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相場概況 日経平均は3日ぶり反発、半導体株がけん引役、東エレク上場来高値 日経平均は3日ぶり反発。18日の米国市場でNYダウは続落し、60ドル安となった。ただ、好決算のエヌビディアがけん引役となって半導体関連株が上昇し、ナスダック総合指数は過去最高値を更新。本日の東京市場もこうした流れを引き継いで値がさの半導体関連株に買いが先行し、日経平均は42円高からスタートした。朝方の買いが一巡すると小高い水準でもみ合う場面もあったが、前場中ごろを過ぎて時間外取引でのNYダウ先物の上昇などを背景に強含み、引けにかけて一時29768.54円(前日比169.88円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比147.21円高の29745.87円となった。東証1部の売買高は11億9635万株、売買代金は2兆9270億円だった。業種別では、鉱業、卸売業、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、パルプ・紙、証券が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、半導体関連の東エレク<8035>とルネサス<6723>が揃って3%超上昇し、東エレクは上場来高値を更新。三井物産<8031>は5%近く上昇し、太陽誘電<6976>は7%近い上昇となった。その他では任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、リクルートHD<6098>などがしっかり。クボタ<6326>はインドのトラクターメーカー買収、イビデン<4062>は一部メディアの社長インタビューを好材料視した買いが入った。また、マーケットE<3135>がストップ高を付け、OKK<6205>は連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は利益確定売りに押され小安い。ソフトバンクG<9984>は中国アリババ集団の株価急落を受けて軟調。OLC<4661>など旅行・レジャー関連株の下げが目立った。また、エイチーム<3662>が大幅に3日続落し、連日で東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/19 16:04 相場概況 日経平均は続落、米・香港株安が重し、経済対策報道で一時プラスも 日経平均は続落。17日の米国市場でNYダウは反落し、211ドル安となった。過去最高値に迫り利益確定の売りが出たほか、引き続き世界的なインフレ高進や新型コロナウイルス再流行への懸念もくすぶった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで90円安からスタートすると、香港ハンセン指数が軟調だったこともあり、前引けにかけて一時29402.57円(前日比285.76円安)まで下落。ただ、後場に経済対策が財政支出ベースで55.7兆円規模に膨らむ見通しと報じられるとプラス転換する場面もあった。大引けの日経平均は前日比89.67円安の29598.66円となった。東証1部の売買高は12億2040万株、売買代金は2兆8167億円だった。業種別では、鉱業、海運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、ガラス・土石製品、サービス業、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は35%となった。個別では、バルチック海運指数やNY原油先物相場の大幅下落を受け、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株やINPEX<1605>が大幅安。認知症治療薬に対する欧州当局の否定的見解が嫌気されたエーザイ<4523>は9%近い下落となった。レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>も軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。また、エイチーム<3662>やエーザイが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>が堅調。サイバー<4751>は7%超上昇した。また、特別利益計上と自社株買い実施を発表したメガチップス<6875>はストップ高を付け、日本電産<6594>による子会社化を発表したOKK<6205>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/11/18 15:55 相場概況 日経平均は5日ぶり反落、機械受注の下振れなど受け3万円手前で失速 日経平均は5日ぶり反落。前日の米株式市場でNYダウは小幅反発。小売企業の決算を好感したほか、11月小売売上高をはじめとした経済指標の上振れも手伝い終日堅調に推移。ハイテク株への買いも入り、ナスダック総合指数も反発。東京市場でも半導体を中心にハイテク株に買いが先行し、日経平均は98.56円高でスタート。ただ、3万円手前での売りが根強く、9月の機械受注が市場予想を下回ったことも重しとなり、寄り付き直後の29909.97円を本日の高値に失速すると早々にマイナスに転換。その後も下げ幅を拡げる動きが続き、前場中頃には一時29623.79円(184.33円安)まで下落した。後場は売り一巡感で下げ幅を縮小する動きが続いたが、今晩の米エヌビディアなど半導体関連株の決算を見極めたいとの思惑も働くなか、戻りは鈍く、下げ幅は3桁に及んだ。 大引けの日経平均は前日比119.79円安の29688.33円となった。東証1部の売買高は11億7339万株、売買代金は2兆7424億円だった。セクターでは空運業、サービス業、水産・農林業などが下落率上位となった一方、鉱業、精密機器、海運業などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の18%、対して値下がり銘柄は78%となった。 個別では、SOX指数高を背景にレーザーテック<6920>が大幅高となり、東エレク<8035>とともに連日で上場来高値を更新。スクリン<7735>やアドバンテスト<6857>などの他の半導体製造装置銘柄に加え、HOYA<7741>、SUMCO<3436>など半導体材料銘柄も大きく上昇した。傘下の投資ファンドが国内ゴルフ場最大手のアコーディア・ゴルフ・グループを買収すると伝わったソフトバンクG<9984>は米ハイテク株高も支援し小幅高。対ドルでの円安進行を追い風にSUBARU<7270>などの輸送用機器も買われた。前場買われ、揃って上場来高値を一時更新したトヨタ自<7203>とデンソー<6902>は、後場は売りに押され結局小反落。そのほか、INPEX<1605>、SMC<6273>、太陽誘電<6976>が大幅に上昇。東証1部上昇率上位にはクロスキャット<2307>、芝浦機械<6104>、トレックスセミ<6616>、チェンジ<3962>、メック<4971>などが並んだ。 一方、リクルートHD<6098>が短期的な出尽くし感から本日も大幅に下落。連騰劇を繰り広げていたスノーピーク<7816>も騰勢一服で売り優勢。ソニーG<6758>、任天堂<7974>、武田薬<4502>なども軟調で、三菱UFJ<8306>、日立製<6501>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>などは大幅に下落。JAL<9201>、JR東日本<9020>、オープンドア<3926>、エアトリ<6191>などのアフターコロナ関連株も大きく売られた。1部下落率上位ではテモナ<3985>、シンプレクスHD<4373>、システムソフト<7527>、オープンドア、ネットマーケティング<6175>、大平洋金属<5541>、東邦チタニウム<5727>などが並んだ。 <YN> 2021/11/17 16:01 相場概況 日経平均は小幅に4日続伸、米中協議受け一時急伸も、3万円前に伸び悩み 日経平均は小幅に4日続伸。15日の米国市場でNYダウは小幅に反落し、12ドル安となった。インフラ投資法案の成立や製造業景況感の改善が好感される一方、インフレ懸念を背景に長期金利が上昇し、NYダウは引けにかけて下落に転じた。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで27円安からスタートしたが、前場に米中首脳協議の内容が伝わると、緊張緩和に向けた期待から一時29960.93円(前日比184.13円高)まで急伸。ただ、その後は買いが続かず、引き続き節目の3万円手前では利益確定売りも出て伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比31.32円高の29808.12円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は11億9059万株、売買代金は2兆7093億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、保険業が上昇率上位だった。一方、海運業、パルプ・紙、陸運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は54%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が3%近く上昇したほか、トヨタ自<7203>や東エレク<8035>も堅調で、揃って終値ベースの上場来高値(株式分割考慮)を更新。村田製<6981>は中期経営計画を評価した買いが入り、三菱UFJ<8306>は決算や自社株買い、増配が好感された。その他の決算発表銘柄ではチェンジ<3962>などが急伸し、トレックスセミ<6616>はストップ高。また、前日ストップ高のスノーピーク<7816>は商いを伴って大幅続伸し、東証1部上昇率トップとなった。一方、リクルートHD<6098>は3%超の下落。決算そのものは評価の声が多かったものの、材料出尽くし感から売りが出たようだ。郵船<9101>や川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株も軟調ぶりが目立った。また。上期業績を上方修正したヤーマン<6630>だが市場の期待に届かなかったとみられ、東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/11/16 16:02 相場概況 日経平均は3日続伸、米株高など好感、3万円迫り上値の重さも 日経平均は3日続伸。12日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、179ドル高となった。10日発表の10月消費者物価指数(CPI)を受けた金利上昇が落ち着き、ハイテク株を中心に買いが入った。また、週明けの東京市場では東エレク<8035>の好決算もハイテク株の買いを誘い、日経平均は197円高からスタート。朝方には一時29861.88円(前週末比251.91円高)まで上昇したが、節目の3万円に迫ると売りが出て上値が重かった。日経平均への寄与が大きい東エレクも上場来高値こそ更新したが伸び悩む展開となった。大引けの日経平均は前週末比166.83円高の29776.80円となった。東証1部の売買高は11億6341万株、売買代金は2兆6394億円だった。業種別では、サービス業、輸送用機器、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、保険業、海運業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%超、同2位のソフトバンクG<9984>が2%超の上昇。トヨタ自<7203>なども堅調だった。決算発表銘柄では東エレクが前述のとおり伸び悩んだものの、三井住友<8316>は終値でも2%の上昇。業績上方修正や増配が好感されたゆうちょ銀行<7182>などは急伸した。また、好決算のDスタンダード<3925>、エムアップ<3661>、ブレインパッド<3655>、スノーピーク<7816>などはストップ高。恵和<4251>やガンホー<3765>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>やファーストリテ<9983>は小安く、郵船<9101>などの海運株は軟調。JFE<5411>は3%近い下落となった。また、テモナ<3985>やプレサンス<3254>、ミルボン<4919>などは決算を受けて売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/15 16:02 相場概況 日経平均は大幅続伸、332円高、MSCI見直し発表やSQ通過も 日経平均は大幅続伸。11日の米国市場でNYダウは3日続落し、158ドル安となった。ただ、半導体関連を中心に買い戻しが入り、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発。本日の日経平均はこうした流れで103円高からスタートすると、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直し発表やオプション11月物の特別清算指数(SQ)算出を通過したこともあり、朝方に一時29661.22円(前日比383.36円高)まで上昇した。その後は週末を前に売りも出て、高値圏で堅調もみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比332.11円高の29609.97円となった。なお、オプション11月物のSQ値は29388.47円。東証1部の売買高は13億2145万株、売買代金は2兆9426億円だった。業種別では、不動産業、鉄鋼、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは石油・石炭製品のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は19%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>が2%超、レーザーテック<6920>が4%超の上昇。東エレク<8035>、郵船<9101>などその他売買代金上位も全般堅調だった。決算発表銘柄ではPD<4587>、シチズン<7762>、ホトニクス<6965>、パーソルHD<2181>、丸井G<8252>などが急伸。また、メドピア<6095>やEG<6050>がストップ高を付けたほか、大真空<6962>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>やOLC<4661>は小安い。株主総会を巡る調査結果を公表した東芝<6502>は後場売りに押された。決算発表銘柄ではスズキ<7269>が軟調で、ヤクルト<2267>は後場に決算発表して急落する場面があった。また、業績下方修正のレアジョブ<6096>が売り気配のままストップ安比例配分となり、前期がのれんの減損計上で赤字となったLIFULL<2120>なども東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/12 15:58 相場概況 日経平均は5日ぶり反発、円安で一時200円超高、後場伸び悩み 日経平均は5日ぶり反発。10日の米国市場でNYダウは続落し、240ドル安となった。10月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びを見せ、インフレや早期利上げへの懸念が再燃した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで60円安からスタートしたが、円相場の下落を受けて買いが入り、前引けにかけて一時29336.03円(前日比229.25円高)まで上昇。ただ、明朝のMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直し発表を前にした手控えムードなどから、後場に入ると伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比171.08円高の29277.86円となった。東証1部の売買高は11億9030万株、売買代金は2兆4883億円だった。業種別では、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、卸売業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、建設業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の39%、対して値下がり銘柄は56%となった。個別では、レーザーテック<6920>が2%超、ファナック<6954>が3%超上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>などがしっかり。決算発表銘柄では昭電工<4004>が7%近く上昇し、近鉄エクス<9375>や凸版印<7911>、アイフル<8515>も大幅高となった。後場決算発表した安藤ハザマ<1719>はストップ高。また、電子署名法の認定取得を発表した日本通信<9424>は商いを伴って急伸し、凸版印による株式公開買付け(TOB)が発表されたトッパンF<7862>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、資生堂<4911>とアサヒ<2502>は決算を受けて揃って4%近い下落。後場決算発表したENEOS<5020>はマイナス転換し、2%超下落した。キーエンス<6861>やリクルートHD<6098>は小安い。また、パンパシHD<7532>が業績下振れ懸念から急落し、グレイス<6541>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2021/11/11 15:58 相場概況 日経平均は4日続落、米CPI前の様子見姿勢のなかアジア市況下落が重しに 日経平均は4日続落。前日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高い伸びを示したためインフレ警戒感が強まり、史上最高値付近からの利益確定売りが嵩んだ。米10年国債利回りは低下したがハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落。日経平均は76.40円安でスタート。前日までの下落による値ごろ感もあって、一時は前日比プラス圏に浮上する場面もあった。しかし、戻り待ちの売りも根強く再び失速。中国株や香港株、時間外のNYダウ先物が軟調ななか、後場は一段と下げ幅を拡げて始まると一時は29100円割れに。今晩の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの様子見姿勢から戻りは鈍く、その後も軟調な推移が続いた。 大引けの日経平均は前日比178.68円安の29106.78円となった。東証1部の売買高は11億5329万株、売買代金は2兆5202億円だった。セクターではゴム製品、空運業、鉄鋼などが下落率上位となった一方、パルプ・紙、海運業、その他製品などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は39%となった。 個別では、通期の経常利益予想が据え置かれた東邦亜鉛<5707>が急落。オークネット<3964>は高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業<6844>も上期好決算も通期計画据え置きで失望売りを誘った。また、業績予想を下方修正した三井住友建設<1821>やエレコム<6750>のほか、決算関連のリリースをきっかけに住友ゴム<5110>、ビジョン<9416>、クレディセゾン<8253>、セイコーHD<8050>、シップHD<3360>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>、キリンHD<2503>などが東証1部下落率上位に顔を出した。不適切な会計処理の疑念から決算発表を延期したグレイス<6541>はストップ安となった。 1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が3%を超える下落、マネックスG<8698>は8%超の急落となった。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、JFEHD<5411>、三菱商事<8058>、ベイカレント<6532>、ホンダ<7267>なども大幅に下落し、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>なども軟調だった。 一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自<7201>が急伸。好決算を材料にデジハHD<3676>、ケイアイスター不動産<3465>、エー・アンド・デイ<7745>がそれぞれストップ高。そのほか業績関連のリリースを背景にウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>、ネクソン<3659>、鈴木<6785>などが1部上昇率上位に並んだ。後場に入ってからは、業績予想の上方修正及び自社株買いを発表した高島屋<8007>が急伸。そのほか、一部メディアの報道を手掛かりに大有機化<4187>が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテク<6966>なども大幅高に。 1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの大手海運株が上昇、そのほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ルネサス<6723>なども買われた。 <YN> 2021/11/10 16:01 相場概況 日経平均は3日続落、米先物安や円高で弱含み、SBG10%超高 日経平均は3日続落。8日の米国市場でNYダウは続伸し、104ドル高となった。議会下院がインフラ投資法案を可決したことなどが好感され、主要株価指数は連日で過去最高値を更新した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで50円高からスタートすると、大規模な自社株買いを発表したソフトバンクG<9984>の急伸もあって、朝方に一時29750.46円(前日比243.41円高)まで上昇。ただ、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の上昇で弱含み、後場には29240.31円(同266.74円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比221.59円安の29285.46円となった。東証1部の売買高は11億9955万株、売買代金は2兆7458億円だった。業種別では、繊維製品、ゴム製品、海運業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、情報・通信業、鉄鋼、鉱業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。個別では、ファーストリテ<9983>が3%下落して日経平均の押し下げ役となったほか、郵船<9101>、トヨタ自<7203>、ソニーG<6758>などが軟調。前場堅調だった東エレク<8035>も小安く引けた。決算発表の飯田GHD<3291>は材料出尽くし感から大きく売られ、青山商<8219>は業績修正を受けて売りがかさんだ。川崎重<7012>は後場急落。また、東急建設<1720>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクGが売買代金トップで10%超の上昇。1兆円を上限に自社株買いを実施すると発表している。その他売買代金上位では太陽誘電<6976>が3%超上昇し、レーザーテック<6920>や任天堂<7974>は小高い。住友鉱<5713>やヤマハ発<7272>は決算を受けて買いが先行。また、関西スーパ<9919>は臨時株主総会を巡る思惑からストップ高を付け、MBO(経営陣の参加する買収)実施を発表した片倉<3001>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/11/09 15:58 相場概況 日経平均は続落、寄り付き高値に売られ安値引け、JFEなど急落 日経平均は続落。5日の米国市場でNYダウは反発し、203ドル高となった。10月の雇用統計は良好な内容だったが、早期利上げにはつながらないと受け止められ、長期金利が大きく低下。主要株価3指数は揃って過去最高値を更新した。週明けの日経平均もこうした流れを引き継いで123円高からスタート。ただ、節目の3万円に接近する場面では売りが出て、寄り付きがこの日の高値となった。朝方にはマイナスへ転じると、中国恒大集団がドル建て社債の利払いを見送ったとの報道などもあって安値引けした。大引けの日経平均は前週末比104.52円安の29507.05円となった。東証1部の売買高は12億3179万株、売買代金は2兆8264億円だった。業種別では、鉄鋼、水産・農林業、建設業が下落率上位だった。一方、空運業、海運業、鉱業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の58%、対して値上がり銘柄は37%となった。個別では、任天堂<7974>やキーエンス<6861>が2%超下落したほか、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などの値がさ株がさえない。業績上方修正したが市場の期待に届かなかったJFE<5411>は11%を超える下落となり、大林組<1802>や清水建<1803>といった建設株の一角も決算を受けて後場急落。また、業績下方修正のミクシィ<2121>はストップ安水準まで売られた。一方、前週後半に大きく売られた郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株が揃って反発。米ファイザーが開発している新型コロナウイルス飲み薬への期待からJAL<9201>やANA<9202>も買われた。決算発表銘柄ではオリンパス<7733>などが大きく上昇し、メイコー<6787>は東証1部上昇率トップ。また、マネックスG<8698>は連日でストップ高を付けた。 <HK> 2021/11/08 16:00 相場概況 日経平均は反落、米雇用統計前に利益確定売り、海運は大幅続落 日経平均は反落。4日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、33ドル安となった。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。本日の日経平均は米ハイテク株高の流れを引き継いで46円高からスタートしたが、寄り付きをこの日の高値にマイナス転換すると、後場には29504.07円(前日比290.30円安)まで下落する場面があった。今晩の米10月雇用統計の発表を前に目先の利益を確定する売りが出たほか、円相場の上昇やアジア株の下落などが重しとなった。大引けの日経平均は前日比182.80円安の29611.57円となった。東証1部の売買高は12億6664万株、売買代金は2兆9916億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他製品、金属製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、前日の後場に急落した郵船<9101>、川崎船<9107>といった海運株が本日も大幅続落。郵船は増配を発表したものの、物足りないとの見方が出ていた。市況関連株では日本製鉄<5401>も6%近い下落。業績上方修正のダイキン<6367>は市場予想に届かず2%超下落し、上期が営業減益となったソフトバンク<9434>は5%近い下落となった。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>が小安く、トヨタ自<7203>は軟調。また、グローブライ<7990>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、米ハイテク株高を受けてレーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>がしっかり。決算発表銘柄では任天堂<7974>が3%、SUMCO<3436>が7%上昇した。また、好決算のレノバ<9519>や米子会社の上場方針を発表したマネックスG<8698>は商いを伴って急伸し、ストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/11/05 15:56 相場概況 日経平均は反発、米株上昇を好感、海運・トヨタなど決算睨みも 日経平均は反発。米国市場では連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで主要株価指数の最高値更新が続き、祝日明けの日経平均も338円高からスタートした。朝方に一時29880.81円(前営業日比359.91円高)まで上昇すると、取引時間中のトヨタ自<7203>決算発表や5日の米10月雇用統計発表を前にやや上値が重く、海運株が決算発表を受けて後場急落したことも日経平均を押し下げる場面があった。ただ、トヨタ自は決算発表直後の売買が一巡するとプラス圏で推移し、日経平均も引けにかけてやや強含んだ。大引けの日経平均は前営業日比273.47円高の29794.37円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は14億8277万株、売買代金は3兆6854億円だった。業種別では、繊維製品、電気機器、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となった。個別では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>といった値がさハイテク株の一角が大きく上昇。半導体関連については米クアルコムの好決算が支援材料となったようだ。2日の決算発表銘柄ではZHD<4689>が7%超上昇し、朝方決算発表した富士フイルム<4901>は4%の上昇。後場決算発表のトヨタ自や住友商<8053>も買い優勢となった。また、JAL<9201>と双日<2768>の共同出資会社による株式公開買付け(TOB)が発表されたJALUX<2729>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>が軟調。前引け後に決算発表した郵船<9101>と川崎船<9107>が揃って8%超下落し、商船三井<9104>にも売りが波及。花王<4452>も決算が嫌気されて4%超下落し、コニカミノルタ<4902>やヤマハ<7951>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、三井海洋<6269>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/04 15:59 相場概況 日経平均は3日ぶり反落、祝日やFOMC前に反動安、TDKや京セラには買い 日経平均は3日ぶり反落。1日の米国市場でNYダウは3日続伸し、94ドル高となった。S&P500指数、ナスダック総合指数とともに連日で過去最高値を更新した。ただ、日経平均は前日に衆院選結果を受けて急伸しており、本日は利益確定売りが先行して184円安からスタート。前場には好業績銘柄が買われ下げ渋ったが、祝日や米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の売りが出たほか、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の上昇もあって、後場に一時29457.18円(前日比189.90円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比126.18円安の29520.90円となった。東証1部の売買高は11億8356万株、売買代金は2兆7777億円だった。業種別では、保険業、証券、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、空運業、海運業、繊維製品など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、三井物産<8031>が4%の下落。後場の取引時間中に決算発表し、マイナス転換した。その他売買代金上位では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>がさえない。ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小安く引けた。業績上方修正のAGC<5201>は朝高後に売りに押され、ポーラオルHD<4927>、日立造<7004>、協和キリン<4151>は決算を受けて急落。前日ストップ安比例配分の関西スーパ<9919>は大幅続落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、業績上方修正のTDK<6762>は8%超、京セラ<6971>は5%超の上昇。前場に決算発表した丸紅<8002>も買われた。その他売買代金上位では、郵船<9101>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>が小じっかり。デクセリアルズ<4980>やイマジカG<6879>はストップ高を付け、アドウェイズ<2489>なども東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/02 15:55 相場概況 日経平均は大幅続伸、衆院選結果を好感して754円高、レーザーテックなど大幅高 日経平均は大幅続伸。10月29日の米国市場でNYダウは続伸し、89ドル高となった。インフレ懸念がくすぶったものの、堅調な企業業績などを背景に根強い押し目買いが入り、主要3指数は揃って過去最高値を更新した。また、31日投開票の衆院選で自民党が絶対安定多数を単独で確保したことも好感され、週明けの日経平均は437円高からスタート。上値では戻り待ちの売りも出たが、おおむね高値圏で堅調に推移し、引けにかけて29666.83円(前週末比774.14円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前週末比754.39円高の29647.08円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は12億8590万株、売買代金は3兆2825億円だった。業種別では、精密機器、機械、電気機器が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは証券のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は11%となった。個別では、決算発表のレーザーテック<6920>が売買代金トップ。受注拡大が続いたことを評価され、朝安後に切り返して6%超上昇した。その他売買代金上位も郵船<9101>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>など軒並み大きく上昇。決算が好感されたマンダム<4917>や業績上方修正の豊田通商<8015>、米マイクロソフトとの提携検討を発表したセガサミーHD<6460>は急伸した。また、通期決算発表のストライク<6196>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、日本郵政<6178>が続落し、村田製<6981>は受注のピークアウトなどが意識されて小安く引けた。上期の大幅減益や減配が嫌気された野村<8604>は6%超下落し、MRO<3064>やH.I.S.<9603>も急落。また、H2Oリテイル<8242>の傘下入りが決定した関西スーパ<9919>や業績下方修正のメンバーズ<2130>は売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2021/11/01 16:10 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、日米決算受け方向感乏しく、海運株急伸 日経平均は3日ぶり反発。28日の米国市場でNYダウは反発し、239ドル高となった。ナスダック総合指数とS&P500指数は過去最高値を更新したが、アップルやアマゾン・ドット・コムが決算を受けて時間外取引で急落。本日の日経平均は前日終値近辺でスタートすると、前場中ごろには28475.06円(前日比345.03円安)まで下落する場面があった。ただ、好決算銘柄に買いが入って下げ渋り、後場の寄り付き直後には一時29000.65円(同180.56円高)まで上昇するなど、やや方向感に乏しい展開だった。大引けの日経平均は前日比72.60円高の28892.69円となった。東証1部の売買高は15億6498万株、売買代金は3兆5317億円だった。業種別では、海運業、パルプ・紙、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、金属製品、証券、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は48%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>がしっかり。業績上方修正のソニーG<6758>は2%近く上昇し、キーエンス<6861>も決算が好感されて5%の上昇となった。前引け後に決算発表した商船三井<9104>が後場急伸し、郵船<9101>や川崎船<9107>といった他の海運株にも買いが波及。また、富士電機<6504>が東証1部上昇率上位トップとなった。一方、売買代金トップの日本郵政<6178>は続落。政府保有株の売出しで受渡日を迎え、利益確定売りが先行した。レーザーテック<6920>も軟調。決算発表銘柄ではアドバンテス<6857>やルネサス<6723>が2~3%下落し、パナソニック<6752>は6%超の下落。また、カプコン<9697>やアンリツ<6754>も急落し、ZOZO<3092>が東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/10/29 16:03 相場概況 日経平均は続落、ファナックやエムスリーの急落響く、海外株安も 日経平均は続落。27日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、266ドル安となった。決算発表のビザが大幅安でNYダウの押し下げ役となり、景気敏感株を中心に利益確定売りも出た。また、本日の東京市場でも値がさ株のファナック<6954>やエムスリー<2413>が決算を受けて大きく売られ、日経平均は226円安からスタートすると、朝方には一時28693.06円(前日比405.18円安)まで下落。一方、半導体関連株や信越化<4063>の上昇が下支えする形となったが、日経平均は朝方の下げ一服後も軟調もみ合いの展開が続いた。大引けの日経平均は前日比278.15円安の28820.09円となった。東証1部の売買高は22億1279万株、売買代金は5兆0699億円だった。東証株価指数(TOPIX)浮動株比率見直しに伴うリバランス需要が発生した。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼が下落率上位だった。一方、その他製品、空運業、水産・農林業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の52%、対して値上がり銘柄は44%となった。個別では、前述のファナックやエムスリー、それに富士通<6702>が決算を受けて急落し、日立<6501>なども売り優勢の展開だった。ファナックは市場の上振れ期待に反して通期業績予想を下方修正し、8%を超える下落となった。その他売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が2%超下落したほか、日本郵政<6178>、三菱商事<8058>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>などが軟調。また、大日住薬<4506>も決算がネガティブ視され、東証1部下落率トップとなった。一方、決算が好感された信越化は3%近く上昇し、NRI<4307>は8%近い上昇。SCREEN<7735>が決算を受けて急伸し、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>といったその他半導体関連株も堅調ぶりが目立った。また、フューチャー<4722>や航空電子<6807>が東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/28 15:55 相場概況 日経平均は小幅反落、決算見極めムードで往って来い 日経平均は小幅反落。前日の米株式市場でのNYダウは小幅ながら3日続伸、S&P500指数と揃って連日で史上最高値を更新した。良好な企業決算や10月消費者信頼感指数の改善が好感された。ハイテク企業決算への期待も根強く、ナスダック総合指数も小幅続伸。ただ、前日の急伸の反動が優勢となり、日経平均は50円安でスタート。29000円を割り込むと、アジア市況が軟調な中、下げ幅を拡げる展開が続き、前場中頃には28870.25円(235.76円安)まで下げた。ただ、企業決算の本格化や衆院選投開票を前に持ち高を一方向に傾ける向きは少なく、前引けかけて下げ渋ると、後場は25日移動平均線での底堅さも窺えたことから押し目買いが優勢に。大引けまで下げ幅を縮め、結局、前日終値と同水準まで戻した。 大引けの日経平均は前日比7.77円安の29098.24円となった。東証1部の売買高は11億4411万株、売買代金は2兆6240億円だった。セクターでは海運業、空運業、電気・ガス業などが下落率上位となった一方、輸送用機器、食料品、保険業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は32%となった。 主力株では、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>などの値がさ株やハイテク株に下落している銘柄が目立ち、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの大手海運株が急落。7-9月期営業利益及び上方修正後の通期計画値がともに小幅ながら市場予想を下振れた日本電産<6594>は小高く始まった後は売りに押され、3%近い下落。業績予想の下方修正がネガティブサプライズとなったキヤノン<7751>、業績上方修正もサプライズの乏しかった東和薬品<4553>なども急落。通期最終損益が赤字になったとの観測報道を受けて東電力HD<9501>も大きく売られた。上半期上方修正も出尽くし感が優勢となった遠藤照明<6932>は東証1部の値下がり率トップとなった。 一方、7-9月期の上振れに加え市場予想を大幅に上回る水準にまで通期計画を上方修正した新光電工<6967>が急伸し、東証1部値上がり率トップに。また、新光電工の好決算が刺激材料となったイビデン<4062>、三井ハイテク<6966>も大幅に上昇した。後場には、上期実績の大幅上振れと業績及び配当予想の上方修正を発表したMARUWAM<5344>が急伸し、値上がり率上位に入った。好決算や業績上方修正を材料にシマノ<7309>、日立建機<6305>、日東電工<6988>、松風<7979>、ホシデン<6804>なども大幅高となり値上がり率上位に並んだ。そのほか、証券会社のカバレッジが確認されたGMO-GS<3788>が大幅高。1部売買代金上位では日本郵政<6178>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、信越化学<4063>、コマツ<6301>などが上昇。朝方大きく下落していた東エレク<8035>は切り返して小幅高となった。 <YN> 2021/10/27 16:57 相場概況 日経平均は大幅反発、500円超高で29000円台回復、米株最高値を好感 日経平均は大幅反発。25日の米国市場でNYダウは続伸して64ドル高となり、S&P500指数とともに過去最高値を更新した。良好な企業決算が続き、歳出案を巡る協議進展への期待も相場を押し上げた。また、電気自動車(EV)のテスラが初めて時価総額1兆ドルに達し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで327円高からスタートすると、朝方には29000円台を回復。その後も上げ幅を広げ、後場には29160.76円(前日比560.35円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比505.60円高の29106.01円となった。東証1部の売買高は11億4196万株、売買代金は2兆5741億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、その他金融業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは銀行業と空運業の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は18%となった。個別では、日本郵政<6178>が売買代金トップで5%近い上昇。政府保有株の売出価格が決まり、買い戻しが入ったようだ。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、郵船<9101>、東エレク<8035>など全般堅調で、日経平均への寄与が大きいファーストリテ<9983>、エナジー社合同取材の内容が伝わったパナソニック<6752>、中期経営計画の見直しを発表したNTT<9432>の上げが目立った。また、PD<4587>が後場急伸し、東京機<6335>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>は小安い。キヤノン<7751>は4%近く下落したが、キヤノンMJ<8060>を中心に上場子会社の決算で収益鈍化が見られ、売り材料視されたようだ。また、ピーシーエー<9629>も決算を受けて急落し、キヤノンMJなどとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/26 15:58 相場概況 日経平均は反落、値がさ株売られ一時300円超安、好決算銘柄が支え 日経平均は反落。22日の米国市場でNYダウは反発して73ドル高となり、およそ2カ月ぶりに過去最高値を更新した。ただ、引き続きインフレ懸念がくすぶったほか、半導体のインテルや写真・動画共有アプリのスナップが決算を受けて急落。また、参院静岡選挙区の補欠選挙で自民党候補が敗れたこともネガティブ視され、週明けの日経平均は277円安からスタートした。値がさ株を中心に売りが出て、前引けにかけて一時28472.55円(前週末比332.30円安)まで下落したが、好決算銘柄に積極的な買いが入り下値を支えた。大引けの日経平均は前週末比204.44円安の28600.41円となった。東証1部の売買高は10億4576万株、売買代金は2兆2792億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、ゴム製品、食料品、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、鉱業、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。個別では、日経平均への寄与が多いソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が3~4%下落し、2銘柄で日経平均を約145円押し下げた。政府保有株の売出しで価格決定期間に入った日本郵政<6178>は4%超下落し、ハイテク株安の流れからレーザーテック<6920>は3%近く下落した。その他では東エレク<8035>やトヨタ自<7203>が軟調。また、ips<4390>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソニーG<6758>や郵船<9101>が堅調で、米アップルが電気自動車(EV)向けバッテリーの調達先として検討と伝わったパナソニック<6752>は5%近い上昇。決算発表銘柄では中外薬<4519>が10%を超える上昇となり、東製鉄<5423>はそれ以上の急伸を見せた。また、ラウンドワン<4680>が持分法適用会社化すると発表したSKジャパン<7608>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/10/25 15:59 相場概況 日経平均は反発、一時280円高も伸び悩み、半導体株に買い 日経平均は反発。21日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、6ドル安となった。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発し、S&P500指数は7日続伸して過去最高値を更新。本日の日経平均は売りが先行して130円安からスタートすると、値がさの半導体関連株を中心に買いが入りプラス転換した。また、中国恒大集団が23日に猶予期限が切れる米ドル債の利払いを実施すると報じられ、前場に一時28989.50円(前日比280.92円高)まで上昇したが、国内企業の決算発表が本格化するのを前に伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比96.27円高の28804.85円となった。東証1部の売買高は10億5124万株、売買代金は2兆4303億円だった。業種別では、精密機器、機械、電気機器が上昇率上位だった。一方、非鉄金属、鉱業、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は51%となった。個別では、レーザーテック<6920>が3%超、東エレク<8035>が4%超の上昇。前日の米フィラデルフィア半導体株指数が上昇したほか、ディスコ<6146>の好決算も半導体関連株の反発を後押しした。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、ソニーG<6758>などがしっかり。コマツ<6301>やスクエニHD<9684>は外資系証券の投資判断引き上げが買い材料視された。また、業績上方修正の新日科学<2395>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>や日本郵政<6178>が軟調。日本郵政は政府保有株の売出しで25日から価格決定期間に入る。任天堂<7974>やキーエンス<6861>は小幅に下落。米スナップなどのSNS(交流サイト)関連銘柄が時間外取引で急落し、ZHD<4689>は4%超下落した。また、商品市況の下落で売られた東邦鉛<5707>や決算発表のKOA<6999>が東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/22 15:57 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反落、後場値を崩し500円超安、レーザーテックなど急落 日経平均は3日ぶり大幅反落。20日の米国市場でNYダウは続伸し、152ドル高となった。ただ、長期金利の上昇でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅反落。半導体製造装置のオランダASMLは決算を受けて売られた。本日の東京市場でも値がさの半導体関連株を中心に売りが先行し、日経平均は102円安からスタート。前場は下げ渋る場面も見られたが、後場になると香港ハンセン指数や時間外取引のNYダウ先物の軟調推移、円相場の上昇などで値を崩し、一時28688.78円(前日比566.77円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比546.97円安の28708.58円となった。東証1部の売買高は10億4191万株、売買代金は2兆4488億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、精密機器、電気機器、輸送用機器、海運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は15%となった。個別では、半導体株安の流れからレーザーテック<6920>が7%下落し、東エレク<8035>は4%超の下落となった。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>など全般軟調。カカクコム<2371>は業績下方修正、オムロン<6645>やマツキヨココ<3088>は一部証券会社の投資判断引き下げを受けて売りが出た。また、シンプレクスHD<4373>やクリレスHD<3387>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、KDDI<9433>は堅調で、ベイカレント<6532>や富士フイルム<4901>は伸び悩みつつもプラス圏で取引を終えた。ブイキューブ<3681>は投資判断の新規付与観測で急伸。また、無人決済のコンビニエンスストアに関する報道でサインポスト<3996>に思惑買いが入り、ストップ高を付けた。 <HK> 2021/10/21 15:56 相場概況 日経平均は小幅続伸、決算本格化前に29500円での戻り待ち売り根強く 日経平均は小幅続伸。前日の米株式市場でのNYダウは反発。医薬品や保険企業の好決算を受けて投資家心理が向上。米10年債利回りが約5カ月ぶりの高値水準を記録したものの、ハイテク企業への決算期待も根強く、ナスダック総合指数も5日続伸。東京市場でも朝方は値がさハイテク株を中心に買いが入り、日経平均は170.43円高でスタート。香港株の上昇も追い風に、前場中頃には29489.11円(273.59円高)まで上値を伸ばした。しかし、29500円手前では戻り待ちの売りも強く、次第に上値の重い展開に。今月末からの企業決算本格化や衆院選投開票を前に様子見姿勢も強く、前引けかけて急速に上げ幅を縮めると、後場も安値圏でのもみ合いに、終盤には再び値を崩す場面もあった。 大引けの日経平均は前日比40.03円高の29255.55円となった。東証1部の売買高は11億1780万株、売買代金は2兆7099億円だった。セクターでは空運業、陸運業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位となった一方、海運業、その他製品、ゴム製品などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の36%、対して値下がり銘柄は58%となった。 個別では、新マグネシウム合金圧延材の共同開発を発表した日本金属<5491>が急伸し、業績予想の上方修正や増配を発表したソフトクリエイトHD<3371>や大阪ソーダ<4046>などと共に東証1部値上がり率上位に並んだ。証券会社のレーティングや目標株価の引き上げを材料にミライトHD<1417>、コーセー<4922>、IDOM<7599>なども買われた。 主力株では、傘下ファンドの投資先である米ウィーワークの上場決定の報道を受けてソフトバンクG<9984>が急伸。米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などのメガバンクも上昇。JAL<9201>、JR東日本<9020>、エアトリ<6191>、串カツ田中<3547>などのアフターコロナ関連銘柄は大幅高。米国初となる暗号資産(仮想通貨)ビットコインに連動した上場投資信託(ETF)の取引開始を刺激材料にマネックスG<8698>は急伸した。 一方、米当局による車両点検の緊急勧告の可能性が伝わった川崎重<7012>、中国商品取引所での石炭価格の下落が売り材料視された三井松島<1518>がそれぞれ急落、グリムス<3150>や大紀アルミニウム<5702>など共に1部値下がり率上位に並んだ。業績予想を下方修正したリョービ<5851>、証券会社の格下げ観測があったバリューコマース<2491>なども売られた。1部売買代金上位では、日本郵船<9101>などの海運大手3社や「ニンテンドースイッチ」の販売減速懸念が伝わった任天堂<7974>が急落、ベイカレント<6532>、リクルートHD<6098>、SUMCO<3436>、三菱商事<8058>、富士フイルム<4901>なども大きく下落した。 <YN> 2021/10/20 16:01 相場概況 日経平均は反発、190円高、米ハイテク株高や香港・上海株高で 日経平均は反発。18日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、36ドル安となった。ただ、ハイテク株に決算期待の先回り買いが入り、ナスダック総合指数は上昇。本日の東京市場でも値がさハイテク株を中心に買いが先行し、日経平均は91円高からスタートした。国内でも今月下旬から決算発表が本格化するのを前に、様子見姿勢の投資家も少なくなかったようで、朝方の買い一巡後は伸び悩む場面があった。しかし、香港・上海株高などが支援材料となり、後場には一時29272.49円(前日比247.03円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比190.06円高の29215.52円となった。東証1部の売買高は9億9279万株、売買代金は2兆4409億円だった。業種別では、海運業、精密機器、その他製品が上昇率上位だった。一方、鉱業、空運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、対して値下がり銘柄は44%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>といった値がさ株も堅調。郵船<9101>、川崎船<9107>などの海運株はレーザーテック以上に上昇が目立った。前日ストップ安のベイカレント<6532>は商いを伴って急反発し、政策期待の根強いレノバ<9519>はリリースを手掛かりに大幅高。また、業績修正を発表したクオールHD<3034>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、SUMCO<3436>、村田製<6981>、トヨタ自<7203>がさえない。原油先物相場が伸び悩み、INPEX<1605>が4%近く下落するなど関連銘柄の下げが目立った。また、前日ストップ安比例配分のEduLab<4427>が大幅続落し、東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/10/19 15:56 相場概況 日経平均は3日ぶり小幅反落、小安くもみ合い、値がさ株軟調 日経平均は3日ぶり小幅反落。15日の米国市場でNYダウは続伸し、382ドル高となった。9月の小売売上高が市場予想を上回り、主要企業の決算も良好だった。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで25円高からスタート。ただ、前週後半の大幅上昇や29000円台回復を受けて売りが出たほか、米長期金利の上昇で値がさ株が軟調となってマイナス転換した。さほど売りが広がらず下値は堅かったが、中国の7-9月期国内総生産(GDP)成長率が予想をやや下回ったこともあって、小安い水準でもみ合う場面が多かった。大引けの日経平均は前週末比43.17円安の29025.46円となった。東証1部の売買高は10億8498万株、売買代金は2兆5295億円だった。業種別では、医薬品、水産・農林業、食料品が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の45%、対して値上がり銘柄は51%となった。個別では、前週末に大幅高となったレーザーテック<6920>が一転2%の下落。ソフトバンクG<9984>、SUMCO<3436>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>もさえない。マネーフォワード<3994>やパソナ<2168>は決算発表で、マツキヨココ<3088>は月次売上発表で大きく売られた。また、ベイカレント<6532>は決算発表による材料出尽くし感からストップ安を付け、監査法人から結論不表明とのレビューを受領したEduLab<4427>は売り気配のままストップ安比例配分となった。一方、11月の生産計画を受けて懸念が後退したトヨタ自<7203>は2%超の上昇。郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>もしっかり。INPEX<1605>は原油高で5%近い上昇となり、東邦鉛<5707>など非鉄金属株の一角も急伸した。また、三井松島HD<1518>が東証1部トップとなり、ミタチ<3321>はストップ高を付けた。 <HK> 2021/10/18 16:12 相場概況 日経平均は大幅続伸、500円超高で29000円台回復、ハイテク上げ目立つ 日経平均は大幅続伸。14日の米国市場でNYダウは5日ぶりに大幅反発し、534ドル高となった。失業保険申請件数や卸売物価指数(PPI)上昇率が市場予想を下回り、主要企業の堅調な決算も好感された。ハイテク株は長期金利の低下で買われ、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて半導体関連株の上昇が目立った。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで236円高からスタートすると、寄り付き後もアジア株高などを追い風に上げ幅を拡大。引けにかけて一時29082.35円(前日比531.42円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比517.70円高の29068.63円となった。終値で29000円台に乗せるのは9月30日以来。東証1部の売買高は11億4320万株、売買代金は2兆8420億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、機械、海運業、電気機器、金属製品、証券が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の91%、対して値下がり銘柄は7%となった。個別では、レーザーテック<6920>が9%超の上昇となるなど、値がさハイテク株の上げが目立った。郵船<9101>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、川崎船<9107>、キーエンス<6861>も堅調。決算発表銘柄ではクリレスHD<3387>などが急伸し、PRTIMES<3922>や東京ベース<3415>は東証1部上昇率上位にランクイン。イオン<8267>による株式公開買付け(TOB)が発表されたキャンドゥ<2698>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、今期業績見通しが市場予想を下回ったファーストリテ<9983>、新型「ニンテンドースイッチ」の販売状況が伝わった任天堂<7974>は小幅ながら下落。高島屋<8233>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、USENNEXT<9418>やIDOM<7599>は堅調な決算ながら材料出尽くし感が広がったとみられ、東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/15 15:57 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反発、値がさ株に買い、東エレク5%高 日経平均は3日ぶり大幅反発。13日の米国市場でNYダウは小幅ながら4日続落し、0.53ドル安となった。9月の消費者物価指数(CPI)を受けてインフレ懸念がくすぶったほか、JPモルガン・チェースやアップルの下落も相場を押し下げた。ただ、長期金利の低下でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は上昇。本日の東京市場でも値がさ株が買われ、日経平均は124円高からスタートした。衆院解散を受けて政策期待の買いも入ったとみられ、後場には28576.68円(前日比436.40円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比410.65円高の28550.93円となった。東証1部の売買高は11億5266万株、売買代金は2兆5647億円だった。業種別では、水産・農林業、精密機器、電気機器が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、東エレク<8035>が5%の上昇となり、アドバンテス<6857>が4%近く上昇するなど、半導体関連株の一角で上げが目立った。ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>も堅調で、レーザーテック<6920>は小じっかり。米国に医薬品原料の出荷を開始すると発表した日水<1332>は後場急伸した。また、サイゼリヤ<7581>や吉野家HD<9861>は決算が好感され、サインポスト<3996>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が大きく下落し、米長期金利の低下で三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>といったメガバンク株も軟調。ヒューリック<3003>は公募株の受渡日で売りに押された。また、前期業績修正のセラク<6199>、決算発表の前沢工<6489>やベル24HD<6183>が東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/14 15:53 相場概況 日経平均は続落、IMF見通し引き下げなど重し、米物価指標前に様子見ムード(訂正) 日経平均は続落。前日の米株式市場でのNYダウは3日続落。8月求人件数が年初来初めて減少したことで雇用回復鈍化を懸念。また、連邦準備制度理事会(FRB)高官がインフレリスクに言及したことが嫌気されたほか、国際通貨基金(IMF)の経済成長率見通し引き下げも売りを誘った。金利先高観がくすぶる中、ナスダック総合指数も3日続落。米株安を受け日経平均は145.17円安でスタートすると直後に28000円を割り込む場面も。ただ、押し目買いから下げ渋ると下値の堅さが買い戻しを誘い、間もなくして上昇に転換、一時は28364.99円(134.38円高)まで上昇した。しかし、伸び悩んで再びマイナスに転じてからは、今晩以降に発表予定の米物価指標などを前に様子見ムードが広がり、こう着感を強めた。 大引けの日経平均は前日比90.33円安の28140.28円となった。東証1部の売買高は11億1180万株、売買代金は2兆4039億円だった。セクターでは海運業、鉄鋼、ゴム製品などが下落率上位となった一方、不動産業、水産・農林業、建設業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は27%となった。 個別では、商船三井<9104>などの大手海運3社が大幅に下落。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の大幅下落を受け、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>が大幅安。公募増資に伴う新株発行に係る価格が決まったSUMCO<3436>は商いを伴いながらもみ合いの末に下落。米アップルが半導体不足を理由に新型iPhoneの生産計画を下方修正したため、村田製<6981>、太陽誘電<6976>、イビデン<4062>なども大きく売られた。業績下方修正を発表した日ペHD<4612>、第1四半期減益決算が嫌気された三光合成<7888>、第1四半期大幅増益も出尽くし感が先行したタマホーム<1419>などが急落し、東証1部値下がり率上位に並んだ。そのほか、1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などが軟調。 一方、上期事業利益が会社計画を上回ったJフロント<3086>、前期上振れ着地に加え今期も大幅増益見通しとしたSHIFT<3697>がそれぞれ急伸、第3四半期営業利益が通期計画を上回ったフィルカンパニー<3267>、監理銘柄からの指定解除を発表したOKK<6205>などと共に東証1部値上がり率上位に並んだ。1部売買代金上位では、レーザーテック<6920>が半導体関連のなかで逆行高、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ソフトバンク<9434>、JT<2914>、塩野義<4507>などが堅調で、円安を好感した三菱自<7211>、マツダ<7261>は大幅高、そのほか、ヒューリック<3003>、富士フイルム<4901>などが買われた。 <YN> 2021/10/13 16:54 相場概況 日経平均は4日ぶり反落、海外懸念で連れ安、SBGやファストリ軟調 日経平均は4日ぶり反落。11日の米株式市場でNYダウは続落し、250ドル安となった。商品市況の上昇でインフレ懸念がくすぶり、金融大手が経済成長見通しを引き下げたことなども嫌気された。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで39円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を拡大。経営危機に陥っている中国恒大集団が再び社債の利払いを見送ったとの報道のほか、香港・上海株が軟調だったことも投資家心理を悪化させ、前場中ごろを過ぎると一時28166.38円(前日比331.82円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比267.59円安の28230.61円となった。東証1部の売買高は11億3493万株、売買代金は2兆5637億円で8月30日以来の低水準だった。業種別では、電気・ガス業、空運業、小売業が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の80%、対して値上がり銘柄は17%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>が2%超、ファーストリテ<9983>が3%超下落し、2銘柄で日経平均を約117円押し下げた。レーザーテック<6920>や東エレク<8035>といった半導体関連株も軟調で、郵船<9101>、ソニーG<6758>、川崎船<9107>は小安く引けた。業績上方修正のコーエーテクモ<3635>は伸び悩んでマイナス転換。新株発行による資金調達を発表したシーアールイー<3458>や決算発表のコスモス薬品<3349>が急落し、ライク<2462>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、SUMCO<3436>が2%超上昇し、トヨタ自<7203>や商船三井<9104>も堅調。商品市況の上昇で住友鉱<5713>などの上げが目立った。上期の業績見通しが好感されたSBI<8473>は急伸。また、業績・配当予想を大幅上方修正したローツェ<6323>はストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2021/10/12 15:55 相場概況 日経平均は大幅に3日続伸、一時500円超高、金融所得課税の見直し懸念後退など 日経平均は大幅に3日続伸。8日の米国市場でNYダウは4日ぶりに小幅反落し、8ドル安となった。9月雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回ったうえ、インフレ懸念から長期金利が1.6%台まで上昇した。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで71円安からスタート。ただ、米株の変動性指数(VIX)の低下のほか、岸田文雄首相が金融所得課税の見直しを急がない姿勢を示したことなどが安心感につながり、前場中ごろを過ぎて一時28581.36円(前週末比532.42円高)まで上昇すると、その後も高値圏で堅調に推移した。大引けの日経平均は前週末比449.26円高の28498.20円となった。東証1部の売買高は11億9417万株、売買代金は2兆7085億円だった。業種別では、海運業、空運業、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは電気・ガス業のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は14%となった。個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が5%近い上昇。郵船<9101>、商船三井<9104>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>は3~4%超上昇した。ソニーGは台湾積体電路製造(TSMC)との半導体新工場建設が報じられ、トヨタ自などは為替相場の円安進行が買い材料視されたようだ。株式分割の実施を発表したSansan<4443>、決算発表のカーブスHD<7085>などは急伸。また、やはり決算が好感されたMSコンサル<6555>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、レーザーテック<6920>が3%近く下落し、東エレク<8035>などその他の半導体関連株も軟調。決算発表銘柄では安川電<6506>などが下落した。また、Fブラザーズ<3454>は決算を受けて売りがかさみ、FB<3843>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/11 16:09 相場概況 日経平均は大幅続伸、海外株高で安心感、一時600円超高も後場上値重く 日経平均は大幅続伸。7日の米国市場でNYダウは3日続伸し、337ドル高となった。与野党が連邦政府の債務上限を12月まで暫定的に引き上げることで合意し、安心感が広がった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで353円高からスタートすると、連休明けで取引再開された中国・上海株が堅調だったことから投資家心理が一段と上向き、前場中ごろを過ぎると一時28321.35円(前日比643.14円高)まで上昇した。ただ、今晩の米国で9月雇用統計の発表が控えているだけに、後場に入るとやや上値の重い展開となった。大引けの日経平均は前日比370.73円高の28048.94円となった。東証1部の売買高は13億5677万株、売買代金は3兆1984億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、サービス業が上昇率上位だった。一方、海運業の下落が大きく、証券や銀行業は小幅に下げた。東証1部の値上がり銘柄は全体の80%、対して値下がり銘柄は16%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>といった値がさ株の上昇が目立った。米ハイテク株高が安心感につながったようだ。ファーストリテ<9983>も堅調で、トヨタ自<7203>は3%近い上昇。竹内製作<6432>は決算が好感され、大真空<6962>は一部証券会社の投資判断引き上げを受けて急伸した。また、東京機<6335>がストップ高を付けたほか、コニシ<4956>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が4~5%超の下落。武田薬<4502>は6日続落した。決算発表銘柄では7&iHD<3382>が朝高後にマイナス転換し、ローソン<2651>は売りが先行。また、業績下方修正のオンワードHD<8016>は東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/08 15:55

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