新着ニュース一覧
みんかぶニュース 個別・材料
リクルートに強気評価、国内有力証券は「オーバーウエイト」に引き上げ
リクルートホールディングス<6098.T>に強気評価が出ている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は18日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に引き上げた。目標株価は5900円から6700円に見直した。求人検索サービス「Indeed」を中心とするHRテクノロジー事業が牽引する中期的な利益成長シナリオを強めている。同証券では、23年3月期の調整後EBITDAを4590億円から5380億円(前期比5%増)に上方修正。米国を中心とする労働需給の逼迫という市場全体の外部的な追い風だけでなく、着実にグローバルでの求人メディアやそれらを含む人材マッチング市場内でシェアを高めることができていることを評価している。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 13:28
新興市場スナップショット
プレイド---3日ぶり反発、安値更新後に下げ過ぎ感から買い戻し
3日ぶり反発。朝方に上場来安値を更新した後、プラスに転じている。東証グロース市場Core指数の構成銘柄では数少ない上昇銘柄。プレイドは10日に22年9月期の売上高予想を74.19億-78.28億円から71.86億円(前期実績54.44億円)に下方修正したことが嫌気され、売り優勢となっていた。ただ、10日終値(1037円)から一時50%超も急落しており、下げ過ぎ感から買い戻しが入っているようだ。
<ST>
2022/05/19 13:26
注目トピックス 市況・概況
日経平均は484円安、ダウ平均先物底堅く東京市場の下支え要因に
日経平均は484円安(13時20分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>などがマイナス寄与上位となっており、一方、コナミHD<9766>、コムシスHD<1721>、明治HD<2269>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、保険業、輸送用機器、小売業、サービス業が値下がり率上位、倉庫運輸関連が値上がりしている。日経平均はやや下げ渋っている。ダウ平均先物が底堅い動きとなっており、東京市場の株価下支え要因となっているようだ。
<FA>
2022/05/19 13:21
Reuters Japan Online Report Business News
ウクライナ戦争で難路、銀行は備えを=ECB
[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のエンリア委員長は18日、ウクライナ戦争で今後厳しい道のりが予想されるとし、銀行に対し、身を引き締めて準備を整えるよう求めた。
急激な金利上昇で市場の不安定度が増すとの見方も示した。イタリア紙レプブリカに述べた。
委員長は、どの程度の資本を確保できるかを含め、予想を見直すべきだと主張。「新たなマクロ経済見通しを踏まえ、景気悪化シナリオも検討した上で、予測と資本の見通しを見直すよう銀行に要請している」と述べた。
エネルギー・コモディティー価格の上昇でインフレが進行し景気が減速しており、金利上昇に伴う銀行の利ざや改善効果が減殺されているとも指摘。
新型コロナウイルスの支援策終了により、昨年第4・四半期に企業のデフォルト(債務不履行)が増えたが、銀行は昨年、底堅さを示し、引き続きバランシートの処理を進めたとの認識も示した。
2022-05-19T041740Z_1_LYNXNPEI4I03N_RTROPTP_1_ECB-BANKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220519:nRTROPT20220519041740LYNXNPEI4I03N ウクライナ戦争で難路、銀行は備えを=ECB OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220519T041740+0000 20220519T041740+0000
2022/05/19 13:17
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はしっかり、米株式先物の上昇で
19日午後の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、128円80銭台に水準を切り上げている。時間外取引の米株式先物はプラスに転じ、NY株式市場は前日の急反落から持ち直すとの期待感から安全通貨のドルは下落。また、リスク回避の円買いも後退しつつある。ここまでの取引レンジは、ドル・円は127円90銭から128円85銭、ユーロ・円は133円95銭から135円37銭、ユーロ・ドルは1.0461ドルから1.0506ドル。
<TY>
2022/05/19 13:16
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にルネサス
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」19日正午現在でルネサスエレクトロニクス<6723.T>が「買い予想数上昇」5位となっている。
ルネサスは全般相場急落のなかも底堅い動きで前日終値を小幅に下回る水準で売り買いを交錯させている。17日取引終了後、2014年10月に閉鎖した甲府工場に900億円規模の設備投資を行い、300ミリウエハー対応のパワー半導体生産ラインとして2024年に稼働再開を目指すことを発表、この攻めの姿勢が評価されている。世界的に電気自動車(EV)の動きが加速するなか、パワー半導体市場はこれに連動して今後需給逼迫が予想される。同社はそれに対応して商機を捉える構えだ。会社側では、甲府工場での量産開始に伴い、同社のパワー半導体の生産能力は現在の2倍になるとしている。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 13:16
注目トピックス 日本株
ANAHD---反落、国内証券では投資判断を格下げ
ANAHD<9202>は反落。SBI証券は投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価も2690円から2450円に引き下げている。国内線旅客需要は新たな需要の創出などで25年3月期にコロナ前水準を回復するとみているが、国際線旅客需要はインバウンド需要が完全に戻らないとみられ、コロナ前の需要回復は難しいとみている。25年3月期営業利益は1300億円を予想しており、市場予想を200億円強下回る水準となっている。
<YN>
2022/05/19 13:16
みんかぶニュース 個別・材料
愛三工が安い、北米子会社で資金流出事案が発生したと発表
愛三工業<7283.T>が安い。18日の取引終了後、北米子会社において悪意ある第三者による虚偽の指示に基づき資金を流出させる事案が発生したと発表しており、これが嫌気されているようだ。
損失見込額は最大約8億円(18日時点)で、今期の連結会計年度に特別損失として計上する予定という。会社側では、弁護士などによるチーム体制を組織した上で現地の捜査機関に対して被害の申し入れを行ったとしており、捜査に全面的に協力するとともに流出した資金の保全・回収手続きに全力を尽くすとしている。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 13:06
Reuters Japan Online Report Business News
自動車の税制改正、成長に向け「設計図描き直す時期」=自工会会長
[東京 19日 ロイター] - 日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は19日の会見で、自動車関連の税制改正について、「新たな体系を構築すべきではないか。まさに将来の日本の成長に向けて大きな設計図を書き直す時期に来ている」と述べた。
これまで自工会として、世界一高く複雑な自動車税制を「簡素化してほしい」と負担軽減を要望してきたが、豊田会長は「抜本的な見直しは実現できていないのが現状だ」と指摘。
日本には「エネルギー政策を含め、カーボンニュートラル(温暖化ガス排出量の実質ゼロ)を実現する成長戦略が不可欠だ」とし、「その中で基幹産業である自動車をどう位置づけ、雇用を守っていくかが大変重要だ」と話した。税のあり方も「こうした成長戦略に基づいた産業政策の中で腰を据えて見直すべきだ」と強調した。
さらに豊田会長は、従来の各省庁間の綱引きや縦割りの議論ではなく、「検討期間も2年に1度ではなく、中長期の方向性と短期の内容とに分けて議論をお願いしたい」とし、「今年は大局的な視点から自動車税制の見直し議論を深め、なんとか道筋をつけたい」と語った。
2022-05-19T040621Z_1_LYNXNPEI4I037_RTROPTP_1_JAPAN-ECONOMY-GDP.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220519:nRTROPT20220519040621LYNXNPEI4I037 自動車の税制改正、成長に向け「設計図描き直す時期」=自工会会長 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220519T040621+0000 20220519T040621+0000
2022/05/19 13:06
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後1時現在の東証プライムの値上がり銘柄数は426、値下がり銘柄数は1350、変わらずは61銘柄だった。業種別では33業種中全面安で、値下がり上位に海運、輸送用機器、保険、小売、サービスなど。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 13:01
みんかぶニュース 市況・概況
13時の日経平均は500円安の2万6410円、ファストリが65.01円押し下げ
19日13時現在の日経平均株価は前日比500.49円(-1.86%)安の2万6410.71円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は426、値下がりは1351、変わらずは60と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は65.01円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、東エレク <8035>が58.34円、SBG <9984>が22.14円、リクルート <6098>が20.03円、信越化 <4063>が16.34円と続いている。
プラス寄与度トップはコナミHD <9766>で、日経平均を2.11円押し上げている。次いでコムシスHD <1721>が1.34円、クレセゾン <8253>が0.67円、明治HD <2269>が0.42円、日野自 <7205>が0.42円と続く。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は海運で、以下、輸送用機器、保険、小売、サービス、電気機器と並ぶ。
※13時0分8秒時点
株探ニュース
2022/05/19 13:01
後場の寄り付き概況
後場の日経平均は567円安でスタート、郵船や川崎汽船が下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26343.44;-567.76TOPIX;1852.30;-32.39[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比567.76円安の26343.44円と、前引け(26238.40円)から下げ幅を100円以上縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は26220円-26390円のレンジで後半にかけて強含む展開。ドル・円は1ドル=128.80-90円と朝方から60銭ほど円安・ドル高水準に傾いている。アジア市況は軟調だが、上海総合指数は寄り付きから下げ渋って前日終値近辺まで戻してきている。香港ハンセン指数は2%超下落しているが、こちらも午前中ごろから下げ幅を縮めてきている。前日の米株市場でNYダウが今年最大の下げ幅を記録するなど急落した米国株を嫌気して前場の日経平均は大幅安。一方、前場の東証株価指数(TOPIX)の下落率が2%を超えたことで、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑から後場は下げ渋ってスタート。時間外取引のナスダック100先物が上昇に転じてきていることも支援要因となり、後場は寄り付き後も戻りを試す展開が続いている。 セクターでは海運、保険、輸送用機器を筆頭に全面安。東証プライム市場の売買代金上位では、郵船<9101>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>が大幅安。レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、日本電産<6594>、村田製<6981>のほか、トヨタ自<7203>、7&I-HD<3382>、ファーストリテ<9983>なども大きく下落している。一方、三菱重<7011>、ダブル・スコープ<6619>、JT<2914>が堅調に推移。
<CS>
2022/05/19 12:57
注目トピックス 日本株
新都HD---伸び悩んで急落、今期大幅増益見通し発表も出尽くし感優勢
新都HD<2776>は伸び悩んで急落。未定としていた23年1月期の業績見通しを前日に発表。営業利益は1.7億円で前期比3.8倍の水準を見込んでいる。前期に黒字化を果たしており、順調な収益改善が続く形ではあるが、前1月期第4四半期(11-1月期)で1.6億円を計上していたことから、今回の業績見通しにサプライズは乏しいもよう。2月以降、株価は大幅な水準訂正を果たしており、出尽くし感からの利食い売りにつながっているようだ。
<YN>
2022/05/19 12:54
みんかぶニュース 個別・材料
イオンファンが5連騰、国内大手証券が目標株価3060円に増額
イオンファンタジー<4343.T>が逆行高で5連騰、約3カ月半ぶりに年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が18日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を据え置き、目標株価を前回の2460円から3060円へ引き上げており、これを好感する買いが入っている。
23年2月期の3期ぶり営業黒字化計画などが評価され、今後の同社株価はボトムアウト傾向を強めるとみている。注目点として、中国とアセアンにおけるレジャー需要及び海外収益の回復ペース、国内の新規事業(オンラインクレーン、カプセルトイ専門店、プライズ専門店など)の収益動向を挙げた。海外レジャー需要回復の遅れを踏まえ、同証券による23年2月期以降の業績予想を下方修正したが、来期から2ケタ増益の見方は変わっていない。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:51
みんかぶニュース 市況・概況
原油先Wブルなど大幅安、原油市況の急落反映し目先売り優勢に傾く◇
NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN<2038.T>、WTI原油価格連動型上場投信<1671.T>いずれも大きく値を下げる展開で、特にドバイ原油価格に連動する原油先Wブルは前引け時点で5.6%安と下げが顕著となっている。前日のWTI原油先物価格は2ドル81セント安の1バレル=109ドル59セントと大幅続落。米経済の減速懸念が警戒されるなか原油需要の後退に対する思惑が優勢となっている。また、アジア原油スポットドバイも安く、前日終値は1バレル=108ドルちょうどでWTI原油よりも低い水準にある。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:46
みんかぶニュース 為替・FX
債券:国債買いオペ、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率2.96倍
日銀は19日、国債買いオペを実施。「残存期間1年超3年以下」の応札倍率は2.07倍、「同5年超10年以下」は2.96倍、「同25年超」は5.00倍となった。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:43
ビットコインニュース
株式会社キュア、コスプレ専門会社と戦略的パートナーシップ締結【フィスコ・ビットコインニュース】
コスプレトークン(COT)の日本での活動を支援する株式会社キュアは18日、日本初のコスプレ専門会社ONIGIRI Plusとの戦略的パートナーシップを締結したと発表した。ONIGIRI Plusは、世界各地で登録者数1000人以上を抱える日本初のコスプレ専門会社で、コスプレイヤーのキャスティング、各界へのプロモーションなどの事業を通じて日本のコスプレ文化のさらなる発展に取り組んでいる。ONIGIRI Plusの代表である雅南ユイ氏は、北米で盛んなコミック、ゲームイベント「コミコン」の日本展開「東京コミコン」のコスプレ担当の実績や海外での豊富なネットワークがある。今回、COTが目指すコスプレ業界全体のステップアップと目的が合致したため、提携に至ったという。今後はコロナ禍におけるイベントとオンラインの両軸からコスプレイベントやサービスの展開を連携していく。COTは、株式会社キュアが運営する世界最大級のコスプレプラットフォーム「World Cosplay」内で使用できる暗号資産である。現在、国内では暗号資産(仮想通貨)取引所Zaifやサクラエクスチェンジに上場している。イーサリアムをベースとしており、世界中のコスプレイヤーやファン、カメラマン等、その周辺領域で活動する人々で形成される「コスプレ経済圏」の自発的発展とコミュニティへの貢献を目的として発行された。株式会社キュアは3月に「Curecos」のβ版である「Curecosβ」を一般公開している。COTで支援を受けたコスプレイヤーはCOTを100%受け取る事ができ、一部のコスプレイヤーに対してCOTを贈った応援者はNFT(非代替性トークン)が返礼される。COTに馴染みのない方の場合は、クレジットカードを利用してもコスプレ画像に対してコメントと支援金を送る事ができる。ロードマップでは、2022年第2四半期にCOTの大手海外取引所へ上場及びCurecosの本ローンチ、第3四半期にはCOTステーキングサービスの開始、Curecosの多数機能アップデートを予定していることを示している。
<TY>
2022/05/19 12:42
みんかぶニュース 個別・材料
バルミューダはしっかり、軽量化したホバー型クリーナーを発売
バルミューダ<6612.T>はしっかり。18日の取引終了後、2020年に発売したホバー型クリーナー「BALMUDA The Cleaner」の新型として「BALMUDA The Cleaner Lite」を発売すると発表。BALMUDA The Cleaner Liteは、ホバー式クリーナーの自在さはそのままに、従来品と比べ約900グラム軽量化しながら集塵性能も向上させたという。価格は6万4900円(税込み)。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:40
ビットコインニュース
暗号資産(仮想通貨)のイベントスケジュール:5月19日更新【フィスコ・ビットコインニュース】
5月23日-5月25日:BlockSplit 3(スプリト)5月24日:Bakktのビットコイン・オプションSQ(日本時間5月25日)5月25日-5月26日:Florida Bitcoin and Blockchain Summit 2022(フロリダ)5月26日:Bakktのビットコイン先物SQ(日本時間5月27日)5月27日:Disrupt DeFi Conference in Puerto Rico(プエルトリコ)5月27日:CMEのビットコイン・オプション、ビットコイン先物SQ(日本時間5月30日午前1時)6月2日:Blockchain Fest 2022 Singapore(シンガポール)6月7日-6月9日:Blockchain Oracle Summit; Berlin(ベルリン)6月9日-6月12日:Consensus 2022(オースティン)6月10日:World Blockchain Summit Singapore(シンガポール)6月13日-6月15日:CogX Summit & Festival 2022(オンライン及びロンドン)6月14日-6月16日:The Bitcoin Mining Conference 2022(プラハ)
<TY>
2022/05/19 12:38
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位にファインデ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の19日午前11時現在で、ファインデックス<3649.T>が「買い予想数上昇」で2位となっている。
18日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高を19億5300万円から22億5300万円(前年同期比6.3%減)へ、営業利益を1億3600万円から4億400万円(同17.2%減)へ上方修正した。医療情報システム事業で直販・代販案件の追加獲得や、下期以降に予定していた導入の前倒しが要因。なお、通期の営業利益計画は従来予想の10億8500万円(前期比17.8%増)を据え置いた。
これを受けて、同社株は値を上げてスタートしたが、その後は地合い悪のなか、上値では売りに押されマイナス圏に転じた。ただ、業績は堅調であることから売り一巡後の反発期待もあり、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:37
みんかぶニュース 個別・材料
エアトリが底堅い動き、国内ツアーでチャブ保険の旅行傷害保険の販売を開始
エアトリ<6191.T>は底堅い動きとなっている。18日の取引終了後、国内ツアーにおいてChubb損害保険(チャブ保険、東京都品川区)の国内航空機欠航・遅延時宿泊費補償付き国内旅行傷害保険の販売を開始したと発表した。
チャブ独自開発の「旅行保険同時購入システム」の導入により、エアトリの国内ツアー商品購入の際の旅行保険加入がワンストップで完結し、顧客にとってより利便性の高い購入システムの提供が可能になるという。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:33
みんかぶニュース 市況・概況
東洋建が大幅続伸、任天堂創業家が1株1000円でのTOBを正式提案◇
東洋建設<1890.T>が大幅続伸。任天堂<7974.T>創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」は18日、東洋建に対する株式公開買い付け(TOB)を1株1000円で実施することを正式に提案した。東洋建の取締役会が賛同し、株主に対して応募推奨を行うことを決議することをTOBの前提条件としている。条件が充足されれば、6月下旬をメドにTOBを開始する。これを受け、この日の東洋建の株価は上昇している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:33
Reuters Japan Online Report Business News
米中欧、同時リセッションはあり得ず=イエレン米財務長官
[ボン(ドイツ) 18日 ロイター] - イエレン米財務長官は18日、ウクライナ戦争や対ロシア制裁によるエネルギー・食料価格高騰、中国経済の減速などが世界経済への脅威だと指摘しつつ、米中欧の同時リセッション(景気後退)はあり得ないとの認識を示した。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を前に述べた。
中国の「ゼロコロナ」政策により物品の生産が妨げられ、サプライチェーン(供給網)の問題が悪化して価格が上昇し、同国経済の成長鈍化につながっているようだと述べ、中国当局の政策対応を注視しているとした。
また、G7財務相はロシアへの追加制裁について、「ロシアに最大の損害を与えつつ、世界経済を悪影響から守るためどのように制裁を設計するのが最善か」を話し合うという。
2022-05-19T033231Z_1_LYNXNPEI4I02V_RTROPTP_1_POLAND-YELLEN-UKRAINE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220519:nRTROPT20220519033231LYNXNPEI4I02V 米中欧、同時リセッションはあり得ず=イエレン米財務長官 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220519T033231+0000 20220519T033231+0000
2022/05/19 12:32
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で下げ渋る
後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比560円安前後と前場終値と比較して下げ渋っている。外国為替市場では1ドル=128円80銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:32
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 05月19日 12時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(4477) BASE 東証グロース [ 分析中 ]
(3649) ファインデックス 東証プライム [ 割安 ]
(1514) 住石ホールディングス 東証スタンダード [ 割安 ]
(9478) SEHI 東証スタンダード [ 割安 ]
(6723) ルネサス 東証プライム [ 割高 ]
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(9639) 三協フロンテア 東証スタンダード [ 割安 ]
(5852) アーレスティ 東証プライム [ 割安 ]
(5363) TYK 東証スタンダード [ 割安 ]
(3237) イントランス 東証グロース [ 割高 ]
(3675) クロスマーケ 東証プライム [ 分析中 ]
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:32
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は5日ぶり大幅反落、東エレクが1銘柄で約72円分押し下げ
19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり14銘柄、値下がり208銘柄、変わらず3銘柄となった。日経平均は5日ぶり大幅反落。672.80円安の26238.40円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。18日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに大幅反落し、1164ドル安となった。下げ幅は今年最大で、終値としては年初来安値を更新。前の日に決算発表したウォルマートに続き、この日決算発表したターゲットも業績が大きく悪化。小売り大手でさえない決算が相次いだことを受け、インフレによる景気や企業業績の悪化懸念が強まった。S&P500指数は-4.03%、ナスダック総合指数は-4.72%とその他の主要株価指数も大幅に下落。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで475円安からスタートし、朝方に一時26150.09円(761.11円安)まで下落すると、その後も安値圏で軟調に推移した。個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>といった売買代金上位が軒並み軟調。愛知県の工業用水の供給が一部止まり、トヨタ系の1工場が稼働停止するなどと伝わっている。郵船<9101>が5%超下落するなど、海運株は特に軟調ぶりが目立つ。また、F&LC<3563>は大幅続落して取引時間中の年初来安値を更新し、DmMiX<7354>などとともに東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。一方、売買代金上位では三菱重<7011>のみプラスとなっており、取引時間中の年初来高値を連日で更新している。任天堂<7974>創業家の資産運用会社が株式公開買付け(TOB)を正式発表した東洋建<1890>は東証プライム市場の上昇率トップ。イオンファン<4343>なども上昇率上位に顔を出している。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、空運業、輸送用機器、電気機器、サービス業、精密機器などが下落率上位だった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となっている。値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約72円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>がつづいた。一方、値上がり寄与トップはコムシスHD<1721>となり1銘柄で日経平均を約0.6円押し上げた。同2位はコナミHD<9766>となり、日野自動車<7205>、フジクラ<5803>、IHI<7013>がつづいた。*11:30現在日経平均株価 26238.40(-672.80)値上がり銘柄数 14(寄与度+1.80)値下がり銘柄数 208(寄与度-674.60)変わらず銘柄数 3○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<1721> コムシスHD 2448 17 +0.60<9766> コナミHD 8450 10 +0.35<7205> 日野自 683 6 +0.21<5803> フジクラ 752 6 +0.21<7013> IHI 3520 35 +0.12<7011> 三菱重 4908 20 +0.07<9531> 東瓦斯 2615 10 +0.07<8253> クレセゾン 1503 1 +0.04<6113> アマダ 1011 1 +0.04<6472> NTN 245 1 +0.04<8304> あおぞら 2598 6 +0.02<5706> 三井金 3255 5 +0.02<9532> 大瓦斯 2448 2 +0.01<2432> ディーエヌエー 1952 1 +0.01○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<8035> 東エレク 57630 -2070 -72.75<9983> ファーストリテ 58090 -1940 -68.18<9984> ソフトバンクG 5015 -122 -25.72<6367> ダイキン工 19770 -695 -24.42<6098> リクルートHD 4577 -224 -23.62<4063> 信越化 17700 -580 -20.38<6762> TDK 4215 -165 -17.40<6857> アドバンテス 8550 -240 -16.87<9433> KDDI 4458 -77 -16.24<7733> オリンパス 2601 -109 -15.32<6954> ファナック 19760 -410 -14.41<9613> NTTデータ 1980 -81 -14.23<4543> テルモ 3949 -101 -14.20<6971> 京セラ 6913 -159 -11.18<6981> 村田製 8022 -386 -10.85<7203> トヨタ自 1986 -58 -10.19<4519> 中外薬 3533 -96 -10.12<6988> 日東電 8800 -270 -9.49<6758> ソニーG 11315 -255 -8.96<4507> 塩野義薬 6682 -250 -8.79
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2022/05/19 12:29
みんかぶニュース 市況・概況
「水素」が8位にランク、クリーンエネルギー戦略の中間整理公表で関心高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 メタバース
2 インバウンド
3 半導体
4 エネルギー
5 農業関連
6 円安メリット
7 防衛
8 水素
9 TOPIXコア30
10 原子力発電
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が8位となっている。
経済産業省は13日、カーボンニュートラルの実現に向けた道筋を示す「クリーンエネルギー戦略」の中間整理を公表した。このなかで、脱炭素投資には2030年時点で少なくとも官民あわせて年約17兆円、20年代前半からの10年間で約150兆円が必要になると試算。民間投資を引き出すためには、事業の収益性を向上させる仕組みや投資回収の予見可能性を高める制度的措置が不可欠だとしている。
例えば、水素やアンモニアなどの新たなエネルギーを社会に実装するためには、既存燃料との価格差を踏まえた措置や大規模な需要拠点整備に向けた共通インフラなどを整備するための措置がなければ新たな導入の拡大は見込めないと指摘。企業が安心して投資ができるようにする仕組みづくりの必要性を訴えた。
水素は次世代エネルギーの本命として期待されており、直近では三菱重工業<7011.T>と日本原子力研究開発機構がHTTR(高温工学試験研究炉)による水素製造事業を開始。また、荏原製作所<6361.T>は二酸化炭素を排出しない水素製造技術の開発に向けて物質・材料研究機構(NIMS)などとの共同研究を開始し、日立造船<7004.T>の子会社はスイスのごみ焼却発電施設内に水素の製造施設を建設すると発表している。
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 12:20
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~「インフレ下の消費」に揺れる
19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は5日ぶり大幅反落、「インフレ下の消費」に揺れる・ドル・円は切り返し、米金利に追随・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がファーストリテ<9983>■日経平均は5日ぶり大幅反落、「インフレ下の消費」に揺れる日経平均は5日ぶり大幅反落。672.80円安の26238.40円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。18日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに大幅反落し、1164ドル安となった。下げ幅は今年最大で、終値としては年初来安値を更新。前の日に決算発表したウォルマートに続き、この日決算発表したターゲットも業績が大きく悪化。小売り大手でさえない決算が相次いだことを受け、インフレによる景気や企業業績の悪化懸念が強まった。S&P500指数は-4.03%、ナスダック総合指数は-4.72%とその他の主要株価指数も大幅に下落。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで475円安からスタートし、朝方に一時26150.09円(761.11円安)まで下落すると、その後も安値圏で軟調に推移した。個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>といった売買代金上位が軒並み軟調。愛知県の工業用水の供給が一部止まり、トヨタ系の1工場が稼働停止するなどと伝わっている。郵船<9101>が5%超下落するなど、海運株は特に軟調ぶりが目立つ。また、F&LC<3563>は大幅続落して取引時間中の年初来安値を更新し、DmMiX<7354>などとともに東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。一方、売買代金上位では三菱重<7011>のみプラスとなっており、取引時間中の年初来高値を連日で更新している。任天堂<7974>創業家の資産運用会社が株式公開買付け(TOB)を正式発表した東洋建<1890>は東証プライム市場の上昇率トップ。イオンファン<4343>なども上昇率上位に顔を出している。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、空運業、輸送用機器、電気機器、サービス業、精密機器などが下落率上位だった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となっている。前日の米株が急落した流れを引き継ぎ、本日の日経平均は600円を超える下落で前場を折り返した。日足チャートを見ると、26000円台後半に集中している5日~75日の各移動平均線を一気に下抜け。前日まで4日続伸するなどまずまずしっかりした動きだったが、短期トレンドの悪化も意識されざるを得ないか。前引けの日経平均が-2.50%なのに対し、東証株価指数(TOPIX)は-2.03%。ここまでの東証プライム市場の売買代金は1兆5000億円あまりとまずまず多いが、値幅の割には膨らんでいるように見えない。個別では東証プライム市場銘柄の9割近くが下落しているが、9日に回転ずし「スシロー」の値上げを発表したF&LCが下落率上位にランクインしているのは注目される。これまで期待が高かっただけに年初来安値更新で損失覚悟の手仕舞い売りが出やすいのだろうが、国内消費の鈍化懸念を示しているようだ。また、業種別では海運業の下落が目立って大きく、投資家のセンチメント悪化と世界経済の先行き懸念を感じさせる。新興株でもマザーズ指数が-2.48%と大幅反落。既に水準がかなり低いため、日経平均などと比べより大きな下落を強いられているわけではないが、日米株式相場の急落を受けて積極的に買いを入れられる状況にもないだろう。富山大学などとの共同研究を発表したペルセウス<4882>が値を飛ばしているものの、物色は広がりを欠く。メルカリ<4385>が取引時間中の年初来安値を更新するなど、主力IT株は揃って軟調だ。さて、米株は「インフレ下での消費動向」に大きく揺れた。まず17日発表の4月小売売上高が前月比+0.9%、変動の大きい自動車・同部品を除くベースでも同+0.6%と市場予想(+0.4%)を上回り、「インフレ下でも消費は堅調」と受け止める向きが多かった。ただ、米ブルームバーグが小売売上高はインフレ調整しておらず、「消費者物価高騰の結果である可能性もある」などと指摘していたのは注目すべきだろう。結局、ウォルマートやターゲットといった小売り大手の大幅な業績悪化を受け、消費鈍化が懸念されざるを得なくなった。著名エコノミストのモハメド・エラリアン氏は一時的なスタグフレーション(物価高と景気後退の併存)が避けられず、「市場は深刻な成長低迷のリスクにまだ注意を払っていない」などと警鐘を鳴らしたという。また、米金融大手ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO(最高経営責任者)は「極度に懲罰的な」インフレで経済への課税が生じており、「リセッション(景気後退)の可能性はある」との見方を示したという。こうした有力者の懸念の声が影響しているのだろうが、下値でヘッジ(あるいは投機)目的のプットオプション(売る権利)の利益確定売りが一定程度出てきているものの、それ以上に新規のプット買いが入っているとの観測が聞かれる。実際、低下傾向にあった米株の変動性指数(VIX)は18日、30.96(+4.86)と反騰しており、ボラティリティー(株価変動率)の高まりを織り込む動きが再び強まっているようだ。ここまで、一昨日の当欄「それでもインフレ・市場急変懸念は拭えない」での予想に沿った動きになっていると考えざるを得ない。前引けのTOPIX下落率が2%を超え、後場は26営業日ぶり(4月7日以来)となる日銀の上場投資信託(ETF)買い実施観測が相場の下支えとなる可能性もあるだろう。しかし、市場の不安定感から積極的に戻りに乗ろうとする動きは限られそうだ。また、今晩の米国では5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の中古住宅販売件数などが発表される予定で、引き続きインフレ下での経済情勢に注意を払う必要があるだろう。■ドル・円は切り返し、米金利に追随19日午前の東京市場でドル・円は一時128円台に失速したが、その後は128円台半ばに水準を切り上げた。日経平均株価の大幅安でリスク回避の円買いが先行し、主要通貨を下押しした。ただ、米10年債利回りが持ち直すと、ドルは対円で上昇基調に転じた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は127円90銭から128円63銭、ユーロ・円は133円95銭から134円90銭、ユーロ・ドルは1.0461ドルから1.0500ドル。■後場のチェック銘柄・日医工<45418>、ペルセウスプロテオミクス<4882>など、5銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がファーストリテ<9983>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・4月貿易収支:-8392億円(予想:-1兆1500億円、3月:-4124億円←-4141億円)・日・3月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比+7.1%(予想:+3.9%、2月:-9.8%)・豪・4月失業率:3.9%(予想:3.9%、3月:4.0%)・豪・4月雇用者数増減:+0.40万人(予想:+3.00万人、3月:+1.79万人)【要人発言】・NZ政府「GDP成長率は2022-23年に+4.2%、CPIは25年6月末に目標値1-3%に戻る」・ジョルダン・スイス国立銀行総裁「必要なら為替介入の用意」<国内>特になし<海外>特になし
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2022/05/19 12:18
後場の投資戦略
「インフレ下の消費」に揺れる
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26238.40;-672.80TOPIX;1846.39;-38.30[後場の投資戦略] 前日の米株が急落した流れを引き継ぎ、本日の日経平均は600円を超える下落で前場を折り返した。日足チャートを見ると、26000円台後半に集中している5日~75日の各移動平均線を一気に下抜け。前日まで4日続伸するなどまずまずしっかりした動きだったが、短期トレンドの悪化も意識されざるを得ないか。前引けの日経平均が-2.50%なのに対し、東証株価指数(TOPIX)は-2.03%。ここまでの東証プライム市場の売買代金は1兆5000億円あまりとまずまず多いが、値幅の割には膨らんでいるように見えない。 個別では東証プライム市場銘柄の9割近くが下落しているが、9日に回転ずし「スシロー」の値上げを発表したF&LCが下落率上位にランクインしているのは注目される。これまで期待が高かっただけに年初来安値更新で損失覚悟の手仕舞い売りが出やすいのだろうが、国内消費の鈍化懸念を示しているようだ。また、業種別では海運業の下落が目立って大きく、投資家のセンチメント悪化と世界経済の先行き懸念を感じさせる。 新興株でもマザーズ指数が-2.48%と大幅反落。既に水準がかなり低いため、日経平均などと比べより大きな下落を強いられているわけではないが、日米株式相場の急落を受けて積極的に買いを入れられる状況にもないだろう。富山大学などとの共同研究を発表したペルセウス<4882>が値を飛ばしているものの、物色は広がりを欠く。メルカリ<4385>が取引時間中の年初来安値を更新するなど、主力IT株は揃って軟調だ。 さて、米株は「インフレ下での消費動向」に大きく揺れた。まず17日発表の4月小売売上高が前月比+0.9%、変動の大きい自動車・同部品を除くベースでも同+0.6%と市場予想(+0.4%)を上回り、「インフレ下でも消費は堅調」と受け止める向きが多かった。ただ、米ブルームバーグが小売売上高はインフレ調整しておらず、「消費者物価高騰の結果である可能性もある」などと指摘していたのは注目すべきだろう。結局、ウォルマートやターゲットといった小売り大手の大幅な業績悪化を受け、消費鈍化が懸念されざるを得なくなった。著名エコノミストのモハメド・エラリアン氏は一時的なスタグフレーション(物価高と景気後退の併存)が避けられず、「市場は深刻な成長低迷のリスクにまだ注意を払っていない」などと警鐘を鳴らしたという。 また、米金融大手ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO(最高経営責任者)は「極度に懲罰的な」インフレで経済への課税が生じており、「リセッション(景気後退)の可能性はある」との見方を示したという。 こうした有力者の懸念の声が影響しているのだろうが、下値でヘッジ(あるいは投機)目的のプットオプション(売る権利)の利益確定売りが一定程度出てきているものの、それ以上に新規のプット買いが入っているとの観測が聞かれる。実際、低下傾向にあった米株の変動性指数(VIX)は18日、30.96(+4.86)と反騰しており、ボラティリティー(株価変動率)の高まりを織り込む動きが再び強まっているようだ。ここまで、一昨日の当欄「それでもインフレ・市場急変懸念は拭えない」での予想に沿った動きになっていると考えざるを得ない。 前引けのTOPIX下落率が2%を超え、後場は26営業日ぶり(4月7日以来)となる日銀の上場投資信託(ETF)買い実施観測が相場の下支えとなる可能性もあるだろう。しかし、市場の不安定感から積極的に戻りに乗ろうとする動きは限られそうだ。また、今晩の米国では5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の中古住宅販売件数などが発表される予定で、引き続きインフレ下での経済情勢に注意を払う必要があるだろう。(小林大純)
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2022/05/19 12:18
ランチタイムコメント
日経平均は5日ぶり大幅反落、「インフレ下の消費」に揺れる
日経平均は5日ぶり大幅反落。672.80円安の26238.40円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。 18日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに大幅反落し、1164ドル安となった。下げ幅は今年最大で、終値としては年初来安値を更新。前の日に決算発表したウォルマートに続き、この日決算発表したターゲットも業績が大きく悪化。小売り大手でさえない決算が相次いだことを受け、インフレによる景気や企業業績の悪化懸念が強まった。S&P500指数は-4.03%、ナスダック総合指数は-4.72%とその他の主要株価指数も大幅に下落。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで475円安からスタートし、朝方に一時26150.09円(761.11円安)まで下落すると、その後も安値圏で軟調に推移した。 個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>といった売買代金上位が軒並み軟調。愛知県の工業用水の供給が一部止まり、トヨタ系の1工場が稼働停止するなどと伝わっている。郵船<9101>が5%超下落するなど、海運株は特に軟調ぶりが目立つ。また、F&LC<3563>は大幅続落して取引時間中の年初来安値を更新し、DmMiX<7354>などとともに東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。一方、売買代金上位では三菱重<7011>のみプラスとなっており、取引時間中の年初来高値を連日で更新している。任天堂<7974>創業家の資産運用会社が株式公開買付け(TOB)を正式発表した東洋建<1890>は東証プライム市場の上昇率トップ。イオンファン<4343>なども上昇率上位に顔を出している。 セクターでは、全33業種がマイナスとなり、空運業、輸送用機器、電気機器、サービス業、精密機器などが下落率上位だった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となっている。 前日の米株が急落した流れを引き継ぎ、本日の日経平均は600円を超える下落で前場を折り返した。日足チャートを見ると、26000円台後半に集中している5日~75日の各移動平均線を一気に下抜け。前日まで4日続伸するなどまずまずしっかりした動きだったが、短期トレンドの悪化も意識されざるを得ないか。前引けの日経平均が-2.50%なのに対し、東証株価指数(TOPIX)は-2.03%。ここまでの東証プライム市場の売買代金は1兆5000億円あまりとまずまず多いが、値幅の割には膨らんでいるように見えない。 個別では東証プライム市場銘柄の9割近くが下落しているが、9日に回転ずし「スシロー」の値上げを発表したF&LCが下落率上位にランクインしているのは注目される。これまで期待が高かっただけに年初来安値更新で損失覚悟の手仕舞い売りが出やすいのだろうが、国内消費の鈍化懸念を示しているようだ。また、業種別では海運業の下落が目立って大きく、投資家のセンチメント悪化と世界経済の先行き懸念を感じさせる。 新興株でもマザーズ指数が-2.48%と大幅反落。既に水準がかなり低いため、日経平均などと比べより大きな下落を強いられているわけではないが、日米株式相場の急落を受けて積極的に買いを入れられる状況にもないだろう。富山大学などとの共同研究を発表したペルセウス<4882>が値を飛ばしているものの、物色は広がりを欠く。メルカリ<4385>が取引時間中の年初来安値を更新するなど、主力IT株は揃って軟調だ。 さて、米株は「インフレ下での消費動向」に大きく揺れた。まず17日発表の4月小売売上高が前月比+0.9%、変動の大きい自動車・同部品を除くベースでも同+0.6%と市場予想(+0.4%)を上回り、「インフレ下でも消費は堅調」と受け止める向きが多かった。ただ、米ブルームバーグが小売売上高はインフレ調整しておらず、「消費者物価高騰の結果である可能性もある」などと指摘していたのは注目すべきだろう。結局、ウォルマートやターゲットといった小売り大手の大幅な業績悪化を受け、消費鈍化が懸念されざるを得なくなった。著名エコノミストのモハメド・エラリアン氏は一時的なスタグフレーション(物価高と景気後退の併存)が避けられず、「市場は深刻な成長低迷のリスクにまだ注意を払っていない」などと警鐘を鳴らしたという。 また、米金融大手ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO(最高経営責任者)は「極度に懲罰的な」インフレで経済への課税が生じており、「リセッション(景気後退)の可能性はある」との見方を示したという。 こうした有力者の懸念の声が影響しているのだろうが、下値でヘッジ(あるいは投機)目的のプットオプション(売る権利)の利益確定売りが一定程度出てきているものの、それ以上に新規のプット買いが入っているとの観測が聞かれる。実際、低下傾向にあった米株の変動性指数(VIX)は18日、30.96(+4.86)と反騰しており、ボラティリティー(株価変動率)の高まりを織り込む動きが再び強まっているようだ。ここまで、一昨日の当欄「それでもインフレ・市場急変懸念は拭えない」での予想に沿った動きになっていると考えざるを得ない。 前引けのTOPIX下落率が2%を超え、後場は26営業日ぶり(4月7日以来)となる日銀の上場投資信託(ETF)買い実施観測が相場の下支えとなる可能性もあるだろう。しかし、市場の不安定感から積極的に戻りに乗ろうとする動きは限られそうだ。また、今晩の米国では5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の中古住宅販売件数などが発表される予定で、引き続きインフレ下での経済情勢に注意を払う必要があるだろう。(小林大純)
<AK>
2022/05/19 12:13