みんかぶニュース 個別・材料ニュース一覧
みんかぶニュース 個別・材料
東エレクの26年3月期は一転最終減益・減配へ、半導体メーカーの設備投資計画の調整で
東京エレクトロン<8035.T>は31日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから2500億円減額し2兆3500億円(前期比3.4%減)、最終利益予想は1220億円減額して4440億円(同18.4%減)に引き下げた。増益予想から一転、減益を計画する。中間配当予想は245円で据え置く一方で、期末配当予想をこれまでの見通しから133円減額修正して240円とする。年間配当予想は485円(前期比107円減配)に見直した。半導体メーカーによる設備投資計画の調整による影響を業績予想に織り込んだ。
4~6月期の売上高は前年同期比1.0%減の5495億8600万円、最終利益は同6.6%減の1178億100万円だった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 17:25
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ガイシの第1四半期は営業利益35%増、800万株を上限とする自社株買いも発表
日本ガイシ<5333.T>がこの日の取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、売上高1664億5800万円(前年同期比9.1%増)、営業利益237億8100万円(同34.7%増)、純利益178億9900万円(同63.2%増)だった。
自動車関連製品は概ね横ばいだったものの、産業プロセス事業が工事案件の売り上げを計上したほか、デジタルソサエティ事業でAI用途の半導体需要の好調を背景に半導体製造装置用製品の出荷が増加したことも貢献した。また、エネルギー&インダストリー事業のエナジーストレージで国内蓄電所向けにNAS電池を販売し、同事業の損益が改善したことも寄与した。
なお、26年3月期通期業績予想は、売上高6300億円(前期比1.7%増)、営業利益750億円(同7.7%減)、純利益550億円(同0.1%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を800万株(自己株式を除く発行済み株数の2.73%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は8月1日から12月23日までで、取得した自社株はすべて消却する。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 16:50
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ナブテスコが25年12月期業績予想の上方修正と自社株買いを発表
ナブテスコ<6268.T>がこの日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想について、売上高を3360億円から3440億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を187億円から223億円(同50.8%増)へ、純利益を131億円から146億円(同44.3%増)へ上方修正した。上期において、自動ドア事業で国内の建物用ドア及びプラットホームドアの需要や、精密減速機事業における中国向けの産業用ロボットの需要が堅調に推移。また、鉄道車両用機器事業、舶用機器事業の需要が増加していることや、円安による為替効果などが売上高・利益を押し上げる。
同時に発表した6月中間期決算は、売上高1656億1600万円(前年同期比8.6%増)、営業利益106億500万円(同65.0%増)、純利益65億1300万円(同54.9%増)だった。
あわせて、上限を400万株(自己株式を除く発行済み株数の3.32%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は8月1日から12月30日まで、取得した自社株はすべて消却する。
また、油圧機器事業を会社分割により新会社に集約させたうえで、同新会社の株式の70%をイタリアのカマー・インダストリーズ社に譲渡すると発表した。同事業は中国ローカルの油圧機器メーカーの台頭や建設機械メーカーの内製化により厳しい競争環境が続いており、カマー社とパートナーとなることで、相互補完的な販売網を活用した新たな市場機会の獲得や製品ラインアップの補完による提案力の強化を図るのが狙いとしている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 16:41
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ソシオネクスの4~6月期純利益94%減、中国市場の需要減など影響
ソシオネクスト<6526.T>はこの日の取引終了後、4~6月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比34.5%減の345億5300万円、純利益は同93.9%減の4億6100万円だった。
データセンター・ネットワーク分野での中国市場における通信機器関係と産業機器分野の需要減少や、前期後半から継続した一部顧客の在庫調整の影響を受けた。円高進行による為替差損の計上も響いた。通期の減収減益見通しに変更はない。第2四半期以降の想定為替レートは1ドル=130円。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 16:21
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ヤマックスが急伸し上場来初の2000円台、4~6月期営業13%増益で業績上振れ期待膨らむ
ヤマックス<5285.T>は後場急伸し、上場来初となる2000円大台に乗った。同社はきょう午後2時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比30.7%増の64億9000万円、営業利益が同12.7%増の7億1900万円となった。コンクリート2次製品を手掛ける同社は下半期に売上高が偏重する構図を持つが、第1四半期の実績と進捗状況から業績上振れの期待が膨らんだもようで、買いが入った。4~6月期は主力の土木用セメント製品事業と建築用セメント製品事業がともに増収増益になった。連結の営業利益は通期計画に対し、進捗率が24%となった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 15:23
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住友電が後場終盤に急上昇、データセンター向けなど需要堅調で26年3月期業績予想を上方修正
住友電気工業<5802.T>が後場終盤になって急上昇している。午後3時ごろに発表した26年3月期の連結業績予想について、売上高を4兆5000億円から4兆6000億円(前期比1.7%減)へ、営業利益を2750億円から2950億円(同8.0%減)へ、純利益を1900億円から2050億円(同5.8%増)へ上方修正したことが好感されている。自動車関連事業や情報通信関連事業の需要が堅調に推移したことに加えて、米国の追加関税の影響が当初の見込みを下回っていることが貢献する。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1兆1484億円(前年同期比2.9%増)、営業利益603億100万円(同13.2%増)、純利益351億1900万円(同10.6%増)だった。前年同期に増益に貢献した銅価格上昇に伴う影響が一巡したことから、環境エネルギー事業は減益となったものの、情報通信関連事業で生成AI市場の拡大を背景に、データセンター向けの光デバイス、光配線機器、光ケーブルの需要が増加した。また、自動車関連事業でワイヤーハーネスや防振ゴムの需要が堅調に推移した。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 15:18
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リケンテクノが後場に買われ31年ぶり高値、上限150万株の自社株取得へ
リケンテクノス<4220.T>は後場に買われて1994年以来、31年ぶりの高値をつけた。同社はきょう午後2時、取得総数150万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.0%)、取得総額18億円を上限とする自社株買いの実施を発表。株式需給への好影響を見込んだ買いが入った。
同時に資本効率の向上につなげるため、同社は工場再編の実施も発表した。将来に向けた生産能力増強と効率化のため、三重工場(三重県亀山市)の隣接地を取得し90億円投じて拡張する。約3万平方メートルの土地を確保し、主に樹脂コンパウンドを取り扱う工場及び倉庫を2026年10月に着工し、29年9月に完成させる予定だ。一方、群馬工場(群馬県太田市)の固定資産の一部を約18億9000万円で譲渡する。譲渡益は約4億5000万円。今回の固定資産売却益は今6月中間期に特別利益として計上する見通し。業績予想は他の要因も含め精査中で、修正が必要な場合は速やかに公表する。
あわせて発表した26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高が前年同期比4.2%増の326億7900万円、営業利益が同8.8%増の26億5000万円だった。医療や食品包材市場などに仕向けるデイリーライフ&ヘルスケア部門、エネルギーやIT機器市場などに仕向けるエレクトロニクス部門、住宅やビル市場などに仕向けるビルディング&コンストラクション部門が増収増益になった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 15:16
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日本酸素HDは大幅安、4~6月期営業減益をネガティブ視
日本酸素ホールディングス<4091.T>は大幅安。この日午後3時ごろ、4~6月期連結決算を発表。売上高は前年同期比4.4%減の3147億5800万円、営業利益は同5.1%減の455億4700万円だった。為替影響や数量減少が主な要因。通期で2ケタ営業増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益がネガティブ視されているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 15:16
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ユナイテド海が後場強含む、ドライバルク市況回復で今期業績予想を引き上げ
NSユナイテッド海運<9110.T>が後場に強含み、年初来高値を更新した。同社は31日午後2時30分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の連結業績予想を増額修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから60億円増額して2070億円(前期比16.3%減)、最終利益予想は24億円増額して164億円(同11.9%減)に見直した。業績予想の引き上げを手掛かりとした買いが入ったようだ。円安効果などにより4~6月期の業績が想定を上回ったほか、足もとでドライバルク市況が回復基調となり、今後も底堅く推移すると予想。業績の改善を見込む。4~6月期の売上高は前年同期比12.0%減の548億3300万円、最終利益は同4.5%増の59億5400万円だった。なお、同社は中間配当予想をこれまでの見通しから15円増額して105円としたうえで、未定としていた期末配当予想は105円とした。年間配当は210円(前期比30円減配)となる。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 14:50
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バローHDは3日続伸、国内大手証券は投資判断「1」を継続
バローホールディングス<9956.T>は3日続伸。大和証券は30日、同社株の投資判断「1(買い)」と目標株価3200円を継続した。第1四半期(4~6月)の既存店売上高はスーパーマーケット(SM)が前年同期比5.1%増と好調。同証券では26年3月期の連結営業利益は会社計画252億円(前期比8.7%増)に対して255億円を予想。27年3月期の同利益は271億円を見込んでいる。23年6月に就任した小池社長のもと、コングロマリットディスカウント解消、減損損失低減に向けた構造改革が進展、経営に変化がみられる点などを評価している。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 14:31
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アイシンが後場急騰し7年5カ月ぶり高値圏、4~6月期最終利益2.9倍を評価
アイシン<7259.T>は後場急騰。2018年2月以来、7年5カ月ぶりの高値を更新した。同社はきょう午後1時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比3.1%増の1兆2203億8400万円、営業利益が同42.1%増の478億7600万円、最終利益が同2.9倍の395億5700万円となった。通期計画に対する最終利益の進捗率は約32%に達し、業績の上振れ期待が膨らんだようだ。
4~6月期の売上高はパワートレインユニット販売台数の増加が円高の影響を補って増収につながった。利益面には生産台数の増加や企業体質の改善努力などが奏功した。地域別では主力の日本が増収減益となった一方、北米と中国、アセアン・インドが増収増益となった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 14:18
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明和産は後場急伸、第1四半期営業益85%増で通期計画進捗率45%
明和産業<8103.T>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時30分ごろ、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比84.7%増の14億4100万円となり、通期計画の32億円に対する進捗率は45.0%となった。
売上高は同2.3%減の388億2800万円にとどまったが、利益率の高い商材の売り上げが好調だったことなどが利益を押し上げた。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 14:12
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ノバシステムはS安、コスト増で25年12月期業績予想を下方修正
ノバシステム<5257.T>がストップ安まで売られている。同社はきょう午後1時ごろ、25年12月期通期の単独業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の6億7700万円から2億9800万円(前期比43.6%減)に引き下げた。
売上高予想も73億700万円から66億6600万円(同3.2%増)に下方修正。不採算プロジェクトの一部工程における遅延リカバリー対応などを優先化したことに伴い、期初計画を上回る開発コスト(人件費及び外注費)が発生することが影響するとしている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 14:03
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ディスコが大商いで急上昇、メタの好決算受けAI半導体周辺株に買い戻し加速
ディスコ<6146.T>は全市場ベースで群を抜く売買代金をこなし、株価も一時7.2%高の4万5560円と値を飛ばした。同社株は今月17日に開示した25年4~9月期の業績予想で営業利益が前年同期比11%減の677億円と2ケタ減益を予想し、中間配当についても前年同期実績から減配を発表するなどで、翌18日に失望売りを浴びた経緯がある。同日は終値で4000円を超える急落に見舞われ、その後も売り買いを交錯させる展開でもみ合っていたが、きょうはにわかに動きを一変させている。急落前日である17日の水準(始値で4万5660円)に肉薄する動きをみせた。市場では「米国で現地時間30日に発表されたメタ・プラットフォームズ<META>の決算が事前コンセンサスを大きく上回る内容でサプライズとなった。AIデータセンターへ積極投資する方針も発表しており、生成AI用半導体向け製造装置に注力するディスコを買い戻す動きにつながった」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれた。株式需給面では、機関投資家による貸株市場を通じた空売りの買い戻しが機能した可能性も指摘されている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 13:40
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川崎設備は後場動意、受注増加見込み26年3月期業績予想を上方修正
川崎設備工業<1777.NG>が後場に入って動意づき、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時ごろ、26年3月期通期の単独業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の31億円から40億円(前期比47.4%増)に引き上げた。
売上高予想も345億円から360億円(同23.5%増)に上方修正。受注・完成工事の増加が見込まれるほか、利益面では施工管理・品質管理の徹底による原価低減などが寄与するとみている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 13:34
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エヌエフHDが後場一段高、4~6月期の営業利益2.8倍で受注も拡大
エヌエフホールディングス<6864.T>は後場一段高となっている。同社はきょう午前11時30分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.4%増の20億7400万円、営業利益が同2.8倍の1億4500万円、最終利益が同46.4%減の1億100万円になった。営業利益は中間期予想に対する進捗率が69%に達しており、これを評価した買いが入った。
受注は同1.1%増の24億7300万円。計測制御デバイス関連分野では同56.1%増の10億7600万円となった。4~6月期は同分野のほか、環境エネルギー関連分野、校正・修理分野の売り上げが伸長した。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 13:27
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大和工は大幅安、鋼材需要の盛り上がり欠け今期下方修正
大和工業<5444.T>は。この日午後1時ごろ、26年3月期連結業績予想について売上高を1640億円から1470億円(前期比12.6%減)へ、営業利益を60億円から20億円(同82.6%減)へ下方修正すると発表した。主要製品のH形鋼など土木・建築用鋼材の需要が全体的に盛り上がりに欠ける状況が続き、米国を除いて厳しい価格競争が続くとの見通しを織り込んだ。これを嫌気した売りが優勢となっている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 13:22
みんかぶニュース 個別・材料
武蔵銀は一段高、第1四半期経常益21%増で上半期計画進捗率55%超
武蔵野銀行<8336.T>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同行はきょう午後0時15分ごろ、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比21.1%増の57億2000万円となり、上半期計画の103億円に対する進捗率は55.5%となった。
経常収益は同15.7%増の236億7200万円で着地。貸出金利息及び有価証券利息配当金を主因に、資金運用収益が増加したことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 13:14
みんかぶニュース 個別・材料
三谷産業が後場上げ幅拡大、「NEXTGIGAスクール」案件など追い風に4~6月期受注高大幅増
三谷産業<8285.T>が後場に上げ幅を拡大。年初来高値を更新し、400円台に乗せた。同社は31日、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比13.5%増の256億5100万円、経常利益は同2.5倍の7億8000万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は26%とまずまずの水準となったほか、空調設備工事や情報システムの関連事業での受注高が大幅な増加をみせており、業況をポジティブに受け止めた買いが入った。
空調設備工事関連では首都圏や北陸地区で過去最大規模の新築工事案件があって、受注高は前年同期比で約3.4倍となったうえ、4~6月期は大型のリニューアル工事が順調に進捗し、収益を押し上げる要因となった。情報システム関連では北陸地区での文教関連顧客への納入が順調だったほか、受注高は「NEXTGIGAスクール」案件や首都圏での大型基幹システム更新案件を追い風に約2.9倍となった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 13:12
みんかぶニュース 個別・材料
カワタは後場急伸、第1四半期営業益3.4倍で通期計画を超過
カワタ<6292.T>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう正午ごろ、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比3.4倍の4億2900万円となり、通期計画の4億2000万円を超過した。
売上高は前年同期並みの47億5300万円で着地した。国内外の自動車業界向けを中心とした射出成形関連の受注は引き続き低迷しているものの、国内ではフィルム・シート関連や非プラスチック関連の受注が増加。利益面では生産効率の向上による原価低減や諸費用の削減などが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 12:54
みんかぶニュース 個別・材料
日電硝が7年5カ月ぶりに4000円台に乗せる、25年12月期利益予想を引き上げ
日本電気硝子<5214.T>は急伸。4000円台に乗せて2018年2月以来、約7年5カ月ぶりの高値となった。同社は30日の取引終了後、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算にあわせ、25年12月期通期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の230億円から270億円(前期比4.4倍)に引き上げるなど利益予想を上方修正しており、これを好感した買いが集まっている。ディスプレイ事業での生産性改善が進んだことに加え、電子デバイス事業の売上高が増えたことなどにより予想を上回った。売上高は据え置いている。6月中間期の売上高は前年同期比0.6%減の1537億8800万円、営業利益は同5.8倍の166億6800万円だった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 12:46
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さくらネットが急反騰、貸株注意喚起を契機に空売り筋の買い戻し誘発
さくらインターネット<3778.T>が3日ぶり急反騰。独立系データセンター運営大手だが、自社のデータセンターを基幹としたクラウドサービスなどで収益を積み上げている。ただ、足もとではクラウドサービスの大型案件の剥落で、業績は会社側の計画を大きく下回る状況を強いられており、今週28日に26年3月期の業績予想を下方修正した。最終利益は従来見通しの24億円から2億円(前期比93%減)に大幅減額し、これを受けて同社株は29日に1本値でストップ安配分に売り込まれた。30日も大量の売り注文が残されていたことで大きく下値を探ったが、寄り後早々に商いが成立し2700円前後で目先の底値を確認した形となった。業績下方修正の発表で大量の売り注文に晒されたものの、市場では「その中には貸株市場を通じた仕掛け的な空売りが、かなり含まれていたことが想定される」(ネット証券マーケットアナリスト)という指摘があった。そうしたなか、日証金が30日付で貸株注意喚起を公表しており、きょうはこれが空売り筋の買い戻しを誘発する形で、短期的には踏み上げ相場の色彩を強めている。一方、買い戻し一巡後は上値が重くなる可能性があるため、逆張りで参戦している短期筋も慎重で、3000円台乗せからはやや伸び悩む傾向をみせている。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 11:29
みんかぶニュース 個別・材料
富士通は下げ渋る、利益確定売り先行後は4~6月期大幅増益評価の押し目買い
富士通<6702.T>は朝安後に下げ渋り、一時プラス圏に浮上した。同社は30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.2%減の7498億5900万円、最終利益は同10倍の1717億6100万円となった。DXに関連する需要の拡大を追い風にサービスソリューション部門が伸長し採算性も改善した。新光電気工業の株式売却による利益も計上した。株価は前日に決算内容を期待した買いが入っていたこともあり、31日は利益確定目的の売りが先行したものの、決算内容を評価した押し目待ちの買いが支えとなったようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 11:23
みんかぶニュース 個別・材料
京セラが急騰、4~6月期の最終利益は計画に対し約53%の進捗率◇
京セラ<6971.T>が急騰している。同社は30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.2%減の4780億3800万円、最終利益が同0.9%増の371億4300万円となった。最終利益の通期計画(705億円)に対する進捗率は約53%となっており、業績の上振れを期待した買いが優勢になっている。
4~6月期は米ドルに対し円高が進行したことにより減収。シリコンダイオード・パワー半導体事業の譲渡契約締結に伴う一時損失約21億円を計上したものの、最終利益はKDDI<9433.T>株式の売却に伴う税額調整により、税負担が約40億円減ったため増益になった。通期業績予想は据え置き。想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=150円で変更はない。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 11:20
みんかぶニュース 個別・材料
イントラマトが続急伸、4~6月期黒字転換で順調な業績進捗状況を評価
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850.T>が続急伸した。同社は30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比24.1%増の33億700万円、経常損益は3億700万円の黒字(前年同期は3700万円の赤字)となった。黒字転換を果たしたほか、経常黒字額は通期の計画に対して進捗率が約31%と順調なスタートとなっており、好感されたようだ。ソフトウェア事業においてサブスクリプション型ライセンスやクラウド型サービスが拡大基調を維持。従来の売り切り型ライセンスの販売も堅調に推移した。サービス事業でのシステム開発や、コンサルティングなどの周辺サービスで受注活動が好調となったほか、大型システム開発案件の進捗も順調だった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 11:03
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電通総研は大幅高で3連騰、通期経常利益の予想を引き上げで見直し買いの動き
電通総研<4812.T>は大幅高で3連騰。同社は30日の取引終了後、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせて、通期業績予想の修正を発表した。売上高を従来予想の1700億円から1680億円(前期比10.1%増)に引き下げた一方、経常利益を230億円から235億円(同11.4%増)に引き上げており、見直し買いを誘ったようだ。
売上高は中間期の業績が想定を下回った一方、下期の売上高計画を当初の想定より増額する。生産性の向上による効果を織り込んだほか、経常利益及び最終利益は中間期実績を踏まえ、上方修正した。
6月中間期の連結決算は売上高が802億3900万円(前年同期比8.1%増)、経常利益が111億900万円(同8.2%増)だった。人事・会計を中心に企業の経営管理業務の高度化を支援するビジネスソリューション部門や、企業のマーケティング変革および官庁や自治体のデジタル改革を支援するコミュニケーションIT部門が増収増益となり、業績をけん引した。全体の受注高は前年同期比で3.4%増となった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 11:02
みんかぶニュース 個別・材料
日立建機が冴えない、米関税影響織り込み26年3月期は一転最終減益の見通し
日立建機<6305.T>が冴えない。30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正しており、株価の重荷となったようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから750億円減額して1兆3000億円(前期比5.2%減)、最終利益予想は100億円減額して730億円(同10.4%減)に見直した。最終利益は増益予想から一転、減益を計画する。米国関税政策の影響を今回初めて織り込み、北米を中心にグローバルで需要が減少することを前提として、販売見通しを引き下げた。また、鉱山機械関連においても足もとの受注減速の影響を織り込んだ。想定為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=155円で据え置いた。
4~6月期の売上高は前年同期比6.7%減の3061億5200万円、最終利益は同54.1%減の112億8000万円だった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 10:46
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アンリツは大幅反落、4~6月期最終利益19%減
アンリツ<6754.T>は大幅反落。30日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比6.4%減の236億2000万円、営業利益は同2.2倍の13億3900万円だった。米関税政策を巡る顧客の投資意思決定の延伸に伴う減収影響があったものの、棚卸資産の圧縮やコストコントロールを進めたことで収益性が改善。食品市場向けに各種機器の販売が伸びたことも寄与した。
他方、最終利益は同18.5%減の5億8300万円だった。前年同期に金融収益を計上した反動などがあった。通期で2ケタ最終増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益着地がネガティブ視されているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 10:46
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ゼオンが堅調推移、大型テレビ向け光学フィルム需要支えに26年3月期は一転最終増益を計画
日本ゼオン<4205.T>は堅調推移。30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を引き上げており、株価の支えとなったようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから55億円増額し4150億円(前期比1.3%減)、最終利益予想は30億円増額して280億円(同6.9%増)に見直した。最終利益は減益予想から一転、増益を計画する。上期(4~9月)において、大型テレビ向け光学フィルムの需要が堅調となることや、想定よりも為替が円安で推移している影響を踏まえた。上場投資有価証券売却益を約109億円、特別利益として計上することも織り込んでいる。
4~6月期の売上高は前年同期比2.8%減の1030億8300万円、最終利益は同8.3%減の75億600万円となった。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 10:39
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OLCは一進一退、顧客単価上昇し4~6月期営業利益16%増
オリエンタルランド<4661.T>は一進一退の動き。30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比10.3%増の1637億5000万円、営業利益は同16.3%増の387億6700万円となり、第1四半期として過去最高となった。もっとも好業績はある程度は想定内との受け止めがあって、朝方の買いが一巡した後は利益確定目的の売りに押され下げに転じる場面があった。東京ディズニーシーでの「ファンタジースプリングス」の通期稼働による効果に加え、テーマパーク事業では顧客単価が上昇。ホテル事業での宿泊収入の増加も収益増に寄与した。
出所:MINKABU PRESS
2025/07/31 10:37