新着ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
日経平均は279円高、ダウ平均先物底堅く東京市場の安心感に
*13:53JST 日経平均は279円高、ダウ平均先物底堅く東京市場の安心感に
日経平均は279円高(13時50分現在)。日経平均寄与度では、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>、NTTデータG<9613>などがプラス寄与上位となっており、一方、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、アステラス薬<4503>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、非鉄金属、銀行業、輸送用機器、証券商品先物、精密機器が値上がり率上位、サービス業、電気・ガス業、海運業、パルプ・紙、空運業が値下がりしている。日経平均は堅調に推移している。時間外取引で朝方はやや軟調だったダウ平均先物が底堅く推移していることが東京市場の安心感となっているようだ。
<SK>
2024/11/19 13:53
みんかぶニュース 個別・材料
ALSOKが5日ぶり反発、国内大手証券が目標株価1200円に引き上げ
ALSOK<2331.T>が5営業日ぶりに反発した。SMBC日興証券が18日、ALSOKの目標株価を1050円から1200円に引き上げた。投資判断は「2」を継続する。機械警備の価格改定が許容されるとの見方から、その効果が25年3月期の下期から一部発現する可能性を指摘。強盗事件の増加による防犯意識の高まりで来期にかけて機器販売が増加するとみるほか、来期は大阪・関西万博の警備業務の貢献を見込む。同証券はALSOKの26年3月期営業利益予想を従来の450億円から460億円に増額修正した。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:51
注目トピックス 日本株
M&Aキャピ---大幅続伸、大型案件の成約増加など期待して国内証券が格上げ
*13:48JST M&Aキャピ---大幅続伸、大型案件の成約増加など期待して国内証券が格上げ
M&Aキャピ<6080>は大幅続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も2200円から5000円に引き上げている。大型案件の成約加速を期待としているもよう。単体におけるコンサルタントの戦力化がこうした期待の背景となっているようだ。レコフにおける生産性向上の取組みの成果もあって、25年9月期営業利益は28.6%増の82億円、26年9月期は15.9%増の95億円を予想。
<ST>
2024/11/19 13:48
注目トピックス 日本株
ユーグレナ---大幅反発、バイオ燃料販売で香港社と連携へ
*13:46JST ユーグレナ---大幅反発、バイオ燃料販売で香港社と連携へ
ユーグレナ<2931>は大幅反発。国内のバイオ燃料販売において、香港でバイオ燃料を製造するエコセレスと連携すると発表している。エコセレスが中国で製造するバイオディーゼル燃料のHVO燃料や再生航空燃料を日本で本格販売していくもよう。取扱規模は数千トンまでの拡大を想定のようだ。バイオ燃料の販路拡大につながっていくとの期待感が先行。同社では28年後半にかけて大規模バイオ燃料プラントの稼働を計画している。
<ST>
2024/11/19 13:46
注目トピックス 日本株
FUJIMI---反発、業界ポジション良好として国内証券では判断引き上げ
*13:45JST FUJIMI---反発、業界ポジション良好として国内証券では判断引き上げ
FUJIMI<5384>は反発。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に引き上げ、フェアバリューも3300円から3400円に引き上げている。25年3月期計画には上振れ余地があると考えているほか、半導体業界の中では、同社のポジションは良好であるとも判断している。半導体業界では汎用DRAMやフラッシュメモリなどの回復遅延や減速が懸念されているが、同社はロジック半導体用途のウェイトが高く、26年3月期での業績減速リスクは限定的としている。
<ST>
2024/11/19 13:45
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(13時台)~アジャイル、イトーキなどがランクイン
*13:45JST 出来高変化率ランキング(13時台)~アジャイル、イトーキなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [11月19日 13:32 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<3978> マクロミル 3612400 109051.12 349.33% 0.0579%<6573> アジャイル 13033500 175626.38 217.86% 0.2473%<6634> ネクスG 5390700 493705.78 143.02% 0.0091%<4847> インテリW 289700 98500.4 122.49% 0.0487%<4425> Kudan 229000 105278.2 116.50% 0.0986%<3903> gumi 577400 96398.64 92.78% 0.05%<3070> ジェリービー 259500 13029.82 82.65% 0.036%<6023> ダイハツデ 191100 136325.96 81.04% 0.0762%<6333> 帝国電機 36200 71563.96 80.16% 0.0132%<4323> 日シス技術 99700 110595.88 75.51% 0.0794%<4499> Speee 249300 432450.56 74.33% 0.0156%<7972> イトーキ 523500 374008.7 72.19% -0.0626%<3399> 山岡家 181100 344569.6 70.25% 0.0611%<7984> コクヨ 437100 673474.66 62.99% 0.0244%<3540> Ciメディカル 161000 83870.28 61.17% -0.0684%<6763> 帝通工 30200 51328.88 57.60% 0.0217%<4169> エネチェンジ 472200 78619.5 56.66% 0.0996%<4563> アンジェス 2802400 98671.14 56.16% 0.0408%<4921> ファンケル 152500 221887.25 56.14% 0.0021%<8098> 稲畑産 335800 594468.9 53.47% 0.012%<4894> クオリプス 1127300 2562822.4 53.43% -0.1294%<5258> TMN 430800 107370.32 53.30% 0.0788%<7936> アシックス 5907200 12131619.16 51.57% 0.0452%<1723> 日本電技 8600 33617.2 51.36% 0.0162%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<CS>
2024/11/19 13:45
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、日本株高を好感
*13:42JST 東京為替:ドル・円は底堅い、日本株高を好感
19日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、154円40銭付近に値を戻している。日経平均株価は前日比300円超高に上げ幅を拡大しており、円売りがドルを押し上げた。一方、米10年債利回りの低下が続き、ドルの一段の戻りを抑制した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円95銭から154円67銭、ユーロ・円は163円12銭から163円90銭、ユーロ・ドルは1.0587ドルから1.0599ドル。
<TY>
2024/11/19 13:42
みんかぶニュース 個別・材料
GMO-FGが一時S高、7万4000株を上限とする自社株買いを実施へ
GMOフィナンシャルゲート<4051.T>が急反発し一時ストップ高の7510円をつける場面があった。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。上限を7万4000株(発行済み株数の0.88%)、または5億円としており、取得期間は11月19日から12月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするほか、株主還元の一環として実施する。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:39
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:伸び悩みか、金利高なら売り再開
*13:38JST 米国株見通し:伸び悩みか、金利高なら売り再開
(13時30分現在)S&P500先物 5,931.75(+11.75)ナスダック100先物 20,687.00(+53.50)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は73ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。18日の主要3指数はまちまち。ナスダックは5日ぶり、S&Pは3日ぶりに反発したが、ダウは55ドル安の43389ドルと3日続落で取引を終えた。長期金利の低下を背景にハイテクをはじめ主力銘柄が買い戻され、相場を押し上げた。足元の経済指標により力強さが示され、景況感の改善を好感した買いも継続。半面、前週の堅調なインフレ指標を背景に連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ継続の期待は低下し、売り圧力は根強い。本日は伸び悩みか。トランプ次期政権の発足に向け景気の過熱が予想され、消費や景気敏感が買われやすい地合いは続く。今晩決算発表のウォルマートが業績拡大なら消費選好地合いが見込まれる。明日のエヌビディアも注目され、ハイテクがにぎわう可能性もあろう。ただ、引き続きFRBの利下げペース鈍化が見込まれ、長期金利の動向次第では再び売り優勢に。指数はなお過去最高値圏で推移し、調整の売りが指数の上値を抑えそうだ。
<TY>
2024/11/19 13:38
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 11月19日 13時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場
(2134) 北浜CP 東証スタンダード
(3436) SUMCO 東証プライム
(215A) タイミー 東証グロース
(9229) サンウェルズ 東証プライム
(4166) かっこ 東証グロース
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場
(4499) スピー 東証スタンダード
(4020) ビートレンド 東証グロース
(6752) パナHD 東証プライム
(153A) カウリス 東証グロース
(4902) コニカミノル 東証プライム
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:30
注目トピックス 日本株
クオルテック---1Qは2ケタ増収、信頼性評価事業と微細加工事業が増収増益に
*13:28JST クオルテック---1Qは2ケタ増収、信頼性評価事業と微細加工事業が増収増益に
クオルテック<9165>は14日、2025年6月期第1四半期(24年7月-9月)決算を発表した。売上高は前年同期比10.7%増の8.99億円、営業利益は同24.1%減の0.35億円、経常利益は同9.8%増の0.35億円、四半期純利益は同22.6%減の0.20億円となった。信頼性評価事業の売上高は7.89億円(前年同期比9.2%増)、営業利益は2.13億円(同4.8%増)となった。パワーサイクル試験事業において主要顧客からの受注が順調に回復していることが業績を牽引した。環境試験事業では各種試験ともに好調に推移したほか、長期に亘る試験が終了したことが業績に寄与した。断面研磨事業も引き続き順調な受注推移となっている。微細加工事業の売上高は0.96億円(同20.2%増)、営業利益は0.37億円(同164.8%増)となった。レーザ加工事業において量産品加工の需要が大きく回復したことや、試作品加工でも堅調な受注獲得が出来たことで売上高が伸長した。また、当第1四半期会計期間より当セグメントとなった表面処理技術事業においては、主要顧客からの受注が好調に推移したことが業績に寄与した。その他事業の売上高は0.14億円(同41.8%増)、営業損失0.04億円(前年同期は0.05億円の損失)となった。バイオ事業において受託試験の受注が好調に推移したことにより、売上高が大きく伸長した。2025年6月期通期の業績予想については、売上高が前期比10.4%増の40.00億円、営業利益が同1.0%増の3.85億円、経常利益が同0.9%増の3.70億円、当期純利益は同3.7%増の2.80億円とする期初計画を据え置いている。
<NH>
2024/11/19 13:28
みんかぶニュース 個別・材料
アシックスが後場急上昇、中計の数値目標を上方修正
アシックス<7936.T>が後場急上昇している。午後1時ごろ、中期経営計画2026のアップデートを行ったと発表。財務指標の目標を引き上げたことが好感されている。
営業利益の目標を従来の800億円以上から1300億円以上へ、売上高年平均成長率を7~10%から10%前後へ引き上げ、ROA(総資産利益率)を10%前後から15%前後へと引き上げた。スポーツスタイル、オニツカタイガーの営業利益が大幅拡大し、パフォーマンスランニングフットウェアが堅調に推移していることや、日本、北米、欧州における早期達成見込み、ブランド強化による粗利率の大幅改善などで24年最新の通期見通しが従来の中計を超過する見通しであることから、目標数値を上方修正したという。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:26
新興市場スナップショット
HCH---もみ合い、個人投資家向けメディア「ティッカートーク」で紹介記事
*13:20JST <7361> HCH 1894 -7
もみ合い。SNS時代の個人投資家向けメディア「ティッカートーク」内で同社紹介記事が掲載され、14日に発表された決算内容や中期経営計画その他が紹介されている。ただ、記事内容でも、24年9月期通期の業績は、売上高が71.65億円(前期比+10.5%、計画比-8.0%)、EBITDAが7.59億円(前期比-7.3%、計画-9.5%)などと計画未達の状況を踏まえ、6ヶ年の中長期経営方針へリバイスしているとされていることなどから、株価への影響は限定的となっている。
<ST>
2024/11/19 13:20
注目トピックス 日本株
日本エアーテック---3Qは2ケタ増益、「エアーシャワー」、「パスボックス」等の販売が増加
*13:16JST 日本エアーテック---3Qは2ケタ増益、「エアーシャワー」、「パスボックス」等の販売が増加
日本エアーテック<6291>は13日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比6.4%減の98.54億円、営業利益が同27.6%増の8.49億円、経常利益が同28.7%増の12.56億円、四半期純利益が同28.5%増の9.00億円となった。製品別の販売状況は、「エアーシャワー」、「パスボックス」等が増加した。また、「クリーンルーム」、「SS—MAC」、「安全キャビネット」、「クリーンパーテーション」等は減少した。2024年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比1.1%減の135.00億円、営業利益が同31.5%増の9.30億円、経常利益が同29.7%増の13.10億円、当期純利益が同28.4%増の9.40億円とする8月8日発表の修正計画を据え置いている。
<AK>
2024/11/19 13:16
みんかぶニュース 個別・材料
チェンジHDが後場急浮上、バヅクリと共同で従業員エンゲージメント強化サービスを提供開始
チェンジホールディングス<3962.T>が後場急上昇しプラスに転じている。この日午後、傘下のチェンジがエンゲージメント向上支援サービスを手掛けるバヅクリ(東京都港区)と共同で従業員エンゲージメント強化サービスを開発し、提供を開始したと発表したことが好感されている。
新サービスは、協業における第1弾として新卒採用を進める取引先企業と内定者間の関係構築を支援するもので、既存社員との対話を通じて社内文化や仕事内容への理解を深めることに加え、短期・中長期のキャリアイメージのすり合わせや、内定者がコミュニケーションスキルを学びながらチームビルディングを体感できるプログラムを提供。また、人生観や価値観の共有を通じた深い相互理解の促進や、人狼ゲームや脱出ゲームといった「あそび」体験を通じて内定者同士のつながりを強化することで、採用後のスムーズな定着と活躍をサポートする。両社は今後も協業を深め、従業員エンゲージメント強化を支援することで、企業や団体の内定辞退率の改善と入社後の早期活躍に貢献するとしている。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:15
注目トピックス 日本株
キューブ---3Qは減収なるも国内リテールは順調に売上が拡大
*13:13JST キューブ---3Qは減収なるも国内リテールは順調に売上が拡大
キューブ<7112>は14日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比6.8%減の35.69億円、営業利益が同58.6%減の1.52億円、経常利益が同59.0%減の1.52億円、四半期純利益が同61.3%減の0.92億円となった。国内リテール、国内ECについては、夏季の猛暑の影響を大きく受け、秋冬物の新商品販売が伸び悩んでいるが、国内リテールは、2023年4月の青山店オープン、2024年3月の銀座店リニューアルオープンやインバウンド需要に加え、御殿場プレミアム・アウトレット等のPOPUP出店を積極的に行ったことで、売上は年々順調に増加している。2024年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.4%増の51.20億円、営業利益が同18.2%減の2.36億円、経常利益が同21.0%減の2.30億円、当期純利益が同20.8%減の1.51億円とする期初計画を据え置いている。
<AK>
2024/11/19 13:13
注目トピックス 日本株
Orchestra Holdings---自己株式取得に係る事項の決定
*13:12JST Orchestra Holdings---自己株式取得に係る事項の決定
Orchestra Holdings<6533>は14日、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項を決議し、発表した。同社は、株価水準や財務状況を総合的に勘案し、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするため、自己株式の取得を行うものである。取得した自己株式の処分等については、同社株式を対価とした戦略的M&A等に活用する可能性がある。取得し得る株式の総数は上限150,000株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合1.52%)で、総額は上限1億円。取得期間は、約定ベースで2024年11月15日-2025年1月31日を予定している。
<AK>
2024/11/19 13:12
注目トピックス 日本株
アーレスティ---2Qは売上高横ばいなるも、「ダイカスト事業 アジア」が増収・黒字転換
*13:10JST アーレスティ---2Qは売上高横ばいなるも、「ダイカスト事業 アジア」が増収・黒字転換
アーレスティ<5852>は12日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.6%増の781.95億円、営業損失が2.53億円(前年同期は6.01億円の利益)、経常損失が5.36億円(同9.38億円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失が26.96億円(同9.00億円の利益)となった。「ダイカスト事業 日本」は売上高が前年同期比3.5%減の301.72億円、セグメント損失が1.49億円(前年同期は1.81億円の利益)となった。日本自動車市場では、国内自動車生産の落ち込み等により受注量が減少した。収益面は、受注量の減少に対して原価率改善と販売費及び一般管理費の圧縮を推進したが、アルミ地金価格上昇に伴う原材料価格高騰による調達コストの増加もあり、売上高の減少をカバーするまでには至らなかった。「ダイカスト事業 北米」は売上高が前年同期比10.5%増の253.89億円、セグメント損失が4.19億円(前年同期は6.93億円の利益)となった。北米自動車市場では、底堅い北米自動車生産による受注量の増加と為替相場の影響があった。収益面においては、米国工場における生産性の悪化に加え、原材料価格、人件費等の製造コストの上昇があった。「ダイカスト事業 アジア」は売上高が前年同期比5.6%増の172.21億円、セグメント利益が2.56億円(前年同期は9.88億円の損失)となった。アジア自動車市場では、中国工場において主要顧客の販売不振により受注量が減少したが、インド工場において新規製品の量産が開始したことによる受注量の増加と為替相場の影響があった。収益面においては、インド工場における一部製品の生産が安定しないことに伴うコスト高の影響があったが、中国工場における生産体制の合理化による固定費の削減、前期減損損失計上による減価償却費の減少等により第1四半期に続き、第2四半期3か月間でも黒字を維持、対前年同期比黒字転換となる。「アルミニウム事業」は売上高が前年同期比1.2%減の34.66億円、セグメント利益が同20.1%減の0.70億円となった。販売重量は前年同期比10.5%減となったが、販売単価も上昇した。「完成品事業」は売上高が前年同期比47.2%減の19.45億円、セグメント利益が同63.1%減の1.79億円となった。半導体関連企業の期中の大型物件の引き渡しが減少した。2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.2%増の1,602.00億円、営業利益が同33.1%増の30.50億円、経常利益が同11.1%増の28.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.00億円とする10月29日発表の修正計画を据え置いている。尚、1株当たり配当予想(中間 10 円・期末 18円の合計 28 円)は期初計画値を維持する形で変更なし。
<NH>
2024/11/19 13:10
新興市場スナップショット
ROXX---大幅反発、最新Realtime APIを活用した音声対話型AIキャリアアドバイザーを求職者向けに提供開始
*13:09JST <241A> ROXX 1386 +176
大幅反発。音声対話型AIキャリアアドバイザーを求職者向けに提供開始したことを発表し、好感されている。ノンデスクワーカー向け転職プラットフォーム『Zキャリア』のユーザーである求職者の一部を対象に、最新のRealtime APIを活用した音声対話型AIキャリアアドバイザーを提供開始した。求職者は24時間いつでもスマホで仕事探しの相談を開始し、希望条件に合った求人提案をスピーディーに受け取ることが可能となる。『Zキャリア』の累計登録者数は、24年7月末時点で36万人を突破している。
<ST>
2024/11/19 13:09
注目トピックス 日本株
Chordia Research Memo(7):2024年8月期は事業収益の計上がなく、経常損失を計上
*13:07JST Chordia Research Memo(7):2024年8月期は事業収益の計上がなく、経常損失を計上
■Chordia Therapeutics<190A>の業績動向1. 2024年8月期の業績概要2024年8月期の事業収益の計上がなく(前期はマイルストン収入2,500百万円を計上)、営業損失で1,801百万円(前期は212百万円の利益)、経常損失で1,824百万円(同225百万円の利益)、当期純損失で1,827百万円(同223百万円の利益)となった。研究開発費は1,499百万円と前期比で497百万円の減少となった。内訳は、CTX-712が米国での第1/2相臨床試験開始により同331百万円増の1,018百万円となった一方で、安全性試験や治験原薬の製造を終えたCTX-439が同483百万円減の132百万円となったほか、その他開発費が同342百万円減の347百万円となった。また、営業外では助成金収入17百万円、株式上場関連費用28百万円などを計上した。2025年8月期もCTX-712の開発費用増加により損失が続く見通し2. 2025年8月期の業績見通し2025年8月期も事業収益の計上予定はなく、営業損失で2,434百万円(前期は1,801百万円の損失)、経常損失で2,378百万円(同1,842百万円の損失)、当期純損失で2,380百万円(同1,827百万円の損失)と損失が続く見通し。研究開発費はCTX-712の第1/2相臨床試験費用(治験薬製造費用含む)1,610百万円を中心に、同525百万円増加の2,025百万円を見込む。CTX-439については既述の通り自社開発を行わず導出する方針であることから18百万円(AMEDからの助成金を受けた活動費用のみ)まで減少する見通しだ。その他一般管理費は、特許取得関連費用を中心に同107百万円増の408百万円を見込んでいる。また、営業外収支はAMEDからの助成金56百万円(5つのプログラム)の計上を見込むほか、株式上場関連費用がなくなることで前期比80百万円改善する見通しだ。なお、研究開発費についてはCTX-712の開発を中心に進めていくことから、当面は20億円程度の水準が続くものと予想される。株式上場で14億円の資金を調達、当面は1年分の事業活動資金を目安に手元キャッシュを確保する方針3. 財務状況2024年8月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比276百万円減少の4,632百万円となった。株式上場に伴う新株発行収入1,464百万円があったものの、事業活動資金の支出に伴い現金及び預金が同469百万円減少した。負債合計は前期末比62百万円増加の471百万円となった。主に未払金が133百万円増加したことによる。また、純資産合計は同339百万円減少の4,161百万円となった。新株発行に伴い資本金及び資本剰余金がそれぞれ755百万円増加した一方で、当期純損失の計上により利益剰余金が1,827百万円減少した。経営の安全性指標である自己資本比率は前期末比1.4ポイント低下の89.8%となった。継続的な収入がないバイオベンチャーの場合、金融機関から借入れを行うことは困難なため、有利子負債残高はないものの、当面は開発ステージが続くため手元キャッシュは減少していくことになる。2024年8月末時点で4,329百万円のキャッシュがあるが、2025年8月期は2,380百万円の当期純損失を見込んでいることから、1年後の2025年8月期末のキャッシュは2,000百万円前後まで減少することが予想される。同社ではキャッシュポジションについて、事業活動資金の1年分程度を確保しておきたいとの考えであり、今後同水準を下回りそうな場合には、エクイティファイナンスにより資金調達していくことになりそうだ。CTX-712の価値最大化に向けリソースを集中投下し、早期収益化を目指す4. 今後の事業方針同社は「『日本発』『世界初』のこれまでにない新しい抗がん薬を、一日でも早く患者様のもとに。」をスローガンに、2030年ビジョンとして掲げた「日本発の研究開発型の製薬会社になる」ことを目指している。国内についてはアライアンス戦略により自社による製造販売を展開し、海外市場ではグローバル製薬企業とライセンス契約を締結することで効率的に事業を拡大していく戦略だ。開発戦略としては、当面は早期収益化の実現を目標に、CTX-712に経営リソースを集中し、まずは再発・難治性AMLの米国および日本での販売承認を得ることを最優先に取り組み、その後はAMLの一次治療やその他のがん種への適応拡大を進めることでCTX-712の製品価値最大化を目指す。既述の通り潜在市場規模は大きく、ブロックバスターとして育つポテンシャルを持つことから、2025年末頃に発表が見込まれる第1相パートの中間成績結果の内容が注目される。良好な結果が得られれば、海外でのライセンス契約締結の可能性が一気に高まると弊社では見ている。その後の第2相パートの組み入れが順調に進み、主要評価項目となっているCR率で期待どおりの結果※を得ることができれば、2027年前半に承認申請を行い2028年8月期には販売収入を計上できるものと予想される。また、同時期に小野薬品工業に導出したMALT1阻害薬の開発進展に伴う2回目のマイルストン収入を得られる可能性もあり、これらが実現すれば単年度の黒字化達成も視野に入ってくることになる。※ AML治療薬として米国での販売承認が有力視されているSyndax PharmaceuticalsのRevumenibはPivotal P2試験でCR率18%だった。このため、CR率が20%程度以上であれば承認される可能性が高いと同社では見ている(日本で実施されたP1試験ではCR率29%だった)。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2024/11/19 13:07
注目トピックス 日本株
Chordia Research Memo(6):MALT1阻害薬は小野薬品工業に最大500億円超の条件で導出済み
*13:06JST Chordia Research Memo(6):MALT1阻害薬は小野薬品工業に最大500億円超の条件で導出済み
■Chordia Therapeutics<190A>の開発パイプライン2. MALT1阻害薬(1) MALT1阻害薬の作用機序と早期導出の背景MALT1阻害薬は難治性リンパ腫向けの治療効果が期待される開発パイプラインで、前臨床試験実施後の2020年に小野薬品工業に対して早期導出を実現した。難治性リンパ腫では、T細胞シグナルあるいはB細胞シグナル伝達経路の因子(T細胞受容体CD28、B細胞受容体CD79A/B、PLCγ1、PKCβ、CARD11)にシグナルを活性化する遺伝子変異が起こり、そのシグナルがBTKやMALT1(粘膜関連リンパ組織リンパ腫転位タンパク質1)を経由してNF-kBの活性化が引き起こされ、リンパ腫が異常に増殖することが知られている。MALT1阻害薬はこうしたシグナル伝達経路に活性化遺伝子変異を有するリンパ腫に対して、単剤あるいは他剤(BTK阻害剤等)との併用により抗腫瘍効果を示すことが期待されている。特にMALT1阻害薬は免疫チェックポイント阻害薬の不応答性の要因となることが報告されている制御性T細胞を減少させる効果を有していることから、免疫チェックポイント阻害剤との相乗的作用を示す併用薬としても期待され、オプジーボを持つ小野薬品工業が導入する意義が大きかったこと、さらに小野薬品工業ではBTK阻害薬の販売していたこともライセンス契約を行う一因になったと考えられる。同じシグナル伝達経路で複数個所を阻害できれば薬効が一段と強まるためだ。一方、同社が早期導出を決断した背景としては、2019年にリンパ腫治療薬の業界リーダー的存在であったJanssenがMALT1阻害剤の第1相臨床試験を開始したことが大きい。同社はJanssenに対して2~3年開発が遅れている状況や資金面なども勘案した結果、自社で開発を進めるよりも早期導出したほうが良いとの経営判断となった。(2) ライセンス契約の経済条件と開発状況ライセンス契約の経済条件として、契約一時金8億円(2021年8月期)と第1相臨床試験開始に伴うマイルストン25億円(2023年8月期)を既に受領しており、今後の開発マイルストン及び商用マイルストンで最大496億円、並びに売上高に応じたロイヤリティを1ケタ後半から2ケタ前半パーセント得る契約となっている。小野薬品工業におけるONO-7018(CTX-177)の開発状況については、2022年8月に米国で再発・難治性の非ホジキンリンパ腫もしくは慢性リンパ白血病を対象とした第1相臨床試験を開始(1例目の組み入れは2023年2月、目標症例数108例、試験終了予定日2027年末※)したほか、日本でも2024年8月より再発・難治性非ホジキンリンパ腫を対象とした第1相臨床試験(目標症例数24例、試験終了予定日2029年末※)を開始している。なお、MALT1阻害薬についてはONO-7018を含めて5品目が第1相臨床試験を行っている段階にある。このうち、JanssenのSafimaltibは被験者登録が完了しており、一歩先行している状況にある。※ 出所は米国がClinicalTrials.gov、日本が臨床研究情報ポータルサイト。その他のパイプラインについては臨床試験前段階での早期導出を目指す3. その他のパイプラインその他のパイプラインとして、固形がんを対象としたCTX-439(CDK12阻害薬)や血液がんを対象としたGCN2阻害薬、並びに新規パイプラインがあるが、同社はCTX-712の上市による早期収益化を最優先課題として掲げ、経営リソースを集中投下していく方針を決定している。このため、これらのパイプラインについてはCTX-177と同様に、臨床試験前の段階で導出すべくビジネスパートナーを探索していくようだ。CTX-439は、CDK12を阻害することによってRNAポリメラーゼIIによるmRNAの転写を抑制する効果がある。このmRNAの転写を抑制することで異常なmRNAが蓄積し、過剰なストレスがかかったがん細胞が死滅する作用機序となる。既に前臨床試験において動物での安全性、有効性を確認、また原薬製造は完了しており、現在は製剤化の検討段階に入っているが、同試験データを持ってライセンス交渉を進めていくことになる。GCN2阻害薬は探索研究段階であり、前臨床試験を実施後の導出を目指す。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2024/11/19 13:06
注目トピックス 日本株
Chordia Research Memo(5):CTX-712は急性骨髄性白血病を対象とした臨床試験を米国で実施(2)
*13:05JST Chordia Research Memo(5):CTX-712は急性骨髄性白血病を対象とした臨床試験を米国で実施(2)
■Chordia Therapeutics<190A>の開発パイプライン(2) 2次治療以降のAML治療薬としての潜在市場規模AMLの患者数は日米欧の主要国で年間5万人程度と推計されており、このうち一次治療の効果がない又は再発した患者が2次治療に進むことになる。その確率は最大で50%と見ており、このうち治療薬のある遺伝子変異(FLT3、IDH1/2等)を持たない患者と、当該治療薬が効かずに3次治療へ進む患者がCTX-712の最初のターゲットとなる。同社では最大で約1.8万人の患者数がターゲットになると試算している。これらターゲット患者数に、既存薬を参考にした1日当たり薬価(4万円~9.1万円)と平均治療期間(約270日)を掛け合わせたものが潜在市場規模となり、計算では2,000~4,000億円となる。2次治療以降のAML治療薬として販売承認が得られれば、一次治療やその他のがん種へ順次適応拡大を進めていく戦略であり、ブロックバスターに成長するポテンシャルを秘めている。(3) 卵巣がんの開発戦略と潜在市場規模卵巣がんにおける薬物療法としては、プラチナ製剤とタキサン系製剤を組み合わせたTC療法が標準療法として広く普及しており、また、がん細胞に特徴的な分子を標的にした治療薬も開発されている。このため、卵巣がんにおいては、再発・難治性でプラチナ製剤抵抗性を持つ3次治療以降の治療法が限定的な患者を最初のターゲットとして開発を進めていく方針だが、具体的なスケジュールは未定となっている。ターゲットとなる患者数は日米欧の主要国で1.9万人程度と同社では推計している。また、潜在市場規模は対象患者数に仮定上の薬価/日(4万円〜9.1万円)と平均治療期間(約135日)を掛け合わせ、1,000〜2,000億円になると同社では試算している。(4) 製造販売体制日本では自社で製造販売する方針としており、製造については2022年に協業契約を行ったシオノギファーマに委託する意向をもっている。また、物流や販売促進活動については業務提携先のメディパルホールディングスが担うことになる。一方、米国等での販売についてはグローバル製薬企業と販売ライセンス契約を締結して市場を開拓していく方針で、既に複数社と秘密保持契約(NDA)を結んで情報提供を行っている。ライセンス契約を締結するタイミングとして、第1相パートの中間成績結果もしくは第2相パートまで含めた最終試験結果を見て、候補先企業が判断することになる。同社では製品価値が最大化するような有利な条件を引き出し、ライセンス契約に結び付けたい意向である。(5) CLK阻害薬の競合他社の状況CLK阻害薬を開発しているバイオベンチャーが米国に3社あるが、現段階ではいずれも脅威にはならないと同社では見ている。Biospliceで実施した第1相臨床試験の結果は、単剤投与で奏功率0%という結果に終わっており(6名の患者で10%以上の腫瘍サイズ縮小を確認)、現在は併用療法で前立腺がんや大腸がんなどを対象とした第1相臨床試験を実施するにとどまっており、患者での有効性をしっかりと示せていない状態と言える。また、BlossomHills TherapeuticsはAMLを対象とした第1相臨床試験を開始し、患者登録を始めた段階であり、同社から見ると5年程度遅れており、さらに薬剤もCLK以外のキナーゼを阻害するマルチキナーゼ阻害薬となっており、副作用リスクが大きくなるリスクも持つと見られる。Redona Therapeuticsについても、現状は臨床候補化合物の選択を行っている段階にとどまっており、臨床試験入りするまでにはまだしばらく時間を要するものと見られる。CLK阻害薬の開発では同社が最も先行している状況となっており、物質特許もすでに世界主要51カ国で権利化済みとなっている。このため、臨床試験で良好な結果を示せればビッグディールにつながる可能性があり、2025年末頃の発表が見込まれる第1相パートの中間成績の内容が注目される。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2024/11/19 13:05
みんかぶニュース 為替・FX
債券:流動性供給入札、応札倍率3.39倍
19日に実施された流動性供給(第417回)入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)は、最大落札利回り格差がマイナス0.013%、平均落札利回り格差がマイナス0.015%となった。また、応札倍率は3.39倍となり、前回(10月15日)の2.52倍を上回った。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:04
みんかぶニュース 市況・概況
アライドアキ動意、「大阪王将」公式オンラインショップの運用支援開始◇
アライドアーキテクツ<6081.T>が動意づいている。午前11時過ぎ、イートアンドホールディングス<2882.T>のグループ会社ナインブロックが運営する「大阪王将」の公式オンラインショップに対し、CVR最適化プラットフォーム「Letro(レトロ)」を通じて、コンテンツの最適化運用の支援を開始したと発表した。ECでの購入転換率の底上げを図るという。これが材料視された。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:04
みんかぶニュース 個別・材料
アライドアキ動意、「大阪王将」公式オンラインショップの運用支援開始◇
アライドアーキテクツ<6081.T>が動意づいている。午前11時過ぎ、イートアンドホールディングス<2882.T>のグループ会社ナインブロックが運営する「大阪王将」の公式オンラインショップに対し、CVR最適化プラットフォーム「Letro(レトロ)」を通じて、コンテンツの最適化運用の支援を開始したと発表した。ECでの購入転換率の底上げを図るという。これが材料視された。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:04
注目トピックス 日本株
Chordia Research Memo(4):CTX-712は急性骨髄性白血病を対象とした臨床試験を米国で実施(1)
*13:04JST Chordia Research Memo(4):CTX-712は急性骨髄性白血病を対象とした臨床試験を米国で実施(1)
■Chordia Therapeutics<190A>の開発パイプライン1. CTX-712(CLK阻害薬)(1) 開発状況現在のリードパイプラインであるCTX-712(CLK阻害薬)は、mRNA生成過程において重要な役割を担うCLKキナーゼ※の働きを阻害することで異常なスプライシングを発生させ、RNA制御ストレスを増大させてがん細胞を死滅させる効果が期待されている。※ CLKキナーゼは、基質であるSRタンパク質をリン酸化する働きを持つ。SRタンパク質がリン酸化することで前駆型mRNAのうち不要な箇所(イントロン)が正確に取り除かれ、正常なスプライシングが促進される。2018年から2023年まで日本で実施した第1相臨床試験では、標準治療の効果がない再発・難治性の急性骨髄性白血病(以下、AML)や骨髄異形成症候群(以下、MDS)※1などの血液がん及びその他固形がん(卵巣がん、乳がん、すい臓がん、大腸がん、肉腫等)の合計60症例を対象に安全性や有効性などを確認した。治験デザインは、週2回投与※2で用量漸増試験を行い、主要評価項目として安全性、有効性、最大耐量、用量制限毒性を、副次的評価項目として薬物動態などのデータを収集、評価した。※1 骨髄中で血液細胞のもとになる造血幹細胞に異常がおき、正常な血液細胞(赤血球、白血球、血小板)がつくれなくなる疾患で、病状が進行するとAMLに移行する場合がある。※2 間隔をあけて投与するのは、CTX-712の投与によってストレスが掛かった正常細胞の状態を元に戻すため。被験者投与を進めるなかで、血液がんや卵巣がんでの薬効が確認できたため、これら疾患の患者を優先的に組み入れることにし、結果的に血液がん14例、卵巣がん14例、その他固形がん32例となった。試験結果については、2024年4月に開催された米国がん学会において発表しており(2023年11月時点までのデータ)、有害事象としては悪心、嘔吐、下痢などが挙げられたが、既述のとおり制吐剤などを投与することでコントロールが可能であり、安全性について問題のないことが確認された。有効性に関しては、卵巣がん14例中4例でPR(部分奏功)※1が確認されたほか、AML及びMDS計14例(うちAML12例)のうち、4例でCR(完全寛解)、1例でCRi(好中球未回復の完全寛解)、1例でMLFS(形態学的無白血病状態)が確認され、奏効率で43%、CR率で29%となった※2。これら有効性については、AML治療薬として承認された第一三共<4568>のヴァンフリタや、抗がん薬としてブロックバスターに育った小野薬品工業のオプジーボの第1相臨床試験結果と比較しても遜色ない水準※3であるほか、直近でFDAに承認または承認申請を行っているAML治療薬や卵巣がん治療薬との比較においても比肩しうる成績であり、上市に向けて期待が持てる結果が得られたと同社では評価している。※1 PR(Partial Response)は、治療前と比較して腫瘍の大きさが30%以上縮小した状態。白血病におけるCR(Complete Remission)は、骨髄に存在する白血病細胞の割合が5%未満であり、正常な好中球と血小板の数が完全に回復している状態。CRi(Complete Remission with Incomplete hematologic recovery)は、骨髄に存在する白血病細胞の割合が5%未満であるが、好中球、血小板のどちらか一方、又はその両方の回復が不完全な状態。MLFS(Morphologic Leukemia Free State)は、骨髄検査で白血病細胞が見つからない(光学顕微鏡で検出できない)状態。※2 固形がんの残りの症例については約5割の被験者で腫瘍縮小が確認されたが、PRを達成するまでには至らなかった。※3 ヴァンフリタは16例中、CRを達成した症例はなかったものの56%が何らかの奏功を示した(奏効率56%)。オプジーボは第1相臨床試験で、初めて承認取得したメラノーマで4例中1例のCRを達成した(奏効率25%)なお、CTX-712を投与した被験者すべてで、スプライシング異常が引き起こされたことが確認されている。また、AML及びMDSの被験者14例中、投与前の段階でスプライシング因子に異常があった被験者4例のうち3例で奏功が確認されたほか、3例すべてで投与期間が300日以上と長期間の奏功が認められるなど、患者が保有するスプライシング異常と治療効果の相関が強いことがわかっている。がん種別でスプライシング因子に異常を持つ患者の割合を見ると、肺がんや乳がんなどは1〜2%と低いのに対して、AMLが10〜20%、MDSが40%と血液がんで相対的に高い傾向となっている。また、AMLについては標準治療が効かずに再発する可能性が高く、5年生存率も30%程度と低いことから、新たな治療法の開発が強く望まれている領域となって状況も踏まえて、同社はまず2次治療以降のAMLを適応対象として開発を進めていくことを決定し、米国で2023年より第1/2相臨床試験を開始した※。※ 米国でも第1相を行うことになったのは、日本で実施した臨床試験でカプセル剤を用いたのに対して、米国では市販を見据えて錠剤で試験を行うことになったため。米国での臨床試験は当初、2024年末頃に第1相パートを終え、中間成績を2025年半ばに発表する予定であったが、FDAが3年前に提唱した「プロジェクト・オプティマス※1」に則って、第1相試験の組入れ数を増やす方針に転換した※2ことにより、中間成績の発表は2025年末頃に延伸する見込みとなった。第1/2相臨床試験の予定症例数(140~170例)のうち、第1相パートは当初20例程度(週1回投与の用量漸増試験)を予定していたが、現在、週2回投与の漸増試験を追加すべくFDAとプロトコル改定の協議を進めている。2024年8月末時点で週1回投与群20例の組み入れが完了しており、週2回投与の追加組入れにより第1相パートは当初予定から半年から1年程度延伸することになるが、全体の組入れ数はほぼ変わらないため(第2相の組入れ数が減少)、全体のスケジュールについてはほぼ変わらないもようで、順調に組入れが進めば2026年末には最終結果が発表される見通しだ。※1 FDAが、がん治療薬の開発において投与量の最適化と安全性向上を目的として、第1相段階で複数の用量・用法を検討したうえで第2相臨床試験を行うことが望ましいとの指針を示した。※2 米国で「プロジェクト・オプティマス」に未対応だった他社の開発品が、販売承認申請しようとしたところ、FDAから差し戻されるといったケースがあり、第2相臨床試験後に販売承認を得るためには同指針に対応しておいたほうが良いとのコンサルティング会社からの助言があり、方針転換した。第2相パートについては、米国だけでなく日本でも実施すべくPMDAと協議していくことにしている。米国では希少疾病医薬品となるオーファンドラッグ申請を2024年内に行い、第2相臨床試験の結果が良ければ販売承認申請を行う予定だ。一方、日本でも先駆的医薬品指定制度※を活用することで、第2相臨床試験後に承認申請を行うことになる。順調に進めば、2028年に日米で上市する可能性がある。※ 治療薬の画期性や対象疾患の重篤性、対象疾患にかかるきわめて高い有効性、世界に先駆けて(または同時に)日本で早期開発・申請する意思・体制などの指定基準を満たした開発品目を先駆的医薬品として厚労省が指定し、審査や相談などを優先的に行うことで早期実用化を目指す制度(通常1年間の審査期間を6ヶ月に短縮することを目標)。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2024/11/19 13:04
後場の寄り付き概況
後場の日経平均は246円高でスタート、みずほや第一三共などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38466.87;+246.02TOPIX;2706.90;+15.14[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比246.02円高の38466.87円と、前引け(38429.37円)からやや上げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は38400円-38570円のレンジで強含み。ドル・円は1ドル=154.00-10円と午前9時頃から40銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は上海総合指数が小幅高で始まった後に下げに転じ0.4%ほど下落している一方、香港ハンセン指数は朝高の後に伸び悩み0.2%ほど上昇している。 後場の東京市場は前引けに比べやや買いが先行して始まった。前場の日経平均が下値の堅い展開だったことが東京市場の安心感となっているもよう。一方、米半導体エヌビディアの8-10月期決算発表を日本時間21日未明に控え、積極的な買いを引き続き見送る向きもある。 セクターでは、非鉄金属、精密機器、輸送用機器が上昇率上位となっている一方、サービス業、電気・ガス業、海運業が下落率上位となっている。 東証プライム市場の売買代金上位では、サンウェルズ<9229>、ニデック<6594>、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、DeNA<2432>、パナHD<6752>、ソシオネクスト<6526>、三井住友<8316>、第一三共<4568>、みずほ<8411>が高い。一方、リクルートHD<6098>、アステラス薬<4503>、TDK<6762>、三井E&S<7003>、関西電<9503>、アサヒ<2502>、レーザーテック<6920>、川崎重<7012>、IHI<7013>、郵船<9101>が下落している。
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2024/11/19 13:03
注目トピックス 日本株
Chordia Research Memo(3):RNA制御ストレスを標的とした抗がん薬の開発を進める
*13:03JST Chordia Research Memo(3):RNA制御ストレスを標的とした抗がん薬の開発を進める
■Chordia Therapeutics<190A>の会社概要2. 事業概要(1) 経営方針同社は、「日本発」「世界初」の新しい抗がん薬を開発し、一日でも早く患者のもとに届けることで、『Tomorrow is Another Day~明日に希望を感じる社会』の実現を目指している。ファーストインクラスの抗がん薬を創ることをミッションに掲げ、その実現を通じて2030年には日本発の研究開発型の製薬会社に成長していくことをビジョンとしている。(2) ビジネスモデル同社の特徴は、アカデミアとの連携によるシーズ探索能力と、製薬会社で培った創薬力によって上市させる研究開発能力を持つことにある。アカデミアとの共同研究に関しては、(国研)日本医療研究開発機構(AMED)からの助成金も活用しながら効率的に進めているほか、新薬開発において重要となるバイオマーカーを発見するために、富士通のAI技術なども活用しながら開発効率の向上に取り組んでいる。医薬品の開発プロセスは基礎研究から始まり、探索研究、前臨床研究を経て、臨床試験によりヒトでの安全性・有効性を確認したのちに、製造販売承認を行い上市に至る。このうち同社は探索研究から臨床研究のなかでも第2相(少数のヒトに対しての効果検証)までをコアビジネスとして行うことを基本方針としている。また、国内では製造・販売まで自社で行い、海外市場はライセンスアウトを活用する。ライセンスアウトのタイミングは、パイプラインの価値、費用、競合状況を鑑み、基本形としては価値が向上する第2相臨床試験前後で検討することになる。創薬のターゲットは医療ニーズの高いがん領域で、ファーストインクラス※の低分子化合物の創薬に取り組んでいる。新しい作用機序のため、安全性や有効性の予測が難しい反面、既存治療薬で効果の出なかった患者に対して大きな薬効が得られる可能性もある。薬価算定の際にその有効性や新規性に応じて高い価格に設定されることが多いため、グローバル製薬企業からの関心度も高く、大型ライセンス契約につながりやすい。同社ではこうした創薬研究を多くのアカデミアと共同で行っており、資金面ではAMEDからの助成金も活用しながら効率的に進めていることが特徴である。※ 新しくユニークな作用機序により、既存治療薬と異なる有用性を示す革新的医薬品のこと。(3) RNA制御ストレスを標的とした抗がん薬抗がん薬の標的となる分子を見つけ出すには、がん細胞のホールマーク(特徴)を見出し、正常細胞との違いを明らかにすることが重要とされている。近年の研究によってがん細胞には13のホールマークがあることが明らかとなっており、このうち免疫ストレスやDNA損傷ストレスなど10のホールマークを標的とした抗がん薬については、小野薬品工業のオプジーボなど多くのブロックバスターが創出されている。こうしたなか、同社はまだ上市品が存在しないRNA制御ストレスを標的とした抗がん薬の開発を進めている。がん細胞はRNAを生成する複数の過程が乱れ、正常細胞に比べて過剰にストレスが掛かっている状態にある。こうした状態に対して、さらにストレスを加える抗がん薬を投与することで、がん細胞を死滅させる。ストレスがかかっていない正常細胞も抗がん薬投与によってある程度のストレスがかかり、若干の副作用が生じるものの※、時間経過とともにストレス状態から解消され正常な状態に戻ることが研究で明らかとなっている。※ CTX-712の第1相臨床試験では、悪心や嘔吐などの副作用が確認されたが、制吐剤を投与することでコントロールが可能なレベルであり、安全性に問題ないことが確認されている。ヒトのタンパク質が生成される過程を簡単に見ると、DNAから遺伝子情報を転写することで前駆型mRNAを生成し、次にタンパク質を作るために必要なスプライシング過程※1を経て成熟型mRNAとなり、さらにトランスファーRNAをタンパク質合成の場に輸送することでタンパク質が生成される。同社はこの転写、スプライシング、輸送など各過程で働きを担う各種キナーゼ※2を阻害する抗がん薬の開発を進めている。※1 前駆体mRNAからタンパク質合成に不必要な部分(イントロン)を取り除く工程。※2 キナーゼとは、細胞の増殖や機能を調節する役割を担う酵素の総称。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MY>
2024/11/19 13:03
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後1時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1164、値下がり銘柄数は433、変わらずは48銘柄だった。業種別では33業種中28業種が上昇。値上がり上位に非鉄、銀行、証券・商品、輸送用機器、精密機器など。値下がりで目立つのはサービス、電気・ガスなど。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/19 13:02
注目トピックス 日本株
Chordia Research Memo(2):武田薬品工業からスピンアウトし、抗がん薬に特化した開発を進める
*13:02JST Chordia Research Memo(2):武田薬品工業からスピンアウトし、抗がん薬に特化した開発を進める
■Chordia Therapeutics<190A>の会社概要1. 会社沿革同社は、武田薬品工業で低分子化合物の抗がん薬開発を行っていた創薬研究者6人がスピンアウトして共同創業者となり、2017年10月に設立したバイオベンチャーである。武田薬品工業時代に開発を進めていたパイプラインのなかから4品目を選び、同年11月に武田薬品工業と全世界の独占的研究、開発、製造及び販売に関するライセンス契約を締結して、開発をスタートさせた。武田薬品工業では2016年頃にグループ全体の研究開発戦略の見直しを検討するなかで、抗がん薬の自社開発については抗体医薬品や細胞治療などニューモダリティ分野に絞り込み、低分子化合物の開発については優先順位を下げる方針を決定した。この決定は低分子化合物の創薬に見込みがなくなったというわけではなく、事業の選択と集中を行う必要に迫られるなかで決定したものだ。こうしたなか、当時武田薬品工業のがん創薬ユニットの日本のヘッドであった現代表取締役の三宅 洋(みやけ ひろし)などがスピンアウトして、低分子化合物の創薬を継続していくことになった。なお、武田薬品工業とのライセンス契約の内容については、設立の経緯や武田薬品工業が同社株式の約16%を保有する筆頭株主となっていることもあって、一般的な経済条件よりも同社にとって有利な条件となっているようだ。リードパイプラインであるCTX-712は、2018年8月に日本で第1相臨床試験を開始したことに続き、2023年2月に米国で第1/2相臨床試験を開始した。また、2020年12月にはCTX-177について小野薬品工業と全世界での独占的ライセンス契約を締結した(ライセンス契約一時金8億円及び開発・販売マイルストンで最大521億円、販売ロイヤリティは1ケタ後半〜2ケタ前半パーセント)。小野薬品工業では、2022年8月より米国で第1相臨床試験を開始している。同社は日本市場では製薬企業として事業展開していくことを目指しており、そのための体制整備として製造委託先となるシオノギファーマと協業に関する基本合意書を、また物流・販売促進に関しては、メディパルホールディングスとの業務提携に関する基本合意書をそれぞれ2022年5月に締結した。なお、2024年8月末の従業員数は22名(うち、Ph.D.12名)で、当面は同水準を維持する方針である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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