融緩和でフラン高に対処せざるを得ず、今回は0.25%の利下げが有力視されています。それでも、市場では年内のマイナス金利再導入の可能性が指摘されます。トランプ政権の不透明な政策運営で通貨戦争に巻き込まれるなか、スイスがマイナス金利まで踏み込めば欧州中銀(ECB)への影響は小さくないでしょう。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。
<ST>
2025/06/15 09:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:中東情勢、日銀会合、FOMC
*16:59JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:中東情勢、日銀会合、FOMC
■株式相場見通し予想レンジ:上限38800円-下限37100円今週末の米国株式市場は大幅に下落。ダウ平均は前日比769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは同255.66ポイント安の19406.82で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中終値比130円高の37910円で取引を終えた。イスラエルがイランの核施設や軍事施設などを攻撃し、イランが報復としてミサイル反撃を行っており、中東の地政学リスクの高まりがリスク回避の動きに向かわせた。ただ、こうしたリスクは今週末の東京市場で反映済み、有事のドル高も進んでおり、週末の情勢次第ではあるが、一段の売り材料にはつながらないだろう。ただし、インフレ懸念がくすぶる中、原油相場の動向は今後注視すべき点とはなる。来週は日米の金融政策会合が注目イベントとなるが、米国の関税政策の影響が不透明な中、ともに金融政策の変更は想定されていない。日本銀行金融政策決定会合では、国債の買い入れ減額計画の中間評価が発表されるが、26年4月以降の減額ペース縮小が示される可能性もあるとみられる。また、20日には国債市場特別参加者会合が開催され、今年度の超長期国債の発行減額が議論される。足下における超長期国債の不安定化の解消につながっていくか注目される。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長会見では、先行きのインフレ見通しなどが注目されよう。足下で米国インフレ指標は落ち着きを見せているが、関税発動前の在庫積み増しの影響がこの要因とみられる。また、政策金利据え置きが予想される中、トランプ米大統領との軋轢が広がらないかにも懸念は残ろう。なお、関税政策の影響という点では、中国の工業生産の状況なども注視すべき。日本株にとっては、主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて日米首脳会談が実施されるのか、実施された場合、自動車・自動車部品の関税率低減で合意がなされるのかが大きな関心事となろう。12日にトランプ米大統領が自動車関税の引き上げを示唆していることなどは、日本側の交渉にとってはプレッシャーとなってこよう。また、米中協議への注力度が高いとみられること、中東情勢の緊迫化などから、すぐに交渉が大きく前進するような状況は想定しにくいとみられる。一方、米中通商交渉の進展は、半導体輸出規制の緩和につながるとみられ、ハイテクセクターにとっては今後も期待材料とされる可能性が高い。地政学リスクの高まりに伴う防衛関連株とともに、株式市場のリード役になっていく余地がある。ほか、株主総会の集中日が接近する状況下、株主還元策などに対する期待感から売り手控えムードなども強まりやすいタイミングともいえよう。インフレ懸念につながる原油相場の動向を睨みながらだが、目先は日経平均38000円水準での底固めを意識した堅調な相場展開も想定される。■為替市場見通し来週のドル・円は下げ渋りか。イスラエル軍がイラン国内にある核関連施設など数十の軍事目標を攻撃したことに対して、イラン側は報復攻撃を開始した。両国の軍事衝突の拡大が警戒されており、目先的にはリスク回避に絡んだ為替取引が拡大する可能性がある。一方、来週は日米金融当局が金融政策を決定する。6月16-17日開催の日本銀行金融政策決定会合では政策金利の据え置きが決まる公算。米連邦準備制度理事会(FRB)も、17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利を据え置くとみられている。ただ、FOMCが公表する金融・経済予測で年内1回の利下げ予想にとどまった場合、リスク回避的なドル売りは抑制されそうだ。直近のインフレ指標(5月消費者物価指数と生産者物価指数)は市場予想を下回っているものの、FOMCの政策運営に大きな影響を及ぼすとの見方は少ないようだ。■来週の注目スケジュール6月16日(月):日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)、主要7カ国首脳会議(G7サミット、17日まで)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(6月)、中・新築住宅価格(5月)、中・中古住宅価格(5月)、中・鉱工業生産指数(5月)、中・小売売上高(5月)、中・固定資産投資(都市部)(5月)、中・調査失業率(5月)、中・不動産投資(5月)、中・住宅販売量(5月)など6月17日(火):日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)決定内容発表、植田日銀総裁が会見、米・連邦公開市場委員会(FOMC)(18日まで)、米・小売売上高(5月)、米・鉱工業生産指数(5月)、米・輸入物価指数(5月)、米・企業在庫(4月)、米・NAHB住宅市場指数(6月)、独・ZEW期待指数(6月)、ブ・ブラジル中央銀行が政策金利(セリック金利)発表など6月18日(水):貿易収支(5月)、コア機械受注(4月)、訪日外客数(5月)、輸出(5月)、輸入(5月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利発表、米・FOMC終了後、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・住宅着工件数(5月)、米・住宅建設許可件数(5月)、米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(4月)、欧・ユーロ圏CPI(5月)、欧・ユーロ圏経常収支(4月)、英・消費者物価コア指数(5月)、NZ・経常収支(1-3月)など6月19日(木):首都圏新築分譲マンション(5月)、中・SWIFTグローバル支払いCNY(5月)、英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表、NZ・GDP速報(1-3月)、豪・失業率(5月)、米・株式市場は祝日のため休場(奴隷解放記念日「ジューンティーンス」)など6月20日(金):日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(4月30日・5月1日分)、消費者物価コア指数(5月)、植田日銀総裁が全国信用金庫大会であいさつ、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月)、米・景気先行指数(5月)、中・1年物ローンプライムレート(LPR)(6月)、中・5年物ローンプライムレート(LPR)(6月)、欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(6月)、英・小売売上高指数(5月)など6月22日(日):通常国会会期末、東京都議会議員選挙など
<YU>
2025/06/14 16:59