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株式会社ヘリオス×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(12)
配信日時:2025/05/22 12:12
配信元:FISCO
*12:12JST 株式会社ヘリオス×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(12)
ヘリオス<4593>
続いて、次の質問に移らせていただきます。こちらも少し難しいテーマになるかと思いますが、「株主還元」に関して伺いたいと思います。ただ、長期的に投資を継続していくうえでは、株価の上昇だけでなく、配当や株主優待などのモチベーションのひとつになるというのも、投資家側の本音だと思います。こうした「株主還元」に関して、現時点での御社のお考えやスタンスをお聞かせいただけますでしょうか。
■ヘリオス 鍵本様
はい、ご質問ありがとうございます。
現時点では、やはり当社はまだ赤字の段階にありますので、現金による配当などの直接的な株主還元は難しい状況です。ただ、社内では半分冗談、半分本気でこんな話も出ています。今後、当社の主力製品の一つである「培養上清液(培地)」を活用した商品、たとえば培地配合クリームなどを株主優待としてお配りできたら、株主の皆様にも喜んでいただけるのではないか」という話が、出てきております。
●はっしゃん
確かに、御社のように消費者との接点がある商品をお持ちであれば、そうした形での還元策が実現すれば、投資家にとっても大きなモチベーションになると思います。将来的にぜひご検討いただければと思います。
■ヘリオス 鍵本様
手前味噌にはなりますが、今世の中に出回っているエクソソーム製品や培養上清由来の美容・医療素材と比べても、当社の製品は「医薬品製造のプロセスから生まれる副産物」である点が大きく異なり世界に類を見ません。自身を持った品質のものをお届けできると自負しております。
●はっしゃん
お待ちしております。もうひとつお伺いしたいのですが、これは毎回、さまざまな企業様にお聞きしている質問です。
今回、御社のようなバイオ・創薬系企業にお聞きするとどのような答えが返ってくるのか楽しみにしていたのですが、「意識されている競合企業やライバル企業」はございますでしょうか。
■ヘリオス 鍵本様
そうですね、当社の開発しているパイプラインで見ると、明確な競合というのはあまり存在しないのが実情です。バイオ領域では、多くの企業が一度つまずくと撤退してしまうことが非常に多い。そこをやりきることさえできれば、世界的にも突出した製品になり得ると信じています。
このあたりは、他の産業ドメインとは大きく異なる点かもしれません。たとえば、私もエネルギー関連の企業などを見ていますが、あの分野では次々に新しい競合や技術が現れるという競争環境がありますよね。
一方で、バイオの場合は、ひとつの疾患が非常に複雑であり、時間も非常にかかります。
簡単に“次の競合”が現れるような市場構造ではありません。
ですので、当社のように株価が一時は20分の1にまで下落しても、4年間耐え抜いて継続できる体力と意志があるか。やるといったことを着実にやることが、経営の指標として重要な領域だと考えます。
●はっしゃん
ありがとうございます。では、最後の質問です。
昨今、世の中はインフレの影響が非常に大きくなってきていると感じています。物価が上昇し、電気代や水道代といった固定コストの上昇に加えて、人件費についても上がってきています。特に御社のように最先端のバイオ・創薬分野で事業を展開されている企業においては、優秀な人材を確保するためにも、相応の処遇が必要となるはずで、インフレの影響は決して小さくないのではと想像します。
一方で、御社の現在のようなステージでは、売上が急激に伸びるというよりも、成長投資を続けながら着実にステップを積み重ねている局面にあると理解しております。
御社におけるインフレの影響は、どのように考えておられるのかをお聞かせいただければと思います。
■ヘリオス 鍵本様
当社でも、一定のベースアップについてはこれまでも段階的に行ってきておりますし、資材コストの上昇など、インフレによる影響も当然ながら一部にはございます。
ただ、我々のビジネスにおいて経営に最も大きなインパクトを与えるのは、やはり「製品が承認されるかどうか」という点に尽きます。これは株価を見ていただいても明らかなとおりで、株式市場からの評価においても、最大の変動要因は“承認”の有無です。
そういった意味では、エネルギー価格の高騰やインフレ率といった変化は、我々にとっては比較的副次的な要素に過ぎないというのが実情です。
●はっしゃん
なるほど、確かにおっしゃる通りですね。
これまでさまざまな企業様に「インフレの影響」についてお尋ねしてきましたが、今のお答えは非常に明確で、本質を突いていると感じました。まさに、御社のように「何が本当の価値変動要因か」を理解されている企業だからこそだと、あらためて実感しました。
■ヘリオス 鍵本様
実際に、株価が1,000円、2,000円、あるいは300円といった水準を上下するのは、結局のところ「ノウハウが実用化されるか」「承認が得られるか」といった、コアの部分に対する評価です。インフレ率が5%か10%かといった話は、こうした構造変化の前ではふっとんでしまいます。
●はっしゃん
本日はさまざまなお話を伺い、大変勉強になりました。
特に、御社のように「社会を良くする」という明確なビジョンを持ち、長期的な志をもって事業に取り組んでおられる企業が、日本でしっかり評価され、成功していくことは、日本社会全体にとっても非常に意義のあることだと感じています。私個人としても、引き続き御社の株価や決算の動向をウォッチしながら、応援していきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。
■ヘリオス 鍵本様
こちらこそ、ありがとうございました。
■終わりのあいさつ
▲フィスコ 高井
最後に、鍵本様、はしゃんさんからご挨拶をいただきたいと思います。それでは、鍵本様からお願いいたします。
■ヘリオス 鍵本様
今日はありがとうございました。わかりにくい領域ではございますが、是非皆様のご理解に繋がったらと思います。やるといったこと1つずつ実行していきたいと思いますし、何よりも待ってる患者さんに薬を届けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
▲フィスコ 高井
ありがとうございます。はっしゃんさんは本日の対談はいかがでしたか。
●はっしゃん
はい、今日も本当に非常に勉強になりましたね。私も利益を上げるだけの会社ではなく、これから日本や世界を良くしていく企業を応援したいと心から思いました。どうもありがとうございました。
▲フィスコ 高井
ありがとうございました。それでは、これにて対談を終了いたします。
皆様、ご視聴いただきありがとうございました。
<MY>
続いて、次の質問に移らせていただきます。こちらも少し難しいテーマになるかと思いますが、「株主還元」に関して伺いたいと思います。ただ、長期的に投資を継続していくうえでは、株価の上昇だけでなく、配当や株主優待などのモチベーションのひとつになるというのも、投資家側の本音だと思います。こうした「株主還元」に関して、現時点での御社のお考えやスタンスをお聞かせいただけますでしょうか。
■ヘリオス 鍵本様
はい、ご質問ありがとうございます。
現時点では、やはり当社はまだ赤字の段階にありますので、現金による配当などの直接的な株主還元は難しい状況です。ただ、社内では半分冗談、半分本気でこんな話も出ています。今後、当社の主力製品の一つである「培養上清液(培地)」を活用した商品、たとえば培地配合クリームなどを株主優待としてお配りできたら、株主の皆様にも喜んでいただけるのではないか」という話が、出てきております。
●はっしゃん
確かに、御社のように消費者との接点がある商品をお持ちであれば、そうした形での還元策が実現すれば、投資家にとっても大きなモチベーションになると思います。将来的にぜひご検討いただければと思います。
■ヘリオス 鍵本様
手前味噌にはなりますが、今世の中に出回っているエクソソーム製品や培養上清由来の美容・医療素材と比べても、当社の製品は「医薬品製造のプロセスから生まれる副産物」である点が大きく異なり世界に類を見ません。自身を持った品質のものをお届けできると自負しております。
●はっしゃん
お待ちしております。もうひとつお伺いしたいのですが、これは毎回、さまざまな企業様にお聞きしている質問です。
今回、御社のようなバイオ・創薬系企業にお聞きするとどのような答えが返ってくるのか楽しみにしていたのですが、「意識されている競合企業やライバル企業」はございますでしょうか。
■ヘリオス 鍵本様
そうですね、当社の開発しているパイプラインで見ると、明確な競合というのはあまり存在しないのが実情です。バイオ領域では、多くの企業が一度つまずくと撤退してしまうことが非常に多い。そこをやりきることさえできれば、世界的にも突出した製品になり得ると信じています。
このあたりは、他の産業ドメインとは大きく異なる点かもしれません。たとえば、私もエネルギー関連の企業などを見ていますが、あの分野では次々に新しい競合や技術が現れるという競争環境がありますよね。
一方で、バイオの場合は、ひとつの疾患が非常に複雑であり、時間も非常にかかります。
簡単に“次の競合”が現れるような市場構造ではありません。
ですので、当社のように株価が一時は20分の1にまで下落しても、4年間耐え抜いて継続できる体力と意志があるか。やるといったことを着実にやることが、経営の指標として重要な領域だと考えます。
●はっしゃん
ありがとうございます。では、最後の質問です。
昨今、世の中はインフレの影響が非常に大きくなってきていると感じています。物価が上昇し、電気代や水道代といった固定コストの上昇に加えて、人件費についても上がってきています。特に御社のように最先端のバイオ・創薬分野で事業を展開されている企業においては、優秀な人材を確保するためにも、相応の処遇が必要となるはずで、インフレの影響は決して小さくないのではと想像します。
一方で、御社の現在のようなステージでは、売上が急激に伸びるというよりも、成長投資を続けながら着実にステップを積み重ねている局面にあると理解しております。
御社におけるインフレの影響は、どのように考えておられるのかをお聞かせいただければと思います。
■ヘリオス 鍵本様
当社でも、一定のベースアップについてはこれまでも段階的に行ってきておりますし、資材コストの上昇など、インフレによる影響も当然ながら一部にはございます。
ただ、我々のビジネスにおいて経営に最も大きなインパクトを与えるのは、やはり「製品が承認されるかどうか」という点に尽きます。これは株価を見ていただいても明らかなとおりで、株式市場からの評価においても、最大の変動要因は“承認”の有無です。
そういった意味では、エネルギー価格の高騰やインフレ率といった変化は、我々にとっては比較的副次的な要素に過ぎないというのが実情です。
●はっしゃん
なるほど、確かにおっしゃる通りですね。
これまでさまざまな企業様に「インフレの影響」についてお尋ねしてきましたが、今のお答えは非常に明確で、本質を突いていると感じました。まさに、御社のように「何が本当の価値変動要因か」を理解されている企業だからこそだと、あらためて実感しました。
■ヘリオス 鍵本様
実際に、株価が1,000円、2,000円、あるいは300円といった水準を上下するのは、結局のところ「ノウハウが実用化されるか」「承認が得られるか」といった、コアの部分に対する評価です。インフレ率が5%か10%かといった話は、こうした構造変化の前ではふっとんでしまいます。
●はっしゃん
本日はさまざまなお話を伺い、大変勉強になりました。
特に、御社のように「社会を良くする」という明確なビジョンを持ち、長期的な志をもって事業に取り組んでおられる企業が、日本でしっかり評価され、成功していくことは、日本社会全体にとっても非常に意義のあることだと感じています。私個人としても、引き続き御社の株価や決算の動向をウォッチしながら、応援していきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。
■ヘリオス 鍵本様
こちらこそ、ありがとうございました。
■終わりのあいさつ
▲フィスコ 高井
最後に、鍵本様、はしゃんさんからご挨拶をいただきたいと思います。それでは、鍵本様からお願いいたします。
■ヘリオス 鍵本様
今日はありがとうございました。わかりにくい領域ではございますが、是非皆様のご理解に繋がったらと思います。やるといったこと1つずつ実行していきたいと思いますし、何よりも待ってる患者さんに薬を届けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
▲フィスコ 高井
ありがとうございます。はっしゃんさんは本日の対談はいかがでしたか。
●はっしゃん
はい、今日も本当に非常に勉強になりましたね。私も利益を上げるだけの会社ではなく、これから日本や世界を良くしていく企業を応援したいと心から思いました。どうもありがとうございました。
▲フィスコ 高井
ありがとうございました。それでは、これにて対談を終了いたします。
皆様、ご視聴いただきありがとうございました。
<MY>
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