注目トピックス 日本株

新興市場銘柄ダイジェスト:Appierは大幅に4日続伸、カオナビがストップ高

配信日時:2021/11/12 15:24 配信元:FISCO
<4933> Ine 4850 +315
大幅に反発。21年12月期第3四半期累計(21年1-9月)の営業利益が前年同期比159.4%増の22.03億円になったと午後1時に発表している。シャンプーやトリートメントなどのヘアケアブランド「BOTANIST」の販売がドラッグストアやオンラインストアを通じて堅調に推移し、利益拡大を牽引した。通期予想は前期比32.2%増の20.00億円で据え置いたが、第3四半期累計時点で既に上回っていることから上方修正への期待が広がっている。

<2702> マクドナルド 5130 +20
もみ合い。21年12月期第3四半期累計(21年1-9月)の営業利益を前年同期比12.6%増の285.47億円と発表している。時間帯に合わせたメニューラインアップの強化やモバイルオーダーの利用増加などで増益となった。既存店売上高は10.7%増で、24四半期連続のプラス。通期予想は前期比8.7%増の340.00億円で据え置いた。進捗率は約84%となっている。

<4435> カオナビ 2832 +500
ストップ高。22年3月期第2四半期累計(21年4-9月)の営業利益を前年同期比38.8%減の0.99億円と発表している。利用企業数が15.9%増の2214社と伸長し、売上高は31.3%増の20.69億円に拡大した。ただ、売上原価(48.4%増)や販管費(35.9%増)が膨らんだことから減益となった。通期予想は1.00億円の黒字(前期実績は0.11億円の赤字)で据え置いた。進捗率は99%に達しており、上方修正への期待から買われているようだ。

<3496> アズーム 6520 +1000
ストップ高。22年9月期の営業利益予想を前期比67.5%増の8.50億円と発表している。開発メンバーの拡充を進め、システム開発の効率性や質を高める。新規事業や3DCG技術によるグラフィックデータ制作など月極駐車場サービス以外の事業拡大も進める。年間配当予想は30.00円とした。21年9月期の営業利益は126.1%増の5.07億円。期末配当は従来予想の無配から20.00円(前期末実績は無配)に引き上げた。

<4582> シンバイオ製薬 1047 +150
ストップ高。21年12月期第3四半期累計(21年1-9月)の営業損益が4.24億円の黒字(前年同期実績31.42億円の赤字)に転換したと発表している。トレアキシン製剤がエーザイ<4523>から自社販売に移行したことに加え、新型コロナウイルス対策の進展に伴う治療遅延の解消や中外製薬<4519>のポラツズマブベドチンが薬価収載されたことなどが寄与し、損益が改善した。通期予想は13.61億円の黒字で据え置いた。

<4180> Appier 1419 +161
大幅に4日続伸。21年12月期の営業損益を従来予想の13.02億円の赤字から11.54億円の赤字(前期実績15.78億円の赤字)に上方修正している。新規顧客の獲得や既存顧客の拡大が想定を上回って推移しているため。第3四半期累計(21年1-9月)の営業損益は9.68億円の赤字(前年同期実績13.84億円の赤字)で着地している。効率的なマーケティングキャンペーンに加え、売上総利益率の高いソリューションが伸びたことから赤字が縮小した。 <ST>

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