注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/11/10 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 カシオ計算機 コール(2,200円) -20.00% 0.00 0.21円2 イーサリアム2021年12月 プラス5倍トラッカー(2,550米ドル) -3.82% 1.70 33.86円3 日経平均 プット (29,000円) +3.05% -6.06 4.71円4 マツダ プット (850円) -13.51% -5.34 1.66円5 マツダ コール (1,150円) +15.07% 8.31 1.85円■eワラント値上がりトップ10(2021/11/10 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 日産自動車 コール(725円) +84.44% 8.78 +7.41%2 日産自動車 コール(650円) +72.63% 7.51 +7.41%3 エヌビディア プット (210米ドル) +57.14% -9.76 -5.47%4 エヌ・ティ・ティ・データ コール(2,750円) +52.63% 9.02 +5.11%5 日産自動車 コール (575円) +48.05% 5.31 +7.41%6 キリンホールディングス プット (1,450円) +47.83% -7.05 -5.98%7 キリンホールディングス プット (1,750円) +46.27% -6.33 -5.98%8 エヌ・ティ・ティ・データ コール(2,450円) +44.64% 7.57 +5.11%9 キリンホールディングス プット(2,050円) +38.51% -5.09 -5.98%10 エヌ・ティ・ティ・データ コール (2,150円) +30.48% 5.28 +5.11%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/11/10 15:48 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:ゴム製品が下落率トップ ゴム製品が下落率トップ。そのほか空運業、鉄鋼、非鉄金属、卸売業なども下落。一方、パルプ・紙が上昇率トップ。そのほか海運業、その他製品、電力・ガス業、鉱業なども上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. パルプ・紙 / 512.06 / 0.612. 海運業 / 819.72 / 0.563. その他製品 / 3,439.61 / 0.444. 電力・ガス業 / 320.28 / 0.185. 鉱業 / 280.08 / 0.136. 輸送用機器 / 3,427.1 / 0.127. 石油・石炭製品 / 1,061.81 / 0.078. 銀行業 / 144.71 / 0.069. 水産・農林業 / 478.36 / 0.0010. 化学工業 / 2,341.33 / -0.1511. 小売業 / 1,399.86 / -0.1812. 医薬品 / 3,060.93 / -0.2013. 情報・通信業 / 5,001.05 / -0.2114. サービス業 / 3,240.27 / -0.3815. その他金融業 / 736.88 / -0.4716. 機械 / 2,283. / -0.6317. 電気機器 / 3,944.81 / -0.6918. ガラス・土石製品 / 1,189.59 / -0.7219. 金属製品 / 1,334.42 / -0.7320. 建設業 / 1,154.26 / -0.8621. 保険業 / 1,101.68 / -0.9622. 不動産業 / 1,479.13 / -0.9623. 食料品 / 1,751.15 / -0.9824. 陸運業 / 1,866.15 / -1.1725. 繊維業 / 594.6 / -1.1926. 倉庫・運輸関連業 / 1,815.42 / -1.2027. 精密機器 / 11,303.92 / -1.2628. 証券業 / 375.44 / -1.3629. 卸売業 / 1,849.17 / -1.3830. 非鉄金属 / 966.46 / -1.6231. 鉄鋼 / 437. / -1.7732. 空運業 / 215.53 / -2.5033. ゴム製品 / 3,391.79 / -3.52 <FA> 2021/11/10 15:41 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比178.68円安の29106.78円 日経平均は前日比178.68円安の29106.78円(同-0.61%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比10.81pt安の2007.96pt(同-0.54%)。 <FA> 2021/11/10 15:12 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、ドル買いは継続 10日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、112円90銭付近に値を戻した。米インフレ高進を見込み連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ期待は根強く、ドル買いは継続。一方、日経平均株価は前日比170円超安の軟調地合いで、日本株安を嫌気した円買いも観測されるここまでの取引レンジは、ドル・円は112円77銭から112円96銭、ユーロ・円は130円65銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1576ドルから1.1595ドル。 <TY> 2021/11/10 15:06 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:弱含みか、インフレ高進で早期利上げ期待も (14時40分現在)S&P500先物      4,661.50(-16.75)ナスダック100先物  16,160.50(-52.25)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調。NYダウ先物は120ドル安、NY原油相場の一段高でインフレが警戒され、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。9日の主要3指数は反落。前日までナスダックの11連騰などで最高値更新が相次いでいたため、調整圧力が強まった。ダウは3日ぶりにマイナスへ転じ、112ドル安の36319ドルで取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)は高水準を維持し、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測が売りを後押し。また、PPI発表後に10年債利回りの低下で金融株が売られたほか景気敏感株も下げ、全般的に弱含む展開となった。本日は弱含みか。7-9月期の企業決算はピークを越したが、引き続き好業績を背景とした株買いは継続しそうだ。今晩の新規失業保険申請件数が改善傾向を維持すれば、好材料に。ただ、今晩の消費者物価指数(CPI)は前年比+5.9%と、前月の+5.4%を上回る見通し。前週の連邦公開市場委員会(FOMC)後はFRB当局者から早期利上げに慎重な見解が示されているが、インフレ高進なら引き締めへの思惑から金利高に振れ、株売り要因になりやすい。 <TY> 2021/11/10 14:49 注目トピックス 市況・概況 日経平均は163円安、後場の値幅はここまで83円程度 日経平均は163円安(14時45分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ネクソン<3659>、NTTデータ<9613>、中外薬<4519>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、ゴム製品、空運業、鉄鋼、非鉄金属、卸売業が値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、その他製品、電気・ガス業、輸送用機器が値上がり率上位となっている。日経平均は小動きとなっている。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで83円程度。 <FA> 2021/11/10 14:48 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、豪ドルは下落 10日午後の東京市場でドル・円は112円80銭台と、ほぼ変わらずの値動き。上海総合指数と香港ハンセン指数は大幅安だが、日経平均株価は下げ渋り株安を嫌気した円買いは抑制されている。一方、豪国債利回りの低下で豪ドル売りに振れているが、ドル・円への影響は限定的。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円77銭から112円96銭、ユーロ・円は130円66銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1581ドルから1.1595ドル。 <TY> 2021/11/10 14:35 注目トピックス 市況・概況 日経平均は157円安、引き続き内外企業の決算や米経済指標などに関心 日経平均は157円安(14時20分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、NTTデータ<9613>、ネクソン<3659>、中外薬<4519>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、ゴム製品、空運業、鉄鋼、非鉄金属、証券商品先物が値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、その他製品、輸送用機器、電気・ガス業が値上がり率上位となっている。日経平均はマイナス圏で戻りが鈍い展開となっている。市場では引き続き決算発表が注目されている。今日は取引終了後に、三越伊勢丹<3099>、カシオ<6952>、マツダ<7261>、三菱地所<8802>、NTT<9432>、セコム<9735>、凸版印<7911>、アサヒ<2502>、昭電工<4004>、資生堂<4911>、パンパシHD<7532>などが四半期決算発表を予定している。また、今晩米国では、10月の消費者物価指数(CPI)、週間の新規失業保険申請件数、9月の卸売在庫・売上高、10月の財政収支などが発表される。企業決算では、ウォルト・ディズニー、ビヨンド・ミートなどが7-9月期決算を発表する予定。 <FA> 2021/11/10 14:22 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はこう着、様子見ムードで 10日午後の東京市場でドル・円は112円80銭台と、こう着した値動き。今晩発表の米消費者物価指数(CPI)が注目され、足元は様子見ムードで積極的な売り買いは手控えられている。全般的に株安を嫌気した円買いに振れやすいが、主要通貨の下げは限定的のようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円77銭から112円96銭、ユーロ・円は130円66銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1581ドルから1.1595ドル。 <TY> 2021/11/10 14:00 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは上昇、株価軟調で午後はやや警戒感強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.40(上昇率1.98%)の20.58と上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.77、安値は20.08。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下げて始まった。その後、午前の時間帯は日経225先物がマイナス圏ながら底堅く推移し、日経VIは概ね小幅に上昇した水準で推移したが、午後は日経225先物が下げ幅を拡大し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの強まり、日経VIはやや上昇幅を広げている。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <FA> 2021/11/10 13:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、ややドル買いの流れ 10日午後の東京市場でドル・円は112円80銭台と、動意の薄い値動き。米10年債利回りは前日海外市場で低下したが、足元で持ち直しややドル買いに振れやすい。一方、日経平均株価は前日比150円超安の軟調地合いが続き、全般的に円買いが観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円77銭から112円96銭、ユーロ・円は130円66銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1581ドルから1.1595ドル。 <TY> 2021/11/10 13:34 注目トピックス 市況・概況 日経平均は191円安、海外株軟調で東京市場の重しに 日経平均は191円安(13時20分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、NTTデータ<9613>、ネクソン<3659>、中外薬<4519>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、ゴム製品、空運業、鉄鋼、非鉄金属、陸運業が値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、鉱業、石油石炭製品、その他製品が値上がり率上位となっている。日経平均は安値圏で推移している。ダウ平均先物や香港ハンセン指数、上海総合指数が軟調で、東京市場の重しとなっているようだ。 <FA> 2021/11/10 13:24 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、米インフレ指標にらみ 10日午後の東京市場でドル・円は112円80銭台と、変わらずの値動き。前日発表された米国の生産者物価指数は高水準となり、今晩の消費者物価指数の強い内容と予想されインフレ高進が意識されやすい。一方、日経平均株価の軟調地合いで、円買いが主要通貨を下押しする。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円77銭から112円96銭、ユーロ・円は130円66銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1582ドルから1.1595ドル。 <TY> 2021/11/10 13:06 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~決算一巡近づくなか上値切り下げで印象悪く 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は4日続落、決算一巡近づくなか上値切り下げで印象悪く・ドル・円は弱含み、アジア株安で円買い・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位が東京エレクトロン<8035>■日経平均は4日続落、決算一巡近づくなか上値切り下げで印象悪く日経平均は4日続落。88.46円安の29197.00円(出来高概算5億9222万株)で前場の取引を終えている。9日の米株式市場でNYダウは112.24ドル安(-0.30%)と3日ぶりに反落。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高い伸びを示したため、インフレ警戒感に伴う売りから下落スタート。さらに、史上最高値付近からの利益確定売りも強まり、終日軟調に推移した。債券の売り方の買い戻しにより米10年国債利回りは1.4%台前半へと一段と低下したが、ハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落、記録的な高値更新劇は途絶えた。なお、電気自動車テスラは、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏による保有株売却懸念から11%安と急落した。米株安を受けて、日経平均は76.40円安の29209.06円でスタート。前日までの下落による値ごろ感もあって、朝方に付けた29155.80円(129.66円安)をこの日の安値に下げ渋ると、その後は一時前日比プラス圏に浮上する場面もあったが、戻り待ちの売りも根強く、再び軟調な動きが続いた。個別では、営業利益予想の上方修正値が市場予想に届かず、下期が上期比で大きく鈍化する見通しとなった東邦亜鉛<5707>が急落し、東証1部下落率上位に顔を出している。オークネット<3964>は好決算が続いたが、高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業<6844>も上期好決算も通期計画据え置きで失望売りを誘った。また、業績予想を下方修正した三井住友建設<1821>やエレコム<6750>のほか、決算関連のリリースをきっかけに、住友ゴム<5110>、ビジョン<9416>、クレディセゾン<8253>、セイコーHD<8050>、シップHD<3360>、三菱マテリアル<5711>、三井金<5706>、キリンHD<2503>などが下落率上位に並んでいる。そのほか、1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、マネックスG<8698>が急落しており、東エレク<8035>、JFE<5411>、ベイカレント<6532>、レノバ<9519>、ホンダ<7267>なども大幅に下落している。一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自<7201>が急伸、同様に好決算など業績関連のリリースを手掛かりにデジタルハーツHD<3676>、ケイアイスター不動産<3465>、ウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>、ネクソン<3659>、鈴木<6785>などが1部上昇率上位に並んでいる。そのほか、一部メディアの報道を手掛かりに大有機化<4187>が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテク<6966>なども大幅に上昇している。1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの大手海運株が上昇、そのほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、エムスリー<2413>、OLC<4661>なども買われており、8日に好決算を発表したTOWA<6315>が改めて本日急伸している。セクターではゴム製品、空運業、非鉄金属などが下落率上位となっている一方、海運業、鉱業、パルプ・紙などが上昇率上位となっている。東証1部の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は45%となっている。前場の日経平均は前日終値水準でのもみ合い。前週末5日から前日までの間に500円超下げており、心理的な節目の29000円も近づいているだけに、さすがに今日は下げ渋っている。ただ、日足チャートでは、前日までに4日連続で陰線を形成しているうえ、今日までを含めると、上値と下値もじりじりと切り下がってきている。7-9月期決算も今週で一巡するが、今後さらに手掛かり材料に欠けると想定されるこのタイミングで、こうした弱い動きが続いている様子を見ると、日本株を取り巻く環境は芳しいとは言えないだろう。国内外の機関投資家が日本株を積極的に買ってくる動きが見られないなか、国内の個人投資家による保有も多いとみられる米テスラ株の急落が、個人投資家の含み損益の悪化を通じて、日本株の上値抑制要因ともなりそうで、気掛かりだ。さて、米国のインフレ動向に目を向けると、9日、米10年国債利回りは1.44%(前日比-0.05%)と低下した一方、期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレーク・イーブン・インフレ率は2.63%(同+0.01%)と上昇した。11月に入ってから米長期金利が低下傾向を示す一方、米BEIは上昇を続けている。名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利の低下は株式市場には追い風で、実際がこうした背景が、8日までの歴史的な米国株の高値更新劇を演出していたとも考えられる。しかし、前日に発表された10月米PPIは総合で前月比+0.6%と、9月の+0.5%から伸びが加速。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアでも前月比+0.4%と、9月の+0.2%を上回った。ともに市場予想範囲内に収まっているものの、インフレ沈静化の兆しは未だに見られない。足元の米金利(短中期~長期)の低下は、直近、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げに慎重な姿勢を示したことや、英イングランド銀行が予想に反して利上げを先延ばしにしたことで、金利上昇を見込んでいた債券の売り方が急速に買い戻していることが大きな要因として考えられる。しかし、4日に一時1バレル=78ドル台まで急落したWTI原油先物価格は9日、再び1バレル=84ドル台にまで急上昇してきている。また、上述したように、金利低下が進むなかでも、米BEIは再び上昇しはじめてきている。足元の金利低下はあくまで需給要因によるもので、市場のインフレ懸念が後退したわけではない。各国の金融政策関係者は、すでに供給制約に伴うインフレ高進は、来年まで続くとの見方を示しているため、足元の物価指標の結果が市場をかく乱する可能性は低いだろう。しかし、どの時点で、「インフレは一時的」とする政策関係者の考えや、これに基づく市場関係者の見方が修正を迫られるかは不透明だ。こうした中、今晩は、10月米消費者物価指数(CPI)の発表が控えている。手掛かり材料に欠けるなか、結果を見極めたいとの思惑から、引き続き東京市場では積極的な押し目買いは手控えられそうだ。中国株や香港株も軟調ななか、後場の日経平均は引き続きもみ合い、弱含みでの推移とみておきたい。■ドル・円は弱含み、アジア株安で円買い10日午前の東京市場でドル・円は弱含み、112円後半で小幅に値を下げる展開となった。日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要指数の軟調地合いでやや円買いに振れ、主要通貨を下押しする。一方、米10年債利回りは底堅く、現時点でドル売りは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円81銭から112円96銭、ユーロ・円は130円74銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1589ドルから1.1595ドル。■後場のチェック銘柄・ケイアイスター不動産<3465>、デジタルハーツホールディングス<3676>など、12銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位が東京エレクトロン<8035>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・10月マネーストックM3:前年比+3.7%(予想:+3.7%、9月:+3.8%)・中・10月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.4%、9月:+0.7%)・中・10月生産者物価指数:前年比+13.5%(予想:+12.3%、9月:+10.7%)【要人発言】・ブラード米セントルイス連銀総裁「来年2回の利上げを予想」「予測は時間の経過とともに変化する可能性がある」<国内>特になし<海外>・16:00 独・10月消費者物価指数改定値(前年比予想:+4.5%、速報値:+4.5%) <CS> 2021/11/10 12:18 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):A&D、FRONTEO、日産自など A&D<7745>:1326円(+300円)ストップ高。前日に上半期決算を発表、営業利益は21.3億円で前年同期比43.5%増となり、従来予想の13.7億円を大幅に上回った。通期予想も従来の42億円から53.6億円、前期比21.7%増に上方修正。医療・健康事業で感染症対策としての需要が高まっているほか、計測・計量機器事業もコロナ禍からの回復が想定以上のもよう。中期計画の数値目標も引き上げ、24年3月期営業利益は従来の59億円から70億円にまで引き上げ。NTTデータ<9613>:2435円(+132円)大幅反発。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は619億円で前年同期比66.6%増益となり、市場予想を大幅に上回る水準で着地している。公共・社会基盤や法人ソリューションなど、国内事業の増収効果や構造改革効果などが表面化のもよう。受注高も同25%増と好調、懸念されていた北米も含めて大幅に拡大。通期予想は据え置いているが、上振れ確度は高まったとの見方になっている。グレイス<6541>:700円 ウ -ストップ安売り気配。一部について不適切な会計処理が行われていた疑念があることを認識とし、特別調査委員会の設置及び15日に予定していた第2四半期決算発表の延期を決定したと発表している。外部からの指摘を受けての社内調査、検討の結果、2017年3月期から2022年3月期第1四半期までの期間において、会計処理の適切性に疑念があることを認識したもよう。詳細は不明ながら、先行き不透明感が急速に強まる状況に。キリンHD<2503>:1890円(-115.5円)大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期事業利益は461億円で前年同期比23.7%減益、最盛期である第3四半期の大幅減益決算をネガティブ視。通期予想は1700億円、前期比4.9%増を据え置いているが、第3四半期までの進捗率は69%にとどまっており、下振れ懸念が強まる状況に。緊急事態宣言を背景とする業務用の低迷は想定線も、家庭用も想定以上の伸び悩みと捉えられている。日産自<7201>:631.1円(+41.4円)大幅反発。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は634億円で前年同期比683億円の改善となっている。通期予想は従来の1500億円から1800億円に引き上げ、市場コンセンサスを200億円程度上回る水準に。販売台数計画は下方修正も、為替の円安効果などが収益の押し上げ要因となる。野村證券では23年3月期営業利益を4787億円と予想、2700億円程度の市場コンセンサスを大幅に上回るとみている。光ビジネス<3948>:621円 カ -ストップ高買い気配。21年12月期の営業利益を従来予想の3.50億円から11.00億円(前期実績4.45億円)に上方修正している。保守的に見積もっていた新型コロナウイルス感染拡大の影響を見直した。期末配当も従来予想の23.00円から28.00円(前期末実績23.00円)に増額修正した。年間配当は同額。第3四半期累計(21年1-9月)の営業利益は前年同期比141.8%増の8.95億円で着地している。FRONTEO<2158>:3150円(+301円)年初来高値。米国でのPL(製造物責任)国際訴訟案件の調査で、レビューツール「KIBIT Automator」を顧客のデータ保管環境に接続して解析を行い、迅速な文書レビューの実施に成功したと発表している。米国の訴訟では審理前に関連情報や資料の開示などを行う証拠開示制度(ディスカバリ)が設けられている。KIBIT Automatorにより、1週間を要すると推計された解析作業を12時間で終えることができたという。遠藤製作<7841>:723円(+24円)大幅に3日ぶり反発。21年12月期の営業利益を従来予想の11.50億円から17.50億円(前期実績0.72億円)に上方修正している。ゴルフ関連が好調に推移していることに加え、鍛造事業で受注が回復しているため。サプライチェーンとの関係や生産能力の強化を実施したことも利益拡大に寄与する見通し。併せて期末配当を従来予想の12.00円から15.00円(前期末実績12.00円)に増額修正した。年間配当も同額。 <ST> 2021/11/10 12:11 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は弱含み、アジア株安で円買い 10日午前の東京市場でドル・円は弱含み、112円後半で小幅に値を下げる展開となった。日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要指数の軟調地合いでやや円買いに振れ、主要通貨を下押しする。一方、米10年債利回りは底堅く、現時点でドル売りは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円81銭から112円96銭、ユーロ・円は130円74銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1589ドルから1.1595ドル。【経済指標】・日・10月マネーストックM3:前年比+3.7%(予想:+3.7%、9月:+3.8%)・中・10月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.4%、9月:+0.7%)・中・10月生産者物価指数:前年比+13.5%(予想:+12.3%、9月:+10.7%)【要人発言】・ブラード米セントルイス連銀総裁「来年2回の利上げを予想」「予測は時間の経過とともに変化する可能性がある」 <TY> 2021/11/10 12:04 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/11/10 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 カシオ計算機 コール(2,200円) -20.00% 0.00 0.21円2 イーサリアム2021年12月 プラス5倍トラッカー(2,550米ドル) -2.81% 1.65 34.20円■eワラント値上がりトップ10(2021/11/10 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 日産自動車 コール(725円) +77.78% 8.85 +6.95%2 日産自動車 コール(650円) +67.37% 7.58 +6.95%3 エヌ・ティ・ティ・データ コール(2,750円) +63.16% 8.89 +5.83%4 エヌビディア プット (210米ドル) +57.14% -9.75 -5.61%5 エヌ・ティ・ティ・データ コール(2,450円) +52.38% 7.46 +5.83%6 キリンホールディングス プット (1,450円) +47.83% -7.09 -5.68%7 日産自動車 コール (575円) +45.02% 5.36 +6.95%8 キリンホールディングス プット(1,750円) +43.28% -6.37 -5.68%9 キリンホールディングス プット(2,050円) +36.21% -5.14 -5.68%10 エヌ・ティ・ティ・データ コール (2,150円) +35.26% 5.20 +5.83%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/11/10 11:40 注目トピックス 市況・概況 東京為替:中国本土株式弱含みもドル・円は112円台後半で下げ渋る可能性 10日午前の東京市場でドル・円は112円80銭台で推移。日経平均は88円安で午前の取引を終えた。中国本土株式は弱含みとなっており、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制されている。ただ、日本時間10日夜に発表される10月米消費者物価指数に対する関心が高いことから、ドル・円は112円台後半で下げ渋る状態が続くとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円81銭から112円96銭、ユーロ・ドルは、1.1589ドルから1.1595ドル、ユーロ・円は130円74銭から130円95銭で推移。 <MK> 2021/11/10 11:37 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は112円90銭近辺で推移、米10月消費者物価指数発表前でドル売りは限定的か 10日午前の東京市場でドル・円は112円90銭近辺で推移。中国本土株式は弱含みとなっており、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制されているようだ。ただ、日本時間10日夜に発表される10月米消費者物価指数に対する関心が高いことから、ドル・円は112円台後半で下げ渋る状態が続くとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円81銭から112円96銭、ユーロ・ドルは、1.1589ドルから1.1595ドル、ユーロ・円は130円74銭から130円95銭で推移。 <MK> 2021/11/10 11:12 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は112円90銭近辺で推移、中国のインフレ関連指標に対する目立った反応なし 10日午前の東京市場でドル・円は112円90銭近辺で推移。米長期金利の低下や株安を意識して、リスク選好的なドル買いは抑制されているようだ。中国のインフレ関連案連指標に対する目立った反応はないが、ドル・円は112円台後半で下げ渋る状態が続くとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円81銭から112円96銭、ユーロ・ドルは、1.1589ドルから1.1595ドル、ユーロ・円は130円74銭から130円95銭で推移。 <MK> 2021/11/10 10:42 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は112円90銭近辺で推移、目先的にドルは下げ渋る可能性も 10日午前の東京市場でドル・円は112円90銭近辺で推移。米長期金利の低下や株安を意識して、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性があるが、仲値時点におけるドル需要はやや多いと想定されており、目先的にドル・円は底堅い動きが続くとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円86銭から112円96銭、ユーロ・ドルは、1.1591ドルから1.1595ドル、ユーロ・円は130円83銭から130円95銭で推移。 <MK> 2021/11/10 09:44 注目トピックス 市況・概況 東京為替:仲値時点にかけてドル買いがやや強まる可能性も 10日午前の東京市場でドル・円は112円90銭台で推移。米長期金利の低下や株安を意識して、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性があるが、顧客筋のドル需要が観測されており、仲値時点にかけてドル買いがやや強まるとの見方が多いようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円86銭から112円96銭、ユーロ・ドルは、1.1592ドルから1.1595ドル、ユーロ・円は130円84銭から130円95銭で推移。 <MK> 2021/11/10 09:14 注目トピックス 市況・概況 日経平均は97円安、寄り後はもみ合い 日経平均は97円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反落したことや、原油価格の上昇が企業収益を圧迫するとの懸念が継続していることなどが東京市場の重しとなった。一方、21年4-9月期決算発表が続き、好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となったことに加え、昨日までの3日続落で日経平均が500円を超す下げとなったことから押し目買いも入りやすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。 <FA> 2021/11/10 09:11 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:日産自やネクソンなどに注目 9日の米国市場ではNYダウが112.24ドル安の36319.98、ナスダック総合指数が95.81pt安の15886.54、シカゴ日経225先物が大阪日中比15円安の29285円。10日早朝の為替は1ドル=112.80-90円(9日午後3時は112.77円)。債券の売り方による買い戻しから米10年国債利回りは1.4%台前半まで低下。これを受け、三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などの金融株は軟調となろう。ナスダック総合指数の記録的な連騰劇が途絶えたことで、ハイテク株全般も上値の重い展開が想定され、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、エムスリー<2413>などもさえない動きとなろう。他方、WTI原油先物価格が1バレル=84ドル台まで大幅に上昇したことを背景に、INPEX<1605>などの鉱業株は堅調な動きが予想される。そのほか、昨日大引け後に業績予想の上方修正や決算を発表した日産自<7201>やネクソン<3659>、宝HD<2531>、コスモエネHD<5021>、三井金属<5706>、三菱マテリアル<5711>、バンナムHD<7832>、セイコーHD<8050>、NTTデータ<9613>などに注目。三井金属は通期の営業利益計画が据え置かれたことや、下期が上期比で減速する見通しが嫌気されそうだ。また、バンナムHDは業績予想を上方修正したものの、市場予想に届かず、こちらも売りが優勢となりそうだ。 <FA> 2021/11/10 09:06 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~中国の不動産リスクへの警戒感がくすぶる~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:中国の不動産リスクへの警戒感がくすぶる■日産自、22/3 上方修正 営業利益1800億円←1500億円■前場の注目材料:キヤノン、CMOSセンサーで新工場、300mm対応、平塚に23年■中国の不動産リスクへの警戒感がくすぶる10日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが112ドル安だった。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高水準となったため、インフレへの警戒が高まっており、前日にインフラ法案可決で買われたキャタピラーが2%を超える下落となるなど、利益確定の売りが優勢となった。また、テスラが11%超の下落となったこともセンチメントを冷ます格好となったようだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の29285円。円相場は1ドル112円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行する格好となろう。米国市場の下落警戒から前日に売られた面もあるため、米国市場の下落に対する影響は限られそうである。ただし、決算発表が本格化しているなかで積極的な売買は手控えられるほか、中国恒大はドル建て債のクーポン約170億円を期日に支払わず、デフォルト宣言されるまでの30日間の猶予期間が10日に終了する。そのため、中国の不動産リスクへの警戒感がくすぶるなか、短期筋のショートの動きは警戒されよう。日経平均は前日の下落によって支持線として意識されていた29500円水準を割り込んでいる。11月1日の上昇でマドを空けているが、このマドの上限まで調整してきており、さらに弱い動きをみせてくるようだと、マド埋めが意識されやすく、節目の29000円のほか、25日、75日線水準までの調整も警戒されてくるだろう。そのため、上海や香港市場が始まる前場半ば辺りからは神経質な値動きとなるとともに、売り仕掛け的な動きには注意する必要があるだろう。そのため、先物主導のインデックス売買の影響を受けやすいため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへは仕掛け的な商いから大きく振らされる可能性はありそうだ。また、昨日10%を超える上昇を見せていたソフトバンクG<9984>の動向にも関心は集まりやすい。物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応になりやすく、昨日の引け後の決算では、日産自<7201>辺りが注目されよう。■日産自、22/3 上方修正 営業利益1800億円←1500億円日産自<7201>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は9兆7500億円から8兆8000億円に下方修正する一方で、営業利益を1500億円から1800億円に上方修正した。自動車の需給バランスのタイト化や新車投入によって、販売奨励金の減少が進み収益性が改善。販売金融事業も想定を上回る業績となっていることなどが主な要因。プラス要因によって、販売台数の減少による減益を相殺し、更に増益を見込んでいる。■前場の注目材料・1ドル112.80-90円・米原油先物は上昇(84.15、+2.22)・米長期金利は低下・大型経済対策への期待・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・キヤノン<7751>CMOSセンサーで新工場、300mm対応、平塚に23年・不二越<6474>最短7秒でコネクター挿入、産ロボ使い自動化・ソニーG<6758>TSMC、熊本に工場、ソニーGと合弁・三菱電機<6503>パワー半導体設備投資 30%増1300億円に・野村総研<4307>523億円で米IT企業買収、最大規模・三井物産<8031>英EVバス攻勢、車両・電池・充電インフラをリース・ファインシンター<5994>モーター事業参入、粉末冶金で小型化・三菱重<7011>ドイツで発電設備保守支援、欧州初拠点開設・住友化学<4005>東京本社を移転、共創ラウンジ開設☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 10月マネーストックM3(前年比予想:+3.7%、9月:+3.8%)<海外>・10:30 中・10月消費者物価指数(前年比予想:+1.4%、9月:+0.7%)・10:30 中・10月生産者物価指数(前年比予想:+12.3%、9月:+10.7%) <ST> 2021/11/10 08:42 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆131円を挟んだ水準で推移し、やや上げ渋る状態が続く見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ユーロ圏の経済指標は強弱混在となっていること、欧州における新型コロナウイルスの感染増加が警戒されていること、エネルギー価格の上昇は企業収益悪化の要因となることなどから、欧州中央銀行(ECB)は金利引き上げを急がない姿勢を維持している。ドル・円相場に大きな動きがない場合、目先的にユーロ・円は131円を挟んだ水準で推移し、やや上げ渋る状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・ラガルドECB総裁は早期利上げの可能性を否定・独仏で新型コロナウイルスの感染増加・ドイツの企業景況感は悪化【ユーロ買い要因】・米長期金利の伸び悩み・欧米諸国の株高・ユーロ圏経済の持続的な成長期待 <FA> 2021/11/10 08:25 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米長期金利低下を意識してドル買い抑制の可能性 9日のドル・円は、東京市場では113円29銭から112円73銭まで下落。欧米市場では、113円11銭まで買われた後、112円74銭まで反落し、112円86銭で取引終了。本日10日のドル・円は主に112円台後半で推移か。米長期金利の低下や株安を意識して、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。9日の米国債券市場で長期債利回りは反落。この日発表された10月生産者物価コア指数は、前年比+6.8%で上昇率は市場予想と一致したが、前月比の上昇率は市場予想を下回ったことが要因。一方、米国株式は弱含み。10月生産者物価指数が前月比+0.6%と9月実績の+0.5%を上回ったことが嫌気されたようだ。前年比の数値は+8.6%で上昇率は9月実績と同水準だったが、株式市場参加者の間からは「インフレ緩和の兆しは確認できない」との声が聞かれている。市場参加者の間では、10日発表の10月消費者物価指数と同コア指数も注目されている。10月消費者物価指数は、前年比+5.9%程度、同コア指数は前年比+4.3%程度と予想されているが、上昇率はいずれも9月実績を上回る見込み。インフ鈍化の兆候を確認できない場合、米国株式市場の反応が注目されるが、米長期債利回りの動向にも注目が集まりそうだ。 <FA> 2021/11/10 08:22 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:上昇か、インフレヘッジ手段としての金需要も 大阪取引所金標準先物 22年10月限・夜間取引終値:6634円(前日日中取引終値↑22円)・想定レンジ:上限6680円-下限6600円10日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は上昇しそうだ。昨日の海外市場で米長期金利が低下し、金利のつかない資産である金の魅力が増すとの見方から金が買われやすい地合いとなっている。また、10月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.6%上昇と、9月の同0.5%上昇から上昇率が高まったことから、インフレがさらに意識され、ヘッジ(回避)手段として金の投資需要も指摘された。こうした動きを受け、ナイトセッションで金先物は上昇しており、今日の金先物はこの流れを引き継ぎ、買いが優勢の展開となりそうだ。 <FA> 2021/11/10 07:45 注目トピックス 市況・概況 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウ112ドル安、インフレを警戒 ■NY株式:NYダウ112ドル安、インフレを警戒米国株式市場は反落。ダウ平均は112.24ドル安の36319.98ドル、ナスダックは95.82ポイント安の15886.54で取引を終了した。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高水準となったため、インフレ警戒感に伴う売りに、寄り付き後、下落。さらに、史上最高値付近からの利益確定売りも強まり、終日軟調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品の下落が目立った一方、小売りが上昇。コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(GE)は、へルスケア、電力、航空の3事業別に分社化する計画を発表し、買われた。また、オンラインゲーム関連の製品やサービスを供給するロブロックス(RBLX)は第3四半期決算で、繰り延べ収益を除く収益が前年比102%増となる予想を上回る結果を受けて、大幅上昇。一方で、オンライン決済のペイパル(PYPL)は昨日引け後に発表した決算で示した第4半期の業績見通しが市場予想を下回り大幅下落。映画館を運営するAMCも新型コロナを巡るリスクが存続すると悲観的な見通しを示し売られた。カジノを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)は第3四半期決算を取引終了後に発表。営業収入が予想を上回り、一株当たりの損失が予想程拡大しなかったが、同時に2022年1月末付けでのマドックス最高経営責任者(CEO)の退社を発表し時間外取引で売られている。Horiko Capital Management LLC■NY為替:米長期金利低下でドル売り強まる9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円11銭から112円74銭まで下落し、112円89銭で引けた。この日発表された10月の米生産者物価指数(PPI)は想定通りの伸びにとどまったほか、同コア指数は前月比で予想を下回る伸びにとどまるなど高インフレへの脅威が緩和し、長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1570ドルから1.1608ドルまで上昇し、1.1595ドルで引けた。独11月ZEW景気期待指数の予想外の上昇を好感したユーロ買いが継続した。ユーロ・円は130円98銭まで上昇後、130円71銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3570ドルから1.3524ドルまで下落した。ユーロ・ポンド絡みのポンド売りが観測された。英国のすみやかな利上げ観測の後退や景気悪化への懸念を受けたポンド売りもみられた。ドル・スイスは0.9154フランまで上昇後、0.9102フランまで下落した。■NY原油:大幅続伸で84.15ドル、時間外取引で84ドル台半ばまで買われるNY原油先物12月限は、大幅続伸(NYMEX原油12月限終値:84.15 ↑2.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+2.22ドルの84.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.78ドル-84.53ドル。アジア市場で81.78ドルまで下げたが、まもなく82ドル台に上昇。ロンドン市場で82ドル台後半まで買われた後、ニューヨーク市場の序盤で81.82ドルまで下げる場面があったが、需給ひっ迫の状態は当面変わらないとの見方が多いことから、まもなく反転し、通常取引終了後の時間外取引で84.53ドルまで一段高となった。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  46.88ドル   -0.46ドル(-0.97%)モルガン・スタンレー(MS) 99.71ドル   -0.36ドル(-0.36%)ゴールドマン・サックス(GS)405.35ドル  -2.99ドル(-0.73%)インテル(INTC)        51.20ドル   -0.35ドル(-0.68%)アップル(AAPL)        150.81ドル  +0.37ドル(+0.25%)アルファベット(GOOG)    2984.97ドル -2.06ドル(-0.07%)フェイスブック(FB)     335.37ドル  -3.25ドル(-0.96%)キャタピラー(CAT)      209.81ドル  -4.44ドル(-2.07%)アルコア(AA)         47.24ドル   -1.62ドル(-3.32%)ウォルマート(WMT)      149.79ドル  +0.52ドル(+0.35%) <ST> 2021/11/10 07:38 注目トピックス 市況・概況 NY原油:大幅続伸で84.15ドル、時間外取引で84ドル台半ばまで買われる NY原油先物12月限は、大幅続伸(NYMEX原油12月限終値:84.15 ↑2.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+2.22ドルの84.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.78ドル-84.53ドル。アジア市場で81.78ドルまで下げたが、まもなく82ドル台に上昇。ロンドン市場で82ドル台後半まで買われた後、ニューヨーク市場の序盤で81.82ドルまで下げる場面があったが、需給ひっ迫の状態は当面変わらないとの見方が多いことから、まもなく反転し、通常取引終了後の時間外取引で84.53ドルまで一段高となった。 <FA> 2021/11/10 07:35

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