注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~3連休前で様子見ムード強く指数は小動き
配信日時:2024/10/11 12:27
配信元:FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~3連休前で様子見ムード強く指数は小動き
11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日続伸、3連休前で様子見ムード強く指数は小動き
・ドル・円は底堅い、中国株は軟調
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は3日続伸、3連休前で様子見ムード強く指数は小動き
日経平均は3日続伸。前日比231.93円高(+0.59%)の39612.82円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国株式市場は反落。ダウ平均は57.88ドル安の42454.12ドル、ナスダックは9.57ポイント安の18282.05で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想を上回り連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。大型ハリケーンが影響し週次新規失業保険申請件数が大幅増加したことも景気見通し悪化につながり、さらなる売り圧力となり続落した。AI分野を先導する半導体エヌビディアの上昇が相場全体の下支えとなり、終盤にかけ下げ幅を縮小し終了。
米国株反落もエヌビディア上昇が材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、上値の重い展開となったが、前日比プラス圏は維持。3連休なども意識されて積極的な売買は手控えられて薄商いとなった。なお、寄付きで算出されたオプションとミニ日経平均先物10月物の特別清算指数(SQ)は39701.93円(概算値)。
日経平均採用銘柄では、国内外ユニクロ事業が好調で前期大幅な上振れ着地となったファーストリテ<9983>が上場来高値を更新したほか、証券会社のポジティブなレポートを材料に商船三井<9104>が買われた。このほか、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>など銀行株が上昇。フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、川崎重<7012>の上昇も目立った。
一方、7&iHD<3382>は企業価値向上に向けた事業再編を発表したが、25年2月期利益予想を引き下げたことが嫌気されて売り優勢となった。このほか、アサヒグループHD<2502>、サッポロホールディングス<2501>など円高メリット銘柄の一角が売られた。また、メトロ上場が意識されてか、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>など関東私鉄株もさえない。
業種別では、保険業、銀行業、非鉄金属、海運業、卸売業などが上昇した一方、食料品、ゴム製品、建設業、陸運業、その他製品などが下落した。
本日の中国市場は香港が休場で上海市場のみ取引されている。上海総合指数は前日比マイナス圏で推移しているが1%ほどの下落に留まっており、国慶節明けの乱高下を考慮すると比較的静かな状況と言えよう。為替も1ドル148円60銭台水準と朝方とほぼ同じ水準で動意に欠ける展開。前場のプライム市場の売買代金は、SQ算出に関わらず、ほぼ前日と同じ水準に留まったことから、後場の東京市場も静かな推移となりそうだ。様子見ムードが強いことから、日経平均は39500円水準でのもみ合いか。
■ドル・円は底堅い、中国株は軟調
11日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、148円40銭まで下落後は小幅に戻した。仲値にかけての国内勢によるドル売りは一服し、ユーロ・ドルは一時弱含む展開に。一方、日経平均株価は堅調だが、上海総合指数の軟調地合いで円売りは限定的。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円40銭から148円79銭、ユーロ・円は162円31銭から162円66銭、ユーロ・ドルは1.0929ドルから1.0937ドル。
■後場のチェック銘柄
・コシダカホールディングス<2157>、フィル・カンパニー<3267>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・9月マネーストックM3:前年比+0.8%
【要人発言】
・マーティン・スイス国立銀行副総裁
「インフレ率はかなり低い。成長加速の必要があり政策金利は低下の傾向に」
<国内>
特になし
<海外>
・15:00 独・9月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.6%、速報値:+1.6%)
・15:00 英・8月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、7月:-0.8%)
・15:00 英・8月貿易収支(予想:-189億ポンド、7月:-200.03億ポンド)
<CS>
・日経平均は3日続伸、3連休前で様子見ムード強く指数は小動き
・ドル・円は底堅い、中国株は軟調
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は3日続伸、3連休前で様子見ムード強く指数は小動き
日経平均は3日続伸。前日比231.93円高(+0.59%)の39612.82円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国株式市場は反落。ダウ平均は57.88ドル安の42454.12ドル、ナスダックは9.57ポイント安の18282.05で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想を上回り連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。大型ハリケーンが影響し週次新規失業保険申請件数が大幅増加したことも景気見通し悪化につながり、さらなる売り圧力となり続落した。AI分野を先導する半導体エヌビディアの上昇が相場全体の下支えとなり、終盤にかけ下げ幅を縮小し終了。
米国株反落もエヌビディア上昇が材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、上値の重い展開となったが、前日比プラス圏は維持。3連休なども意識されて積極的な売買は手控えられて薄商いとなった。なお、寄付きで算出されたオプションとミニ日経平均先物10月物の特別清算指数(SQ)は39701.93円(概算値)。
日経平均採用銘柄では、国内外ユニクロ事業が好調で前期大幅な上振れ着地となったファーストリテ<9983>が上場来高値を更新したほか、証券会社のポジティブなレポートを材料に商船三井<9104>が買われた。このほか、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>など銀行株が上昇。フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、川崎重<7012>の上昇も目立った。
一方、7&iHD<3382>は企業価値向上に向けた事業再編を発表したが、25年2月期利益予想を引き下げたことが嫌気されて売り優勢となった。このほか、アサヒグループHD<2502>、サッポロホールディングス<2501>など円高メリット銘柄の一角が売られた。また、メトロ上場が意識されてか、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>など関東私鉄株もさえない。
業種別では、保険業、銀行業、非鉄金属、海運業、卸売業などが上昇した一方、食料品、ゴム製品、建設業、陸運業、その他製品などが下落した。
本日の中国市場は香港が休場で上海市場のみ取引されている。上海総合指数は前日比マイナス圏で推移しているが1%ほどの下落に留まっており、国慶節明けの乱高下を考慮すると比較的静かな状況と言えよう。為替も1ドル148円60銭台水準と朝方とほぼ同じ水準で動意に欠ける展開。前場のプライム市場の売買代金は、SQ算出に関わらず、ほぼ前日と同じ水準に留まったことから、後場の東京市場も静かな推移となりそうだ。様子見ムードが強いことから、日経平均は39500円水準でのもみ合いか。
■ドル・円は底堅い、中国株は軟調
11日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、148円40銭まで下落後は小幅に戻した。仲値にかけての国内勢によるドル売りは一服し、ユーロ・ドルは一時弱含む展開に。一方、日経平均株価は堅調だが、上海総合指数の軟調地合いで円売りは限定的。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円40銭から148円79銭、ユーロ・円は162円31銭から162円66銭、ユーロ・ドルは1.0929ドルから1.0937ドル。
■後場のチェック銘柄
・コシダカホールディングス<2157>、フィル・カンパニー<3267>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・9月マネーストックM3:前年比+0.8%
【要人発言】
・マーティン・スイス国立銀行副総裁
「インフレ率はかなり低い。成長加速の必要があり政策金利は低下の傾向に」
<国内>
特になし
<海外>
・15:00 独・9月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.6%、速報値:+1.6%)
・15:00 英・8月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、7月:-0.8%)
・15:00 英・8月貿易収支(予想:-189億ポンド、7月:-200.03億ポンド)
<CS>
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