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【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---2022年3月期第2四半期決算
配信日時:2021/11/12 22:10
配信元:FISCO
このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2022年3月期第2四半期決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。
【冒頭ごあいさつ】
<阿部社長>
皆様、こんにちは。スパークス・グループの阿部修平でございます。
新型コロナウイルスにつきまして、ワクチン接種も進んだことで、感染者も減少し、完全な収束時期は見えていないものの、希望の光が見えてきました。
改めて、罹患(りかん)された皆様、及び関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さらに、多くの医療関係者の皆様、エッセンシャルワークを担ってこられた皆様には心より御礼申し上げます。また、コロナ危機が始まって1年半、本当にストレスフルな中、スパークスの役職員の皆さんにも労いと感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
【2021年度の業績について】
Q:2021年第2四半期の業績について、第1四半期決算に引き続き、前年同期に比べ、大きく増収増益となりました。総括をお願いできますでしょうか。
<阿部社長>
営業収益は、前年同期の60億31百万円から67億83百万円となり、12.5%の増加となりました。これは、平均預り資産残高が24.8%増加したことにより残高報酬が増加したのですが、一方、成功報酬が前年同期7億48百万円から当期は5億12百万円に減少したことで、全体の伸び率としては、12.5%にとどまりました。残高報酬料率は、69bpsとほぼ前期と同レベルでありました。
一方、営業利益については、先ほど申し上げましたとおり、成功報酬が前年同期比で減少したものの、残高報酬が増加し、オフィス関連費用の減少もあり、23億31百万円から30億81百万円となり、32.2%の増加となりました。
上記に加えて、投資有価証券の一部売却に伴う売却益を約2億円計上したことにより、税引後利益は前年同期の14億5百万円から22億41百万円となり、59.5%の増加となりました。また、基礎収益も残高報酬の増加により、前年同期20億57百万円から30億60百万円となり、48.7%の大幅増加となりました。
ここで注目すべき点は、基礎収益が着実に伸びているということであります。そして、上半期の基礎収益が過去最高水準である2007年3月期と並ぶ水準にまで回復してきました。収益を生む基礎体力が確実に強化されているということを株主の皆様に是非お伝えしたいと思います。一歩一歩時間がかかっておりますが、リーマンショックの停滞から完全回復と次の飛躍への第1歩を踏み出しております。
また、先ほど申し上げました、投資有価証券売却益は、スパークスが運用するファンドのシードマネー投資の売却によるものであり、ここでもスパークスの運用力の強さが現れていると思っています。貸借対照表上に計上されている投資有価証券の大部分は弊社が運用するファンドのシードマネーですが、株主・投資家の皆様から預かっている資金を、ROEを超えるレベルで運用していくという使命を負っていると思っており、今投資しているシードマネーも十分な含み益が出来上がっております。ビジネスを創りながら、確実にリターンを上げているということを株主の皆様にお伝えしたいと思います。
新しい投資戦略の開発・実践を通じて、常に新しい領域を切り開き、築いてきたスパークスの投資会社としての非常にユニークなビジネスモデルを、これからも一層強化させるべく努力したいと思います。
また、既にリリースさせていただいておりますが、8月に自社株買いを実施しており、総額約2億5千万円、962,000株の取得が完了しましたことをご報告いたします。これからも、財務的な安定性を考慮しながら、株主の皆様にご満足いただける安定的な株主還元を続けていきたいと思います。
【今後の目標について】
Q:今年度以降の目標の預かり資産残高3兆円の進捗について教えていただけますでしょうか。
<阿部社長>
2021年9月末の預り資産残高は、2021年3月末に比べて5.4%増加し、1兆6,191億円となりました。中でも日本株は、1兆1,000億円を超えており、ロングショート戦略の新規設定が確実かつ継続的に続いています。オルタナティブ投資の割合を増やすことで、スパークスのハイブリッドモデルをさらに強化させていきたいと思います。
また、アジア株式投資については、新たな公募投信の取扱いが大和証券様で決まり、10月から運用を開始いたしました。
安定性のある実物資産、プライベート・エクイティの預り資産残高は、毎年着実に増加しています。また、未来創生1号ファンドが投資した企業が株式市場に上場することなどによるキャピタルゲインの一部が、成功報酬の形で収益に計上される局面に今後入っていき、収益の厚みがさらに増していくと考えております。
直近では、プライベート・エクイティの戦略で、未来創生3号ファンドが10月にローンチしております。1,000億円規模のファンドを目指し、現在マーケティング活動中です。
これが達成できれば、預かり資産2兆円の達成が視野に入ってきます。2兆円の達成の過程で、実物資産、プライベート・エクイティなどスパークスのユニークさを際立たせる投資領域を切り開いていっております。この2兆円を達成すると同時に今、私が注力しているのは、私達の祖業とも言える上場株投資において、新しい革新的な領域を切り開いていくということであります。1つは日本株のESG及びガバナンス、さらにエンゲージメントのような、これまで切り開いて来られなかった領域を自ら切り開いて行って、預かり資産3兆円への拡大を牽引する力にしたいと思っております。もう1つは、アジアの上場株投資です。これは15年続けてきて、コツコツと人材を育ててきました。今、私達はアジアにおいて、世界でも誇ることができるようなチームが出来上がってきたと自負しております。そのようなアジアの投資におけるチーム力、運用力を日本及び世界の投資家に発信し、預かり資産3兆円への道をさらに確実に強化していくことを進めていきたいと思います。
スパークスの理念を共有し、1つ1つの投資を丁寧に実践していくことを繰り返すことによって、投資力が強化されて、強いスパークスがさらに強くなる、それは、まさにスパークスを支えるプロフェッショナル・人材が育っていく仕組みを強化することだと思います。その意味で、Purpose、Vision、Missionというような役職員全員が共有するスパークスの思想哲学を繰り返し議論し、日常の業務として実践していくことが大切だと考えております。この四半期で、スパークスのVision Statementをもう1度見直す活動を実施いたしました。私自身、30回以上のセッションを通じて社員全員と直接対話をする機会を設け、社員全員が参加し、Vision Statementをもう1度見直し、さらにしっかりと共有できるようにしようと全社的な活動として取り組んでいます。このような取り組みを真面目に続けていることがスパークスの強さの源泉になっていると改めて感じております。
世界で最も信頼尊敬されるインベストメントカンパニーになるという創業の志を持ちながら、投資家の皆様に支持される会社であり続けるよう一層努力精進をしてまいります。
【最後に】
<阿部社長>
株主の皆様のご支援ご鞭撻、心よりお願い申し上げます。最後までご視聴いただき、本当にありがとうございました。 <ST>
【冒頭ごあいさつ】
<阿部社長>
皆様、こんにちは。スパークス・グループの阿部修平でございます。
新型コロナウイルスにつきまして、ワクチン接種も進んだことで、感染者も減少し、完全な収束時期は見えていないものの、希望の光が見えてきました。
改めて、罹患(りかん)された皆様、及び関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さらに、多くの医療関係者の皆様、エッセンシャルワークを担ってこられた皆様には心より御礼申し上げます。また、コロナ危機が始まって1年半、本当にストレスフルな中、スパークスの役職員の皆さんにも労いと感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
【2021年度の業績について】
Q:2021年第2四半期の業績について、第1四半期決算に引き続き、前年同期に比べ、大きく増収増益となりました。総括をお願いできますでしょうか。
<阿部社長>
営業収益は、前年同期の60億31百万円から67億83百万円となり、12.5%の増加となりました。これは、平均預り資産残高が24.8%増加したことにより残高報酬が増加したのですが、一方、成功報酬が前年同期7億48百万円から当期は5億12百万円に減少したことで、全体の伸び率としては、12.5%にとどまりました。残高報酬料率は、69bpsとほぼ前期と同レベルでありました。
一方、営業利益については、先ほど申し上げましたとおり、成功報酬が前年同期比で減少したものの、残高報酬が増加し、オフィス関連費用の減少もあり、23億31百万円から30億81百万円となり、32.2%の増加となりました。
上記に加えて、投資有価証券の一部売却に伴う売却益を約2億円計上したことにより、税引後利益は前年同期の14億5百万円から22億41百万円となり、59.5%の増加となりました。また、基礎収益も残高報酬の増加により、前年同期20億57百万円から30億60百万円となり、48.7%の大幅増加となりました。
ここで注目すべき点は、基礎収益が着実に伸びているということであります。そして、上半期の基礎収益が過去最高水準である2007年3月期と並ぶ水準にまで回復してきました。収益を生む基礎体力が確実に強化されているということを株主の皆様に是非お伝えしたいと思います。一歩一歩時間がかかっておりますが、リーマンショックの停滞から完全回復と次の飛躍への第1歩を踏み出しております。
また、先ほど申し上げました、投資有価証券売却益は、スパークスが運用するファンドのシードマネー投資の売却によるものであり、ここでもスパークスの運用力の強さが現れていると思っています。貸借対照表上に計上されている投資有価証券の大部分は弊社が運用するファンドのシードマネーですが、株主・投資家の皆様から預かっている資金を、ROEを超えるレベルで運用していくという使命を負っていると思っており、今投資しているシードマネーも十分な含み益が出来上がっております。ビジネスを創りながら、確実にリターンを上げているということを株主の皆様にお伝えしたいと思います。
新しい投資戦略の開発・実践を通じて、常に新しい領域を切り開き、築いてきたスパークスの投資会社としての非常にユニークなビジネスモデルを、これからも一層強化させるべく努力したいと思います。
また、既にリリースさせていただいておりますが、8月に自社株買いを実施しており、総額約2億5千万円、962,000株の取得が完了しましたことをご報告いたします。これからも、財務的な安定性を考慮しながら、株主の皆様にご満足いただける安定的な株主還元を続けていきたいと思います。
【今後の目標について】
Q:今年度以降の目標の預かり資産残高3兆円の進捗について教えていただけますでしょうか。
<阿部社長>
2021年9月末の預り資産残高は、2021年3月末に比べて5.4%増加し、1兆6,191億円となりました。中でも日本株は、1兆1,000億円を超えており、ロングショート戦略の新規設定が確実かつ継続的に続いています。オルタナティブ投資の割合を増やすことで、スパークスのハイブリッドモデルをさらに強化させていきたいと思います。
また、アジア株式投資については、新たな公募投信の取扱いが大和証券様で決まり、10月から運用を開始いたしました。
安定性のある実物資産、プライベート・エクイティの預り資産残高は、毎年着実に増加しています。また、未来創生1号ファンドが投資した企業が株式市場に上場することなどによるキャピタルゲインの一部が、成功報酬の形で収益に計上される局面に今後入っていき、収益の厚みがさらに増していくと考えております。
直近では、プライベート・エクイティの戦略で、未来創生3号ファンドが10月にローンチしております。1,000億円規模のファンドを目指し、現在マーケティング活動中です。
これが達成できれば、預かり資産2兆円の達成が視野に入ってきます。2兆円の達成の過程で、実物資産、プライベート・エクイティなどスパークスのユニークさを際立たせる投資領域を切り開いていっております。この2兆円を達成すると同時に今、私が注力しているのは、私達の祖業とも言える上場株投資において、新しい革新的な領域を切り開いていくということであります。1つは日本株のESG及びガバナンス、さらにエンゲージメントのような、これまで切り開いて来られなかった領域を自ら切り開いて行って、預かり資産3兆円への拡大を牽引する力にしたいと思っております。もう1つは、アジアの上場株投資です。これは15年続けてきて、コツコツと人材を育ててきました。今、私達はアジアにおいて、世界でも誇ることができるようなチームが出来上がってきたと自負しております。そのようなアジアの投資におけるチーム力、運用力を日本及び世界の投資家に発信し、預かり資産3兆円への道をさらに確実に強化していくことを進めていきたいと思います。
スパークスの理念を共有し、1つ1つの投資を丁寧に実践していくことを繰り返すことによって、投資力が強化されて、強いスパークスがさらに強くなる、それは、まさにスパークスを支えるプロフェッショナル・人材が育っていく仕組みを強化することだと思います。その意味で、Purpose、Vision、Missionというような役職員全員が共有するスパークスの思想哲学を繰り返し議論し、日常の業務として実践していくことが大切だと考えております。この四半期で、スパークスのVision Statementをもう1度見直す活動を実施いたしました。私自身、30回以上のセッションを通じて社員全員と直接対話をする機会を設け、社員全員が参加し、Vision Statementをもう1度見直し、さらにしっかりと共有できるようにしようと全社的な活動として取り組んでいます。このような取り組みを真面目に続けていることがスパークスの強さの源泉になっていると改めて感じております。
世界で最も信頼尊敬されるインベストメントカンパニーになるという創業の志を持ちながら、投資家の皆様に支持される会社であり続けるよう一層努力精進をしてまいります。
【最後に】
<阿部社長>
株主の皆様のご支援ご鞭撻、心よりお願い申し上げます。最後までご視聴いただき、本当にありがとうございました。 <ST>
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