注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:米インフレ加速を意識してドル売り縮小 11日午前の東京市場でドル・円は113円90銭台で推移。米長期金利の上昇が警戒されていること、日経平均は小幅高で推移していることから、リスク選好的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられている。この後は、アジア諸国の株式相場の動向を意識した取引が主体となりそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円86銭から113円99銭、ユーロ・ドルは、1.1477ドルから1.1487ドル、ユーロ・円は130円71銭から130円93銭で推移。 <MK> 2021/11/11 09:53 注目トピックス 市況・概況 日経平均は29円高、寄り後は上げに転じる 日経平均は29円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって続落したことが東京市場の株価の重しとなり、また、昨日の海外市場で原油先物(WTI)価格が下落したことが東京市場のエネルギー関連株などの株価を抑えた。一方、日経平均が昨日までの4日続落で700円近い下げとなったことから押し目買いが入りやすく、また、外為市場で1ドル=113円90銭前後と、昨日15時頃に比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価の支えとなり、寄り後、日経平均は上げに転じた。 <FA> 2021/11/11 09:12 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:三越伊勢丹やNTTなどに注目 10日の米国市場ではNYダウが240.04ドル安の36079.94、ナスダック総合指数が263.84pt安の15622.71と大幅に下落し、シカゴ日経225先物は大阪日中比30円安の29080円。11日早朝の為替は1ドル=113.90-00円(10日午後3時は112.88円)。前日の米国市場では、10月消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に上回り、30年ぶりの伸びを記録。インフレ加速・早期利上げ懸念が高まるなか、金利の急上昇を背景にハイテク株中心に売られた。この流れから、東京市場でもエムスリー<2413>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>などハイテク株を中心に売られよう。また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%近くも下落しており、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、スクリン<7735>などは特に下げがきつくなる可能性がある。一方、米10年国債利回りの大幅上昇や円安・ドル高を受けて、三菱UFJ<8306>、T&DHD<8795>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などは相対的に堅調な動きとなろう。昨日大引け後に業績関連のリリースを発表した三越伊勢丹<3099>、日本新薬<4516>、資生堂<4911>、シスメックス<6869>、マツダ<7261>、コロワイド<7616>、凸版印<7911>、三菱地所<8802>、近鉄エクスプレス<9375>、セコム<9735>などのほか、大規模な自社株消却を発表したNTT<9432>や自社株買いを発表したコムシスHD<1721>などにも注目。 <FA> 2021/11/11 09:08 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~節目の29000円水準での押し目買い意欲も強まりづらいところか~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:節目の29000円水準での押し目買い意欲も強まりづらいところか■NTT、2Q営業利益 0.1%増 1兆92億円■前場の注目材料:凸版印、親子上場廃止、来年3月「フォームズ」にTOB■節目の29000円水準での押し目買い意欲も強まりづらいところか11日の日本株市場は、神経質な相場展開になりそうだ。10日の米国市場はNYダウが240ドル安だった。10月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り30年ぶり最大の伸びを記録したため、インフレ加速が警戒され売りが広がった。長期金利の上昇を受けてハイテク株も弱い値動きとなったほか、原油先物相場の下落によりエネルギー株も軟調だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の29080円。円相場は1ドル113円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや売り先行の展開になりそうだ。米国ではAMDが6%を超える下落となるなど半導体株の下げが目立っていることから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが指数の重荷となる可能性がある。日経225先物はナイトセッションで一時29000円まで下落しているため、節目の29000円での攻防が意識されやすいところ。同水準には25日線が位置していることもあり、支持線として機能してくるようだと、いったんはリバウンドを試す展開も期待されよう。一方で、中国恒大集団のデフォルトリスクが高まっており、日中は不安定な動きが見込まれる。報道によると猶予期間が10日に終了した社債3本の利払いが行われデフォルトは回避されたもようと報じられているほか、デフォルトした、といった報道も伝わっているため、中国や香港市場の動向に神経質にならざるを得ない状況である。様子見姿勢のなかで短期筋による売り仕掛け的な動きも出やすい需給状況であるため、節目の29000円水準での押し目買い意欲も強まりづらいところであろう。そのため、インデックスに絡んだ売買に振らされやすい需給状況のなか、物色は決算を手掛かりとした個別物色のほか、政策期待を背景としたテーマ株の一角にとどまりそうである。昨日の引け後の決算では、NTT<9432>、セコム<9735>、凸版印<7911>などが注目されるほか、個人主体の売買としてはサンアスタリスク<4053>、グローバルW<3936>などに短期資金が集まりやすいだろう。■NTT、2Q営業利益 0.1%増 1兆92億円NTT<9432>は第2四半期決算を発表。営業利益は前年同期比0.1%増の1兆92.76億円だった。NTTドコモの完全子会社化による少数株主利益の取り込みが寄与。DX化の流れを背景にシステム開発需要の増加でNTTデータ<9613>の増益も寄与した。コンセンサス(1兆120億円程度)の範囲内。通期は従来予想を据え置いている。■前場の注目材料・1ドル113.90-00円・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・凸版印<7911>親子上場廃止、来年3月「フォームズ」にTOB・大阪ガス<9532>欧で電力需給調整に参画、蘭社と資本提携・ブリヂストン<5108>コンベヤーベルト事業撤退・三菱自<7211>エクスパンダーを一新、東南ア中心に展開・太平洋工業<7250>エコ工場建設、23年稼働・ローム<6963>200ミリワット対応ワイヤレスモジュール、小型機器の無線給電簡単に・ソフトバンク<9434>米エヌビディアと法人領域の5G研究施設、vRAN・MEC活用・大興電子通信<8023>雇用契約を電子化・第一三共<4568>3ADC開発推進、新中計—がん領域6000億円・ユーグレナ<2931>キューサイと商品の製販で協業・タカラバイオ<4974>大塚製薬と共同開発・販売終了・新日本理化<4406>バイオマス由来可塑剤を拡充、新規4製品を車分野提案・三菱ケミHD<4188>廃漁網でナイロン繊維、カーペット向け・日本酸素HD<4091>半導体材ガスの製造能力倍増、日韓中3拠点で☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 10月国内企業物価指数(前年比予想:+7.0%、9月:+6.3%)<海外>・09:30 豪・10月失業率(予想:4.8%、9月:4.6%)・09:30 豪・10月雇用者数増減(予想:+5.0万人、9月:-13.8万人) <ST> 2021/11/11 08:33 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆131円を挟んだ水準で推移し、上げ渋る状態が続く見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州における新型コロナウイルスの感染増加が警戒されていること、米長期金利の上昇、企業収益の悪化懸念などを意識して、ユーロ買いは縮小している。目先的にユーロ・円は131円を挟んだ水準で推移し、上げ渋る状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・ラガルドECB総裁は早期利上げの可能性を否定・独仏で新型コロナウイルスの感染増加・ドイツの企業景況感は悪化【ユーロ買い要因】・米長期金利の伸び悩み・欧米諸国の株高・ユーロ圏経済の持続的な成長期待 <FA> 2021/11/11 08:19 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇を意識してドル買い縮小の可能性低い 10日のドル・円は、東京市場では112円78銭から113円14銭まで反発。欧米市場では、113円06銭から114円01銭まで続伸し、113円91銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に113円台後半で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク選好的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。10日のニューヨーク市場では、10月消費者物価指数が予想を上回る大幅な伸びを示したことから、長期債利回りは上昇し、ドルは主要通貨に対して強含みとなった。米国株式は下落した。市場参加者の間では「供給不足の状態は米金融当局の想定よりも長く続く可能性がある」との声が聞かれている。ただ、一部の市場参加者は「2022年半ば頃に利上げが実施される可能性は高いが、2022年における利上げは2回にとどまる」と予想している。現時点でインフレ緩和の兆しは確認できないものの、長期的なインフレ見通しの引き上げにつながる材料は増えていないとの声も聞かれている。インフレ関連の経済指標に対する関心は高まりそうだが、米長期債利回りは今年3月末につけた1.774%近辺を超えることは難しいとみられる。 <FA> 2021/11/11 08:17 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:上昇か、インフレヘッジの金需要拡大を反映へ 大阪取引所金標準先物 22年10月限・夜間取引終値:6760円(前日日中取引終値↑143円)・想定レンジ:上限6820円-下限6740円11日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は上昇しそうだ。昨日、米国で発表された10月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比6.2%と約31年ぶりに6%台に達したことなどから、インフレがさらに意識され、ヘッジ(回避)手段として金の投資需要が増すとの見方から金先物はナイトセッションで大幅に上昇した。米長期金利やドル相場が上昇するなど金価格の重しとなる動きもあるが、市場の関心はインフレに向いており、こうした動きや心理を映し、今日の金先物は買いが優勢の展開となりそうだ。 <FA> 2021/11/11 07:45 注目トピックス 市況・概況 10日の米国市場ダイジェスト:NYダウ240ドル安、インフレ加速を警戒 ■NY株式:NYダウ240ドル安、インフレ加速を警戒米国株式市場は続落。ダウ平均は240.04ドル安の36079.94ドル、ナスダックは263.83ポイント安の15622.71で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り30年ぶり最大の伸びを記録したためインフレ加速が警戒され寄り付き後、下落。金利の上昇でハイテク株も売られ、終日軟調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は、アナリストのEVセクターの見通し引き上げを受けて、買われた。クレジットカードのマスターカード(MA)は、インベスターデーで発表した楽観的な成長目標が好感され、上昇。また、ドーナッツチェーンを経営するクリスピー・クリーム(DNUT)は2022年の売り上げが長期目標を上回る見通しを発表し、大幅上昇した。食品宅配サービス会社のドアダッシュ(DASH)は第3四半期決算で収益が予想を上回ったほか、フィンランドの同業ウォルト買収を発表し上昇。一方、暗号通貨取引プラットフォームを提供するコインベース(COIN)は昨日引け後に発表した決算の内容や月間の利用者数が予想を下回ったため下落。エネルギ—関連のハリバートン(HAL)や石油・天然ガス会社のダイアモンドバックエナジー(FANG)などは原油価格の反落に連れ、売られた。電気自動車メーカー、リビアン・オートモーティブ(RIVN)はナスダックに上場した。 初値は106.75ドルと、新規株式公開(IPO)価格の78ドルを大幅に上回る好調なスタートを切った。Horiko Capital Management LLC■NY為替:米インフレ加速を意識してドルは全面高の展開10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円22銭から114円01銭まで上昇し、113円91銭で引けた。米10月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.2%の高い伸びを記録し、インフレ加速懸念が高まった。早期利上げ観測が再浮上し、ドル買いが加速。その後に実施された30年債入札は不調だったことから、債券利回りの上昇に伴うドル買いは継続した。ユーロ・ドルは1.1574ドルから1.1476ドルまで下落し、1.1477ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁のハト派発言を受けてユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は131円42銭まで上昇後、130円65銭まで下落した。株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3539ドルから1.3405ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9119フランから0.9186フランまで上昇した。■NY原油:大幅反落で81.34ドル、一時81ドルを下回るNY原油先物12月限は、大幅反落(NYMEX原油12月限終値:81.34 ↓2.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-2.81ドルの81.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.81ドル-84.97ドル。アジア市場の序盤で84.97ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことによってロンドン市場で83ドル台半ばまで反落。ニューヨーク市場では、米インフレ率の上昇や主要通貨に対するドル買いが活発となったことから、売りが一段と強まる展開となった。通常取引終了後の時間外取引で一時80.81ドルまで一段安となる場面があった。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  47.23ドル   +0.35ドル(+0.75%)モルガン・スタンレー(MS) 97.77ドル   -1.94ドル(-1.95%)ゴールドマン・サックス(GS)399.12ドル  -6.23ドル(-1.54%)インテル(INTC)        50.76ドル   -0.44ドル(-0.86%)アップル(AAPL)        147.92ドル  -2.89ドル(-1.92%)アルファベット(GOOG)    2932.52ドル -52.45ドル(-1.76%)フェイスブック(FB)     327.64ドル  -7.73ドル(-2.30%)キャタピラー(CAT)      206.67ドル  -3.14ドル(-1.50%)アルコア(AA)         46.17ドル   -1.07ドル(-2.27%)ウォルマート(WMT)      148.44ドル  -1.35ドル(-0.90%) <ST> 2021/11/11 07:41 注目トピックス 市況・概況 NY原油:大幅反落で81.34ドル、一時81ドルを下回る NY原油先物12月限は、大幅反落(NYMEX原油12月限終値:81.34 ↓2.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-2.81ドルの81.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.81ドル-84.97ドル。アジア市場の序盤で84.97ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことによってロンドン市場で83ドル台半ばまで反落。ニューヨーク市場では、米インフレ率の上昇や主要通貨に対するドル買いが活発となったことから、売りが一段と強まる展開となった。通常取引終了後の時間外取引で一時80.81ドルまで一段安となる場面があった。 <FA> 2021/11/11 07:29 注目トピックス 市況・概況 NY金:続伸で1848.30ドル、米インフレ加速を意識した買いが入る NY金先物12月限は、続伸(COMEX金12月限終値:1848.30 ↑17.50)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+17.50ドルの1848.30ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1823.00ドル-1870.60ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて1823.00ドルまで下げたが、米インフレ率の上昇を受けて1870.60ドルまで買われた。ただ、主要通貨に対するドル買いが活発となったことや米長期金利の上昇を警戒して上げ幅は縮小した。通常取引終了後の時間外取引では主に1850ドルを挟んだ水準で推移した。 <FA> 2021/11/11 07:27 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウ240ドル安、インフレ加速を警戒 米国株式市場は続落。ダウ平均は240.04ドル安の36079.94ドル、ナスダックは263.83ポイント安の15622.71で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り30年ぶり最大の伸びを記録したためインフレ加速が警戒され寄り付き後、下落。金利の上昇でハイテク株も売られ、終日軟調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は、アナリストのEVセクターの見通し引き上げを受けて、買われた。クレジットカードのマスターカード(MA)は、インベスターデーで発表した楽観的な成長目標が好感され、上昇。また、ドーナッツチェーンを経営するクリスピー・クリーム(DNUT)は2022年の売り上げが長期目標を上回る見通しを発表し、大幅上昇した。食品宅配サービス会社のドアダッシュ(DASH)は第3四半期決算で収益が予想を上回ったほか、フィンランドの同業ウォルト買収を発表し上昇。一方、暗号通貨取引プラットフォームを提供するコインベース(COIN)は昨日引け後に発表した決算の内容や月間の利用者数が予想を下回ったため下落。エネルギ—関連のハリバートン(HAL)や石油・天然ガス会社のダイアモンドバックエナジー(FANG)などは原油価格の反落に連れ、売られた。電気自動車メーカー、リビアン・オートモーティブ(RIVN)はナスダックに上場した。 初値は106.75ドルと、新規株式公開(IPO)価格の78ドルを大幅に上回る好調なスタートを切った。Horiko Capital Management LLC <FA> 2021/11/11 07:00 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米インフレ加速を意識してドルは全面高の展開 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円22銭から114円01銭まで上昇し、113円91銭で引けた。米10月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.2%の高い伸びを記録し、インフレ加速懸念が高まった。早期利上げ観測が再浮上し、ドル買いが加速。その後に実施された30年債入札は不調だったことから、債券利回りの上昇に伴うドル買いは継続した。ユーロ・ドルは1.1574ドルから1.1476ドルまで下落し、1.1477ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁のハト派発言を受けてユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は131円42銭まで上昇後、130円65銭まで下落した。株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3539ドルから1.3405ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9119フランから0.9186フランまで上昇した。 <MK> 2021/11/11 06:55 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:欧ECB経済報告、米債券市場は休場、中「独身の日」など <国内>08:50 国内企業物価指数(10月) 6.9% 6.3%08:50 対外・対内証券投資(先週)11:00 東京オフィス空室率(10月)  6.43決算発表 エネオス、ブリヂストン、博報堂DY、浜松ホト、サントリ食決算発表 楽天G、パーソルHD、住友不動産、日産化決算発表 トレンド、GMOPG、三井住友TH、マクドHD、スズキ<海外>09:30 豪・失業率(10月) 4.8% 4.6%16:00 英・GDP(7-9月)  23.6%16:00 英・鉱工業生産指数(9月)  0.8%16:00 英・商品貿易収支(9月)  -149.27億ポンド21:00 ブ・小売売上高(9月)  -3.1%28:00 メキシコ・中央銀行が政策金利発表 5.00% 4.75%欧・ECB経済報告欧・欧州委員会(EC)が経済見通しを発表欧・欧外相理事会米・債券市場は休場(ベテランズデー)中・「独身の日」決算発表 メルク、シーメンス、アルセロール・ミタル---------------------------------------------------------------------注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2021/11/11 06:30 注目トピックス 市況・概況 11月10日のNY為替概況  10日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円20銭から114円01銭まで上昇し引けた。米10月消費者物価指数(CPI)が前年比で1990年11月以降ほぼ31年ぶり最大の伸びを記録しインフレ加速懸念が早期利上げ観測に繋がり金利上昇に伴いドル買いが加速。その後に実施された30年債入札も不調で、債券利回りの上昇に伴うさらなるドル買いに繋がった。  ユーロ・ドルは1.1574ドルから1.1482ドルまで下落し引けた。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁のハト派発言を受けてユーロ売りが優勢となった。  ユーロ・円は131円42銭まで上昇後、130円74銭まで下落した。株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。 ポンド・ドルは1.3540ドルから1.3418ドルまで下落。ドル・スイスは0.9120フランから0.9186フランまで上昇した。  [経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:26.7万件(予想:26.0万件、前回:27.1万件←26.9万件)・米・失業保険継続受給者数:216万人(予想:205.0万人、前回:210.1万人←210.5万人)・米・10月消費者物価指数:前年比+6.2%(予想:+5.9%、9月:+5.4%)・米・10月消費者物価コア指数:前年比+4.6%(予想:+4.3%、9月:+4.0%)・米・10月消費者物価指数:前月比+0.9%(予想:+0.6%、9月:+0.4%)・米・10月消費者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、9月:+0.2%)・米・10月財政収支:-1651億ドル(予想:-1790億ドル、20年10月:-2840.71億ドル) <KY> 2021/11/11 05:20 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル高値探る、低調な米30年債入札で、金利一段高 米財務省は250億ドル規模の30年債入札を実施した。結果で最高落札利回りは1.94%と、事前の1.888%を大幅上回りテイルはプラス5.2bp。応札倍率は2.2倍で過去6回入札平均の2.22倍を上回り需要は低調だった。外国中銀を含む間接入札者の落札比率は59%と、前回の70.5%を下回った。低調な入札結果を嫌気し米国債相場は続落。10年債利回りは1.59%まで上昇した。ドル買いにも拍車がかかりドル・円は114円01銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1573ドルから1.1482ドルまで下落し昨年7月来の安値を更新した。 <KY> 2021/11/11 03:27 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル続伸、米5年物ブレークイーブンレートは過去最高、米30年債入札待ち NY外為市場ではドルが続伸した。インフレの上昇を受け、米5年物ブレークイーブンレートは過去最高を記録。米国債相場は続落。昨日1.41%台に低下していた10年債利回りは1.53%まで上昇する荒い展開となった。米財務省が実施する30年債入札待ち。ドル・円は113円20銭から113円98銭まで上昇し5日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.1574ドルから1.1506ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.3540ドルから1.3460ドルまで下落した。 <KY> 2021/11/11 02:32 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円114円手前まで、米10年債利回り1.5%台、インフレ加速懸念 NY外為市場では米早期利上げ観測が再燃しドルが続伸した。朝方発表された米10月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り30年ぶり最大の伸びを示し利上げ観測が強まった。米金利先物市場は2022年の2回の利上げを織り込んだ。10年債利回りは1.45%から1.52%まで上昇した。ドル・円は転換線の113円59銭を突破し、113円94銭まで上昇。心理的節目114円を試す展開。ユーロ・ドルは1.1574ドルから1.1511ドルまで下落し昨年7月来の最安値を更新した。ポンド・ドルは1.354ドルから1.3469ドルまで下落した <KY> 2021/11/11 01:38 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米9月卸売在庫改定値、予想外に上方修正、ドル続伸 米商務省が発表した9月卸売在庫改定値は前月比+1.4%と、速報値+1.1%から予想外に上方修正され1月来で最大を記録。また、9月卸売売上高は前月比+1.1%と、予想通り、8月-0.9%からプラスに転じた。在庫/売上比率は1.23で8月から変わらず。予想を上回る結果を受けて米国債相場は続落。10年債利回りは1.5%まで上昇した。ドル・円は113円20銭から113円71銭まで上昇し5日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.1575ドルから1.1552ドルまで反落した。【経済指標】・米・9月卸売在庫改定値:前月比+1.4%(予想:+1.1%、速報値:+1.1%)・米・9月卸売売上高:前月比+1.1%(予想:+1.1%、8月:-0.9%) <KY> 2021/11/11 00:14 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米CPIの上方サプライズで金利上昇、ドル高 米労働省が発表した10月消費者物価指数は前月比+0.9%となった。伸びは9月+0.4%から予想以上に拡大し6月来で最大。前年比では+6.2%。伸びはやはり9月+5.4%から拡大し1990年以降31年ぶり最大を記録した。燃料価格や賃貸の上昇が目立つ。また、変動の激しいエネルギーや食品を除いたコアCPIは前月比+0.6%。伸びは9月+0.2%から予想以上に拡大し6月来で最大。前年比では+4.6%。伸びは9月+4.0%から予想以上に拡大し1991年以降30年ぶり最大を記録した。同時刻に発表された先週分新規失業保険申請件数は前週比4000件減の26.7万件で6週連続で減少し、パンデミックによる経済封鎖以降で最小となった。ただ、予想26.0万件は上回った。失業保険継続受給者数は216万人。前回210.1万人から減少予想に反して上昇した。インフレの上昇で米国債相場は下落。10年債利回りは1.46%から1.488%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は113円20銭から113円49銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1560ドルから1.1534ドルまで下落し5日来の安値を更新した。【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:26.7万件(予想:26.0万件、前回:27.1万件←26.9万件)・米・失業保険継続受給者数:216万人(予想:205.0万人、前回:210.1万人←210.5万人)・米・10月消費者物価指数:前年比+6.2%(予想:+5.9%、9月:+5.4%)・米・10月消費者物価コア指数:前年比+4.6%(予想:+4.3%、9月:+4.0%)・米・10月消費者物価指数:前月比+0.9%(予想:+0.6%、9月:+0.4%)・米・10月消費者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、9月:+0.2%) <KY> 2021/11/10 23:02 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は高値圏、米金利はじり高 欧州市場でドル・円は113円20銭付近の水準を維持。この後発表される米消費者物価指数(CPI)は高水準とみられ、米10年債利回りのじり高でドルは売りづらいようだ。一方、原油高一服のなか、欧米株価指数は下げ幅を縮小し円売りが主要通貨を支える。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円06銭から113円23銭、ユーロ・円は130円79銭から131円12銭、ユーロ・ドルは1.1559ドルから1.1582ドル。 <TY> 2021/11/10 19:58 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は高値圏、原油安で円売りに 欧州市場でドル・円は一時113円20銭台に値を上げ、その後も高値圏でのもみ合い。欧米株価指数はまちまちだが、NY原油先物(WTI)は1バレル=83ドル台に失速し、やや円売りに振れている。一方、米10年債利回りは底堅く推移し、ドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円06銭から113円23銭、ユーロ・円は130円79銭から131円12銭、ユーロ・ドルは1.1559ドルから1.1582ドル。 <TY> 2021/11/10 19:22 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル:4日続落、「黒三兵」で新値足陰転 10日の日経平均は4営業日続落した。ローソク足は5本連続陰線で終了。終値とザラ場高値と安値が連日で前日水準を下回る「黒三兵」を示現して売り圧力の強さを窺わせた。新値3本足が本日陰転し、5日移動平均線の下降継続と合わせて短期的な下落トレンド延長リスクを注意喚起している。一目均衡表では本日も雲上限の下降で三役好転をキープしたが、終値は横ばいの転換線を下回っており、こちらも調整含みの形状。一方、株価下ではともに上向きの25日線が200日線の17.78円下にあってゴールデンクロス形成が射程に入っており、25日線(本日終値で28869.81円)付近での底値確認からの短期トレンド反転が期待されよう。 <FA> 2021/11/10 18:15 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は113円台、米金利にらみ 欧州市場でドル・円は一時113円20銭近くまで上昇し、足元も113円10銭台と高値圏を維持。今晩発表の米消費者物価指数は高水準が予想され、米10年債利回りの上昇でややドル買いに振れやすい。一方、原油価格は反落し、円買いは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円06銭から113円18銭、ユーロ・円は130円79銭から130円90銭、ユーロ・ドルは1.1559ドルから1.1572ドル。 <TY> 2021/11/10 18:14 注目トピックス 市況・概況 10日の日本国債市場概況:債券先物は151円92銭で終了 <円債市場>長期国債先物2021年12月限寄付151円93銭 高値151円97銭 安値151円90銭 引け151円92銭売買高総計16227枚2年 430回 -0.120%5年 149回 -0.095%10年 364回  0.055%20年 178回  0.450%債券先物12月限は、151円93銭で取引を開始。前日NY市場での米長期金利低下を受けて買いが優勢になり、151円90銭から151円97銭まで上げた。その後は、米長期金利が上昇したことでいったん売られ、再び151円90銭をつけた。現物債の取引では、2年債と10年債が買われ、20年債が売られ、5年債はもみ合った。<米国債概況>2年債は0.45%、10年債は1.47%、30年債は1.83%近辺で推移。債券利回りは上昇。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は-0.29%、英国債は0.84%、オーストラリア10年債は1.72%、NZ10年債は2.54%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・22:30 米・10月消費者物価指数(前年比予想:+5.9%、9月:+5.4%)・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.0万件、前回:26.9万件)・24:00 米・9月卸売在庫改定値(前月比予想:+1.1%、速報値:+1.1%)・04:00 米・10月財政収支(予想:-1790億ドル、20年10月:-2840.71億ドル) <KK> 2021/11/10 17:37 注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米インフレ高進で利上げ期待も円買いが重石 10日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。本日発表の米消費者物価指数(CPI)が予想通り高水準なら、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを見込んだドル買いに振れやすい。ただ、欧米株安で円買いがドルの重石となりそうだ。前日の米生産者物価指数(PPI)は高水準を維持。この日は米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.15ドル台後半に浮上、ドル・円は113円10銭台から112円後半へ値を下げた。ただ、インフレ高進が意識され、ドル買いに振れやすい。一方、本日アジア市場でNY原油先物(WTI)が1バレル=84ドル台に強含むなか、日本経済への影響を懸念した株売りが先行。全般的にリスク回避的な円買いが、主要通貨を下押しした。この後の海外市場は米国のインフレ指標を受けた金融政策が焦点。今晩のCPIは前年比+5.9%と、前月の+5.4%を上回ると予想されている。FRB当局者からは早期利上げに慎重な見解が相次ぐものの、インフレ高進は引き締めへの思惑につながり金利高・ドル高が見込まれる。ただ、欧米株安なら円買いが想定され、ドルなど主要通貨の上値を抑える見通し。他方、FRB人事でハト派のブレイナード理事の議長就任への観測も、ドル買いを抑制しよう。【今日の欧米市場の予定】・22:30 米・10月消費者物価指数(前年比予想:+5.9%、9月:+5.4%)・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.0万件、前回:26.9万件)・24:00 米・9月卸売在庫改定値(前月比予想:+1.1%、速報値:+1.1%)・04:00 米・10月財政収支(予想:-1830億ドル、20年10月:-2840.71億ドル) <FA> 2021/11/10 17:25 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は切り返し、夕方に113台回復 10日の東京外為市場でドル・円は切り返し。日経平均株価の弱含みを受けた円買いでドルは112円後半から112円77銭まで値を下げた。ただ、今晩発表の米消費者物価指数は高水準が予想され、利上げ観測を背景にドル買いが優勢となり夕方にかけて113円09銭まで切り返した。・ユーロ・円は130円95銭から130円65銭まで下落した。・ユーロ・ドルは1.1595ドルから1.1565ドルまで値を下げた。・17時時点:ドル・円113円00-10銭、ユーロ・円130円80-90銭・日経平均株価:始値29,209.06円、高値29,296.88円、安値29,080.04円、終値29,080.52円(前日比183.27円安)【経済指標】・日・10月マネーストックM3:前年比+3.7%(予想:+3.7%、9月:+3.8%)・中・10月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.4%、9月:+0.7%)・中・10月生産者物価指数:前年比+13.5%(予想:+12.3%、9月:+10.7%)・独・10月消費者物価指数改定値:前年比+4.5%(予想:+4.5%、速報値:+4.5%)【要人発言】・ブラード米セントルイス連銀総裁「来年2回の利上げを予想」「予測は時間の経過とともに変化する可能性がある」 <TY> 2021/11/10 17:00 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:小幅に上昇、インフレ意識するも朝高の後は伸び悩む展開 大阪取引所金標準先物 22年10月限・日中取引終値:6617円(前日日中取引終値↑5円)・推移レンジ:高値6637円-安値6611円10日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は小幅に上昇した。昨日、米国で発表された10月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.6%上昇と、9月の同0.5%上昇から上昇率が高まったことなどから、市場ではインフレが意識され、ヘッジ(回避)手段として金の投資需要増加が指摘された。ただ、今日は米長期金利が底堅い動きとなり、金利のつかない資産である金の魅力が低下するとの見方もあり、金への資金流入は限定的となり、今日の金先物は朝方に高値をつけた後は伸び悩む展開となった。 <FA> 2021/11/10 16:05 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は持ち直し、円買い抑制で 10日午後の東京市場でドル・円は持ち直し、112円90銭台に値を戻している。上海総合指数や香港ハンセン指数は下げ幅を縮小し、アジア株安を嫌気した円買いを弱めた。また、時間外取引の米株式先物も下げ渋り、円買いを抑制する要因となった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円77銭から112円96銭、ユーロ・円は130円65銭から130円95銭、ユーロ・ドルは1.1576ドルから1.1595ドル。 <TY> 2021/11/10 16:03 注目トピックス 市況・概況 米インフレ警戒と中国不動産リスクへの警戒感から利食い優勢の展開【クロージング】 10日の日経平均は4営業日続落。178.68円安の29106.78円(出来高11億5000万株)で取引を終えた。9日の米国市場の下落や円安一服などを背景に売りが先行して始まった。その後も、米国では消費者物価指数(CPI)の発表を控えているほか、中国では中国恒大集団が3本のドル建て債の利払いで30日間の猶予期間が10日に終了することから、中国不動産リスクへの警戒感が強まった。上海、香港市場では1%を超える下落場面が見られたことも持ち高調整の流れに向かわせ、大引け間際には一時29079.77円まで下落幅を広げた。東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、パルプ紙、海運、その他製品など8業種が上昇。一方、ゴム製品、空運、鉄鋼、非鉄金属など24業種が下落(変わらず1)した。指数インパクトの大きいところでは、NTTデータ<9613>、ネクソン<3659>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>が軟化した。前日の米国市場は、10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高水準となったため、インフレへの警戒から利食い売りが先行。主要株価指数が反落した流れを受けて、東京市場では主力株中心に売りが先行して始まった。その後も米株先物が下げ幅を広げたほか、中国や香港などのアジア市場の株安もあって、次第に売りが膨らむ需給状況となった。一方、このところ軟調だった海運株は反発し、通期業績予想を上方修正した日産自<7201>、強気の格付けが好感された三井ハイテク<6966>などが堅調だった。関係者からは米国のインフレに対する警戒感が拭えないとみている向きが多く、今夜発表される米CPIの結果と米国金融市場の動きを見極めたいとの雰囲気が強まっていた。なお、食品とエネルギーを除くCPIの市場予想は前年同月比4.3%増と9月の4.0%増から小幅に伸びが加速することが想定されている。 <FA> 2021/11/10 16:00 注目トピックス 市況・概況 日経VI:上昇、午後は株価軟調でやや警戒感強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比+0.69(上昇率3.42%)の20.87と上昇した。なお、高値は20.92、安値は20.08。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下げて始まった。その後、午前の時間帯は日経225先物がマイナス圏ながら底堅く推移し、日経VIは概ね小幅に上昇した水準で推移したが、午後は日経225先物が下げ幅を拡大し、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIはやや上昇幅を広げた。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2021/11/10 16:00

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