注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~トヨタの決算に注目~
配信日時:2024/05/08 08:55
配信元:FISCO
*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~トヨタの決算に注目~
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■トヨタの決算に注目
■任天堂、24/3営業利益 4.9%増 5289億円、25/3予想 24.4%減 4000億円
■前場の注目材料:トーヨーカネツ、大成建設と、工場の天井空間に搬送ロボ、原料・仕掛品を供給
■トヨタの決算に注目
8日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。7日の米国市場は、NYダウが31ドル高、ナスダックは16ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による年後半の利下げ期待からの買いが継続し、米長期金利の低下や企業決算への期待で堅調に推移。しかし、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレ抑制において政策金利が十分に景気抑制的でない可能性に言及し、利上げも除外しない姿勢を示したため利上げへの懸念が再燃し相場の重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比165円安の38715円。円相場は1ドル154円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物は一時38910円まで買われたが上値は重く、その後はマイナス圏での推移が続いた。25日線を挟んでの推移であり、同線では強弱感が対立しやすいところだろう。昨日の日経平均は600円近い上昇で25日線を突破したが、同水準では利食いも入りやすいところである。また、主要企業の決算がピークを迎えることから、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりやすい。
本日はザラ場中に郵船<9101>、伊藤忠<8001>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>の決算が予定されている。特にトヨタの決算については為替の円安基調もあって投資家の関心が集まっているとみられ、グループ企業や輸出関連への波及が意識されそうだ。7日の米国市場はエヌビディアなど半導体株の一角が利食いに押されていたこともあり、ハイテク株が手掛けづらいこともあって、よりトヨタの決算期待に向かわせそうである。
日経平均は25日線での攻防が見込まれるなか、同線での上値の重さが意識される局面においては、先物主導での短期的な売り仕掛けの動きが出やすいだろう。ただし、決算ピークのなかで積極的にポジションを傾けてくる動きは限られ、押し目待ち狙いのスタンスになろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、ヤマザキ<6147>、秀英<4678>、ヒロセ電<6806>、プリマハム<2281>、ホソミクロン<6277>、高松G<1762>、エムティーアイ<9438>、横河電<6841>、OKI<6703>、ハーモニック<6324>、マルハニチロ<1333>辺りの動向が注目される。
■任天堂、24/3営業利益 4.9%増 5289億円、25/3予想 24.4%減 4000億円
任天堂<7974>が発表した2024年3月期業績は、売上高が前期比4.4%増の1兆6718.65億円、営業利益は同4.9%増の5289.41億円だった。2025年3月期業績は、売上高が前期比19.3%減の1兆3500億円、営業利益が同24.4%減の4000億円を計画。発売8年目を迎えた主力機「ニンテンドースイッチ」関連の販売が減速する。コンセンサス(4900億円程度)を下回る。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38835.10、+599.03)
・NYダウは上昇(38884.26、+31.99)
・1ドル=154.70-80円
・VIX指数は低下(13.23、-0.26)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・トーヨーカネツ<6369>大成建設と、工場の天井空間に搬送ロボ、原料・仕掛品を供給
・マクセル<6810>医療機器向けコイン形電池を増産、20億円投資
・オムロン<6645>インテルなど15社で、半導体後工程を自動化、技術開発へ新組織
・新明和工業<7224>新中計、26年度売上高3200億円、特装車・航空機を拡大
・三菱重<7011>JALと、飛行中の被雷回避、高精度予測技術を開発
・リコー<7752>構造改革に100億円、海外人材の流動化費用など
・銚子丸<3075>ロイヤルHD、双日と米西海岸ですし店展開、共同出資会社を設立
・ジェイテクト<6473>高圧水素減圧弁を水素エンジン車向けに開発
・トヨタ自<7203>愛知県、トヨタグループとのマッチング・商談会、中小集め10月に
・横河電機<6841>新中計、成長投資3年で1000億円、M&A・DX人材確保
・横河電機<6841>前3月期、売上高など最高、調達改善・粗利アップ
・ミネベアミツミ<6479>ミツミ電機、端末電池用保護ICを拡充、温度検知し充電制御
・東エレデバ<2760>新中計、29年度売上高3500億円、メーカー化への投資継続
・サンケン電気<6707>大電力向けIC量産、パッケージ統合で部品点数減
・JTOWER<4485>メトロウェザーと鉄塔利用契約
・鹿島<1812>宇宙開発に建設技術活用
・AGC<5201>年内にタイグループ社生産終了
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■トヨタの決算に注目
■任天堂、24/3営業利益 4.9%増 5289億円、25/3予想 24.4%減 4000億円
■前場の注目材料:トーヨーカネツ、大成建設と、工場の天井空間に搬送ロボ、原料・仕掛品を供給
■トヨタの決算に注目
8日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。7日の米国市場は、NYダウが31ドル高、ナスダックは16ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による年後半の利下げ期待からの買いが継続し、米長期金利の低下や企業決算への期待で堅調に推移。しかし、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレ抑制において政策金利が十分に景気抑制的でない可能性に言及し、利上げも除外しない姿勢を示したため利上げへの懸念が再燃し相場の重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比165円安の38715円。円相場は1ドル154円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物は一時38910円まで買われたが上値は重く、その後はマイナス圏での推移が続いた。25日線を挟んでの推移であり、同線では強弱感が対立しやすいところだろう。昨日の日経平均は600円近い上昇で25日線を突破したが、同水準では利食いも入りやすいところである。また、主要企業の決算がピークを迎えることから、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりやすい。
本日はザラ場中に郵船<9101>、伊藤忠<8001>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>の決算が予定されている。特にトヨタの決算については為替の円安基調もあって投資家の関心が集まっているとみられ、グループ企業や輸出関連への波及が意識されそうだ。7日の米国市場はエヌビディアなど半導体株の一角が利食いに押されていたこともあり、ハイテク株が手掛けづらいこともあって、よりトヨタの決算期待に向かわせそうである。
日経平均は25日線での攻防が見込まれるなか、同線での上値の重さが意識される局面においては、先物主導での短期的な売り仕掛けの動きが出やすいだろう。ただし、決算ピークのなかで積極的にポジションを傾けてくる動きは限られ、押し目待ち狙いのスタンスになろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、ヤマザキ<6147>、秀英<4678>、ヒロセ電<6806>、プリマハム<2281>、ホソミクロン<6277>、高松G<1762>、エムティーアイ<9438>、横河電<6841>、OKI<6703>、ハーモニック<6324>、マルハニチロ<1333>辺りの動向が注目される。
■任天堂、24/3営業利益 4.9%増 5289億円、25/3予想 24.4%減 4000億円
任天堂<7974>が発表した2024年3月期業績は、売上高が前期比4.4%増の1兆6718.65億円、営業利益は同4.9%増の5289.41億円だった。2025年3月期業績は、売上高が前期比19.3%減の1兆3500億円、営業利益が同24.4%減の4000億円を計画。発売8年目を迎えた主力機「ニンテンドースイッチ」関連の販売が減速する。コンセンサス(4900億円程度)を下回る。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38835.10、+599.03)
・NYダウは上昇(38884.26、+31.99)
・1ドル=154.70-80円
・VIX指数は低下(13.23、-0.26)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・トーヨーカネツ<6369>大成建設と、工場の天井空間に搬送ロボ、原料・仕掛品を供給
・マクセル<6810>医療機器向けコイン形電池を増産、20億円投資
・オムロン<6645>インテルなど15社で、半導体後工程を自動化、技術開発へ新組織
・新明和工業<7224>新中計、26年度売上高3200億円、特装車・航空機を拡大
・三菱重<7011>JALと、飛行中の被雷回避、高精度予測技術を開発
・リコー<7752>構造改革に100億円、海外人材の流動化費用など
・銚子丸<3075>ロイヤルHD、双日と米西海岸ですし店展開、共同出資会社を設立
・ジェイテクト<6473>高圧水素減圧弁を水素エンジン車向けに開発
・トヨタ自<7203>愛知県、トヨタグループとのマッチング・商談会、中小集め10月に
・横河電機<6841>新中計、成長投資3年で1000億円、M&A・DX人材確保
・横河電機<6841>前3月期、売上高など最高、調達改善・粗利アップ
・ミネベアミツミ<6479>ミツミ電機、端末電池用保護ICを拡充、温度検知し充電制御
・東エレデバ<2760>新中計、29年度売上高3500億円、メーカー化への投資継続
・サンケン電気<6707>大電力向けIC量産、パッケージ統合で部品点数減
・JTOWER<4485>メトロウェザーと鉄塔利用契約
・鹿島<1812>宇宙開発に建設技術活用
・AGC<5201>年内にタイグループ社生産終了
☆前場のイベントスケジュール
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・特になし
<海外>
・特になし <ST>
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