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東京株式(大引け)=72円高と3日ぶり反発、衆院選を控え上値重い展開に

配信日時:2021/10/29 15:48 配信元:MINKABU
 29日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発。朝方は値を下げてスタートしたが、後場に入りプラス圏に切り返した。ただ、31日の衆院選を前に上値は重い展開となった。  大引けの日経平均株価は前日比72円60銭高の2万8892円69銭。東証1部の売買高概算は15億6498万株。売買代金概算は3兆5317億円となった。値上がり銘柄数は1026と全体の約47%、値下がり銘柄数は1052、変わらずは106銘柄だった。  前日の米株式市場では、NYダウが239ドル高と反発し、ナスダック指数は最高値に上昇した。ただ、アップル<AAPL>やアマゾン<AMZN>の決算がさえずNYダウ先物が下落して推移したことから、東京市場も軟調にスタートし、一時前日比300円を超す下落となる場面があった。しかし、下値には買いが入り後場にはプラス圏に切り返した。もっとも、31日の衆院選を控え神経質な値動きとなり、後場に入り一進一退状態となった。  個別銘柄では、好業績発表が評価されキーエンス<6861.T>が買われ、ソニーグループ<6758.T>が値を上げた。ソフトバンクグループ<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>は高く、東京エレクトロン<8035.T>や任天堂<7974.T>が上昇した。富士電機<6504.T>やオムロン<6645.T>も高い。昼休み時間に業績の増額修正と増配を発表した商船三井<9104.T>が急伸し、日本郵船<9101.T>や川崎汽船<9107.T>も大幅高に買われた。  半面、株式売り出しの受渡日を迎えた日本郵政<6178.T>は売り優勢で軟調。レーザーテック<6920.T>やアドバンテスト<6857.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が値を下げた。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>といった銀行株も安い。パナソニック<6752.T>やベイカレント・コンサルティング<6532.T>、ZOZO<3092.T>が売られた。 出所:MINKABU PRESS

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