相場概況ニュース一覧

相場概況 日経平均は続落、東エレク失速でマイナス圏での推移に *15:30JST 日経平均は続落、東エレク失速でマイナス圏での推移に 12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は35.21ドル安(-0.09%)の38712.21ドル、ナスダックは264.89ポイント高(+1.53%)の17608.44、S&P500は45.71ポイント高(+0.85%)の5421.03で取引を終了した。予想を下回った5月消費者物価指数(CPI)を受け年内の利下げ期待を受けた買いに、寄り付き後は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り政策金利据え置きを決定も、メンバー予測(ドットチャート)で年内の利下げ予想が3回から1回に修正され金利が下げ止まると、ダウは下落に転じた。ナスダックは半導体関連が引き続き支援し終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、まちまちで終了。ナスダックの上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅高を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が上昇。値がさ半導体株の上昇が影響し、日経平均は前日比プラス圏でスタートしたが、買い一巡後の東京エレクトロンが失速。明日、日銀金融政策決定会合の結果発表を控えていることから様子見ムードが強まり、積極的な売買は手控えられた。大引けの日経平均は前日比156.24円安(-0.40%)の38720.47円となった。東証プライム市場の売買高は16億1802万株、売買代金は3兆9883億円。業種別では、電気・ガス業、保険業、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属などが下落した一方、機械、サービス業の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は16%、対して値下がり銘柄は81%となっている。日経平均採用銘柄では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが低下したことから、T&Dホールディングス<8795>、SOMPOホールディングス<8630>、第一生命ホールディングス<8750>、東京海上HD<8766>など保険株の一角が売られた。このほか、アステラス製薬<4503>、エーザイ<4523>、住友化学<4005>、三菱電機<6503>がさえない。SOX指数の大幅高を受けて、ルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株の一角が買われた。また、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>などアップル関連も買い優勢となった。このほか、アクティビストへの思惑から大日本印刷<7912>が後場一段高。 <FA> 2024/06/13 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、FOMC控え売り一巡後はこう着相場に *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反落、FOMC控え売り一巡後はこう着相場に 11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は120.62ドル安(-0.31%)の38747.42ドル、ナスダックは151.02ポイント高(+0.88%)の17343.55、S&P500は14.53ポイント高(+0.27%)の5375.32で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)や消費者物価指数(CPI)の発表を控え警戒感に売られ、寄り付き後から下落。ダウは商業用不動産などへの懸念に銀行セクターが重しとなり、終日、軟調に推移した。一方、ナスダックはアップルの上昇が支援し上昇に転じ終盤にかけて上げ幅を拡大。連日で過去最高値を更新した。米国株は高安まちまちだったが、今晩のFOMC声明発表を前に、東京市場は売り優勢で取引を開始した。週初からの上昇分を打ち消すような下げとなったが、ポジション調整が一巡した後は38800円水準でのもみ合いとなった。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが1.000%を割り込んだことで金融株の重しとなったが、日米中銀会合ウィークのなか、積極的な売りは手控えられ日経平均はこう着。プライム市場の売買代金は今年2番目の低水準となった。大引けの日経平均は前日比258.08円安(-0.66%)の38876.71円となった。東証プライム市場の売買高は15億127万株、売買代金は3兆3653億円。業種別では、パルプ・紙、証券・商品先物取引業、海運業、不動産業、精密機器などが下落した一方、石油・石炭製品、鉱業の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は37%、対して値下がり銘柄は57%となっている。日経平均採用銘柄では、新しい中期経営計画に対する物足りなさが先行し日本製鋼所<5631>が下落したほか、三菱地所<8802>、東京建物<8804>、三井不動産<8801>など不動産株の一角もさえない。このほか、東宝<9602>、第一三共<4568>、王子ホールディングス<3861>、レゾナック・ホールディング<4004>が下落した。一方、米アップル上昇が影響してTDK<6762>、日東電工<6988>、村田製作所<6981>、アルプスアルパイン<6770>、太陽誘電<6976>などアップル関連銘柄がそろって上昇。また、資源価格上昇を受けて、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>、INPEX<1605>も買われた。このほか、あおぞら銀行<8304>、伊藤忠<8001>、レーザーテック<6920>が上昇した。 <FA> 2024/06/12 15:30 相場概況 日経平均は続伸、商い閑散ながら東エレクがけん引し75日線を突破 *15:30JST 日経平均は続伸、商い閑散ながら東エレクがけん引し75日線を突破 10日の米国株式市場は反発。ダウ平均は69.05ドル高(+0.18%)の38868.04ドル、ナスダックは59.40ポイント高(+0.35%)の17192.53、S&P500は13.80ポイント高(+0.26%)の5360.79で取引を終了した。早期利下げ期待の後退で売られ、寄り付き後、下落。同時に、ソフトランディング期待が下値を支えさらに、アップルのイベントでの新人工知能(AI)機能発表を期待したハイテクの買いが相場を押し上げ、上昇に転じた。今週予定されている5月の消費者物価指数(CPI)の発表や、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気配が強まったが、プラス圏は維持。ナスダックは過去最高値を更新し終了した。米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比1%超上昇したことも影響して東エレク<8035>が上昇し、日経平均をけん引。日経平均は寄付き後、一時39336.66円まで上昇する場面も見られ、一日を通して75日移動平均線(39018円水準)を上回った。もっとも、日米中銀ウィークを迎えていることから積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は3営業日連続4兆円割れとなった。大引けの日経平均は前日比96.63円高(+0.25%)の39134.79円となった。東証プライム市場の売買高は13億7719万株、売買代金は3兆5422億円。業種別では、機械、精密機器、非鉄金属、パルプ・紙、石油・石炭製品などが上昇した一方、海運業、証券・商品先物取引業、空運業、倉庫・運輸関連業、陸運業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は61%となっている。日経平均採用銘柄では、証券会社のポジティブなレポートを材料に、古河電工<5801>、住友電工<5802>、フジクラ<5803>と電線大手が上昇したほか、東エレク、アドバンテスト<6857>が買われた。このほか、中外製薬<4519>、太陽誘電<6976>、荏原製作所<6361>、三菱重工<7011>、清水建設<1803>が上昇した。一方、米FDA諮問委員会で、米イーライリリーが開発したアルツハイマ―型認知症治療薬「ドナネマブ」を承認するように全会一致で勧告と伝わっており、競合薬の登場に警戒感が先行しエーザイ<4523>が売られた。このほか、大和証G<8601>、野村<8604>、しずおかFG<5831>など金融株もさえない。また、三菱電機<6503>、三井化学<4183>、シャープ<6753>、村田製作所<6981>も売られた。 <FA> 2024/06/11 15:30 相場概況 日経平均は反発、円安や金利上昇を材料に39000円台回復 *15:30JST 日経平均は反発、円安や金利上昇を材料に39000円台回復 7日の米国株式市場は下落。ダウ平均は87.18ドル安(-0.22%)の38798.99ドル、ナスダックは39.99ポイント安(-0.23%)の17133.13、S&P500は5.97ポイント安(-0.11%)の5346.99で取引を終了した。5月雇用統計が想定以上に強く早期利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後、下落。同時に、経済に楽観的な期待も広がり、一時上昇する局面もあったが、長期金利上昇を嫌気した売りに押され、相場は下落で終了した。米国株は下落したものの、為替の円安推移などを材料に東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが1.0%台に乗せたことなどから、時価総額が大きい金融株も上昇。日経平均は寄付きからじりじりと上げ幅を広げ、39000円台を回復。終値ベースでもこの水準を維持して取引を終えたが、プライム市場の売買代金は今年最低となった。大引けの日経平均は前営業日比354.23円高(+0.92%)の39038.16円となった。東証プライム市場の売買高は13億2952万株、売買代金は3兆3195億円。業種別では、保険業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、非鉄金属、輸送用機器などが上昇した一方、海運業のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は80%、対して値下がり銘柄は17%となっている。日経平均採用銘柄では、長期金利上昇を受けてSOMPOホールディングス<8630>、第一生命ホールディングス<8750>、T&Dホールディングス<8795>、東京海上HD<8766>など保険株の上昇が目立った。また、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>など半導体の一角も堅調。このほか、シャープ<6753>、日立<6501>、荏原製作所<6361>、富士通<6702>が買われた。一方、証券会社のネガティブなレポートを受けて花王<4452>が売られたほか、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など船株も弱い。このほか、積水ハウス<1928>、日本取引所グループ<8697>、アステラス製薬<4503>、大成建設<1801>が売られた。 <FA> 2024/06/10 15:30 相場概況 日経平均は小幅反落、雇用統計前で模様眺め強く25日線水準でのもみ合い *15:30JST 日経平均は小幅反落、雇用統計前で模様眺め強く25日線水準でのもみ合い 6日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は78.84ドル高(+0.20%)の38886.17ドル、ナスダックは14.78ポイント安(-0.09%)の17173.12、S&P500は1.07ポイント安(-0.02%)の5352.96で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想を上回ったため利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。雇用統計の発表を7日に控え、警戒感に利益確定売りが上値を抑制したがダウは底堅く推移した。ナスダックはエヌビディアが伸び悩んだことが重しとなり、終日軟調に推移。相場はまちまちで終了。米国株が高安まちまちだったものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が弱かったことから、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。日経平均は前日比マイナス圏でスタートした後は、一時切り返すなど下への動きは強まらず。米雇用統計発表を前に様子見姿勢は強く、25日移動平均線が位置する38600円を挟んだもみ合い相場となった。大引けの日経平均は前日比19.58円安(-0.05%)の38683.93円となった。東証プライム市場の売買高は13億4640万株、売買代金は3兆4623億円。業種別では、電気・ガス業、輸送用機器、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、陸運業などが下落した一方、非鉄金属、サービス業、化学、海運業、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は57%、対して値下がり銘柄は38%となっている。日経平均採用銘柄では、肥満症治療薬のフェーズ2試験結果が嫌気されたことで、塩野義製薬<4507>が急落したほか、証券取引等監視委員会が処分勧告を検討と報じられたことで三菱UFJ<8306>も売られた。このほか、米ハイテクが軟調だったことでルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト<6857>、ニデック<6594>、ソニーグループ<6758>が下落した。一方、空売りファンドに対する反論実施が材料視されてレーザーテック<6920>が大幅反発したほか、証券会社レポートが材料視されて、日東電工<6988>、Jフロント<3086>、フジクラ<5803>が買われた。また、T&Dホールディングス<8795>、SOMPOホールディングス<8630>など保険株も上昇したほか、メルカリ<4385>、楽天グループ<4755>がしっかり。 <FA> 2024/06/07 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、39000円の壁に跳ね返されるが25日線は維持 *15:30JST 日経平均は3日ぶり反発、39000円の壁に跳ね返されるが25日線は維持 5日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は96.04ドル高(+0.25%)の38807.33ドル、ナスダックは330.86ポイント高(+1.96%)の17187.91、S&P500は62.69ポイント高(+1.18%)の5354.03で取引を終了した。民間部門のADP雇用統計で伸びが予想を下回ったため早期利下げ期待を受けた買いが先行し、寄り付き後、上昇。その後発表されたISM非製造業景況指数が予想以上に成長域に改善したため長期金利の上昇に連れダウは下落に転じたが、根強い年内の利下げ期待を受けた買いに終盤にかけて、再び上昇。ナスダックは半導体エヌビディアの続伸が連日で指数を押し上げ、終日堅調に推移し、過去最高値で終了した。ナスダックの大幅高を受けて、東京市場はハイテク株を中心に買い優勢で取引を開始した。日経平均は上げ幅を拡大し一時39000円台を回復。買い一巡後は、39000円の壁に跳ね返されて上げ幅を縮小したが、下げが目立っていた海運株や、値がさ半導体株などが買われたことで、25日移動平均線を上回ったまま取引を終えた。大引けの日経平均は前日比213.34円高(+0.55%)の38703.51円となった。東証プライム市場の売買高は16億5286万株、売買代金は4兆2683億円。業種別では、海運業、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、非鉄金属、電気・ガス業などが上昇した一方、サービス業、不動産業、繊維製品、空運業、ゴム製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は36%、対して値下がり銘柄は59%となっている。日経平均採用銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>が、モノいう株主「エリオット・マネジメント」による大量保有及び自社株を買い要求と報じられたことで買われた。また、ナスダックの史上最高値更新やエヌビディア上昇を材料に、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株が上昇。このほか、一部証券会社のポジティブなレポートを材料にクレディセゾン<8253>も買われた。一方、空売り専門ファンドであるスコーピオングループによるレポートが引き続きネガティブ視されてレーザーテック<6920>が売り優勢となったほか、アルプスアルパイン<6770>の下げが目立った。このほか、住友ファーマ<4506>、オムロン<6645>、京セラ<6971>、エーザイ<4523>、ニトリホールディングス<9843>が下落した。 <FA> 2024/06/06 15:30 相場概況 日経平均は続落、金利低下で金融株が下落し25日線下回る *15:35JST 日経平均は続落、金利低下で金融株が下落し25日線下回る 4日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は140.26ドル高(+0.36%)の38711.29ドル、ナスダックは28.38ポイント高(+0.17%)の16857.05、S&P500は7.94ポイント高(+0.15%)の5291.34で取引を終了した。景気や金利を巡る不透明感に、寄り付き後はまちまち。そののち発表されたJOLT求人件数が予想を下回り9月の利下げ期待が再燃すると、相場は上昇に転じた。ナスダックは利益確定売りと、金利低下に伴う買いが交錯したが、終盤にかけて、半導体のエヌビディアが一段高となるに連れて上昇。相場は上げ幅を拡大し終了した。米国株は上昇したものの、為替の円高進行などが嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は寄付き後に38343.98円まで下げ幅を拡大。売り一巡後は、金利低下を好感した不動産株の上昇などを支えに一段安は回避したが、25日移動平均線を下回って取引を終えた。大引けの日経平均は前日比347.29円安(-0.89%)の38490.17円となった。東証プライム市場の売買高は17億1743万株、売買代金は4兆6224億円。業種別では、保険業、鉱業、鉄鋼、海運業、非鉄金属などが下落した一方、医薬品、不動産業、情報・通信業、電気・ガス業、精密機器などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は22%、対して値下がり銘柄は75%となっている。日経平均採用銘柄では、前日に上場来高値を更新したリクルートHD<6098>、三越伊勢丹HD<3099>が利益確定売りに押されたほか、金融株や、川崎汽船<9107>、川崎重工業<7012>、三菱電機<6503>が売られた。また、レーザーテック<6920>は一部SNSで公開されたレポートが話題となり大幅安となった。一方、為替が一時154円半ばまで円高ドル安が進行したことで、ニチレイ<2871>、ニトリホールディングス<9843>、セブン&アイHD<3382>など小売関連が上昇したほか、5月の月次売上高が材料視されてファーストリテ<9983>もしっかり。また、日米金利低下を受けて、三井不動<8801>、東急不動産HD<3289>など不動産株も買われた。大引けにかけて、米エリオットが自社株買いを要求と報じられたソフトバンクG<9984>が急伸した。 <FA> 2024/06/05 15:35 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、金融株下落も25日線がサポートに *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反落、金融株下落も25日線がサポートに 3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は115.29ドル安(-0.30%)の38571.03ドル、ナスダックは93.65ポイント高(+0.56%)の16828.67、S&P500は5.89ポイント高(+0.11%)の5283.40で取引を終了した。5月ISM製造業景況指数が予想外に悪化したほか、支払い価格も下落し利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、ダウは景気減速懸念が台頭し、売りに転じ、終日軟調に推移した。一方、ナスダックは半導体のエヌビディアの回復や金利先安観を受けた買いに底堅く推移し相場を支え、まちまちで終了。米国株は高安まちまちだったものの、為替が一時1ドル155円台をつけるなど前日の大引け時点より1円超円高に振れたことが嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は下げ幅を300円超まで広げる場面が見られた。売り一巡後は、25日移動平均線が位置する38552円水準が下値支持線として意識されて下げ止まったが、終始マイナス圏での推移となった。大引けの日経平均は前日比85.57円安(-0.22%)の38837.46円となった。東証プライム市場の売買高は17億486万株、売買代金は4兆2702億円。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、保険業、電気・ガス業、銀行業などが下落した一方、その他製品、サービス業、不動産業、空運業、倉庫・運輸関連業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。日経平均採用銘柄では、原油価格の下落を受けて、INPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>が下落した。また、SOMPOホールディングス<8630>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルHD<8354>、りそなホールディングス<8308>、東京海上HD<8766>など足元買われていた金融株が弱い。一方、リクルートHD<6098>が上場来高値を更新したほか、メルカリ<4385>、ネクソン<3659>が上昇。また、住友ファーマ<4506>のリバウンドも継続。このほか、ヤマハ<7951>、富士通<6702>、古河電工<5801>、ソニーグループ<6758>、三菱重工業<7011>が買われた。 <FA> 2024/06/04 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、引き続き金融株が買われ一時39000円台回復 *15:30JST 日経平均は大幅続伸、引き続き金融株が買われ一時39000円台回復 5月31日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は574.84ドル高(+1.51%)の38686.32ドル、ナスダックは2.06ポイント安(-0.01%)の16735.02、S&P500は42.03ポイント高(+0.80%)の5277.51で取引を終了。4月コアPCE価格指数が予想通りとなったため年内の利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。ダウは終日堅調に推移し、月末での調整、指数の入れ替えなどが影響し終盤にかけ上げ幅を拡大した。一方、ナスダックは半導体セクターの利益確定売りに押され大きく下落に転じたあと下げ幅を縮小した。米国株が高安まちまちだったものの、NYダウが強かったことなどから東京市場は買い優勢で取引を開始した。金融株が引き続き買われたことから日経平均はじりじりと上げ幅を拡大し、一時39000円台に乗せた。買い一巡後は、39000円より上を買い上げる投資家は引き続き不在だったことから上げ幅を縮小したが、75日移動平均線水準でのもみ合いとなった。大引けの日経平均は前営業日比435.13円高(+1.13%)の38923.03円となった。東証プライム市場の売買高は16億7604万株、売買代金は4兆1313億円。業種別では、証券・商品先物取引業、保険業、海運業、鉱業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、電気・ガス業、輸送用機器、非鉄金属、金属製品、医薬品の5セクターが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は62%、対して値下がり銘柄は34%となっている。日経平均採用銘柄では、目立った材料は観測されていないが、足元年初来安値を更新していた住友ファーマ<4506>が引き続き買われたほか、一部レポートが材料視されて大成建設<1801>、メルカリ<4385>が上昇。このほか、大和証G<8601>、東京海上HD<8766>、MS&AD<8725>、コンコルディア・フィナンシャル<7186>など金融株の上げが目立った。一方、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>など半導体関連の一角が弱いほか、古河電工<5801>、フジクラ<5803>と電線関連も売られた。また、認証不正問題で国交省の立ち入り検査実施が報じられたトヨタ自<7203>、マツダ<7261>は後場一段安。このほか、ニデック<6594>、レゾナック<4004>、ソフトバンクG<9984>がさえない。 <FA> 2024/06/03 15:30 相場概況 日経平均は4日ぶりに反発、9割超が上昇する全面高の地合いに *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反発、9割超が上昇する全面高の地合いに 30日の米国株式市場は続落。ダウ平均は330.06ドル安(-0.86%)の38111.48ドル、ナスダックは183.50ポイント安(-1.08%)の16737.08、S&P500は31.47ポイント安(-0.60%)の5235.48で取引を終了した。セールスフォースの弱い決算を嫌気した売りが重しとなり、寄り付き後、下落。NY連銀のダドリー前総裁の見解を受け、一部で追加利上げを警戒した売りも強まり続落した。1-3月期国内総生産(GDP)が予想通り下方修正されたほか、個人消費も弱く、さらに31日に発表を控えるPCE価格指数を警戒した売りに、相場は終日軟調に推移。一方、ウィリアムズNY連銀総裁が講演で、利上げが自分の基本シナリオではないと指摘すると、売りが後退し相場は下げ止まった。米国株は下落したものの、セールスフォースによる影響が大きいことは既に織り込まれていたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は前日の下落に対する反動が先行し前日比プラス圏で推移。朝方、「政府が公務員年金など100兆円規模の公的マネーを積極運用に回す」と報じられたことも買い材料視された。値がさ半導体株の下落が日経平均の上値を抑えた一方、幅広い銘柄が買われる全面高の地合いとなったことでTOPIX優位の一日となった。なお、大引けでMSCI定期見直しに関するリバランスが入ったことから、プライム市場の売買代金は7.7兆円と、2022年4月の市場区分以降で最大の売買代金を記録した。大引けの日経平均は前日比433.77円高(+1.14%)の38487.90円となった。東証プライム市場の売買高は29億8398万株、売買代金は7兆7612億円。全業種が上昇したなか、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、石油・石炭製品、不動産業、鉄鋼の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は91%、対して値下がり銘柄は7%となっている。日経平均採用銘柄では、金利上昇一服を受けて、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>、東京建物<8804>など不動産株が買われたほか、大和証G<8601>、野村ホールディングス<8604>、りそなホールディングス<8308>、三井住友FG<8316>など金融株も上昇。このほか、住友ファーマ<4506>、東京電力HD<9501>、ヤマトホールディングス<9064>、IHI<7013>、京成電鉄<9009>も買われた。一方、米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落となったことから、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>と半導体株の一角が売られた。また、オムロン<6645>、荏原製作所<6361>、ファナック<6954>、日本郵船<9101>もさえない。 <FA> 2024/05/31 15:30 相場概況 日経平均は大幅安で3日続落、米国株安と金利上昇でハイテク売り *15:30JST 日経平均は大幅安で3日続落、米国株安と金利上昇でハイテク売り 29日の米国株式市場は下落。ダウ平均は411.32ドル安(-1.06%)の38441.54ドル、ナスダックは99.30ポイント安(-0.58%)の16920.58、S&P500は39.09ポイント安(-0.74%)の5266.95で取引を終了した。長期金利の上昇を警戒した売りに寄り付き後、下落。7年債入札の低調な結果や地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて、金利が一段と上昇するとさらに売られた。ナスダックも過去最高値付近からの利益確定売りに押され、相場は終日軟調に推移し終了。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は前日比400円超の下落でスタートした後は、新発10年国債利回りが一時1.100%まで上昇したことが嫌気されて日経平均は下げ幅を拡大。一時37617.00円と4月26日以来の水準まで下落した。売り一巡後は下げ幅を縮小したが、値がさの半導体株の下げが影響したことでTOPIXよりも日経平均の弱さが目立った。大引けの日経平均は前日比502.74円安(-1.30%)の38054.13円となった。東証プライム市場の売買高は17億870万株、売買代金は4兆3985億円。業種別では、鉱業、海運業、非鉄金属、電気・ガス業、卸売業などが下落した一方、その他製品、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業、繊維製品、水産・農林業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は59%、対して値下がり銘柄は37%となっている。日経平均採用銘柄では、半導体関連のアドバンテスト<6857>がきつい下げとなったほか、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>も下落。このほか、三菱電機<6503>、日産化学<4021>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテ<9983>が売られた。一方、国内証券会社のポジティブなレポートを材料にGSユアサ<6674>が買われたほか、金利上昇を受けて、千葉銀行<8331>、りそなホールディングス<8308>など地銀株が引き続き上昇。このほか、シャープ<6753>、高島屋<8233>、大塚ホールディングス<4578>が買われた。 <FA> 2024/05/30 15:30 相場概況 日経平均は続落、金利上昇が嫌気される地合いに *15:53JST 日経平均は続落、金利上昇が嫌気される地合いに 28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は216.73ドル安(-0.55%)の38852.86ドル、ナスダックは99.09ポイント高(+0.59%)の17019.88、S&P500は1.32ポイント高(+0.02%)の5306.04で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を警戒した売りと、半導体セクターの買いが交錯し、寄り付き後、まちまち。5月消費者信頼感指数が4カ月ぶり上昇したほか、2年債や5年債の入札結果が低調で金利上昇が嫌気され、ダウは続落し終日軟調に推移した。一方、ナスダックは、エヌビディアの上昇がけん引し、過去最高値を更新しまちまちで終了。米国市場でナスダックが史上最高値を更新したことなどから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は5月23日以来となる39000円台を付ける場面も見られたが、長期金利が上昇するなか、買いは続かず、前日比マイナス圏に突入した後はじりじりと下落した。ただ、保険や銀行など金利上昇メリット銘柄が買われたことから、プライム市場の売買代金は4.3兆円と商いは前日比で増加した。大引けの日経平均は前日比298.50円安(-0.77%)の388556.87円となった。東証プライム市場の売買高は17億9926万株、売買代金は4兆3727億円。業種別では、電気・ガス業、海運業、陸運業、その他金融業、ゴム製品などが下落した一方、保険業、鉱業、その他製品、精密機器、石油・石炭製品の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は15%、対して値下がり銘柄は83%となっている。日経平均採用銘柄では、25年度のROE目標を10%から9%に引き下げたことから三菱電機<6503>が下落したほか、国内証券会社のネガティブなレポ―トが影響して帝人<3401>も売られた。また、三菱重工<7011>は新しい中期計画発表も材料出尽くし感が先行し下落。京成電鉄<9009>、川崎重工<7012>、日立造船<7004>、フジクラ<5803>が売られた。一方、金利上昇などを材料に、SOMPOホールディングス<8630>、T&Dホールディングス<8795>、第一生命ホールディングス<8750>など保険株が買われたほか、コンコルディアフィナンシャル<7186>、しずおかフィナンシャルグループ<5831>、三菱UFJ<8306>など銀行株が上昇。また、一部国内証券会社のレポートを材料にソフトバンクG<9984>も買われた。 <FA> 2024/05/29 15:53 相場概況 日経平均は小幅反落、手掛かり材料難で売買代金は引き続き低迷 *15:30JST 日経平均は小幅反落、手掛かり材料難で売買代金は引き続き低迷 27日の英国市場及び米国市場は祝日のため休場。為替市場では、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いたが、ドルはやや底堅い動きを保った。ドル・円は、156円71銭まで売られた後、156円91銭まで反発し、156円88銭で取引を終了した。昨晩の米国市場休場を受けて、東京市場は小動きで取引を開始した。前日同様、手掛かり材料に乏しく積極的な売買は手控えられたことで、日経平均は朝方一時39000円手前まで上昇したが、買い一巡後は前日終値水準でのもみ合いとなった。商い閑散で目立った売りも観測されず。プライム市場の売買代金は連日で4兆円を割り込んだ。大引けの日経平均は前日比44.65円安(-0.11%)の38855.37円となった。東証プライム市場の売買高は15億47万株、売買代金は3兆7244億円。業種別では、金属製品、その他製品、医薬品、食料品、水産・農林業などが下落した一方、電気・ガス業、非鉄金属、海運業、銀行業、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38%、対して値下がり銘柄は57%となっている。日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体の一部が売られたほか、キッコーマン<2801>、シャープ<6753>、第一三共<4568>、富士通<6702>が売られた。一方、銅価格が上昇したことなどが材料視されて古河電工<5801>、住友電工<5802>、フジクラ<5803>など電線関連の一角が買われた。また、東北電力<9506>が女川原発2号機の安全対策工事が完了と発表したことで刺激材料となり東京電力HD<9501>、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株も上昇。このほか、ニコン<7731>、東レ<3402>、住友化学<4005>が買われた。 <FA> 2024/05/28 15:30 相場概況 日経平均は反発、大引けにかけてじり高も売買代金は今年最低の3.3兆円 *15:30JST 日経平均は反発、大引けにかけてじり高も売買代金は今年最低の3.3兆円 24日の米国株式市場は反発。ダウ平均は4.33ドル高(+0.01%)の39069.59ドル、ナスダックは184.77ポイント高(+1.10%)の16920.80、S&P500は36.88ポイント高(+0.70%)の5304.72で取引を終了した。人工知能(AI)ブームを背景としたハイテクセクターの買いが根強く相場を支援し寄り付き後、上昇。耐久財受注や消費者信頼感指数が良好だったほか、期待インフレ率が予想を下回り長期金利が低下に転じたため、一段高となった。3連休を控え参加者が限られダウの上値は限定的となったが、ナスダックは半導体エヌビディア株主導で、終盤にかけて上げ幅を拡大し、過去最高値を更新。米国株の反発を受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は、先週末の大幅安に対する反動もあり反発スタートとなり一日を通してプラス圏を推移。高値引けとなったが、今晩の英国及び米国市場が祝日に伴う休場のため積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は3.3兆円で今年最低となった。大引けの日経平均は前営業日比253.91円高(+0.66%)の38900.02円となった。東証プライム市場の売買高は13億7756万株、売買代金は3兆3847億円。業種別では、保険業、海運業、非鉄金属、電気・ガス業、石油・石炭製品などが上昇した一方、水産・農林業、倉庫・運輸関連業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。日経平均採用銘柄では、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が買われたほか、関西電力<9503>が証券会社のポジティブなレポートを材料に上昇。また、川崎重工<7012>、古河電工<5801>、日本製鋼所<5631>、富士電機<6504>、フジクラ<5803>、東京海上HD<8766>も買われた。なお、静岡県知事選挙でリニア中央新幹線推進派の鈴木氏が当選したことでJR東海<9022>はしっかり。一方、証券会社レポートがややネガティブ視されてサイバーエージ<4751>が売り優勢となったほか、ネクソン<3659>、ラインヤフー<4689>、コナミグループ<9766>がさえない。また、ダイキン<6367>、HOYA<7741>、オークマ<6103>、ソニーグループ<6758>も売られた。 <FA> 2024/05/27 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、ハイテク株安で押し目買いも限定的 *15:30JST 日経平均は大幅反落、ハイテク株安で押し目買いも限定的 23日の米国株式市場は続落。ダウ平均は605.78ドル安(-1.53%)の39065.26ドル、ナスダックは65.50ポイント安(-0.39%)の16736.04、S&P500は39.17ポイント安(-0.74%)の5267.84で取引を終了した。半導体エヌビディアの好決算が投資家心理の改善につながり堅調に寄り付いた。その後、雇用関連指標やPMIが予想以上に強く利下げ期待の後退で長期金利が上昇し相場の上値を抑制。ダウはさらに、ボーイングの下落が重しとなり指数を一段と押し下げ下落に転じた。ナスダックも序盤、堅調に推移したが、終盤にかけ連休を控えた利益確定売りも重しとなり下落に転じて終了。米国株の下落を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日米金利上昇を受けて半導体などハイテク株中心に下げ幅を拡大したことから、日経平均は一時38367.70円まで下落する場面が見られた。売り一巡後は、時間外の米10年債利回りの上昇が一服したことで、先物を中心に買い戻す動きが入ったものの、プライム市場の売買代金は4兆円を割り込むなど押し目買いは限定的となった。大引けの日経平均は前日比457.11円安(-1.17%)の38646.11円となった。東証プライム市場の売買高は13億9976万株、売買代金は3兆8624億円。業種別では、証券・商品先物取引業、鉱業、不動産業、機械、電気機器などが下落した一方、海運業、医薬品、電気・ガス業、鉄鋼、非鉄金属などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は36%、対して値下がり銘柄は60%となっている。日経平均採用銘柄では、中期経営計画に対する失望感が先行し富士電機<6504>が大幅安となったほか、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体株の下げが目立った。このほか、東京建物<8804>、住友鉱山<5713>、ソニーグループ<6758>が売られた。日経平均採用銘柄以外では、日本マイクロニクス<6871>の下げが目立った。一方、一部国内証券のレポートが材料視されてDIC<4631>、資生堂<4911>、川崎重工<7012>が買われたほか、フジクラ<5803>、日立<6501>、日本製鋼所<5631>、三越伊勢丹HD<3099>、大成建設<1801>が上昇。日経平均採用銘柄以外では、電力需要期待を材料に北海道電力<9509>が買われた。 <FA> 2024/05/24 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、エヌビディア効果で半導体株強含む格好に *15:30JST 日経平均は大幅反発、エヌビディア効果で半導体株強含む格好に 22日の米国株式市場は反落。ダウ平均は201.95ドル安(-0.51%)の39671.04ドル、ナスダックは31.09 ポイント安(-0.18%)の16801.54、S&P500は14.40ポイント安(-0.27%)の5307.01で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や半導体エヌビディアの決算発表を控え、様子見気配が強まり、小動きで寄り付いた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した前回開催分のFOMC議事要旨では、政策金利を一段と長期にわたり高水準で維持する姿勢が再表明されたほか、必要であれば追加引き締めを支持する参加者もいたことが明らかになり、利下げ期待の後退で売りに拍車がかかった。ナスダックは過去最高値付近からの利益確定売りに押されたが、エヌビディア決算への期待が根強く、終盤にかけて下げ幅を縮小し終了。注目されたエヌビディアの決算内容が市場予想を上回り、同銘柄が時間外取引で一時1000ドル台まで買われたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。値がさ半導体株が上昇したため、日経平均は上げ幅をじりじりと拡大。前場伸び悩む場面も見られたが、日経平均は後場一段高で39000円台を回復した。大引けの日経平均は前日比486.12円高(+1.26%)の39103.22円となった。東証プライム市場の売買高は15億6422万株、売買代金は4兆4084億円。業種別では、電気機器、機械、繊維製品、保険業、精密機器などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、不動産業、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は52%、対して値下がり銘柄は43%となっている。日経平均採用銘柄では、大株主にオアシスジャパンが名を連ねたことが判明したことで帝人<3401>が急騰したほか、エヌビディア決算を受けて、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体株が買われたが、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735> SUMCO<3436>は買い一巡後は上値が重くなった。一方、足元上昇していた住友鉱山<5713>、DOWAホールディングス<5714>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>など非鉄関連銘柄の一角が下落。また、しずおかフィナンシャルG<5831>、ふくおかフィナンシャルG<8354>もさえないほか、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>など不動産株が売られた。 <FA> 2024/05/23 15:30 相場概況 日経平均は続落、長期金利1.00%到達で不動産株売られる展開に *15:35JST 日経平均は続落、長期金利1.00%到達で不動産株売られる展開に 21日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は66.22ドル高(+0.17%)の39872.99ドル、ナスダックは37.75ポイント高(+0.22%)の16832.63、S&P500は13.28ポイント高(+0.25%)の5321.41で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官が当分、政策金利を据え置く姿勢を繰り返したため、寄り付き後、下落。同時に、利上げの可能性は少ないとの見方や小売り決算を好感した買いに相場は上昇に転じた。ハイテクは長期金利の低下が支援したほか、半導体エヌビディア決算への期待に買われ、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、ナスダックは過去最高値で終了。米国株が上昇したものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反落したことで、東京市場は売り優勢で取引を開始。長期金利が1.00%まで上昇したしたことなどから不動産株が弱く、日経平均は前日比マイナス圏での推移となった。23日未明にエヌビディアの決算発表を控えていることから様子見ムードは強く、プライム市場の売買代金は4兆円を連日で割り込むなど商い閑散となった。大引けの日経平均は前日比329.83円安(-0.85%)の38617.10円となった。東証プライム市場の売買高は15億4459万株、売買代金は3兆8359億円。業種別では、電力・ガス業、不動産業、海運業、鉱業、石油・石炭製品などが下落した一方、証券・商品先物取引業、保険業、情報・通信業の3セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は23%、対して値下がり銘柄は73%となっている。日経平均採用銘柄では、荏原製作所<6361>が利益確定売りが先行したほか、決算発表以降、下げ基調が続いている住友ファーマ<4506>が年初来安値を連日で更新。信越化学<4063>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連の一角も弱い。このほか、三井不動産<8801>、中外製薬<4519>、クボタ<6326>、三菱商事<8058>が売られた。一方、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されてニデック<6594>、神戸製鋼所<5406>が買われたほか、足元の金利上昇などが影響してふくおかフィナンシャルG<8354>、コンコルディア・フィナンシャル<7186>、千葉銀行<8331>、しずおかフィナンシャルグループ<5831>も上昇。このほか、シャープ<6753>、三越伊勢丹HD<3099>、ダイキン工業<6367>が買われた。 <FA> 2024/05/22 15:35 相場概況 日経平均は反落、積極的な売買手控えられ39000円を割り込む *15:30JST 日経平均は反落、積極的な売買手控えられ39000円を割り込む 20日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は196.82ドル安(-0.49%)の39806.77ドル、ナスダックは108.91ポイント高(+0.65%)の16794.88、S&P500は4.86ポイント高(+0.09%)の5308.13で取引を終了した。利下げ期待後退で寄り付き後はまちまち。数人の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が、「インフレが持続的に2%目標に達する確信がまだ持てず当面金利を維持する」といった慎重姿勢を示したため、長期金利の上昇で上値が抑制された。ダウは節目となる4万ドル近辺からの利益確定売りに押され、下落に転じ、終盤にかけ下げ幅を拡大。一方、今週四半期決算発表が予定されている半導体エヌビディアの上昇がけん引しナスダックは上昇し過去最高値を更新した。米国株はまちまちもナスダックが上昇したことから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は39346.15円まで上げ幅を広げる場面が見られたものの、米半導体大手エヌビディアの決算発表前で市場全体の様子見ムードは強く、積極的な売買は手控えられて反落。プライム市場の売買代金は、4月25日以来となる3兆円台に留まった。大引けの日経平均は前日比122.75円安(-0.31%)の38946.93円となった。東証プライム市場の売買高は15億7678万株、売買代金は3兆9173億円。業種別では、不動産業、証券・商品先物取引業、精密機器、その他金融業、機械などが下落した一方、保険業、電気・ガス業、石油・石炭製品、卸売業、海運業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34%、対して値下がり銘柄は61%となっている。日経平均採用銘柄では、今期減益見通しの決算内容が嫌気されたSOMPOホールディングス<8630>が下落し年初来安値を更新したほか、T&Dホールディングス<8795>もさえない。このほか、住友ファーマ<4506>が後場一段安で大幅安となった。また、ダイキン工業<6367>、ソシオネクスト<6526>、資生堂<4911>、東京建物<8804>が売られた。一方、MS&AD<8725>が好決算や大規模な株主還元策などが材料視されて急騰し上場来高値を更新した。また、細径高密度光ケーブルを米国で一貫生産すると報じられたフジクラ<5803>も上場来高値を更新。このほか、東京海上HD<8766>、三越伊勢丹HD<3099>、ディスコ<6146>、村田製作所<6981>、旭化成<3407>が買われた。 <FA> 2024/05/21 15:30 相場概況 日経平均は反発、先物主導の買いで4月15日以来の39000円台乗せ *15:30JST 日経平均は反発、先物主導の買いで4月15日以来の39000円台乗せ 17日の米国株は高安まちまち。NYダウは134.21ドル高(+0.34%)の40003.59ドルと終値ベースで初めて40000ドルに到達。ナスダックは12.35ポイント安(-0.07%)の16685.96ドル、S&P500は6.17ポイント高(+0.12%)の5303.27。ソフトランディング期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。ペースは遅いながら、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の行動が利下げとの見方が根強く、さらに、中国が不動産市場の支援に向け大規模な財政措置を発表したことなどが住宅セクターを支え、ダウは終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大、終値で史上最高値の4万ドル台に到達した。一方、ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり軟調でまちまちで終了。米国株は高安まちまちだったことで、東京市場は方向感に乏しい展開で取引を開始した。寄付き時点の日経平均は、先週末比小幅マイナスでスタートしたが、一気に切り返した後はじりじりと上げ幅を拡大。目立った売買材料が観測されないなか、先物にまとまった買いが入ったとの声が聞かれるなか、日経平均は4月15日以来となる39000円台に乗せる強い動きを見せた。週初ということもあり、プライム市場の売買代金は4兆円ほどに留まったが、ほぼ7割の銘柄が上昇するしっかりとした地合いとなった。大引けの日経平均は前営業日比282.30円高(+0.73%)の39069.68円となった。東証プライム市場の売買高は18億371万株、売買代金は4兆1510億円。業種別では、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、電気・ガス業などが上昇した一方、その他製品、情報・通信業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69%、対して値下がり銘柄は28%となっている。日経平均採用銘柄では、1000億円を上限とする自社株買い取得を発表した信越化学<4063>が買い優勢となったほか、資源価格の上昇を材料に住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>など資源関連の一角が買われた。また、ソシオネクスト<6526>、日本製鋼所<5631>、大成建設<1801>は一部国内証券のレポートを材料に上昇した。一方、三菱重工<7011>は一部国内証券のレポートがネガティブ視されて売られた。このほか、エーザイ<4523>、ニトリHD<9843>、野村HD<8604>、ZOZO<3092>、ソフトバンクグループ<9984>、ダイキン工業<6367>が軟調推移となった。 <FA> 2024/05/20 15:30 相場概況 日経平均は4日ぶりに反落、売り一巡後は下げ渋るが売買手控えに *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反落、売り一巡後は下げ渋るが売買手控えに 16日の米国株式市場は反落。ダウ平均は38.62ドル安(-0.10%)の39869.38ドル、ナスダックは44.07ポイント安(-0.26%)の16698.32、S&P500は11.05ポイント安(-0.21%)の5297.10で取引を終了した。早期の利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。ダウは初の4万ドル台を達成も、その後、高値達成感に利益確定売りにおされ伸び悩んだ。4月消費者物価指数(CPI)の結果にもかかわらず米連邦準備制度理事会(FRB)高官が依然、当面、高金利維持を支持する慎重姿勢を再表明したため長期金利の上昇を受けてハイテクは売りに転じた。終盤にかけ、ダウもプラス圏を維持できず相場は下落で終了。米国株下落を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は300円超の下げでスタートした後はじりじりと下げ幅を縮小する展開となった。決算発表が一巡し、目立った売買材料に欠けるなか、前日の上昇に対する反動などが一巡した後は、積極的な売買は手控えられた様子。TOPIXは前日比プラス圏で取引を終えており、昨日とは対照的な相場となった。大引けの日経平均は前日比132.88円安(-0.34%)の38787.38円となった。東証プライム市場の売買高は18億4255万株、売買代金は4兆236億円。業種別では、精密機器、その他製品、化学、サービス業、パルプ・紙などが下落した一方、銀行業、電気・ガス業、輸送用機器、海運業、鉄鋼などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は60%、対して値下がり銘柄は35%となっている。日経平均採用銘柄では、住友ファーマ<4506>が引き続き売り優勢となり年初来安値に接近したほか、東京エレクトロン<8035>が昨日の上昇に対する反動で下落。このほか、レゾナックHD<4004>、ソシオネクスト<6526>、コニカミノルタ<4902>、リコー<7752>、オムロン<6645>、電通グループ<4324>、サイバーエージ<4751>が売られた。一方、決算説明会にて防衛事業が拡大する見通しが示されたことで日本製鋼所<5631>が大幅高となったほか、決算内容や足元の金利上昇などが意識されて三井住友<8316>が7日続伸。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、日本郵船<9101>、オリンパス<7733>、トヨタ自<7203>、高島屋<8233>が買われた。 <FA> 2024/05/17 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、半導体株高受けて約一カ月ぶりの水準まで上げ幅拡大 *15:30JST 日経平均は大幅続伸、半導体株高受けて約一カ月ぶりの水準まで上げ幅拡大 15日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は349.89ドル高(+0.88%)の39908.00ドル、ナスダックは231.21ポイント高(+1.40%)の16742.39、S&P500は61.47ポイント高(+1.17%)の5308.15で取引を終了した。4月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受け年内の利下げ期待を受けた買いが再燃し、寄り付き後、上昇。長期金利の大幅低下を背景にハイテク中心に買われ、終日堅調に推移した。終盤、上げ幅を拡大し、ダウ、ナスダックは最高値を更新し終了。米国株の上昇を受けて、東京市場も買い優勢で取引を開始。前場の日経平均は、伸び悩む場面も見られたが、大引けにかけて、値がさ半導体株などが指数をけん引したことで、日経平均は4月15日以来の水準まで上げ幅を広げた。一方、一時153円台後半まで円高ドル安が進行したことで、トヨタ自<7203>など自動車関連が下落。TOPIXが伸び悩み、NT倍率は14.22倍まで拡大した。大引けの日経平均は前日比534.53円高(+1.39%)の38920.26円となった。東証プライム市場の売買高は22億1709万株、売買代金は5兆657億円。業種別ではサービス業、証券・商品先物取引業、その他製品、その他金融業、電気機器などが上昇した一方、パルプ・紙、石油・石炭製品、鉄鋼、輸送用機器、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は36%、対して値下がり銘柄は60%となっている。日経平均採用銘柄では、決算内容が材料視されてリクルートHD<6098>、クレディセゾン<8253>が買い優勢となったほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>など半導体株も上昇。このほか、TDK<6762>、荏原製作所<6361>、キーエンス<6861>、テルモ<4543>、エーザイ<4523>が買われた。一方、今期営業利益見通しが市場コンセンサスに届かなったことで日本紙<3863>が大幅安となったほか、日清粉G<2002>、三菱UFJ<8306>も決算が嫌気されて売られた。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、マツダ<7261>、コニカミノルタ<4902>、王子ホールディングス<3861>、三井化学<4183>が下落。 <FA> 2024/05/16 15:30 相場概況 日経平均は小幅続伸、決算に関心が集中し指数の上値が重い展開は継続 *15:54JST 日経平均は小幅続伸、決算に関心が集中し指数の上値が重い展開は継続 14日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は126.60ドル高(+0.32%)の39558.11ドル、ナスダックは122.94ポイント高(+0.75%)の16511.18、S&P500は23.26ポイント高(+0.48%)の5246.68で取引を終了した。予想を上回った4月生産者物価指数(PPI)を受け、まちまちで寄り付いた。利下げ観測の後退が重しとなり伸び悩んだが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでインフレの改善があまり見られず高金利で据え置く姿勢を示したが利上げの可能性を予想していないと再表明、さらに4月消費者物価指数(CPI)の鈍化の思惑が買い材料となり相場は上昇。長期金利の低下で特にハイテク中心に買われ相場を一段と押し上げた。終盤にかけ上げ幅を拡大し、ナスダックは過去最高値で終了。米国株が上昇したことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから決算発表銘柄を対象とした物色が広がり、前場のプライム市場の売買代金は2.6兆円と商いは活況。一方、日経平均は一時38816.60円まで上げ幅を拡大する場面が見られたものの、買い一巡後は足元の金利高への警戒などから上げ幅を縮小。後場も決算発表銘柄に関心が向かい、日経平均は一時マイナス圏に突入する場面もみられた。大引けの日経平均は前日比29.67円高(+0.08%)の38385.73円となった。東証プライム市場の売買高は21億4682万株、売買代金は5兆141億円。業種別では、精密機器、ゴム製品、電気機器、輸送用機器、銀行業などが上昇した一方、石油・石炭製品、不動産業、陸運業、繊維製品、パルプ・紙などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は29%、対して値下がり銘柄は69%となっている。日経平均採用銘柄では、好業績と株主還元策が材料視されて三越伊勢丹HD<3099>が急騰したほか、自社株買いの取得枠設定や中期計画などがポジティブ視されたソニーグループ<6758>も大幅高。また、三井住友トラストHD<8309>、アマダ<6113>、横浜ゴム<5101>、太平洋セメント<5233>、三菱重工<7011>が買われた。後場入り後は、決算発表を受けてDIC<4631>が買われた。一方、前期実績、今期見通しともに市場予想を下振れたニトリHD<9843>が急落したほか、カシオ<6952>、出光興産<5019>、コニカミノルタ<4902>、電通グループ<4324>、荏原製作所<6361>も決算が嫌気されて売られた。 <FA> 2024/05/15 15:54 相場概況 日経平均は反発、金利上昇への警戒感強く上値重い展開に *15:30JST 日経平均は反発、金利上昇への警戒感強く上値重い展開に 13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は81.33ドル安(-0.21%)の39431.51ドル、ナスダックは47.37ポイント高(+0.29%)の16388.24、S&P500は1.26ポイント安(-0.02%)の5221.42で取引を終了した。根強い利下げ期待に寄り付き後上昇。その後、4月NY連銀インフレ期待の上昇を受け利下げ期待が後退し相場は失速した。さらに、15日に発表が予定されている消費者物価指数(CPI)の発表を警戒した売りも重しとなりダウは下落に転じ、終盤にかけて下げ幅を拡大。ハイテクはアップルや決算を控えているエヌビディアの上昇が下支えとなったほか、金利の低下が奏功しプラス圏を維持し、まちまちで終了した。米国株は高安まちまちだったものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がしっかりだったことなどから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は上げ幅を広げ38477.68円まで上昇したが、25日移動平均線や75日移動平均線が上値抵抗線として意識され上げ幅を縮小。日本の10年債利回りが0.965%と昨年11月の0.970%に迫る上昇となったことも影響して、一時前日比マイナス圏に入るなど引き続き方向感に乏しい地合いとなった。大引けの日経平均は前日比176.60円高(+0.46%)の38356.06円となった。東証プライム市場の売買高は21億1328万株、売買代金は5兆680億円。業種別では、石油・石炭製品、その他製品、海運業、サービス業、パルプ・紙などが上昇した一方、証券・商品先物取引業、ゴム製品、水産・農林業、ガラス・土石製品、保険業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は45%、対して値下がり銘柄は52%となっている。日経平均採用銘柄では、今期好業績予想を発表した古河電工<5801>が急騰したほか、今期純利益が前期比16%増になる見通しと発表し大林組<1802>が大幅高となった。また、1000億円上限の自社株買い取得枠の設定を発表したTOPPANHD<7911>も買われた。このほか、メルカリ<4385>、スズキ<7269>、ヤマハ発動機<7272>、大日本印刷<7912>が上昇。後場入り後は、ENEOS<5020>が決算発表を材料に急騰した。一方、決算内容が嫌気されて東ソー<4042>が売られたほか、あおぞら銀行<8304>への出資発表した大和証券G本社<8601>も大幅安。このほか、日産化学<4021>、中外製薬<4519>、フジクラ<5803>、三井金属<5706>が売り優勢となった。後場入り後は、ランチタイムに決算発表した鹿島<1812>が急落。 <FA> 2024/05/14 15:30 相場概況 日経平均は小幅反落、売り買い一巡後は雲下限の38200円水準でのもみ合い *15:30JST 日経平均は小幅反落、売り買い一巡後は雲下限の38200円水準でのもみ合い 10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は125.08ドル高(+0.32%)の39512.84ドル、ナスダックは5.39ポイント安(-0.03%)の16340.87、S&P500は8.60ポイント高(+0.16%)の5222.68で取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。その後発表された5月ミシガン大消費者信頼感指数が大幅悪化し昨年11月来の低水準となったため景気減速懸念に相場は失速。同指数の期待インフレ率が予想外に上昇したほか米連邦準備制度理事会(FRB)高官の年内の利下げを否定するタカ派発言を受け、長期金利の上昇が重しとなりハイテクは下落に転じた。終盤にかけダウは再び上げ幅を拡大したが、ナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことから、週明けの東京市場も小動きで取引を開始。38000円割れから押し目買いが入ったことで切り返す場面もみられたが、買いは続かず。決算発表銘柄を中心とした売買が続いたことから指数は方向感に乏しく、日経平均は日足の一目均衡表の雲下限が位置する38200円水準でのもみ合いとなった。大引けの日経平均は前営業日比49.65円安(-0.13%)の38179.46円となった。東証プライム市場の売買高は19億7474万株、売買代金は4兆6093億円。業種別では、不動産業、建設業、水産・農林業、金属製品、輸送用機器などが下落した一方、繊維製品、その他製品、精密機器、空運業、ガラス・土石製品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。日経平均採用銘柄では、先週末に決算を発表した東エレク<8035>は今期増益見通しだが、市場の期待値には届かないとの見方が強かったことから売り買いが交錯しマイナスで終えた。このほか、コムシスHD<1721>、三井不動産<8801>、クボタ<6326>、オークマ<6103>、セコム<9735>も決算内容が嫌気されて売られた。また、後場に決算を発表した清水建設<1803>、大成建設<1801>がそろって大幅安となった。ミネベアミツミ<6479>は今期業績予想の好調が伝わったことで買い優勢となった。しずおかフィナンシャルグループ<5831>は、自社株消却などが材料視されて買われたほか、オリンパス<7733>も今期大幅増益見通しがポジティブ視されて上昇し年初来高値を更新。また、デンカ<4061>、村田製作所<6981>、AGC<5201>が買われた。このほか、ランチタイムに決算と政策保有株売却を原資とした自社株買いを今後行うと発表した東レ<3402>が後場買われた。 <FA> 2024/05/13 15:30 相場概況 日経平均は反発、買い一巡後は雲下限の38200円水準でのもみ合いに *15:30JST 日経平均は反発、買い一巡後は雲下限の38200円水準でのもみ合いに 9日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は331.37ドル高(+0.85%)の39387.76ドル、ナスダックは43.51ポイント高(+0.27%)の16346.27、S&P500は26.41ポイント高(+0.51%)の5214.08で取引を終了した。週次失業保険申請件数の増加で利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待を受けた買いも続いたほか、長期金利の低下で、ハイテクも底堅く推移し相場全体を支援。終日堅調に推移した。終盤にかけダウは上げ幅を拡大し終了。米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は上げ幅を広げ、38741.88円と25日移動平均線と75日移動平均線を一時上回る場面が見られた。ただ、買い一巡後、225先物が上げ幅を一気に縮小したことで日経平均も上げ一服。後場は一目均衡表の雲下限が位置する38200円水準でのもみ合いとなった。なお、寄付きで算出された5月限オプション特別清算指数(SQ)は38509.47円(市場推定)。大引けの日経平均は前日比155.13円高(+0.41%)の38229.11円となった。東証プライム市場の売買高は23億2067万株、売買代金は5兆3172億円。業種別では、海運業、石油・石炭製品、金属製品、その他製品、鉱業などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器、その他金融業、電気機器、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は54%、対して値下がり銘柄は42%となっている。日経平均採用銘柄では、決算発表などが材料視されてダイキン<6367>が急伸したほか、神戸鋼<5406>も今期最終増益が好感されて買われた。また、バンダイナムコHD<7832>、SUMCO<3436>、コナミグループ<9766>、味の素<2802>も決算が材料視されて上昇。日本郵船<9101>、川崎重工<7012>、商船三井<9104>、花王<4452>が買われた。一方、今期業績見通しが物足りないと評価されたスクリーンHD<7735>が大幅安となったほか、日本製鉄<5401>も今期純利益見通しが市場予想を大幅に下回ったことで売られた。また、パナソニックHD<6752>は今期最終減益見通しが嫌気された。このほか、旭化成<3407>、トヨタ自<7203>、村田製作所<6981>、日本精工<6471>、アルプスアルパイン<6770>が売られた。 <FA> 2024/05/10 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、決算銘柄に関心集中し指数は方向感に乏しい *15:30JST 日経平均は小幅続落、決算銘柄に関心集中し指数は方向感に乏しい 8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は172.13ドル高(+0.44%)の39056.39ドル、ナスダックは29.80ポイント安(-0.18%)の16302.76、S&P500は0.03ポイント安(-0.00%)の5187.67で取引を終了した。利下げ先送り観測に売られ、寄り付き後、下落。押し目からは金融セクターの買い、良好な経済を期待した買いが支えダウは上昇に転じた。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁に続き、コリンズ・ボストン連銀総裁もインフレの目標達成に予想以上の時間を要する可能性に言及したことを背景とした長期金利上昇が重しとなり、ハイテクは上値が抑制され、終日軟調に推移。終盤にかけダウは上げ幅を拡大もナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことから、東京市場も小動きでスタート。決算発表銘柄に関心が向かったことから、指数は方向感に乏しい一日に。為替も1ドル155円台半ばで小動きとなったため、日経平均、TOPIXともに前日終値水準を挟んだもみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比128.39円安(-0.34%)の38073.98円となった。東証プライム市場の売買高は17億146万株、売買代金は4兆5012億円。業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業、電気機器、輸送用機器などが下落した一方、その他金融業、その他製品、保険業、金属製品、銀行業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。日経平均採用銘柄では、今期営業増益も市場予想に届かなかったことでヤマトホールディングス<9064>が4年ぶりの安値圏まで売られたほか、太陽誘電<6976>もネガティブ視されて下落。三菱自<7211>は米国の訴訟で約1500億円の支払い命令を受けたことが嫌気されたほか、三菱重工<7011>も続落。また、ソフトバンクグループ<9984>は、決算発表を行った傘下の英アーム株が売られたことが影響し下落した。一方、今期営業利益が市場予想を上回ったことでオムロン<6645>が大幅高となったほか、ヤマハ<7951>、オリックス<8591>、IHI<7013>も決算を手掛かりに買い優勢となった。このほか、横河電機<6841>が上場来高値を連日で更新。また、昨日、決算発表後に売られたAGC<5201>、任天堂<7974>が反発した。後場は決算が材料視されて川崎重工<7012>がストップ高。 <FA> 2024/05/09 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、決算発表銘柄が売られ昨日の上昇分がはく落 *15:30JST 日経平均は大幅反落、決算発表銘柄が売られ昨日の上昇分がはく落 7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.99ドル高(+0.08%)の38884.26ドル、ナスダックは16.70ポイント安(-0.10%)の16332.55、S&P500は6.96ポイント高(+0.13%)の5187.70で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、小幅上昇。長期金利の低下や企業決算への期待で堅調に推移していたが、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁がインフレ抑制において政策金利が十分に景気抑制的でない可能性に言及し、利上げも除外しない姿勢を示したため利上げへの懸念が再燃し、終盤にかけて失速。ハイテクは下落に転じまちまちで終了した。米国株は高安まちまちだったが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比0.74%下落したことが嫌気されて、東京株式市場は売り優勢で取引を開始。東京エレクトロン<8035>が前日比プラスからマイナス圏に突入したほか、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>が寄付きから下げ幅を広げたことで、日経平均もじりじりと下げ幅を広げる展開となった。後場、決算を発表した伊藤忠<8001>、三菱重工<7011>、AGC<5201>が売り優勢となったほか、トヨタ自<7203>も乱高下の末、下落するなど決算発表銘柄のさえない動きもネガティブ視された。大引けの日経平均は前日比632.73円安(-1.63%)の38202.37円となった。東証プライム市場の売買高は16億9499万株、売買代金は4兆6972億円。業種別では、その他製品、ガラス・土石製品、保険業、卸売業、電気機器などが下落した一方、海運業、パルプ・紙の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は28%、対して値下がり銘柄は68%となっている。日経平均採用銘柄では、今期ガイダンスが市場コンセンサスを下振れたことでリコー<7752>が売り優勢となったほか、任天堂<7974>、日本電気<6701>、野村HD<8604>、第一生命ホールディングス<8750>がさえない。また、大型買収計画に伴う財務懸念が引き続きネガティブ視されてソニーグループ<6758>が年初来安値を更新した。後場、決算発表を材料に伊藤忠、三菱重工、AGCが大幅安となったほか、トヨタ自は一時切り返したがマイナスで終えた。一方、前期営業利益が大幅に上振れた横河電<6841>が上場来高値を更新したほか、アナ雪の新エリア6月開業が引き続き材料視されてオリエンタルランド<4661>もしっかり。このほか、三井金属<5706>、住友ファーマ<4506>、アルプスアルパイン<6770>が買われた。後場は決算発表が材料視されて日本郵船<9101>が上昇。 <FA> 2024/05/08 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、米国株高を受けて一カ月ぶりに25日線上回る *15:30JST 日経平均は大幅反発、米国株高を受けて一カ月ぶりに25日線上回る 6日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は176.59ドル高(+0.46%)の38852.27ドル、ナスダックは192.92ポイント高(+1.19%)の16349.25、S&P500は52.95ポイント高(+1.03%)の5180.74で取引を終了した。先週末に発表された4月雇用統計や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた年内の利下げ期待が引き続き買い材料となり、寄り付き後、上昇。長期金利の低下や半導体のエヌビディアが再び900ドル台を回復しハイテクを押し上げ、相場は終日堅調に推移。終盤にかけて上げ幅を拡大し終了した。連休中の米国市場が堅調推移だったことから、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。値がさ半導体株の上昇などを受けて、朝方の日経平均は一時38863.14円まで上げ幅を拡大。買い一巡後は、上げ幅縮小となったが、為替が1ドル154円50銭水準と朝方比では円安ドル高に振れたことなどから日本株は総じてしっかり。日経平均は4月9日以来となる25日移動平均線を上回った状況で大引けを迎えた。大引けの日経平均は前営業日比599.03円高(+1.57%)の38835.10円となった。東証プライム市場の売買高は16億5038万株、売買代金は4兆6830億円。業種別では、証券・商品先物取引業、機械、その他製品、サービス業、電気機器などが上昇した一方、医薬品、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、陸運業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は67%、対して値下がり銘柄は29%となっている。日経平均採用銘柄では、米ハイテク株の上昇を受けて、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>の半導体関連が総じて上昇したほか、一部国内証券のレポートが材料視されて野村HD<8604>が買われた。このほか、ZOZO<3092>、三越伊勢丹HD<3099>、オムロン<6645>、ファーストリテ<9983>、楽天グループ<4755>が上昇した。一方、三菱商事<8058>は引き続き連休前の決算が嫌気されて下落したほか、ソニーグループ<6758>は米パラマウントに買収提案を示したと報じられたことから費用負担がネガティブ視されて売られた。また、第一三共<4568>、住友ファーマ<4506>、三菱倉庫<9301>、出光興産<5019>が下落したほか、あおぞら銀行<8304>が後場一段安となった。 <FA> 2024/05/07 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、参加者が少なく売り一巡後は切り返す場面も *15:45JST 日経平均は小幅続落、参加者が少なく売り一巡後は切り返す場面も 5月1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は87.37ドル高(+0.23%)の37903.29ドル、ナスダックは52.34ポイント安(-0.33%)の15605.48、S&P500は17.30ポイント安(-0.34%)の5018.39で取引を終了した。民間部門の雇用統計が予想を上回りまちまちで寄り付いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見気配が強まる中、3月JOLT求人件数や4月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため長期金利低下に連れ相場は堅調に推移した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り政策金利据え置きを決定、利下げが遅れる可能性を示唆したもののパウエル議長が「次の行動が利上げになる可能性が少ない」としたため利上げへの脅威が後退し、買戻しが加速した。終盤にかけて失速しダウは上げ幅を縮小、ナスダックは再びマイナス圏に落ち込みまちまちで、終了。米国株は高安まちまちだったが、為替が海外時間で一時1ドル153円台まで円高ドル安が進むなど荒い値動きとなったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始。寄付き後の日経平均は38000円を割り込んだが、為替の落着きを受けて、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小し切り返す場面もみられた。大型連休の谷間で参加者が少なくポジション調整の売買に留まったことから、75日移動平均線水準での小動きとなった。大引けの日経平均は前日比37.98円安(-0.10%)の38236.07円となった。東証プライム市場の売買高は14億9274万株、売買代金は4兆2061億円。業種別では、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業、化学、銀行業などが下落した一方、電気・ガス業、不動産業、保険業、卸売業、医薬品などが上昇。東証プライム市場の値上がり銘柄は39%、対して値下がり銘柄は56%となっている。日経平均採用銘柄では、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>が売られたほか、TDK<6762>、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>がさえない。また、前日比で為替の円高ドル安が進んだことから、マツダ<7261>、いすゞ自動車<7202>、SUBARU<7270>など自動車関連の一角も下落。後場は決算内容が嫌気されて三菱商事<8058>が一気に前日比マイナス圏まで売られた。一方、住友商事<8053>、三井物産<8031>、豊田通商<8015>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>など商社株が買われた。また、レーザーテック<6920>、関西電力<9503>、第一三共<4568>、オリンパス<7733>も買われたほか、築地再開発発表を受けて、三井不動産<8801>、清水建設<1803>が上昇した。 <FA> 2024/05/02 15:45 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、米株安受けて売り優勢も75日線は回復 *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反落、米株安受けて売り優勢も75日線は回復 4月30日の米国株式市場は反落。ダウ平均は570.17ドル安(-1.49%)の37815.92ドル、ナスダックは325.26ポイント安(-2.04%)の15657.82、S&P500は80.48ポイント安(-1.57%)の5035.69で取引を終了した。1-3月期雇用コスト指数が予想上回る伸びとなったため、利下げ期待の後退で売られ寄り付き後、下落。賃金インフレが根強く高インフレが想定以上に長期化するとの懸念に長期金利の上昇が嫌気され相場は下落した。その後に発表された4月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想を大幅に下回ったためスタグフレーション懸念も再燃しさらなる売り圧力となった。終盤にかけ、米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派を警戒した売りも強まり、下げ幅を拡大し終了。米国株大幅安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は75日移動平均線38273円水準を下回ってスタートした後は下げ渋り、大引けでは、この水準を回復。今晩の米国では、米雇用関連などの経済指標やFOMC発表など重要イベントを控えていることから、積極的な売買は手控えられ、日経平均やTOPIXは方向感に乏しい一日となった。大引けの日経平均は前日比131.61円安(-0.34%)の38274.05円となった。東証プライム市場の売買高は16億2301万株、売買代金は4兆7091億円。業種別では、海運業、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、鉄鋼などが下落した一方、陸運業、水産・農林業、食料品、電気・ガス業、電気機器の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は26%、対して値下がり銘柄は70%となっている。日経平均採用銘柄では、サウジアラビアで採算が悪化し前期赤字転換予想と発表した日揮HD<1963>が急落となったほか、前日決算発表後に買われた商船三井<9104>は下落し、前日の上昇分がはく落。また、決算に関連して東武鉄道<9001>、野村HD<8604>も売られた。日経平均採用以外の銘柄では、日本調剤<3341>、平和不動産<8803>、東京エレクトロンデバイス<2760>は決算が嫌気されて下落。一方、1-3月期営業利益が前年同期比2.8倍で市場予想も上回ったことでレーザーテック<6920>が大幅高となったほか、JR西日本<9021>、JR東日本<9020>が買われた。また、資生堂<4911>、アドバンテスト<6857>、住友化学<4005>、三菱電機<6503>が上昇。後場は決算発表を受けて、双日<2768>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、決算などが材料視されて九州電力<9508>、北陸電力<9505>、東北電力<9506>など電力株が買われた。 <FA> 2024/05/01 15:30

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