みんかぶニュース 市況・概況ニュース一覧

みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」4位に三菱重  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」12日午後2時現在で三菱重工業<7011.T>が「売り予想数上昇」で4位となっている。  国の防衛費増額の恩恵を受ける主要企業として、三菱重の株価は6月以降、株価水準を大きく切り上げ、同月24日から11連騰の異彩高を演じた。7月8日に上場来高値2087円をつけた後は利益確定売りが上値を圧迫する形となっていたが、日本経済新聞電子版が10日の取引時間中、防衛省が自民党の合同会議において海上自衛隊の潜水手当の不正受給などの問題が確認されたと説明したとしたうえで、「海自の潜水艦乗組員らに対する川崎重工業の金品提供問題をめぐっては、三菱重工業や下請け企業など関連する企業も調査の対象とする」と報じると、下げ足を速めた。上昇基調が一服したと受け止めた投資家の存在が、売り予想数の増加につながったようだ。もっとも12日の同社株は、日経平均株価が一時1000円を超す下げとなるなかにあってプラスに転じる場面もあり、底堅い動きをみせている。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 14:44 みんかぶニュース 市況・概況 住友不など不動産株が業種別で断トツの上昇率、金利上昇懸念後退で資金シフトの動き◇  住友不動産<8830.T>が一時5%を超える上昇で5000円台を大きく回復したのをはじめ、三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>など大手不動産株が全般急落相場に逆行して買いを集めている。きょうは指数寄与度の高い時価総額の大きい銘柄を中心に売りがかさんでいるが、大型株でも内需系の銘柄には強いものが目立つ。特に「不動産」は投資資金のシフトが目立ち、業種別上昇率で断トツとなっている。「米国では6月の消費者物価指数(CPI)の発表を受け、FRBが9月に利下げを実施するとの見方が一段と強まっており、国内でもFRBの動きを横目に日銀が追加利上げを急ぐ蓋然性が低下している」(中堅証券アナリスト)という。不動産セクターは有利子負債負担や調達コスト面で金利の影響を大きく受けるが、足もと日米での金利上昇懸念に歯止めがかかっていることから追い風が意識されているもようだ。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 14:30 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後2時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1022、値下がり銘柄数は567、変わらずは54銘柄だった。業種別では33業種中8業種が上昇。値上がり上位に不動産、水産・農林など。値下がりで目立つのは保険、電気機器、海運、銀行、非鉄など。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 14:03 みんかぶニュース 市況・概況 14時の日経平均は996円安の4万1227円、東エレクが241.26円押し下げ  12日14時現在の日経平均株価は前日比996.94円(-2.36%)安の4万1227.08円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1020、値下がりは569、変わらずは53と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均マイナス寄与度は241.26円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ファストリ <9983>が194.18円、SBG <9984>が97.09円、アドテスト <6857>が95.72円、ディスコ <6146>が40.41円と続いている。  プラス寄与度トップはニトリHD <9843>で、日経平均を11.85円押し上げている。次いで住友不 <8830>が5.98円、安川電 <6506>が4.58円、バンナムHD <7832>が4.51円、三井不 <8801>が3.73円と続く。  業種別では33業種中8業種が値上がり。1位は不動産で、以下、水産・農林、建設、繊維と続く。値下がり上位には保険、電気機器、海運が並んでいる。  ※14時0分4秒時点 株探ニュース 2024/07/12 14:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」3位にSansan  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」12日午後1時現在でSansan<4443.T>が「買い予想数上昇」3位となっている。  12日の東証プライム市場でSansanがストップ高カイ気配。11日の取引終了後、25年5月期連結業績予想について売上高を前期比27~30%増の430億2600万~440億4200万円、調整後営業利益を同76.2~157.6%増の30億1200万~44億400万円と発表した。この好調な業績見通しを評価する買いが流入した。主力の営業DXサービス「Sansan」の堅調な成長に加え、インボイス管理サービス「Bill One」の高成長の継続を見込む。あわせて、取得上限20万株(自己株式を除く発行済み株数の0.16%)、または3億円とする自社株買いも発表した。期間は7月12日から8月31日まで。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 13:53 みんかぶニュース 市況・概況 FFRI、サイバーセキなどセキュリティー関連が高い、生成AI普及でサイバー攻撃リスクも極大化へ◇  FFRIセキュリティ<3692.T>、サイバーセキュリティクラウド<4493.T>、デジタルアーツ<2326.T>などサイバーセキュリティー関連株への投資資金の流入が目立つ。ここ企業をターゲットとしたランサムウェア(身代金要求型ウイルス)攻撃などハッカー集団によるサイバー犯罪が活発化している。国内ではKADOKAWA<9468.T>や東京海上ホールディングス<8766.T>傘下の東京海上日動火災保険などがその被害に遭っているほか、システムインテグレーターとして国内最大手であるNTTデータグループ<9613.T>も欧州拠点でサイバー攻撃の可能性がある不正アクセスがあったことを前週3日に発表した。生成AIの進化に伴い、ランサムウェアの作成などでサイバー攻撃を仕掛ける側の人的コストが低下している面があり、今後は一段と警戒が必要な状況となっている。そのなか、政府もサイバー攻撃対策に注力する方向で態勢を強化、民間企業でもネットセキュリティー分野で実績の高い銘柄に、関連有力株として物色の矛先が向いている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 13:46 みんかぶニュース 市況・概況 値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (3) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 ●企業業績  ○2024年第1四半期の決算発表を501銘柄(500社で503銘柄を構成)が終え、そのうちの386銘柄(77.0%)で営業利益が予想を上回り、499銘柄中293銘柄(58.7%)で売上高が予想を上回りました。2024年第1四半期の営業利益は前期比で1.4%増、前年同期比では4.0%増が見込まれています。   ⇒売上高は前期比で3.7%減、前年同期比では4.5%増となる見通しです。   ⇒2024年第1四半期の営業利益率は、2023年第4四半期の12.09%と2023年第1四半期の11.64%を下回る11.58%になると予想されます(1993年以降の平均は8.41%、過去最高は2021年第2四半期の13.54%)。   ⇒2024年第1四半期中に株式数の減少によってEPSが大きく押し上げられた発表済みの銘柄の割合は13.3%となっています。この割合は、2023年第4四半期は12.6%、2022年第4四半期は18.5%でした。  ○2024年第2四半期については、決算期がずれている17銘柄が発表を終え、そのうち14銘柄で利益が予想を上回り、16銘柄中11銘柄で売上高が予想を上回りました。   ⇒2024年第2四半期の営業利益は前期比6.6%増、前年同期比6.1%増と予想されており、過去最高を更新する見通しです。  ○2024年通年の利益は前年比12.9%増が見込まれており、この予想に基づく2024年の予想株価収益率(PER)は21.9倍となっています。  ○2025年通年の利益は前年比14.7%増が見込まれており、予想PERは19.1倍となっています。 ●個別銘柄  ○iPhoneメーカーのアップルは、アップル・ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンスで、iPhoneと連携して作動する、AI機能搭載の音声アシスタント「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を発表しました。市場では「キャッチアップAI」の動きが評価され、株価が最高値を更新しました。  ○電気自動車メーカーテスラの株主は2024年6月16日開催の株主総会で、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の480億ドル相当の報酬パッケージと、テスラのデラウェア州からテキサス州への法人登記の移転を承認しました。 ●注目点  ○米財務会計基準審議会(FASB)は、政府の補助金がより一般的になるのに伴い、企業の財務報告書上での政府補助金の会計処理について要件を定めることを4対3で可決しました。  ○ヒューレット・パッカード・エンタープライズは、人工知能業務向けに構築されたサーバーの売り上げが急増したことから、売上高が予想を上回ったと発表しました。この発表を受けて、同社の株価は13.6%急騰しました。  ○ブラックロックとシタデル・セキュリティーズを含む24社以上のグループは、新しい全米規模の証券取引所としてテキサス証券取引所の設立を目指しており(1億2000万ドルの資金を調達しています)、2025年に設立、2026年までに上場を開始する計画です(グループは年内にSECへの申請を予定しています)。新たな証券取引所の設立は、ニューヨーク証券取引所とナスダックの煩雑な規制、コンプライアンスコストの高まりと新しいルール(ナスダックによる取締役会の多様性ガイドライン)に対する不満を背景としています。最近、規制がより緩やかであったり、税負担が少なかったりする州に移行する企業が増えています。  ○半導体メーカーのエヌビディアは10対1の株式分割を実施し、メキシコ料理のファストフードレストランのチポトレ・メキシカン・グリルは50対1の株式分割を実施しました。半導体メーカーのブロードコムとラム・リサーチも10対1の株式分割を実施することを発表しています。   ⇒高値銘柄が大幅な株式分割を行うのは、経営陣が、個人投資家による株式購入を促進するために、株価の引き下げを望んでいることを示しており、投資家への注意喚起となっています。株式分割は通常、取締役会による信任投票とみなされています。  ○エヌビディアは1925年末以来、世界最大の株式公開銘柄となった12番目の企業となりました。12社のすべてが今でも存続しており、株式が取引されています(別の企業名で上場している銘柄や、株式分配後の銘柄もいくつかあります)。AT&T、アップル、シスコ・システムズ、デュポン・ド・ヌムール、エクソン・モービル、ゼネラル・エレクトリック、ゼネラル・モーターズ、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ、マイクロソフト、エヌビディア、フィリップモリス、ウォルマートの12社が、98年半の間に、世界最大の株式公開銘柄となった企業です。今回は、企業の相対的な大きさがこれまでとは異なります。1980年代には、インターナショナル・ビジネス・マシーンズがパーソナルコンピュータ(PC)と呼ばれる新製品で世界を席巻すると予想され、同社の時価総額はS&P500指数の6%を超えました。現在、エヌビディアのS&P500指数におけるウエートは7.3%、マイクロソフトは7.2%、Appleは6.8%で、この3社は合計でS&P500指数の22.5%、世界株式全体の11.5%(S&P Global BMI [Broad Market Index]で測定)を占めています。 ●配当金  ○2024年第2四半期の配当金は1株当たり18.28ドルで、前期の18.06ドルから1.3%増加し、前年同期の17.13ドルから6.7%増加しました。2024年第2四半期の支払総額は1534億1000万ドルで、前期の1516億1000万ドルと前年同期の1432億ドルを上回りました。  ○2024年6月の配当支払額は前年同月比15.1%増となりました。5月は同1.5%増、4月は同5.2%増でした。年初来では4.8%増加しています。   ⇒6月の配当支払額は前年同月の1株当たり5.49ドルから6.32ドルに増加し、支払総額も前年同月の458億9000万ドルから530億5000万ドルに増加しました。  ○2024年6月は、増配が12件、配当開始が0件、減配が0件で、配当停止は0件でした。2023年6月は、増配が11件、配当開始が2件で、減配と配当停止は0件でした。   ⇒年初来では、増配が181件、配当開始が5件、減配が9件、配当停止が0件となっています。2023年の同期間は、増配が189件、配当開始が5件、減配が12件で、配当停止は4件でした。   ⇒2023年通年では、増配が348件、配当開始が11件、減配が26件、配当停止が4件ありました。2022年は、増配が377件、配当開始が7件、減配が5件で、配当停止はありませんでした。  ○6月の増配率の中央値は、5月の6.12%および4月の7.18%から2.62%に低下し、年初来では6.78%(5月末時点は6.78%、4月末時点は6.90%)となっています。6月の平均増配率は5月の7.05%から8.82%に上昇し(デルタ・エア・ラインズの50%増配を除くと4.70%)(4月末時点は8.63%)、年初来では8.32%(5月末時点は8.33%。いずれも2倍以上になった銘柄を除く)となりました。2023年の年間の増配率の中央値は7.01%(2022年と2021年はともに8.33%)、平均値は8.68%(同11.80%、同11.76%)でした。  ○2024年の配当に関して、予想は増加となっており、年間の増配率は1936年以降の平均である5.79%を上回る見通しです。この予想では、アルファベットによる新たな配当(年間配当額を86億6000万ドル押し上げ)、米連邦公開市場委員会(FOMC)による2024年第3四半期末時点での利下げ開始に加えて(注:9月18日のFOMCによる政策決定までに、第3四半期の配当の全てが発表され、ほとんどが支払い済みとなるうえ、第4四半期の配当支払いへの影響は限られる見通し)、景気の大幅な減速は回避され、インフレ再燃への懸念は限定的で、政府の財政政策の大きな調整はない(政策とインセンティブの継続を予想)ことを織り込んでおり、2024年の実際の1株当たり配当支払額は、2023年から約6%増加すると予想しています(2023年は前年比5.05%増、2022年は前年比10.80%増)。これにより2024年の現金配当は、15年連続の増加と13年連続の過去最高の更新が見込まれます。   ⇒注目すべき点として、2024年第3四半期と2024年第4四半期の配当支払い額は、過去最高の更新が予想されます(現在の過去最高は2023年第4四半期)。   ⇒6月末以降、米連邦準備制度理事会のストレステストの対象となった米大手銀行(31行すべてが合格)も、増配の意向と自社株買いプログラムの更新を表明しました。 ※「値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (4)」へ続く 株探ニュース 2024/07/12 13:31 みんかぶニュース 市況・概況 値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (4) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 ●インデックス・レビュー ◇S&P 500指数  2024年も折り返しを迎える中、少なくとも大型株や時価総額加重平均型インデックス(S&P500指数など―敢えて無防備で言えば)、あるいはマグニフィセント・セブンを保有する投資家にとって、まさにパーティーの局面を迎えています。エヌビディアの株価が3日間で(高値から安値まで)16.1%下落するという不測の事態にもかかわらず、パーティーは続きました。同社株は値を戻し、月間では控えめな12.7%の上昇となりました(なんと慈悲深いことでしょう。年初来では147%上昇)。この動きが他の499銘柄の下支え材料となり、S&P500指数は6月に3.47%の上昇を記録しました。  注目すべきなのは、6月に値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回ったことです(上昇が201銘柄、下落が301銘柄)。第2四半期全体で見ても、同じ7銘柄、中でも現在脚光を浴びているエヌビディアの1銘柄に後押しされて、S&P500指数が3.92%上昇したにもかかわらず(4月の4.16%下落は5月の4.80%上昇よって打ち消されました)、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を極めて大きく上回りました(上昇が199銘柄、下落が304銘柄)。年初来では14.48%上昇していますが、値上がり銘柄数が上回っています(上昇が301銘柄、下落が200銘柄で、幅広く上昇した第1四半期の10.18%高が支援材料に)。  「授かり物」をポートフォリオに組み入れたいとは思いませんが、この「授かり物」を除外すると、S&P500指数の年初来のトータルリターンはプラス15.29%からプラス6.27%(上半期としては良好なリターン)まで低下します。もっとも、上がったものは下がる可能性があり、エヌビディア株が6月の3日間より長い下落局面を迎えることもあり得ます(少なくとも、そうした憶測があります)。ただし、値下がりについていくのは値上がりについていくことほど楽しくはありません。  6月のその他の明るい側面として、市場において、FRBによる利下げの後ずれ(経済と企業利益が持続する限り)や地政学的問題(ガザとウクライナの問題に加え、米国以外の国での選挙に向けた動き)、あるいは懸案となっている米大統領選挙(筆者自身は個人的に注目しており、投票にもおそらく参加するつもりですが、7月1日の討論会の前後には酒量が増えるかもしれません)が悪材料視されることはありませんでした。値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る中でも、6月のS&P500指数は3.47%と顕著に上昇しました。同指数の11セクター中5セクターが上昇しています。  マグニフィセント・セブンは6月の同指数のトータルリターンの79%に寄与しており、これら7銘柄を除くと、プラス3.59%であった6月のトータルリターンはプラス0.76%まで低下します。くどいかもしれませんが、これでもなお素晴らしい結果ですが、7銘柄を含めた場合には遠く及びません。多くの人々が普段の会話でマグニフィセント・セブンが話題に上るのにうんざりしていますが、数字にこだわる投資家は、(少なくとも年初来では)自身のポートフォリオでこれらの銘柄を目にするのを望むでしょう。売りのタイミングに関して、筆者は自身の保有銘柄に基づき、正常に回帰しようとする一般投資家の側に立っています。プロが推奨する銘柄と一般投資家が保有する銘柄は異なるものですが、一般投資家は誰もがすぐに売れる態勢にあると思われます。  7月は決算と、そしてより重要な点として、2024年下半期の業績見通しが相場を左右するでしょう(企業は2025年について控えめな見通しを示そうとしており、見通しには米大統領と連邦議会の構成に関する選挙結果を織り込む必要があります)。2024年第2四半期の決算発表が7月12日の金曜日に、シティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴの大手銀行を皮切りに始まります(これらの銀行決算では、クレジットカードや商業用不動産向け融資に関連しが貸倒引当金の調整が注目されます。注目すべき点として、銀行は6月末以降、FRBのストレステストの結果に基づき増配を発表し始めています)。現時点で第2四半期は過去最高益の更新が見込まれおり、これが実現すれば、最高値圏にあるS&P500指数のバリュエーションも下支えされるでしょう。第3四半期と第4四半期も、過去最高益の更新とともに、利益は増加基調が続く見通しです。  現在、楽観的なウォール街は、企業利益は(大半が職を維持し、支出をためらわない)消費者と(借り入れを通じて、支出が拡大の一途を辿っている)政府という2つの忠実な顧客層により下支えされるとみています。利益が成長し続ける限り、市場はマネーを追い続けるでしょう(少なくとも、願わくは)。  6月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は0.7684%と5月の0.7687%からわずかに低下し、年初来では0.83%となっています。なお、2023年通年は1.04%、2022年は1.83%、2021年は0.97%、2020年は1.51%でした(長期平均は1.42%)。6月の出来高は、5月の前月比4%増加の後に、同1%増加し(営業日数調整後)、前年同月比では4%減となりました。2024年6月までの12ヵ月間は前年同期比6%減少しています。2023年通年では前年比1%減で、2022年通年は同6%増でした。6月は1%以上変動した日数は19営業日中1日(上昇が1日、下落が0日)で、2%以上変動した営業日はありませんでした。5月は1%以上変動した日数は22営業日中3日(上昇が3日、下落が0日)でした。年初来では、1%以上変動した日数は21日(上昇が14日、下落が7日)で、2%以上変動した日数は1日(上昇)でした。2023年通年は、1%以上変動した日数が250営業日中63日(上昇が37日、下落が26日)、2%以上変動した日数が2日(上昇が1日、下落が1日)でした。  6月は19営業日中4日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上変動した日ありませんでした。対して5月は1%以上の変動が22営業日中4日で、2%以上変動した日数はありませんでした。年初来では、33日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上の変動は2日でした。2023年通年では1%以上の変動が113日、2%以上の変動が13日で、3%以上の変動はありませんでした(直近で3%以上の変動があったのは2022年11月30日)。2022年は1%以上の変動が218日、2%以上の変動が89日、3%以上の変動が20日でした(4%以上の変動が4日、5%以上の変動が1日)。  6月は値上がり銘柄数が減少し、値下がり銘柄数を下回りました。S&P500指数は上昇したものの、6月の値上がり銘柄数は201銘柄(平均上昇率は5.20%)と、5月の327銘柄(同6.66%)から減少しました。6月の10%以上上昇した銘柄数は29銘柄(同15.67%)と、5月の62銘柄(同16.77%)から減少し、25%以上上昇した銘柄はありませんでした(5月は8銘柄)。一方、6月の値下がり銘柄数は301銘柄(平均下落率は4.28%)と、5月の176銘柄(同4.84%)から増加しました。6月は10%以上下落した銘柄数が5月(同14.90%)と同じ21銘柄(同15.76%)で、1銘柄が25%以上下落した銘柄しました(5月はゼロ)。  2024年年初来では、値上がり銘柄数は301銘柄(平均上昇率は16.27%)で、173銘柄(同24.46%)が10%以上上昇し、56銘柄が25%以上上昇しました。一方、値下がり銘柄数は200銘柄(平均下落率は11.16%)で、91銘柄(同18.92%)が10%以上下落し、16銘柄が25%以上下落しました。2023年通年では2022年から改善し、値上がり銘柄数は322銘柄で、値下がり銘柄数は179銘柄でした。10%以上上昇した銘柄数は248銘柄、10%以上下落した銘柄数は85銘柄でした。143銘柄が25%以上上昇し、20銘柄が25%以上下落しました。 [執筆者] ハワード・シルバーブラット S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス シニア・インデックス・アナリスト ※このレポートは、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはサイトをご参照ください。 [免責事項] 著作権(C) 2024年 S&Pグローバルの一部門であるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC。不許複製、Standard & Poor's、S&P、S&P 500、は、S&Pの一部門であるスタンダード・アンド・プアーズ・フィナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登録商標です。LATIXX、MEXICO TITANS及びSPCIは、S&Pグローバル一部門であるスタンダード・アンド・プアーズ・フィナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の商標です。「ダウ・ジョーンズ」は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。商標は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCにライセンス供与されています。本資料の全体または一部の再配布、複製、そして(または)複写を書面による承諾なしに行うことを禁じます。 株探ニュース 2024/07/12 13:31 みんかぶニュース 市況・概況 値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (2) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】  ○米国10年国債利回りは5月末の4.51%から4.39%に低下して月を終えました(2023年末は3.88%、2022年末も3.88%、2021年末は1.51%、2020年末は0.92%、2019年末は1.92%、2018年末は2.69%、2017年末は2.41%)。30年国債利回りは5月末の4.65%から4.55%に低下して取引を終えました(同4.04%、同3.97%、同1.91%、同1.65%、同2.30%、同3.02%、同3.05%)。  ○英ポンドは5月末の1ポンド=1.2745ドルから1.2643ドルに下落し(同1.2742ドル、同1.2099ドル、同1.3525ドル、同1.3673ドル、同1.3253ドル、同1.2754ドル、同1.3498ドル)、ユーロは5月末の1ユーロ=1.0850ドルから1.0713ドルに下落しました(同1.0838ドル、同1.0703ドル、同1.1379ドル、同1.2182ドル、同1.1172ドル、同1.1461ドル、同1.2000ドル)。円は5月末の1ドル=157.31円から160.94円に下落し(同141.02円、同132.21円、同115.08円、同103.24円、同108.76円、同109.58円、同112.68円)、人民元は5月末の1ドル=7.2042元から7.2673元に下落しました(同7.1132元、同6.9683元、同6.3599元、同6.6994元、同6.9633元、同6.8785元、同6.5030元)。  ○6月末の原油価格は5.6%上昇し、5月末の1バレル=77.22ドルから同81.51ドルとなりました(2023年末は同71.31ドル、2022年末は同80.45ドル)。米国のガソリン価格(EIAによる全等級)は6月に3.8%下落しました(現在1ガロン=3.557ドル、5月末は3.698ドル、2023年末は同3.238ドル、2022年末は同3.203ドル、2021年末は同3.375ドル)。2020年末から原油価格は68.3%上昇し(2020年末は1バレル=48.42ドル)、ガソリン価格は52.7%上昇しました(2020年末は1ガロン=2.330ドル)。   ⇒2024年5月時点のEIAの報告によると、ガソリン価格の内訳は、54%が原油、18%が販売・マーケティング費、15%が精製コスト、14%が税金となっています。  ○金価格は5月末の1トロイオンス=2350.00ドルから下落し、2335.50ドルで6月の取引を終えました(2023年末は2073.60ドル、2022年末は1829.80ドル、2021年末は1901.60ドル、2020年末は1520.00ドル、2019年末は1284.70ドル、2018年末は1305.00ドル)。  ○VIX恐怖指数は5月末の12.92から12.44に下落して5月を終えました。月中の最高は14.31、最低は11.87でした(2022年末は21.67、2021年末は17.22、2020年末は22.75、2019年末は13.78、2018年末は16.12)。   ⇒同指数の2023年の最高は30.81、最低は11.81でした。   ⇒同指数の2022年の最高は38.89、最低は16.34でした。   ⇒同指数の2021年の最高は37.51、最低は14.10でした。   ⇒同指数の2020年の最高は85.47、最低は11.75でした。  ○目標株価は引き続き上昇しています。S&P 500指数に対する市場関係者の1年後の目標株価は2023年11月から7ヵ月連続で上昇しており、現在値から9.4%上昇の5972となっています(5月末時点では11.6%上昇の5890、4月末時点では5766)。それ以前の目標値は、9ヵ月連続の低下から11ヵ月連続の上昇を経て、2023年11月まで2ヵ月連続で低下していました。ダウ平均の目標株価も3ヵ月連続の上昇から2ヵ月連続の低下を経て、6月は7ヵ月連続での上昇となり、現在値から10.3%上昇の4万3158ドルとなっています(5月末時点では12.0%上昇の4万2955ドル、4月末時点では4万2808ドル)。 ●米国経済  ○5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.3に上昇しました。事前予想は50.9でした。4月は当初発表の50.0から50.9に上方修正されました。  ○5月のISM製造業景気指数は48.7に低下しました。事前予想では4月の49.2から49.8への上昇が見込まれていました。  ○5月のサービス業PMIは予想通り54.8となり(速報値は51.8)、4月の51.3から上昇しました。  ○5月のISM非製造業景気指数は予想を上回る53.7となりました。事前予想は4月の49.4から50.7への若干の上昇が見込まれていました。  ○6月のPMI速報値は製造業が5月の51.3から51.7に上昇しました(市場予想では51.0への低下が見込まれていました)。サービス業は5月の54.8から55.1に上昇しました(53.7への低下が見込まれていました)。  ○5月の消費者物価指数(CPI)は前月比変わらずでした。市場は同0.1%上昇を予想していました(4月は同0.3%上昇)。前年同月比は3.3%上昇となりました。事前予想は前月と変わらずの同3.4%上昇でした。食品とエネルギーを除いたコア指数は市場予想の前月比0.3%上昇に対して、同0.2%上昇となりました(4月は同0.3%上昇)。また、前年前月比は市場予想の3.5%上昇に対して、同3.4%上昇と4月の同3.6%上昇から伸び率が低下しました。  ○5月の生産者物価指数(PPI)は市場予想の前月比0.1%上昇に対し、同0.2%低下となりました(4月は同0.5%上昇)。前年同月比では2.2%上昇となりました(4月は同2.3%上昇)。コアPPIは市場予想の前月比0.3%上昇に対して、同変わらずとなりました(4月は同0.5%上昇)。また、前年同月比では2.3%上昇となりました(4月は同2.4%上昇)。  ○2024年第1四半期のGDP成長率確報値は事前予想通り前期比年率1.4%となりました。個人消費支出(PCE)は、市場予想の前期比年率2.0%増に対して同1.5%増となりました。  ○2024年第1四半期の企業利益の確報値は前年同期比10.0%増となりました。  ○5月の個人所得は前月比0.5%増となりました。事前予想は同0.4%増でした(4月は同0.3%増)。個人消費は市場予想の前月比0.3%増に対し、同0.2%増となりました。また、4月は当初発表の同0.2%増から同0.1%増に改定されました。  ○5月のPCE価格指数は市場予想通り前月比変わらずとなりました(4月は同0.3%上昇)。前年同月比では2.6%上昇となり、4月の同2.7%を下回りました。  ○4月の建設支出は市場が前月比0.2%増を見込んでいたのに対し、同0.1%減となりました(3月は同0.2%減)。前年同月比では10.0%増となりました。  ○5月の小売売上高は前月比0.1%増となりました。事前予想は同0.3%増でした。  ○2024年第1四半期の労働生産性の改定値は前期比年率0.2%上昇となり、速報値の同0.3%上昇から下方修正されました。単位労働コストは前期比年率4.0%上昇となり、速報値の同4.7%から下方修正されました。  ○5月の鉱工業生産指数は市場予想の前月比0.3%上昇に対し、それを上回る同0.9%上昇となりました(4月は前月比変わらず)。設備稼働率は78.7%に上昇しました(市場予想は78.6%)。4月は当初発表の78.4%から78.2%に下方修正されました。  ○4月の製造業受注は事前予想通り前月比0.7%増となりました。3月は当初発表の同1.6%増から同0.7%増に下方修正されました。  ○5月の耐久財受注は市場予想の前月比変わらずに対し、同0.1%増となりました。4月は当初発表の同0.7%増から同0.2%増に下方修正されました。  ○4月の卸売在庫は予想通り前月比0.2%増となりました。3月は同0.4%減でした。  ○4月の企業在庫は予想通り前月比0.3%増となりました。3月は同0.1%減でした。  ○5月の小売り在庫(速報値)は前月比0.7%増となりました。4月も同0.7%増でした。  ○5月の卸売在庫(速報値)は事前予想が前月比0.3%増だったのに対し、同0.6%増となりました。4月は同0.2%増でした。  ○4月の貿易収支の赤字額は746億ドルとなりました。3月は同686億ドルで、赤字額は拡大しました。  ○5月の輸入物価指数は事前予想が前月比変わらずであったのに対し、同0.4%低下しました(4月は同0.9%上昇)。前年同月比では1.1%上昇となりました(4月から変わらず)。輸出物価指数は市場予想が前月比変わらずであったのに対し、同0.6%低下しました(4月は同0.6%上昇)。前年同月比では0.6%上昇となりました(4月は同0.9%低下)。  ○5月の財の貿易収支は4月が980億ドルの赤字だったのに対し、1006億ドルの赤字となりました。  ○6月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は65.5となりました。市場予想は5月の69.1を上回る73.0でした。1年先のインフレ期待は前月比変わらずの3.3%でした。市場では3.2%に低下すると予想されていました。   ⇒6月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は68.2、1年先のインフレ期待は3.0%となりました。  ○5月の景気先行指数は、市場予想が前月比0.3%低下だったのに対し、同0.5%の低下となりました。4月は同0.6%低下でした。  ○民間調査機関コンファレンスボードが発表した6月の消費者信頼感指数は市場予想の100.0に対して100.4となり、5月の102.0から低下しました。 ●雇用関係  ○5月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想の18万2000人増を大幅に上回る27万2000人増となりました。4月は当初発表の17万5000増人から16万5000人増に下方修正されました(当初の4月の市場予想は24万3000人増)。   ⇒5月の失業率は予想が前月比横ばいの3.9%だったのに対し、4.0%に上昇しました(3月は3.8%、2月も3.8%、1月と2023年12月、11月は3.7%、10月は3.9%、9月は3.8%でした。2020年2月は3.5%でしたが同年5月は13.3%となりました)。   ⇒労働参加率は事前予想が62.7%の横ばいだったのに対し、62.5%に低下しました(3月は62.7%、2月、1月と2023年12月は62.5%、11月は62.8%、10月は62.7%、9月は62.8%)。   ⇒5月の週平均労働時間は予想通り4月から変わらずの34.3時間となりました(3月は34.4時間、2月は34.3時間、1月は34.2時間、2023年12月は34.3時間、11月は34.4時間、10月は34.3時間、9月は34.4時間)。   ⇒5月の平均時給は前月比0.4%増となりました(前月の34.75ドルから34.91ドルに増加)。市場予想は4月の同0.2%増を上回る同0.3%増でした(3月は同0.3%増、2月は同0.2%増、1月は同0.5%増、2023年12月、11月は同0.4%増、10月は同0.2%増、9月は同0.3%増)。    →前年同月比では4.1%増に上昇しました。また、4月は当初発表の同3.9%増から同4.0%増に上方修正されました(3月は同4.1%増、2月は同4.3%増、1月は同4.4%増、2023年12月は同4.0%増、11月は同4.0%増、10月は同4.0%増、9月は同4.2%増)。  ○4月のJOLTS(求人労働異動調査)によると、求人数は805万9000人(市場予想は840万人)でした。3月は835万5000人でした。  ○失業保険継続需給件数(季節調整済み)は、前月の179万1000件から183万9000件に増加しました。   ⇒2024年6月5日発表の週間新規失業保険申請件数:22万9000件(当初発表の通り)   ⇒2024年6月12日発表の週間新規失業保険申請件数:24万2000件   ⇒2024年6月19日発表の週間新規失業保険申請件数:23万8000件   ⇒2024年6月26日発表の週間新規失業保険申請件数:23万3000件 ※「値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (3)」へ続く 株探ニュース 2024/07/12 13:30 みんかぶニュース 市況・概況 値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (1) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 S&P500月例レポートでは、S&P500の値動きから米国マーケットの動向を解説します。市場全体のトレンドだけではなく、業種、さらには個別銘柄レベルでの分析を行い、米国マーケットの現状を掘り下げて説明します。 ●THE S&P 500 MARKET:2024年6月 個人的見解:2024年上半期のS&P500指数のトータルリターンはプラス15.29%を記録したが、エヌビディアを除くとプラス10.71%、マグニフィセント・セブン(M7)銘柄を除くとプラス6.27% ●インデックスの動き  ○6月は年初来の上昇基調が持続し、S&P500指数は3.47%上昇(配当込みのトータルリターンはプラス3.59%)となりました(2023年は24.23%上昇、トータルリターンはプラス26.29%)。終値での最高値を月内に7回更新しましたが(年初来では31回、2023年は0回)、値下がり銘柄数(301銘柄)が値上がり銘柄数(201銘柄)を上回りました。5月は幅広く上昇して4.80%上昇(同プラス4.96%)、4月は限定的ながら幅広く下落して4.16%下落(同マイナス4.08%)でしたが、4月はもはや、良い兆候とは言えませんがそれほど懸念することのない、はるか遠い記憶となっています。  2024年第2四半期の3ヵ月間では3.92%上昇(同プラス4.28%)ですが、ここでも値下がり銘柄数(304銘柄)が値上がり銘柄数(199銘柄)を上回り、上位集中の不均衡な構造が浮き彫りになりました。2024年第1四半期が上位集中ではなかったとは言いませんが、値上がり銘柄数(369銘柄)が値下がり銘柄数(134銘柄)を大幅に上回り、全体で10.16%上昇(同プラス10.56%)でした。  年初来でみると、S&P500指数は14.48%上昇(同プラス15.29%)となり、年率換算すると31.18%上昇(同プラス33.05%)に相当します。年初来では値上がり銘柄数(301銘柄)が値下がり銘柄数(200銘柄)を上回っています(5月末時点では値上がり銘柄数が312銘柄、値下がり銘柄数が189銘柄でした)。  6月は19営業日中12営業日で上昇し(5月は22営業日中14営業日で上昇)、年初来では124営業日中69営業日で上昇しています。6月は11セクター中5セクターが上昇しました(5月は10セクターが上昇)。出来高は前月比で1%増(営業日数調整後)、前年同月比では4%減でした。  ○S&P500指数の時価総額は6月に1兆5460億ドル増加(5月は2兆630億ドル増加)して、45兆8430億ドルとなりました。年初来では5兆8040億ドル増加しました。2023年は7兆9060億ドルの増加、2022年は8兆2240億ドルの減少でした。   ⇒ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)は6月に最高値を更新せず、1.12%上昇して(配当込みのトータルリターンはプラス1.23%)、3万9118.86ドルで月を終えました。5月は2.30%上昇して(同プラス2.58%)して、3万8686.32ドルで月を終えました。2024年第2四半期の3ヵ月間の騰落率は1.73%下落(同マイナス1.27%)、年初来では3.79%上昇(同プラス4.79%)、過去1年では13.67%上昇(同プラス16.02%)となっています。2023年は13.70%の上昇(同プラス16.18%)、2022年は8.78%の下落(同マイナス6.86%)でした。  ○6月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は、0.7684%と5月の0.7687%からわずかに低下し、年初来では0.83%となっています。なお、2023年通年は1.04%、2022年は1.83%、2021年は0.97%、2020年は1.51%でした(長期平均は1.42%)。  ○6月の出来高は、5月の前月比4%増加の後に、同1%増加し(営業日数調整後)、前年同月比では4%減少となりました。2024年6月までの12ヵ月間では前年同期比6%減少しています。2023年通年では前年比1%減で、2022年通年では同6%増でした。  ○6月は1%以上変動した日数は19営業日中1日(上昇が1日、下落はなし)で、2%以上変動した営業日はありませんでした。5月は1%以上変動した日数は22営業日中3日(上昇が3日、下落はなし)でした。年初来では、1%以上変動した日数は21日(上昇が14日、下落が7日)で、2%以上変動した日数は1日(上昇)でした。2023年通年は、1%以上変動した日数が250営業日中63日(上昇が37日、下落が26日)、2%以上変動した日数が2日(上昇が1日、下落が1日)でした。  6月は19営業日中4日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上変動した日はありませんでした。対して5月は1%以上の変動が22営業日中4日で、2%以上変動した日はありませんでした。年初来では、33日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上変動した日数は2日ありました。2023年通年では1%以上の変動が113日、2%以上の変動が13日で、3%以上の変動はありませんでした(直近で3%以上の変動があったのは2022年11月30日)。2022年は1%以上の変動が218日、2%以上の変動が89日、3%以上の変動が20日でした(4%以上の変動が4日、5%以上の変動が1日)。  過去の実績を見ると、6月は56.3%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.89%、下落した月の平均下落率は3.30%、全体の平均騰落率は0.75%の上昇となっています。2024年6月のS&P500指数は3.47%の上昇でした。  7月は60.4%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は4.94%、下落した月の平均下落率は3.24%、全体の平均騰落率は1.70%の上昇となっています。  今後の米連邦公開市場委員会FOMCのスケジュールは、2024年は7月30日-31日、9月17日-18日、11月6日-7日、12月17日-18日、2025年は1月28日-29日となっています。 ●主なポイント  ○6月の市場は3.47%上昇(配当込みのトータルリターンはプラス3.59%)となり、5月の上昇基調(4.80%上昇、同プラス4.96%)が持続しました。終値での最高値を月内に7回更新し、終値での最高値は5487.03を付け、6月の最終営業日には取引時間中の最高値5523.64を記録し、一気に5400台を突破して5500の大台に乗せましたが、終値が5500台に到達することはありませんでした。  2024年第2四半期では3.92%上昇(同プラス4.28%)となり、2024年第1四半期の10.16%上昇(同プラス10.56%)、2023年第4四半期の11.24%上昇(同プラス11.69%)に続いて3四半期連続の上昇となりました。2023年第3四半期は3.65%下落(同マイナス3.27%)でした。年初来では14.48%上昇(同プラス15.29%)となり、年率換算すると31.18%上昇(同プラス33.05%)に相当します。  S&P500指数の動きは引き続き政策金利が長期間にわたって高止まりすることを受け入れており、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ(0.25%)が9月に実施されるとの予想(確率は64%)が維持されています。一方で、先物市場は年内に2回目の利下げがあることを織り込んだ動きを見せています(とはいえ、先物にはヘッジやポジション調整の動きも反映されることも広く指摘されています)。要するに、米国経済と雇用(個人消費だけでなく、税収を通じて、財政赤字が続く政府支出を大きく下支えします)が底堅さを維持している限り、市場はFRBが思うように政策運営を進めていくことに異論はないようです。  マグニフィセント・セブン銘柄に関して言えば(テスラは年初来で株価が20.4%下落していますが、アップルは6月に9.6%という急上昇を演じ、年初来で9.4%上昇に返り咲きました)、これら7銘柄の市場への影響力は依然として大きく、S&P500指数の年初来上昇率に占める割合は59%となっています。また、7銘柄の6月の平均騰落率はプラス8.7%となり、S&P500指数(平均騰落率はプラス0.5%)をアウトパフォームしました。運用担当者もこれら7銘柄への投資を継続していますが、グループとしてではなく、各銘柄を個別に見極めています。  ○6月の主なデータ   ⇒S&P500指数は6月も常勝街道を突き進み(2024年に入って月間で上昇したのは6回中5回目)、唯一下落した4月(4.16%下落)ははるか遠い記憶となっています(無かったことにできるという人もいるかもしれません)。終値での最高値を7回更新し、最高値更新は年初来で31回となりました。終値での最高値は5487.03、取引時間中の最高値は5523.64を記録し、一気に5400台を突破して5500の大台に乗せました。5月の最高値更新は2回、4月は下落して5000を割り込み、下値を試す場面もありました。4月の広範にわたる下落(4.16%下落)と5月の大幅上昇(4.80%上昇)を経て、6月も力強く上昇(3.47%上昇)しました。3月までは5ヵ月連続で上昇し(累計で25.29%上昇)、それ以前は3ヵ月連続で下落(累計で8.61%下落)、さらにその前は5ヵ月連続で上昇(累計で15.59%上昇)していました。こうした指数の動きは相場(と景気に対する認識)が大きく揺れ動いていたことを反映しています。  6月は19営業日のうち12営業日で上昇しましたが(5月は22営業日のうち14営業日で上昇)、値下がり銘柄数(301銘柄)が値上がり銘柄数(201銘柄)を上回る展開となりました。5月は値上がり銘柄数が327銘柄、値下がり銘柄数が176銘柄でした。出来高は前月比で1%増、前年同月比では4%減でした。    →(市場が上昇したにもかかわらず)6月は11セクターのうち5セクターが上昇しました。5月は10セクターが上昇、4月は1セクターのみでした。6月のパフォーマンスが最高となったのは前月に続いて情報技術で、9.29%上昇しました(5月は9.95%上昇、年初来では27.79%上昇、2021年末比では42.08%上昇)。パフォーマンスが最低だったのは公益事業で、5.75%下落しました(年初来では7.58%上昇、2021年末比では4.78%下落)。   ⇒S&P500指数は6月に3.47%上昇して5460.48(月中に付けた終値での最高値は5487.03)で取引を終えました(配当込みのトータルリターンはプラス3.59%)。5月は4.80%上昇(同プラス4.96%)の5277.51、4月は4.16%下落(同マイナス4.08%)の5035.69で月を終えました。2024年第2四半期の3ヵ月間では3.92%上昇(同プラス4.28%)、年初来では14.48%上昇(同プラス15.29%)、過去1年では22.70%上昇(同プラス24.56%)となりました。2023年通年は24.23%上昇(同プラス26.29%)、2022年通年は19.44%下落(同マイナス18.11%)でした。    →6月にS&P500指数は終値での過去最高値を7回更新しました。5月は2回、4月は0回、3月は8回、2月も8回、1月は6回でした。年初来での最高値更新回数は31回となりました。なお、2023年の最高値更新回数は0回、2022年は1回、2021年は70回でした(過去最高は1995年の77回)。    →コロナ危機前の2020年2月19日の高値からは61.28%上昇(同プラス72.91%)となっています。 ※「値下がり数が上回るなかM7が上昇を牽引 (2)」へ続く 株探ニュース 2024/07/12 13:30 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後1時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は980、値下がり銘柄数は609、変わらずは54銘柄だった。業種別では33業種中8業種が上昇。値上がり上位に不動産、水産・農林など。値下がりで目立つのは保険、電気機器、海運、銀行、非鉄など。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 13:03 みんかぶニュース 市況・概況 13時の日経平均は963円安の4万1260円、東エレクが239.3円押し下げ  12日13時現在の日経平均株価は前日比963.15円(-2.28%)安の4万1260.87円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は976、値下がりは611、変わらずは55と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均マイナス寄与度は239.3円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ファストリ <9983>が191.24円、SBG <9984>が100.03円、アドテスト <6857>が89.97円、ディスコ <6146>が35.76円と続いている。  プラス寄与度トップはニトリHD <9843>で、日経平均を10.79円押し上げている。次いで住友不 <8830>が6.54円、安川電 <6506>が4.61円、エムスリー <2413>が4.04円、三井不 <8801>が4.02円と続く。  業種別では33業種中8業種が値上がり。1位は不動産で、以下、水産・農林、建設、繊維と続く。値下がり上位には保険、電気機器、海運が並んでいる。  ※13時0分7秒時点 株探ニュース 2024/07/12 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」4位に日東精  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」12日正午現在で日東精工<5957.T>が「買い予想数上昇」4位となっている。  日東精は朝方カイ気配で始まる人気となったが、寄り後は急速にバランスを崩し下落に転じた。同社は早くからマグネシウム材料分野での研究開発に積極的に取り組む姿勢をみせている。そうしたなか、11日取引終了後に「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料」の特許出願について、23年6月の日本での特許取得に続き、米国でも特許を取得したことを発表、朝方はこれを好感する買いを呼び込んだが、全体地合い悪につられて買いは続かなかった。同社が手掛ける「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料」は純度99.95%以上の純マグネシウムであることから生体親和性が極めて高く、インプラント製品などへの応用が見込まれている。きょうはいったん利益確定売りを誘発したが、依然として同分野への注目度は高く、今後の展開が注目される。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 12:48 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価はやや下げ幅拡大  後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前日比860円安前後と前場終値からやや下げ幅が拡大している。外国為替市場では、1ドル=159円20銭近辺での値動きとなっている。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 12:35 みんかぶニュース 市況・概況 フリーやカバーが急伸、大型株ラリーのアンワインドでグロース銘柄に資金◇  フリー<4478.T>やカバー<5253.T>、GENDA<9166.T>などグロース銘柄の急騰が目立つ。この日、日経平均株価の下げ幅は一時1000円を超えた。6月の米消費者物価指数(CPI)公表後の急速な円高と、前日の米ナスダック総合株価指数が8日ぶりに急反落したことが全体相場の重荷となっている。一方、プライム市場では値上がり銘柄数は1100を超えており、直近の相場のけん引役となった大型株に売りが集中する形となっている。大型株ラリーのアンワインドが顕著となるなか、出遅れていたグロース市場の小型成長株に資金を振り向ける動きがみられ、東証グロース市場250指数は前日比で3%を超す大幅な上昇となっている。GMOフィナンシャルゲート<4051.T>やクオリプス<4894.T>なども上値指向を強めている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 12:32 みんかぶニュース 市況・概況 「円高メリット」が3位にランク、米CPI公表後の円急伸で関心向かう<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10 1 半導体 2 水道関連 3 円高メリット 4 サイバーセキュリティ 5 人工知能 6 半導体製造装置 7 防衛 8 TOPIXコア30 9 JPX日経400 10 生成AI  みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が3位となっている。  11日に発表された6月の米国の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.0%の上昇となり、伸び率は前月の3.3%から低下し市場予想(3.1%)を下回った。前月比では市場予想(0.1%上昇)に反して、0.1%の低下となった。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に2回の利下げに踏み切るとの見方が一段と強まり、米長期金利は一時4.1%台に低下。ドル円相場は米CPI公表前に1ドル=161円50銭近辺で推移していたが、発表後に一時157円40銭台をつけるなど、4円強の急速なドル安・円高が進行した。市場では政府・日銀が為替介入に踏み切ったのではないか、との観測も一部で出ている。  財務省の神田真人財務官は為替介入の有無について、コメントする立場にないと記者団に対して述べたと、国内外のメディアが伝えている。ドル円相場は米国時間で159円台半ばまで戻した後、日本時間12日朝に再び157円台後半まで円高に振れる場面もあり、荒い動きを続けている。実際に政府・日銀が介入に踏み切ったかどうかを探るには、この先に公表される日銀当座預金の増減要因などを確認する必要があるが、為替介入による短期的な相場へのインパクトとは別に、ファンダメンタルズに基づいたドル安となれば、投機筋による円売りポジションが膨らみにくくなり、円高圧力が次第に強まるシナリオも想定される。  12日の東京株式市場では、日経平均株価が大幅安となるなかで、円高メリット株に位置付けられるニトリホールディングス<9843.T>が急伸。ワークマン<7564.T>、神戸物産<3038.T>が買われ、セリア<2782.T>や日本製紙<3863.T>なども堅調に推移している。円高トレンドが鮮明となった際には、関連銘柄の好パフォーマンスが期待できそうだ。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 12:20 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」2位にSHIFT  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の12日午前11時現在で、SHIFT<3697.T>が「売り予想数上昇」で2位となっている。  この日の東京株式市場でSHIFTは急反発している。同社は10日取引終了後に23年9月~24年5月期連結決算を発表。売上高が前年同期比28.1%増の811億4300万円だった一方、純利益が同17.2%減の32億9500万円となった。システム開発などを手掛けるソフトウェア開発関連サービスで、順調な採用に対して相対的に案件獲得が遅延し、稼働率が低下したことが全体の利益に響いた。一過性コストも重荷となった。  減益決算が嫌気され、翌11日の同社株は急落。これを受けて売り予想数が上昇したようだ。きょう12日は切り返している。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 12:03 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(前引け)=前日比835円安、急激な円高も警戒され売り膨らむ  12日前引けの日経平均株価は前日比835円10銭安の4万1388円92銭。前場のプライム市場の売買高概算は9億9482万株、売買代金概算は2兆9720億円。値上がり銘柄数は1085、値下がり銘柄数は508、変わらずは50銘柄だった。  日経平均株価は大幅安。前日の米株式市場では、半導体関連などハイテク株が下落しナスダック指数が急落した。これを受け、連日の最高値更新を演じていた日経平均株価も下落に転じた。日経平均株価の下げ幅は一時1000円を超えた。為替は1ドル=159円20銭前後と前日夕方に比べ大幅な円高となったことも警戒された。政府・日銀による為替介入が実施されたとの観測も出ている。半導体や電子部品などハイテク株に利益確定売りが膨らみ、銀行や自動車株が安い。  個別銘柄では、ディスコ<6146.T>や東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>が安く、ソニーグループ<6758.T>やTDK<6762.T>が値を下げた。トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>が軟調で三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が売られた。半面、SHIFT<3697.T>やベイカレント・コンサルティング<6532.T>が高く、ニトリホールディングス<9843.T>やオリエンタルランド<4661.T>、メルカリ<4385.T>がしっかり。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 11:53 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買代金ランキング=12日前引け  12日前引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。                   売買代金       銘柄名    売買代金 増加率(%)   株価 1. <1570> 日経レバ    135776   36.3    31990 2. <1458> 楽天Wブル    13458   66.6    37760 3. <1321> 野村日経平均   13010   73.1    42630 4. <1360> 日経ベア2    10936   79.5    310.9 5. <1357> 日経Dインバ   10088   99.8     127 6. <1579> 日経ブル2    6856   42.0    341.8 7. <1459> 楽天Wベア    5820   38.0     512 8. <1475> iSTPX    5165   66.1    3010 9. <1568> TPXブル    3404   14.3    548.8 10. <1306> 野村東証指数   3381   -33.9   3012.0 11. <1655> iS米国株    3097   125.1    643.4 12. <1545> 野村ナスH無   2893   68.4    32680 13. <2244> GXUテック   2850   53.0    2331 14. <1358> 日経2倍     2612   373.2    59410 15. <2243> GX半導体    2473   213.0    2172 16. <2558> MX米株SP   2455   152.3    25590 17. <1456> iF日経ベ    2449   182.5    2497 18. <1365> iF日経Wブ   2291   81.4    49380 19. <1330> 日興日経平均   1892   154.6    42670 20. <2644> GX半導日株   1799   -17.6    4995 21. <1571> 日経インバ    1712   175.2     584 22. <1320> iF日経年1   1591   28.6    42500 23. <1557> SPDR5百   1419   408.6    88830 24. <1329> iS日経     1405   134.6    43150 25. <1678> 野村インド株   1273   91.4    401.5 26. <1489> 日経高配50   1189   34.7    2442 27. <1547> 日興SP5百   1130   147.8    9705 28. <1346> MX225    1118   25.5    42710 29. <1615> 野村東証銀行   1094   25.5    361.6 30. <2621> iS米20H   1068   133.2    1234 31. <1540> 純金信託     1011   59.7    11650 32. <2631> MXナスダク    981   49.5    23110 33. <200A> 野村日半導     939   14.7    2120 34. <2559> MX全世界株    931   263.7    21605 35. <2633> 野村SPH無    872  1128.2    411.5 36. <1366> iF日経Wベ    844   99.5     329 37. <2516> 東証グロース    798   329.0    530.0 38. <1308> 日興東証指数    784   282.4    2977 39. <2869> iFナ百Wブ    782   166.9    46450 40. <1369> One225    763   797.6    41470 41. <2557> SMDトピク    747  -100.0   2927.5 42. <1671> WTI原油     645   244.9    3540 43. <2568> 日興NQヘ無    642   104.5    5533 44. <1343> 野村REIT    638   160.4   1884.0 45. <2038> 原油先Wブル    584   54.9    2540 46. <1305> iFTP年1    511   32.0   3045.0 47. <213A> 日興半導体株    493  -100.0    194.5 48. <1356> TPXベア2    465    0.2    338.8 49. <2840> iFEナ百無    455    8.3    29855 50. <2569> 日興NQヘ有    450   107.4   3194.0 ※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日前引けに比べた増減率(%) 株探ニュース 2024/07/12 11:35 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・12日>(前引け)=ラクーンHD、タマホーム、三光合成  ラクーンホールディングス<3031.T>=大幅続伸で大底圏離脱の動き。アパレルや雑貨のECサイト運営を主力に、掛け売り決済代行や売掛債権保証、家賃保証などのフィナンシャル事業も手掛ける。足もとの業績は好調で25年4月期は広告宣伝や販売促進にかけたコストが減少する一方、プロモーション効果を収益に反映させ、営業利益は前期比2.2倍の12億5000万円と倍増を予想。21年4月期以来4期ぶりに過去最高更新が見込まれている。株価は長期タームで大底圏に位置し、3ケタ台で値ごろ感があることも投資資金の食指を動かしている。11日付で東海東京インテリジェンス・ラボが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げるとともに目標株価を1320円に修正したことが、物色人気を助長したようだ。  タマホーム<1419.T>=物色の矛先向かい急動意。11日の取引終了後に24年5月期の連結決算を発表。あわせて25年5月期の業績と配当予想を開示した。今期の売上高は前期比5.1%減の2350億円と減収を見込む一方、最終利益は同5.1%増の92億円と前期に続き過去最高益を計画する。年間配当予想は同5円増配の195円とした。発表をポジティブ視した買いが集まり、売り方の買い戻しを誘ったようだ。中核事業の住宅事業では付加価値の高い商品展開を進めシェア拡大に努める方針。24年5月期の売上高は前の期比3.3%減の2477億3300万円、最終利益は同0.4%増の87億5200万円だった。6月度の受注については、粗利益ベースで前年同月比20%減となった。  三光合成<7888.T>=急伸。工業用樹脂部品メーカーで自動車向けを主力に展開するが、足もとの業績は自動車向け内装品や外装品が高水準の需要を取り込み好調を極めている。11日取引終了後に発表した24年5月期の営業利益は前の期比19%増の41億3100万円と2割近い伸びを達成、続く25年5月期も前期比16%増の48億円予想と2ケタ成長を続け、連続過去最高利益更新が見込まれている。PERやPBRなど投資指標面でも割安感が強く、ここ株価は調整色をみせていたこともあって、目先リバウンドを見込んだ買いが集中している。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 11:34 みんかぶニュース 市況・概況 東証グロース(前引け)=値上がり優勢、ボードルア、GMO-FGが買われる  12日前引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数433、値下がり銘柄数113と、値上がりが優勢だった。  個別ではサンワカンパニー<3187>、バンク・オブ・イノベーション<4393>、AnyMind Group<5027>、ELEMENTS<5246>、ジーニー<6562>など7銘柄が年初来高値を更新。ボードルア<4413>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、L is B<145A>、カバー<5253>、グローバルセキュリティエキスパート<4417>は値上がり率上位に買われた。  一方、VRAIN Solution<135A>、アストロスケールホールディングス<186A>、WACUL<4173>、エスネットワークス<5867>、アクアライン<6173>など6銘柄が年初来安値を更新。Amazia<4424>、TORICO<7138>、クリーマ<4017>、リックソフト<4429>、アイデミー<5577>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/07/12 11:33 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=12日前引け、GX自動EV、野村新興国債が新高値  12日前場の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比49.2%増の2709億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同48.7%増の2132億円だった。  個別ではNEXT FUNDS外国REIT・S&P先進国 <2515> 、グローバルX 自動運転&EV <2867> 、グローバルX ロジスティクス・REIT ETF <2864> 、NZAM 上場投信 S&P500 <2086> 、NEXT FUNDS新興国債券 <2519> など11銘柄が新高値。NEXT インドベア <2047> が新安値をつけた。  そのほか目立った値動きでは東証グロース・コアETF <1563> が5.14%高、上場インデックスファンド日本経済貢献株 <1481> が4.40%高、iFreeETF NASDAQ100 ダブルインバース <2870> が4.17%高、NEXT 東証グロース市場250 <2042> が3.79%高、東証グロース250ETF <2516> が3.09%高と大幅な上昇。  一方、グローバルX 半導体 ETF <2243> は4.40%安、グローバルX US テック・トップ20 ETF <2244> は4.35%安、NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型 <200A> は4.20%安、iFreeETF NASDAQ100 レバレッジ <2869> は4.17%安、中国H株ベア上場投信 <1573> は4.15%安と大幅に下落した。  日経平均株価が835円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1357億7600万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金882億5700万円を大きく上回る活況となった。  その他の日経平均ETFでは楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が134億5800万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が130億1000万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が109億3600万円、NEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が100億8800万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が68億5600万円の売買代金となった。 株探ニュース 2024/07/12 11:32 みんかぶニュース 市況・概況 東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、プライムストがS高  12日前引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数867、値下がり銘柄数496と、値上がりが優勢だった。  個別ではプライム・ストラテジー<5250>がストップ高。コーアツ工業<1743>、クックパッド<2193>、東北新社<2329>、手間いらず<2477>、キャンドゥ<2698>など34銘柄は年初来高値を更新。日本色材工業研究所<4920>、PKSHA Technology<3993>、Speee<4499>、イー・ロジット<9327>、タカチホ<8225>は値上がり率上位に買われた。  一方、福留ハム<2291>、フライトソリューションズ<3753>、テモナ<3985>、アドヴァングループ<7463>、シンシア<7782>が年初来安値を更新。フィル・カンパニー<3267>、アズジェント<4288>、ポプラ<7601>、MS&Consulting<6555>、フューチャーベンチャーキャピタル<8462>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/07/12 11:32 みんかぶニュース 市況・概況 ◎12日前場の主要ヘッドライン ・日経レバ急落、個人は既に利食い優先で直近週は信用買い残と売り残の水準が逆転 ・ボードルアが切り返し急、3~5月期最終67%増益を評価 ・ファストリが6日ぶり急反落、今期業績・配当予想引き上げも全体相場に連れ安 ・ラクーンHDが急動意、好業績変化の中低位株で大底圏離脱の動き ・ベイカレント大幅高、既存顧客の取引拡大などで第1四半期営業益18%増 ・いちごがマド開け急伸、3~5月期最終益2.5倍で独社への出資も発表 ・プライムストはS高カイ気配、戦略AI「David」が米国で特許査定 ・タマホームが急伸、今期最終益は連続最高益更新・5円増配予想をポジティブ視 ・セブン&アイは約半年ぶり安値、3~5月期営業減益 ・ビーウィズは大幅続伸、25年5月期営業益予想26%増で24円増配へ ・ニトリHDが大幅高で3連騰、一時1ドル=157円台まで円高が進行 ・Sansanはカイ気配スタート、25年5月期好調見通しを好感 ・三光合成が地合い悪のなかカイ気配スタート、25年5月期も営業2ケタ増益で過去最高更新へ ・東エレクなど半導体主力株が売られる、SOX指数急落と円高で利食い急ぎの動き顕在化 ※ヘッドラインは記事配信時点のものです 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 11:31 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均12日前引け=4日ぶり反落、835円安の4万1388円  12日前引けの日経平均株価は4日ぶり反落。前日比835.10円(-1.98%)安の4万1388.92円で前場の取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は1084、値下がりは508、変わらずは50と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。  日経平均マイナス寄与度は217.72円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ファストリ <9983>が166.72円、SBG <9984>が93.17円、アドテスト <6857>が85.52円、ディスコ <6146>が34.06円と並んだ。  プラス寄与度トップはニトリHD <9843>で、日経平均を12.42円押し上げ。次いで住友不 <8830>が7.72円、エムスリー <2413>が5.88円、安川電 <6506>が5.75円、三井不 <8801>が3.73円と続いた。  業種別では33業種中11業種が値上がり。1位は不動産で、以下、建設、繊維、水産・農林が続いた。値下がり上位には保険、電気機器、銀行が並んだ。 株探ニュース 2024/07/12 11:31 みんかぶニュース 市況・概況 TKPが大幅高で5連騰、25年2月期業績予想の上方修正を好感◇  ティーケーピー<3479.T>が大幅高で5連騰。11日の取引終了後、25年2月期の連結業績予想について、売上高を450億円から620億円(前期比69.7%増)へ、営業利益を73億5000万円から82億円(同77.5%増)へ、純利益を51億円から55億円(同21.2%減)へ上方修正した。発表を好感した買いが集まったようだ。  リリカラ<9827.T>を連結子会社化した影響や、ノバレーゼ<9160.T>を持ち分法適用会社化した影響を織り込んだ。なお、同時に発表した第1四半期(3~5月)決算は、売上高105億6200万円(前年同期比17.1%増)、営業利益16億9200万円(同3.1%減)、純利益18億7300万円(同59.5%減)だった。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 11:25 みんかぶニュース 市況・概況 12日中国・上海総合指数=寄り付き2965.6121(-4.7753)  12日の中国・上海総合指数は前営業日比4.7753ポイント安の2965.6121で寄り付いた。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 11:08 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午前11時現在の値上がり値下がり銘柄数  午前11時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1104、値下がり銘柄数は492、変わらずは47銘柄だった。業種別では33業種中11業種が上昇。値上がり上位に不動産、建設など。値下がりで目立つのは保険、電気機器、銀行、海運、石油・石炭など。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 11:03 みんかぶニュース 市況・概況 11時の日経平均は777円安の4万1446円、東エレクが207.91円押し下げ  12日11時現在の日経平均株価は前日比777.35円(-1.84%)安の4万1446.67円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1104、値下がりは494、変わらずは44と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均マイナス寄与度は207.91円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ファストリ <9983>が174.57円、アドテスト <6857>が76.63円、SBG <9984>が67.67円、ディスコ <6146>が32.3円と続いている。  プラス寄与度トップはニトリHD <9843>で、日経平均を10.87円押し上げている。次いで住友不 <8830>が7.91円、エムスリー <2413>が5.30円、安川電 <6506>が5.23円、三井不 <8801>が4.51円と続く。  業種別では33業種中11業種が値上がり。1位は不動産で、以下、建設、水産・農林、繊維と続く。値下がり上位には保険、電気機器、銀行が並んでいる。  ※11時0分11秒時点 株探ニュース 2024/07/12 11:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」5位にエヌピーシー  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の12日午前10時現在で、エヌ・ピー・シー<6255.T>が「売り予想数上昇」で5位となっている。  12日の東京市場で、エヌピーシーは4営業日ぶりに反落。10日に年初来高値1497円をつけた反動に加え、全体相場の悪地合いが影響しているもよう。また、9日に発表した24年8月期第3四半期累計(23年9月~24年5月)の連結決算での営業利益の進捗率をネガティブ視する向きもあるようで、それが売り予想数上昇につながっているようだ。  第3四半期累計期間は、主に米国太陽電池メーカーの工場増設に伴う装置や研究開発用装置を予定通り売上計上し、消耗品や予備部品などの販売が好調だった。これが反映されるかたちで連結営業利益は前年同期比2.1倍の9億6600万円となったが、通期計画の21億4900万円に対する進捗率は45%程度にとどまっている。 出所:MINKABU PRESS 2024/07/12 10:53

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