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寄り付き概況 日経平均は466円安でスタート、レーザーテックやファーストリテなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39056.93;-466.62TOPIX;2732.29;-27.35[寄り付き概況] 4月15日の日経平均は前週末比466.62円安の39056.93円と大幅反落でスタート。12日の米国市場でダウ平均は475.84ドル安の37983.24ドル、ナスダックは267.10ポイント安の16175.09で取引を終了。冴えない銀行決算や中東情勢の緊迫化を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待後退もさらなる売り圧力となり、終日軟調に推移した。終盤にかけて、下げ幅を拡大し終了。シカゴ日経225先物は大阪比685円安の38865円。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、本日の日経平均は売り先行でスタート。中東情勢も引き続き気がかりとなるなか、本格化する米国の決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいとの指摘が聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、アステラス製薬<4503>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などが下落。一方、ローツェ<6323>や川崎汽船<9107>などが上昇。業種別では、医薬品、不動産、輸送用機器などが下落率上位で推移している。 <CS> 2024/04/15 09:35 寄り付き概況 日経平均は279円高でスタート、スクリーンHDや三菱地所などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39722.02;+279.39TOPIX;2762.00;+15.04[寄り付き概況] 12日の日経平均は279.39円高の39722.02円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安の38459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高の16442.20で取引を終了した。3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、NY連銀のウィリアムズ総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.68%高、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.42%高と大幅に上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、介入警戒感は強くなっているが、外為市場で1ドル=153円20銭台と、円安・ドル高水準で推移していることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、海外市場で米長期金利が高止まりしていることや為替介入への警戒感が株価の重しとなった。また、今日から米国主要企業の1-3月期決算発表が本格化することから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で39820.59円だった。 セクター別では、不動産業、電気機器、パルプ・紙、その他製品、その他金融業などが値上がり率上位、鉱業、小売業、石油石炭製品、医薬品、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、さくら<3778>、スクリーンHD<7735>、TDK<6762>、三菱地所<8802>、東エレク<8035>、村田製<6981>、アドバンテスト<6857>、富士通<6702>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、富士フイルム<4901>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>などが上昇。他方、三井E&S<7003>、ファーストリテ<9983>、7&iHD<3382>、東電力HD<9501>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ニトリHD<9843>、東京海上<8766>、中外薬<4519>、みずほ<8411>、三菱電<6503>、三菱重<7011>などが下落している。 <CS> 2024/04/12 09:38 寄り付き概況 日経平均は491円安でスタート、さくらや東電力HDなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39090.68;-491.13TOPIX;2718.76;-24.03[寄り付き概況] 11日の日経平均は491.13円安の39090.68円と続落して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安の38461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安の16170.36で取引を終了した。3月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の3月米消費者物価指数(CPI)に続き、今晩は3月の米卸売物価指数(PPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=152円90銭台と、昨日15時頃と比べ1円10銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの支えとなった。また、2月決算企業の本決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲の高まりが株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月31日-4月6日に国内株を4週ぶりに買い越した。買越額は1兆7644億円だった。今日は、ハンモック<173A>が東証グロースに上場した。日本時間10時30分に、3月の中国消費者物価指数(CPI)と中国卸売物価指数(PPI)が発表される。 セクター別では、不動産業、精密機器、パルプ・紙、建設業、金属製品などが値下がり率上位、鉱業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、さくら<3778>、スクリーンHD<7735>、東電力HD<9501>、HOYA<7741>、三井不<8801>、三菱地所<8802>、ソシオネクスト<6526>、ダイキン<6367>、日産自<7201>、楽天グループ<4755>、積水ハウス<1928>、資生堂<4911>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、INPEX<1605>、三井E&S<7003>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、デンソー<6902>、トヨタ<7203>、三井物<8031>、三菱UFJ<8306>などが上昇している。 <CS> 2024/04/11 09:39 寄り付き概況 日経平均は190円安でスタート、三菱重やファーストリテなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39582.33;-190.80TOPIX;2741.80;-12.89[寄り付き概況] 10日の日経平均は190.80円安の39582.33円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は9.13ドル安の38883.67ドル、ナスダックは52.68ポイント高の16306.64で取引を終了した。押し目買いに寄り付き後、上昇。その後、消費者物価指数(CPI)など重要インフレ指標の発表を控えた警戒感に売られ、相場は下落に転じた。ハイテクは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落も重しとなったが、金利低下に連れ買い戻され、終盤にかけプラスに回復した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が小幅ながら続落となったことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの続伸で780円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りも出やすかった。さらに、米国のインフレ長期化が警戒される中、米国で今晩、3月の米消費者物価指数(CPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3日続伸したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。また、2月決算企業の本決算発表が増えており、好業績銘柄の物色意欲が高まり、株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の国内企業物価指数は、前年同月比0.8%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.8%上昇だった。 セクター別では、証券商品先物、保険業、鉱業、銀行業、機械などが値下がり率上位、電気・ガス業、医薬品、不動産業、空運業、繊維製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、野村マイクロ<6254>、三菱重<7011>、三井物<8031>、リズム<7769>、ファーストリテ<9983>、TOWA<6315>、東京海上<8766>、ブリヂストン<5108>、トヨタ<7203>、日立<6501>、コマツ<6301>、伊藤忠<8001>、HOYA<7741>などが下落。他方、霞ヶ関キャピタル<3498>、小林製薬<4967>、安川電<6506>、三井E&S<7003>、KOKUSAI<6525>、花王<4452>、住友鉱<5713>、ローム<6963>、三井不<8801>、ソシオネクスト<6526>、ルネサス<6723>、OLC<4661>などが上昇している。 <CS> 2024/04/10 09:27 寄り付き概況 日経平均は149円高でスタート、NECや三菱地所などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39496.95;+149.91TOPIX;2739.27;+10.95[寄り付き概況] 9日の日経平均は149.91円高の39496.95円と続伸して取引を開始した。前日8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は11.24ドル安の38892.80ドル、ナスダックは5.44ポイント高の16253.96で取引を終了した。3月雇用統計の強い結果を受けた底堅い成長期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。しかし、金利の上昇が重しとなり上値を抑制し相場は下落に転じた。ただ、今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控え、終日調整色が強くもみ合いが続き、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が先週末比で小幅な変動で高安まちまちとなり、東京市場で手掛かり材料となりにくい中、外為市場で円相場が1ドル=151円80銭台と引き続き円安・ドル高水準で落ち着いた推移となっていることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、国内2月決算企業の本決算発表が増えてきており、好業績への期待感も株価の支えとなった。一方、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが先送りされるとの観測が強まり、海外市場で米長期金利が高止まりしていることが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は下向きの25日移動平均線を下回って推移しており、5日線も8営業日連続で下回ったほか、ローソク足は6本連続で陰線となっていることなど、テクニカル面で調整局面入りを示唆する動きもあるが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、空運業、輸送用機器、非鉄金属、その他金融業、不動産業などが値上がり率上位、パルプ・紙、ゴム製品が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、NEC<6701>、三菱地所<8802>、三井物<8031>、スクリーンHD<7735>、トヨタ<7203>、日立<6501>、JAL<9201>、川崎船<9107>、住友鉱<5713>、ANA<9202>、住友商<8053>、デンソー<6902>などが上昇。他方、三井E&S<7003>、ヤクルト本社<2267>、ソシオネクスト<6526>、コマツ<6301>、リクルートHD<6098>、キーエンス<6861>などが下落している。 <CS> 2024/04/09 09:34 寄り付き概況 日経平均は399円高でスタート、レーザーテックや東京電力HDなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39391.98;+399.90TOPIX;2722.61;+19.99[寄り付き概況] 4月8日の日経平均は前週末比399.90円高の39391.98円と大幅反発でスタート。5日の米国市場でダウ平均は307.06ドル高の38904.04ドル、ナスダックは199.44ポイント高の16248.52で取引を終了。3月雇用統計で失業率の低下に加え、雇用の伸びが予想外に加速するなど、労働市場が依然強い証拠を受け、強い成長期待に買われ、寄り付き後、上昇。国内の雇用や成長見通しに楽観的な見方が一段と強まり投資家心理の改善につながったほか、企業の業績改善期待を受けた買いに終日堅調に推移し、終了した。シカゴ日経225先物は大阪比355円高の39335円。本日の日経平均は買い先行でスタート。持ち高調整の売りがこれまで強まっていたこともあり、雇用統計の発表で米国はアク抜け的な動きに向かったようだ。東京市場でもこの流れに追随する展開に。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、東京電力HD<9501>、ルネサス<6723>、ファーストリテ<9983>、三菱重<7011>、リクルートHD<6098>、さくらインターネット<3778>などが上昇。業種別では、機械、サービス、証券商品先物などが上昇率上位で推移している。 <CS> 2024/04/08 09:30 寄り付き概況 日経平均は535円安でスタート、アドバンテストや野村などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39237.39;-535.75TOPIX;2699.53;-32.47[寄り付き概況] 5日の日経平均は535.75円安の39237.39円と反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均は530.16ドル安の38596.98ドル、ナスダックは228.38ポイント安の16049.08で取引を終了した。雇用関連指標が労働市場の減速を示唆したため利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。終日相場は堅調に推移したが、午後に入りミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性に言及したほか、バイデン大統領がネタニヤフ首相との電話会談でガザ支援職員の死亡を受けイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化を警戒し、下落に転じた。米雇用統計への警戒もあり売りに拍車がかかり、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.01%下落と、ダウ平均(1.35%下落)やナスダック総合指数(1.40%下落)に比べ下落率が大きかったことが、東京市場の半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、外為市場で1ドル=151円20銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、米国で今晩、3月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、年初来、日経平均が25日移動平均線近辺を下値とする上昇相場となっている中、昨日の日経平均はほぼ25日線の水準となっており、市場ではここからの下値は限定的との見方があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比0.5%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.0%減だった。今日は、台湾、中国(上海、深セン)市場が休場となる。 セクター別では、その他製品、銀行業、証券商品先物、精密機器、輸送用機器などが値下がり率上位、鉱業、海運業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、TOWA<6315>、スクリーンHD<7735>、野村<8604>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、東電力HD<9501>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>などが下落。他方、INPEX<1605>、ルネサス<6723>、郵船<9101>などが上昇している。 <CS> 2024/04/05 09:27 寄り付き概況 日経平均は476円高でスタート、ソシオネクストや三井物などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39928.33;+476.48TOPIX;2731.50;+24.99[寄り付き概況] 4日の日経平均は476.48円高の39928.33円と反発して取引を開始した。前日3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は43.10ドル安の39127.14ドル、ナスダックは37.01ポイント高の16277.46で取引を終了した。ADP雇用統計が予想を上回り、利下げがさらに遠のくことを警戒した売りに、寄り付き後、下落。その後、3月ISM非製造業景況指数が予想外に低下し、消費鈍化を示唆したため金利先安観が再燃。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、相場は上昇に転じた。終盤にかけ、消費鈍化を警戒した売りが上値を抑制しダウは再び下落した一方、ナスダックは利下げ期待の再燃でかかろうじてプラス圏を維持し、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら反発したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支えた。また、政府・日銀による円買い介入警戒感がある中、円相場が1ドル=151円50銭台と引き続き円安・ドル高水準で安定して推移していることが輸出関連株などの株価を支える要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日続落となったことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が39700円台後半に位置する25日移動平均線を割り込んだことから、相場は調整局面に入りつつあるとの指摘が聞かれたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月24-30日に国内株を3週連続で売り越した。売越額は4413億円だった。今日は、アズパートナーズ<160A>が東証スタンダードに上場した。香港、台湾、中国(上海、深セン)市場が休場となる。 セクター別では、鉱業、卸売業、海運業、石油石炭製品、非鉄金属などが値上がり率上位、水産・農林業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、住友鉱<5713>、東エレク<8035>、三井物<8031>、信越化<4063>、三菱商<8058>、SUMCO<3436>、住友商<8053>、INPEX<1605>、日立<6501>、東電力HD<9501>、伊藤忠<8001>などが上昇。他方、霞ヶ関キャピタル<3498>、三井E&S<7003>、野村マイクロ<6254>、日産自<7201>、JR東海<9022>、TOWA<6315>、キーエンス<6861>、NTT<9432>などが下落している。 <AK> 2024/04/04 09:44 寄り付き概況 日経平均は335円安でスタート、三井E&Sやファーストリテなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39503.72;-335.19TOPIX;2697.47;-16.98[寄り付き概況] 3日の日経平均は335.19円安の39503.72円と反落して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は下落。ダウ平均は396.61ドル安の39170.24ドル、ナスダックは156.38ポイント安の16240.45で取引を終了した。長期金利の上昇を受け、大きく下落して寄り付いた。前週末にパウエルFRB議長がハト派姿勢を弱めたことや前日発表された経済指標が強い内容だったことを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの期待が後退、長期金利は今年の最高水準に上昇した。また、米原油先物相場が一時、昨年10月下旬以来の高値をつけたことがインフレ懸念につながった。ダウ平均の下げ幅は一時、500ドルを超えた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米国の利下げが先送りとなるとの見方が増えつつある中、今週は週末発表の3月の米雇用統計まで、米国で雇用・労働関連の経済指標の発表が相次ぐことから、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもある。さらに、新年度入りに伴う機関投資家による「期初の益出し」の売りが続くとの見方もあり、買い手控え要因となった。一方、日経平均は今年に入り25日移動平均線近辺を下支えとする上昇相場が続いている。こうした中、一昨日、昨日ともに、日経平均は取引時間中に25日移動平均線を一時下回った後、終値は25日線の上方にとどまっており、相場の下値は堅いとの見方があり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、精密機器、不動産業、証券商品先物、卸売業、鉄鋼などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業、陸運業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三井E&S<7003>、霞ヶ関キャピタル<3498>、ソシオネクスト<6526>、ファーストリテ<9983>、三菱重<7011>、HOYA<7741>、TOWA<6315>、三井不<8801>、ダイキン<6367>、三井物<8031>、エーザイ<4523>、JT<2914>、アドバンテスト<6857>などが下落。他方、INPEX<1605>、JR東海<9022>、楽天グループ<4755>、小林製薬<4967>、住友鉱<5713>、SOMPO<8630>などが上昇している。 <CS> 2024/04/03 09:33 寄り付き概況 日経平均は89円高でスタート、住友鉱やMS&ADなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39892.59;+89.50TOPIX;2726.61;+5.39[寄り付き概況] 2日の日経平均は89.50円高の39892.59円と反発して取引を開始した。前日1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は240.52ドル安の39566.85ドル、ナスダックは17.37ポイント高の16396.83で取引を終了した。連休明け、先週末発表されたPCE価格指数の結果を判断する動きにまちまちで寄り付いた。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が先週の講演で「利下げを急がない」とハト派姿勢を弱めたため年内の利下げ期待が後退し相場の売り圧力となりダウは終日軟調に推移。また、ISM製造業景況指数が予想以上に強い結果となったため長期金利の上昇が圧力となりナスダックは一時伸び悩むがかろうじてプラス圏を維持。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大し、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が小幅高、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1%を超す上昇となり、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの支えとなった。また、外為市場で1ドル=151円50銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、昨日の日経平均が500円を超す大幅安となったことから、自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場で株価の重しとなった。また、昨日は新年度入りで、機関投資家による期初の益出しとみられる売りが株価の重しとなったとの指摘があり、今日も資産配分の調整目的の売りを警戒する向きがあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、石油石炭製品、保険業、鉱業、鉄鋼、非鉄金属などが値上がり率上位、パルプ・紙、倉庫運輸関連、精密機器、サービス業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友鉱<5713>、ルネサス<6723>、MS&AD<8725>、東エレク<8035>、東京海上<8766>、スクリーンHD<7735>、日本製鉄<5401>、三菱重<7011>、INPEX<1605>、レーザーテック<6920>、三菱UFJ<8306>、三菱地所<8802>、第一生命HD<8750>などが上昇。他方、霞ヶ関キャピタル<3498>、楽天グループ<4755>、さくら<3778>、スズキ<7269>、武田薬<4502>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、日立<6501>、任天堂<7974>などが下落している。 <CS> 2024/04/02 09:32 寄り付き概況 日経平均は277円高でスタート、レーザーテックや第一生命HDなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40646.70;+277.26TOPIX;2782.19;+13.57[寄り付き概況] 4月1日の日経平均は前週末比277.26円高の40646.70円と続伸でスタート。3月29日の米国市場は、グッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。日経225先物のナイトセッションは参加者が限られるなか、日中終値を挟んだ40510円~40610円での狭いレンジでの推移が続き、結局は日中比変わらずの40550円で終えている。 本日の日経平均は買い先行でスタート。ネガティブ材料もない中で、配当志向の物色や日経平均構成銘柄の入れ替えに伴う需給も通過したことから、新年度相場入りに伴う資金流入への期待に向かいやすいとの指摘が聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、第一生命HD<8750>、ファーストリテ<9983>、野村マイクロ<6254>、ルネサス<6723>、キーエンス<6861>などが上昇する反面、三菱重<7011>、小糸製作所<7276>などが下落。業種別では、ゴム製品、精密機器、食料品などが上昇率上位で推移している。 <CS> 2024/04/01 09:34 寄り付き概況 日経平均は109円高でスタート、住友鉱やJALなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40277.45;+109.38TOPIX;2761.14;+10.33[寄り付き概況] 29日の日経平均は109.38円高の40277.45円と反発して取引を開始した。前日28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.29ドル高の39807.37ドル、ナスダックは20.06ポイント安の16379.46で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産(GDP)確定値が予想外に上方修正されるなど良好な結果を受けてダウは上昇も、金利の上昇でハイテクは下落し、まちまちで寄り付いた。連休を控えた調整が続き、終日売り買いが交錯したがダウは強い経済への期待を受けた買いが支え底堅く推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。ナスダックは金利高が警戒されプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でナスダック総合指数は反落したが、ダウ平均や機関投資家が運用指標とするS&P500、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)などが小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が600円近い下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、米市場が今日から3連休となる中、今晩、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視するとされる米個人消費支出(PCE)物価指数の2月分が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の完全失業率(季節調整値)は2.6%となり前月比0.2ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.4%だった。また、2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍で前月から0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.27倍だった。同じく取引開始前に発表された3月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.4%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.4%上昇だった。このほか、2月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.1%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同1.3%上昇だった。今日は、マテリアルグループ<156A>、グリーンモンスター<157A>が東証グロースにそれぞれ上場した。 セクター別では、鉱業、空運業、不動産業、銀行業、繊維製品などが値上がり率上位、海運業、パルプ・紙、卸売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、住友鉱<5713>、ヤマハ発<7272>、三菱重<7011>、INPEX<1605>、アステラス薬<4503>、JAL<9201>、ソシオネクスト<6526>、日産自<7201>、三井不<8801>、アドバンテスト<6857>、三菱UFJ<8306>、ホンダ<7267>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、第一三共<4568>、信越化<4063>、ルネサス<6723>、三菱商<8058>、三井E&S<7003>、ローム<6963>、任天堂<7974>、商船三井<9104>などが下落している。 <CS> 2024/03/29 09:36 寄り付き概況 日経平均は438円安でスタート、ゆうちょ銀行や日立などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40324.42;-438.31TOPIX;2766.19;-33.09[寄り付き概況] 28日の日経平均は438.31円安の40324.42円と反落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は反発。ダウ平均は477.75ドル高の39760.08ドル、ナスダックは83.83ポイント高の16399.52で取引を終了した。値ごろ感からの買いに、寄り付き後、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)や電気自動車テスラ(TSLA)など一部ハイテク株の回復、利下げ期待やソフトランディング期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ、月末、期末に向けた調整と見られる買戻しに上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。今日は3月期末配当の権利落ち日にあたり、日経ニュースによると、日経平均には260円ほどの下押し影響があるとみられるという。また、外為市場で1ドル=151円30銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことに加え、為替介入への警戒感もあり、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。特に、ダウ平均が1%を超す大幅高となったことが、東京市場で景気敏感株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月17-23日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は8914億円だった。今日は、カウリス<153A>、情報戦略テクノロジー<155A>が東証グロースに上場した。 セクター別では、証券商品先物、水産・農林業、建設業、銀行業、パルプ・紙などが値下がり率上位、鉱業、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ゆうちょ銀行<7182>、SBI<8473>、日立<6501>、JR九州<9142>、ソフトバンク<9434>、神戸鋼<5406>、武田薬<4502>、日本製鉄<5401>、リゾートトラスト<4681>、信越化<4063>、近鉄GHD<9041>、伊藤忠<8001>、オリックス<8591>などが下落。他方、東電力HD<9501>、三菱重<7011>、霞ヶ関キャピタル<3498>、小林製薬<4967>、レーザーテック<6920>などが上昇している。 <CS> 2024/03/28 09:28 寄り付き概況 日経平均は119円高でスタート、丸紅や郵船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40517.17;+119.14TOPIX;2794.10;+13.30[寄り付き概況] 27日の日経平均は119.14円高の40517.17円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は続落。ダウ平均は31.31ドル安の39282.33ドル、ナスダックは68.77ポイント安の16315.70で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待も支援し、相場は終日堅調に推移した。しかし、終盤にかけ月末、期末絡みの調整で下げに転じた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。外為市場で1ドル=151円50銭台と引き続き円安・ドル高水準で安定した推移となっていることが、株式市場で安心感となった。また、日経平均が昨日までの続落で500円近い下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。さらに、今日は3月決算銘柄の権利付き最終売買日に当たり、配当や株主優待狙いの買いが入ると期待する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。特に、取引終了にかけて売りが優勢となったことが市場心理を慎重にさせた。また、3月期末にかけて年金基金など機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)に伴う売りが出やすいとの見方も継続したが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、コロンビア・ワークス(146A)が東証スタンダードに、シンカ(149A)、ダイブ(151A)が東証グロースにそれぞれ上場した。 セクター別では、海運業、不動産業、電気・ガス業、保険業、卸売業などが値上がり率上位、精密機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、丸紅<8002>、郵船<9101>、三井物<8031>、ダイキン<6367>、コロワイド<7616>、商船三井<9104>、ファーストリテ<9983>、三菱商<8058>、三井住友<8316>、オリックス<8591>、みずほ<8411>、ゼンショーHD<7550>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、三井E&S<7003>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、アドバンテスト<6857>、神戸鋼<5406>、信越化<4063>、スクリーンHD<7735>などが下落している。 <CS> 2024/03/27 09:32 寄り付き概況 日経平均は69円安でスタート、日産自や楽天グループなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40345.04;-69.08TOPIX;2772.69;-4.95[寄り付き概況] 26日の日経平均は69.08円安の40345.04円と続落して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は下落。ダウ平均は162.26ドル安の39313.64ドル、ナスダックは44.35ポイント安の16384.47で取引を終了した。ボスティック米アトランタ連銀総裁など一部連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の利下げペースが一段と遅くなる可能性を示唆したため、寄り付き後、下落。住宅や製造業関連の指標が予想を下回る中、長期金利は上昇し、終日軟調に推移した。終盤にかけダウは下げ幅を拡大した一方、ナスダックは人工知能(AI)技術への需要増期待を背景としたエヌビディア(NVDA)などの上昇が支援し回復したがプラス圏を維持できなかった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、3月期末にかけて国内機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)により売りが出やすいとの見方もあった。一方、昨日の日経平均が400円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかった。また、外為市場で1ドル=151円30銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、3月末の配当権利取り狙いの買いが期待できるとの指摘もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、JSH<150A>、ハッチ・ワーク<148A>、ソラコム<147A>、エルイズビー<145A>が東証グロースに上場した。 セクター別では、精密機器、医薬品、陸運業、ゴム製品、卸売業などが値下がり率上位、保険業、鉱業、パルプ・紙、その他製品、情報・通信業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日産自<7201>、ダイキン<6367>、楽天グループ<4755>、村田製<6981>、トヨタ<7203>、OLC<4661>、JR西<9021>、HOYA<7741>、パナHD<6752>、三菱商<8058>、JR東<9020>、三井住友<8316>などが下落。他方、IHI<7013>、小林製薬<4967>、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>、TOWA<6315>、東エレク<8035>、川崎船<9107>、三菱重<7011>、東電力HD<9501>、信越化<4063>、レーザーテック<6920>などが上昇している。 <CS> 2024/03/26 09:30 寄り付き概況 日経平均は89円安でスタート、三菱UFJや川崎汽船などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40798.96;-89.47TOPIX;2804.54;-8.68[寄り付き概況] 3月25日の日経平均は前週末比89.47円安の40798.96円と反落でスタート。22日の米国市場でダウ平均は305.47ドル安の39475.90ドル、ナスダックは26.98ポイント高の16428.82で取引を終了。史上最高値付近からの利益確定売りに押され、寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。一方、携帯端末アップル(AAPL)の回復や生成AI利用の急拡大を背景としたエヌビディア(NVDA)など半導体セクターの上昇で、ナスダックはプラスに改善し連日で過去最高値を更新。終盤にかけダウは下げ幅を拡大し、まちまちで終了した。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比155円安の40555円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はやや売り先行でスタート。先週の日経平均株価は4営業日続伸で2000円を超える急伸となっていたこともあり、想定内の一服といったところである。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京電力HD<9501>などが上昇する反面、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、川崎汽船<9107>、ソニーG<6758>、商船三井<9104>などが下落。業種別では、パルプ紙、海運、銀行などが下落率上位で推移している。 <CS> 2024/03/25 09:35 寄り付き概況 日経平均は127円高でスタート、JALや霞ヶ関キャピタルなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40942.88;+127.22TOPIX;2807.83;+11.62[寄り付き概況] 22日の日経平均は127.22円高の40942.88円と4日続伸して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は269.24ドル高の39781.37ドル、ナスダックは32.43ポイント高の16401.84で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた年内利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。良好な雇用や住宅関連指標を受けて成長期待を受けた買いも相場を一段と押し上げ、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の下落が上値を抑制し、終盤にかけて上げ幅を縮小したが、主要株式指数は連日過去最高値を更新し終了。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.29%上昇と、ダウ平均(0.68%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価を支えた。また、外為市場で1ドル=151円50銭台と、昨日15時頃と比べ60銭ほど円安・ドル高水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で2100円を超す大幅上昇となったことから、利益確定売りが出やすかった。また、3月期末を前に国内機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)目的の売りを警戒する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.8%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.8%上昇だった。同じく、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月10-16日に国内株を3週ぶりに売り越した。売越額は1兆4616億円だった。 セクター別では、空運業、ゴム製品、証券商品先物、輸送用機器、パルプ・紙などが値上がり率上位、医薬品、食料品、その他製品などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、日産自<7201>、JAL<9201>、スズキ<7269>、霞ヶ関キャピタル<3498>、ホンダ<7267>、東電力HD<9501>、三井E&S<7003>、マツダ<7261>、ファーストリテ<9983>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、川崎船<9107>、ルネサス<6723>、トヨタ<7203>、商船三井<9104>、ソフトバンクG<9984>などが上昇。他方、さくら<3778>、楽天グループ<4755>、コマツ<6301>、アドバンテスト<6857>、野村<8604>、任天堂<7974>などが下落している。 <CS> 2024/03/22 09:41 寄り付き概況 日経平均は507円高でスタート、コマツや楽天グループなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40511.55;+507.95TOPIX;2781.78;+30.81[寄り付き概況] 21日の日経平均は507.95円高の40511.55円と3日続伸して取引を開始した。前々日19日の米国株式市場でダウ平均は320.33ドル高、ナスダックは63.34ポイント高。2月の住宅着工件数が予想を上回りソフトランディング期待が強まったほか、半導体のエヌビディアが上昇に転じたことなどが株価支援要因となった。前日20日はダウ平均は401.37ドル高の39512.13ドル、ナスダックは202.62ポイント高の16369.41で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り5会合連続で政策据え置きを決定したほか、金融当局者が依然年内3回の利下げを予想していることなどが株価支援要因となり、主要株式指数は過去最高値を更新した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の東京市場が春分の日の休日で休場となる中、ダウ平均が2日間で700ドルを超す上昇、ナスダック総合指数が同じく200ポイントを超す上昇となるなど、米株式市場で主要指数が大幅に上昇したことが、東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=150円60銭台と、19日15時頃と比べ30銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。市場では、相場の波乱要因として警戒されていた日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)などの金融イベントを通過したことで安心感が広がった。一方、日経平均は一昨日までの2日間で1300円近い上昇となったことから、短期的な利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の貿易収支は3794億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は8182億円の赤字だった。 セクター別では、輸送用機器、精密機器、機械、電気機器、証券商品先物などが値上がり率上位、海運業、空運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、コマツ<6301>、トヨタ<7203>、楽天グループ<4755>、NEC<6701>、三井物<8031>、三菱重<7011>、日産自<7201>、信越化<4063>、三菱商<8058>、ルネサス<6723>、ニデック<6594>、スクリーンHD<7735>、日立<6501>、ソフトバンクG<9984>などが上昇。他方、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>、中外薬<4519>などが下落している。 <CS> 2024/03/21 09:43 寄り付き概況 日経平均は117円安でスタート、アドバンテストや第一三共などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39622.58;-117.86TOPIX;2718.04;-3.95[寄り付き概況] 19日の日経平均は117.86円安の39622.58円と反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は反発。ダウ平均は75.66ドル高の38790.43ドル、ナスダックは130.28ポイント高の16103.45で取引を終了した。予想を上回った経済指標が好感され、寄り付き後、上昇。18日から開催される米半導体エヌビディア(NVDA)主催の人工知能(AI)の年次会議への期待に主にハイテクが買われ、相場全体の上昇をけん引した。一方、長期金利の上昇が上値を抑制し、終盤にかけて上げ幅を縮小した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の日経平均が1000円を超す大幅高となったことから、利益確定売りが出やすかった。また、今日、日銀金融政策決定会合の結果発表と日銀の植田総裁の記者会見が予定され、日本時間21日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控え、これらのイベントを見極めたいとするムードがあることに加え、明日は春分の日の休日で東京市場が休場になることから積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=149円10銭台と円相場が落ち着いた動きとなっていることも株式市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、精密機器、医薬品、海運業、水産・農林業、保険業などが値下がり率上位、鉱業、繊維製品、ゴム製品、非鉄金属、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、TOWA<6315>、スクリーンHD<7735>、第一三共<4568>、東電力HD<9501>、三井E&S<7003>、日産自<7201>、ディスコ<6146>、野村マイクロ<6254>、ソフトバンクG<9984>、ニトリHD<9843>、川崎船<9107>、東エレク<8035>などが下落。他方、INPEX<1605>、ニデック<6594>、三洋貿易<3176>、楽天グループ<4755>、日立<6501>、オリックス<8591>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、富士通<6702>、デンソー<6902>、三井不<8801>などが上昇している。 <CS> 2024/03/19 09:41 寄り付き概況 日経平均は253円高でスタート、レーザーテックやトヨタ自などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38960.99;+253.35TOPIX;2688.46;+17.66[寄り付き概況] 3月18日の日経平均は前週末比253.35円高の38960.99円と反発でスタート。15日の米国市場でダウ平均は190.89ドル安の38714.77ドル、ナスダックは155.35ポイント安の15973.18で取引を終了。長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。前日引け後に発表された決算を受けたソフトウエアメーカー、アドビの下落もハイテクセクターの重しとなった。最近の指標でインフレ改善の停滞が示されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ先送り観測が強まる中、翌週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控え警戒感に売りに拍車がかかったほか、15日は先物や個別・指数オプションが同時に期限を迎えるトリプルウィッチングにあたりテクニカルな売りも見られ終日軟調に推移し終了。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比235円高の38625円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は買い先行でスタート。寄り付き後も上げ幅を広げ、39000円台を回復してきている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、川崎汽船<9107>、ディスコ<6146>、三菱商事<8058>、三菱重<7011>、日産自<7201>、楽天グループ<4755>などが上昇。業種別では、海運、ゴム製品、証券商品先物などが上昇率上位で推移している。 <CS> 2024/03/18 09:33 寄り付き概況 日経平均は259円安でスタート、東エレクや中外薬などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38548.16;-259.22TOPIX;2651.95;-9.64[寄り付き概況] 15日の日経平均は259.22円安の38548.16円と反落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は下落。ダウ平均は137.66ドル安の38905.66ドル、ナスダックは49.24ポイント安の16128.53で取引を終了した。ソフトランディング期待の買いに寄り付き後、上昇。しかし、2月生産者物価指数(PPI)が予想を上回りインフレ長期化が示唆されたため利下げ期待が後退、売りに転じた。小売売上高が予想を下回ったほか、小売企業の決算から消費鈍化を懸念した売りも上値を抑制。さらに、長期金利の上昇や今までナスダックの上昇をけん引してきた半導体のエヌビディア(NVDA)など人工知能(AI)関連セクターの利益確定売りが続き、さらなる売り圧力となり、終日軟調推移し終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、来週に日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、これらを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=148円30銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が朝方に安値をつけた後は下げ渋り、上昇に転じて取引を終えたことから、相場の下値の堅さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、その他製品、海運業、パルプ・紙、非鉄金属、証券商品先物などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、卸売業、ゴム製品、精密機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三井E&S<7003>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、TOWA<6315>、中外薬<4519>、スクリーンHD<7735>、楽天グループ<4755>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、川崎船<9107>、野村マイクロ<6254>、荏原製<6361>などが下落。他方、INPEX<1605>、三菱商<8058>、クボタ<6326>、NEC<6701>、東電力HD<9501>、ホンダ<7267>、日産自<7201>、ENEOS<5020>、OLC<4661>、SMC<6273>などが上昇している。 <CS> 2024/03/15 09:35 寄り付き概況 日経平均は104円安でスタート、さくらや三井E&Sなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38591.73;-104.24TOPIX;2646.64;-1.87[寄り付き概況] 14日の日経平均は104.24円安の38591.73円と4日続落して取引を開始した。前日13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は37.83ドル高の39043.32ドル、ナスダックは87.87ポイント安の16177.77で取引を終了した。2カ月連続で予想を上回った2月の消費者物価指数(CPI)を巡る判断が分かれ、寄り付き後、まちまち。その後、長期金利の上昇に伴うハイテクの売りに拍車がかかり、相場全体の重しとなった。しかし、翌日に発表を控える生産者物価指数(PPI)や来週の連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで動意乏しく、終盤にかけ調整色が強まり、ダウは上げ幅を縮小し終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、来週に日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、日銀の金融緩和修正や円高を警戒し、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日までの3日続落で1000円近い下落となったことから、買い遅れた投資家などによる押し目待ちの買いも株価の下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月3-9日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は3766億円だった。 セクター別では、電気機器、精密機器、化学、パルプ・紙、サービス業などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、非鉄金属、電気・ガス業、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、さくら<3778>、三井E&S<7003>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、三菱重<7011>、ソシオネクスト<6526>、カワチ薬品<2664>、信越化<4063>、スクリーンHD<7735>、キーエンス<6861>、野村マイクロ<6254>などが下落。他方、住友鉱<5713>、三菱ケミG<4188>、NEC<6701>、INPEX<1605>、日産自<7201>、アサヒ<2502>、東電力HD<9501>、ホンダ<7267>、商船三井<9104>、第一三共<4568>、川崎船<9107>、ソフトバンクG<9984>などが上昇している。 <CS> 2024/03/14 09:35 寄り付き概況 日経平均は262円高でスタート、ソシオネクストや三井住友などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39059.95;+262.44TOPIX;2675.55;+18.31[寄り付き概況] 13日の日経平均は262.44円高の39059.95円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高の39005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高の16265.64で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったものの連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディア(NVDA)など半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.54%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.09%上昇と、ダウ平均(0.61%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。また、外為市場で1ドル=147円50銭台と、円相場が落ち着いた動きとなっていることも、株式市場で安心感となった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが、東京市場でグロース(成長)株などの重しとなった。また、来週に日銀金融政策決定会合を控え、日銀の金融緩和修正を警戒し、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、銀行業、保険業、鉄鋼、証券商品先物、輸送用機器などが値上がり率上位、パルプ・紙、医薬品、その他製品が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>、野村マイクロ<6254>、アドバンテスト<6857>、三井住友<8316>、スクリーンHD<7735>、三菱重<7011>、三菱UFJ<8306>、東電力HD<9501>、荏原製<6361>などが上昇。他方、OLC<4661>、ダイキン<6367>、楽天グループ<4755>、武田薬<4502>、KDDI<9433>などが下落している。 <CS> 2024/03/13 09:33 寄り付き概況 日経平均は350円安でスタート、TOWAやリクルートHDなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38470.39;-350.10TOPIX;2639.69;-27.14[寄り付き概況] 12日の日経平均は350.10円安の38470.39円と続落して取引を開始した。前日11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は46.97ドル高の38769.66ドル、ナスダックは65.84ポイント安の16019.27で取引を終了した。重要インフレ指標の発表を控えた長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。その後、ソフトランディング期待を受けた買いにダウは持ち直し、終盤にかけプラス圏を回復し相場を支えた。一方、ナスダックは金利高や半導体セクターの利益確定売りが継続し上値が抑制されプラス圏を回復できず、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、米国で今晩、2月の米消費者物価指数(CPI)、14日に2月の米卸売物価指数(PPI)が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日、800円を超す大幅な下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の国内企業物価指数は、前年同月比0.6%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.5%上昇だった。 セクター別では、銀行業、保険業、卸売業、輸送用機器、証券商品先物などが値下がり率上位、パルプ・紙が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、TOWA<6315>、リクルートHD<6098>、ルネサス<6723>、三井物<8031>、HOYA<7741>、三菱重<7011>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、トヨタ<7203>、みずほ<8411>、日立<6501>などが下落。他方、東電力HD<9501>、ファーストリテ<9983>などが上昇している。 <CS> 2024/03/12 09:42 寄り付き概況 日経平均は456円安でスタート、トヨタ自やレーザーテックなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39232.14;-456.80TOPIX;2697.94;-28.86[寄り付き概況] 3月11日の日経平均は前週末比456.80円安の39232.14円と大幅反落でスタート。8日の米国市場でダウ平均は68.66ドル安の38722.69ドル、ナスダックは188.26ポイント安の16085.11で取引を終了。2月雇用統計が労働市場の減速を証明したため利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。その後、半導体のエヌビディア株が過去最高値を更新後、下落に転じ同セクターでの利益確定売りに拍車をかけ、相場全体を押し下げた。ダウは根強いソフトランディング期待に支えられ底堅く推移も終盤にかけてプラス圏を維持できず相場は反落し終了。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比725円安の38785円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は売り先行でスタート。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が重しとなる形で、寄り付き後も下げ幅を広げ、一気に39000円も割り込んできている。 東証プライム市場の売買代金上位では、トヨタ自<7203>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、三菱商事<8058>、三菱重<7011>、ダイキン<6367>、川崎汽船<9107>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、ルネサス<6723>、日産自<7201>、三井物産<8031>、日立<6501>など主力処は軒並み下落。業種別では、機械、輸送用機器、鉱業などが下落率上位で推移している。 <CS> 2024/03/11 09:36 寄り付き概況 日経平均は210円高でスタート、スクリーンHDやみずほなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39809.56;+210.85TOPIX;2714.62;-3.92[寄り付き概況] 8日の日経平均は210.85円高の39809.56円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は130.30ドル高の38791.35ドル、ナスダックは241.83ポイント高の16273.38で取引を終了した。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感し、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前日に続き上院議会証言で経済が予想通りに展開した場合の年内の利下げの可能性を繰り返したため利下げ期待を受けた買いがさらに強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、終日堅調に推移し、終了。S&P500種指数は史上最高値を更新した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均が昨日までの3日続落で500円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、外為市場で昨晩、一時1ドル=147円50銭台と、昨日15時頃と比べ1円ほど円高・ドル安水準となるなど、やや円高方向への動きとなっていることが、東京市場で輸出株などの株価を抑える要因となった。また、米政府が日本やオランダに、中国への半導体輸出の規制強化を要請したとの報道を警戒する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 なお、取引開始前に発表された1月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比6.3%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同4.4%減だった。同じく取引開始前に発表された1月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は4382億円の黒字。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3216億円の赤字だった。今日は株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で39863.92円だった。 セクター別では、銀行業、化学、保険業、建設業、不動産業などが値上がり率上位、ゴム製品、倉庫運輸関連、輸送用機器、陸運業、その他金融業などが値下がり率上位に並んでいる。 東証プライムの売買代金上位では、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、三井不<8801>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、みずほ<8411>、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、HOYA<7741>、ソフトバンクG<9984>、ゆうちょ銀行<7182>、村田製<6981>、ファーストリテ<9983>、京成<9009>などが上昇。他方、OLC<4661>、アステラス薬<4503>、7&iHD<3382>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9434>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、コマツ<6301>、デンソー<6902>などが下落している。 <CS> 2024/03/08 09:37 寄り付き概況 日経平均は240円高でスタート、川崎重やマイクロニクスなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40331.06;+240.28TOPIX;2744.14;+13.47[寄り付き概況] 7日の日経平均は240.28円高の40331.06円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日6日の米国株式市場は反発。ダウ平均は75.86ドル高の38661.05ドル、ナスダックは91.95ポイント高の16031.54で取引を終了した。雇用関連指標が労働市場のひっ迫緩和を示唆したため年内の利下げ期待が強まり、株価を支えた。また、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での議会証言で利下げを急がない方針を再表明すると同時に、年内いずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高いと言及すると、相場は終日堅調に推移。ただ、地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)株の急落を受け金融市場への不安に上値が抑制された。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.42%上昇と、ダウ平均(0.20%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが東京市場で半導体関連株の株価を支える要因となった。また、昨日は日経平均が朝安の後に下げ渋り、4万円の大台を維持して取引を終えたことから、株価の下値の堅さを指摘する向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が一時270ドルを超す上昇となったが、取引終盤にかけて上げ幅を縮める展開となったことが東京市場で投資家心理をやや慎重にさせた。また、外為市場で1ドル=149円10銭台と、昨日15時頃と比べ80銭ほど円高・ドル安水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価を抑える要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は2月25日-3月2日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は2839億円だった。今日は1-2月の中国貿易統計が発表される。 セクター別では、保険業、その他金融業、石油石炭製品、銀行業、非鉄金属などが値上がり率上位、鉄鋼、水産・農林業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、川崎重<7012>、三井E&S<7003>、マイクロニクス<6871>、NEC<6701>、三菱地所<8802>、リクルートHD<6098>、キヤノン<7751>、オリックス<8591>、丸紅<8002>、三菱電<6503>、塩野義薬<4507>、TOWA<6315>、野村マイクロ<6254>、スクリーンHD<7735>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、アステラス薬<4503>、ホンダ<7267>、商船三井<9104>、JSR<4185>などが下落している。 <CS> 2024/03/07 09:39 寄り付き概況 日経平均は305円安でスタート、三井E&Sや富士通などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39792.37;-305.26TOPIX;2707.34;-12.59[寄り付き概況] 6日の日経平均は305.26円安の39792.37円と続落して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は続落。ダウ平均は404.64ドル安の38585.19ドル、ナスダックは267.92ポイント安の15939.59で取引を終了した。利益確定売りが続き、寄り付き後、下落。その後、2月ISM非製造業景況指数など経済指標が予想以上に悪化したため景気への楽観的見方が後退し、相場は続落した。アップルやテスラの下落も相場の重しとなり、終日軟調に推移。さらに、6日から2日間にかけて行われる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えた調整売りに終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.65%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.05%下落と、ダウ平均(1.04%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、外為市場で1ドル=150円00銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円高・ドル安水準となったことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の日経平均が前場に安値をつけた後は下げ渋り、4万円の大台を維持して取引を終えたことから、相場の下値の堅さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、機械、鉄鋼、精密機器、電気機器、金属製品などが値下がり率上位、不動産業、食料品、医薬品などが値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、三井E&S<7003>、ルネサス<6723>、富士通<6702>、レーザーテック<6920>、川崎船<9107>、ソシオネクスト<6526>、リクルートHD<6098>、コマツ<6301>、TOWA<6315>、ディスコ<6146>、日本製鉄<5401>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などが下落。他方、りそなHD<8308>、塩野義薬<4507>、三井住友<8316>、郵船<9101>、センコーHD<9069>、みずほ<8411>、平和堂<8276>、積水ハウス<1928>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、NTT<9432>などが上昇している。 <CS> 2024/03/06 09:36 寄り付き概況 日経平均は227円安でスタート、第一三共や日産自などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39881.73;-227.50TOPIX;2696.68;-9.60[寄り付き概況] 5日の日経平均は227.50円安の39881.73円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場は反落。ダウ平均は97.55ドル安の38989.83ドル、ナスダックは67.43ポイント安の16207.51で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢を受けた長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。ハイテクは引き続き人工知能(AI)関連の強い需要を期待した買いが支え、一時プラス圏を回復し全体相場を支援。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁が年2回の利下げ予想を示し慎重姿勢を再表明すると、終盤にかけ利益確定売りが強まり、再び下落し終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で、主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が取引終了にかけて軟調な展開となり、そろって下落して終了したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの2日間で900円を超す上げとなったことから、高値警戒感が意識された。一方、昨日の米株式市場で、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が伸び悩んだもののプラス圏を維持して終了したことが、東京市場の半導体関連株の株価を支える要因となった。また、外為市場で1ドル=150円40銭台と、引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で輸出株などの株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.5%上昇だった。 セクター別では、倉庫運輸関連、金属製品、パルプ・紙、精密機器、その他製品などが値下がり率上位、鉄鋼、建設業、その他金融業、銀行業、ガラス土石製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、第一三共<4568>、日産自<7201>、楽天グループ<4755>、東電力HD<9501>、アドバンテスト<6857>、ダイキン<6367>、TOWA<6315>、さくら<3778>、東京海上<8766>、ホンダ<7267>、スクリーンHD<7735>、キヤノン<7751>、信越化<4063>などが下落。他方、コマツ<6301>、JFE<5411>、花王<4452>、塩野義薬<4507>、ソシオネクスト<6526>、日本製鉄<5401>、ディスコ<6146>、三菱重<7011>、キーエンス<6861>、みずほ<8411>、JT<2914>、三井住友<8316>などが上昇している。 <CS> 2024/03/05 09:33 寄り付き概況 日経平均は290円高でスタート、レーザーテックやソフトバンクGなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40201.76;+290.94TOPIX;2719.84;+10.42[寄り付き概況] 3月4日の日経平均は前週末比290.94円高の40201.76円と続伸でスタート。3月1日の米国市場でダウ平均は90.99ドル高の39087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高の16274.94で取引を終了。商業不動産セクターへの懸念が再燃し、寄り付き後、まちまち。その後、2月ISM製造業景況指数や2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に大幅悪化したため利下げ期待が再開、さらに、根強い人工知能(AI)関連需要への期待にハイテクセクターが続伸し、相場全体を押し上げた。ダウも上昇に転じ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックは連日で史上最高値を更新し、終了した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の40220円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は買い先行でスタート。指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引する形で、これまで大台として意識されていた4万円台を寄り付きから突破する展開に。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、ディスコ<6146>、TOWA<6315>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、楽天G<4755>などが上昇している一方、トヨタ自<7203>、川崎汽船<9107>などが小幅安。業種別では、鉱業、精密機器、パルプ紙などが上昇率上位で推移している。 <CS> 2024/03/04 09:38

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