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東京株式(大引け)=102円安、ナスダック大幅安でリスク回避ムード

配信日時:2021/12/06 15:37 配信元:MINKABU
 6日の東京株式市場は前週末の米国株市場でナスダック総合指数の下げが目立ったことで、グロース株中心に利益確定の売りが表面化した。  大引けの日経平均株価は前営業日比102円20銭安の2万7927円37銭と反落。東証1部の売買高概算は10億8694万株、売買代金概算は2兆5071億円。値上がり銘柄数は835、対して値下がり銘柄数は1245、変わらずは104銘柄だった。  きょうの東京市場はリスク回避ムードが強かった。前週末の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが大きく、これが投資家心理を冷やす格好となった。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大を懸念する売りが引き続き上値を重くしている。また、10月の米雇用統計発表を受けてFRBによるテーパリング加速の思惑も嫌気されている。日経平均は朝方こそ予想に反して高くスタートしたが、それもつかの間であっという間にマイナス圏に沈んだ。一時下げ幅は300円を超えたが、一段と下値を売り込む動きはみられず、その後は下げ渋った。日経平均寄与度の高い銘柄が日経平均の値動きに影響したが、個別にみても値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が400以上上回った。  個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984.T>が大きく水準を切り下げたほかレーザーテック<6920.T>も下値を探る展開。ソニーグループ<6758.T>も冴えない。日立製作所<6501.T>、SUMCO<3436.T>も安い。マネックスグループ<8698.T>、マネーフォワード<3994.T>など仮想通貨関連株が急落したほか、IMAGICA GROUP<6879.T>、JMDC<4483.T>も大幅安となった。大真空<6962.T>が大きく売られたほか、第一三共<4568.T>も値を下げた。  半面、川崎汽船<9107.T>が商いを伴い上昇、商船三井<9104.T>も堅調。ファーストリテイリング<9983.T>が買われたほか、ダイキン工業<6367.T>もしっかり。ファナック<6954.T>、日本製鉄<5401.T>もプラス圏で引けた。内田洋行<8057.T>、日本CMK<6958.T>が急伸、クロスキャット<2307.T>も値を飛ばした。井筒屋<8260.T>が活況高、日本瓦斯<8174.T>、デンカ<4061.T>なども上値を追った。 出所:MINKABU PRESS

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