みんかぶニュース 市況・概況
◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数
配信日時:2021/09/30 14:10
配信元:MINKABU
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みんかぶニュース 市況・概況
【投資部門別売買動向】個人が3週連続で売り越す一方、海外勢が3週連続で買い越す (5月第2週)
●個人が3週連続で売り越す一方、海外勢が3週連続で買い越す
東証が16日に発表した5月第2週(7日~10日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米利下げが期待されたものの半導体株の冴えない動きが重しとなり、日経平均株価が前週末比6円安の3万8229円と3週ぶりに小反落したこの週は、個人投資家が3週連続で売り越した。売越額は406億円と前週の2741億円から縮小した。投資信託は2週ぶりに売り越し、売越額は499億円だった。
一方、海外投資家が3週連続で買い越し、買越額は2636億円と前週の1745億円から拡大した。。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で2週ぶりに売り越した。売越額は2832億円だった。前週は96億円の買い越しだった。現物と先物の合算では3週ぶりに売り越し、売越額は196億円だった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は3週連続で買い越し、買越額は89億円だった。
日経平均が3週ぶりに小反落する中、個人投資家が3週連続で売り越す一方、海外投資家が3週連続で買い越した。
■投資部門別売買代金差額 (5月7日~10日)
東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]
※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
5月 ―――
第2週 2,636 89 ▲406 [ ▲1,121 714 ] 38,229円 ( -6 円)
第1週 1,745 247 ▲2,741 [ ▲2,537 ▲203 ] 38,236円 ( +301 円)
4月 ―――
第4週 2,159 1,666 ▲1,873 [ ▲1,468 ▲405 ] 37,934円 ( +866 円)
第3週 ▲5,924 ▲52 9,085 [ 4,507 4,578 ] 37,068円 ( -2455 円)
第2週 5,955 366 ▲2,053 [ ▲2,669 615 ] 39,523円 ( +531 円)
第1週 11,821 ▲7,887 6,347 [ 2,057 4,290 ] 38,992円 ( -1377 円)
3月 ―――
第4週 ▲2,126 ▲5,555 4,438 [ 2,823 1,614 ] 40,369円 ( -518 円)
第3週 960 ▲722 ▲8,726 [ ▲6,993 ▲1,733 ] 40,888円 ( +2180 円)
第2週 ▲875 ▲6,851 4,942 [ 2,364 2,577 ] 38,707円 ( -981 円)
第1週 1,763 ▲6,865 3,274 [ ▲513 3,787 ] 39,688円 ( -221 円)
2月 ―――
第4週 3,834 ▲2,589 ▲905 [ ▲2,337 1,431 ] 39,910円 ( +812 円)
第3週 ▲786 ▲2,235 ▲918 [ ▲1,906 987 ] 39,098円 ( +611 円)
第2週 3,013 ▲4,554 ▲3,164 [ ▲3,439 274 ] 38,487円 ( +1589 円)
第1週 3,663 ▲5,490 2,277 [ 103 2,173 ] 36,897円 ( +739 円)
1月 ―――
第5週 1,783 ▲1,421 569 [ ▲1,261 1,831 ] 36,158円 ( +406 円)
第4週 4,105 ▲3,692 2,946 [ ▲137 3,083 ] 35,751円 ( -212 円)
第3週 3,841 ▲1,915 ▲1,854 [ ▲2,918 1,064 ] 35,963円 ( +386 円)
第2週 9,557 ▲105 ▲10,695 [ ▲8,163 ▲2,531 ] 35,577円 ( +2199 円)
第1週 1,405 49 ▲336 [ ▲1,150 813 ] 33,377円 ( -86 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
2024/05/16 20:00
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【新規公開(IPO)】情報 (16日大引け後 発表分)
●ライスカレー <195A>
上場市場:東証グロース市場
上場予定日:6月19日
事業内容:自社のSNSデータ分析ツールを駆使した企業のマーケティング
支援および自社のブランド販売事業
仮条件決定日:5月31日
想定発行価格:1420円
上場時発行済み株式数:296万8590株
公募:22万9500株
売り出し:47万6600株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限10万5900株
ブックビルディング期間:6月3日~7日
公開価格決定日:6月10日
申込期間:6月11日~14日
払込日:6月18日
主幹事:みずほ証券
●WOLVES HAND <194A>
上場市場:東証グロース市場
上場予定日:6月20日
事業内容:一次診療から高度医療まで対応可能な動物病院運営、
その他周辺事業(トリミングサロン運営、動物病院向け
システム開発、獣医療関係者向け教育コンテンツ配信等)
仮条件決定日:6月4日
想定発行価格:755円
上場時発行済み株式数:797万4000株
公募:5万株
売り出し:86万3100株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限13万6900株
ブックビルディング期間:6月5日~11日
公開価格決定日:6月12日
申込期間:6月13日~18日
払込日:6月19日
主幹事:SMBC日興証券
[2024年5月16日]
株探ニュース
2024/05/16 19:45
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【自社株買い】銘柄 (16日大引け後 発表分)
○ハウス食G <2810> [東証P]
発行済み株式数の2.45%にあたる247万7420株(金額で66億5194万6880円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は5月17日から6月13日まで。買い付け価格は2664円。筆頭株主であるハウス興産が所有株の一部売却の意向を示したことに対応する。
○エムアップ <3661> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.3%にあたる10万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月17日から5月31日まで。
○コタ <4923> [東証P]
発行済み株式数の1.84%にあたる51万8300株(金額で6億8486万9100円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は5月17日から6月13日まで。買い付け価格は1277円。
○大同信 <6743> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の10.06%にあたる179万株(金額で8億3593万円)を上限に、5月17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
[2024年5月16日]
株探ニュース
2024/05/16 19:20
みんかぶニュース 市況・概況
【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、欧米株高を受けリスク選好の買い優勢 (5月16日)
日経平均株価
始値 38645.96
高値 38949.38(14:56)
安値 38513.33(09:36)
大引け 38920.26(前日比 +534.53 、 +1.39% )
売買高 22億1709万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆0657億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、500円超の大幅高
2.前日の欧米株市場で最高値相次ぎリスクオン
3.米CPIは予想を下回り、強気優勢の地合いに
4.アジア株全面高も為替の円高はマイナス材料
5.後場先物主導で上昇加速も値下がり銘柄が6割
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比349ドル高と続伸した。米CPIが市場予想を下回る伸びにとどまったことで利下げの先送り懸念が後退し買いが優勢となった。
東京市場では、主力株を中心に買われる展開となり、日経平均株価は後場に上げ幅を広げ3万8900円台まで大幅な戻りをみせた。
16日の東京市場は、前日の欧米株高を受け主力株中心にリスク選好の地合いとなった。前日の欧州株市場ではドイツをはじめ主要国の株価が揃って最高値に買われたほか、米国株市場でも発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が事前の市場コンセンサスを下回ったことを受け、これが好感される形でNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも最高値を更新した。本日はアジア株も全面高に買われ、東京市場もリスクオンの流れに乗る形に。為替のドル安・円高は自動車株などに逆風となったものの、一方で半導体関連株は買われ、全体相場を押し上げている。後場は先物主導のインデックス買いが入り、日経平均の上げ足を助長した。もっとも買いは大型株に偏重しており、プライム市場の値下がり銘柄数が全体の6割以上を占め、値上がり銘柄数を大きく上回った。
個別では、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が軒並み高く、キーエンス<6861>も買いを集めた。ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。任天堂<7974>が値を上げ、リクルートホールディングス<6098>が大幅高。ファーストリテイリング<9983>も堅調だった。スターティアホールディングス<3393>が値上がり率トップ、Orchestra Holdings<6533>がストップ高。三菱化工機<6331>も値を飛ばした。
半面、売買代金首位となった三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大きく値を下げ、トヨタ自動車<7203>も売られた。ソシオネクスト<6526>が軟調、三井E&S<7003>も下値を探った。野村マイクロ・サイエンス<6254>が売りに押され、日本製鉄<5401>も安い。ネットプロテクションズホールディングス<7383>、イー・ギャランティ<8771>が急落、関東電化工業<4047>も大幅安。ヤマシンフィルタ<6240>も大きく水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、リクルート <6098>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約358円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、スズキ <7269>、ホンダ <7267>、日産化 <4021>、日清粉G <2002>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。
東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)証券商品先物、(3)その他製品、(4)その他金融業、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)石油石炭製品、(3)鉄鋼、(4)輸送用機器、(5)銀行業。
■個別材料株
△住石HD <1514> [東証S]
麻生による株式追加取得方針を材料視。
△ヒューマン <2415> [東証S]
人材・介護事業の成長で25年3月期は連続最高益を計画。
△エムアップ <3661> [東証P]
今期は連続最高益・3円増配計画を評価。
△リクルート <6098> [東証P]
24年3月期最終3割増益で過去最高更新。
△冨士ダイス <6167> [東証P]
今期増配予想で高配当利回り着目の投資家の関心集める。
△オーケストラ <6533> [東証P]
1~3月期経常利益の高進捗率で業績上振れを期待。
△フォスター <6794> [東証P]
今期最終27%増益・15円増配予想を評価。
△アクセスHD <7042> [東証S]
今期経常利益は7期ぶり最高益計画で大幅増配方針を好感。
△クレセゾン <8253> [東証P]
大規模な自社株買いを好感。
△関西フードM <9919> [東証S]
H2Oリテイ <8242> との株式交換比率を意識。
▼西部技研 <6223> [東証S]
今期純利益下方修正と配当減額。
▼ウィズメタク <9260> [東証P]
今期純利益下方修正と配当減額。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)スタティアH <3393>、(2)オーケストラ <6533>、(3)化工機 <6331>、(4)ニッパツ <5991>、(5)クレセゾン <8253>、(6)エムアップ <3661>、(7)セレス <3696>、(8)酉島 <6363>、(9)フォスター <6794>、(10)リクルート <6098>。
値下がり率上位10傑は(1)ウィズメタク <9260>、(2)ネットプロ <7383>、(3)イー・ギャラ <8771>、(4)広済堂HD <7868>、(5)リックス <7525>、(6)関電化 <4047>、(7)ブレーキ <7238>、(8)ヤマシン―F <6240>、(9)ジェイエイシ <2124>、(10)ジャックス <8584>。
【大引け】
日経平均は前日比534.53円(1.39%)高の3万8920.26円。TOPIXは前日比6.66(0.24%)高の2737.54。出来高は概算で22億1709万株。東証プライムの値上がり銘柄数は607、値下がり銘柄数は994となった。東証グロース250指数は635.09ポイント(8.43ポイント安)。
[2024年5月16日]
株探ニュース
2024/05/16 18:05
みんかぶニュース 市況・概況
16日香港・ハンセン指数=終値19376.53(+302.82)
16日の香港・ハンセン指数の終値は前営業日比302.82ポイント高の19376.53と反発した。
出所:MINKABU PRESS
2024/05/16 17:33
みんかぶニュース 市況・概況
東証投資部門別売買動向:5月第2週、外国人・現物は2636億円と3週連続買い越し
東京証券取引所が16日に発表した5月第2週(5月7~10日)の投資部門別売買動向は、現物の海外投資家が2636億1393万円と3週連続の買い越しとなった。前週は1745億9166万円の買い越しだった。先物ベース(日経225とTOPIXの先物・mini合計)では海外投資家は2817億円の売り越し。現物・先物の合計では181億円と3週ぶりの売り越しとなった。前週は1832億円の買い越しだった。
現物での個人投資家は406億9759万円と3週連続の売り越し。信託銀行は89億7031万円と3週連続で買い越した。事業法人は1368億9759万円と6週連続で買い越した。
この週の日経平均株価は終値ベースで6円下落している。
出所:MINKABU PRESS
2024/05/16 17:20
みんかぶニュース 市況・概況
[PTS]ナイトタイムセッション17時時点 上昇44銘柄・下落56銘柄(通常取引終値比)
5月16日のPTSナイトタイムセッション(16:30~23:59)17時時点で売買が成立したのは116銘柄。通常取引の終値比で上昇は44銘柄、下落は56銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は23銘柄。うち値上がりが13銘柄、値下がりは5銘柄だった。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は150円安と売られている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の16日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <4884> クリングル 674 +100( +17.4%)
2位 <7214> GMB 1548 +214( +16.0%)
3位 <4767> TOW 397.1 +36.1( +10.0%)
4位 <4176> ココナラ 440 +31( +7.6%)
5位 <7042> アクセスHD 1048 +72( +7.4%)
6位 <2743> ピクセル 239 +16( +7.2%)
7位 <1514> 住石HD 1631 +77( +5.0%)
8位 <6533> オーケストラ 1200 +51( +4.4%)
9位 <2317> システナ 290.1 +11.1( +4.0%)
10位 <5133> テリロジHD 330 +12( +3.8%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <6993> 大黒屋 27.5 -6.5( -19.1%)
2位 <4760> ALPHA 1972 -383( -16.3%)
3位 <8001> 伊藤忠 6290 -975( -13.4%)
4位 <6488> ヨシタケ 896 -99( -9.9%)
5位 <7859> アルメディオ 534.4 -41.6( -7.2%)
6位 <5587> インバPF 1070 -74( -6.5%)
7位 <6276> シリウスV 460 -31( -6.3%)
8位 <9260> ウィズメタク 4435 -295( -6.2%)
9位 <6085> アーキテクツ 570 -32( -5.3%)
10位 <6096> レアジョブ 560 -25( -4.3%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <4751> サイバー 1100 +23.5( +2.2%)
2位 <1963> 日揮HD 1320 +6.5( +0.5%)
3位 <7762> シチズン 1010.9 +4.9( +0.5%)
4位 <7272> ヤマハ発 1470 +6.5( +0.4%)
5位 <7203> トヨタ 3366 +14.0( +0.4%)
6位 <5020> ENEOS 747 +1.6( +0.2%)
7位 <6752> パナHD 1325 +2.5( +0.2%)
8位 <4005> 住友化 316 +0.4( +0.1%)
9位 <8316> 三井住友FG 9410 +10( +0.1%)
10位 <8267> イオン 3293.9 +2.9( +0.1%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <8001> 伊藤忠 6290 -975( -13.4%)
2位 <4911> 資生堂 4840.1 -21.9( -0.5%)
3位 <5406> 神戸鋼 1881 -5.5( -0.3%)
4位 <8591> オリックス 3380 -7.0( -0.2%)
5位 <9433> KDDI 4319 -1( -0.0%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2024/05/16 17:03
みんかぶニュース 市況・概況
明日の株式相場に向けて=怒涛の世界株高とスタグフレーション
きょう(16日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比534円高の3万8920円と3日続伸。前日の米国株市場ではビッグイベントであった4月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が事前コンセンサスを若干下回ったことを受け、主力株中心にこれが好感されてリスク選好の地合いが演出された。前日の欧州株市場もほぼ全面高で、きょうのアジア株市場も全面高、当然ながらアジアの一員である東京市場もこれについて行く格好となった。
取引時間中は、米長期金利低下を背景に急速に円高に振れる為替市場を横目にしながら伸び悩む場面もあったが、後場終盤に入ると先物主導のインデックス買いで日経平均が押し上げられた。もっともTOPIXの上げは小幅にとどまっており、日経平均が独走した感が強い。何よりも値下がり銘柄数が1000近くに及び値上がり銘柄数を大幅に上回っていることから、一般投資家にとってはあまりリスクオンが実感できない地合いだったはずである。
改めて世界のマーケットを見渡せば強気一色といっても過言ではないような状況だ。欧州株市場では英国に続き、ドイツの主要株価指数であるDAXも最高値を更新したが、直近ではこれに続いてフランスCAC40も最高値街道に突入した。米国では前日にNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数の3指数が揃って最高値を更新。アジア市場では半導体王国の台湾が最高値街道を突き進み、更にオーストラリアが最高値近辺で推移、南米ではアルゼンチンも最高値水準で強調展開を維持している。日本株優位論に沸いた1~3月の喧騒が東京市場にもそろそろ戻って来ていい頃合いだ。
日本株も1月から3月上旬にかけては、日経平均がまさに爆騰モードで7000円あまりの上昇をみせた。2008年のリーマン・ショック後に日経平均は7000円近辺まで売り込まれたが、今年は年初からわずか3カ月で、当時の日経平均の時価総額まるごと全部を創出したような状況となった。ただ、その奇跡の3カ月がもたらした高揚感は、ここ最近はご無沙汰状態といってもよい。ある意味世界の中でもっとも冷めた市場かもしれない。
きょうは為替のドル安・円高が急速に進んだことが邪魔をした面はあるが、それでも後場取引終盤は日経225先物主導の買い戻しが利いて、この日の高値圏で着地した。しかしながら今一つ不完全燃焼、ジグソーパズルで言えば足りないピースが存在する。プライム市場だけを見ていると肌感覚が伴わないが、今のグロース市場に目を向けると荒れ果てた状態にあり、これは今後の不安要因として意識せざるを得ない。きょうはグロース市場指数とグロース250指数はともに年初来安値を更新した。しかも昨年10月の安値も下回っており、投資マネー離散の現状を如実に物語っている。
昨年10月時点で日経平均は3万円台ソコソコの水準だった。グロース市場を炭鉱のカナリアに見立てれば、昨年の秋口にカナリアは確かに鳴き止んでいた。だが、主力銘柄は崩れなかった。日経平均はその後4万円台まで怒涛の上昇波を形成した経緯は周知の通りだ。今回はどうか、仮死状態にあるカナリアが息を吹き返すのかどうか、それとも全体波乱相場の予兆なのか見極めていく必要がある。きょうは東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>などをはじめ生成AI関連で潤う半導体株が相場を牽引した。しかし、これらは皆グローバルエリアで活躍するゼロワンクラスの銘柄群だ。今朝がた発表された1~3月期の国内総生産(GDP)は2四半期ぶりのマイナス成長となったが、内需のマイナスは4四半期連続だ。個人消費も落ち込みが止まらない。米国経済のスタグレーション懸念が東京株式市場でも警戒されていたが、むしろ足もと警戒すべきは国内のスタグフレーションのようだ。小型の内需株が集積するグロース市場の低迷は、実質賃金上昇など夢物語の「日本企業の99%を占める中小企業」の苦悩を代弁しているようにも見える。
あすのスケジュールでは、国内では特に目立ったイベントはないが、午前中に3カ月物国庫短期証券の入札が予定されている。海外では4月の中国70都市の新築住宅価格動向、4月の中国工業生産高、4月の中国小売売上高、4月の中国不動産投資、4月の中国固定資産投資など中国での重要経済指標発表が集中する。このほか4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値、4月の米景気先行指標総合指数など。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2024/05/16 17:00
みんかぶニュース 市況・概況
16日中国・上海総合指数=終値3122.4010(+2.4989)
16日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比2.4989ポイント高の3122.4010と4日ぶり小幅反発。
出所:MINKABU PRESS
2024/05/16 16:32
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