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相場概況 日経平均は反発、米株安引き継ぐも後場強含み、郵船などに買い 日経平均は反発。3日の米国市場でNYダウは5日ぶりに大幅反落し、518ドル安となった。英イングランド銀行(中央銀行)や欧州中央銀行(ECB)のタカ派姿勢を受けて幅広い年限で金利が上昇。メタ(旧フェイスブック)の急落も投資家心理を冷やした。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで145円安からスタート。前場はやや方向感に乏しい展開だったが、後場になると米株価指数先物の上昇やコロナ禍を受けた水際対策の緩和期待などで買い戻しが強まり、一時27455.98円(前日比214.67円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比198.68円高の27439.99円となった。東証1部の売買高は13億5765万株、売買代金は3兆3078億円だった。業種別では、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、ガラス・土石製品、輸送用機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%となった。個別では、郵船<9101>や川崎船<9107>が大幅に上昇。ともに前日は前引け後の決算発表を受けて荒い値動きとなったが、改めて配当利回りの高さなどから買いが入ったようだ。決算発表の任天堂<7974>、前期業績修正の資生堂<4911>はいずれも3%超上昇した。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>、商船三井<9104>、東エレク<8035>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>は小じっかり。また、コナミHD<9766>は急伸し、ダントーHD<5337>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、キーエンス<6861>が小幅に下落し、トヨタ自<7203>はさえない。決算発表銘柄では花王<4452>が6%超の下落。板硝子<5202>や古河電工<5801>も売りがかさみ、UACJ<5741>が東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2022/02/04 16:04 相場概況 日経平均は5日ぶり反落、軟調もみ合い、メタ急落でグロース株中心に売り 日経平均は5日ぶり反落。2日の米国市場でNYダウは4日続伸し、224ドル高となった。しかし、取引終了後に発表されたメタ(旧グーグル)の決算が失望され、同社を含むSNS(交流サイト)関連銘柄が時間外取引で揃って急落。本日の東京市場でもナスダック100先物の下落を受けて値がさグロース(成長)株を中心に売りが先行し、日経平均は202円安からスタートした。寄り付き後は軟調もみ合いの展開となり、前場中ごろを過ぎると27165.93円(前日比367.67円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比292.29円安の27241.31円となった。東証1部の売買高は12億9279万株、売買代金は3兆3546億円だった。業種別では、海運業、電気機器、機械が下落率上位だった。一方、ゴム製品、パルプ・紙、石油・石炭製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%となった。個別では、川崎船<9107>が13%超の下落。前引け後に決算発表したが、今期配当を据え置いたことが失望されて東証1部下落率トップとなった。前日の決算発表銘柄ではソニーG<6758>やエムスリー<2413>、パナソニック<6752>などが急落。1月の国内「ユニクロ」既存店売上を発表したファーストリテ<9983>は3%超下落した。その他売買代金上位では郵船<9101>やソフトバンクG<9984>が小安く引けたが、レーザーテック<6920>や商船三井<9104>は軟調ぶりが目立った。一方、塩野義<4507>は4%超、デンソー<6902>は3%超の上昇となった。自動車関連株に買いが入り、トヨタ自<7203>もしっかり。豊田通商<8015>は決算を受けて大きく上昇した。また、新日科学<2395>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2022/02/03 15:57 相場概況 日経平均は大幅に4日続伸、米株高や好決算で買い戻し進展 日経平均は大幅に4日続伸。1日の米株式市場でNYダウは3日続伸。良好な企業決算や1月ISM製造業景況指数など予想を上回る経済指標が好感されたほか、全国の新型コロナ入院患者数が減少したとの統計から景気回復期待も後押しした。ナスダック総合指数も3日続伸。米株高を引き継いで日経平均は224.51円高でスタート。米VIX指数が大きく低下し投資家心理が改善するなか、米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していたことも買い戻しに弾みをつけ、前場中頃には27500円を回復。前引け間際に同水準を割り込んだものの後場は再び同水準を回復。その後はこう着感が強まったが、取引終盤に高値を付けるなど堅調推移が続いた。 大引けの日経平均は前日比455.12円高の27533.60円となった。東証1部の売買高は13億7456万株、売買代金は3兆3243億円だった。セクターでは空運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼などを筆頭にほぼ全面高となった一方、海運業、電気・ガス業のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の93%、対して値下がり銘柄は5%となった。 個別では、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>などの半導体関連株、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などのハイテク株、信越化学<4063>、リクルートHD<6098>、SHIFT<3697>、ZHD<4689>などのグロース(成長)株が大きく上昇。トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>などの景気敏感株も買われた。好決算を発表したキーエンス<6861>、アシックス<7936>、野村HD<8604>、ANAHD<9202>などが大幅に上昇し、業績予想を上方修正したアイロムG<2372>、ラクスル<4384>なども急伸。取引時間中に決算発表したところではジェイテクト<6473>、日本ハム<2282>、双日<2768>などが買われた。 一方、商船三井<9104>などの海運株のほか、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、KDDI<9433>などディフェンシブ系の一角が軟調。大塚商会<4768>、ベネフィット・ワン<2412>、カルビー<2229>、マンダム<4917>などは決算が失望感を誘い、大幅に下落。村田製<6981>は通期計画を上方修正するも受注鈍化などが嫌気されもみ合いの末に下落。取引時間中に決算発表したところでは三菱電機<6503>、豊田合成<7282>が大きく下落し、前場中頃まで大幅高だったデンソー<6902>は通期計画の下方修正を発表し下落に転じた。 <YN> 2022/02/02 16:01 相場概況 日経平均は3日続伸、一時400円超高も伸び悩み、海運などに買い 日経平均は3日続伸。1月31日の米国市場でNYダウは大幅続伸し、406ドル高となった。金利が落ち着いて推移していたこともあり、ハイテク株を中心に買いが入った。本日の日経平均は米株高の流れを引き継いで165円高からスタート。引き続き良好な企業決算が多く見られたことも相場を押し上げ、日経平均は前場中ごろに27410.79円(前日比408.81円高)まで上昇する場面があった。ただ、先週末からの戻りが急ピッチだったうえ、先行き警戒感も依然として根強く、上値では利益確定の売りが出て伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比76.50円高の27078.48円となった。東証1部の売買高は13億7398万株、売買代金は3兆4082億円だった。業種別では、海運業、陸運業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、繊維製品、鉱業、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の42%、対して値下がり銘柄は55%となった。個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株の上昇が目立った。前日は商船三井が業績・配当予想の上方修正を発表して急伸したが、本日も郵船の業績観測が報じられて買いが続いた。ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>といった値がさ株もしっかり。新型コロナウイルス飲み薬の試験結果を公表した塩野義<4507>は10%超上昇し、7&iHD<3382>は百貨店のそごう・西武売却報道を受けて4%超の上昇。決算発表銘柄ではTDK<6762>が12%を超える上昇となり、Jパワー<9513>やNEC<6701>も急伸した。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は受注計画引き上げを好感した買いが先行するも、失速して7%超の下落。トヨタ自<7203>もさえない。業績下方修正の日本精工<6471>、樹脂製品の第三者認証に絡み不適切行為があったと公表した東レ<3402>などは急落した。 <HK> 2022/02/01 15:59 相場概況 日経平均は続伸、27000円台回復、米株高や好決算で心理改善 日経平均は続伸。28日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発し、564ドル高となった。アップルなどの決算が好感されたほか、金利低下に伴いハイテク株が買われた。一方、東京市場ではアップルの決算を先週末に織り込んでおり、週明けの日経平均はやや戻り待ちの売りが先行し26円安からスタート。ただ、前週末の米株高に加え、前引け後に商船三井<9104>が業績・配当予想の上方修正を発表するなど良好な企業決算も投資家心理を上向かせ、日経平均は後場に一時27134.57円(前週末比417.23円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前週末比284.64円高の27001.98円となった。東証1部の売買高は13億1461万株、売買代金は3兆2130億円だった。業種別では、海運業、精密機器、サービス業が上昇率上位だった。一方、保険業、銀行業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は19%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>といった値がさ株の堅調ぶりが目立った。自社株の公開買付け(TOB)実施を発表したリクルートHD<6098>は5%超の上昇。前述の商船三井は9%超上昇し、日本郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株も揃って大幅高となった。その他の決算発表銘柄ではOLC<4661>などに買い。また、トプコン<7732>がストップ高を付け、アルプスアル<6770>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>などが軟調で、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株は米金利低下で売りに押された。業績下方修正のオムロン<6645>は7%の下落となり、中部電力<9502>も急落。また、業績上方修正のシンプレクスHD<4373>は材料出尽くし感からストップ安水準まで売られた。 <HK> 2022/01/31 15:55 相場概況 日経平均は4日ぶり大幅反発、547円高、自律反発期待や好決算で 日経平均は4日ぶり大幅反発。27日の米国市場でNYダウは小幅に3日続落し、7ドル安となった。連邦準備理事会(FRB)による急速な金融引き締めへの懸念から伸び悩んだ。一方、日経平均は前日に800円を超える大幅下落を強いられており、本日は自律反発への期待が先行する形で259円高からスタート。朝方は戻り待ちの売りも出て伸び悩む場面があったが、良好な企業決算や時間外取引での米株価指数先物の上昇が追い風となり、後場には一時26764.85円(前日比594.55円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比547.04円高の26717.34円となった。東証1部の売買高は13億2965万株、売買代金は3兆3464億円だった。業種別では、海運業、化学、パルプ・紙が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは鉄鋼のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、郵船<9101>などが堅調。信越化<4063>は第3四半期決算が市場予想を上回る大幅増益となり、同時に通期予想や期末配当の上方修正を発表して7%を超える上昇となった。その他の決算発表銘柄ではアドバンテス<6857>が4%上昇し、富士電機<6504>や新光電工<6967>は東証1部上昇率上位にランクイン。また、キヤノンMJ<8060>との資本業務提携を発表したCAP<3965>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>は米半導体株安を受けて軟調。日本製鉄<5401>などの鉄鋼株は外資系証券の投資判断引き下げが観測されて売りに押された。決算発表銘柄ではキヤノン<7751>が3%近い下落。また、富士通<6702>は10%近く下落し、コーセーRE<3246>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/28 15:57 相場概況 日経平均は大幅に3日続落、一時900円超安、米金融引き締め懸念強まる 日経平均は大幅に3日続落。26日の米国市場でNYダウは続落し、129ドル安となった。連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の会見内容がタカ派的と受け止められ、金利上昇とともに急速に伸び悩んだ。一方、本日の日経平均はFOMC通過による買い戻しなどが先行して128円高からスタート。しかし、米金融引き締めへの警戒感が一段と強まったことで値がさグロース(成長)株を中心に売りが広がり、後場中ごろを過ぎると26044.52円(前日比966.81円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比841.03円安の26170.30円となった。終値としては2020年11月24日以来の安値となる。東証1部の売買高は15億4526万株、売買代金は3兆8216億円だった。業種別では、サービス業、精密機器、電気機器が下落率上位で、その他も全般軟調。保険業と鉱業の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の95%、対して値上がり銘柄は4%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が8%、2位のソフトバンクG<9984>が9%の下落。ソニーG<6758>や東エレク<8035>の下げも目立ち、前日に決算発表した日本電産<6594>は寄り付きをこの日の高値に失速し、6%の下落となった。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、郵船<9101>など軒並み軟調だったが、任天堂<7974>や三菱UFJ<8306>は比較的小幅な下げにとどまった。決算発表銘柄では日東電<6988>や富士通ゼ<6755>も売りがかさみ、サイバー<4751>は東証1部下落率上位に顔を出した。一方、決算が好感されたファナック<6954>は伸び悩みながらもプラスを確保。丸紅<8002>はガビロン穀物事業の売却を評価した買いが先行した。他の決算発表銘柄ではキヤノンMJ<8060>が大きく買われる場面があり、業績・配当予想を上方修正したクロスキャット<2307>は東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2022/01/27 15:58 相場概況 日経平均は続落、FOMC目前に控え模様眺め 日経平均は続落。25日の米株式市場でNYダウは小幅反落。ウクライナを巡る緊張に加え、日本時間明日未明に結果公表を控える連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感から売りが継続。ただ、企業の好決算や5年債入札の結果を受けた安心感から一時上昇に転じる局面もあった。ハイテク株の売りは続きナスダック総合指数とSOX指数は大幅反落だった。前日の時間外取引の米株価指数先物の軟化を受けてすでに米株安を一部織り込み済みだった日経平均は25.36円安でスタート。一時プラスに転じる場面があったがイベントを目前に買い手は乏しくすぐに失速。しばらく27000円割れの状態が続いたが、前引けにかけては急速に下げ渋り27000円を回復。後場は時間外取引のナスダック100先物の上昇を追い風に再びプラスに転じる場面があったが、買いは続かず、引けにかけて再失速した。 大引けの日経平均は前日比120.01円安の27011.33円となった。東証1部の売買高は10億3347万株、売買代金は2兆6676億円だった。セクターでは石油・石炭製品、パルプ・紙、繊維製品などが下落率上位に並んだ一方、その他製品、精密機器、保険業などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。 個別では、本日大引け後に決算発表を控える日本電産<6594>とファナック<6954>が出尽くしへの警戒感から3%超下落。米ハイテク株安を嫌気して東エレク<8035>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、TDK<6762>、ローム<6963>などが安い。米メルクとの競争激化懸念から塩野義<4507>は6%近く下落。22年度の過去最高の世界生産台数計画を発表したトヨタ自<7203>は足元の減産報道から計画への懐疑的な見方もあり軟調に推移し、デンソー<6902>、トヨタ紡織<3116>なども下落。KDDI<9433>、NTT<9432>、JT<2914>、花王<4452>などディフェンシブ系の下落も目立った。 一方、傘下の英アームの新規株式公開(IPO)の準備について伝わったソフトバンクG<9984>が上昇し、国内証券のレーティング材料を受けて任天堂<7974>、コナミHD<9766>、コーエーテクモ<3635>などゲーム関連が大幅高。決算や業績上方修正など業績リリース絡みではディスコ<6146>、コメリ<8218>、キーパー技研<6036>、オービック<4684>、ブレインパッド<3655>などが買われた。レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>などのハイテク株の一角や、郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの海運株、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>、住友鉱山<5713>などの景気敏感株の一角も高い。ほか、HOYA<7741>、エムスリー<2413>、マネーフォワード<3994>などグロース(成長)株の一角も買われ、自動車ではインド子会社の好決算を受けてスズキ<7269>が大幅高となった。 <YN> 2022/01/26 16:01 相場概況 日経平均は大幅反落、一時27000円割れ、外部環境に警戒感 日経平均は大幅反落。24日の米国市場でNYダウは7日ぶりに反発し、99ドル高となった。ただ、急激な金融引き締めやウクライナ情勢の緊迫化への懸念が強まり、一時1100ドルあまり下落するなど乱高下した。本日の東京市場でもこうした外部環境への警戒感が先行し、日経平均は121円安からスタート。その後もアジア株や時間外取引での米株価指数先物の下落などを受けてリスク回避目的の売りが広がり、後場には一時26890.94円(前日比697.43円安)まで下落して取引時間中の昨年来安値を更新した。大引けの日経平均は前日比457.03円安の27131.34円となった。終値としては昨年8月20日以来の安値となる。東証1部の売買高は13億2031万株、売買代金は3兆1569億円だった。業種別では、海運業、サービス業、その他金融業が下落率上位で、その他も全般軟調。電気・ガス業と食料品の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が4%近い下落。郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株は急反落し、ソフトバンクG<9984>やリクルートHD<6098>の下げも目立った。その他売買代金上位も東エレク<8035>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>など軒並み軟調。決算発表の延期を発表した日本M&A<2127>、好決算ながら材料出尽くし感が広がったインソース<6200>やピーシーエー<9629>は急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>は小幅ながらプラスで引け。高配当とディフェンシブ性で通信株に投資資金が向いたようで、KDDI<9433>は2%の上昇。明治HD<2269>など食料品株の一角も堅調だった。多木化学<4025>はバカマツタケ事業化の進展を好感した買いが先行。また、業績予想の上方修正を発表した共立印刷<7838>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/25 16:02 相場概況 日経平均は反発、ダウ先上昇を支援材料に押し目買い、後場切り返す 日経平均は反発。21日の米国市場でNYダウは6日続落し、450ドル安となった。動画配信のネットフリックスが決算を受けて急落し、ハイテク株に売りが広がった。地政学リスクの高まりが嫌気されたほか、金融引き締めへの警戒感も根強かった。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで263円安からスタートすると、朝方には一時27203.33円(前週末比318.93円安)まで下落。ただ、時間外取引でのNYダウ先物の上昇を支援材料に押し目買いが入り、後場には27627.60円(同105.34円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比66.11円高の27588.37円となった。東証1部の売買高は10億8096万株、売買代金は2兆6447億円だった。業種別では、鉱業、海運業、銀行業が上昇率上位だった。一方、証券、精密機器、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は27%となった。個別では、郵船<9101>と商船三井<9104>が3~4%、川崎船<9107>が6%超の大幅上昇。前週の下落による値ごろ感や配当利回りの高さなどに着目した押し目買いが入ったようだ。INPEX<1605>はウクライナ情勢の緊迫化が意識されたようで4%超の上昇。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>などが堅調だった。キヤノン<7751>やAGC<5201>は業績観測報道を受けて買い優勢。また、サイバーコム<3852>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>が2%超下落し、ソニーG<6758>やトヨタ自<7203>もさえない。今週決算発表を予定している日本電産<6594>は4%の下落となった。決算と自社株買いを発表した東製鉄<5423>は朝高後に急反落。また、前期業績の下方修正や期末無配を発表した三井海洋<6269>は売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2022/01/24 15:55 相場概況 日経平均は反落、米株安引き継ぎ一時600円超安、押し目買いで下げ渋り 日経平均は反落。20日の米国市場でNYダウは5日続落し、313ドル安となった。金利低下に伴い460ドル超上昇する場面もあったが、連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの懸念は根強く、幅広い銘柄に売りが出た。また、時間外取引で動画配信大手ネットフリックスが決算を受けて急落したこともあり、本日の日経平均は368円安からスタートすると、朝方には一時27129.61円(前日比643.32円安)まで下落。一方、27000円近辺まで調整が進んだことで押し目買いも入り、引けにかけて下げ渋った。大引けの日経平均は前日比250.67円安の27522.26円となった。東証1部の売買高は12億3500万株、売買代金は2兆9873億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、電気・ガス業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の42%、対して値上がり銘柄は54%となった。個別では、連日の米半導体株安を受けてレーザーテック<6920>が4%超、東エレク<8035>が6%超の下落。INPEX<1605>も6%近い下落となったが、NY原油先物の時間外取引での下落や一部証券会社の投資判断引き下げが売り材料視されたようだ。その他売買代金上位もソニーG<6758>、郵船<9101>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>など全般軟調。トヨタ自はコロナ禍による生産調整が伝わった。また、大幸薬品<4574>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、住友鉱<5713>は3%超の上昇。非鉄金属市況の上昇が買い材料視されたようだ。伊藤忠<8001>は外資系証券の目標株価引き上げを受けて買い優勢となり、投資判断引き上げ観測のコナミHD<9766>は大きく上昇。エアトリ<6191>が大幅続伸するなど、経済活動の再開に期待した物色も見られた。また、巴川紙<3878>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/21 15:56 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反発、海外株高を支援材料に強含み、ソニーG急反発 日経平均は3日ぶり大幅反発。19日の米国市場でNYダウは4日続落し、339ドル安となった。金融大手の決算を好感して上昇する場面もあったが、連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感がくすぶり相場を押し下げた。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで65円安からスタートすると、前場中ごろまで方向感に乏しい展開だった。ただ、前日に大幅下落していたうえ、香港ハンセン指数の大幅上昇や時間外取引での米株価指数先物の堅調推移もあり、後場に入ると反発期待の買いで強含みとなった。大引けの日経平均は前日比305.70円高の27772.93円となった。東証1部の売買高は12億8247万株、売買代金は3兆1657億円だった。業種別では、精密機器、サービス業、その他製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、海運業、保険業、鉱業など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。個別では、ソニーG<6758>が6%近い上昇。前日は米マイクロソフトのゲーム会社買収に絡んで急落したが、過剰反応との見方もあったようだ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>が堅調で、自社株買い実施を発表した伊藤忠<8001>は5%超の上昇。持分法適用会社の株式譲渡を発表したネクソン<3659>や次世代バイオ燃料の試験実施を発表したユーグレナ<2931>、業績・配当予想を修正したワイエイシイ<6298>も急伸し、シンシア<7782>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>が軟調で、商船三井<9104>や川崎船<9107>は大幅に下落。米半導体関連株の下落を受けてレーザーテック<6920>や東エレク<8035>は小安く引けた。また、グレイス<6541>は大幅に6日続落し、海運株などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/20 15:55 相場概況 日経平均は急落、米金利2年ぶり高値でリスクオフ 日経平均は急落。連休明け18日の米株式市場でNYダウは大幅に下落。大手投資銀行の決算を失望した金融株の下落や米10年国債利回りが2年ぶりの水準にまで上昇した警戒感からハイテク・グロース(成長)株を中心に下落。ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅安に。米株安を引き継いだ日経平均は328.36円安の27928.89円でスタート。心理的な節目の28000円を割り込んだことで朝方から売りが続いた。後場は日銀の上場投資信託(ETF)買いが期待できない中、時間外取引の米株価指数先物が下げ足を速めたことが売りに拍車をかけ、日経平均は大引け直前に27314.41円(-942.84円)の安値を付けた。 大引けの日経平均は前日比790.02円安の27467.23円となった。東証1部の売買高は15億1374万株、売買代金は3兆5277億円だった。セクターでは海運業、電気機器、精密機器などを筆頭にほぼ全面安となり、パルプ・紙のみが上昇。東証1部の値下がり銘柄は全体の96%、対して値上がり銘柄は2%となった。 個別では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、HOYA<7741>などの半導体関連が6%前後と大幅に下落。米マイクロソフトのゲーム大手買収発表を受けて競争激化懸念が高まったソニーG<6758>は12%安と急落。投資判断の格下げが嫌気された村田製<6981>と太陽誘電<6976>も6%前後と下落。2月の生産計画の下振れが伝わったトヨタ自<7203>が5%近く下げ、デンソー<6902>も5%と大幅安、トヨタ紡織<3116>は8%安に。また、郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株も投げ売られ、それぞれ10%前後と急落。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も安い。 一方、マイクロソフトの買収報道を受けた業界再編期待からカプコン<9697>、スクエニHD<9684>、コナミHD<9766>などゲーム関連の一角が大幅高。12月の月次動向が好感されたパーク24<4666>、業績・配当予想の上方修正が材料視されたイムラ封筒<3955>、国内証券により目標株価が引き上げられたIDOM<7599>なども逆行高で大きく上昇。 <YN> 2022/01/19 16:01 相場概況 日経平均は反落、日銀会合後に乱高下、銀行株や鉄鋼株に売り 日経平均は反落。17日の米国市場はキング牧師誕生日の祝日で休場だった。ただ、欧州の主要株式指数は揃って上昇し、本日の日経平均はこうした流れを引き継いで117円高からスタート。前場は値がさグロース(成長)株の上昇が目立ち、日経平均も堅調な展開となった。昼ごろに日銀金融政策決定会合で政策の現状維持が決まったと伝わると、後場の寄り付き直後に一時28690.34円(前日比356.82円高)まで上昇したが、その後急失速。後場中ごろには一転して28129.66円(同203.86円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比76.27円安の28257.25円となった。東証1部の売買高は12億2657万株、売買代金は2兆8125億円だった。業種別では、鉄鋼、パルプ・紙、ゴム製品が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、精密機器が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>や郵船<9101>がさえない。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株は後場に入り値を崩した。日本製鉄<5401>とJFE<5411>は揃って7%前後の下落。鉄鋼株は年明けからの上昇ピッチが速かったうえ、一部銘柄で外資系証券の投資判断引き下げが観測され、利益確定売りが出たようだ。愛三工<7283>はデンソー<6902>による出資比率引き上げが見送られ急落。また、グレイス<6541>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。一方、レーザーテック<6920>やファーストリテ<9983>が2%超の上昇。トヨタ自<7203>は時価総額が一時40兆円に達し、小高く引けた。原油高を受けてINPEX<1605>などの関連銘柄が堅調。増配を発表したリソー教育<4714>は急伸し、業績上方修正のシュッピン<3179>は東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2022/01/18 15:56 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、自律反発期待の買い先行、米休場前に上値重く 日経平均は3日ぶり反発。14日の米国市場でNYダウは続落し、201ドル安となった。12月小売売上高の予想下振れや金融大手の決算が嫌気された。一方、半導体関連を中心としたハイテク株には押し目買いが入り、ナスダック総合指数は反発。13~14日の2日間で640円あまり下落していた日経平均も、週明けの本日は自律反発期待の買いが先行して208円高からスタートした。前場には28449.99円(前週末比325.71円高)まで上昇する場面もあったが、今晩の米国市場が休場とあって上値追いの動きは限られた。大引けの日経平均は前週末比209.24円高の28333.52円となった。東証1部の売買高は9億9587万株、売買代金は2兆3178億円だった。業種別では、鉱業、ゴム製品、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、海運業、保険業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は51%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>などがしっかり。NY原油先物相場が大幅反発したことを受け、INPEX<1605>などの関連銘柄が買われた。クリレスHD<3387>は決算が好感され、ベイカレント<6532>やSHIFT<3697>は商いを伴って急伸。また、株式分割の実施を発表したOATアグリオ<4979>や前述のベイカレントが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は3日続落し、郵船<9101>や商船三井<9104>といった海運株もさえない。スノーピーク<7816>は12月度売上の増収率鈍化を受けてストップ安。今期大幅減益見通しのフィルカンパニー<3267>や四半期報告書の提出遅延見込みを発表したグレイス<6541>は売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2022/01/17 16:05 相場概況 日経平均は大幅続落、一時600円近い下落、日米で金融政策に警戒感 日経平均は大幅続落。13日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、176ドル安となった。ブレイナード連邦準備理事会(FRB)理事の議会証言を受けて金融引き締めへの警戒感が強まり、ハイテク株を中心に売りが出た。本日の日経平均はこうした流れを引き継ぎ242円安からスタートすると、日銀についても一部報道で政策変更への思惑が広がり、前引けにかけて27889.21円(前日比599.92円安)まで下落する場面があった。ただ、後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測を支えに下げ渋った。大引けの日経平均は前日比364.85円安の28124.28円となった。なお、オプション1月物の特別清算指数(SQ)は28266.57円。東証1部の売買高は14億0815万株、売買代金は3兆4410億円だった。業種別では、サービス業、不動産業、機械が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、海運業、水産・農林業、小売業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は23%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が2%超下落したほか、キーエンス<6861>やリクルートHD<6098>といった値がさグロース(成長)株の下げが目立った。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>など全般軟調で、東エレク<8035>は小安く引けた。決算発表銘柄では久光薬<4530>などが急落。また、日立<6501>による保有株売却が伝わった日立建機<6305>は東証1部下落率トップとなった。一方、ファーストリテ<9983>が8%の上昇となり、7&iHD<3382>は5%近い上昇。ともに堅調な決算が買い安心感につながったようだ。郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株はしっかり。乃村工芸<9716>や竹内製作<6432>は決算が好感されて急伸した。また、ワールド<3612>による子会社化が発表されたナルミヤ<9275>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2022/01/14 15:58 相場概況 日経平均は反落、値がさ株に売り、円上昇やコロナ感染増も 日経平均は反落。12日の米国市場でNYダウは続伸し、38ドル高となった。昨年12月の消費者物価指数(CPI)は39年ぶりの高い伸びながら市場予想並みで、ハイテク株を中心に買いが入った。ただ、連銀総裁らのタカ派的な発言を受けて長期金利が上昇に転じ、ハイテク株も伸び悩んだ。前日に大きく上昇した日経平均も本日は売りが先行して107円安からスタート。円相場の上昇や国内での新型コロナウイルス感染者の増加も重しとなり、引けにかけて28444.96円(前日比320.70円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比276.53円安の28489.13円となった。東証1部の売買高は11億6357万株、売買代金は2兆7679億円だった。業種別では、精密機器、小売業、サービス業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は23%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>のほか、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>といった値がさ株が軟調。オリンパス<7733>やHOYA<7741>、リクルートHD<6098>の下げが目立ち、イオン<8267>は決算を受けて5%超の下落。郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株は小安く引けた。また、MSコンサル<6555>が東証1部下落率上位トップとなり、中小型グロース(成長)株が下落率上位に多く顔を出した。一方、トヨタ自<7203>が2%超上昇し、連日で上場来高値(株式分割考慮)を更新。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、東エレク<8035>もしっかり。日本製鉄<5401>、JFE<5411>、住友鉱<5713>などは商品市況の先高観から大きく上昇した。また、星和電機<6748>が新素材開発でストップ高を付け、決算が好感されたOSG<6136>やローツェ<6323>も東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/13 15:57 相場概況 日経平均は4日ぶり大幅反発、金利上昇一服でハイテク・グロース買い戻し 日経平均は4日ぶりに大幅反発。11日の米株式市場でNYダウは5日ぶりに反発。再任指名に伴う公聴会での連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の証言は一段と金融引き締め懸念を強めるものではなかったことから警戒感が後退。金利が低下に転じたことでハイテク株を中心に買い戻され、ナスダック総合指数も大幅続伸。こうした流れを引き継いで日経平均は227.05円高でスタート。香港ハンセン指数の上昇が追い風となり、前場中頃から騰勢を強めると上げ幅を500円超に広げた。後場は上昇一服から高値圏でのもみ合いが続いたが、取引終盤にかけて改めて買いが優勢となると、引け間際に28814.31円とこの日の高値を付けた。 大引けの日経平均は前日比543.18円高の28765.66円となった。東証1部の売買高は11億9795万株、売買代金は3兆0151億円だった。セクターでは鉱業、海運業、金属製品を筆頭にほぼ全面高となり、電気・ガス業、保険業のみが下落となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。 個別では、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>などの半導体関連が大幅高。自社株買いの進捗が確認されたソフトバンクG<9984>も急伸。直近下落が目立っていたキーエンス<6861>、ベイカレント<6532>、SHIFT<3697>などのグロース(成長)株の一角も大幅に反発。ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>なども堅調で、川崎汽船<9107>やINPEX<1605>などの市況関連の急伸ぶりも目立った。9-11月期業績が市場予想を下振れ、通期計画も据え置かれた安川電機<6506>は売りが先行したものの、受注の好調も評価され切り返して反発。好決算が評価された技研製作所<6289>が大幅高で、国内証券が投資判断を引き上げたくら寿司<2695>も買われた。業績予想を上方修正したタマホーム<1419>は東証1部の上昇率上位に躍り出た。 一方、米長期金利の上昇一服から三井住友<8316>や東京海上HD<8766>が軟調で、第一生命HD<8750>が大きく下落。直近上昇が続いていたデンソー<6902>は利益確定売りに押され、エーザイ<4523>や第一三共<4568>、KDDI<9433>などのディフェンシブ銘柄で冴えないものが散見された。好決算も低進捗率が嫌気されたリソー教育<4714>は売られ、今期業績見通しが市場予想を下回ったキユーピー<2809>が大幅安。9-11月期業績が失望感を誘った東京個別<4745>やわらべ日洋<2918>が急落し、業績予想を下方修正したブイキューブ<3681>と共に東証1部の下落率上位に並んだ。 <YN> 2022/01/12 16:01 相場概況 日経平均は3日続落、米金融引き締めを警戒、キーエンス8%近い下落 日経平均は3日続落。日本の連休中、米国市場ではNYダウが7日に4ドル安、10日に162ドル安と4日続落した。7日発表の12月雇用統計が労働需給の引き締まりを意識させる内容となり、連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感が一段と広がった。連休明けの日経平均はこうした流れを引き継いで97円安からスタート。今晩の米国で予定されているパウエルFRB議長の再任を巡る米議会上院の公聴会の内容も警戒され、前場に一時28089.49円(前週末比389.07円安)まで下落すると、その後軟調な展開が続いた。大引けの日経平均は前日比256.08円安の28222.48円となった。東証1部の売買高は12億4677万株、売買代金は3兆0073億円だった。業種別では、電気機器、化学、金属製品が下落率上位だった。一方、保険業、銀行業、証券が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は44%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が4%超の下落。キーエンス<6861>は8%近い下落となり、値がさグロース(成長)株の売りが続いた。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>などが軟調で、郵船<9101>は小安い。ローソン<2651>やウエルシアHD<3141>、良品計画<7453>といった小売株は決算を受けて売りがかさみ、金融各社による株式売出しを発表した日ペHD<4612>は東証1部下落率トップとなった。一方、米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>と三井住友<8316>が揃って2%超の上昇。社長人事が報じられたみずほ<8411>は3%の上昇となった。トヨタ自<7203>もしっかり。中小型株ではネクステージ<3186>が前週末に続いて賑わいを見せ、決算が好感されたエスクローAJ<6093>は東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2022/01/11 16:00 相場概況 日経平均は小幅続落、買い戻し続かず、米雇用統計や連休前に小安く引け 日経平均は小幅続落。6日の米国市場でNYダウは続落し、170ドル安となった。引き続き金融引き締めへの警戒感がくすぶった。一方、前日に大幅下落した日経平均は買い戻し先行で223円高からスタートすると、朝方には一時28813.09円(前日比325.22円高)まで上昇。しかし、今晩の米12月雇用統計の発表や明日からの3連休を前に上値追いの動きは限られ、前場中ごろを過ぎると一転して28293.70円(同194.17円安)まで下落する場面があった。後場になると小安い水準でもみ合う展開が続いた。大引けの日経平均は前日比9.31円安の28478.56円となった。東証1部の売買高は12億8905万株、売買代金は3兆0128億円だった。業種別では、陸運業、電気機器、サービス業が下落率上位だった。一方、鉱業、銀行業、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は39%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が軟調で、ほかにもキーエンス<6861>や日本電産<6594>といった値がさグロース(成長)株の下落が目立った。東エレク<8035>やファーストリテ<9983>は小安く終了。4℃ HD<8008>やレノバ<9519>は業績下方修正を受けた売りが出た。また、ティアック<6803>が東証1部下落率トップとなったほか、ここ数日と同様に中小型グロース株が下落率上位に多く顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>が2%の上昇。投資先の中国アリババ集団などの株価上昇が買い材料視されたようだ。ソニーG<6758>やトヨタ自<7203>、郵船<9101>などの海運株も堅調。米金利上昇で三菱UFJ<8306>などが、NY原油先物相場の上昇でINPEX<1605>などが買われた。また、通期決算及び中期経営計画を発表したネクステージ<3186>が東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2022/01/07 15:57 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反落、844円安、FRBタカ派姿勢受け 日経平均は3日ぶり大幅反落。5日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、392ドル安となった。12月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢が意識され、金利上昇とともにハイテク株を中心に売りが広がった。本日の東京市場でも値がさグロース(成長)株に売りが先行し、日経平均は195円安からスタート。その後、国内での新型コロナウイルス感染者数の増加なども警戒されて幅広い銘柄に売りが出て、日経平均は下げ幅を大きく広げこの日の安値で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比844.29円安の28487.87円となった。下げ幅は昨年6月21日以来の大きさ。東証1部の売買高は12億1064万株、売買代金は3兆0999億円だった。業種別では、精密機器、サービス業、電気機器が下落率上位で、その他も全般軟調。保険業、鉄鋼の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の92%、対して値上がり銘柄は6%となった。個別では、ソニーG<6758>が売買代金トップで7%近い下落。前日は電気自動車(EV)市場参入への期待から大きく上昇したが、米金利上昇により利益確定売りが広がったようだ。昨年12月の国内「ユニクロ」既存店売上高が2ケタ減収となったファーストリテ<9983>は5%近い下落。その他売買代金上位もレーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>など全般軟調で、キーエンス<6861>やリクルートHD<6098>、エムスリー<2413>といった値がさグロース株の下げが目立った。トヨタ自<7203>はプラス圏で推移する場面もあったが小安く終了。また、ラクス<3923>やSHIFT<3697>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではNTT<9432>、塩野義<4507>、日本郵政<6178>、KDDI<9433>が逆行高。また、ティアック<6803>やミクニ<7247>が東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/06 15:56 相場概況 日経平均は小幅続伸、バリュー買い・グロース売りが一段と鮮明 日経平均は小幅続伸。4日の米株式市場でNYダウは続伸し、連日で史上最高値を更新。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」感染収束に伴う景気回復を期待した買いが相場をけん引。一方、長期金利の先高観が嫌気されたハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は大幅反落。米ハイテク株安が重しとなり、日経平均は12.99円安と小反落でスタート。ただ、円安・ドル高も追い風に自動車関連など割高感の乏しい景気敏感株への買いが下値を支え、前場中頃には一時29388.16円(+86.37円)まで上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表直前ということもあり、その後は前日終値近辺での一進一退が続いたが、引けにかけては強含み、結局、小幅続伸で終えた。 大引けの日経平均は前日比30.37円高の29332.16円となった。東証1部の売買高は12億5972万株、売買代金は3兆1333億円だった。セクターでは保険業、非鉄金属、輸送用機器などが上昇率上位に並んだ一方、精密機器、サービス業、医薬品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は49%となった。 個別では、トヨタ自<7203>とデンソー<6902>が連日で上場来高値を更新し、マツダ<7261>や日産自<7201>も大幅に上昇。川崎汽船<9107>が大幅続伸となり、郵船<9101>も買われた。そのほか、ソニーG<6758>、日立製<6501>などのTOPIXコア30の主力株のほか、三菱UFJ<8306>、東京海上HD<8766>、三菱商事<8058>、JFEHD<5411>、コマツ<6301>など景気敏感株を中心に主力株が大幅高。村田製<6981>、太陽誘電<6976>、ファナック<6954>などのハイテク株の一角も買われた。資本・業務提携先のデンソーの株価上昇が刺激材料となったイーソル<4420>はストップ高まで買い進まれて東証1部上昇率トップとなり、国内証券が目標株価を引き上げたマルマエ<6264>も上位に顔を出した。 一方、ハイテク株には売りが広がり、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、三井ハイテク<6966>が下落。また、エムスリー<2413>、HOYA<7741>、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、信越化学<4063>、ZHD<4689>など値がさ株やグロース(成長)株の下落が目立った。東証1部下落率上位にはJMDC<4483>、SHIFT<3697>、メドピア<6095>、LITALICO<7366>、Sansan<4443>、ベネフィット・ワン<2412>などの株価バリュエーションが特に高いグロース銘柄が並んだ。そのほか、投資判断の格下げを受けたマネーフォワード<3994>やシスメックス<6869>も下落率上位に並んだ。 <YN> 2022/01/05 16:01 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反発、500円超高、米株高受け心理上向く 日経平均は3日ぶり大幅反発。年明け3日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、246ドル高となった。S&P500指数とともに過去最高値を更新。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」の感染拡大が続く一方、「流行は短期で収束する」との見方などから景気回復への期待が相場を押し上げた。名実ともに新年相場入りした本日の東京市場でも投資家心理が上向き、日経平均は306円高からスタート。その後も上げ幅を広げる展開となり、後場には29323.79円(前営業日比532.08円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前営業日比510.08円高の29301.79円となった。終値としては昨年11月25日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は11億0993万株、売買代金は2兆7598億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、保険業が上昇率上位で、その他も全般堅調。パルプ・紙、鉱業の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は23%となった。個別では、トヨタ自<7203>が6%の上昇となり、上場来高値(株式分割考慮)を更新。2025年をメドに独自の車載用基盤ソフトを実用化すると報じられた。川崎船<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>といった海運株も大きく上昇。東エレク<8035>は米半導体株高の流れを引き継ぎ、上場来高値を更新した。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>など全般堅調。また、スマバリュ<9417>や川崎船が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は利益確定売りが出て2%超下落し、ファーストリテ<9983>は連日で昨年来安値を更新。レノバ<9519>は再び売りがかさむ場面があり、OLC<4661>は新型コロナ感染拡大が警戒されて軟調だった。また、ネットプロHD<7383>や三井松島HD<1518>が東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2022/01/04 15:57 相場概況 日経平均は続落、薄商いで手仕舞い売り優勢、年間では1300円超高 日経平均は続落。29日の米国市場でNYダウは6日続伸し、90ドル高となった。景気敏感株を中心に買われ、11月8日以来およそ1か月半ぶりに過去最高値を更新。S&P500指数も最高値を付けた。ただ、東京市場では年末年始の休場を前に持ち高を減らすための手仕舞い売りが出て、本日の日経平均は112円安からスタートすると、朝方には一時28579.49円(前日比327.39円安)まで下落。その後、前日終値近辺まで値を戻す場面もあったが、取引参加者が少なく薄商いのなか、上値を追う動きは限られた。大引けの日経平均は前日比115.17円安の28791.71円となった。2020年末(27444.17円)比では1347.54円高となる。東証1部の売買高は7億2984万株、売買代金は1兆8438億円だった。業種別では、その他製品、水産・農林業、陸運業が下落率上位でその他も全般軟調。一方、ゴム製品、情報・通信業、鉄鋼など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。個別では、任天堂<7974>が2%の下落となったほか、ソニーG<6758>やファーストリテ<9983>もさえない。ファーストリテは7日続落し、連日で年初来安値を更新した。郵船<9101>やトヨタ自<7203>は小安い。国内外の新型コロナウイルス感染者数の増加が警戒されたようで、エアトリ<6191>やオープンドア<3926>といった旅行関連株の下げが目立った。また、エムアップ<3661>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>が堅調で、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>は小高い。ZHD<4689>は3%超上昇したが、韓国ネイバーを巡る報道が手掛かり材料となったようだ。ハイデ日高<7611>は決算を受け、SCREEN<7735>は生産増強観測が報じられて買い優勢。また、ワイエイシイ<6298>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/12/30 16:07 相場概況 日経平均は反落、アジア市況など嫌気し「掉尾の一振」期待萎む 日経平均は反落。28日の米株式市場でNYダウは5日続伸。S&P500指数は一時過去最高値を更新したが失速し小反落。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」に対する警戒感の緩和が引き続き景気回復に対する楽観的な見方を支援した。ハイテク株は利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は反落。米株高の小休止を受けて日経平均は73.43円安からスタート。寄り付き直後に一時29106.28円まで切り返したがすぐに失速。前場中頃からはオミクロン株感染拡大を受けて軟化したアジア市況を嫌気し29000円を割り込むと下げ幅を拡大。後場は下げ渋ったものの、「掉尾の一振」への期待は薄く、戻りは限定的となった。 大引けの日経平均は前日比162.28円安の28906.88円となった。東証1部の売買高は8億5258万株、売買代金は2兆0392億円だった。セクターではゴム製品、食料品、ガラス・土石製品などが下落率上位に並んだ一方、海運業、空運業、水産・農林業などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の24%、対して値上がり銘柄は72%となった。 個別では、連日で上場来高値を更新していた東エレク<8035>やレーザーテック<6920>が利益確定売りに押され反落。キーエンス<6861>、日立製<6501>、キヤノン<7751>、村田製<6981>、アドバンテスト<6857>などのハイテク株も下落が目立った。ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、OLC<4661>などの値がさ株やグロース(成長)株の一角も軟調。トヨタ自<7203>も売られた。配当や優待の権利落ちでJT<2914>やすかいらーくHD<3197>も大きく下落。3日ぶりにザラ場で寄り付いたレノバ<9519>は30%超の下落率で急落。上半期決算発表で目先の出尽くし感が先行したERIHD<6083>も急落。第1四半期好決算も出尽くし感が優勢となったマルマエ<6264>は4%超下げた。 一方、久々に商船三井<9104>や川崎汽船<9107>の海運株のほか、ソフトバンクG<9984>が大きく上昇。JR東日本<9020>、JAL<9201>、エイチ・アイ・エス<9603>などのアフターコロナ銘柄も堅調。9-11月期が大幅増益となったJフロント<3086>は大幅高。調査報告書受領を受けた警戒感の後退や過年度決算の修正による実体面での影響は限定的との見方から、アウトソーシング<2427>が急反発。また、9-11月期の大幅増益決算が好感されたTAKARA&C<7921>、株主還元を強化した京都銀行<8369>がそれぞれ急伸し、通期計画下方修正も足元の業績回復が評価されたスギHD<7649>も上昇した。オアシス・マネジメントの大量保有報告が手掛かりとなったインフォコム<4348>は東証1部値上がり率上位に顔を出した。 <YN> 2021/12/29 16:01 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反発、29000円台回復、米株高受け朝方400円超上昇 日経平均は3日ぶり大幅反発。27日の米国市場でNYダウは4日続伸し、351ドル高となった。S&P500指数は連日で過去最高値を更新。クレジットカード会社のマスターカードのデータで年末商戦の売上高が高い伸びを示したことなどが好感された。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで276円高からスタートすると、朝方には一時29121.01円(前日比444.55円高)まで上昇。その後は上値で利益確定の売りも出て29000円を挟みもみ合う展開が続いたが、引けにかけてやや強含んだ。大引けの日経平均は前日比392.16円高の29069.16円となった。終値としては11月25日以来およそ1カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は9億5249万株、売買代金は2兆1688億円だった。業種別では、精密機器、パルプ・紙、水産・農林業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは海運業のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の86%、対して値下がり銘柄は12%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が3%の上昇。東エレク<8035>も堅調で、ともに連日で上場来高値を更新した。前日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大きく上昇し、レーザーテックや東エレクもこうした流れを引き継いだ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>がしっかり。しまむら<8227>やあさひ<3333>は決算を好感した買いが入った。また、後場の取引時間中に業績・配当予想の上方修正を発表した愛知銀<8527>が東証1部上昇率トップとなった。一方、郵船<9101>や商船三井<9104>、任天堂<7974>はさえない。ピックルス<2925>は決算を受けて売りが先行。また、レノバ<9519>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2021/12/28 15:57 相場概況 日経平均は続落、軟調もみ合い、手掛かり材料乏しく利益確定売り優勢 日経平均は続落。24日は海外の主要市場がクリスマスの祝日で休場だった。引き続き世界的な新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」の感染拡大が懸念される一方、日本でも米製薬大手メルクの新型コロナ経口薬「モルヌピラビル」が承認されたことなどからやや警戒感が和らぎ、週明けの日経平均は3円高からスタートした。しかし、取引参加者が少なく、売買の手掛かり材料にも乏しいなかで利益確定の売りが出て、朝方に一時28658.82円(前週末比123.77円安)まで下落。その後は軟調もみ合いの展開となった大引けの日経平均は前週末比106.13円安の28676.46円となった。東証1部の売買高は7億7748万株、売買代金は1兆6685億円と前週末並みの低水準だった。業種別では、情報・通信業、非鉄金属、電気・ガス業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、ゴム製品、その他金融業、不動産業など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>が3%近い下落。3月に経営破綻した英金融会社グリーンシルを巡り、スイスの金融大手クレディ・スイスが同社への訴訟を準備していると伝わった。ニトリHD<9843>は決算がネガティブ視されて6%超の下落。その他売買代金上位では郵船<9101>やファーストリテ<9983>がさえない。また、洋上風力発電事業の公募で選定されなかったレノバ<9519>は売り気配のままストップ安比例配分。不正会計を巡る調査を延長したEduLab<4427>や決算発表の象印マホービン<7965>も東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は小高く、東エレク<8035>は2%の上昇。ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、商船三井<9104>もしっかり。アトラG<6029>は伊藤忠<8001>との業務委託契約で東証1部上昇率トップとなり、タムラ製<6768>は出資先の新製品開発で買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/12/27 16:10 相場概況 日経平均は4日ぶり小幅反落、上値追い限られマイナス転換、売買1年ぶり低水準 日経平均は4日ぶり小幅反落。23日の米国市場でNYダウは3日続伸し、196ドル高となった。S&P500指数は過去最高値を更新。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」への懸念が和らいだほか、良好な経済指標も投資家心理の改善につながった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで37円高からスタートすると、朝方には一時28870.13円(前日比71.76円高)まで上昇。ただ、クリスマス休暇などで薄商いのなか上値追いの動きは限られ、利益確定売りに押されマイナスへ転じた。日中の上下の値幅は96円あまりだった。大引けの日経平均は前日比15.78円安の28782.59円となった。東証1部の売買高は7億4672万株、売買代金は1兆6165億円と昨年12月25日以来の低水準だった。業種別では、保険業、陸運業、電気・ガス業が下落率上位だった。一方、機械、ガラス・土石製品、電気機器が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は40%となった。個別では、川崎船<9107>やNTT<9432>が2%の下落となり、郵船<9101>やソフトバンクG<9984>は小安く引けた。大阪製鉄<5449>は新市場区分で「スタンダード」を選択すると発表し、三菱電<6503>は品質不正に関する調査結果の第2報等を公表して売り優勢。また、DLE<3686>やネットプロHD<7383>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、レーザーテック<6920>は4%近い上昇。東エレク<8035>も堅調で、揃って上場来高値を更新した。その他売買代金上位では三井ハイテク<6966>や神戸物産<3038>が大きく上昇。業績上方修正や増配を発表したローランドDG<6789>が急伸し、子会社の生産能力増強を発表したエフテック<7212>は後場ストップ高を付けた。また、品川リフラ<5351>による完全子会社化が発表されたイソライト工業<5358>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/12/24 16:00 相場概況 日経平均は3日続伸、後場強含み高値引け、エーザイ9%安 日経平均は3日続伸。22日の米国市場でNYダウは続伸し、261ドル高となった。12月消費者信頼感指数などの経済指標が市場予想を上回り、食品医薬品局(FDA)が製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことも好感された。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで140円高からスタート。クリスマスや年末を前に売買は低調で、前場の日経平均は伸び悩む場面もあった。ただ、後場になるとアジア株の上昇などを受けて強含み、この日の高値で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比236.16円高の28798.37円となった。東証1部の売買高は8億1350万株、売買代金は1兆8853億円と7月6日以来の低水準だった。業種別では、鉱業、空運業、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、医薬品、パルプ・紙、小売業の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は30%となった。個別では、レーザーテック<6920>、郵船<9101>、リクルートHD<6098>の上昇が目立ち、トヨタ自<7203>やソニーG<6758>も堅調。ソフトバンクG<9984>は小高く引けた。INPEX<1605>などはNY原油先物相場の続伸を受けて買われ、コマツ<6301>は建設機械・フォークリフトの値上げ、東急不HD<3289>は小売りの「東急ハンズ」売却、神戸物産<3038>は11月度業績が好感された。また、DLE<3686>がストップ高水準まで急騰し、神栄<3004>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、エーザイ<4523>は9%の下落。厚生労働省の専門部会が認知症新薬について継続審議とする方針が伝わり、東証1部下落率トップとなった。自動車部品子会社での検査不正が伝わった日立<6501>は3%の下落。川崎船<9107>やファーストリテ<9983>は小安く引けた。また、業績下方修正を発表したPD<4587>なども売り優勢だった。 <HK> 2021/12/23 15:56 相場概況 日経平均は小幅続伸、28500円割れでの押し目買い根強い 日経平均は小幅続伸。前日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発。治療薬の普及期待などから新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」に対する懸念が緩和。歳出法案の進展期待も支援材料となり終日堅調に推移した。ナスダック総合指数も大幅に反発。こうした流れを引き継いで日経平均は96.47円高でスタート。ただ、前日の大幅反発で既に米株高は織り込み済みで、寄り付き直後は失速。その後は、アジア市況が小高い一方、時間外取引の米株価指数先物は軟調と外部環境がまちまちな中、前日終値近辺でのもみ合いが継続。前場と後場でそれぞれ一時マイナスに転じる場面もあったが、心理的な節目の28500円割れでは押し目買いが根強く、結局、引けにかけてプラスに転じて終えた。 大引けの日経平均は前日比44.62円高の28562.21円となった。東証1部の売買高は8億7492万株、売買代金は1兆9894億円だった。セクターでは空運業、鉱業、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ一方、パルプ・紙、食料品、電気・ガス業などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の52%、対して値下がり銘柄は41%となった。 個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅高を追い風に、前日に急伸した半導体関連株が反動安をこなして買い優勢となり東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>などが上昇。ソニーG<6758>、ZHD<4689>、JAL<9201>は2%超の大幅高となり、INPEX<1605>、富士通<6702>、ブリヂストン<5108>なども堅調。大手海運株は朝安後に底堅く推移し商船三井<9104>はプラスに転じた。自社株買いを発表した東京海上HD<8766>が買われ、自社株の消却を発表したグリー<3632>も大幅高。大型受注の獲得を発表したFPG<7148>は急伸し、メディパルHD<7459>と資本業務提携した神栄<3004>はストップ高まで買い進まれた。また、業績予想を上方修正したERI HD<6083>はストップ高比例配分となった。 一方、任天堂<7974>、ファナック<6954>、トヨタ自<7203>、デンソー<6902>、武田薬<4502>、OLC<4661>、日本電産<6594>、SMC<6273>などが下落。日本M&A<2127>、神戸物産<3038>は大きく売られた。決算が売りを誘ったところでは日本オラクル<4716>、ツルハHD<3391>が揃って急落。12月既存店売上高が前年比マイナスになった西松屋チェ<7545>も売られ年初来安値を更新した。そのほか、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、村田製<6981>、JT<2914>、NTT<9432>などが軟調だった。 <YN> 2021/12/22 16:01

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