注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 NY外為:リスク回避加速、ダウ一時700ドル超安、中国危機やFOMCを警戒 NY外為市場では米国株式相場の下落幅拡大に連れリスク回避の動きも加速した。米10年債利回りは1.3%割れ寸前まで低下しドル買いが後退。ドル・円は109円68銭から109円42銭まで下落し、引き続き安値を探る展開となっている。ユーロ・円は128円台前半でのもみ合い。ユーロ・ドルは1.1703ドルから1.1737ドルまで上昇した。中国の不動産危機やFOMCを警戒し、米国株式相場は下落。ダウ平均株価は一時700ドル超下落した。 <KY> 2021/09/21 01:42 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円100DMA割り込む、安値探る、ダウ500ドル安 NY外為市場ではリスク回避の円買いが継続した。ドル・円は109円43銭まで下落後も戻り鈍く、安値を探る展開。100日移動平均水準の109円86銭や一目均衡表の雲の下限109円76銭も割り込み安値を探る展開か。ユーロ・円は128円14銭まで下落後も128円台前半でのもみ合いが続いた。中国の不動産大手、中国恒大集団の経営悪化が世界金融市場に影響するとの懸念に投資家心理が悪化し、ダウ平均株価は500ドル近く下落した。安全資産としての米国債に買いが向かい、10年債利回りは1.32%まで低下した。 <KY> 2021/09/21 00:21 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米9月NAHB住宅市場指数予想外に上昇、ドル・円持ち直す 全米住宅産業協会(NAHB)が発表した9月住宅市場指数は76と、8月75から低下予想に反して上昇した。米国債相場は伸び悩んだ。10年債利回りは1.3%から1.33%まで上昇。ドル・円は109円43銭の安値から109円61銭まで回復。ユーロ・ドルは1.1705ドルから1.1722ドルまで上昇した。【経済指標】・米・9月NAHB住宅市場指数:76(予想:74、8月:75) <KY> 2021/09/20 23:15 注目トピックス 市況・概況 NY外為:リスクオフ、中国の不動産金融危機を警戒 NY外為市場ではリスク回避の動きが加速した。中国第2位の不動産開発会社、中国恒大が主要債権金融機関に対し、同社が20日に融資の利払いを行えない見通しだと住宅都市農村建設省が先週、伝えた。同社は3000億ドルもの負債を抱えている。ダウ先物は一時700ドル近く下落。米国債相場は上昇。10年債利回り1.30%まで低下した。ドル・円は109円67銭から109円43銭まで下落し、16日来の安値を更新。ユーロ・円は128円48銭から128円14銭まで下落し、1カ月ぶり安値を更新。ポンド円は150円20銭から149円41銭まで下落した。 <KY> 2021/09/20 22:21 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は109円台半ば近辺で推移、上値の重い状態が続く 20日の欧州市場でドル・円は、109円50銭台で推移。中国発の信用リスクを警戒した円買いは続いており、ドル・円は一時109円50銭まで下落。クロス円取引に絡んだ円買いも継続しており、この影響でドルの上値は重いままとなっている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円50銭から109円77銭、ユーロ・ドルは、1.1700ドルから1.1714ドル、ユーロ・円は、128円22銭から128円55銭で推移。 <MK> 2021/09/20 20:35 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:中国発の信用不安を警戒して円買い継続 20日のロンドン外為市場のドル・円は、109円77銭から109円50銭まで下落。債務問題を抱える中国恒大集団は、今週23日に社債2本の利払い期日を迎える。同企業の財務リスクが銀行や保険会社にもマイナスの影響を及ぼす可能性が懸念されており、中国発の信用不安による欧米株安を警戒してリスク回避的な円買いが優勢となっている。ユーロ・ドルは1.1714ドルから1.1700ドルまで下落、ユーロ・円は128円55銭から128円25銭まで下落。ポンド・ドルは1.3662ドルから1.3700ドルでもみ合い。ドル・スイスフランは0.9330フランまで買われた後、0.9302フランまで反落。 <MK> 2021/09/20 20:16 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:欧米株安を警戒した円買い強まる 20日のロンドン外為市場のドル・円は、109円77銭から109円52銭まで下落。債務問題を抱える中国恒大集団は、今週23日に社債2本の利払い期日を迎える。同企業の財務リスクが銀行や保険会社にもマイナスの影響を及ぼす可能性が懸念されており、欧米株安を警戒してリスク回避的な円買いが優勢となっている。ユーロ・ドルは1.1714ドルから1.1700ドルまで下落、ユーロ・円は128円55銭から128円27銭まで下落。ポンド・ドルは1.3662ドルから1.3700ドルでもみ合い。ドル・スイスフランは0.9330フランまで買われた後、0.9303フランまで反落。 <MK> 2021/09/20 19:50 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:欧米株安を警戒した円買いでドル・円は109円62銭まで下落 20日の欧州市場でドル・円は、109円60銭台で推移。欧米株安を警戒した円買いは一巡しつつあるが、クロス円取引に絡んだ円買いは継続しており、ドルの上値は重いままとなっている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円62銭から109円77銭、ユーロ・ドルは、1.1700ドルから1.1714ドル、ユーロ・円は、128円27銭から128円55銭で推移。 <MK> 2021/09/20 19:13 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:香港株式大幅安でリスク回避の円買い優勢 20日のロンドン外為市場のドル・円は、109円77銭から109円66銭まで下落。債務問題を抱える中国恒大集団は、今週23日に社債2本の利払い期日を迎える。同企業の財務リスクが銀行や保険会社にもマイナスの影響を及ぼす可能性が懸念されており、香港ハンセン指数は大幅安となっていることから、リスク回避的な円買いが優勢となっている。ユーロ・ドルは1.1714ドルから1.1702ドルまで下落、ユーロ・円は128円55銭から128円35銭まで下落。ポンド・ドルは1.3662ドルから1.3680ドルでもみ合い。ドル・スイスフランは0.9313フランから0.9327フランまで上昇した。[経済指標]・特になし[要人発言]・関係筋「ロシア下院選でプーチン大統領率いる統一ロシアが3分の2議席を確保へ」 <MK> 2021/09/20 18:35 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は安値もみ合い、ドル売り・円買いで 欧州市場でドル・円は109円60銭台に弱含み、その後はもみ合う展開に。米10年債利回りの低下を受け、ドルは対円で下落。また、欧州株式市場は主要指数が総じて大幅安となり、リスク回避の円買いに振れやすい。原油安で資源国通貨を中心に、クロス円も値を下げた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円65銭から109円77銭、ユーロ・円は128円38銭から128円55銭、ユーロ・ドルは1.1705ドルから1.1713ドル。 <TY> 2021/09/20 18:07 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は弱含み、円買い再開で 20日の東京外為市場でドル・円は弱含み。中国や日本の休場で薄商いのなか、朝方に110円03銭まで上昇後は中国恒大集団問題への警戒感で円買いに。その後下げ渋る場面もあったが、香港ハンセン指数の下げ幅拡大で円買いが再開し、ドルは109円70銭まで値を下げた。・ユーロ・円は129円06銭から128円45銭まで下落した。・ユーロ・ドルは1.1733ドルから1.1705ドルまで値を下げた。・17時時点:ドル・円109円70-80銭、ユーロ・円128円40-50銭・日経平均株価:休場【要人発言】・中国恒大集団幹部(報道)「事業は地域別に地方政府や国有不動産大手に引き継がれる可能性」「銀行の返済猶予の協力が不可欠」・ラシェット独キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)首相候補「ECBの金融安定の責務を確信するが、金利上昇で国の債務負担増大の問題に」【経済指標】・特になし <TY> 2021/09/20 17:08 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は弱含み、資源通貨売りの流れ 20日午後の東京市場でドル・円は弱含み、109円80銭を割り込んでいる。香港ハンセン指数は下げ幅を拡大しており、リスク回避の円買いが強まった。一方、原油価格の軟調地合いでカナダドルなど資源国通貨が下落し、クロス円で円買いの支援要因に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円76銭から110円04銭、ユーロ・円は128円60銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。 <TY> 2021/09/20 16:10 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、香港株は大幅安 20日午後の東京市場でドル・円は109円90銭台と、値動きは限定的。香港ハンセン指数が前週末から3%超の大幅安を記録し、リスク回避的なムードが広がる。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え10年債利回りは底堅く推移し、ドルは売りづらいもよう。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円04銭、ユーロ・円は128円68銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。 <TY> 2021/09/20 15:07 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:下げ渋りか、FOMCの行方を見極め (14時40分現在)S&P500先物      4,390.25(-31.50)ナスダック100先物  15,256.50(-69.50)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は180ドル安。原油相場は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。17日の取引で主要3指数は弱含み。ナスダックが下げに転じたほか、ダウは続落となり166ドル安の34584ドルで取引を終えた。この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は予想よりも弱く、減速への懸念から景気敏感株を中心に売りが強まった。ただ、同指数は10年ぶりの低水準となった前回から小幅に改善。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測で金利高に振れ、ハイテクを中心とした売りが指数を下押しした。本日は下げ渋りか。引き続き中国恒大集団の経営問題で利払い不能の事態が懸念されるなか、リスク資産は買いづらい地合いとなりそうだ。投資家は「中国版リーマンショック」とみて、警戒感を強めている。一方、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBは緩和政策を維持する公算。ただ、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)や早期利上げの議論などへの市場関係者の思惑は根強く、行方を見極める展開とみる。 <TY> 2021/09/20 14:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はほぼ横ばい、材料難で売り買い手控え 20日午後の東京市場でドル・円は109円90銭台と、ほぼ横ばいの値動き。日本や中国が祝日に伴う休場で具体的な手がかりが乏しく、積極的な売り買いは手控えられているようだ。今晩の欧米株安を警戒したドル買い、円買いの地合いに変わりはない。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円04銭、ユーロ・円は128円68銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。 <TY> 2021/09/20 14:33 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、円買い基調は変わらず 20日午後の東京市場でドル・円は109円90銭台と、動意の薄い値動き。日本や中国が祝日に伴う休場のため、商いは薄い。そうしたなか、時間外取引の米株式先物は再び下げ幅を拡大しており、今晩の株安を警戒したドルや円への買いが継続しているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円04銭、ユーロ・円は128円68銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。 <TY> 2021/09/20 14:06 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、円買いは一服 20日午後の東京市場でドル・円は109円90銭台と、変わらずの値動き。時間外取引の米ダウ先物は下げ幅を縮小しており、リスク回避的な円買いは一服。主要通貨の対円での下落はいったん収束したようだ。一方、ドル買いも弱まり、ドル・円は小動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円04銭、ユーロ・円は128円68銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。 <TY> 2021/09/20 13:35 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ一服、様子見ムードで 20日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、109円90銭台でのもみ合いとなっている。先行き不透明感で時間外取引の米株式先物が大幅安に振れたが、足元は様子見ムードでリスク回避的な円買いは一服。ドル買いもいったん収束し、値幅は限定的に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円04銭、ユーロ・円は128円68銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。 <TY> 2021/09/20 13:06 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は弱含み、欧米株安に警戒 20日午前の東京市場でドル・円は弱含み、110円付近から109円後半に値を下げた。時間外取引の米株式先物が大幅安となり、今晩の欧米株安を警戒した円買いが先行している。一方で、ドルにはリスクオフの買いも観測され、対円での下落ペースは緩やかだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円04銭、ユーロ・円は128円68銭から129円06銭、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1733ドル。【要人発言】・イエレン米財務長官「デフォルトにより危機が引き起こされれば、コロナの打撃と重なり市場に混乱」 <TY> 2021/09/20 12:14 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はやや上げ渋り、クロス円取引に絡んだ円買いも 20日午前の東京市場でドル・円は、109円90銭近辺で推移。米長期金利の反発を意識したドル買いは一巡したようだが、日中における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ただ、クロス円取引に絡んだ円買いが観測されており、ユーロ・円の上値は重くなっているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円89銭から110円04銭、ユーロ・ドルは、1.1715ドルから1.1733ドル、ユーロ・円は、128円74銭から129円06銭で推移。 <FA> 2021/09/20 11:21 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は引き続き110円近辺で推移 20日午前の東京市場でドル・円は、引き続き110円近辺で推移。アジア主要市場は休場であることから、有力な手掛かり材料は不足している。米長期金利の反発がやや意識されているが、日中における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円90銭から110円04銭、ユーロ・ドルは、1.1723ドルから1.1733ドル、ユーロ・円は、128円91銭から129円06銭で推移。 <FA> 2021/09/20 10:35 注目トピックス 市況・概況 東京為替:アジア主要市場休場でドル・円は動意薄の状態が続く 20日午前の東京市場でドル・円は、110円近辺で推移。ドル・円は底堅い動きを保っているが、アジア主要市場は休場であることから、有力な手掛かり材料は不足している。そのため、日中における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円90銭から110円04銭、ユーロ・ドルは、1.1723ドルから1.1733ドル、ユーロ・円は、128円91銭から129円06銭で推移。 <FA> 2021/09/20 10:19 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は110円近辺でもみ合う状態が続く 20日午前の東京市場でドル・円は、110円近辺で推移。米長期金利の下げ渋りを意識したドル買いは一巡したが、ドル・円は底堅い動きを保っている。本日の東京市場、中国本土市場は休場であることから、日中における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円90銭から110円04銭、ユーロ・ドルは、1.1723ドルから1.1733ドル、ユーロ・円は、128円91銭から129円06銭で推移。 <FA> 2021/09/20 10:05 注目トピックス 市況・概況 東京為替:アジア主要市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄か 20日午前の東京市場でドル・円は、110円近辺で推移。米長期金利の下げ渋りを意識したドル買いが間観測されており、ドル・円は底堅い動きを保っている。本日の東京市場、中国本土市場は休場であることから、日中における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円90銭から110円03銭、ユーロ・ドルは、1.1723ドルから1.1733ドル、ユーロ・円は、128円91銭から129円06銭で推移。 <FA> 2021/09/20 09:34 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆129円近辺でもみ合う状態が続くか ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。米量的緩和策の段階的な縮小を想定して、リスク選好的なユーロ買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロ・円は主に129円近辺でもみ合う状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・米量的緩和策の縮小は年内開始の可能性・ECBの量的緩和策は長期間継続の公算・新型コロナウイルス変異株の感染流行【ユーロ買い要因】・4-6月期のユーロ圏経済成長率は予想を上回る・域内雇用情勢の改善・米雇用拡大ペースの減速 <MK> 2021/09/20 07:26 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:リスク回避的な円買いは引き続き抑制も 17日のドル・円は、東京市場では109円67銭から109円95銭まで反発。欧米市場では、110円08銭まで買われた後、109円87銭まで反落し、109円97銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に110円近辺で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは引き続き抑制される可能性がある。今週21-22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、金融政策の現状維持が決定される見通し。FOMC声明では、債券買入れの段階的縮小(テーパリング)の重要性が指摘されるとの見方が出ているが、最近発表された米国の経済指標は強弱まちまち。8月小売売上高は予想に反して増加したが、8月雇用統計(非農業部門雇用者数)や8月消費者物価指数などは市場予想を下回っている。インフレ加速の思惑は後退しており、今回のFOMC会合で量的緩和策縮小開始の時期が提示される可能性は低いとみられる。ただし、FOMC会合終了後にリスク回避的なドル売り・円買いが大きく広がることはなさそうだ。今後発表される個人消費、雇用、インフレ関連の経済指標が持ち直せば、量的緩和策の段階的な縮小への思惑は再び強まり、ドルは底堅い動きを維持するとみられる。 <MK> 2021/09/20 07:24 注目トピックス 市況・概況 近くて遠いドル年初来高値【フィスコ・コラム】 ドル・円の上値の重い値動きが続いています。米連邦準備理事会(FRB)がなかなか金融引き締めに踏み切れず、重要な水準である110円台を維持するのは難しいようです。年初来高値までそう遠くないものの、新高値を期待する声はあまり聞こえてきません。パウエルFRB議長は先月のジャクソンホール会合での講演で、景気回復に向け明確な進展が続けば、緩和政策の縮小を年内にも開始するのが適切と前向きな見解を示しました。一方で、新型コロナウイルス・デルタ株のまん延を短期的なリスクと指摘。また、資産買い入れの段階的縮小(テーパリング)は利上げの早期実施を示唆するものではないとし、利上げを急がない方針を強調しています。そうした慎重姿勢を受け、ドル・円は心理的節目の110円を挟んだ値動きが目立ちます。足元で発表された企業景況感や個人消費、インフレに関する経済指標は、パウエル議長の発言を裏付けるように低調な内容が散見されます。それに反応して米長期金利の低下が進み、ドルを下押し。8月11日には110円80銭まで値を上げたものの、111円には届かず、そのまま109円台に失速してしまいました。ドル・円の年初来高値は7月2日に付けた111円66銭(日銀データ)。その日は米6月雇用統計の発表を前に改善の期待が高まり、ドル買いが先行します。英中央銀行総裁によるハト派的な見解を受けポンド売りが強まったこともドルの支援材料となりました。しかし、昨年3月のコロナ危機の最中に付けた111円70銭台が射程圏内に入ったものの、結局その水準を意識した売りが強まり、次第に遠のいています。市場関係者からも、目先の年初来高値の更新や112円台への上昇を見込む声が聞かれなくなりました。確かに、欧州中銀(ECB)には一部に強気な主張もありますが、利上げ実施はまだ先とみられるほか、イギリスやオーストラリアなどほとんどの主要中銀は当面、緩和政策を維持せざるを得ない状況です。そうなれば主要通貨は対ドルで買いづらく、ドル選好地合いは継続しそうです。FRBは9月21-22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、現行の緩和的な金融政策を維持する公算です。ただ、テーパリングや利上げの重要性に言及する見通しですが、時間的な距離は縮まらないでしょう。タカ派的な見解は期待できず、金利高・ドル高は限定的とみられます。半面、NY株式市場は強気相場からやや調整に向かっているもようで、ドルは円買いに下押しされながらもリスクオフの買いが想定されます。しかし、米国債利回りの低迷で金利高は期待できず、ドルの押し上げ要因にはなりにくいのも事実。また、アメリカの貿易赤字が過去最大を更新し続けていることも、ドルの下押し要因です。今年の春先以降、ドル・円の値幅はわずか4円あまり。下値は堅いものの、上値の重い値動きが今後も続くのかもしれません。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2021/09/19 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米FOMC、日欧米PMI、米新築住宅販売など ■株式相場見通し予想レンジ:上限30800-下限30000円来週の日経平均は一進一退か。国内は20日と23日が祝日で、立会が3営業日に限られる。週半ばにはFOMCも控えているだけに、週末24日までは動きにくい相場となりそうだ。一方、自民党総裁選が告示されたことで、今後は候補者間の政策論争も活発になるとみられ、次期政権への期待による先高観から底堅い展開が想定される。また、国内の新型コロナ新規感染者数のピークアウト感も投資家心理を下支えしよう。もともと可能性は低いとされていたが、最新の米8月雇用統計の数値が予想外に悪かったこともあり、今回のFOMCでの量的緩和縮小(テーパリング)決定の可能性は一段と遠のいた。一方、今回のFOMCでは参加メンバーの政策金利見通し(ドットチャート)が公表されるため注目度は高い。前回6月は参加者18人のうち7人が2022年中に利上げがあると見込み、3月時点の4人から増えた。今回、22年の利上げを想定するメンバーが7人からどれだけ増えるかが注目される。サプライチェーン(供給網)の乱れなどを背景に世界的なインフレ懸念が根強くくすぶる一方、新型コロナ変異株の拡大を受けて世界的な景気不透明感も強まっている。こうしたなか、22年内の利上げを支持するメンバーが想定以上に増えるとなると、利上げによる景気減速懸念が一層強まり、インフレと景気減速が併存するスタグフレーションへの警戒感が高まりかねない。米国でも変異株の脅威が続くなか、今回のFOMCが過度にタカ派寄りの結果となることは考えにくいが、ドットチャートの内容には注目したい。他方、日本株の先高観は強く、下値は堅いだろう。加えて、政局流動化をきっかけに買いが活発化している海外投資家については、年前半の売買動向を踏まえれば買い余地は依然大きい。また、9月の上昇局面において逆張りで大量に売り越していた個人投資家を中心に、買い遅れた投資家による押し目買いなども今後は想定される。先行き需給面は良好といえそうだ。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。9月21-22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、金融政策の現状維持が決定される見通し。FOMC声明で債券買入れの段階的縮小(テーパリング)の重要性が指摘されるとみられているが、足元で発表された米国の経済指標は強弱まちまち。8月小売売上高は予想に反して増加したが、8月の非農業部門雇用者数や8月消費者物価指数などは市場予想を下回っており、米国経済は減速しつつある。インフレ加速の思惑は後退しており、今回のFOMC会合で量的緩和策縮小の開始時期が公表される可能性は低いとみられる。ただし、量的緩和策の年内縮小への期待感は根強く、FOMC会合終了後にリスク回避的なドル売り・円買いが大きく広がることはなさそうだ。今後発表される個人消費、雇用、インフレ関連の経済指標が持ち直せば、量的緩和策の段階的な縮小への思惑が再び強まり、ドルをサポートするとみられる。■来週の注目スケジュール9月20日(月):株式市場は祝日のため休場(敬老の日)、中・株式市場は祝日のため休場(中秋節、21日まで)、米・NAHB住宅市場指数(9月)、国際原子力機関(IAEA)総会(24日まで)など9月21日(火):日銀政策委員会・金融政策決定会合(~22日)、米・住宅着工件数/住宅建設許可件数(8月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)(22日まで)、経済協力開発機構(OECD)が世界経済見通し公表など9月22日(水):黒田日銀総裁が会見、シンプレクス・ホールディングスが東証1部に新規上場、ユミルリンク/コアコンセプト・テクノロジーが東証マザーズに新規上場、香港・株式市場は祝日のため休場(中秋節の翌日)、米・中古住宅販売件数(8月)、米・FOMCの政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見など9月23日(木):株式市場は祝日のため休場(秋分の日)、欧・米・製造業/サービス業PMI(9月)、米・景気先行指数(8月)、欧・欧州中央銀行(ECB)経済報告など9月24日(金):製造業/サービス業PMI(9月)、全国百貨店売上高(8月)、消費者物価コア指数(8月)、レナサイエンスが東証マザーズに新規上場、独・IFO企業景況感指数(9月)、米・新築住宅販売件数(8月)、米・FRBがオンラインイベント開催(パウエル議長、クラリダ副議長、ボウマン理事が参加)など <YN> 2021/09/18 18:01 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:中長期の先高観強くも短期リスクに留意 ■バブル崩壊後の最高値更新今週の日経平均は4週続伸した。まちまちな物価指標を受けてくすぶるインフレ警戒、方向感に欠ける米長期金利、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の流行懸念、などを背景に米国市場が調整色を強めるなかでも、東京市場は堅調だった。自民党総裁選が近づくなか、次期政権への期待感は根強く、前週比減少傾向が続く国内新型コロナ新規感染者数なども投資家心理の追い風となった。週明け13日の日経平均は、前の週末まで5日続落していたNYダウを横目に65.53円高の30447.37円と上昇。押し目買い意欲が強く、下げても即座に切り返す展開となった。週明けの米国市場では、下院民主党が法人税率を現行の21%から26.5%に引き上げる提案をしたが、バイデン大統領が当初提示した28%を下回っていたことで安心感が広がったほか、原油先物相場の上昇も追い風に景気敏感株中心に上昇。これを追い風に、14日の日経平均は大幅高となると、前場の段階で30795.78円まで上昇、2月高値の30714.52円を抜き、バブル崩壊後の最高値を更新した。終値でも30670.10と高値を更新した。15日は、前日に日経平均がバブル崩壊後の最高値を記録したばかりということもあり、目先の目標達成感が漂うなか米長期金利の低下や対ドルでの円高進行などを背景に下落して始まった。また、予想を大幅に下回った小売売上高などの中国経済指標や軟化した香港市場を受けて、東京市場も利益確定売りが優勢となり、日経平均は158.39円安となった。16日も短期的な過熱感を冷ますスピード調整が続いた。高く始まった直後に失速すると、中国恒大集団の債務問題への懸念から香港ハンセン指数が大きく下落したことなどが下げに拍車をかけ、一時は30202.51円と下げ幅を300円以上に拡げる場面もあった。しかし、押し目買い意欲は強く、下げ渋った結果、188.37円安と健全な調整の範囲内に収まった。週末は、8月米小売売上高が予想に反して前月比で上昇したことで底堅く推移した米国市場が好感されたほか、前日の下げを受けての押し目買いが入り、日経平均は176.71円高と3日ぶりに反発。ただ、中国恒大集団の債務問題への懸念がくすぶることに加え、翌週の国内祝日に伴う空白期間における海外リスクが意識されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)なども控えているだけに、上値は限られた。■ドットチャートに注目来週の日経平均は一進一退か。国内は20日と23日が祝日で、立会が3営業日に限られる。週半ばにはFOMCも控えているだけに週末24日までは動きにくい相場となりそうだ。一方、自民党総裁選の告示を迎えたことで、今後の各候補者間での政策論争を背景に、次期政権への期待など先高観から底堅い展開が想定される。また、国内の新型コロナ新規感染者数のピークアウト感も投資家心理を下支えしよう。もともと可能性は低いとされていたが、最新の8月雇用統計の数値が予想外に悪かったこともあり、今回のFOMCでの量的緩和策の縮小(テーパリング)決定の可能性は一段と遠のいた。一方、今回のFOMCではFRBメンバーによる政策金利見通し(ドットチャート)が公表されるため注目度は高い。前回6月FOMCでは、参加者18人のうち7人が22年中に利上げがあると見込み、3月時点の4人から増えた。今回、22年の利上げを想定するメンバーが7人からどれだけ増えるかが注目される。サプライチェーン(供給網)の乱れなどを背景に世界的なインフレ懸念が根強くくすぶる一方、新型コロナ変異株の拡大を受けて世界的な景気不透明感も強まっている。こうした中、22年内の利上げを支持するメンバーが想定以上に増えるとなると、利上げによる景気減速懸念が一層強まり、インフレと景気減速が併存するスタグフレーションへの警戒感が高まりかねない。米国でも変異株の脅威が続くなか、今回のFOMCが過度にタカ派寄りの結果となることは考えにくいが、ドットチャートの結果には注意したい。他方、国内での先高観は強く下値は堅いだろう。加えて、政局流動化をきっかけに買いが活発化している海外投資家については、年前半の売買動向を踏まえれば買い余地は依然大きい。また、9月の上昇局面において逆張りで大量に売り越していた個人投資家を中心に、買い遅れた投資家による押し目買いなども今後は想定される。先行き需給面は良好といえそうだ。■引き続き国策テーマに注目17日に自民党総裁選の告示を迎え候補者が出そろった。政策論争の活発化を背景にテーマ銘柄の物色が続きそうだ。民放番組でのインタビューにて次の成長産業を問われた際、河野太郎氏は再生可能エネルギー、野田聖子氏はフェムテック(Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語)、高市早苗氏は産業ロボットなどと挙げていた。脱炭素、子ども庁などに関する銘柄は引き続き注目されそうだ。■米FOMC、米8月新築住宅販売ななど来週は21日に日銀金融政策決定会合、米FOMC(~22日)、米8月住宅着工件数、22日に黒田日銀総裁会見、パウエルFRB議長会見、米8月中古住宅販売、24日に8月全国消費者物価指数、独9月Ifo景況感指数、米8月新築住宅販売などが予定されている。 <FA> 2021/09/18 14:41 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:短期的に振れても過度な悲観は不要、9月後半のIPO開始 今週の新興市場では、マザーズ指数が週後半に差し掛かった9月16日に急落を強いられ、週間でも4週ぶりの下落となった。自民党総裁選に向けた次期政権への期待から、14日に日経平均がおよそ7カ月ぶりに年初来高値を付けると、マザーズ指数も1200ptに迫るまで上昇する場面があった。ただ、1180pt近辺に位置する200日移動平均線水準を回復したタイミングで中国恒大集団の債務問題が取り沙汰され、16日は目先の利益を確保するための売りが広がった。翌17日には急反発し、押し目買い需要の強さも感じさせた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.4%であったのに対して、マザーズ指数は-1.1%、日経ジャスダック平均は-0.4%だった。個別では、マザーズ時価総額上位のフリー<4478>が週間で4.8%安、JMDC<4483>が同1.0%安と軟調。売買代金上位ではBASE<4477>が利益確定売りに押された。また、業績下方修正のGA technologies<3491>は週間のマザーズ下落率トップとなった。一方、メルカリ<4385>は同1.7%高となり、決算が好感されたビジョナル<4194>は同16.0%高。決算発表のセルソース<4880>、一部証券会社の投資判断付与が観測されたENECHANGE<4169>も大きく買われ、新事業開始と業績上方修正を発表したBirdman<7063>は株価が2倍となった。ジャスダック主力は日本マクドナルドHD<2702>が同1.3%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同1.7%安と全般やや軟調。前の週に賑わったフェローテックHD<6890>やウエストHD<1407>は利益確定の売りが出た。また、三ッ星<5820>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、東映アニメーション<4816>は同1.6%高となり、上場後初の決算発表を行ったタンゴヤ<7126>が上昇率トップだった。IPOでは、福証Q-Board上場のGeolocation Technology<4018>が公開価格を58%上回る初値を付けた。来週の新興市場では、祝日を挟んでの3営業日のみの取引、また中国恒大問題がくすぶるうえに日米の金融政策決定会合もあって、引き続き株価が上下に大きく振れる場面は出てくるかもしれない。9月16日の急落に「上昇相場の終えん」との見方も出ていたが、それは悲観が過ぎるだろう。むしろ翌17日には押し目買い需要の強さがしっかり確認できた。ここまでの株高で投資損益が大きく改善し、個人投資家の資金余力は十分ありそうだ。ブックビルディング(BB)で需要堅調だった9月後半のIPOにも期待が持てる。通期決算発表を受けて株価が大きく上昇したビジョナルやタンゴヤだが、今期予想ベースの各種株価指標には一段の向上余地がありそうだ。四半期決算が良好だったMacbee Planet<7095>なども同様。また、海外リスクへの不安から利益確定売りが出たウエストHDなどの環境関連銘柄だが、息の長い投資テーマなら押し目買いの好機ととらえる投資家も多いことが窺える。IPO関連では、9月22日に3社、24日に1社が新規上場する。東証1部への再上場となるシンプレクス・HD<4373>は公開規模が相応に大きいが、BBでは海外投資家の堅調な需要が観測された。その他はおおむね公開規模10~20億円クラスで、IPOでは人気の業態が多い。投資資金は分散しがちになるが、初値をどこまで伸ばせるか注視したい。 <FA> 2021/09/18 14:40

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