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Miniトピック インフレ鈍化も米量的緩和策の年内縮小の可能性高い  9月14日発表された8月米消費者物価コア指数は、前月比+0.1%、前年比では+4.0%となり、伸び率はいずれも市場予想を下回った。インフレ加速の懸念は和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)は量的緩和の縮小を急がないとの見方が浮上した。9月以降、コアインフレ率の上昇率はさらに鈍化するとの見方が多く、来年にかけて2%を下回る可能性があるとの声も聞かれている。ただし、市場参加者の一部は「8月PCEコア価格指数は前年比+3%台と想定されており、目標水準を上回る見込みであることを考慮すると、9月の非農業部門雇用者数の伸びが8月並みの水準でもFRBは11月または12月に量的緩和策の縮小に着手する可能性は高い」と予想している。 <MK> 2021/09/15 15:13 Miniトピック 米FRBは11月にテーパリング開始との見方  10日付け米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)は11月に量的緩和の縮小開始を計画しており、今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で合意を目指しているようだ。市場参加者の間では、量的緩和策の縮小は11月または12月に開始されるとの見方が多いようだ。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は9月8日、「今年のうちに資産購入の段階的縮小(テーパリング)を開始するのが適切となり得る」との見方を伝えており、11月にテーパリングが開始される可能性があると言及している。 市場参加者の間からは「雇用情勢のさらなる改善が見込める状況になれば、FRBはテーパリングの開始をすみやかに決定する可能性が高い」との声が聞かれている。そのため、10月8日発表予定の9月米雇用統計は大変重要な手掛かり材料になるとみられており、「雇用統計発表後にFRBはテーパリング開始と詳細な情報について発表する」との声が聞かれている。 <MK> 2021/09/13 14:59 Miniトピック ECBによる債券購入は無期限となる可能性も  欧州中央銀行(ECB)は9月9日開催の理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の債券購入ペースを10−12月期に減速することを決定した。一部報道によると、月額の購入額は現行目標の約800億ユーロから600億ないし700億ユーロ程度になるようだ。ラガルドECB総裁は記者会見で「景気支援の段階的な縮小を意図していない」との見方を伝えている。 市場参加者の間では「債券購入ペースは今年後半から来年にかけて多少減速するが、量的緩和策の終了時期について予断を持つことは難しい」との見方が出ている。新型コロナウイルスの感染状況次第でユーロ圏諸国の景気回復に遅れが生じる可能性があるため、ECBは金融緩和策の縮小ペースを速めることは難しいとみられる。また、一部の市場関係者は「ウイルス感染が終息してもユーロ圏経済が大幅に改善する保証はないため、ECBによる債券購入は無期限となり、各種金利の引き上げも難しくなる」と指摘している。 <MK> 2021/09/10 20:28 Miniトピック 中国政府による各種業界に対する規制強化の影響とは?  市場関係者の間からは、中国政府による各種業界に対する規制強化を警戒する声が聞かれており、それに伴う経済成長の減速も懸念されている。ただ、中国国務院が発表した声明では、より良い生活を求める国民の要求を満たすために、デジタル経済、インターネット金融、人工知能、ビッグデータとクラウドコンピューティングの分野で法的枠組みの点検に取り組むことが求められている。これらの分野における国際競争力が将来的に大幅に向上すれば、中国経済の相対的な影響力は一段と高まるとみられている。 当面はサービス業などの企業活動がある程度抑制される可能性があるものの、中長期的には、中国経済の持続的な成長も期待される。中国経済の現状を把握するために、各種経済指標をこれまで以上に詳細に分析することが必要となりそうだ。 <MK> 2021/09/08 15:00 Miniトピック 中国の貿易統計 7日発表予定の中国の8月貿易統計では、輸出額(米ドルベース)が前年比+25.6%、輸入額は前年比+33.1%となった。輸出入額の伸び率は7月実績を上回っており、良好な結果となった。ただ、先週発表された8月財新製造業とサービス業のPMIは、いずれも節目の50を下回っており、7-9月期の中国経済はさえない状態となる可能性がある。 中国政府は経済成長が多少減速しても各種業界に対する規制強化を進めるとみられており、市場参加者の多くは特にサービス業の企業活動が大幅に抑制されることを警戒しているようだ。8月の貿易統計から規制強化の影響を読み取れなかったが、製造業にも何らかの影響が及ぶ可能性があるため、中国の貿易統計データをこれまで以上に注視する必要がありそうだ。 <MK> 2021/09/07 15:17 Miniトピック 米雇用拡大ペース減速も量的緩和策の年内縮小の可能性残る  3日発表の8月非農業部門雇用者数は前月比+23.5万人と、市場予想の73.3万人程度を大きく下回り、今年1月以来の低い伸びにとどまった。ただ、8月の平均時間給は前月比+0.6%、前年比+4.3%と市場予想を上回っており、失業率は5.2%に低下した。不完全失業率は7月の9.2%から8.8%まで低下した。7月の非農業部門雇用者数は+105.3万人に上方修正されている。 米国の雇用拡大ペースは減速したが、それでも月間30万人程度の雇用増加がしばらく続く可能性がある。新型コロナウイルスの感染増加は対面型サービス業などの企業活動に一定の影響を及ぼしているようだが、深刻な状況ではないとみられている。そのため、量的緩和策縮小に関する議論は9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)でさらに進展し、11月か12月に債券買い入れ額の段階的な縮小が開始される可能性は残されている。 <MK> 2021/09/06 15:29 Miniトピック 7-9月期の米国経済は減速予想  アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」の9月2日時点の予測によると、米国の7-9月期国内総生産(GDP)は前期比年率+3.7%に減速するようだ。4-6月期に好調だった個人消費、設備投資は7-9月期に弱含みとなる可能性が高いとみられている。新型コロナウイルスの感染増加は対面型サービス業などの企業活動に一定の影響を及ぼしているようだが、深刻な状況ではないとみられており、10-12月期の米経済成長率は7-9月期をやや上回る可能性がある。なお、本日発表される米国の8月非農業部門雇用者数は7月実績を下回る見込みだが、市場参加者の間からは「予想とおおむね一致した場合、米国株式は底堅い動きを見せる可能性がある」との声が聞かれている。 <MK> 2021/09/03 14:22 Miniトピック アメリカの個人消費は9月もさえない状態が続く可能性  米コンファレンス・ボード(CB)が8月31日発表した8月消費者信頼感指数は、7月の125.1から113.8に急低下した。新型コロナウイルスの感染拡大やインフレ進行に対する懸念が信頼感指数の低下につながったようだ。8月の現況指数は147.3(7月157.2)、期待指数は91.4(7月103.8)となり、いずれも低下している。 市場関係者の間からは「アメリカの個人消費は9月もさえない状態が続く可能性がある」との声が聞かれている。また、9月3日発表予定の8月米雇用統計に対する関心が再び高まっており、非農業部門雇用者数が市場予想を下回り、失業率が上昇した場合、量的緩和策の縮小が開始される時期は予測困難となる」との声も聞かれている。 <MK> 2021/09/01 15:23

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