マザーズ市況ニュース一覧

マザーズ市況 マザーズ指数は3日ぶり反落、休場前に買い手控え、直近IPOの一角に物色  本日のマザーズ市場では、年末年始の休場を前に積極的な買いは手控えられ、持ち高を減らすための手仕舞い売り優勢となった。引き続き12月後半に上場したばかりの直近IPO(新規株式公開)銘柄の一角が賑わったが、マザーズ指数への組み入れ前とあって影響は限られた。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で1720.74億円。騰落数は、値上がり176銘柄、値下がり221銘柄、変わらず22銘柄となった。 個別では、時価総額上位のフリー<4478>やビジョナル<4194>、売買代金上位のFRONTEO<2158>などが軟調。メルカリ<4385>は小安く引けた。直近賑わっていたセキュア<4264>やアスタリスク<6522>は利益確定売りに押され大きく下落。また、識学<7049>は決算を受けて後場ストップ安を付け、リボミック<4591>は加齢黄斑変性向け開発薬の米試験結果が嫌気されて売り気配のままストップ安比例配分となった。一方、直近IPO銘柄のアジアクエスト<4261>やエフ・コード<9211>はストップ高。同じく直近上場したGEI<9212>やヒュウガプライマ<7133>、その他では日本電解<5759>やアンジェス<4563>も大きく買われた。 <HK> 2021/12/30 16:35 マザーズ市況 マザーズ指数は続伸、手掛かり材料難でこう着感、値上がり率トップはアジアクエスト  本日のマザーズ指数は7.83pt高の997.82ptと続伸。28日の米株式市場でNYダウは5日続伸、S&P500指数は一時過去最高値を更新したが失速し小反落。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」に対する警戒感の緩和が引き続き景気回復に対する楽観的な見方を支援した。ハイテク株は利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は反落。米株高が小休止となった一方、前日で損出し売りが一巡し実質的に新年度相場入りとなった東京市場では、直近軟調のマザーズ銘柄に買いが先行し、年初来安値圏にあるマザーズ指数は堅調スタート。しかし、取引開始後間もなくして1003.30ptとこの日の高値まで買われると、その後は騰勢が一服。手掛かり材料難となるなか、現物株市場では引き続き指数インパクトのない直近の新規株式公開(IPO)銘柄を中心とした物色が主体となり、マザーズ指数はもみ合いが続いた。なお、売買代金は概算で1731.17億円。騰落数は、値上がり308銘柄、値下がり102銘柄、変わらず7銘柄となった。 個別では、AI活用の文書レビューで有効性を確認したFRONTEO<2158>が5%高となり、売買代金トップに躍り出た。上値追いの展開が続いたステラファーマ<4888>も商いを伴って8%高と急伸。物色の主体は直近IPO銘柄となっており、セキュア<4264>、アジアクエスト<4261>が大きく上昇して売買代金上位を占めた。なお、本日マザーズ市場に新規に上場したIGS<4265>は公開価格を16.4%上回る2002円で初値を付け、1801円で引けた。そのほか、損出し売り一巡により年初来安値圏にある銘柄に買いが入り、アンジェス<4563>、ウェルスナビ<7342>、フリー<4478>、ジーエヌアイ<2160>、サイバーダイン<7779>、弁護士ドットコム<6027>などが上昇した。 一方、臨床試験で芳しい結果が得られなかったリボミック<4591>はストップ安比例配分に。ほか、メルカリ<4385>、アスタリスク<6522>、プレミアアンチエイジング<4934>、セルソース<4880>、JTOWER<4485>が売られ、直近IPOではGEI<9212>、ハイブリッドテクノロジース<4260>が利益確定売りに押され急落した。 <YN> 2021/12/29 16:36 マザーズ市況 マザーズ指数は反発、一時マイナスも、直近IPOは売買交錯  本日のマザーズ市場では、日米株式相場の上昇を受けて投資家心理が上向き、買い優勢の展開となった。ただ、本日は12月末の権利付き最終売買日で節税目的の損出し売りも出たとみられ、マザーズ指数はマイナスに転じる場面がしばしばあった。前の週に上場したばかりの直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に売買が交錯し、やや値動きの荒さも見られた。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で2062.21億円。騰落数は、値上がり243銘柄、値下がり162銘柄、変わらず14銘柄となった。 個別では、時価総額上位のフリー<4478>やJTOWER<4485>が堅調。売買代金上位ではアスタリスク<6522>が連日の大幅高となった。直近IPO銘柄ではGEI<9212>が後場大きく買われたものの、アジアクエスト<4261>は引けにかけてやや失速。エフ・コード<9211>はストップ高を付けた。また、塩野義<4507>と不眠症治療用アプリの販売提携契約を締結したサスメド<4263>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、時価総額トップのメルカリ<4385>や売買代金トップのFRONTEO<2158>は軟調。直近IPO銘柄のJDSC<4418>やサインド<4256>は大幅続落し、リボミック<4591>などとともに下落率上位に顔を出した。 なお、セキュア<4264>は上場2日目の本日、公開価格の2.3倍となる初値を付けた。 <HK> 2021/12/28 16:46 マザーズ市況 マザーズ指数は反落、もみ合う展開に終始、エフ・コードとアジアクエストの初値は好調  本日のマザーズ指数は反落となった。前週末終値水準で始まったマザーズ指数だったが、寄り付き後に下げ幅を拡大。ただし、日経平均同様に売り一巡後は下げ渋り、こう着感を強め、終日もみ合い気味の推移となった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1710.52億円。騰落数は、値上がり53銘柄、値下がり353銘柄、変わらず11銘柄となった。 個別では、FRONTEO<2158>がマザーズ売買代金トップにランクイン。GEI<9212>やCS−C<9258>、ハイブリッドテクノロジーズ<4260>など直近IPO銘柄の一角に資金が向かった。また、ステムリム<4599>、セルソース<4880>、ステラファーマ<4888>などバイオ株の一角にも物色が見られた。その他、大泉製作所<6618>、リアルワールド<3691>などが買われた。一方、サイエンスアーツ<4412>を筆頭にJDSC<4418>、ラバブルマーケ<9254>、サスメド<4263>、リニューアブル・ジャパン<9522>、フレクト<4414>など直近IPO銘柄の一角が換金売りに押された。その他、そーせい<4565>、ENECHANGE<4169>、リボミック<4591>、グローバルウェイ<3936>、BASE<4477>などが売られた。 なお、上場2営業日目となるエフ・コード<9211>は、公開価格(2020円)の約3.0倍となる6000円で初値を付けた。アジアクエスト<4261>の初値は、公開価格(2430円)の約2.3倍となる5600円(初値形成時の出来高は30万8700株)で、セキュア<4264>の初値は持越しとなっている。 <FA> 2021/12/27 16:04 マザーズ市況 マザーズ指数は反発、主力株堅調で押し上げ、6社IPO  本日のマザーズ市場では、前日物色された直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に利益確定売りが出たものの、主力IT株が堅調でマザーズ指数を押し上げた。この日は6社がマザーズ市場に新規上場したが、その分投資家の関心は分散しがちで、取引状況はまちまちだった。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1993.30億円。騰落数は、値上がり158銘柄、値下がり231銘柄、変わらず24銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、フリー<4478>、JTOWER<4485>などが堅調。ビジョナル<4194>は小高く引けた。売買代金上位ではFRONTEO<2158>やグローバルW<3936>がリリースを手掛かりに大きく上昇。また、サイジニア<6031>が上昇率トップとなり、前日上場のハイブリッドテク<4260>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、今週上場したJDSC<4418>やリニューアブルJ<9522>は売り優勢。下落率上位にもヒュウガプライマ<7133>、ラバブルマーケ<9254>、網屋<4258>といった今週上場の銘柄が並んだ。 なお、本日上場した6社のうち、CS−C<9258>など3社が公開価格を上回る初値を付けた。サスメド<4263>は初値後に大きく上昇し、GEI<9212>はストップ高。また、エフ・コード<9211>は買い気配のまま初値が付かなかった。 <HK> 2021/12/24 16:40 マザーズ市況 マザーズ指数は3日ぶり反落、直近IPO銘柄に物色、2社初値  本日のマザーズ市場では、前日までの上昇を受けた利益確定の売りが出る一方、今週上場したばかりの直近IPO(新規株式公開)銘柄に物色の矛先が向いた。今週は新規上場銘柄が非常に多いが、ここまで値動き良好な銘柄に上値追いの買いが入っただけでなく、厳しい出足となった銘柄も値ごろ感から買われた。ただ、直近IPO銘柄は指数組み入れ前のため、マザーズ指数の押し上げにはつながらなかった。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で1854.53億円。騰落数は、値上がり171銘柄、値下がり224銘柄、変わらず16銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、売買代金上位のフレクト<4414>やPアンチエイジ<4934>が軟調。21日上場のラバブルマーケ<9254>は公開価格の約3.8倍まで初値を伸ばしただけに反動がきつく、下落率トップとなった。一方、時価総額上位ではビジョナル<4194>、売買代金上位ではFRONTEO<2158>が上昇。株式分割実施を発表したサイジニア<6031>が買い気配のままストップ高比例配分となったほか、今週上場のJDSC<4418>、網屋<4258>、Finatext<4419>、YCP<9257>、ヒュウガプライマ<7133>がストップ高水準まで買われた。THECOO<4255>などその他今週上場した銘柄も軒並み大幅高となった。 なお、本日マザーズに新規上場したエクサウィザーズ<4259>は公開価格を10%下回る初値を付け、ハイブリッドテクノロジーズ<4260>は46%上回る初値を付けた。 <HK> 2021/12/23 16:45 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅続伸、投資家心理改善で一時1000pt窺う、値上がり率トップはJDSC  本日のマザーズ指数は33.52pt高の998.60ptと大幅に続伸。前日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発。治療薬の普及期待などから新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」に対する懸念が緩和。歳出法案の進展期待も支援材料となり終日堅調に推移した。ナスダック総合指数も大幅に反発。ハイテク株を中心に全面高商状となった米株市場の動きを好感し、マザーズ指数は上昇してスタート。本日、新規に株式公開(IPO)した6銘柄のうち多くの銘柄は軟調な出足となったが、個人投資家心理が改善するなか、前日までの直近IPO銘柄の一角が賑わった。また、久々に時価総額上位を含めた既存銘柄の多くが買われ、軒並み高となった。マザーズ指数は終日上値を切り上げる展開となり、一時は999.07ptと大台の1000ptに迫る場面もあった。なお、売買代金は概算で2014.85億円。騰落数は、値上がり322銘柄、値下がり69銘柄、変わらず13銘柄となった。 個別では、時価総額上位でBASE<4477>、JTOWER<4485>、メルカリ<4385>、ビジョナル<4194>などを筆頭に総じて買われた。また、直近IPOではJDSC<4418>やフレクト<4414>がストップ高まで買い進まれた。金融向けプラットフォームの米Symphonyと協業したFRONTEO<2158>も急伸。そのほか、売買代金上位ではプレミアアンチエイジング<4934>、ENECHANGE<4169>、そーせいグループ<4565>、ウェルスナビ<7342>、Macbee Planet<7095>、セルソース<4880>、PKSHA<3993>などが大幅高となった。一方、一時急伸したサイエンスアーツ<4412>は結局売りに押され下落。そのほか、リアルワールド<3691>、ステムリム<4599>などが下落した。 なお、本日マザーズ市場に新規上場したサクシード<9256>と網屋<4258>は公開価格を上回る初値形成となった一方、THECOO<4255>、Finatext<4419>、サインド<4256>、リニューアブルJ<9522>は公開価格を下回る初値形成となった。 <YN> 2021/12/22 16:19 マザーズ市況 マザーズ指数は3日ぶり反発、主力IT株など堅調、IPO2社  本日のマザーズ市場では、朝方売りに押される場面もあったが、国内外の株式相場の反発を受けて投資家心理が改善し、堅調な展開となった。メルカリ<4385>やビジョナル<4194>といった時価総額上位の主力IT株が買われてマザーズ指数を押し上げる一方、売買代金上位には直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心にやや値動きの荒い銘柄も散見された。なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で1801.81億円。騰落数は、値上がり269銘柄、値下がり118銘柄、変わらず16銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリやビジョナルが堅調。売買代金トップのサイエンスアーツ<4412>は大幅反発する場面もあったが、結局終値では小幅高にとどまった。FRONTEO<2158>やSOSEI<4565>は続伸し、東証1部への市場変更を発表したFFJ<7092>は大きく上昇。また、CANBAS<4575>やCCT<4371>はストップ高水準で取引を終えた。一方、Pアンチエイジ<4934>や日本電解<5759>は軟調で、前日上場のJDSC<4418>なども売りに押された。また、10日上場のフレクト<4414>などが下落率上位に顔を出した。 なお、本日マザーズに新規上場したYCP<9257>(外国株信託受益証券、JDR)は公開価格を7%下回る初値を付けた。ラバブルマーケ<9254>は買い気配のまま初値が付かなかった。 <HK> 2021/12/21 16:29 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅続落、主力処の下げ目立つ、IPO3社は堅調な初値形成  本日のマザーズ指数は大幅続落となった。寄り付きは前週末終値付近で始まり、もみ合いながらもプラス圏を維持。しかし、日経平均の一段安に合わせる形で、マザーズ指数もマイナスに転じた後も下げ幅を拡大。後場は押し戻す場面も見られたが、結局買いは続かず、再度冴えない動きとなりそのまま取引を終えている。なお、マザーズ指数は大幅続落、売買代金は概算で1800.90億円。騰落数は、値上がり74銘柄、値下がり319銘柄、変わらず7銘柄となった。 個別では、FRONTEO<2158>がマザーズ売買代金トップにランクイン。そーせい<4565>やサンバイオ<4592>などバイオ株の一角にも物色が見られた。その他、Pアンチエイジ<4934>、ENECHANGE<4169>、BASE<4477>、グローバルウェイ<3936>、ミンカブ<4436>などが買われた。一方、サイエンスアーツ<4412>を筆頭に日本電解<5759>、ビジョナル<4194>など直近で物色を集めていた銘柄の一角が利益確定売りに押された。その他、メルカリ<4385>、セルソース<4880>、ウェルスナビ<7342>、JTOWER<4485>、GMOフィナンシャルゲート<4051>などが売られた。 なお、本日マザーズ市場に新規上場となったのは3社。それぞれJDSC<4418>の初値は公開価格(1680円)を0.1%上回る1681円、グローバルセキュリティエキスパート<4417>の初値は公開価格(2800円)を43.6%上回る4020円、HYUGA PRIMARY CARE<7133>の初値は公開価格(2600円)を40.0%上回る3640円だった。 <FA> 2021/12/20 16:07 マザーズ市況 マザーズ指数は3日ぶり大幅反落、昨年7月末以来の安値、逆風相次ぐ  本日のマザーズ市場では、朝方から軟調な展開となった。英イングランド銀行(中央銀行)が予想外の利上げに踏み切るなど、米英中銀が金融引き締め姿勢に傾いたことを受けて米ハイテク株が下落。本日のマザーズ市場もこうした流れを引き継いだほか、来週のIPO(新規株式公開)ラッシュを前に換金売りも出た。さらに、後場になると日銀がコロナ禍に対応した資金繰り支援策の縮小を決めたことが伝わり、日経平均が下げ幅を大きく広げるとともにリスク回避目的の売りが広がった。なお、マザーズ指数は3日ぶり大幅反落、終値としては昨年7月31日以来の安値を付けた。売買代金は概算で2174.62億円。騰落数は、値上がり59銘柄、値下がり326銘柄、変わらず15銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、ビジョナル<4194>、フリー<4478>などが全般軟調。売買代金上位ではFRONTEO<2158>などが大きく売られ、前日まで連日のストップ高だったステムリム<4599>は一転急反落した。また、10日上場のフレクト<4414>は連日でストップ安を付けた。一方、売買代金上位ではサイエンスアーツ<4412>、Pアンチエイジ<4934>、サンバイオ<4592>が逆行高となったが、いずれも伸び悩んだ印象。ただ、リアルワールド<3691>は取引終盤まで買いが入り、ストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/12/17 16:50 マザーズ市況 マザーズ指数は小幅続伸、買い先行も失速、IPO2社初値  本日のマザーズ市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過して日米株式相場が大きく上昇したことを受け、買いが先行した。ただ、日経平均と比べるとマザーズ指数の伸び悩みは鮮明で、後場になるとマイナス転換する場面もあった。来週のIPO(新規株式公開)ラッシュを前に投資資金の回転はなお鈍く、戻り待ちの売りも上値を抑えた。なお、マザーズ指数は小幅続伸、売買代金は概算で2144.86億円。騰落数は、値上がり197銘柄、値下がり190銘柄、変わらず11銘柄となった。 個別では、時価総額上位のビジョナル<4194>が6%超、JTOWER<4485>が5%超の上昇。売買代金上位ではサイエンスアーツ<4412>や日本電解<5759>が大幅続伸し、FRONTEO<2158>は4日ぶりに急反発した。また、ステムリム<4599>は制限値幅拡大にもかかわらず連日でストップ高を付け、和心<9271>やサンバイオ<4592>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、時価総額トップのメルカリ<4385>は5%超の下落。売買代金上位ではPアンチエイジ<4934>が朝高後売りに押された。また、業績下方修正のcoly<4175>、10日上場のフレクト<4414>はストップ安を付けた。 なお、本日マザーズに新規上場したブロードエンター<4415>やTrueData<4416>は公開価格をやや上回る初値を付けた。 <HK> 2021/12/16 16:38 マザーズ市況 マザーズ指数は5日ぶりに反発、大台1000を一時回復も維持できず、値上がり率トップはステムリム  本日のマザーズ指数は6.03pt高の999.80ptと5日ぶりに反発。前日の米株式市場でNYダウは続落。新型コロナウイルスワクチンや治療薬の有効性を示す調査結果が好感されるも、11月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことで金融引き締めの加速懸念が高まりハイテク株を中心に売られた。ナスダック総合指数は大幅に続落した。こうした流れを引き継いでマザーズ指数は前日終値とほぼ変わらない1000pt割れの水準から冴えないスタート。ただ、前日に節目の1000ptを割り込み既に大きく調整していたこともあり、押し目買いから切り返すと、一時1013.62ptと大台を回復。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)の公表結果を直前に控えるなか積極的に買い戻す動きには乏しく、騰勢が一服すると正午前には再び寄り付き直後に付けた本日の安値圏まで下落した。その後は模様眺めムードが漂うなかもみ合いが続いた。なお、売買代金は概算で1828.72億円。騰落数は、値上がり229銘柄、値下がり148銘柄、変わらず22銘柄となった。 個別では、サイエンスアーツ<4412>が好決算を見直す動きから13%高と大幅反発し売買代金トップとなった。時価総額トップのメルカリ<4385>もイベント直前の持ち高調整による買い戻しから3%高と反発。突っ込み警戒感のあったGRCS<9250>には押し目買いが入り8%高と急反発。米国に新工場を建設し、車載電池用銅箔製品の供給能力を増強すると発表した日本電解<5759>は、トヨタ自<7203>のEVバッテリー戦略説明会を受けた関連株物色の波にも乗り、商いを伴って急伸した。治験で良好な結果が確認されたステムリム<4599>は前日に続き買い進まれストップ高で値上がり率トップとなった。また、第1四半期好決算が見直しに繋がったPアンチエイジ<4934>、今期増益見通しが好感されたアシロ<7378>などもストップ高に。そのほか、増配を発表したAiming<3911>が急騰。一方、好決算も出尽くし感につながったMacbeeP<7095>がストップ安で値下がり率トップとなり、業績モメンタムの鈍化が引き続き売りを誘ったセルソース<4880>は前日に続き10%安と急落。直近IPOのフレクト<4414>は見切り売りで9%安と急落し、売買代金上位に入った。そのほか、ビジョナル<4194>、ENECHANGE<4169>、JTOWER<4485>などが軟調となった。 <YN> 2021/12/15 16:39 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅に4日続落、終値で昨年8月以来の1000pt割れ  本日のマザーズ市場では、日経平均以上にマザーズ指数の軟調ぶりが目立った。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」の感染拡大や今晩からの米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する警戒感が根強く、国内外の株式相場が軟調だったことから、マザーズ市場でも積極的な買いは手控えられた。また、今後のIPO(新規株式公開)に備えるための換金売りや、株価急落による損失覚悟の売りが出たとみられる。なお、マザーズ指数は大幅に4日続落、終値ベースで昨年8月3日以来の1000pt割れとなった。売買代金は概算で1816.86億円。騰落数は、値上がり65銘柄、値下がり323銘柄、変わらず10銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やビジョナル<4194>が軟調。売買代金上位では、従前賑わっていたサイエンスアーツ<4412>やセルソース<4880>が2割前後の大幅安となった。売買代金トップで10日上場のフレクト<4414>、それにエネチェンジ<4169>やアドベンチャー<6030>も売りがかさんだ。一方、時価総額上位ではAppier<4180>が小高く、売買代金上位ではINC<7078>が急反発。また、再生誘導医薬の試験結果が好感されたステムリム<4599>は買い気配のままストップ高比例配分となり、バードマン<7063>は連日でストップ高を付けた。 <HK> 2021/12/14 16:37 マザーズ市況 マザーズ指数は3日続落、朝高後は終日冴えない展開、換金売りも目立つ  本日のマザーズ指数は3営業日続落となった。日経平均と同様に上昇して始まったマザーズ指数だったが、1044.45ptをきょうの高値に失速すると、前場の早い段階でマイナス転換。大引けにかけて若干戻したものの、終日冴えない展開が続いた1日だった。なお、マザーズ指数は3営業日続落、売買代金は概算で1881.51億円。騰落数は、値上がり103銘柄、値下がり278銘柄、変わらず17銘柄となった。 個別では、直近IPOのサイエンスアーツ<4412>がマザーズ売買代金トップにランクイン。前週に22年7月期予想を大幅に上方修正したことが引き続き材料視されたビジョナル<4194>やメタバース関連の一角のエスユーエス<6554>、22年4月期の上期予想を上方修正したフロンティアインターナショナル<7050>、ジャーマン・アクセラレーターが同社グループのArtisenseのシンガポールへの事業進出を支援、重要なマイルストーンを達成したと発表したKudan<4425>などが大幅高に。その他、メルカリ<4385>、JTOWER<4485>、ACSL<6232>、HENNGE<4475>などが買われた。一方、IPOラッシュを控えていることもあり、直近IPOのGRCS<9250>やボードルア<4413>、CINC<4378>などが急落。個人投資家の資金を集めていたFRONTEO<2158>やグローバルウェイ<3936>も売りに押された。その他、ENECHANGE<4169>、そーせい<4565>、セルソース<4880>、INCLUSIVE<7078>、コアコンセプト・テクノロジー<4371>などが売られた。 <FA> 2021/12/13 15:57 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅続落、IPOフレクト好発進も、直近IPO相次ぎ急落  本日のマザーズ市場では、日経平均と同様にマザーズ指数も軟調な展開となった。今晩の米11月消費者物価指数(CPI)発表や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、マザーズ市場でも買い持ち高を減らすための売りが出た。また、この日新規上場したフレクト<4414>が好調な出足となったが、これまで賑わっていた直近IPO(新規株式公開)銘柄が相次いで大きく値を崩した。なお、マザーズ指数は大幅続落、終値では2%超の下落となった。売買代金は概算で2245.90億円。騰落数は、値上がり59銘柄、値下がり330銘柄、変わらず8銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、フリー<4478>、JTOWER<4485>などが全般軟調。売買代金トップで11月上場のサイエンスアーツ<4412>は後場の途中まで大幅高だったが、フレクトの初値形成とともに値を崩して23%超の下落。同じく11月上場のGRCS<9250>や9月上場のアスタリスク<6522>も大幅に下落し、10月上場のCINC<4378>は決算を受けてストップ安を付けた。また、INC<7078>は売り気配のままストップ安比例配分となった。一方、時価総額上位のビジョナル<4194>は業績上方修正が好感され、買い気配のままストップ高比例配分。バードマン<7063>は業務提携の発表を受けてストップ高を付けた。その他、売買代金上位ではFRONTEO<2158>やボードルア<4413>が上昇した。 なお、フレクトは公開価格の約2.3倍となる初値を付け、ストップ高水準で初日の取引を終えた。 <HK> 2021/12/10 16:35 マザーズ市況 マザーズ指数は3日ぶり反落、戻り売りで上値重く、直近IPOの一角は物色続く  本日のマザーズ市場では、日経平均と同様にマザーズ指数も前日終値を挟んでもみ合ったのち弱含んだ。引き続き株式需給の良好な直近IPO(新規株式公開)銘柄の一角などが賑わったが、全体としては戻り待ちの売りが出て上値の重い銘柄が多かった。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で1894.32億円。騰落数は、値上がり142銘柄、値下がり237銘柄、変わらず17銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やフリー<4478>がさえない。メルカリはプラス圏に浮上する場面もあったが伸び悩んだ。売買代金上位ではFRONTEO<2158>やグローバルW<3936>が下落。また、INC<7078>がストップ安水準まで売られたほか、ハウテレビジョン<7064>やエスユーエス<6554>も下落率上位に顔を出した。一方、引け後に決算発表が控えていたビジョナル<4194>は堅調で、JTOWER<4485>は小幅に上昇。セルソース<4880>は業績上方修正を受けて急伸した。また、11月上場のサイエンスアーツ<4412>が売買代金トップでストップ高となり、アスタリスク<6522>もストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/12/09 16:10 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅続伸、米ハイテク株高を好感、値上がり率トップはアプリックス  本日のマザーズ指数は22.68pt高の1062.58ptと大幅続伸。前日の米株式市場でNYダウは大幅続伸。英グラクソ・スミスクラインなどが開発中の新型コロナウイルスワクチン候補が複数の変異株に対して有効性を示したとの報道もあり、景気回復期待から買い先行。金利動向の安定でハイテク株の買いも強く、ナスダック総合指数は3%超の大幅続伸。米ハイテク株高を好感し、マザーズ指数は大幅高でスタート。しかし、朝高後は伸び悩み、その後は高値圏でのもみ合いが続いた。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の急伸などを背景に、半導体関連など東証1部のハイテク株中心に物色が向かい、マザーズ銘柄への買い資金が分散された可能性がある。また、今後の新規株式公開(IPO)ラッシュを見据えた換金売りが上値を抑えたもよう。なお、売買代金は概算で1872.98億円。騰落数は、値上がり260銘柄、値下がり120銘柄、変わらず16銘柄となった。 個別では、メルカリ<4385>やBASE<4477>、セルソース<4880>などの時価総額上位銘柄が全般大幅高となった。直近IPOのサイエンスアーツ<4412>は上場後からの急伸劇が続いており、本日も14%高で売買代金トップに躍り出た。「Amazon Dash Replenishmentプログラム」の認証を取得したアプリックス<3727>が25%高で上昇率トップとなった。四季報業績予想などを背景に個人投資家の一部で人気化したワンキャリア<4377>、モーニングスターが投資判断「Overweight」でカバレッジ開始したリビン・テクノロジーズ<4445>、米電気自動車大手テスラの家庭用蓄電池「Powerwall」の取り扱いを開始したアールプランナー<2983>などがそれぞれストップ高まで買われた。一方、売買代金上位ではGRCS<9250>、INCLUSIVE<7078>、ENECHANGE<4169>、JTOWER<4485>、アスタリスク<6522>、プロジェクトカンパニー<9246>などが大きく下落。投機化しているグローバルウェイ<3936>はストップ安まで売られた。 <YN> 2021/12/08 16:34 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅反発、投資家心理が改善、直近IPO銘柄などに物色  本日のマザーズ市場では、終日買い優勢の展開となった。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」への懸念が和らぎ、国内外の株式相場が上昇したうえ、中国テック株の急反発などもあって投資家心理が改善した。主力IT株が堅調だったほか、株式需給の良好な直近IPO(新規株式公開)銘柄などに物色の矛先が向いた。なお、マザーズ指数は大幅反発、終値ではおよそ3%の上昇となった。売買代金は概算で1829.87億円。騰落数は、値上がり343銘柄、値下がり39銘柄、変わらず14銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、フリー<4478>、ビジョナル<4194>などが全般堅調。売買代金上位では11月上場のGRCS<9250>が大幅反発し、同じく11月上場のサイエンスアーツ<4412>がストップ高。また、10月上場のCINC<4378>もストップ高水準で取引を終え、上昇率トップとなった。一方、売買代金トップのFRONTEO<2158>が大幅反落し、AIinside<4488>は買い一巡後に伸び悩んだ。また、グローバルW<3936>がストップ安を付け、下落率トップとなった。 <HK> 2021/12/07 16:51 マザーズ市況 マザーズ指数は反落、主力処は軒並み大幅安で節目の1000pt割れが接近  本日のマザーズ指数は反落となった。朝方は売りが先行して始まり、寄り付き後もマザーズ指数は下げ幅を大幅に拡大。その後は終日1010ptを挟んでのもみ合いとなったが、後場に下げ幅を拡大した場面では、一時1003.97ptまで下落し、節目の1000pt割れが接近する場面もあった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1837.24億円。騰落数は、値上がり93銘柄、値下がり283銘柄、変わらず19銘柄となった。 個別では、8%高のFRONTEO<2158>がマザーズ売買代金トップにランクイン。FRONTEOの他、グローバルウェイ<3936>、リボミック<4591>など個人投資家の関心が強い銘柄が上昇。東証が6日売買分から信用取引の臨時措置解除した夢展望<3185>や直近IPOのサイエンスアーツ<4412>も買われた。一方、メルカリ<4385>が7%安と大幅に下落した他、ENECHANGE<4169>、フリー<4478>、そーせい<4565>、BASE<4477>、ウェルスナビ<7342>、メドレー<4480>、ココナラ<4176>などマザーズの主力処が全般売りに押される展開。その他、GRCS<9250>、メドレックス<4586>、プロジェクトカンパニー<9246>、HENNGE<4475>なども売られた。 <FA> 2021/12/06 15:56 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅反発、押し目買い優勢も自律反発の域を出ず、値上がり率トップはメドレックス  本日のマザーズ指数は20.04pt高の1048.78ptと大幅に反発。2日の米株式市場でNYダウは大幅反発。連日の下落を受けた値ごろ感からの買いが先行。また、バイデン大統領が3日に政府機関閉鎖に陥ることは予想していないと発言すると一段高に。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発した。主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受け、マザーズ指数は上昇して始まった。ただ、日経平均が寄り付き直後にマイナスに転じるとマザーズ指数もマイナス圏に転落。その後はプラス圏に浮上したが、前引けにかけては不安定な動きが続いた。後場からは押し目買いが優勢となり高値引けとなったが、連日の下落分と比較すると戻りは限定的で、自律反発の域を出なかった。連日大幅に下落していたマザーズ銘柄中心に買いが優勢となった。ただ、連日の大幅下落で個人投資家の含み損益が一段と悪化している状況で、週末要因に加えて本日米国では11月の雇用統計が発表されるため、積極的に買い進む動きにはなりにくかったようだ。なお、マザーズ指数は大幅に反発、売買代金は概算で1861.75億円。騰落数は、値上がり332銘柄、値下がり60銘柄、変わらず5銘柄となった。 個別では、フリー<4478>、ビジョナル<4194>、そーせい<4565>、Appier<4180>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄で押し目買いが優勢だった。押し目買いが優勢となったリファインバースグループ<7375>が21%高のストップ高に、国内証券が投資判断を引き上げたAIinside<4488>が17%高のストップ高となった。また、直近IPO銘柄のサイエンスアーツ<4412>やGRCS<9250>も大幅高に、群馬県館林市と使用済パソコン・小型家電の回収で協定を締結したリネットジャパングループ<3556>が11%高となった。そのほか、INCLUSIVE<7078>、ファンペップ<4881>などが上昇率上位に並んだ。一方、下落率上位には前日に上昇したFRONTEO<2158>が利食い売り優勢から22%安のストップ安で値下がり率トップに、軟調な展開が続いているグローバルウェイ<3936>が21%安のストップ安となった。値下がり率上位には、リボミック<4591>、フーバーブレイン<3927>、アスタリスク<6522>などが並んだ。 <TY> 2021/12/03 16:24 マザーズ市況 マザーズ指数は7日続落、金融引き締めに対する警戒感が大きい、値下がり率トップはF−ブレイン  本日のマザーズ指数は32.22pt安の1028.74ptと大幅に続落。1日の米株式市場でNYダウは大幅続落。前日に大幅安となった反動で自律反発狙いの買いが入ったが、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が量的緩和縮小(テーパリング)を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小。米国内で初のオミクロン変異株感染が確認されたことも投資家心理を悪化させ、ハイテク株にも売りが広がった。引けにかけて主要株価指数がそろって下落した米株市場を受け、マザーズ指数は下落して始まった。寄り付き直後から下げ幅を縮小する場面も見られたが、買い戻し一巡感が出てそこからは一転して売り優勢に、一段と下げ足を速めると前引けにかけて3%を超える下落率となった。後場では下げ渋ったものの、買いは続かなかった。連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めに対する個人投資家の警戒感が大きく、リスク回避の売りが広がった。また、直近の大幅下落で個人投資家の含み損益も相当に悪化していることが推察できる。さらに12月の新規株式公開(IPO)ラッシュを控えていることもマザーズ銘柄の重しとなっている可能性がある。なお、マザーズ指数は7日続落、売買代金は概算で2348.92億円。騰落数は、値上がり52銘柄、値下がり337銘柄、変わらず8銘柄となった。 個別では、メルカリ<4385>、フリー<4478>、ビジョナル<4194>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が売り込まれた。下落率上位には前日に上昇したフーバーブレイン<3927>が利食い売り優勢から22%安のストップ安で値下がり率トップに、軟調な展開が続いているポート<7047>が16%安となった。また、海外募集で新株185万株を発行すると発表して売り材料視されたChatwork<4448>が11%安、値下がり率上位には、グローバルウェイ<3936>、エスユーエス<6554>などが並んだ。一方、前日に大幅下落した直近IPO銘柄のサイエンスアーツ<4412>が15%高のストップ高に、30日以降買い優勢の展開が続いているENECHANGE<4169>が6%高となった。そのほか、リボミック<4591>、ファンペップ<4881>、スローガン<9253>などが上昇率上位に並んだ。 <TY> 2021/12/02 16:41 マザーズ市況 マザーズ指数は6日続落、自律反発狙いの買い集まるも終日マイナス圏での推移、値下がり率トップはアイドマHD  本日のマザーズ指数は10.03pt安の1060.96ptと続落。11月30日の米株式市場でNYダウは大幅反落。各種経済指標が予想以上に悪化したことに加え、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入縮小ペース加速の選択肢を協議することが妥当との考えを示したため売りが加速した。ナスダック総合指数も大幅に反落し、幅広い銘柄に売りが広がった米株市場を受け、マザーズ指数は下落して始まったものの、売り一巡後は他指数と同様に買い優勢の展開となった。前日の後場に米モデルナCEOの発言を受けて一足先に売りが広がっており、5日間で大きく下落していたことから、自律反発狙いの買いが入りやすかった。ただ、プラス圏に浮上できず終日マイナス圏での推移に、本日の下げ幅を埋めることもできなかった。依然として新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」への警戒感が広がる中、パウエル議長の発言が重しとなった。マザーズ指数の日足チャートは、長い下髭を伴う陰線を示現、一定の買いが向かっていたことはテクニカル面でも窺えた。なお、マザーズ指数は6日続落、売買代金は概算で1806.06億円。騰落数は、値上がり169銘柄、値下がり217銘柄、変わらず10銘柄となった。 個別では、FRONTEO<2158>、ビジョナル<4194>、フリー<4478>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が売り込まれた。下落率上位には前日まで上昇していたアイドマホールディングス<7373>が利食い売り優勢から19%安のストップ安に、直近IPO銘柄のサイエンスアーツ<4412>が17%安となった。値下がり率上位には、アールプランナー<2983>、メディア総研<9242>などが並んだ。一方、電子帳簿保存法に対応した経費管理ソリューションを提供開始すると発表したビーブレイク<3986>が25%高のストップ高に、日本郵便の配送試行にドローンを提供するACSL<6232>が4%高となった。そのほか、ホープ<6195>、エルテス<3967>、エスユーエス<6554>などが上昇率上位に並んだ。 <TY> 2021/12/01 16:47 マザーズ市況 マザーズ指数は5日続落、オミクロン株への警戒強まり下げ加速、値下がり率トップはGRCS  本日のマザーズ指数は24.79pt安の1070.99ptと大幅続落。29日の米株式市場でNYダウは反発。先週の下げが行き過ぎとの見方から買戻しが先行。また、バイデン大統領が経済封鎖の必要性を否定すると、警戒感が後退した。米長期金利の上昇は限定的で、特にハイテク株に旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は大幅に反発した。これらの流れを引き継いで、マザーズ指数は上昇して始まったものの、前引けにかけて下落に転じた。さらに、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの効果が南アフリカの変異株「オミクロン株」には限定的だと報じられると後場から下げが加速しマイナス圏に転落した。前日は特に大きく下落していたため、米ハイテク株高を追い風に、力強い戻りを見せると思われたが、日経平均やTOPIXを大きく下回るパフォーマンスとなった。SOX指数高を背景に半導体関連株などに物色が向かっていたことを考慮すれば頷ける面もあるが、個人投資家の含み損益が一段と悪化している可能性が推察される。マザーズ指数の日足チャートは、陰の大引け坊主で大陰線を形成、終日売り優勢の展開だったことが窺える。なお、マザーズ指数は5日続落、売買代金は概算で2106.33億円。騰落数は、値上がり99銘柄、値下がり284銘柄、変わらず12銘柄となった。 個別では、JTOWER<4485>、メルカリ<4385>、フリー<4478>、Appier<4180>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が大きく売り込まれた。下落率上位にはIPO銘柄で物色が向かっていたGRCS<9250>が利食い売り優勢から27%安のストップ安で値下がり率トップに、直近大幅に上昇していたFRONTEO<2158>が16%安のストップ安となった。値下がり率上位には、グローバルウェイ<3936>、エスユーエス<6554>、アスタリスク<6522>などが並んだ。一方、前日まで冴えない動きだったアールプランナー<2983>が押し目買い優勢で11%高に、直近IPOのサイエンスアーツ<4412>に連日の買いが向かい7%高となった。また、NTTドコモに対し、オンライン商談ツールのOEM提供を開始すると発表したアイドマホールディングス<7373>が3%高となった。そのほか、バーチャレク<6193>、Bエンジニア<7352>、などが上昇率上位に並んだ。 <TY> 2021/11/30 16:51 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅に4日続落、後場に一段安の展開に  本日のマザーズ指数は大幅に4営業日続落となった。南アフリカで確認された新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株への警戒感を背景とした世界的な株安の流れを受けて、マザーズ指数も下落して始まった。ただ、寄り付き後は下げ幅を縮める動きとなり、日経平均と同様に一時プラスに転じる場面も。しかし、後場に入ると政府が「30日から、世界のすべての国や地域を対象に外国人の新規入国を原則停止する方針」などと伝わったこともあり、全体相場が再度売りに押される展開に。マザーズ指数も寄り付き直後につけた安値をさらに割り込み、1093.44ptまで下げ幅を拡大。大引けにかけては若干下げ渋ったものの、後場は冴えない推移となった。なお、マザーズ指数は大幅に4営業日続落、売買代金は概算で2019.71億円。騰落数は、値上がり36銘柄、値下がり353銘柄、変わらず6銘柄となった。 個別では、直近IPO銘柄のGRCS<9250>がマザーズ売買代金トップにランクイン。GRCSの他、グローバルウェイ<3936>やリボミック<4591>など直近で物色が活発だった銘柄は引き続き買われる展開。また、ニプロ<8086>と糖尿病治療での最適なインスリン投与量を算出するAIアルゴリズムを搭載した医療機器システムの開発で共同研究契約を締結すると発表したレナサイエンス<4889>なども急伸。その他、JTOWER<4485>、弁護士ドットコム<6027>、アイドマHD<7373>、Appier<4180>などが買われた。一方、第三者割当で新株予約権計4万5800個(潜在株式数458万株)を発行すると開示し、希薄化懸念が先行したQDレーザ<6613>、東証が29日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施したFRONTEO<2158>、75万株の公募増資等について発表し需給懸念が先行したENECHANGE<4169>などが急落。その他、そーせい<4565>、ホットリンク<3680>、霞ヶ関キャピタル<3498>、Kudan<4425>などが売られた。 <FA> 2021/11/29 16:42 マザーズ市況 マザーズ指数は3日続落、リスク回避の売り優勢、成長期待株に買いも  本日のマザーズ市場では、南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株への懸念から国内外の株式相場が急落するなか、リスク回避目的の売りが優勢となった。ただ、朝方はまずまず底堅く推移し、後場の取引開始後にかけて売りが出たのち下げ渋るなど、成長期待株を中心に押し目買い意欲の根強さも見られた。なお、マザーズ指数は3日続落、売買代金は概算で2148.42億円。騰落数は、値上がり77銘柄、値下がり314銘柄、変わらず7銘柄となった。 個別では、時価総額上位のビジョナル<4194>が軟調だったが、メルカリ<4385>やフリー<4478>は小幅安にとどまった。JMDC<4483>は変わらず。売買代金上位ではGRCS<9250>が18日の上場後、初の下落となった。また、ホープ<6195>が連日でストップ安を付けたほか、24日上場のラストワンマイル<9252>も大幅続落して下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位ではJTOWER<4485>、売買代金上位ではグローバルW<3936>やSOSEI<4565>が堅調。スズケン<9987>との提携を発表したFRONTEO<2158>はストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/11/26 16:33 マザーズ市況 マザーズ指数は続落、朝高後に売られ売買高水準、IPO2社初値  本日のマザーズ市場では、朝方こそ反発期待の買いが先行したものの、その後失速する展開となった。前日の米国市場では長期金利の上昇が一服し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発。これを受けて、前日にハイテク株安とともに大きく売られたマザーズ銘柄にも朝方買いが入った。ただ、引き続き米金融正常化の前倒し観測は根強く、戻り待ちの売りが出て伸び悩んだ。売り買いが交錯したうえ、IPO(新規株式公開)銘柄の賑わいもあって売買は大きく膨らんだ。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で2663.79億円と2月16日以来の高水準だった。騰落数は、値上がり128銘柄、値下がり246銘柄、変わらず20銘柄となった。 個別では、時価総額上位のJMDC<4483>が軟調で、ビジョナル<4194>は小安い。売買代金上位ではグローバルW<3936>などが売りに押された。また、前日上場したラストワンマイル<9252>、9月上場で大きく賑わっていたアスタリスク<6522>はともにストップ安水準まで売られた。一方、時価総額上位のメルカリ<4385>は堅調で、フリー<4478>は小高い。前日ストップ高のSOSEI<4565>やGRCS<9250>は買いが続いた。また、M&A(企業の合併・買収)を発表したポート<7047>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 なお、サイエンスアーツ<4412>は上場2日目の本日、公開価格の約2.7倍となる初値を付け、その後ストップ高水準まで買われた。本日、マザーズに新規上場したスローガン<9253>は公開価格を50%上回る初値を付けた。 <HK> 2021/11/25 16:19 マザーズ市況 マザーズ指数は大幅反落、米長期金利上昇でグロース売り加速、値下がり率トップはグローバルW  本日のマザーズ指数は23.59pt安の1143.04ptと大幅反落。週明け22日から国内が祝日だった23日までの米株式市場は、NYダウが17.27ドル高、194.55ドル高と続伸した一方、ナスダック総合指数は-1.26%、-0.50%安と続落。連邦準備制度理事会(FRB)の議長人事を受け不透明感が後退した反面、早期金融引き締めへの思惑から長期金利が上昇、景気敏感株が買われた一方、ハイテク株に売りが広がった。祝日明けの東京市場でも、米国での長期金利上昇・ハイテク株売りの動きを背景にリスク回避の動きが先行し、グロース株を中心に朝方から急落。高バリュエーション銘柄の集まりであるマザーズ指数は朝方から下げ幅を拡げ、午前中頃には一時1134.82ptまで下落した。ただ、下値メドと思われる25日移動平均線(1135pt)まで一気に下げたことで、売り一巡後は下げ渋り、その後は安値圏でのもみ合いに終始した。なお、売買代金は概算で2130.56億円。騰落数は、値上がり96銘柄、値下がり286銘柄、変わらず12銘柄となった。売買代金は活況の目安とされる2000億円を7日連続で上回った。 個別では、BASE<4477>、メルカリ<4385>、HENNGE<4475>、Appier<4180>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が大きく売り込まれた。下落率上位にはグローバルウェイ<3936>、サーキュレーション<7379>、CCT<4371>、プロジェクトカンパニー<9246>など直近買い進まれていた銘柄群が並んだ。一方、米ニューロクライン社と統合失調症などの精神薬開発で提携したそーせい<4565>がストップ高比例配分となり、東証1部への市場変更を発表したJMDC<4483>も買われた。また、直近IPOのGRCS<9250>は連日のストップ高と急伸劇をみせた。そのほか、ビーブレイク<3986>、ホープ<6195>、リボミック<4591>などが上昇率上位に並んだ。 <YN> 2021/11/24 16:53 マザーズ市況 マザーズ指数は4日ぶり反発、材料発表のメルカリなどがけん引役  本日のマザーズ指数は4営業日ぶりに反発となった。前週末と概ね同水準から始まったマザーズ指数は、その後1149.15ptまで下落。ただ、そこから一気に切り返し、前場はもみ合いながらもプラス圏での推移に。後場は日経平均も市場の想定を外れる形で、半ば頃にプラス転換する中、マザーズ指数もじり高基調の堅調な展開となった。材料発表で大幅高となったメルカリ<4385>が指数のけん引役に。なお、マザーズ指数は4営業日ぶりに反発、売買代金は概算で2014.90億円。騰落数は、値上がり186銘柄、値下がり187銘柄、変わらず21銘柄となった。 個別では、直近IPOのGRCS<9250>がマザーズ売買代金トップにランクイン。一時7520円をつける場面もあったが、換金売りをこなしながら結局はストップ高まで買われた。テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営するユー・エス・ジェイと安心・安全な取引環境の構築に向けた包括連携協定を締結したと発表したメルカリは大幅高。メルカリの他、FRONTEO<2158>やフリー<4478>の大幅上昇も指数を支えた。また、決算説明会での質疑応答を受けて思惑が先行したとの指摘が聞かれたリボミック<4591>も急伸。その他、CCT<4371>、ホットリンク<3680>、日本電解<5759>、JMDC<4483>、オキサイド<6521>などが買われた。一方、メタバース関連として前週に急伸が目立ったエスユーエス<6554>が15%安、直近IPOのAB&Company<9251>が11%安とそれぞれ利益確定売りに押された。その他、グローバルウェイ<3936>、リアルワールド<3691>、JTOWER<4485>、HENNGE<4475>、ビジョナル<4194>、ベイシス<4068>、夢展望<3185>などが売られた。 <FA> 2021/11/22 15:40 マザーズ市況 マザーズ指数は3日続落、週末前に利益確定売り、IPOではAB&C初値 本日のマザーズ市場では、日経平均が堅調だったのと対照的に、主力IT株を中心に利益確定売りに押される展開となった。前日の米国市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が過去最高値を更新したが、エヌビディアなどの半導体関連株がけん引役だったことから、IT株中心のマザーズでは恩恵が限られたようだ。マザーズ指数は週前半に大きく上昇しており、週末を前に利益確定売りが出やすかった。なお、マザーズ指数は3日続落、売買代金は概算で2208.34億円。騰落数は、値上がり117銘柄、値下がり264銘柄、変わらず12銘柄となった。個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やJTOWER<4485>が軟調で、JMDC<4483>は小安い。売買代金上位ではグローバルW<3936>が10%の下落となり、FRONTEO<2158>も利益確定売り優勢だった。また、フロンティアI<7050>などが下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位ではフリー<4478>、売買代金上位ではプロジェクトC<9246>やエネチェンジ<4169>が堅調。前日急落したアスタリスク<6522>やCCT<4371>、夢展望<3185>は本日一転してストップ高を付けた。前日上場のGRCS<9250>は連日のストップ高となった。なお、本日マザーズに新規上場したAB&C<9251>は公開価格を6%下回る初値を付けたが、その後は初値を上回って推移した。 <HK> 2021/11/19 16:43 マザーズ市況 マザーズ指数は続落、IPOではGRCSが初値後ストップ高 本日のマザーズ市場では、前引けから後場の取引開始後にかけて売りがかさむ場面があった。朝方のマザーズ指数は前日終値近辺でもみ合っていたが、香港株がハイテク関連を中心に大きく下落したこともあり、前場中ごろを過ぎると弱含んだ。ただ、下値では根強い成長期待から押し目買いが入り、経済対策を巡る報道を受けて日経平均が急速に下げ幅を縮めたこともマザーズ指数の戻りを後押しした。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で2171.80億円。騰落数は、値上がり140銘柄、値下がり228銘柄、変わらず25銘柄となった。個別では、時価総額上位のフリー<4478>が7%超下落し、JMDC<4483>は小安い。売買代金上位ではプロジェクトC<9246>が利益確定売りに押され、一部証券会社の投資判断引き下げが観測されたJTOWER<4485>は8%超下落した。また、直近賑わっていた銘柄が相次ぎ値を崩し、アスタリスク<6522>は信用取引規制の強化を受けて一時ストップ安。中村超硬<6166>やCCT<4371>、夢展望<3185>も急落した。一方、時価総額上位ではビジョナル<4194>が5%近く上昇し、メルカリ<4385>は小高い。売買代金上位ではFRONTEO<2158>が買い優勢となり、リビンT<4445>やエスユーエス<6554>が上昇率上位に顔を出した。なお、本日マザーズに新規上場したGRCS<9250>は公開価格を50%上回る初値を付け、ストップ高水準で初日の取引を終えた。 <HK> 2021/11/18 16:57

ニュースカテゴリ