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キッズスター:「ごっこランド」の成長が加速、リアル展開の上乗せにも期待感
配信日時:2025/05/19 13:01
配信元:FISCO
*13:01JST キッズスター:「ごっこランド」の成長が加速、リアル展開の上乗せにも期待感
「ごっこランド」の運営を手掛けるキッズスター<248A>は5月15日、2025年12月期第1四半期決算を発表している。売上高は前年同期比56.6%増の291百万円、営業利益は同302.1%増の62百万円と大幅な増収増益、かつ通期計画に対して極めて順調なスタートとなった。
2025年3月末のパビリオン数は計画通り90店にて成長が加速して着地し、2025年1月~3月のプレイ回数は前年同期比25%増を記録、2025年3月末の累計ダウンロード数は770万となっており、いずれも大幅な増加ペース。顧客数増、プレイ回数増を背景に、月間平均プレイ回数2500万回を目処として、販売価格の変更も検討されている(2025年1-3月期はプレイ回数2500万~2,900万回)。また、リアルでの体験創出「ごっこランドEXPO」なども含めた顧客単価増へつながる好循環ともなっている。
今期予想は売上高で前期比21.8%増の1,105百万円、営業利益で同30.1%増の219百万円と過去最高益を計画している。パビリオン数は前期と同様の純増数を計画しており、今期末のパビリオン数は100店舗達成を視野に入れる。「ごっこランドEXPO」は前期5ヶ所のところ今期30ヶ所の開催を計画しており、全ての出店枠の受注を獲得済み。大阪・関西万博会場にて開催が決定し、多様な形でのイベント開催を目指している。2025年4月にベトナム法人の設立が完了し、本格的な営業活動を開始。ベトナム版の「Gokko World」は好調に推移しており、2025年3月末の累計ダウンロード数は150万に迫る勢いとなっており、2024年12月には初のパビリオン出店企業が誕生するなど収益寄与の兆しが出てきている。
同社はストック型のビジネスであり、かつその積み上げペースが国内、海外ともに加速の兆しが見えている。単価アップによる利益率の向上も想定され、当面は利益成長で+30%の維持加速も想定される。利益成長スピードと比した、現状のPER30倍に割高感は乏しく、利益成長に応じた株価上昇が期待されるよう。
なお、同社は2024年9月の新規上場企業であり、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイス向けアプリ「ごっこランド」の運営を手掛けている。2013年にサービスが開始された主力サービスである「ごっこランド」は、未就学児~小学生を中心とした知育アプリであり、手のひらでいつでも、どこでも、だれでも実社会の職業やサービスを体験できるプラットフォームとなっている。「ごっこランド」は、プラットフォーム型のため、1つのアプリケーション内に様々な企業に関連する仕事・ブランド・製品・サービスが出店し、そのコンテンツ数が150を超え、継続的に楽しむことが可能な設計となっている。「ごっこランド」のリアル展開の第1弾として、2024年7月から大規模なモールや商業施設におけるファミリー向けイベント「ごっこランド EXPO」を開催し、アプリで慣れ親しんだ世界観を、全国各地で体験できる場所の創出も開始している。
「ごっこランド」ユーザーは無料で利用、パビリオン出店企業からは出店料を収受(月額定額制の最短2年間の初回契約、約半数が利用料の前払いを選択)するモデルとなっている。
競合他社との比較では、大手玩具メーカーおよび大手通信キャリアとの比較において、出店数88が数倍規模、アプリランキングでも同社がトップクラス(App Store子ども向けアプリのランキングで2位、Google Playオールファミリーのランキングで3位、2024年6月現在)に位置付けている。キッザニアも競合となろうが、アプリやショッピングモールでの展開も図る同社とは、タッチポイントの数が大きく異なる状況。
「ごっこランド」の累計ダウンロード数は2024年12月時点で750万ダウンロードを突破。3年合計のダウンロード数は2015年~2017年が127万、2018年~2020年が168万、2021年~2023年が245万となっており、認知度向上でダウンロードスピードが加速している。月間プレイ回数も2,500万回超と増加傾向。
76%の親子が一緒に利用しており、子どもだけでなく親世代への訴求も有効。知名度の向上、ユーザーの増加、企業の出店増加のポジティブサイクルができあがりつつある。出店企業は日本航空、日本生命保険など大手企業も多く名を連ねている。企業の出店目的も、かつてのファミリー層をターゲットとするB to C企業のマーケティング・ブランディングのための出店から、B to B企業の広報活動の一環、工場見学・出前授業・展示会等のDX化の一環、インナーブランディング(社内向け・従業員向け)、SDGs活動の周知など多様化してきており、同一企業グループからの目的に合わせた複数出店も増えている。
今後は「ごっこランド」のデジタルとリアルの融合を推進する。また、国内は子供人口こそ減少しているものの、一人当たり教育費は増加傾向にあり、「ごっこランド」を起点に「特性」に合わせた学びのマッチングの収益化も検討中。また、海外展開も注目点となる。2023年8月に、第1弾としてベトナム版「ごっこランド」である「Gokko World」の配信を開始している。「Gokko World」は配信開始から1年1か月で累計100万ダウンロードを突破しており、継続した子ども世代の人口増加と経済成長により、アプリユーザーと出店企業の増加が大いに期待されるアジアを中心に、「Gokko World」の展開を図る。
<HM>
2025年3月末のパビリオン数は計画通り90店にて成長が加速して着地し、2025年1月~3月のプレイ回数は前年同期比25%増を記録、2025年3月末の累計ダウンロード数は770万となっており、いずれも大幅な増加ペース。顧客数増、プレイ回数増を背景に、月間平均プレイ回数2500万回を目処として、販売価格の変更も検討されている(2025年1-3月期はプレイ回数2500万~2,900万回)。また、リアルでの体験創出「ごっこランドEXPO」なども含めた顧客単価増へつながる好循環ともなっている。
今期予想は売上高で前期比21.8%増の1,105百万円、営業利益で同30.1%増の219百万円と過去最高益を計画している。パビリオン数は前期と同様の純増数を計画しており、今期末のパビリオン数は100店舗達成を視野に入れる。「ごっこランドEXPO」は前期5ヶ所のところ今期30ヶ所の開催を計画しており、全ての出店枠の受注を獲得済み。大阪・関西万博会場にて開催が決定し、多様な形でのイベント開催を目指している。2025年4月にベトナム法人の設立が完了し、本格的な営業活動を開始。ベトナム版の「Gokko World」は好調に推移しており、2025年3月末の累計ダウンロード数は150万に迫る勢いとなっており、2024年12月には初のパビリオン出店企業が誕生するなど収益寄与の兆しが出てきている。
同社はストック型のビジネスであり、かつその積み上げペースが国内、海外ともに加速の兆しが見えている。単価アップによる利益率の向上も想定され、当面は利益成長で+30%の維持加速も想定される。利益成長スピードと比した、現状のPER30倍に割高感は乏しく、利益成長に応じた株価上昇が期待されるよう。
なお、同社は2024年9月の新規上場企業であり、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイス向けアプリ「ごっこランド」の運営を手掛けている。2013年にサービスが開始された主力サービスである「ごっこランド」は、未就学児~小学生を中心とした知育アプリであり、手のひらでいつでも、どこでも、だれでも実社会の職業やサービスを体験できるプラットフォームとなっている。「ごっこランド」は、プラットフォーム型のため、1つのアプリケーション内に様々な企業に関連する仕事・ブランド・製品・サービスが出店し、そのコンテンツ数が150を超え、継続的に楽しむことが可能な設計となっている。「ごっこランド」のリアル展開の第1弾として、2024年7月から大規模なモールや商業施設におけるファミリー向けイベント「ごっこランド EXPO」を開催し、アプリで慣れ親しんだ世界観を、全国各地で体験できる場所の創出も開始している。
「ごっこランド」ユーザーは無料で利用、パビリオン出店企業からは出店料を収受(月額定額制の最短2年間の初回契約、約半数が利用料の前払いを選択)するモデルとなっている。
競合他社との比較では、大手玩具メーカーおよび大手通信キャリアとの比較において、出店数88が数倍規模、アプリランキングでも同社がトップクラス(App Store子ども向けアプリのランキングで2位、Google Playオールファミリーのランキングで3位、2024年6月現在)に位置付けている。キッザニアも競合となろうが、アプリやショッピングモールでの展開も図る同社とは、タッチポイントの数が大きく異なる状況。
「ごっこランド」の累計ダウンロード数は2024年12月時点で750万ダウンロードを突破。3年合計のダウンロード数は2015年~2017年が127万、2018年~2020年が168万、2021年~2023年が245万となっており、認知度向上でダウンロードスピードが加速している。月間プレイ回数も2,500万回超と増加傾向。
76%の親子が一緒に利用しており、子どもだけでなく親世代への訴求も有効。知名度の向上、ユーザーの増加、企業の出店増加のポジティブサイクルができあがりつつある。出店企業は日本航空、日本生命保険など大手企業も多く名を連ねている。企業の出店目的も、かつてのファミリー層をターゲットとするB to C企業のマーケティング・ブランディングのための出店から、B to B企業の広報活動の一環、工場見学・出前授業・展示会等のDX化の一環、インナーブランディング(社内向け・従業員向け)、SDGs活動の周知など多様化してきており、同一企業グループからの目的に合わせた複数出店も増えている。
今後は「ごっこランド」のデジタルとリアルの融合を推進する。また、国内は子供人口こそ減少しているものの、一人当たり教育費は増加傾向にあり、「ごっこランド」を起点に「特性」に合わせた学びのマッチングの収益化も検討中。また、海外展開も注目点となる。2023年8月に、第1弾としてベトナム版「ごっこランド」である「Gokko World」の配信を開始している。「Gokko World」は配信開始から1年1か月で累計100万ダウンロードを突破しており、継続した子ども世代の人口増加と経済成長により、アプリユーザーと出店企業の増加が大いに期待されるアジアを中心に、「Gokko World」の展開を図る。
<HM>
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