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IIF Research Memo(7):2026年3月期はDXソリューション事業は大幅増収増益、各利益2ケタ増益見込み
配信日時:2025/08/01 13:07
配信元:FISCO
*13:07JST IIF Research Memo(7):2026年3月期はDXソリューション事業は大幅増収増益、各利益2ケタ増益見込み
■インターネットインフィニティー<6545>の今後の見通し
1. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比16.4%増の6,007百万円、営業利益が同32.4%増の530百万円、経常利益が同30.0%増の534百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.6%増の310百万円を見込んでいる。各段階利益において前期比で2ケタの増益を見込んでおり、ROEやEPSといった収益性指標も上昇する見通しだ。2026年3月期も積極的なM&Aや新規投資などの成長施策が計画されており、将来的な事業拡大に向けた準備が着実に進められている。また、業務効率化の推進により一部費用が減少しており、これが増益の下支えとなっている。
レコードブック事業は、売上高が前期比79百万円増加、営業利益が120百万円増益と、セグメント全体として堅調な成長を見込んでいる。同事業は、店舗数の増加により収益が拡大する見通しで、特にFC契約において、地代家賃や減価償却費用を同社が負担する形態からのプラン変更によるコストの抑制が収益性の向上に寄与する。加えて、各店舗の稼働率が改善しており、これも利益増加の要因となっている。FCについては、売上高が前期比42百万円増加の844百万円に対して、営業利益は同105百万円増加の253百万円と大きく増加を見込んでいるが、これはソフトウェア費用の減少が主因である。レコードブックの基幹システムは新システムへの移行が進められていたが、重要度の高いシステムであることから既存システムとの並行稼働となっていた。並行稼働は2026年3月期中に終了予定であり、これにより二重コストの解消を見込んでいる。
アクティブライフ事業は、正光技建における構造改革の実施により、売上高は前期比168百万円減少するものの、利益率が改善し営業利益は53百万円の増益を見込んでいる。
DXソリューション事業は、売上高が前期比839百万円の大幅な増加、営業利益が22百万円増益を見込んでおり、特にシステム開発・導入の受注拡大が業績をけん引する。2025年4月にグループ入りしたセントワークスの業績が本格的に寄与することにより、事業全体の成長を加速させる見込みだ。
在宅サービス事業は、全体として各事業が安定的に推移しており、売上高が前期比95百万円増加、営業利益が同72百万円増加と、売上高・利益とも堅調な増加を見込んでいる。同事業の領域では人材の確保が業界全体で課題となっており、同社も2025年3月期は人員不足の影響を強いられた。しかし、足元では採用強化や人事制度改革の成果が出始めており、2026年3月期においては人員の充足が見込まれる。構造的には人員を確保できれば収益・利益が確実に向上するビジネスモデルであり、人材確保が進むことで安定的な事業成長が期待される。
2. セントワークスの株式取得
同社は、2025年4月1日付でセントワークスを株式取得により完全子会社化した。これにより、セントワークスが有するシステムソリューション事業のノウハウや技術力を同社のDXソリューション事業に取り込み、介護業界における業務効率化やDXを加速させる。介護現場における深刻な人材不足を背景としており、有資格者であってもノンコア業務に多くの時間を割かれていることが生産性の低下につながっている。このノンコア業務には、データ管理や清掃などの間接的な業務が含まれており、直接的に収益を生み出すコア業務であるサービス提供や施設運営に集中できていない現状に対応する形で、中核となるソフトウェアの導入を起点として介護現場のDXを推進する戦略で、セントワークスの技術や製品がその中核的な役割を果たすと期待されている。足元のPMIの進捗は、業務系の統合や会議体の設計、組織体制などはおおむね計画どおりで、今後1年程度の期間をかけて事業系のPMIを進める予定である。営業面やプロダクト面についてもおおむね計画どおりの進捗を見せており、システムが比較的大規模であることから単年でのバリューアップを図るものではなく、複数年の期間をかけて中長期的な視点で進めていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
<HN>
1. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比16.4%増の6,007百万円、営業利益が同32.4%増の530百万円、経常利益が同30.0%増の534百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.6%増の310百万円を見込んでいる。各段階利益において前期比で2ケタの増益を見込んでおり、ROEやEPSといった収益性指標も上昇する見通しだ。2026年3月期も積極的なM&Aや新規投資などの成長施策が計画されており、将来的な事業拡大に向けた準備が着実に進められている。また、業務効率化の推進により一部費用が減少しており、これが増益の下支えとなっている。
レコードブック事業は、売上高が前期比79百万円増加、営業利益が120百万円増益と、セグメント全体として堅調な成長を見込んでいる。同事業は、店舗数の増加により収益が拡大する見通しで、特にFC契約において、地代家賃や減価償却費用を同社が負担する形態からのプラン変更によるコストの抑制が収益性の向上に寄与する。加えて、各店舗の稼働率が改善しており、これも利益増加の要因となっている。FCについては、売上高が前期比42百万円増加の844百万円に対して、営業利益は同105百万円増加の253百万円と大きく増加を見込んでいるが、これはソフトウェア費用の減少が主因である。レコードブックの基幹システムは新システムへの移行が進められていたが、重要度の高いシステムであることから既存システムとの並行稼働となっていた。並行稼働は2026年3月期中に終了予定であり、これにより二重コストの解消を見込んでいる。
アクティブライフ事業は、正光技建における構造改革の実施により、売上高は前期比168百万円減少するものの、利益率が改善し営業利益は53百万円の増益を見込んでいる。
DXソリューション事業は、売上高が前期比839百万円の大幅な増加、営業利益が22百万円増益を見込んでおり、特にシステム開発・導入の受注拡大が業績をけん引する。2025年4月にグループ入りしたセントワークスの業績が本格的に寄与することにより、事業全体の成長を加速させる見込みだ。
在宅サービス事業は、全体として各事業が安定的に推移しており、売上高が前期比95百万円増加、営業利益が同72百万円増加と、売上高・利益とも堅調な増加を見込んでいる。同事業の領域では人材の確保が業界全体で課題となっており、同社も2025年3月期は人員不足の影響を強いられた。しかし、足元では採用強化や人事制度改革の成果が出始めており、2026年3月期においては人員の充足が見込まれる。構造的には人員を確保できれば収益・利益が確実に向上するビジネスモデルであり、人材確保が進むことで安定的な事業成長が期待される。
2. セントワークスの株式取得
同社は、2025年4月1日付でセントワークスを株式取得により完全子会社化した。これにより、セントワークスが有するシステムソリューション事業のノウハウや技術力を同社のDXソリューション事業に取り込み、介護業界における業務効率化やDXを加速させる。介護現場における深刻な人材不足を背景としており、有資格者であってもノンコア業務に多くの時間を割かれていることが生産性の低下につながっている。このノンコア業務には、データ管理や清掃などの間接的な業務が含まれており、直接的に収益を生み出すコア業務であるサービス提供や施設運営に集中できていない現状に対応する形で、中核となるソフトウェアの導入を起点として介護現場のDXを推進する戦略で、セントワークスの技術や製品がその中核的な役割を果たすと期待されている。足元のPMIの進捗は、業務系の統合や会議体の設計、組織体制などはおおむね計画どおりで、今後1年程度の期間をかけて事業系のPMIを進める予定である。営業面やプロダクト面についてもおおむね計画どおりの進捗を見せており、システムが比較的大規模であることから単年でのバリューアップを図るものではなく、複数年の期間をかけて中長期的な視点で進めていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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