新着ニュース一覧
本日の注目個別銘柄
三井金属、ブロメディア、 Bガレジ など
<7267> ホンダ 1575.5 +50.5大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も1750円から1900円に引き上げた。EV販売の不振、ベトナム・ハノイでのガソリン車全面乗り入れ規制導入への懸念から、株価は低迷が続いていたが、GMから調達の2モデルの事業終息に目途がつきつつあるほか、二輪車乗り入れ禁止案も現実的な判断が下されたことなどで懸念は後退としている。株価のボトムアウトは近いと判断している。<5706> 三井金属 18415 +415大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も11400円から22500円に引き上げた。エヌビディアのAIサーバーに使用される高周波対応電解銅箔VSPは、強い需要、値上げ効果、ハイグレード品のシェア上昇、追加能力増強などから成長期待が高まっているとし、GPU、DIMM、SSD周りではプリント配線板上の銅配線数が急増と分析。業績拡大基調は27年3月期以降も続くとみている。<2459> アウン 286 +49急騰。同社は生成AI時代に対応した「AIOコンサルティング」サービスの拡充を進めているが、この取り組みの一環として、業務提携先のAI HackのAIO分析ツール「AI Hack」の新機能「検索エリア設定機能」を用い、海外向けAIOコンサルティングサービスの提供を開始したと発表。10月には同サービスの開始をリリースして急騰、その後はリリース前の水準まで調整しており、改めて期待感を高める動きに。<4347> ブロメディア 2005 +306急伸。25.16%の株式を保有しているエーブイアイ・ジャパン・オポチュニティ・トラストがTOBを実施すると発表。TOB価格は2200円で前日終値に対して29.5%のプレミアムに。TOB期間は本日から来年1月28日まで。買い付け予定数の上限として77万5300株、発行済み株式数の10.88%を設定しており、TOB成立後も同社の上場は維持される見込み。TOB価格を意識した買いが先行する形に。<6103> オークマ 3740 +15反発。434万7900株の株式売出並びに65万2100株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表。売出人は大株主の金融機関など11社、17日から22日の間に売出価格が決定する。一方、発行済み株式数の5.78%に当たる350万株、100億円を上限とする自己株式の取得実施も発表。取得期間は来年1月19日から8月31日まで。目先の需給不安は強まるが、株式価値向上をプラス視する動きに。<6197> ソラスト 657 +100ストップ高比例配分。約1400万株もの買い物を集めているが、特に材料は明確になっていない。成り行き買いの大きさからはM&Aが連想されるものの、噂ベースの情報なども特に観測されていないようだ。ただ、2015年12月に資本提携を行っている大東建託が現在の筆頭株主であり、3分の1の株式を保有している。大東建託の保有株の動向などは思惑視されるところではあろうが。<3853> アステリア 1043 +34大幅反発。イーロン・マスク氏の宇宙開発企業スペースXが300億ドルを大きく上回る資金調達を目指し、IPO計画を進めていると報じられている。実現すれば史上最大規模の上場となるもよう。IPOでは企業価値1兆5000億ドルの評価を見込んでおり、26年半ばから後半の上場を目指しているとされている。同社では、22年にスペースXに2.3億円を出資しているもようであり、含み益の拡大が思惑視されているもよう。<3180> Bガレジ 1494 +106大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は5.4億円で前年同期比16.7%減となり、従来予想の7.8億円を下振れた。つれて、通期予想を従来の18.4億円から15.1億円に下方修正した。新物流拠点の本格稼働が遅れているため、物流関連費用が上振れ推移となっているもよう。ただ、第1四半期決算発表後に株価は大幅安となっており、業績の下振れは織り込み済みと捉えられているようだ。<9692> シーイーシー 2259 -37大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は52.2億円で前年同期比9.0%増となり、8-10月期も17.7億円で同14.8%増と好調推移が継続。インテグレーションを中心に全セグメントが増収増益となっている。通期予想69億円、前期比3.0%増に対する進捗率も順調だが、予想を据え置きとしていることでサプライズは限定的なもよう。短期的な出尽くし感が先行する形になっている。<3657> ポールHD 311 -22大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は1.8億円で前年同期比71.7%減となり、通期予想は従来の11.2億円から2.8億円、前期比64.5%減に下方修正している。国内、海外ともにソリューション案件の獲得が伸び悩み、売上高及び営業利益とも社内計画を下回り推移しているもよう。上半期決算は小幅ながら上振れ着地となっており、下半期の大幅下方修正にネガティブなインパクトが先行。
<HM>
2025/12/10 16:17
みんかぶニュース 個別・材料
VPJが25年12月期配当予想を増額修正
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン<334A.T>がこの日の取引終了後、25年12月期の期末一括配当予想を15円74銭から29円(前期実績13円11銭)へ増額修正した。普通配当を21円に引き上げるとともに、今年3月に東証グロース市場に上場したことを記念して8円の記念配当を実施する。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 16:14
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、156円70銭台に再浮上
*16:05JST 東京為替:ドル・円は底堅い、156円70銭台に再浮上
10日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、156円70銭台に持ち直している。日経平均株価の下げ幅縮小で円買いを弱め、主要通貨は対円で上昇基調に振れやすい。一方、米10年債利回りの高止まりでドル買いは継続し、下げづらい値動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円56銭から156円93銭、ユ-ロ・円は182円01銭から182円44銭、ユ-ロ・ドルは1.1622ドルから1.1635ドル。
<TY>
2025/12/10 16:05
みんかぶニュース 市況・概況
10日韓国・KOSPI=終値4135.00(-8.55)
10日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比8.55ポイント安の4135.00と続落。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 16:03
みんかぶニュース 市況・概況
明日の主なマーケットイベント
○経済統計・イベントなど
04:00 米・FOMC(連邦公開市場委員会)結果発表
04:00 米・月次財政収支
04:30 米・パウエルFRB(連邦準備理事会)議長が会見
08:50 日・法人企業景気予測調査
08:50 日・対外対内証券売買契約等の状況
09:01 英・RICS(王立公認不動産鑑定士協会)住宅価格指数
09:30 豪・失業率
09:30 豪・新規雇用者数
10:30 日・20年物利付国債の入札
22:30 米・貿易収支
22:30 米・新規失業保険申請件数
22:30 米・失業保険継続受給者数
※米・30年物国債入札
○決算発表・新規上場など
決算発表:タイミー<215A>,アイケイケイ<2198>,ハートシード<219A>,モロゾフ<2217>,柿安本店<2294>,新都HD<2776>,ファーマF<2929>,ジェリビンズ<3070>,DG<350A>,ネオジャパン<3921>,イムラ<3955>,ビジョナル<4194>,ラクスル<4384>,セルソース<4880>,オハラ<5218>,リッジアイ<5572>,JEH<5889>,鎌倉新書<6184>,巴工業<6309>,サムコ<6387>,アイモバイル<6535>,WSCOPE<6619>,三井ハイテク<6966>,マクビープラ<7095>,アシロ<7378>,3DM<7777>,トーホー<8142>,明豊エンタ<8927>,シルバライフ<9262>,アインHD<9627>ほか
※海外企業決算発表:ブロードコムほか
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 16:00
注目トピックス 市況・概況
12月10日本国債市場:債券先物は133円96銭で取引終了
*15:59JST 12月10日本国債市場:債券先物は133円96銭で取引終了
[今日のまとめ]<円債市場>長期国債先物2025年12月限寄付134円04銭 高値134円06銭 安値133円87銭 引け133円96銭2年 1.067%5年 1.433%10年 1.936%20年 2.926%10日の債券先物12月限は134円04銭で取引を開始し、133円96銭で引けた。<米国債概況>2年債は3.61%、10年債は4.18%、30年債は4.80%近辺で推移。債権利回りは低下。(気配値)。<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.85%、英国債は4.50%、オーストラリア10年債は4.81%、NZ10年債は4.52%近辺で推移。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・23:45 カナダ中央銀行政策金利発表(予想:金融政策の現状維持)・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利決定(予想:0.25ptの利下げ)海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間
<CS>
2025/12/10 15:59
相場概況
日経平均は反落、米FOMC結果発表前に様子見ムード広がる
*15:54JST 日経平均は反落、米FOMC結果発表前に様子見ムード広がる
前日の米国株式市場はまちまち。ダウは前日比プラス、ナスダックはマイナスで寄り付き後は小幅な値動きが続いた。市場はFOMC(連邦公開市場委員会)の追加利下げをほぼ織り込んでいるが、10日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見やFOMCメンバーによる政策金利見通しの発表を見極めたいと様子見ムードが一段と強まった。米株市場を横目に、本日の日経平均は3日続伸して取引を開始した。ただ、朝方の買い一巡後は上げ幅を縮小し、前場中ごろにマイナス圏に転落。その後は下げ幅を縮小する動きを見せつつも、終日マイナス圏で軟調もみ合い展開となった。海外市場で米長期金利が強含みで推移していることが投資家心理を慎重にさせた。また、日銀の利上げ観測が引き続き株価の重しとなったことに加え、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとして様子見ムードが広がった。一方、日経平均はここ3営業日は節目として意識される50000円を下回ることなく推移していたことから、株価の下値は堅いとの見方もあった。TOPIX(東証株価指数)はプラス圏で推移しており、引き続き出遅れ感のある銘柄への物色は続いた。 大引けの日経平均は前営業日比52.30円安の50602.80円となった。東証プライム市場の売買高は22億4943万株、売買代金は5兆6697億円だった。業種別では、その他製品、電気機器、機械などが下落した一方で、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、ゴム製品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は61.7%、対して値下がり銘柄は34.9%となっている。 個別では、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、トヨタ<7203>、京セラ<6971>、良品計画<7453>、ブリヂストン<5108>、キーエンス<6861>、日産化<4021>、SMC<6273>、住友不<8830>、三井不<8801>、花王<4452>、コナミG<9766>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、レーザーテク<6920>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>、塩野義<4507>、フジクラ<5803>、中外薬<4519>、味の素<2802>、住友電<5802>、イオン<8267>、第一三共<4568>などの銘柄が下落。
<FA>
2025/12/10 15:54
注目トピックス 日本株
新興市場銘柄ダイジェスト:アスカネットは大幅反発、アールプランナーは年初来高値
*15:51JST 新興市場銘柄ダイジェスト:アスカネットは大幅反発、アールプランナーは年初来高値
<2438> アスカネット 365 +18大幅に反発。26年4月期第2四半期累計(25年5-10月)の営業利益を前年同期比97.8%増の0.31億円と発表している。フューネラル事業は全国的な葬儀件数の減少の影響を受けて低調だったものの、フォトブック事業で写真集販売価格の改定や生産効率の向上、経費のコントロールなどで利益率が改善し、大幅な増益を牽引した。通期予想は前期比150.5%増の4.35億円で据え置いた。<4572> カルナバイオ 304 +80大幅に3日ぶり反発。米血液学会年次総会で自社が開発中の次世代型BTK阻害剤(AS-1763)に関する2題の発表が行われたと開示している。治験薬に関連した心房細動や高血圧は見られず、グレード3以上の有害事象は13%と報告され、概して高い安全性を示したという。また、慢性リンパ性白血病・小リンパ球性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫などの患者に対し、有望かつ持続的な腫瘍縮小効果を示したとしている。<1436> グリーンエナ 2366 +196大幅に続伸。26年4月期の営業利益予想を従来の7.00億円から7.80億円(前期実績5.43億円)に上方修正している。太陽光発電設備の業績好調による追加計上分を織り込んだため。第2四半期累計(25年5-10月)の営業利益は3.04億円(前年同期実績1.61億円)で着地した。太陽光発電設備が好調に推移し、開発・施工案件の進捗が前倒しで業績に寄与したことから会社計画(2.00億円)を上回った。<2983> アールプランナー 2915 +233年初来高値。26年1月期の営業利益予想を従来の33.50億円から36.50億円(前期実績21.63億円)に上方修正している。デジタルマーケティングによる集客や設計自由度の高い商品力を背景に総販売棟数が増加したことに加え、コストコントロールで売上総利益が改善しているため。併せて期末配当予想を従来の40.00円から50.00円(前期末実績30.00円)に増額修正している。<4592> サンバイオ 1955 +222大幅に続伸。厚生労働省よりアクーゴ脳内移植用注(バンデフィテムセル)の製造販売承認事項一部変更について承認され、承認条件が変更されたと発表している。今後、薬価収載を経た後にアクーゴを発売する予定。アクーゴは、外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺に対する治療薬として、世界に先駆けて日本で初めて条件及び期限付き承認がなされた世界初の脳を再生する治療薬という。<5244> jig.jp 227 +6大幅に8日ぶり反発。日本初のプラスチックウェイブガイド光学技術を搭載し、鯖江の技術から初めて生まれる一般向け商用AR Glass(眼鏡型デバイス)を提供する新事業を開始すると発表している。情報取得の主要インターフェースはスマートフォンから眼鏡型デバイスへ移行する転換点にあるとした上で、日本国内では本格的なAR Glassの競争環境が形成されておらず、早期市場参入者が独自のポジションを確立できる余地があるとしている。
<NH>
2025/12/10 15:51
みんかぶニュース 市況・概況
明日の決算発表予定 タイミー、DGなど35社 (12月10日)
12月11日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■引け後発表
◆本決算:
★<215A> タイミー [東G]
<6309> 巴工業 [東P]
◆第1四半期決算:
★<350A> DG [東G]
<4194> ビジョナル [東P]
◆第2四半期決算:
<7095> マクビープラ [東P]
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算:
<2198> アイケイケイ [東P] (前回15:00)
<2375> ギグワークス [東S] (前回15:30)
<4880> セルソース [東P] (前回15:30)
<5134> POPER [東G] (前回15:30)
<5218> オハラ [東S] (前回15:30)
<7378> アシロ [東G] (前回15:30)
<7640> トップカルチ [東S] (前回15:30)
<9236> ジャパンMA [東G] (前回15:30)
<9565> GLOE [東G] (前回15:30)
◆第1四半期決算:
<2929> ファーマF [東P] (前回13:30)
<4384> ラクスル [東P] (前回15:30)
<4422> VNX [東G] (前回15:30)
<5572> リッジアイ [東G] (前回16:10)
<6387> サムコ [東P] (前回15:30)
<6535> アイモバイル [東P] (前回12:10)
<8927> 明豊エンタ [東S] (前回15:30)
<9262> シルバライフ [東S] (前回16:00)
◆第2四半期決算:
<2294> 柿安本店 [東P] (前回15:30)
<7777> 3DM [東G] (前回16:00)
<9627> アインHD [東P] (前回15:30)
◆第3四半期決算:
<2217> モロゾフ [東P] (前回15:30)
<2776> 新都HD [東S] (前回15:00)
<3070> ジェリビンズ [東G] (前回19:00)
<3921> ネオジャパン [東P] (前回12:00)
<3955> イムラ [東S] (前回15:30)
<5889> JEH [東P] (前回15:30)
<6184> 鎌倉新書 [東P] (前回15:30)
<6619> WSCOPE [東P] (前回15:30)
<6966> 三井ハイテク [東P] (前回15:30)
<8142> トーホー [東P] (前回15:30)
合計35社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース
2025/12/10 15:41
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買動向=10日大引け、全銘柄の合計売買代金2459億円
10日の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比12.2%増の2459億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同15.1%増の1872億円だった。
個別ではNEXT FUNDS外国株式・MSCI <2513> 、上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI) <1554> 、iFreeETF TOPIX(年1回決算型) <1305> 、NEXT ニッチトップ中小型日本株 <2050> 、ニッセイETF 日経225インデックス <473A> など59銘柄が新高値。iシェアーズユーロ建て投資適格社債ETF(為替ヘッジあり) <2623> 、iFreeETF TOPIXインバース <1457> 、TOPIXベア上場投信 <1569> 、iFreeETF TOPIXダブルインバース <1368> 、日経400ダブルインバースインデックス連動 <1472> など12銘柄が新安値をつけた。
日経平均株価が52円安となるなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1251億400万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日の平均1360億9900万円を下回った。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が164億4800万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が111億9500万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が88億3500万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が87億2400万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が82億6100万円の売買代金となった。
株探ニュース
2025/12/10 15:35
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前日比52.30円安の50602.80円
*15:33JST 日経平均大引け:前日比52.30円安の50602.80円
日経平均は前日比52.30円安の50602.80円(同-0.10%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比4.10pt高の3389.02pt(同+0.12%)。
<CS>
2025/12/10 15:33
みんかぶニュース 市況・概況
東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、ビーマップ、アクリートがS高
10日大引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数286、値下がり銘柄数267と、売り買いが拮抗した。
個別ではビーマップ<4316>、アクリート<4395>、カルナバイオサイエンス<4572>がストップ高。アクアライン<6173>は一時ストップ高と値を飛ばした。豆蔵<202A>、アールプランナー<2983>、ノースサンド<446A>、モイ<5031>、アウトルックコンサルティング<5596>など6銘柄は年初来高値を更新。サンバイオ<4592>、Delta-Fly Pharma<4598>、スパイダープラス<4192>、グリーンエナジー&カンパニー<1436>、FUNDINNO<462A>は値上がり率上位に買われた。
一方、ヘリオス<4593>がストップ安。ROXX<241A>、Terra Drone<278A>、ラクサス・テクノロジーズ<288A>、ミラタップ<3187>、ダイナミックマッププラットフォーム<336A>など17銘柄は年初来安値を更新。Liberaware<218A>、visumo<303A>、Amazia<4424>、トランスジェニックグループ<2342>、ブルーイノベーション<5597>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2025/12/10 15:33
みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・10日>(大引け)=黒田精、TOTO、スパイダーなど
黒田精工<7726.T>=投資資金の攻勢加速でストップ高。精密加工技術に定評があり直動関連機器など駆動系や精密金型などで需要を獲得。海外売上高が全体の6割を占め、M&A戦略も駆使して業容拡大に取り組んでいる。ただ足もとの業績は低迷しており、26年3月期業績については営業利益段階で従来計画の7億円から1億8000万円に大幅下方修正、前期比で4割強の減益となる見通し。しかし、株価面では長期波動でみた大底圏に位置しており、0.5倍台の低PBRなどが歯止めとなって下値を売り込む動きを封じている。そうしたなか、東京市場では人工知能(AI)とロボティクス融合による「フィジカルAI」が投資テーマとして浮上、ロボット関連株を順繰りに買い漁るような地合いとなり、同社にも物色の矛先が向いた。同社の直動システムは産業ロボット向けで実績が高く、モーターなどの駆動系でもロボット業界とのつながりが密接であり、物色人気に火がついた。市場では「ここ数年来の業績低迷を受け、ファンド筋の買いポジションの大半が解消されているような状況で、売り圧力が乏しい。また株主にファナック<6954.T>が含まれていることも、フィジカルAIのテーマで思惑を誘った可能性がある」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれた。
TOTO<5332.T>=大幅高で年初来高値を更新。同社は9日、温水洗浄便座「ウォシュレット」の累計出荷台数が11月に7000万台を突破したと発表。海外で売り上げが伸長していることが買い手掛かりとなっているようだ。ウォシュレットの海外販売は、1980年代後半にアメリカからスタートした。その後100カ国以上で発売し、中国や米州、アジア・オセアニア、欧州を中心に需要が増加。現在は普及期に入り、ソーシャルメディアの発達やインバウンドの増加による追い風、新型コロナウイルスの感染拡大後の清潔意識の急速な高まりで売り上げが大幅に伸びているという。
スパイダープラス<4192.T>=急伸。同社は9日取引終了後、自社のデジタル帳票機能をメインとした「S+Report」が、清水建設<1803.T>の全面的な支援のもと、現場での試行を経て設備試運転帳票に標準対応し、本格的に導入されることになったと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。清水建の名古屋支店での先行プロジェクトでは、残業時間の削減や是正確認業務の効率化など生産性向上につながることが確認され、本格導入に至ったという。スパイダーは今後も清水建をはじめとする各社との強固なパートナーシップを通じた機能改善を続けるとしている。
アウンコンサルティング<2459.T>=物色人気集中。ストップ高に迫る73円高は310円まで駆け上がる場面があった。低位材料株に動兆が相次ぐなか、同社もこの流れに乗り一気に大底圏離脱の動きをみせている。SEOコンサルティングを柱とするが、多言語サービスの強みを横軸展開させインバウンドプロモーションで新境地を開拓している。人工知能(AI)の最適化(AI検索エンジンや生成AIでコンテンツが引用されやすくする戦略)を支援する「AIOコンサルティング」の海外展開を本格始動することを、9日取引終了後に開示した。業務提携先であるAI Hack(東京都港区)のAIO分析ツールの新機能「検索エリア設定機能」を活用し、海外向けサービスの提供を開始しており、これを手掛かり材料に投機性の強い資金が集結する形となった。
カルナバイオサイエンス<4572.T>=ストップ高。ここ上下に荒い値動きが続いており、今月2日ザラ場に259円の戻り高値を形成後急な調整を入れたが、足もとで再び投資資金の攻勢が顕著となっている。同社は研究開発型のバイオベンチャーでキナーゼ酵素の生産・販売、受託試験のほか、治療効果が高く副作用に乏しいキナーゼ阻害剤に特化した創薬に取り組んでおり、海外売上高が全体の7割を占めていることも大きな特徴だ。そうしたなか、9日取引終了後、次世代型BTK阻害剤docirbrutinib(AS―1763)のフェーズ1b臨床試験の途中結果、および新たな非臨床研究の結果を第67回アメリカ血液学会(ASH)で発表が行われたことを開示した。フェーズ1b試験では高い安全性と有効性を示し、非臨床研究では既存BTK阻害薬で課題となっている点を克服できる可能性があることが示された。これを材料視する買いが集中している。
アクリート<4395.T>=急速人気にストップ高。同社は9日、合弁契約を締結している米フォワードエッジAIが、米ミサイル防衛局(MDA)の上限1510億ドルの大型契約で、プロジェクトの主導企業(元請け)に選定されたと発表。これが材料視されているようだ。この契約は、「Golden Domeイニシアチブ」(全国防衛ネットワーク構想)の基礎となるもので、極めて重要な国家ミッションの一環。同社ではアクリートとフォワードエッジAIが設立準備を進めている合弁会社「Forward Edge-AI Japan」が国内で総代理店として取り扱う主力製品のひとつ「Isidore Quantum」の技術力の高さを裏付けるもので、今後の国内事業展開への期待を更に高めるものだとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:32
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買代金ランキング=10日大引け
10日大引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。
売買代金
銘柄名 売買代金 増加率(%) 株価
1. <1570> 日経レバ 125104 14.8 43570
2. <1357> 日経Dインバ 16448 -13.7 5812
3. <1458> 楽天Wブル 11195 38.4 51620
4. <1360> 日経ベア2 8835 42.5 142.8
5. <1579> 日経ブル2 8724 13.3 468.4
6. <1321> 野村日経平均 8261 52.9 52480
7. <1540> 純金信託 5225 -7.5 20115
8. <1306> 野村東証指数 4507 -25.8 3552.0
9. <1542> 純銀信託 4115 99.2 27910
10. <1305> iFTP年1 3886 11002.9 3590.0
11. <1568> TPXブル 3596 19.5 704.9
12. <2644> GX半導日株 3169 -11.8 2561
13. <1329> iS日経 2845 72.9 5262
14. <1398> SMDリート 1756 -29.6 2018.5
15. <2036> 金先物Wブル 1746 59.7 169900
16. <314A> iSゴールド 1382 73.8 312.5
17. <1545> 野村ナスH無 1323 66.8 40650
18. <1459> 楽天Wベア 1237 74.0 234
19. <1475> iSTPX 1190 20.9 350.4
20. <1348> MXトピクス 1175 199.0 3539
21. <1320> iF日経年1 1150 78.3 52340
22. <1655> iS米国株 1077 13.7 774.5
23. <316A> iFFANG 1062 54.6 2410
24. <2621> iS米20H 1042 35.9 1093
25. <1489> 日経高配50 1036 25.1 2807
26. <1343> 野村REIT 949 -62.3 2123.5
27. <2244> GXUテック 938 9.7 3183
28. <1326> SPDR 801 104.3 60630
29. <1328> 野村金連動 768 45.7 15710
30. <1365> iF日経Wブ 748 -15.6 66830
31. <1615> 野村東証銀行 734 -76.0 515.7
32. <1346> MX225 708 47.2 52490
33. <1330> 上場日経平均 693 -39.5 52500
34. <1541> 純プラ信託 683 153.9 7653
35. <318A> VIXETF 678 22.8 631.0
36. <1358> 上場日経2倍 643 4.6 82450
37. <1482> iS米債7H 471 205.8 1635
38. <1487> 上場米債ヘ有 460 2775.0 12665
39. <2558> MX米株SP 441 0.9 30760
40. <2870> iFナ百Wベ 420 252.9 10410
41. <1308> 上場東証指数 396 5.9 3515
42. <200A> 野村日半導 396 -49.4 2332
43. <2559> MX全世界株 395 16.5 25850
44. <2865> GXNカバコ 339 9.4 1202
45. <1547> 上場SP5百 329 -16.3 11710
46. <1571> 日経インバ 322 -31.3 415
47. <2569> 上場NQヘ有 293 218.5 3837
48. <2561> iS日本国債 292 461.5 2130
49. <2516> 東証グロース 287 -38.4 522.6
50. <1356> TPXベア2 285 60.1 173.9
※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日に比べた増減率(%)
株探ニュース
2025/12/10 15:32
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均10日大引け=3日ぶり反落、52円安の5万602円
10日の日経平均株価は前日比52.30円(-0.10%)安の5万602.80円と3日ぶり反落し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は991、値下がりは560、変わらずは53と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。
日経平均マイナス寄与度は47.13円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、SBG <9984>が28.08円、アドテスト <6857>が28.08円、ソニーG <6758>が20.72円、レーザーテク <6920>が18.58円と並んだ。
プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を32.89円押し上げ。次いでホンダ <7267>が10.13円、アステラス <4503>が9.02円、トヨタ <7203>が8.36円、デンソー <6902>が7.02円と続いた。
業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は証券・商品で、以下、電気・ガス、ゴム製品、輸送用機器が続いた。値下がり上位にはその他製品、電気機器、機械が並んだ。
株探ニュース
2025/12/10 15:32
みんかぶニュース 市況・概況
東証スタンダード(大引け)=値上がり優勢、特殊電極、菊池製作がS高
10日大引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数745、値下がり銘柄数638と、値上がりが優勢だった。
個別では特殊電極<3437>、菊池製作所<3444>、アール・エス・シー<4664>、JMACS<5817>、ヒーハイスト<6433>など6銘柄がストップ高。日本電技<1723>、弘電社<1948>、ヒップ<2136>、セリア<2782>、エスビー食品<2805>など49銘柄は年初来高値を更新。Shinwa Wise Holdings<2437>、アウンコンサルティング<2459>、ブロードメディア<4347>、黒田精工<7726>、メタプラネット<3350>は値上がり率上位に買われた。
一方、ハピネス・アンド・ディ<3174>、ANAPホールディングス<3189>、enish<3667>、ケイブ<3760>、田谷<4679>など14銘柄が年初来安値を更新。倉元製作所<5216>、セキド<9878>、名村造船所<7014>、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド<9610>、ビーアンドピー<7804>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2025/12/10 15:32
みんかぶニュース 為替・FX
外為サマリー:156円70銭前後で推移、FOMCの結果待ちに
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円70銭前後と前日午後5時時点に比べ50銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=182円25銭前後と同40銭強のユーロ高・円安で推移している。
ドル円は、午前9時時点では156円80銭前後で推移しており、同20分過ぎには156円93銭前後まで上昇した。しかし、その後はドル売り・円買いが優勢となり、午後0時40分過ぎには156円50銭台まで軟化した。前日のニューヨーク市場では米雇用動態調査(JOLTS)が強い結果となり、米長期金利が上昇したことを受け、ドルは156円90銭台に上昇した。東京市場に移ってからは、日経平均株価が上昇したことを受け、ドル買い・円売りが優勢となった。ただ、日経平均株価が下落に転じるとドル円も軟調な値動きとなった。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、様子見姿勢も強く、午後は156円70銭近辺での値動きとなった。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1629ドル前後と同0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:30
みんかぶニュース 為替・FX
午後:債券サマリー 先物は前日比変わらず、持ち高調整主体 長期金利1.955%で推移
10日の債券市場で、先物中心限月12月限は前日比変わらず。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見ムードが強く、持ち高調整主体の展開となった。
この日は期先物となる3月限へのロールオーバーも進んだ。日銀は定例の国債買い入れオペを3本実施。応札倍率は「残存期間1年超3年以下」が3.81倍と3倍を上回り、中期債への売り圧力を高める要因となった。日銀の利上げ観測も中期債の重荷となったようだ。一方、「同5年超10年以下」は1.61倍と2倍を下回り、債券放出意欲の乏しさが示唆された。長期債と連動する先物には下支え要因となった。「同25年超」の応札倍率は前回から低下したものの、落札利回りの水準から弱めの結果と受け止められ、超長期ゾーンの利回りは上昇(価格は下落)した。
先物12月限は横ばいの133円96銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.955%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:26
個別銘柄テクニカルショット
クボタ---24年4月高値が射程に入る
*15:24JST <6326> クボタ 2303 +59.5
年初来高値を更新。1日につけた2346.5円をピークに調整がつづいていたが、マドを空けての上昇で2347.5円まで買われ、年初来高値を更新している。週間形状では上向きで推移する13週線を支持線としたトレンドを継続。短期的には過熱感が警戒されるものの、方向性としては24年4月高値2565円が射程に入っている。
<FA>
2025/12/10 15:24
注目トピックス 日本株
伊藤忠食品:国内有数の酒類・食品卸、情報・商品開発・物流で卸の枠を超える企業へ
*15:23JST 伊藤忠食品:国内有数の酒類・食品卸、情報・商品開発・物流で卸の枠を超える企業へ
伊藤忠食品<2692>は、約4,000社のメーカーから約50万SKUを取り扱う国内有数の酒類・食品卸である。酒類・嗜好飲料・加工食品を中心に、GMS・SM、CVS、ドラッグストア、百貨店、外食・業務用、ECなど幅広いチャネルに向けて商品供給を行う。2026年に創業140周年を迎え、アサヒビールとの戦前からの取引に象徴されるように、長年築いてきた酒類分野の強みが企業の骨格を形成している。一方で、近年はデジタルサイネージ、商品開発、物流などの「付加価値領域」への投資を強め、食品卸から卸+αへと進化を図っている。同社は卸として商品を運ぶ機能を磨きつつも、2020年から一貫して中期経営計画で「Transform」を掲げ、消費者起点の取組みを強化しており、卸の垣根を越えて製・配・販の3層、そして消費者との共有価値の創造と循環を目指している。中期経営計画「Transform 2025~創造と循環~」は今期最終年度を迎えるが、重点3分野(情報・商品開発・物流)での進捗はそれぞれ明確である。『情報』ではデジタルサイネージを活用して店頭販促の活性化に向けたサポートを行い、売上拡大・商品などの認知度向上につなげている。設置場所や放映するコンテンツと売上・認知度の相関性を分析し、さらなるビジネスの拡大を目指している。サイネージ放映可能台数は約1.9万台となり、広告媒体としての規模も広がっている。『商品開発』では、売場が拡大している冷凍食品において、オリジナルブランドの「凍眠市場(フルーツ・生酒)」を展開している。また有名店・有名シェフ監修のクリスマスケーキ、おせちの開発も手掛けており、多様化する消費者のニーズを充足する商品を拡充している。『物流』は積載効率の改善やトラックの待機時間削減に向けて、帰り便や入荷受付システムの活用を進めている。今後も製・配・販の3層で協業しサプライチェーン全体の効率化を目指していく考えだ。次期中期経営計画に向けた成長テーマは現在策定中だが、情報・商品開発・物流の重点3分野は引継ぎつつ、製・配・販で協業・融合しながら機能を磨き、食品業界全体の進化を目指していく。2026年3月期第2四半期業績は、売上高3,658億円(前年同期比3.8%増)、営業利益59億円(同17.9%増)と増収増益となった。主にGMS・SMやCVS向けの取引拡大、並びに記録的な猛暑により飲料が好調を維持したほか、嗜好の多様化に合わせてRTDやノンアルコール飲料が伸長したようだ。一方、利益面では低重心経営の徹底が効き、販売費・一般管理費の改善が進んだことから営業利益は順調に増加した。通期計画は売上高7,200億円(前期比2.9%増)、営業利益97億円(同14.0%増)を見込む。4月のビール類値上げによる駆け込み需要の反動や前年の南海トラフ備蓄需要の反動といったネガティブ要因は想定より限定的。物流費・人件費といったコスト上昇は続くものの、同社は引き続き販売費・一般管理費の効率化を進めており、構造的な利益体質の改善が中期的に進んでいる印象である。足元の市場環境は、値上げ定着による増収基調が続く一方で、小売側では店頭価格引き上げ余地が限られ、卸間での競争激化の可能性が同社の懸念点として挙げられる。また、アサヒグループのシステム障害に関連する影響もあるが、同社としてはメーカーと連携し、回復に向けて取り組んでいく姿勢を示している。株主還元については、上場以来減配はなく、現中期経営計画期間中は累進配当方針を掲げ、利益成長に応じた還元強化を続けている。PBR1倍で推移する中、引き続き資本効率向上も意識している。時価総額に対する同社株の流動性が低いほか、投資家からの一定の注目が集まっている親子上場の是非については親会社に裁量があるとしつつも、同社は独立独歩で130年以上歩んできた自負があることはしっかりと押さえておきたいところ。最後に、年々中元・歳暮市場の縮小が続く中、同社はECサイトで商品交換が可能なギフトカード事業などを中心にパーソナルギフトのニーズに合致する取り組みを進めている。ギフト市場全体の縮小を新たな形態で補完し、再成長させる試みは、同社の企画力を象徴する取り組みとなるため、今後のギフト事業の動向も注目しておきたい。総じて、伊藤忠食品は酒類に強みを持つ伝統的な卸でありながら、情報・商品開発・物流を重点分野として進化させることで、卸の枠を超える存在へと変貌しつつある。短期的には堅調な業績と低重心経営の徹底、中期的には付加価値領域の拡大、長期的には市場の変化を的確にとらえ、スピーディに価値を創造・循環できる総合流通ソリューション企業としてのポジション確立が期待される。
<NH>
2025/12/10 15:23
みんかぶニュース 個別・材料
クミアイ化が後場終盤に上げ幅を拡大、為替差損減少で25年10月期業績は計画上振れ
クミアイ化学工業<4996.T>が後場終盤になって上げ幅を拡大している。午後3時ごろに集計中の25年10月期連結業績について、売上高が従来予想の1690億円から1704億円(前の期比5.8%増)へ、営業利益が100億円から105億円(同7.5%減)へ、純利益が35億円から43億円(同68.4%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視されている。
農薬及び農業関連事業における出荷増に加えて、為替レートが想定よりも円安で推移したことにより為替差損が減少したことが要因としている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:23
みんかぶニュース 市況・概況
ピクセルが高い、臨時株主総会での増資決議とリバイバルプランを手掛かり視◇
ピクセルカンパニーズ<2743.T>が高い。同社は10日、臨時株主総会を開き、第三者割当による新株発行と第16回新株予約権について、原案通り承認可決されたと発表した。abc<8783.T>などから出資を仰ぐもので、新株に関しては金銭債権の現物出資による方法(デット・エクイティ・スワップ)により割り当てる。債務超過の回避と財務基盤の強化が目的で、有利発行のため株主総会での決議が必要だった。同日午前9時には財務基盤の再構築と中長期的な成長に向けたリバイバルプランも発表。AI対応GPUデータセンター事業を中心に成長戦略を推進する姿勢を示している。一連の発表を手掛かりとした買いが入ったようだ。同社株は東京証券取引所により特別注意銘柄に指定されており、11月27日付で監理銘柄(審査中)にも指定されている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:20
注目トピックス 日本株
片倉コープアグリ:農業ソリューション深化と化学品の海外展開で成長加速へ
*15:18JST 片倉コープアグリ:農業ソリューション深化と化学品の海外展開で成長加速へ
片倉コープアグリ<4031>は、創立1920年と100周年を超えている肥料業界売上高が国内最大級の肥料メーカーとなる。肥料、化学品、不動産の3事業を柱とする世界へ向けて素材の機能性を創出する肥料・化学品メーカー目指しており、国内農業における肥料供給で長年の実績を持つ。肥料事業では、化成肥料・配合肥料をはじめ、土壌にやさしい有機質肥料、液体肥料、良質の苗を育成する培土、土壌環境を整える微生物資材など、バラエティ豊かな農業資材を取り揃えており、全国に張り巡らされた販売網とJA・農家との取引関係を背景に安定的な販売数量を確保。近年は生産拠点の再編を進め、製造品目の最適化と生産機能の統合により効率的なサプライチェーンを再構築している点が特徴である。これにより、収益性と供給安定性を両立した体制への転換を進めている。化学品事業は、化粧品原料、工業用リン酸、無機素材など多様な品目で構成され、売上の安定性と成長性を兼ね備える。特に20%出資により経営参画したインドネシア化粧品原料商社を軸としたインドネシア展開が進展し、化粧品原料の販路拡大を進めている。また、高バリア性食品包装材やマイクロビーズ代替素材、UVケア用途の無機素材など、環境対応・機能性の高い製品群を強化しており、事業の高付加価値化が明確に進んでいる。国内市場だけではなく、HALAL認証を活かした東南アジアへの販路拡大余地もあり、今後の成長の柱として期待が高まる。加えて、用途開発力と研究開発力に強みを持つことから、顧客との共同開発や受託加工など、周辺領域への展開余地も広い。不動産事業は安定収益を生む補完的事業として位置付けられている。2025年に竣工した「KCA SHIBUYA bldg.」の賃貸収入が同社の財務基盤の安定に寄与する見込みである。肥料・化学品の景気変動を平準化する役割も担っており、事業ポートフォリオの安定化に寄与することが期待されている。同社の強みは多岐にわたる。第一に、肥料事業における全国的な供給体制と厚い顧客基盤である。地域特性に即した製品開発力と長年の取引関係により、強固な顧客基盤を構築している。さらに、生産拠点再編を通じて低コスト生産体制が整いつつあり、収益性改善の余地が大きい。第二に、化学品事業の高付加価値化と海外展開の進展である。化粧品原料のアジア市場での拡大、無機素材の機能性・環境対応需要の取り込みなど、同社が持つ研究開発力が競争上の優位性を強化している。第三に、研究開発を核とした新分野への積極展開であり、バイオスティミュラントやAIを活用した土壌分析サービスをはじめとする農業ソリューション領域への展開は、従来型の肥料メーカーからの進化を象徴する。農業DXの潮流を捉えたサービスは将来的なストック型収益の形成にもつながる可能性がある。2026年3月期第2四半期の業績は、売上高19,112百万円(前年同期比4.8%増)、営業利益267百万円(前年同期は104百万円の損失)と増収および営業黒字を達成した。肥料事業では需要の低迷が続く環境下、効率性と収益性を兼ね備えた低コスト生産体制を確立し、安定的に利益を確保する事業構造への抜本的な転換に着手した。併せて、バイオスティミュラント分野に本格参入し、全国各地への販売を進めている。化学品事業も工業用リン酸やインドネシア向け化粧品原料の販売増が寄与した。通期では、売上高45,000百万円(前期比8.8%増)、営業利益450百万円(同30.8%減)を見込んでいる。販売動向やコスト削減効果を勘案すると、進捗はおおむね計画線上で推移しているようだ。2025年度は構造改革初年度として、生産拠点の再編、人材再配置等に関する一時的な費用が発生する見込みで、短期的には利益水準が抑制されるが、これらは将来の競争力向上と資本効率改善に資する戦略的な投資であると位置づけられている。同社は中長期成長戦略を公表し、「日本の農業ソリューション企業」と「世界に通用する高機能素材メーカー」という二つの成長軸を掲げている。数値目標は、2027年度に売上高47,000百万円・営業利益1,090百万円、2030年度に売上高52,000百万円・営業利益2,720百万円を掲げている。2025年度から2030年度までは「構造改革期間」と位置づけ、既存事業の収益力強化と新たな成長領域への戦略的投資を両立させることで、持続的な成長軌道への確実な移行を目指す。その後、2031年度から2034年度(次の成長ステージ)では、構造改革の成果を基盤に成長領域への展開を加速し、長期目標として、純利益20億円以上、ROE8%以上、DER0.5程度を掲げている。事業ポートフォリオについては、肥料事業の収益力強化、 成長領域への重点投資を通じて、化学品事業及び新規・周辺領域の成長を加速させ、成長余力が見込まれる事業ポートフォリオへのシフト・変革を実現させるようだ。具体的には、肥料事業で管理部門や生産拠点の合理化と生産品目の最適化、バイオスティミュラント資材分野への本格的な参入などの農業ソリューション展開となる。また、化学品事業は化粧品原料の高付加価値素材による東南アジア戦略の加速や環境対応素材「合成マイカ」による欧州展開の加速などを挙げている。株主還元については、同社は安定配当を基本方針とし、基本方針は配当性向50%と設定している。また、構造改革初年度(2025年度)は、改革に伴う一時的な費用の計上により赤字を見込むものの、株主への安定的な還元を重視して1株当たり20円の配当を実施する方針。このような配当方針のもと、ROEの着実な改善を通じたPBRの向上を目指しており、現状のPBR0.3倍台から1倍に向けての進捗は見守っておきたい。総じて、同社は肥料と高付加価値化学品の両軸で成長が進み、構造改革次第ではさらなる収益基盤の強化が期待される。また、バイオスティミュラント、高機能素材、海外展開、農業DXといった複数の成長ドライバーを備えており、中長期的な企業価値向上が期待されそうだ。同社の進化と成長戦略の進捗に引き続き注目したい。
<NH>
2025/12/10 15:18
みんかぶニュース 為替・FX
債券:先物、後場終値は前営業日比横ばいの133円96銭
債券市場で、先物12月限の後場終値は前営業日比横ばいの133円96銭だった。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:10
注目トピックス 日本株
ポールトゥウィンホールディングス---営業利益は今期初めて黒字化、売上高は事業撤退影響をほぼ挽回し前期並みを維持
*15:07JST ポールトゥウィンホールディングス---営業利益は今期初めて黒字化、売上高は事業撤退影響をほぼ挽回し前期並みを維持
ポールトゥウィンホールディングス<3657>は9日、2026年1月期第3四半期(25年2月-10月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.7%減の369.98億円、営業利益が同71.7%減の1.78億円、経常利益が同89.0%減の0.67億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.37億円(前年同期は2.29億円の損失)となった。国内ソリューションの売上高は前年同期比4.8%増の193.43億円となった。同業務では、国内子会社において、ゲーム市場向けには、デバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援に関するサービス提供を行っている。Tech市場向けには、ソフトウェアテスト、環境構築、サーバー監視、データセンター運営、キッティングに関するサービス提供を行っている。Eコマース市場向けには、モニタリング、カスタマーサポートに関するサービス提供を行っている。Nintendo Switch 2 関連業務及び、堅調な国内ゲーム市場における工数単価の上昇によって売上高が増加した。海外ソリューションの売上高は同11.2%増の155.60億円となった。同業務では、主に在外子会社において、デバッグ、ローカライズ、音声収録、カスタマーサポート、製品開発サポート、グラフィック開発に関するサービスを行っている。当第3四半期累計期間は、海外のゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録などが増加したこと、Ghostpunch Games, LLCの事業譲受による新規連結寄与や円安効果によって売上高が増加した。メディア・コンテンツの売上高は同56.5%減の20.94億円となった。同業務では、主に国内子会社において、アニメ・ゲーム制作等を行っていたが事業の選択と集中により、第2四半期及び第3四半期に株式譲渡を実施したことで売上高が減少した。2026年1月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比7.1%減(前回予想比2.4%減)の485.29億円、営業利益が同64.5%減(同75.2%減)の2.79億円、経常利益が同80.2%減(同81.9%減)の1.49億円、親会社株主に帰属する当期純損失が3.16億円(同6.33億円減)としている。
<NH>
2025/12/10 15:07
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後3時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後3時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1083、値下がり銘柄数は469、変わらずは51銘柄だった。業種別では33業種中22業種が上昇。値上がり上位に証券・商品、電気・ガス、ゴム製品、輸送用機器など。値下がりで目立つのはその他製品、電気機器、機械など。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 15:04
注目トピックス 日本株
アールプランナー---2026年1月期通期連結業績予想の修正
*15:03JST アールプランナー---2026年1月期通期連結業績予想の修正
アールプランナー<2983>は9日、2025年9月11日に公表した2026年1月期通期連結業績予想を修正すると発表した。売上高は、分譲住宅を中心とした販売棟数の大幅な増加を背景に、480.00億円(前回予想比2.1%増)と上方修正した。利益面では、商品の付加価値向上による単価上昇と販売棟数の増加に加え、コストコントロールの効果により各段階利益も増加した。営業利益は36.50億円(前回予想比9.0%増)、経常利益は34.45億円(同9.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24.00億円(同11.6%増)と、それぞれ前回予想を上回る見込みとなっている。また、1株当たり当期純利益は450.49円となる見通しである。依然として住宅業界全体が厳しい状況にある中、同社は独自のデジタルマーケティングと「デザイン」「性能」「価格」を兼ね備えた設計自由度の高い商品力を強みに、受注と販売の好調を背景に業績を伸ばしている。
<NH>
2025/12/10 15:03
みんかぶニュース 市況・概況
15時の日経平均は163円安の5万491円、アドテストが60.17円押し下げ
10日15時現在の日経平均株価は前日比163.66円(-0.32%)安の5万491.44円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1083、値下がりは469、変わらずは51と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は60.17円の押し下げでアドテスト <6857>がトップ。以下、東エレク <8035>が55.15円、SBG <9984>が29.08円、レーザーテク <6920>が19.79円、ソニーG <6758>が19.05円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を22.46円押し上げている。次いでホンダ <7267>が9.73円、アステラス <4503>が8.86円、トヨタ <7203>が7.35円、デンソー <6902>が6.48円と続く。
業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は証券・商品で、以下、電気・ガス、ゴム製品、輸送用機器と続く。値下がり上位にはその他製品、電気機器、機械が並んでいる。
※15時0分4秒時点
株探ニュース
2025/12/10 15:01
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(14時台)~アウンコンサル、jig.jpなどがランクイン
*14:58JST 出来高変化率ランキング(14時台)~アウンコンサル、jig.jpなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月10日 14:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<2459> アウンコンサル 5870700 23724.94 377.59% 0.1856%<5244> jig.jp 15457700 59467.68 371.26% 0.0407%<4598> DELTA-P 7680600 157450.06 356.11% 0.0915%<1305> iFTPX年1 1077970 269864.25 294.8% 0.0008%<4192> スパイダーP 1634100 44137.94 292.29% 0.1054%<2743> ピクセル 31504400 115642.22 286.94% 0.5294%<4169> エネチェンジ 1994100 90387.52 244.1% -0.0185%<2983> アールプランナ 354100 115914.94 243.48% 0.0906%<4975> JCU 374300 216056.2 241.86% 0.1622%<218A> リベラウェア 3607400 927342.86 201.25% -0.0501%<1821> 三住建設 566100 58823.62 194.32% 0.0016%<343A> IACEトラベ 61600 23930.66 179.99% 0.0645%<3341> 日本調剤 99800 65972.9 177.43% 0%<6231> 木村工機 13000 36618.4 171.52% 0.1367%<1482> 米債ヘッジ 280525 88146.314 159.92% -0.0006%<5332> TOTO 1741700 1915206.92 158.17% 0.0549%<2237> iF500ダ 2125 50081.46 156.33% -0.0019%<2088> NZAMDowH 25000 16561.063 155.93% 0%<4593> ヘリオス 9761100 1300381.6 151.96% -0.19%<3180> Bガレージ 288700 97580.28 144.79% 0.0677%<278A> テラドローン 416100 279562.82 137.63% -0.0834%<6666> リバーエレテク 816000 338482.54 135.57% 0.1084%<1348> MXSトピクス 322418 336501.223 134.49% -0.0022%<5885> ジーデップ 392100 393459.74 133.15% 0.0564%<202A> 豆蔵 3301200 4341532.2 128.63% -0.0193%<3911> Aiming 766200 54342.56 125.1% 0.0312%<6378> 木村化 616000 223524.7 122.99% 0.0448%<3913> GreenBee 145400 58599.74 120.67% 0.0682%<6505> 東洋電 39100 31908.6 117.72% 0.0308%<3963> シンクロフード 287800 75684.74 107.66% 0.0276%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<CS>
2025/12/10 14:58
みんかぶニュース 個別・材料
神島化が上げ幅を拡大、高級軒天ボード拡大で上期は2ケタ営業増益
神島化学工業<4026.T>が後場上げ幅を拡大している。午後2時30分ごろに発表した10月中間期単独決算で、営業利益が12億1000万円(前年同期比18.8%増)、純利益が8億300万円(同13.7%増)と2ケタ増益となったことが好感されている。
建材事業で前期に好調だったけい酸カルシウム板「プライケイカル」の減少や、化成品事業でレーザー用や蛍光体の受注減によりセラミックスが減少したことで、売上高は138億2700万円(同0.6%減)と微減収となったが、高付加価値製品である高級軒天ボードの拡販や、工業用途の酸化マグネシウムの伸長、更に価格改定効果やコスト改善などが利益を押し上げた。
なお、26年4月期通期業績予想は、売上高281億円(前期比2.5%増)、営業利益22億円(同23.2%増)、純利益15億円(同4.7%増)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/10 14:53