相場概況ニュース一覧
相場概況
日経平均は反発、売り買い一巡後は決算銘柄に関心は集中
*16:00JST 日経平均は反発、売り買い一巡後は決算銘柄に関心は集中
7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は0.59ドル安の43729.34ドル、ナスダックは285.99ポイント高の19269.46で取引を終了した。大統領選挙でのトランプ氏勝利を好感した買いが続いたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り利下げを決定、長期金利の低下に連れナスダックは続伸し連日で過去最高値を更新。相場全体を押し上げたがダウはプラス圏を維持できずまちまちで終了した。米国株まちまちもナスダックの強い動きを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。朝方に入った11月限オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んだ売買がやや買いに傾いたことなども影響し、日経平均は39818.41円まで上げ幅を広げたが、昨日の高値39884.01円には届かなかったことなどから上げ幅をじりじりと縮小。引き続き決算発表銘柄に関心が向かい、売り買い一巡後の日経平均は39500円水準でのもみ合いとなった。なお、SQ値は概算39901.35円。大引けの日経平均は前日比118.96円高(+0.30%)の39500.37円となった。東証プライム市場の売買高は24億412万株。売買代金は5兆2651億円。業種別では、サービス、その他金融、情報・通信、精密機器、証券・商品先物取引などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器、ゴム、鉱業、ガラス・土石などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38.4%、対して値下がり銘柄は58.9%となっている。日経平均採用銘柄では、今期純利益見通しを大幅に上方修正した古河電工<5801>がストップ高比例配分となったほか、好業績や株主還元策などが材料視されて味の素<2802>が買われ上場来高値を更新。決算発表を受けて川崎重工<7012>も買われたほか、三菱重工<7011>、日本製鋼所<5631>など政策関連銘柄も上昇。このほか、野村総合研究所<4307>、ZOZO<3092>、スズキ<7269>、京成電鉄<9009>などが買われた。一方、経常利益予想を下方修正した太陽誘電<6976>は急落で年初来安値を更新。また、業績内容や世界の生産能力を2割削減すると発表した日産自<7201>が大幅安となったほか、今期業績を減益予想に下方修正した資生堂<4911>も売り優勢。朝方、業績内容を材料に買い優勢となったフジクラ<5803>は買い一巡後に失速し前日比マイナス圏での推移。このほか、カナデビア<7004>、UBE<4208>、デンカ<4061>、マツダ<7261>、王子ホールディングス<3861>、トヨタ自<7203>などが売られた。
<FA>
2024/11/08 16:00
相場概況
日経平均は3日ぶりに反落、前日大幅高の反動が先行
*16:00JST 日経平均は3日ぶりに反落、前日大幅高の反動が先行
6日の米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は1508.05ドル高の43729.93ドル、ナスダックは544.29ポイント高の18983.46で取引を終了した。大統領選挙通過で不透明感払拭に買われ、寄り付き後、大幅高。規制緩和などが企業の収益増につながるなど第2次トランプ政権のプロビジネス策への期待に買いが加速し、終日堅調に推移。景気にも楽観的な見解や連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待に相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大し、過去最高値を更新し終了。米国株の大幅上昇を受けて、東京市場も買い優勢で取引を開始した。寄付き後に日経平均は39884.01円まで上昇したが、トランプ氏勝利は既に前日の急騰で織り込まれていたことから、買い一巡後の日経平均は一気に39000円割れ寸前まで下落する場面も見られた。上下に振れる荒い展開となったが、トヨタ自<7203>や銀行株などがしっかりだったことから後場は下げ幅をやや縮小。決算銘柄なども物色されたことから、プライム市場の売買代金は6兆円台と商い活況となった。大引けの日経平均は前日比99.26円安(-0.25%)の39381.41円となった。東証プライム市場の売買高は27億5761万株。売買代金は6兆594億円。業種別では、精密機器、小売、医薬品、非鉄金属の4セクターのみ下落した一方、繊維、保険、建設、鉄鋼、電気・ガスなどが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76.9%、対して値下がり銘柄は21.4%となっている。日経平均採用銘柄では、純利益見通しを下方修正したミネベアミツミ<6479>が大幅安となったほか、上期純利益が市場予想に届かなかったことでニトリHD<9843>も売られた。また、昨日決算を材料に買われたバンナムHD<7832>も反落。スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>など半導体株が売られた。このほか、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、中外製薬<4519>、HOYA<7741>、オムロン<6645>などが下落した。一方、京王<9008>は、業績及び配当予想の上方修正や自社株買いなどを材料に大幅高となったほか、ダイキン<6367>、東武<9001>、東海カーボン<5301>も決算が材料視されて上昇。このほか、ヤマハ発動<7272>、デンソー<6902>、太平洋セメント<5233>、コニカミノルタ<4902>、ディー・エヌ・エー<2432>、東京ガス<9531>などが買われた。後場は、大成建設<1801>、清水建設<1803>など大手ゼネコン、東レ<3402>の上げが目立った。
<FA>
2024/11/07 16:00
相場概況
日経平均は大幅続伸、大統領選でのトランプ氏勝利を織り込む動き
*16:00JST 日経平均は大幅続伸、大統領選でのトランプ氏勝利を織り込む動き
5日の米国市場は上昇。ダウ平均は427.28ドル高の42221.88ドル、ナスダックは259.19ポイント高の18439.17で取引を終了した。大統領選挙通過により不透明性が払拭されるとの期待に買われ、寄り付き後、上昇。10月ISM非製造業景況指数の予想外の改善で、ソフトランディング期待を受けた買いも強まり反発。終日相場は高値圏で推移し終了した。米国株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。38600円台でスタートした日経平均は、為替の急速な円安推移を受けて上げ幅をじりじりと拡大し39000円台を突破した後も上昇する強い展開となった。米大統領選挙で、トランプ前大統領が激戦州を含め順調に選挙人を獲得していたことから、トランプトレードが意識され、日経平均は後場一段高。取引時間中の決算発表銘柄への関心も引き続き高まったことから、プライム市場の売買代金は5兆円台乗せとなった。大引けの日経平均は前日比1005.77円高(+2.61%)の39480.67円となった。東証プライム市場の売買高は24億5518万株。売買代金は5兆6352億円。業種別では、銀行、機械、その製品、保険、非鉄金属などが上昇した一方、海運、水産・農林、電気・ガス、倉庫・運輸関連、陸運などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は66.7%、対して値下がり銘柄は29.5%となっている。日経平均採用銘柄では、トランプトレードの影響で、三菱重工<7011>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>など防衛関連の一角が上げ幅を拡大。IHIは強い決算も発表したことからストップ高となった。また、一部証券会社のポジティブなレポートを受けてアドバンテスト<6857>も大幅高したほか、時間外の米10年国債利回りが4.4%台まで上昇したことなどが刺激材料となり、りそなHD<8308>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>など銀行株も買われた。このほか、フジクラ<5803>、TDK<6762>、ファナック<6954>、古河電工<5801>などが上昇した。なお、決算発表を受けてトヨタ自<7203>は乱高下したが、結果として前日比プラス圏で取引を終えた。一方、決算の内容や成長率鈍化などが嫌気されてメルカリ<4385>が急落したほか、構造改革などが影響し通期営業赤字に下方修正したコニカミノルタ<4902>も売られた。このほか、シャープ<6753>、ニトリHD<9843>、パナソニックHD<6752>などがさえない。後場入り後、通期業績見通しを下方修正したホンダ<7267>が売られたことで、マツダ<7261>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>など自動車関連が売られたほか、郵船<9101>も決算が嫌気されて下落した。
<FA>
2024/11/06 16:00
相場概況
日経平均は大幅反発、買戻し一巡後は米大統領選前で上値重い展開に
*16:00JST 日経平均は大幅反発、買戻し一巡後は米大統領選前で上値重い展開に
4日の米国株式市場は反落。ダウ平均は257.59ドル安の41794.60ドル、ナスダックは59.93ポイント安の18179.98で取引を終了した。大統領選挙を控えた不透明感に手仕舞い売りが先行したと見られ、寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。ナスダックは長期金利の低下が支援したほか、エヌビディアの上昇が下支えとなり下げ止った。連休明けの東京市場は、先週末の1000円超の下落に対する反動が先行してスタート。買戻し優勢となった日経平均は38600円台まで上げ幅を拡大する展開となったが、今晩の米大統領選挙の投開票や、6-7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催などを控え上値は重く、前日下げ幅の半値戻し水準に留まった。なお、本日から大引けの取引時間が30分延長となったことが影響して、連休明けではあるが、プライム市場の売買代金は4兆円台に乗せた。大引けの日経平均は前日比421.23円高(+1.11%)の38474.90円となった。東証プライム市場の売買高は18億9658万株。売買代金は4兆484億円。業種別では、証券・商品先物取引、非鉄金属、卸売、その他金融、金属製品などが上昇した一方、その他製品、空運、サービス、電気・ガス、石油・石炭などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は59.6%、対して値下がり銘柄は37.6%となっている。日経平均採用銘柄では、住友電工<5802>、TDK<6762>、三菱ケミG<4188>、野村ホールディングス<8604>は決算が材料視されて買い優勢となったほか、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>など半導体株の一角がしっかり。このほか、パナソニックHD<6752>、村田製作所<6981>、豊田通商<8015>、京セラ<6971>などが買われた。後場は、決算を発表した東ソー<4042>が一段高となった。一方、中国でピアノ事業が不振で今期純利益見通しを下方修正したヤマハ<7951>が急落したほか、日本ハム<2282>も決算内容が嫌気されて売られた。サイバーエージ<4751>は証券会社のネガティブなレポートを受けて売り優勢。このほか、中外製薬<4519>、塩野義製薬<4507>などが下落。後場は、決算を発表した三菱重工<7011>が下げ幅を拡大した。
<FA>
2024/11/05 16:00
相場概況
日経平均は大幅続落、米ハイテク株安などを受けて一時37000円台に突入
*15:30JST 日経平均は大幅続落、米ハイテク株安などを受けて一時37000円台に突入
10月31日の米国株式市場は続落。ダウ平均は378.08ドル安の41763.46ドル、ナスダックは512.78ポイント安の18095.15で取引を終了した。コアPCE価格指数が予想を上回り、寄り付き後、下落。月末で雇用統計を控え調整売りに続落した。ソフトウエア会社のマイクロソフトやソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズの下落が重しとなり、ナスダックは下げを加速。終盤にかけて、イランが対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で中東情勢悪化懸念も売り材料となり終了。米国市場でハイテク株が下落したことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始。為替が1ドル152円台前半と円高ドル安に振れたことなども影響して、日経平均は38500円台でスタートした後は下げ幅を拡大した。決算が嫌気されてレーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>が急落するなど半導体株の下げが目立った。後場も日経平均はじり安の展開となり、一時37000円台を割り込む場面も見られるなど全面安となった。大引けの日経平均は前日比1027.58円安(-2.63%)の38053.67円となった。東証プライム市場の売買高は19億9628万株。売買代金は4兆4905億円。業種別では、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、化学、機械などが下落した一方、ガラス・土石のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は13.3%、対して値下がり銘柄は85.3%となっている。日経平均採用銘柄では、市場コンセンサスを大幅に下回ったことでレーザーテックがきつい下落となったほか、ソシオネクスト、富士通<6702>、ニコン<7731>、住友重<6302>も決算内容が嫌気されて売り優勢となった。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>など電線株も弱い。このほか、資生堂<4911>、ソフトバンクG<9984>、日本電気硝子<5214>、東京エレクトロン<8035>などが売られた。後場は、決算を発表したSUBARU<7270>が一段安となった。一方、決算が材料視されて三菱電機<6503>、パナソニックHD<6752>の上げが目立ったほか、イオン<8267>との資本業務提携や株式分割などを発表した京成電鉄<9009>が大幅高。また、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>、しずおかFG<5831>、コンコルディアFG<7186>など銀行株はしっかり。このほか、ジェイテクト<6473>、日本ガイシ<5333>、ニチレイ<2871>、協和キリン<4151>などが買われた。後場は決算を材料に旭化成<3407>が上昇。
<FA>
2024/11/01 15:30
相場概況
日経平均は4日ぶりに反落、半導体株安が影響するも39000円台は維持
*15:30JST 日経平均は4日ぶりに反落、半導体株安が影響するも39000円台は維持
30日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.51ドル安の42141.54ドル、ナスダックは104.82ポイント安の18607.93で取引を終了した。重機メーカー、キャタピラーの下落がダウの重しとなり、寄り付き後、まちまち。民間部門の雇用統計が予想を上回ったほか、7-9月期国内総生産(GDP)も前四半期から伸び鈍化も依然堅調な成長を示したためソフトランディング期待に相場は上昇した。しかし、長期金利の上昇が警戒されたほか半導体セクターが弱く、上値が抑制され失速。終盤にかけて下落に転じ終了した。米国株安や3日続伸に対する反動などが先行して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は終始前日比マイナス圏での推移となったが、決算発表銘柄中心の地合いとなっており、指数を売り崩すような動きは見られず。ランチタイムに、日本銀行の金融政策決定会合の結果「金融政策の現状維持」が伝わった後、為替が1ドル152円台とやや円高に振れたタイミングで、日経平均は下げ幅を広げる場面も見られたが、瞬間的な動きに留まった。大引けにかけては下げ幅を縮小し、39000円台で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比196.14円安(-0.50%)の39081.25円となった。東証プライム市場の売買高は21億9131万株。売買代金は4兆9740億円。業種別では、電気機器、パルプ・紙、卸売、輸送用機器、小売などが下落した一方、金属、海運、陸運、非鉄金属、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69.0%、対して値下がり銘柄は27.8%となっている。日経平均採用銘柄では、決算発表内容が嫌気されて、京セラ<6971>、野村総合研究所<4307>、日立<6501>、エムスリー<2413>、サイバーエージェント<4751>、アルプスアルパイン<6770>の下げが目立った。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>など半導体株の一角もさえない。後場は、アイシン<7259>が今期純利益見通しを引き下げたことから後場一段安となり、トヨタ自<7203>も弱い動きとなった。一方、想定以上に底堅い決算が評価されて三菱自動車<7211>が大幅高となったほか、通期業績見通しの大幅な上方修正と自社株買いを発表したアドバンテスト<6857>も買われた。また、デンソー<6902>は今期純利益見通しの下方修正を発表するも、同時に発行済の9.62%という大規模な自社株買いも発表したことで買われた。このほか、商船三井<9104>、ニチレイ<2871>、信越化学<4063>、日本電気硝子<5214>、良品計画<7453>などがしっかり。
<FA>
2024/10/31 15:30
相場概況
日経平均は3日続伸、ハイテク株買いなどが影響して39000円台回復
*15:30JST 日経平均は3日続伸、ハイテク株買いなどが影響して39000円台回復
29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は154.52ドル安の42233.05ドル、ナスダックは145.56ポイント高の18712.75で取引を終了した。JOLTS求人件数が予想以上に減少し、労働市場の冷え込みや景気減速を警戒した売りに寄り付き後、下落。ダウは長期金利の上昇を嫌気し反落。その後、消費者信頼感の改善を好感、また、財務省が実施した7年債入札の結果が好調で金利が伸び悩んだため下げ止まった。一方、ナスダックは利下げや主要ハイテク企業決算への期待を受けた買いが押し上げ終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し過去最高値を更新。米国市場でハイテク株が強かったことやアルファベットの好決算などを材料に、東京市場は主力株を中心に買い優勢で取引を開始した。日経平均は寄付きで39000円台を回復した後、じりじりと上げ幅を拡大する展開に。決算発表銘柄に関心が向かったほか、TOPIXコア30銘柄もしっかりするなど大型株主導の地合いとなり、日経平均は39000円台を維持して取引を終えた。大引けの日経平均は前日比373.71円高(+0.96%)の39277.39円となった。東証プライム市場の売買高は34億3300万株。売買代金は7兆9645億円。業種別では、電気・ガス、非鉄金属、機械、精密機器、ガラス・土石などが上昇した一方、ゴム、証券・商品先物取引、その他製品、医薬品、小売などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は55.1%、対して値下がり銘柄は41.1%となっている。日経平均採用銘柄では、米ハイテク株高を受けて、ディスコ<6146>が大幅高となったほか、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が総じて上昇。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>、住友電工<5802>など電線銘柄も買われた。東京電力HD<9501>、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株は女川原発再稼働を材料に上昇。このほか、キーエンス<6861>、SMC<6273>、HOYA<7741>、ニデック<6594>なども上昇した。後場は、決算発表と同時に自社株買いも発表した東京ガス<9531>が一段高となった。一方、今期2200億円の最終赤字見通しと発表した日野自動車<7205>が大幅安となったほか、決算発表で通期営業利益予想の上方修正を発表したものの、市場予想に届かなかったことでコマツ<6301>も売り優勢となり、日立建機<6305>も連れ安となった。また、大和証G<8601>は好決算も株主還元策の発表がなかったことなどから売られた。このほか、中外製薬<4519>、NEC<6701>、ニトリHD<9843>、シャープ<6753>、ディー・エヌ・エー<2432>などが下落。後場は決算を発表した住友ファーマ<4506>が急落した。
<FA>
2024/10/30 15:30
相場概況
日経平均は続伸、薄商いのなか金融株が上昇
*15:30JST 日経平均は続伸、薄商いのなか金融株が上昇
28日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は273.17ドル高の42387.57ドル、ナスダックは48.58ポイント高の18567.19で取引を終了した。イスラエルによる対イラン報復攻撃が限定的にとどまり中東情勢の緊迫化懸念の緩和で、寄り付き後、上昇。今週予定されているハイテクなど主要企業の好決算を期待した買いに続伸した。ナスダックは終盤にかけ長期金利の上昇を嫌気し、失速したが、相場は終日堅調に推移した。米国株高にも関わらず、東京市場は前日の大幅反発の反動が先行し利益確定売りで取引を開始した。日経平均は38400円台まで下落したが、売り一巡後はメガバンクなど金融株が買われるなど大型株がじりじりと上げ幅を広げる展開となり、日経平均は切り返す格好に。後場も小動き推移で売買代金は3.5兆円と商い閑散となったが、高値引けで取引を終えるなどしっかりとした動きは確認できた。大引けの日経平均は前日比298.15円高(+0.77%)の38903.68円となった。東証プライム市場の売買高は15億8652万株。売買代金は3兆5920億円。業種別では、銀行、証券・商品先物取引、その他金融、鉱業、非鉄金属などが上昇した一方、ガラス・土石、金属製品、輸送用機器の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は77.4%、対して値下がり銘柄は19.6%となっている。日経平均採用銘柄では、足元さえなかったIHI<7013>、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>など防衛関連銘柄が買われたほか、三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>、みずほFG<8411>、三井住友FG<8316>など金融株も上昇。このほか、古河電工<5801>、エムスリー<2413>、日東電工<6988>、コニカミノルタ<4902>、フジクラ<5803>、アステラス製薬<4503>などが買われた。一方、中国事業が落ち込んだことで最終減益見通しを発表したTOTO<5332>が大幅安となったほか、カシオ<6952>、ニデック<6594>など中国関連銘柄の一角も売られた。前日の大幅高の反動が先行し中外製薬<4519>が売られた。このほか、トクヤマ<4043>、キリンHD<2503>、スズキ<7269>、高島屋<8233>などが下落した。
<FA>
2024/10/29 15:30
相場概況
日経平均は大幅反発、選挙結果は織り込み済みで買戻しが先行
*15:30JST 日経平均は大幅反発、選挙結果は織り込み済みで買戻しが先行
先週末の米国市場のダウ平均は259.96ドル安の42114.40ドル、ナスダックは103.12pt高の18518.61ptで取引を終了した。ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回りソフトランディング期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、ダウはマクドナルドの下落や長期金利上昇を警戒した売りに下落に転じ、終盤にかけて下げ幅を拡大した。一方、ナスダックは主要ハイテク企業の決算に期待した買いに終日堅調に推移した。まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の日経平均は、週末の衆議院選挙で与党が過半数を割り込んだことから売りが先行。ただ、先週時点で既に、衆院総選挙に対する警戒感が強まる形で与党の過半数割れの織り込みが進んでいた可能性があり、朝方の売りが一巡した後は切り返して上げ幅を大きく広げる展開となった。また、国内政治の不透明感から日銀が早期に追加利上げに動くのは難しくなったとの見方も広がり、為替が1ドル153円台後半までドル高円安が進行。株の買戻しと円安を材料に、日経平均は一時38700円台まで上昇した。大引けの日経平均は前営業日比691.61円高(+1.82%)の38605.53円となった。東証プライム市場の売買高は17億8266万株。売買代金は3兆8858億円。業種別では、輸送用機器、医薬品、海運業、証券・商品先物取引業、電気機器などが上昇した一方、鉱業、化学、石油・石炭、精密機器の4セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は91.3%、対して値下がり銘柄は7.4%となっている。日経平均採用銘柄では、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>などの半導体関連株が堅調に推移。また、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが上昇となった。日経平均採用以外では、想定以上の業績上方修正を好感された中外製薬<4519>や上半期増益率は一段と拡大する形となったプレミアグループ<7199>が急騰した一方、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>などが軟調に推移した。また、信越化<4063>、フジクラ<5803>も下落。想定外の大幅下方修正にネガティブ反応強まった東京製鐵<5423>やカウフマンCEOの辞任報道が伝わったオリンパス<7733>が急落。このほか、日本製鋼所<5631>、ニトリホールディングス<9843>、テルモ<4543>なども下落した。
<FA>
2024/10/28 15:30
相場概況
日経平均は反落、選挙結果への警戒感強まり買いが入らず
*15:30JST 日経平均は反落、選挙結果への警戒感強まり買いが入らず
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は140.59ドル安の42374.36ドル、ナスダックは138.83ポイント高の18415.49で取引を終了した。新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場への懸念後退で、寄り付き後、堅調。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラの上昇が指数を押し上げ終日堅調に推移した。長期金利の低下も支援し、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは手仕舞い売りに押され下落に転じ、終日軟調に推移し、まちまちで終了した。米国株が高安まちまちだったものの、為替が1ドル151円台まで円高ドル安に振れたことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を挟んだ水準でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大。衆議院選挙では自民党・公明党の政権与党が過半数を割り込むといった話が様々なメディアから報じられており、買い手控えムードは強い。24日の安値37712.19円手前で下げ止まったが、商い閑散の地合いは続いた。なお、本日プライム市場に上場したリガク・ホールディングス<268A>の初値は公開価格を4.4%下回る1205円となった。大引けの日経平均は前日比229.37円安(-0.60%)の37913.92円となった。東証プライム市場の売買高は15億6558万株。売買代金は3兆1579億円。全業種が下落するなか、海運、ゴム製品、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連、サービスの下げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は13.1%、対して値下がり銘柄は84.8%となっている。日経平均採用銘柄では、第3四半期業績が市場コンセンサスを下回り通期純利益予想を下方修正したことが嫌気されてキヤノン<7751>が下落。エヌビディアしっかりだったにも関わらず、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>など半導体株の一角も弱い。川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>の海運株がさえない。このほか、住友ファーマ<4506>、ZOZO<3092>、三越伊勢丹HD<3099>などが下落。一方、コニカミノルタ<4902>が連日で買われているほか、決算発表後のニデック<6594>も堅調推移。安川電機<6506>、ファナック<6954>、資生堂<4911>など中国関連銘柄の一角も買い優勢となった。このほか、旭化成<3407>、マツダ<7261>、SUMCO<3436>、明治ホールディングス<2269>、東京エレクトロン<8035>などが買われた。
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2024/10/25 15:30
相場概況
日経平均は4日ぶりに反発、ポジション調整の買戻しが先行
*15:30JST 日経平均は4日ぶりに反発、ポジション調整の買戻しが先行
23日の米国株式市場は下落。ダウ平均は409.94ドル安の42514.95ドル、ナスダックは296.47ポイント安の18276.65で取引を終了した。ファーストフード・チェーン、マクドナルドの下落が重しとなり、寄り付き後、下落。長期金利の上昇でハイテクも弱く、相場は大幅続落した。終日売りが先行し、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。米国株の下落を受けて、日経平均は37000円台で取引を開始したが、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小し、切り返す展開となった。アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>など値がさ半導体株が切り返したことなどが奏功。また、週末に投開票を迎える衆議院選挙への不透明感は引き続き残っているが、公示日(10月15日)の高値40257.34円から5%超調整したことなども意識されて、ポジション調整が入ったもよう。大引けの日経平均は前日比38.43円高(+0.10%)の38143.29円となった。東証プライム市場の売買高は17億1565万株。売買代金は3兆7099億円。業種別では、電気機器、その他製品、倉庫・運輸関連、食料品、その他金融などが買われた一方、電気・ガス、ゴム製品、海運、鉄鋼、輸送用機器などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は36.2%、対して値下がり銘柄は59.5%となっている。日経平均採用銘柄では、引き続きエフィッシモによる大量買付が材料視されてコニカミノルタ<4902>が買われたほか、純利益予想上方修正発表が材料視されてカナデビア<7004>も上昇。ニデック<6594>は荒い値動きとなったが買い優勢で取引を終了。バンナムHD<7832>も業績が材料視されて買われた。このほか、日本製鋼所<5631>、IHI<7013>、大成建設<1801>、フジクラ<5803>、日立<6501>などが買われた。一方、英アームの株価下落が影響してソフトバンクグループ<9984>が下落したほか、上場2日目の東京地下鉄<9023>は買い一巡後に下落。京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、京王電鉄<9008>など首都圏私鉄株もさえない。このほか、ニコン<7731>、資生堂<4911>、住友鉱山<5713>、SUMCO<3436>、ニトリホールディングス<9843>などが下落した。
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2024/10/24 15:30
相場概況
日経平均は3日続落、メトロに関心集中し主力株は売りに押さる展開
*15:30JST 日経平均は3日続落、メトロに関心集中し主力株は売りに押さる展開
22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は6.71ドル安の42924.89ドル、ナスダックは33.12ポイント高の18573.13で取引を終了した。積極的な利下げ期待の後退で売りが継続し、寄り付き後、下落。良好な経済指標や国際通貨基金(IMF)による国内経済の成長見通し引き上げを受けソフトランディング期待を受けた買いが支え相場は上昇に転じた。ダウは終盤にかけ、金利の上昇を嫌気した売りに押され、小幅安、ナスダックはハイテクへの期待に底堅く推移しプラス圏を維持しまちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始。日経平均は前日終値水準でスタートした後は方向感に乏しく38400円水準でのもみ合いとなった。市場の関心は本日プライム市場に上場した東京地下鉄<9023>に向かい、引き続き積極的な売買は手控えられた。後場一段安となり38000円を割り込む場面も見られるなどさえない展開となった。大引けの日経平均は前日比307.10円安(-0.80%)の38104.86円となった。東証プライム市場の売買高は16億7999万株。売買代金は3兆5155億円。業種別では、サービス、海運、銀行、機械、小売などが下落した一方、輸送用機器、食料品、不動産、石油・石炭製品の4セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は15.8%、対して値下がり銘柄は82.0%となっている。日経平均採用銘柄では、ニチレイ<2871>、ニトリホールディングス<9843>、ニッスイ<1332>など円高メリット銘柄の一角が下落したほか、TOTO<5332>、ディスコ<6146>、三菱重工<7011>が引き続き弱い。このほか、昨日買われた川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株は反落した。また、大和証G<8601>、ふくおかFG<8354>、しずおかFG<5831>、コンコルディアF<7186>など金融株も売られた。一方、エフィッシモの大量保有で思惑買いが先行しコニカミノルタ<4902>が大幅高となった。円安進行や米自動車大手GMの好決算などが材料視されて、SUBARU<7270>、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、三菱自<7211>、日産自<7201>など自動車株のほか、デンソー<6902>、ジェイテクト<6473>など自動車部品企業も上昇。このほか、アクティビストの保有が伝わった東京建物<8804>が買われたことから、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>など不動産株も買われた。なお、東京地下鉄の初値は公開価格を35.8%上回る1630円となり、終値は1739円と初値を大幅に上回って取引を終えた。
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2024/10/23 15:30
相場概況
日経平均は大幅続落、総選挙や米国による対中規制が警戒されて10日連続陰線
*15:30JST 日経平均は大幅続落、総選挙や米国による対中規制が警戒されて10日連続陰線
21日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は344.31ドル安の42931.60ドル、ナスダックは50.46ポイント高の18540.01で取引を終了した。長期金利の上昇を警戒した売りに、寄り付き後、下落。ダウは9月景気先行指数の予想以上の悪化を嫌った売りや利益確定売りなどに拍車がかかり、終日軟調に推移し終盤にかけ下げ幅を拡大した。ナスダックは半導体のエヌビディアや携帯端末のアップルの上昇が指数を支え底堅く推移、かろうじてプラス圏を回復し、まちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことで、東京市場は方向感に乏しいスタートとなった。寄付き後の日経平均は薄商いで前日終値水準でのもみ合いとなったが、9時30分以降、先物市場でまとまった売りが入ったことで下げ幅を拡大。衆議院選挙で政権与党が苦戦しているとの話がメディアから相次いだことが嫌気されたほか、米国政府による対中規制などが警戒されて幅広い銘柄が売られる展開となった。日経平均は38200.82円まで下落する場面が見られ、10日連続陰線となった。大引けの日経平均は前日比542.64円安(-1.39%)の38411.96円となった。東証プライム市場の売買高は16億8467万株。売買代金は3兆8079億円。業種別では、機械、建設業、不動産業、証券・商品先物取引業、銀行業などが下落した一方、海運業、ゴム製品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は8.2%、対して値下がり銘柄は90.7%となっている。日経平均採用銘柄では、一部証券会社のネガティブなレポートが影響してTOTO<5332>が下げたほか、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>、IHI<7013>など防衛関連銘柄も売られた。このほか、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>など半導体株も下落。良品計画<7453>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>の下げも目立った。一方、為替が1ドル151円台まで円安ドル高が進んだことで三菱自動車<7211>、トヨタ自<7203>、いすゞ<7202>など自動車株が買われた。また、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株がしっかり。
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2024/10/22 15:30
相場概況
日経平均は小幅反落、前日終値水準でのもみ合いに終始し9営業日連続陰線
*15:30JST 日経平均は小幅反落、前日終値水準でのもみ合いに終始し9営業日連続陰線
先週末の米国市場のダウ平均は36.86ドル高の43275.91ドル、ナスダックは115.94pt高の18489.55ptで取引を終了した。過去最高値付近からの利益確定売りや、景気の楽観的見解の後退で、ダウは軟調に推移。ナスダックは携帯端末のアップルや半導体エヌビディアの上昇がけん引したほか長期金利の低下が後押し堅調に推移し、相場全体を押し上げ。終盤にかけダウも再びプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新した。上昇した米株市場を横目に、シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の39170円。本日の日経平均は若干ながら売りが先行して始まった。その後はプラス圏を回復する場面もみられるなど、半導体関連の一角に買いが入って相場を支えたが、プライム市場の売買代金は3.4兆円に留まるなど積極的な売買は手控えられた。小幅ではあるが、本日も陰線となったことから9営業日連続陰線となった。大引けの日経平均は前日比27.15円安(-0.07%)の38954.60円となった。東証プライム市場の売買高は15億134万株。売買代金は3兆4127億円。業種別では、電気・ガス、水産・農林、銀行、食料品、保険などが下落した一方、海運、ゴム製品、精密機器、サービス、ガラス・土石などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42.4%、対して値下がり銘柄は53.9%となっている。日経平均採用銘柄では、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、霞ヶ関キャピタル<3498>、楽天グループ<4755>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが上昇となった。そのほか、ジェイテックコーポレーション<3446>、サンウェルズ<9229>、PKSHA<3993>などが値上がり率上位となった。一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株やトヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株が軟調に推移。また、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>、JT<2914>などが下落した。上半期営業減益見通しをマイナス視された東洋証券<8614>や通期業績上方修正も出尽くし感が先行したサーティワン<2268>が急落。ほか、北陸電力<9505>、ベイカレント<6532>、北海道電力<9509>などが値下がり率上位となった。
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2024/10/21 15:30
相場概況
日経平均は3日ぶりに反発、米株高で上昇も39000円台を維持できず
*15:40JST 日経平均は3日ぶりに反発、米株高で上昇も39000円台を維持できず
17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.35ドル高の43239.05ドル、ナスダックは6.53ポイント高の18373.61で取引を終了した。小売売上高が予想を上回ったため景気見通し改善で、寄り付き後、上昇。半導体メーカー、台湾セミコンダクターがアジア時間に発表した決算が好調で強い需要期待に同セクターの買いが相場を一段と支援した。金利先安観の後退で、終盤にかけてナスダックは失速したがダウは連日過去最高値を更新し終了。米国株上昇や為替の円安傾向を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株も高安まちまちな上、積極的な買いが手控えられたことなどから39000円を挟んだもみ合いとなった。日米政治イベントなどが意識されて様子見ムードは強まっており、プライム市場の売買代金は3.6兆円台に留まった。大引けの日経平均は前日比70.56円高(+0.18%)の38981.75円となった。東証プライム市場の売買高は14億3152万株。売買代金は3兆6276億円。業種別では、医薬品、機械、銀行、精密機器、海運などが下落した一方、石油・石炭製品、電気・ガス、ゴム製品、陸運、不動産などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は46.0%、対して値下がり銘柄は48.5%となっている。日経平均採用銘柄では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコ<6146>が買い優勢となったほか、富士電機<6504>、SMC<6273>、ファナック<6954>、クボタ<6326>など機械株もしっかり。また、三菱UFJ<8306>、三井住友トラスト<8309>など金融株も買われた。このほか、大塚ホールディングス<4578>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>なども上昇。一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体株の一角が売られたほか、中国関連銘柄の資生堂<4911>、安川電機<6506>の下げもやや目立つ。このほか、良品計画<7453>、ソニーグループ<6758>、アサヒグループ<2502>、住友鉱山<5713>、三井化学<4183>などが売られた。
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2024/10/18 15:40
相場概況
日経平均は続落、半導体安続き39000円を割り込む展開に
*15:30JST 日経平均は続落、半導体安続き39000円を割り込む展開に
16日の米国株式市場は反発。ダウ平均は337.28ドル高の43077.70ドル、ナスダックは51.49ポイント高の18367.08で取引を終了した。半導体セクターへの懸念がくすぶり、寄り付き後、下落。その後は、航空会社、金融の好決算を好感した買いや半導体エヌビディアが買われ、投資家心理の改善を受けて上昇に転じた。ソフトランディング期待も手伝いダウは一段高。長期金利の低下も支援し、ナスダックも底堅く推移し、終盤にかけ相場は上げ幅を拡大した。米株の反発を受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は小幅反発でスタートしたが、すぐに上げ幅を縮小し前日終値水準でのもみ合いに。米株市場では、中国向け需要の減速懸念から半導体製造装置のアプライドマテリアルズやラム・リサーチなどが引き続き売られたことが影響し、値がさ半導体株が下落。日経平均は39000円を割り込み安値引けとなった。大引けの日経平均は前日比269.11円安(-0.69%)の38911.19円となった。東証プライム市場の売買高は16億3220万株。売買代金は3兆7538億円。業種別では、精密機器、非鉄金属、化学、小売、金属製品などが下落した一方、電気・ガス、海運、銀行、空運、証券・商品先物取引などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34.0%、対して値下がり銘柄は62.4%となっている。日経平均採用銘柄では、米半導体株安が影響し、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>など半導体関連銘柄が下落したほか、前日しっかりだったアドバンテスト<6857>も売られた。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>など電線関連も弱い。このほか、ZOZO<3092>、HOYA<7741>、キーエンス<6861>、TDK<6762>、レゾナックHD<4004>がさえない。一方、米銀行の好決算を材料に、千葉銀行<8331>、野村HD<8604>、三菱UFJ<8306>、みずほFG<8411>、しずおかFG<5831>など金融株が上昇した。また、国内証券会社のレポートや原子力規制委が50年超の原発運転を認可したことなどから中部電力<9502>、関西電力<9503>、東京電力HD<9501>など電力株が強い。このほか、太平洋セメント<5233>、SUBARU<7270>、日本郵船<9101>、日本製鋼所<5631>などが買われた。
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2024/10/17 15:30
相場概況
日経平均は5日ぶりに大幅反落、蘭ASMLショックで半導体株が急落
*15:30JST 日経平均は5日ぶりに大幅反落、蘭ASMLショックで半導体株が急落
15日の米国株式市場は反落。ダウ平均は324.80ドル安の42740.42ドル、ナスダックは187.10ポイント安の18315.59で取引を終了した。銀行の決算を好感し、寄り付き後上昇。その後、半導体セクターの下落が影響し相場は下落に転じた。管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループの下落もダウの重しとなり、終盤にかけて主要指数は下げ幅を拡大し終了。蘭半導体製造装置ASMLホールディングの受注低迷や業績見通しの下方修正を受けて、エヌビディアが前日比4%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が同5%超下落したことが影響して、東京市場は半導体株を中心に売り優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は39062.85円と39000円台割れ寸前まで売り込まれたが、為替が1ドル149円台水準で推移したことなどが支援材料となり、売り一巡後は下げ渋る展開となった。大引けの日経平均は前日比730.25円安(-1.83%)の39180.30円となった。東証プライム市場の売買高は16億1511万株。売買代金は3兆9155億円。業種別では、精密機器、電気機器、化学、機械、ガラス・土石製品などが下落した一方、保険業、建設業、電気・ガス業、不動産業の4セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は21.5%、対して値下がり銘柄は75.7%となっている。日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が前日比10%ほどの大幅安となったほか、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の下げが目立った。また、朝方に発表された8月機械受注が前年比、前月比ともにマイナスとなるなど大幅に悪化したことから、安川電機<6506>、SMC<6273>、日本精工<6471>、オムロン<6645>、ファナック<6954>、ニデック<6594>など機械株も売られた。このほか、決算が嫌気されて高島屋<8233>が売られたことで、三越伊勢丹HD<3099>、Jフロントリテイリング<3086>など百貨店株も安い。一方、大成建設<1801>、大林組<1802>はともに国内証券会社が格付けを引き上げたことなどが材料視されて買い優勢となり、清水建設<1803>、鹿島建設<1812>など大手建設株も総じてしっかり。また、東京建物<8804>、住友不動産<8830>、東急不動産HD<3289>、三井不動産<8801>など不動産株も買われた。このほか、三菱重工<7011>は目標株価引き上げを受けて上昇。
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2024/10/16 15:30
相場概況
日経平均は4日続伸、一時40000円台回復もアジア株安などが嫌気か
*15:32JST 日経平均は4日続伸、一時40000円台回復もアジア株安などが嫌気か
14日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は201.36ドル高の43065.22ドル、ナスダックは159.75ポイント高の18502.69で取引を終了した。小幅利下げ観測を受けた売りと、中国政府による追加財政策を背景とした需要回復期待を受けた買いが交錯し、寄り付き後、まちまち。その後、主要企業決算への期待が後押しし、相場は上昇した。さらに、半導体エヌビディアの上昇がナスダックを押し上げ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ダウは連日で過去最高値を更新した。米国株高や為替の円安を材料に、三連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は7月19日以来の40000円台を回復してスタート。エヌビディア上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上げが日経平均を押し上げた。ただ、後場入り後は、軟調なアジア株の動向が嫌気されたほか、40000円台回復などで達成感も意識されて上げ幅を縮小。日経平均は40000円台を割り込んで取引を終えた。大引けの日経平均は前営業日比304.75円高(+0.77%)の39910.55円となった。東証プライム市場の売買高は18億5726万株。売買代金は4兆4380億円。業種別では、銀行業、保険業、電気機器、情報・通信業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、電気・ガス業、非鉄金属、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73.1%、対して値下がり銘柄は23.4%となっている。日経平均採用銘柄では、米ハイテク株上昇を受けて、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンのほか、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の上昇が目立つ。また、米銀行株の上昇を受けて、コンコルディアFG<7186>、しずおかFG<5831>、りそなHD<8308>、ふくおかFG<8354>など銀行株も買われた。このほか、中外製薬<4519>、荏原製作所<6361>、太陽誘電<6976>などが上昇。一方、原油価格の下落を受けて、ENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>、出光興産<5019>など原油関連の下げが目立ったほか、指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が後場一段安。このほか、日本製鉄<5401>、良品計画<7453>、東レ<3402>、フジクラ<5803>、ダイキン工業<6367>なども下落した。
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2024/10/15 15:32
相場概況
日経平均は3日続伸、好決算のファストリに買いが集中
*15:30JST 日経平均は3日続伸、好決算のファストリに買いが集中
10日の米国株式市場は反落。ダウ平均は57.88ドル安の42454.12ドル、ナスダックは9.57ポイント安の18282.05で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想を上回り連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。大型ハリケーンが影響し週次新規失業保険申請件数が大幅増加したことも景気見通し悪化につながり、さらなる売り圧力となり続落した。AI分野を先導する半導体エヌビディアの上昇が相場全体の下支えとなり、終盤にかけ下げ幅を縮小し終了。米国株反落もエヌビディア上昇が材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、上値の重い展開となったが前日比プラス圏は維持。3連休なども意識されて積極的な売買は手控えられ薄商いとなるなか、好業績を発表したファーストリテ<9983>が大幅高となり日経平均を押し上げた。なお、寄付きで算出されたオプションとミニ日経平均先物10月物の特別清算指数(SQ)は39701.93円(概算値)となった。大引けの日経平均は前日比224.91円高(+0.57%)の39605.80円となった。東証プライム市場の売買高は15億7950万株。売買代金は3兆7755億円。業種別では、銀行業、小売業、保険業、非鉄金属、海運業の5セクターのみ上昇した一方、不動産業、陸運業、建設業、金属製品、電気・ガス業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は30.5%、対して値下がり銘柄は66.0%となっている。日経平均採用銘柄では、国内外ユニクロ事業が好調で前期大幅上振れ着地となったファーストリテが上場来高値を更新し、後場一段高いとなったほか、証券会社のポジティブなレポートを材料に商船三井<9104>が買われた。このほか、三井住友FG<8316>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>など銀行株が上昇。フジクラ<5803>、古河電工<5801>、アドバンテスト<6857>、中外製薬<4519>、川崎重工<7012>の上昇も目立った。一方、セブン&アイHD<3382>は企業価値向上に向けた事業再編を発表したが、同時に25年2月期利益予想を引き下げたことが嫌気されて売り優勢となった。このほか、アサヒグループHD<2502>、サッポロホールディングス<2501>、ニトリHD<9843>など円高メリット銘柄の一角が売られた。また、メトロ上場が意識されて、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、京成電鉄<9009>など関東私鉄株もさえない。
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2024/10/11 15:30
相場概況
日経平均は続伸、円安で買われるも中国株やCPI発表が重しに
*15:30JST 日経平均は続伸、円安で買われるも中国株やCPI発表が重しに
9日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は431.63ドル高の42512.00ドル、ナスダックは108.70ポイント高の18291.62で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。しかし、押し目からは、中国政府の景気底入れを目指した財政強化策が世界経済や企業の売上回復を支援するとの期待に買われ、相場は上昇に転じた。FRBが公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、全参加者が利下げ継続で合意したことが明らかになり、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大。ダウは過去最高値を更新し終了した。米国株の強い動きを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台まで上昇した後は、乱高下する中国株式市場を見極めたいとするムードが強まり上げ一服。今晩の米9月消費者物価指数(CPI)発表も意識されて、上値の重い展開となった。プライム市場の売買代金は2日連続で4兆円を割り込んでおり、様子見姿勢の強い地合いとなっている。大引けの日経平均は前日比102.93円高(+0.26%)の39380.89円となった。東証プライム市場の売買高は15億675万株。売買代金は3兆5288億円。業種別では、ゴム製品、保険業、銀行業、医薬品、輸送用機器などが上昇した一方、小売業、サービス業、繊維製品、その他製品、石油・石炭製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は39.2%、対して値下がり銘柄は57.0%となっている。日経平均採用銘柄では、為替が1ドル149円台に乗せていることなどから、スズキ<7269>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>など自動車関連銘柄の一角が買われたほか、Jフロント<3086>はポジティブな証券会社のレポートが材料視されて上昇。このほか、ソフトバンクG<9984>、ニコン<7731>、リコー<7752>、住友電工<5802>、クボタ<6326>などが買われた。一方、24年3-8月期純利益が前年同期比76%減と発表したイオン<8267>は大幅安となったほか、資生堂<4911>、ファナック<6954>など中国関連銘柄の一角もさえない。また、川崎重工<7012>、京成電鉄<9009>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、TOPPANホールディングス<7911>、フジクラ<5803>、NEC<6701>、中外製薬<4519>などが売られた。
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2024/10/10 15:30
相場概況
日経平均は反発、アジア株を横目に見つつ米テック株の上昇が下支えに
*15:30JST 日経平均は反発、アジア株を横目に見つつ米テック株の上昇が下支えに
8日の米国株市場は、126.13ドル高の42080.37ドル、ナスダックは259.02ポイント高の18182.92で取引を終了した。中東情勢の緊迫化懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。NY連銀のウィリアムズ総裁などが小幅な利下げ選択肢も存続することを示唆すると一時相場は売られた。ただ、押し目からはソフトランディング期待やAIの強い需要期待に半導体エヌビディアなどハイテクが買われ、相場を支援し、再び上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。米国株の上昇と為替の落着きなどを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復した後、上げ幅をやや縮めたものの、前日比プラス圏でのしっかりとした推移となった。引き続き上海総合指数や香港ハンセン指数を横目に見た地合いとなったが、上海総合指数が下げ幅を縮小するなど底堅い値動きとなったことで、日経平均へのネガティブな材料とはならなかった。大引けの日経平均は前日比340.42円高(+0.87%)の39277.96円となった。東証プライム市場の売買高は15億8338万株。売買代金は3兆6430億円。業種別では、精密機器、小売業、サービス業、医薬品、化学などが上昇した一方、鉱業、保険業、電気・ガス業、鉄鋼、卸売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は53.8%、対して値下がり銘柄は43.7%となっている。日経平均採用銘柄では、買収提案しているカナダ企業が価格を引き上げると報じられたことで7&iHD<3382>が一時前日比12%ほど急騰し年初来高値を更新した。また、米エヌビディアの上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の一角が買われた。このほか、IHI<7013>、川崎重工<7012>、ニトリHD<9843>、資生堂<4911>、ディスコ<6146>、ZOZO<3092>、キヤノン<7751>などが上昇した。一方、任天堂<7974>はサウジアラビア政府系ファンドが一部売却したことが判明したことで下落。また、原油価格の下落を受けて、INPEX<1605>、出光興産<5019>、出光興産<5019>など資源関連銘柄の一角も弱いほか、三井物産<8031>、丸紅<8002>、三菱商事<8058>など商社株も売られた。このほか、住友化学<4005>、東海カーボン<5301>、日本製鉄<5401>、JFEホールディングス<5411>などがさえない。
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2024/10/09 15:30
相場概況
日経平均は大幅反落、円安一服や中国株の荒い値動きが重しに
*15:30JST 日経平均は大幅反落、円安一服や中国株の荒い値動きが重しに
7日の米国株式市場は反落。ダウ平均は398.51ドル安の41954.24ドル、ナスダックは213.95ポイント安の17923.90で取引を終了した。ハマスによる攻撃から1年目となるイスラエルの首相が攻撃継続を表明、中東情勢悪化への警戒感が強まり、寄り付き後は下落。長期金利の上昇でナスダックも売られ、相場は終日軟調に推移した。新たに発生したハリケーンが勢力を増し、経済の混乱につながるとの懸念が強まり、終盤にかけ一段安となった。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を割り込むと、為替が1ドル147円半ばまで円高ドル安が進行したことから、下げ幅をやや広げる展開となった。また、国慶節明けの上海総合指数は前営業日比10%超上昇して取引を再開したが、上げ幅を一気に縮小。香港ハンセン指数も下げ幅を一時前日比10%ほどまで拡大するなど、アジア株の荒い値動きが日経平均のネガティブ材料となった。大引けの日経平均は前日比395.20円安(-1.00%)の38937.54円となった。東証プライム市場の売買高は17億9372万株。売買代金は3兆9410億円。業種別では、証券・商品先物取引業、卸売業、輸送用機器、銀行業、保険業などが下落した一方、精密機器、電気・ガス業、鉱業の3セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は14.6%、対して値下がり銘柄は84.2%となっている。日経平均採用銘柄では、前日買われた千葉銀行<8331>、コンコルディアFG<7186>、三井住友<8316>、野村HD<8604>、第一生命HD<8750>など金融株が総じて売られた。また、損保会社から査定業務の委託を受ける東京損保鑑定がランサムウェアの攻撃を受けたと発表したことで情報漏洩の警戒感が先行し、SOMPOホールディングス<8630>、MS&AD<8725>など損保株もさえない。このほか、中国株の荒い値動きが嫌気されて資生堂<4911>、安川電機<6506>、ファナック<6954>など中国関連銘柄も売られた。一方、自社株買いなどが材料視されて富士通<6702>が年初来高値を更新する強い動きとなったほか、ニトリHD<9843>、ニチレイ<2871>、大塚HD<4578>など円高メリット銘柄の一角が上昇。このほか、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、コニカミノルタ<4902>、セイコーエプソン<6724>などが買われた。
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2024/10/08 15:30
相場概況
日経平均は大幅続伸、円安を材料に9月27日以来の39000円台を回復
*15:30JST 日経平均は大幅続伸、円安を材料に9月27日以来の39000円台を回復
先週末の米国市場のダウ平均は341.16ドル高の42352.75ドル、ナスダックは219.38pt高の18137.85ptで取引を終了した。東海岸の港湾労組スト終了や9月雇用統計の強い結果を好感した買いに、寄り付き後、上昇。景気見通しの大幅改善で終日堅調に推移した。AI関連の需要増期待に半導体のエヌビディアなどの上昇がナスダックの上昇をけん引。終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、ダウは過去最高値を更新した。上昇した米株市場を横目に、今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均株価もシカゴ先物の流れを受けて上昇して始まった。依然として中東情勢など地政学リスクは警戒されているが、米雇用統計の結果を受けて次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅な利下げ観測は後退。為替が1ドル149円台をつけるなど円安が加速し、輸出関連銘柄を中心に強い一日となった。買い一巡後の日経平均は上値が重くなったが、終値ベースでは9月27日以来の39000円台回復となった。大引けの日経平均は前営業日比697.12円高(+1.80%)の39332.74円となった。東証プライム市場の売買高は19億1272万株。売買代金は4兆4765億円。業種別では、銀行業、保険業、証券・商品先物取引業、その他製品、サービス業などが上昇した一方、パルプ・紙、空運業、鉄鋼、海運業、不動産業の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74.9%、対して値下がり銘柄は21.8%となっている。日経平均採用銘柄では、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、フジクラ<5803>、メルカリ<4385>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが大幅高となった。ほか、第1四半期増益決算や実質増配を受けてウェザーニューズ<4825>が急騰、上半期業績は従来計画を上振れ着地したサンエー<2659>、LITALICO<7366>などが値上がり率上位となった。一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船<9107>などの海運株が引き続き軟調に推移。7-9月期個別売上高が市場コンセンサス比で下振れたディスコ<6146>が急落、市場コンセンサス水準にまで業績予想を下方修正した安川電機<6506>なども下落。ほか、光通信<9435>、あさひ<3333>、エニグモ<3665>などが値下がり率上位となった。
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2024/10/07 15:30
相場概況
日経平均は続伸、米雇用統計発表前で積極的な売買手控え
*15:30JST 日経平均は続伸、米雇用統計発表前で積極的な売買手控え
3日の米国市場のダウ平均は184.93ドル安の42011.59ドル、ナスダックは6.64pt安の17918.48ptで取引を終了。中東情勢の深刻化懸念が重しとなったが、ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したため景気見通し改善で一時プラス圏に回復した。しかし、バイデン大統領がイスラエルのイラン報復を巡り石油施設攻撃の可能性を示唆すると原油高や地政学的リスク上昇を警戒した売りが加速し、再び下落。ナスダックは半導体のエヌビディアの上昇が下支えとなったが雇用統計の発表を控えた警戒感に利益確定売りにより、戻り鈍く終了した。下落した米株市場を横目に、今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことが東京市場の半導体関連株などの株価下支え要因となった。また、外為市場で円相場が落ち着いた推移となり安心感が台頭。ただ、引き続き中東の地政学リスクが懸念されていることに加えて、米国では今晩9月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、上げ幅は限定的となっている。大引けの日経平均は前日比83.56円高(+0.22%)の38635.62円となった。東証プライム市場の売買高は18億1827万株。売買代金は3兆8802億円。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、パルプ・紙が上昇した一方、海運業、輸送用機器、電気機器の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69.8%、対して値下がり銘柄は27.2%となっている。日経平均採用銘柄では、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株が堅調に推移、エムスリー<2413>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが大幅高となった。ほか、第1四半期好決算や自社株買いを発表したクスリのアオキ<3549>が急騰、上半期営業利益は従来予想を上回る着地となったワールド<3612>などが値上がり率上位となった。一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株が軟調に推移。ディスコ<6146>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、フジクラ<5803>、伊藤忠<8001>などが下落。米金利低下期待織り込んだとして米系証券では格下げとなった住友林業<1911>、6-8月期コンセンサス上振れも目先のピークアウト感強まったキユーピー<2809>などが大幅安となった。ほか、瑞光<6279>、レック<7874>、ジャパンディスプレイ<6740>などが値下がり率上位となった。
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2024/10/04 15:30
相場概況
日経平均は大幅反発、円安推移を材料に前日の下げ分を取り戻す格好に
*15:30JST 日経平均は大幅反発、円安推移を材料に前日の下げ分を取り戻す格好に
2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は39.55ドル高(+0.09%)の42196.52ドル、ナスダックは14.77ポイント高(+0.08%)の17925.13、S&P500は0.79ポイント高(+0.01%)の5709.54で取引を終了した。イスラエルがイランのミサイル攻撃に対する厳しい報復を警告し地政学的リスクの上昇が警戒されたほか、強い雇用関連指標を受けた積極的な利下げ期待後退で、寄り付き後、下落。同時に、景気や雇用見通し改善で、ダウは上昇に転じた。半導体セクターが支援し、ナスダックも底堅く推移し終了。為替の円安ドル高加速を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。値がさのアップル関連株や半導体株などが買われたことで、日経平均はほぼ前日の下げ分(843.21円)を取り戻す動きを見せたが、225先物の短期売買が中心との声も聞かれ、日本株の方向感は読みにくい。香港株の上げ一服や中東情勢の緊迫化などが重しとなり、9月30日以来の39000円台回復とはならなかった。大引けの日経平均は前日比743.30円高(+1.97%)の38552.06円となった。東証プライム市場の売買高は19億664万株。売買代金は4兆2946億円。業種別では、保険業、海運業、医薬品、陸運業、サービス業などが上昇した一方、パルプ・紙、銀行業、鉄鋼、空運業、その他金融業の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は78.4%、対して値下がり銘柄は18.7%となっている。日経平均採用銘柄では、前日売り優勢だったTDK<6762>、太陽誘電<6976>が大幅反発となったほか、マツダ<7261>、SUBARU<7270>など自動車株も買われた。スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>など半導体株も上昇。このほか、ディスコ<6146>、住友ファーマ<4506>、東京海上HD<8766>、エムスリー<2413>などが買われた。一方、早期の追加利上げ観測が後退したことから、りそなHD<8308>、みずほFG<8411>、ふくおかFG<8354>、千葉銀行<8331>、コンコルディアFG<7186>など銀行株が総じて下落したほか、円高メリット銘柄のニトリHD<9843>もさえない。このほか、日本取引所G<8697>、日立<6501>、日野自動車<7205>などが下落した。
<FA>
2024/10/03 15:30
相場概況
日経平均は大幅反落、中東情勢が嫌気されて買い手控えの状況に
*15:30JST 日経平均は大幅反落、中東情勢が嫌気されて買い手控えの状況に
1日の米国株式市場は反落。ダウ平均は173.18ドル安(-0.41%)の42156.97ドル、ナスダックは278.81ポイント安(-1.53%)の17910.36、S&P500は53.73ポイント安(-0.93%)の5708.75で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢を受けた売りが続き、寄り付き後、下落。港湾労働者のスト突入で東海岸の港が閉鎖、9月ISM製造業景況指数が予想を下回り景気減速への懸念を受けた売りやハイテクが重しとなり相場をさらに押し下げた。その後、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃が報じられると中東情勢悪化が警戒され、売りが一段と加速。攻撃終了とともに終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。中東情勢悪化が嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。為替は1ドル143円台後半と前日比で、さほどリスク回避の円買いは入っていない様子だが、日経平均は前日の上昇分を吐き出す格好に。一部では石破政権が掲げる政策に独自色がないことから、買いが入りにくくなっているとの声も聞かれ、後場の日経平均は下げ幅を広げ、一段安となった。大引けの日経平均は前日比843.21円安(-2.18%)の37808.76円となった。東証プライム市場の売買高は20億519万株。売買代金は4兆3895億円。業種別では、空運業、電気機器、銀行業、保険業、小売業などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼、不動産業、水産・農林業の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は15.0%、対して値下がり銘柄は83.2%となっている。日経平均採用銘柄では、アップル下落に伴いTDK<6762>、村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、日東電工<6988>など関連銘柄が総じて下落した。また、フィラデルフィア半導体株価指数(SOX指数)が3%ほど下落したことで、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連も売られた。このほか、富士電機<6504>、ファーストリテ<9983>、信越化学<4063>などが下落した。一方、中東情勢の混迷化に伴い原油価格が上昇したことで、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>など資源関連が買われたほか、バークシャーによる円債発行が引き続き材料視されて丸紅<8002>、三井物産<8031>、三菱商事<8058>など商社株も上昇。このほか、7-9月の自動車販売実績が材料視されて三菱自動車<7211>が買われた。
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2024/10/02 15:30
相場概況
日経平均は大幅反発、円高一服で「石破ショック」の買戻しが先行
*15:30JST 日経平均は大幅反発、円高一服で「石破ショック」の買戻しが先行
9月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は17.15ドル高(+0.04%)の42330.15ドル、ナスダックは69.58ポイント高(+0.38%)の18189.17、S&P500は24.31ポイント高(+0.42%)の5762.48で取引を終了した。9月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため買いが優勢となったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく売りに転じた。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気されたが、アップルの上昇が下支えとなり、終盤にかけプラス圏に回復し相場を押し上げた。月末、四半期末の調整に加え景気に楽観的な議長の見解を受けソフトランディング期待を受けた買いに、終盤にかけてダウも上昇し連日過去最高値を更新した。米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。前日の大幅安の反動が先行し、寄付きから38000円台を回復した日経平均は上げ幅をじりじりと拡大。朝方、日本銀行が公表した日銀金融政策決定会合における主な意見(9月19-20日分)を受けて早期利上げ観測が後退し、為替は一時1ドル144円台まで円安ドル高が進み、大型株の買戻しが優勢となった。日経平均は後場一段高となる場面も見られるなどしっかりとした推移に。大引けの日経平均は前日比732.42円高(+1.93%)の38651.97円となった。東証プライム市場の売買高は19億6258万株。売買代金は4兆1843億円。業種別では、機械、証券・商品先物取引業、卸売業、電気機器、ゴム製品などが上昇した一方、空運業、陸運業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は77.3%、対して値下がり銘柄は20.1%となっている。日経平均採用銘柄では、川崎重工<702>、三菱重工<7011>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連銘柄が総じて買われたほか、三井物産<8031>、住友商事<8053>、伊藤忠<8001>など商社株も上昇。このほか、TDK<6762>、フジクラ<5803>、日東電工<6988>などが上昇。ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株も買われた。一方、ANAホールディングス<9202>、ニトリホールディングス<9843>、ZOZO<3092>、ニチレイ<2871>、サッポロHD<2501>など円高メリット銘柄が総じて売られたほか、10月に入ったことで東京地下鉄の上場が改めて意識されたことから小田急<9007>、東急<9005>、JR東海<9022>など鉄道株が下落した。
<FA>
2024/10/01 15:30
相場概況
日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に
*15:35JST 日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に
先週末27日の米国市場のダウ平均は137.89ドル高(+0.33%)の42313.00ドル、ナスダックは70.70pt安(-0.39%)の18119.59pt、S&P500は7.20pt安(-0.13%)の5738.17ptで取引を終了した。8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援して続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディアの下落が響き、下落に転じ、相場はまちまちで終了した。週末の米国市場がまちまちとなるなか、日経平均は大幅安で取引を開始した。先週末にかけて、自民党総裁選に絡んで高市氏の勝利を織り込んだポジションが積みあがっていたが、石破氏の逆転でこれらが一気に剥がれる格好となり、26日と27日の上昇分を吐き出す展開となった。石破氏は金融所得課税や法人税などへの課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、マーケットの警戒感は強く、落ち着きどころを模索する展開となった。大引けの日経平均は前営業日比1910.01円安(-4.80%)の37919.55円となった。東証プライム市場の売買高は26億5万株。売買代金は6兆1216億円。業種別では、輸送用機器、不動産業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、電気機器などが下落した一方、銀行業のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は7.9%、対して値下がり銘柄は91.5%となっている。日経平均採用銘柄では、東エレク<8035>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株も軒並み下落。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>なども大幅安となった。ほか、業績・配当予想を大幅に下方修正したASTI<6899>がストップ安売り気配、インバウンド需要や富裕層の消費減退懸念で三越伊勢丹<3099>などが値下がり率上位となった。一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株が堅調に推移。石破新総裁誕生で「地方創生」関連として物色されたチェンジHD<3962>、業績・配当予想の上方修正を発表した日本精線<5659>、防災関連銘柄として人気化しているモリタHD<6455>などが大幅高となった。ほか、メディカル・データ・ビジョン<3902>、能美防災<6744>、りそなHD<8308>などが値上がり率上位となった。
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2024/09/30 15:35
相場概況
日経平均は大幅続伸、自民党総裁選への思惑先行で2日連続の高値引け
*15:30JST 日経平均は大幅続伸、自民党総裁選への思惑先行で2日連続の高値引け
26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は260.36ドル高(+0.62%)の42175.11ドル、ナスダックは108.08ポイント高(+0.60%)の18190.29、S&P500は23.11ポイント高(+0.40%)の5745.37で取引を終了した。予想を上回った経済指標を受けて、景気見通し改善に伴う買いに、寄り付き後、上昇。中国政府が成長目標達成のため財政支援強化する方針を示し需要回復見通しも支援材料となった。ナスダックは半導体のマイクロンの上昇がけん引。相場は終日堅調に推移し終了した。米株高や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は9月2日以来となる39000円台を回復してスタートしたが、配当落ちや前日の1000円超の上昇などが意識されて、一時前日比マイナス圏に沈む場面も見られた。ただ、午後、自民党総裁選で財政積極派を掲げる高市氏が一回目の投票で一位となったことで、為替は1ドル146円台まで円安が加速。日経平均は上げ幅を広げ、2日連続となる高値引けで取引を終えた。大引けの日経平均は前日比903.93円高(+2.32%)の39829.56円となった。東証プライム市場の売買高は22億4955万株。売買代金は5兆6354億円。業種別では、精密機器、機械、化学、不動産業、電気機器などが上昇した一方、銀行業、石油・石炭製品、パルプ・紙、鉱業、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は39.0%、対して値下がり銘柄は56.4%となっている。日経平均採用銘柄では、資生堂<4911>、安川電機<6506>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、SMC<6273>など中国関連銘柄の一角が買われたほか、米テック株の上昇を受けて、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が上昇。このほか、荏原製作所<6361>、住友鉱山<5713>、オムロン<6645>、レゾナックHD<4004>などが買われた。一方、原油価格下落を受けてENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>が下落したほか、自民党総裁選に対する思惑で10年債利回りが0.8%まで低下したことで、三井住友トラストHD<8309>、りそなHD<8308>、三井住友FG<8316>、コンコルディアFG<7186>、みずほFG<8411>、MS&AD<8725>、野村HD<8604>など金融株が総じて売られた。このほか、大成建設<1801>、大林組<1802>、ニチレイ<2871>、ニデック<6594>などが下落した。
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2024/09/27 15:30
相場概況
日経平均は大幅反発、円安を材料に1000円超の上昇に
*15:30JST 日経平均は大幅反発、円安を材料に1000円超の上昇に
25日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は293.47ドル安(-0.70%)の41914.75ドル、ナスダックは7.69ポイント高(+0.04%)の18082.21、S&P500は10.67ポイント安(-0.19%)で取引を終了した。経済協力開発機構(OECD)の世界経済成長見通し上方修正を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後、ダウは過去最高値付近からの利益確定売りが強まったほか、8月新築住宅販売が7月から減少し大幅下落に転じた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなったが、半導体セクターが強く、下値を支え小幅高。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大し、まちまちで終了した。為替の円安推移を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから半導体株が上昇しており、日経平均は寄付き後、75日移動平均線を突破。為替が一時1ドル145円台まで円安ドル高が加速したことから、輸出関連銘柄など大型株に資金が向かう展開となり、日経平均は1000円超の大幅高で高値引けとなった。大引けの日経平均は前日比1055.37円高(+2.79%)の38925.63円となった。東証プライム市場の売買高は20億8531万株。売買代金は5兆2377億円。全業種が上昇するなか、その他製品、金属製品、電気機器、機械、ガラス・土石製品の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は96.0%、対して値下がり銘柄は3.4%となっている。日経平均採用銘柄では、米マイクロンの好決算や円安推移を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>など半導体株が総じて上昇。このほか、荏原製作所<6361>、ディスコ<6146>、三越伊勢丹HD<3099>、日立<6501>、ソフトバンクグループ<9984>などが買われた。一方、昨日急落した協和キリン<4151>が引き続き売られたほか、アステラス製薬<4503>、東海カーボン<5301>、ニトリHD<9843>、三菱ケミカルグループ<4188>、 エムスリー<2413>、メルカリ<4385>が下落した。なお、日経平均採用銘柄で下落したのはこの7銘柄のみとなった。
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2024/09/26 15:30