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テラスカイ Research Memo(5):Salesforceの導入支援で国内トップクラスの実績と人材を持つ
配信日時:2025/06/19 17:05
配信元:FISCO
*17:05JST テラスカイ Research Memo(5):Salesforceの導入支援で国内トップクラスの実績と人材を持つ
■クラウド市場の動向とテラスカイ<3915>の事業内容
3. 強みと課題
同社の強みとして、クラウド創成期から市場に参入して積み重ねてきた導入実績により蓄積された豊富なノウハウと人材が挙げられる。2025年2月末時点のクラウドシステムの累計導入実績はグループ全体で2万件超と業界トップクラスであり、事業の中核をなすSalesforceの認定資格取得数についてはグループで延べ4,500人強と国内でAccenture PLCを抜いて最大手となった。技術認定資格取得者数は受注能力にほぼ比例するため、同社はSalesforceの開発・導入支援で国内トップクラスの実績及び能力を持っていると言える。同社ではエンジニアの入社後に、認定資格取得を目指すためのオリジナルカリキュラムによる教育・研修を数ヶ月間行い、資格を取得したのちに実戦部隊として現場に投入している。こうしたSalesforceに関するエンジニアの人材育成プログラムを確立している点も強みの1つと言える。同社によれば2025年1月時点において国内におけるSalesforceの技術系の最上位資格となる認定テクニカルアーキテクト取得者数22名のうち、5名(国内1位)を同社社員で占めているという。
BeeXにおいても業界に先駆けてSAPシステムのクラウド移行支援を手掛けてきたことから、同分野でトップの実績を持つ。SAPシステムをクラウドに移行するためには、SAPシステムのインフラレイヤーの技術力だけでなく、AWSなどのクラウドプラットフォームに関する技術力が必要であり、両方の技術者を揃えている会社は少なくBeeXの強みになっている。2019年にはAWSの「Well-Architectedパートナー」※1に認定されたほか、2022年3月にはAWSのグローバルパートナープログラム「AWSパートナーネットワーク(APN)」の「AWS移行コンピテンシー」※2に、2024年2月には「APN」の最上位レベルとなる「AWSプレミアティアサービスパートナー」※3に認定された。
※1 顧客のAWS環境の問題を解決するための高いスキルと専門知識を有し、シームレスにAWS上でソリューションを提供できると認められたAPNパートナー。
※2 APNのなかでも、既存オンプレミス環境からAWS環境への移行スキルや移行後の運用管理など、移行に関する一連の技術力が優れているパートナーであることを、第三者監査法人の監査によりAWSが認定するプログラム。
※3 APNのなかでもAWSワークロードの設計、構築、移行、管理において高い専門知識を有し、多数の顧客の事業拡大に貢献したパートナーが認定されるもので、BeeXは国内15社目の認定取得となる。
Salesforceを主軸として、AWSやGCP、Microsoft Azureなど複数のクラウドプラットフォームの導入支援体制をグループで確立している点も強みと言える。大企業ではオンプレミスも含めて複数のプラットフォームを利用しているケースが多く、マルチ・クラウドプラットフォームに対応できる技術力・ノウハウをグループで有していることで多様な開発ニーズに対応できるためだ。
一方、課題としては旺盛な需要に対応するためのエンジニア不足が挙げられる。グループ人員は直近5期で2.8倍に拡大しているものの、今なおエンジニアの不足が続いている。同社ではこうした課題を解決するために2024年に秋田市や松江市でサテライト拠点を開設し、各拠点で数名の採用を行った。2025年にも盛岡市や鹿児島市にサテライト拠点を開設する予定となっている。また、西日本エリアのビジネス拡大に向けて、2024年夏に大阪支店、名古屋支店の移転増床、及び2025年2月に福岡支店の改装を実施し、職場環境の改善を図るとともに収容能力を大幅に引き上げた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 強みと課題
同社の強みとして、クラウド創成期から市場に参入して積み重ねてきた導入実績により蓄積された豊富なノウハウと人材が挙げられる。2025年2月末時点のクラウドシステムの累計導入実績はグループ全体で2万件超と業界トップクラスであり、事業の中核をなすSalesforceの認定資格取得数についてはグループで延べ4,500人強と国内でAccenture PLCを抜いて最大手となった。技術認定資格取得者数は受注能力にほぼ比例するため、同社はSalesforceの開発・導入支援で国内トップクラスの実績及び能力を持っていると言える。同社ではエンジニアの入社後に、認定資格取得を目指すためのオリジナルカリキュラムによる教育・研修を数ヶ月間行い、資格を取得したのちに実戦部隊として現場に投入している。こうしたSalesforceに関するエンジニアの人材育成プログラムを確立している点も強みの1つと言える。同社によれば2025年1月時点において国内におけるSalesforceの技術系の最上位資格となる認定テクニカルアーキテクト取得者数22名のうち、5名(国内1位)を同社社員で占めているという。
BeeXにおいても業界に先駆けてSAPシステムのクラウド移行支援を手掛けてきたことから、同分野でトップの実績を持つ。SAPシステムをクラウドに移行するためには、SAPシステムのインフラレイヤーの技術力だけでなく、AWSなどのクラウドプラットフォームに関する技術力が必要であり、両方の技術者を揃えている会社は少なくBeeXの強みになっている。2019年にはAWSの「Well-Architectedパートナー」※1に認定されたほか、2022年3月にはAWSのグローバルパートナープログラム「AWSパートナーネットワーク(APN)」の「AWS移行コンピテンシー」※2に、2024年2月には「APN」の最上位レベルとなる「AWSプレミアティアサービスパートナー」※3に認定された。
※1 顧客のAWS環境の問題を解決するための高いスキルと専門知識を有し、シームレスにAWS上でソリューションを提供できると認められたAPNパートナー。
※2 APNのなかでも、既存オンプレミス環境からAWS環境への移行スキルや移行後の運用管理など、移行に関する一連の技術力が優れているパートナーであることを、第三者監査法人の監査によりAWSが認定するプログラム。
※3 APNのなかでもAWSワークロードの設計、構築、移行、管理において高い専門知識を有し、多数の顧客の事業拡大に貢献したパートナーが認定されるもので、BeeXは国内15社目の認定取得となる。
Salesforceを主軸として、AWSやGCP、Microsoft Azureなど複数のクラウドプラットフォームの導入支援体制をグループで確立している点も強みと言える。大企業ではオンプレミスも含めて複数のプラットフォームを利用しているケースが多く、マルチ・クラウドプラットフォームに対応できる技術力・ノウハウをグループで有していることで多様な開発ニーズに対応できるためだ。
一方、課題としては旺盛な需要に対応するためのエンジニア不足が挙げられる。グループ人員は直近5期で2.8倍に拡大しているものの、今なおエンジニアの不足が続いている。同社ではこうした課題を解決するために2024年に秋田市や松江市でサテライト拠点を開設し、各拠点で数名の採用を行った。2025年にも盛岡市や鹿児島市にサテライト拠点を開設する予定となっている。また、西日本エリアのビジネス拡大に向けて、2024年夏に大阪支店、名古屋支店の移転増床、及び2025年2月に福岡支店の改装を実施し、職場環境の改善を図るとともに収容能力を大幅に引き上げた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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