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ダイコク電 Research Memo(6):クラウドサーバーによる業界唯一のプラットフォーム構築を目指す
■中期経営計画ダイコク電機<6430>は、2021年11月に2023年3月期からの新中期経営計画(3ヶ年)を公表した。「旧規則」機から「新規則」機への移行や、それに伴う業界環境の変化、設備投資の動向など、先行き不透明な状況が続いたことから、しばらく中期経営計画の公表を見送ってきたが、このタイミングで公表に踏み切ったのは、2022年1月末を設置期限とする「新規則」機への入れ替えが進み、「スマート遊技機」による新たな時代を迎えるにあたって、遊技機市場やパチンコホールの設備投資の活性化に向けた道筋が見えてきたことが背景にある。経営理念である「イノベーションによる新しい価値づくりを通じ、これからも一貫して持続的な成長を果たしてまいります。」に基づき、将来の市場環境の変化に対応するため、事業ドメインの再設定に取り組む方針である。具体的には、新規導入が予定されている「スマート遊技機」の普及に伴う需要の取り込みや、AIホールコンピュータ「Χ(カイ)」の普及促進のほか、クラウドサーバーを活用したビジネスへの展開(新MGサービスの拡充)により、業界唯一のプラットフォームを構築する戦略を掲げている。1. 前提となる環境認識2022年2月からの「新規則」機への完全移行、さらには2023年3月期後半に予定されている「スマート遊技機」の新規導入に伴って、遊技機市場及びパチンコホール業界は「スマート遊技機」による新たな時代を迎えようとしている。「スマート遊技機」への入れ替えは、データの集約及び活用を一気に飛躍させるとともに、ゲーム性の幅が広がることでファンの拡大やホール経営のあり方に大きく影響を与える可能性がある。特に、パチンコホールごとに集客力の差が顕著となることから、有力企業による業界再編の流れが加速されるとの見方もある。同社では、「スマート遊技機」の入れ替えが進む中期経営計画2年目(2024年3月期)以降、勝ち残りをかけたパチンコホールの設備投資(新規出店を含む)が活性化され、同社業績も大きく拡大するシナリオを描いている。2. 重点施策(事業ドメインの再設定)(1) 情報システム事業戦略の目玉は、今後の市場変化を見据え、クラウドサーバーを活用した新MGサービスの拡充により業界唯一のプラットフォームを構築し、ホール大手を中心に囲い込むとともに、ホール経営の支援はもちろん、業界の変革にも貢献していくところにある。そのための具体策として、引き続きAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」の普及を進めるとともに、「新規則」機及び「スマート遊技機」などに柔軟に対応した製品・サービスに加え、省力化・省人化をさらに具現化し、ホールスタッフの働き方やファンの集客戦略を変える製品群をタイムリーに市場投入することで各製品のシェアを高めていく。さらには業界データ及び外部データをクラウドサーバーに集約・活用するプラットフォーム※をスタートさせ、新MGサービスの拡充による安定収益の底上げを目指していく方向性である。※自社及び他社のホールコンピュータ、ファン行動、サイトアクセス、Wi-Fiアクセス、スタッフ情報、カメラ映像などの業界データのほか、人口統計、行動心理、商圏特性、人流データ、SNS・アプリなどの外部データをクラウドサーバーに集約するとともに、予測エンジンや異常検知エンジン、レコメンドエンジンなどの機能により、データを有効に分析・活用することができるプラットフォーム。(2) 制御システム事業事業の主軸を「パチンコ」から「スマートパチスロ」へ移行していく方針を掲げている。2021年3月期下期より開始したパチスロ遊技機の一括受託開発をさらに推し進めるとともに、メダルレス筐体及びソフト開発体制を完成させ、3年後には収益の柱へと育成していく。3. 投資計画3年間の投資計画(累計)として、研究開発費40億円(前3ヶ年合計は28億円)、設備投資62億円(同41億円)を予定しており、前3ヶ年合計を上回る水準となっている。なお、研究開発費は主にスマートパチスロ関連(制御システム事業)、設備投資は主にサーバー開発費(情報システム事業)に投下される計画のようだ。4. 数値目標最終年度である2025年3月期の数値目標として、売上高34,000百万円(3年間の平均成長率11.7%)、営業利益2,200百万円(営業利益率6.5%)を掲げている。特長的なのは、半導体不足やコロナ禍の影響により、本格的な業績向上(パチンコホールにおける設備投資の本格化)のタイミングが読みづらい2023年3月期については保守的な業績を見込む一方、2年目(2024年3月期)での大幅な事業拡大を実現するシナリオとなっている点である。また、研究開発費や設備投資を積極投入しながらも営業利益率が段階的に改善していくのは、各製品群における付加価値の向上に加え、MGサービスによるストック型ビジネスが成長の軸となり、収益構造の変化(収益の底上げ)に大きく貢献することが理由と考えられる。5. 弊社アナリストによる戦略評価弊社でも、スマート遊技機による新時代を迎えるにあたって、同社の強みとするデータ活用によるMGサービスをさらに拡充させるため、ホールコンピュータからクラウドサーバーを活用したビジネスへと展開していく戦略は、環境変化を自らの優位性を生かすチャンスにつなげていくうえで理にかなっていると評価している。また、同社が目指すプラットフォームビジネスは、データが集まるところに会員が集まり、会員が集まるところにデータが集まるという正の循環(ネットワーク性)が働くため、圧倒的なポジションをさらに強固なものにできる可能性も高いと言えよう。そのうえで、業界におけるリーダーシップを発揮することにより、同社自身はもちろん、業界や社会の持続性への貢献にも大きな役割が期待されるため、いかにイノベーションによる新たな価値づくりを実現していくのか、サステナビリティへの取り組みについても注目していきたい。また、同社のデータを活用するノウハウは横展開が可能であるため、新たな収益源の獲得やリスク分散を図るうえでも、異業種参入を目的としたM&Aや業務提携の動きにも注意が必要となろう。(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2022/07/21 15:06
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ダイコク電 Research Memo(5):同社初となる、クラウドを用いた新サービスを市場投入
■主な活動実績1. 各事業における主な活動実績(1) 情報システム事業ダイコク電機<6430>初のクラウドを用いた新サービス「ClarisLink」や、業界初の遊技台予約を実現したWeb管理入場抽選サービス「スマート入場システム」、パチンコホールの省人化を実現するPOSシステム「ワンストップセルフカウンター」、Webによる事前登録で申し込み用紙が不要になる「スマート会員登録」など、パチンコホール経営企業の課題を解決し、業績向上につながる製品やサービスの拡販に取り組んだ。また、周辺エリアの集客状況を提供する商圏分析サービス「Market-SIS」の普及促進やAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」の活用提案により、既存ホールコンピュータの入替(システムアップ)を促進。「Χ(カイ)」導入店舗数は1,000店舗を超え、取引店舗の約1/3にまで進んできた。(2) 制御システム事業事業領域の拡大を目的として新たに開始したパチスロ機の受託製造については、2機種の製造を手掛けた。さらに次世代の「スマート遊技機」についても取り組みを開始し、2024年3月期からのリリースを目指している。2. サステナビリティの取り組み同社は、サステナビリティ活動を持続的かつ体系的に推進し、ESGやSDGsを重視した経営により持続可能な成長や社会を実現するため、2021年11月にサステナビリティ委員会を設置した。経営理念である「イノベーションによる新しい価値づくりを通じ、これからも一貫して持続的な成長を果たしてまいります。」に基づき、中長期的な企業価値を創出していくところに狙いがある。さらに2022年3月には、サステナビリティ基本方針及びマテリアリティ(重要課題)の特定について取締役会にて決議し公表している。(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2022/07/21 15:05
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ダイコク電 Research Memo(4):厳しい環境が続くも、主力製品の伸びやMGサービスの回復、収益体質改善が寄与
■決算動向1. 2022年3月期決算の概要ダイコク電機<6430>の2022年3月期決算の業績は、売上高が前期比4.5%増の24,390百万円、営業利益が同96.2%増の1,191百万円、経常利益が同38.6%増の1,367百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同100.6%増の1,228百万円と増収及び大幅な増益を実現した。期初予想に対しても、売上高はやや下振れたものの、利益面では大きく上振れる着地となった。パチンコホールにおける設備投資は、新店や大規模改装工事を控える厳しい状況が続いたものの、パチンコ「新規則」機の好調な稼動とともに、「情報システム事業」の主力製品であるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をはじめ、CRユニット「VEGASIA」、情報公開端末「REVOLA」「BiGMO PREMIUM」の販売が前期を上回ったことや、サービス売上の着実な伸びが増収に寄与した。ただ、第3四半期以降は半導体不足に伴う販売計画の調整を余儀なくされ、売上高は期初予想に届かなかった。一方、「制御システム事業」についても、パチンコ機向けの販売が好調に推移したことに加え、パチスロ機の受託製造を開始したことにより、主力の「表示・制御ユニット」は好調に推移した。一方、「部品・その他」が伸び悩んだ。利益面では、増収による収益の押し上げや収益体質の改善により大幅な営業増益を実現し、営業利益率も4.9%(前期は2.6%)に上昇した。特に、利益面で期初予想を大きく上回ったのは、利益率の高い主力製品の伸びに加え、ストック型ビジネスであるMGサービスの回復や全社的なコスト削減への取り組み(働き方の見直しを含めた業務改善や効率化、内製化の推進等)が奏功したためである。財政状態については、遊休資産の減損などにより固定資産が減少した一方、「現金及び預金」や売上債権が増えたことから、総資産は前期末比1.0%増の41,489百万円に増加した。また、自己資本は内部留保の積み増しにより同1.5%増の31,141百万円に増加したことから、自己資本比率は75.1%(前期末は74.6%)に改善している。事業別の業績は以下のとおりである。(1) 情報システム事業売上高は前期比6.8%増の18,647百万円、セグメント利益は同11.9%増の2,171百万円と増収増益となった。期初予想に対しては、売上高が下振れた一方、利益面では上振れて着地した。パチンコホール企業経営における設備投資は、2022年1月末を設置期限とする「旧規則」機から「新規則」機への入れ替えが優先されたことに加え、今後市場投入が予定されている「スマート遊技機」の動向を探る動きもあり、新店や大規模改装工事を控える厳しい状況が続いている。そのような環境の下でも増収を確保できたのは、パチンコホールの一部をパチスロ機から稼動が堅調なパチンコ機へ変更する小規模工事の増加※に伴い、AIホールコンピュータ「Χ(カイ)」の導入(システムアップ)とともに、CRユニット「VEGASIA」、情報公開端末「REVOVA」「BiGMO PREMIUM」の販売が前期を上回ったことが主因である。また、サービス売上についても、クラウドチェーン店管理システム「ClarisLink」をリリースし、他の主要サービスも堅調に推移していることから、営業店舗数が減少しているなかでも順調に伸ばすことができた。一方、売上高が期初予想を下回ったのは、第3四半期以降における半導体不足の影響を受け、引き合いが多い一部製品の供給が追い付かなかったことで、販売台数の調整をせざるを得ない状況となったことが理由である。※2022年1月~3月における全機種の稼動状況は前年同期比102.0%と回復傾向にあるが、そのうちパチンコ機については、ファンから高い支持を得るヒット機種が市場投入され、同106.5%と堅調に推移している。一方、パチスロ機については、新たなゲーム性を搭載した6.2号機の納入は増えたものの、同95.1%と厳しい状況が続いている。利益面では、利益率の高い主力製品の伸びやサービス売上の底上げ加え、ストック型ビジネスであるMGサービスの回復、コスト削減等により大幅な増益を実現し、セグメント利益率も11.6%と高い水準を確保することができた。(2) 制御システム事業売上高は前期比2.2%減の5,759百万円、セグメント利益は同433.0%増の537百万円と減収ながら大幅な増益となった。期初予想に対しては、「情報システム事業」と同様、売上高が下振れた一方、利益面では上振れて着地した。2022年1月末を設置期限とする「旧規則」機の入れ替えが段階的に実施され、各遊技機メーカーから多くの「新規則」機がリリースされたこともあり、市場全体の遊技機販売台数が増加してきた。そのような環境の下、主力の「表示・制御ユニット」の売上高は、パチンコ機向けの販売が好調に推移したことに加え、事業領域の拡大を目的に新たにパチスロ機の受託製造を開始したことにより前期を上回った。一方で「部品・その他」は伸び悩んだ。利益面でも、期初に実施した組織再編を通じて、開発管理の強化と業務効率向上によるコスト低減に取り組んだことに加え、利益率の高い主力製品が伸びたことや版権の受取配当金の増加により大幅な増益となり、セグメント利益率も9.3%とコロナ禍前(2019年3月期は7.2%)を超える水準を確保することができた。2. 2022年3月期の総括以上から、2022年3月期を総括すると、第3四半期以降に半導体不足の影響を受けたものの、計画を上回る大幅な増益を実現したところは高く評価できる。特に、パチンコホールの設備投資意欲が依然低調に推移するなかでも、抜本的な収益体質の改善を進めながら、徐々に顕在化してきた新たな需要をしっかりと取り込み、収益の底上げにつなげたところは、今後予想される市場活性化に備える意味でもプラスの材料と言えよう。活動面でも、クラウドを活用した新サービスやパチスロ受託開発の開始など、2023年3月期からスタートする新中期経営計画の達成に向けて、足場を固めることができた。(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2022/07/21 15:04
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ダイコク電 Research Memo(3):業界になかったものを生み出した数々の実績。ホール経営に対する付加価値を提供
■企業特長1. 革新的な価値提供による市場開拓型の成長モデルダイコク電機<6430>は、創業以来、常に新たなカテゴリーの製品やサービスを企画・開発することで市場を開拓し、成長を遂げてきた。単に機能性に優れているだけでなく、「データ管理の重要性」と「情報公開の必要性」を提唱し、様々な局面からホール経営に対する付加価値を提供してきたところに同社の強みがある。1974年に発売した「ホールコンピュータ」は、それまで簡易なデータ集計程度だったパチンコホールに対して、「データ管理」に基づく管理手法を提案し、デファクトスタンダードにまで発展させた。その後も、パチンコホールにおける遊技機の稼動情報をファンに提供する情報公開端末「データロボ」など、革新的機能を搭載した「業界初」となる情報機器を相次いで投入しており、ホール経営の効率化やファンの満足度を高める価値提供により、ホールの業績向上に貢献してきた。また、2019年6月にリリースした業界初となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」についても、同社が保有するビッグデータを活用し、AIがデータを自動分析することにより、ホールの業績向上はもとより、人手不足が課題となっているホール経営の効率化・省力化にも大きく貢献するところに特長がある。2. 会員ホールとの強固なネットワークホールコンピュータを基盤とした様々なサービス(MGサービス)を通じて、会員ホールとの強固なネットワークを構築し、業界唯一のプラットフォームにまで進化させてきたところも強みとなっている。1990年より展開してきた「DK-SIS」は、各ホールから日々送られてくる遊技機のデータを分析・加工したうえで、ホール経営に役立つ情報をフィードバックするサービスである。全国の遊技機営業データを元にしたシミュレーションによる予実管理が可能となるとともに、同社にとっても、会員との強固なネットワークは事業基盤の支えとなっている。また、業界のシンクタンク的な役割も担っており、リーディングカンパニーとして同社のブランド力向上にも貢献しているほか、遊技機メーカーへの企画提案・営業活動にも生かされているようだ。2022年3月末現在の会員数は3,303店、管理台数は140万台(管理台数シェア36.8%)となっている。最近では、商圏内で営業する競合ホールの客数・稼動率・占有率・支持率を様々な角度から分析する商圏分析サービス「Market-SIS」の普及に注力しており、人の流れ(ファン動向)を捉え、ホールの集客力に寄与するツールとして高い評価を得ている。さらに2021年には、同社初となるクラウドを用いた新サービス「ClarisLink(クラリスリンク)」(クラウドチェーン店管理システム)をリリースした。3. 安定収益基盤が将来に向けた投資を支える同社の競争力の源泉は、研究開発費をはじめとする将来の成長に向けた積極的な先行投資にある。ここ数年を見ても、次世代ホールコンピュータ(及び周辺機器)の開発や新たなMGサービスなど、今後の成長ドライバーとなる分野に積極的な投資を続けてきた。一方、それを可能としているのは、利益率の高い情報システム事業が収益源(キャッシュカウ)として機能しているからにほかならない。特に、ストック型ビジネスモデルとして推進しているMGサービスが安定収益の柱として育ってきたことから、高水準で推移してきた研究開発費もMGサービスによる安定したセグメント利益の範囲内で賄うことができ、投資リスクを限定してきた。既存事業の収益力の高さと将来の成長に向けた投資のバランスが同社の持続的な価値創造を実現していると考えられる。なお、2018年3月期以降は次世代ホールコンピュータ等への大型投資の一巡などにより、研究開発費も売上高比率3%前後で推移しているが、新中期経営計画においては、戦略の軸となる「クラウド」「スマートパチスロ」などを中心に積極的に研究開発費を投入していく方針(詳細は後述)である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2022/07/21 15:03
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ダイコク電 Research Memo(2):業界初AIホールコンピュータの推進により、業界トップシェアのさらなる拡大へ
■事業内容ダイコク電機<6430>は、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売を主力として、パチンコ遊技機の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売等も手掛けている。パチンコホールの経営を支えるホールコンピュータのパイオニアとして、データ管理を重視した管理手法の提案や、革新的機能を搭載した周辺機器の投入、業界随一の会員制情報提供サービスなどにより、ホールからの信頼とファンの満足度を高め、業界No.1となる市場シェアを誇ってきた。同社ホールコンピュータの市場シェアは37.1%、特に501台以上の大型店舗における市場シェアは61.4%に上る。事業セグメントは、「情報システム事業」と「制御システム事業」の2つに区分されるが、「情報システム事業」が売上高の75%程度を占めるとともに、ここ数年における同社の安定収益源となっている。1. 情報システム事業パチンコホール内システムの核となる「ホールコンピュータ」を軸に、「景品顧客管理システム」や「情報公開システム」などの周辺機器販売のほか、サーバーを通じてホールコンピュータやWebでの各種サービスを行う「MGサービス」を展開している。業界随一の情報戦略ツールである会員制情報提供サービス「DK-SIS」は、MGサービスの柱である。ホールコンピュータとは、店内に設置してある遊技機の稼動状況や売上データなどを一元管理する経営支援システムである。景品顧客管理システムや情報公開システムなど周辺機器とも連動するほか、MGサービスの基盤となっており、ホールコンピュータの導入時には周辺機器やサービスを一括で販売することができる。2019年6月には、業界初となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をリリースした。ホールコンピュータ「CII」以来12年ぶりのリニューアルとなる。「教えてくれるホールコンピュータ」をコンセプトとし、同社が保有するビッグデータを活用し、AIがデータを自動分析することで、ホール経営に最適な「解」を教えてくれるところに特長がある。これまで膨大な時間をかけなければならなかった分析結果をAIが瞬時に導き出し、経験の浅いスタッフでも経験豊富なスタッフ同様の判断ができるようアシストし、人では不可能なビッグデータを活用した予測をAIが行うことで、ホール経営の効率化・省力化、さらには集客力に貢献し、市場シェアの拡大と収益力の向上を目指している。2. 制御システム事業遊技機メーカー向けに遊技機の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売のほか、遊技機に使用する部品の販売等を行っている。ホールコンピュータメーカーとして長年培った遊技機データ分析のノウハウを生かし、人気機種の傾向分析に基づく企画の提案や人気キャラクターの版権販売など、ユニット製造業者の枠を超え、コンテンツにまで関わる開発パートナーとして機能している。特に、2022年3月期からは、これまで培ったハードとソフトの技術を活用し、パチスロ自社筐体の販売など事業領域の拡大により、パチスロビジネスの本格化を進めている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2022/07/21 15:02
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ダイコク電 Research Memo(1):2022年3月期は増収及び大幅な増益を実現
■要約1. 事業概要ダイコク電機<6430>は、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売のほか、パチンコ遊技機の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売等を2本柱としている。主力のホールコンピュータ分野では、デファクトスタンダードとなっている管理手法の提供等により、業界No.1の市場シェア37.1%を占める。また、パチンコホールの経営を支援する業界随一の会員制情報提供サービス「DK-SIS」では、会員数3,303店とのネットワークを形成し、同社の事業基盤を支えている。同社は、年々縮小傾向にあるパチンコ市場のなかで、大型店舗におけるシェアを伸ばすとともに、継続的に収益が得られるストック型ビジネスモデルへの転換など、中長期を見据えた事業改革を推進している。ただ、一連の規則改正等(出玉制限や依存症対策、「新規則」機への入れ替えなど)を通じて、パチンコホール業界が大きな転換点を迎えるなかで、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響も重なり、先行き不透明感から業績はしばらく厳しい状況が続いてきた。一方、2022年1月末を設置期限とする「旧規則」機の入替が段階的に実施されると、遊技機市場はパチンコ「新規則」機による活性化の兆しもあり、それに伴って足元業績は回復傾向にある。加えて、2023年3月期後半には「スマート遊技機」の導入も予定されており、いよいよ新たなフェーズを迎えようとしている。2. 2022年3月期決算の概要2022年3月期決算の業績は、売上高は前期比4.5%増の24,390百万円、営業利益は同96.2%増の1,191百万円と増収及び大幅な増益を実現した※。パチンコホールにおける設備投資は、新店や大規模改装工事を控える厳しい状況が続いたものの、パチンコ「新規則」機の好調な稼動とともに、「情報システム事業」の主力製品であるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をはじめ、CRユニット「VEGASIA」、情報公開端末「REVOLA」「BiGMO PREMIUM」の販売が前期を上回ったことや、サービス売上の着実な伸びが増収に寄与した。また「制御システム事業」についても、パチンコ機向けの販売が好調であったことや、パチスロ機の受託製造を開始したことにより、主力の「表示・制御ユニット」が好調に推移した。利益面では、利益率の高い主力製品の伸びに加え、ストック型ビジネスであるMIRAIGATEサービス(以下、MGサービス)の回復、全社的なコスト削減への取り組みにより大幅な営業増益を実現した。※2022年3月期より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、22/3期の各数値については当該会計基準等を適用した後の数値となっている。また、21/3期の各数値については、当該表示方法を反映した組替え後の数値及び前期比を記載している。3. 新たな中期経営計画の公表同社は2021年11月に、2023年3月期からの新中期経営計画(3ヶ年)を公表した。先行き不透明な状況が続いたことから、しばらく中期経営計画の公表を見送ってきたが、このタイミングで公表に踏み切ったのは、2022年2月からの「新規則」機への完全移行、さらには「スマート遊技機」※による新たな時代を迎えるにあたり、遊技機市場やパチンコホールの設備投資の活性化に向けた道筋が見えてきたことが背景にある。すなわち、スマート遊技機の普及に伴う需要を取り込むとともに、引き続きAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」の普及を促進するほか、クラウドサーバーを活用したビジネスへの展開(新MGサービスの拡充)により、業界唯一のプラットフォームを構築する戦略を掲げている。最終年度である2025年3月期の数値目標として、売上高34,000百万円(3年間の年平均成長率は11.7%)、営業利益2,200百万円(営業利益率6.5%)を目指している。なお、営業利益率が段階的に改善していくのは、MGサービスによるストック型ビジネスが成長の軸となり、収益構造の変化(収益の底上げ)に大きく貢献するためである。※「管理遊技機」(スマートパチンコ)及び「メダルレス遊技機」(スマートパチスロ)のこと。これまでのように玉やメダルに触れることなく遊技することができる。パチンコホールにおける玉やメダルに係わる設備が不要になること、遊技性能が既存の遊技機よりも向上するところなどに特長があり、遊技機メーカー団体(日工組・日電協)が推進していることから、今後の進展が注目されている。4. 2023年3月期の業績予想新中期経営計画の初年度となる2023年3月期については、売上高を前期比6.6%増の26,000百万円、営業利益を同28.6%減の850百万円と見込んでいる。売上高は、パチンコホールにおける設備投資意欲が回復傾向にあることを背景として、「情報システム事業」及び「制御システム事業」がともに伸びる見通しである。ただ、「情報システム事業」については、1) 上期は半導体不足による電子部品等の調達難が継続すること、2) 下期はスマート遊技機が登場し市場が活性化することを前提としており、下期偏重の業績予想となっていることに注意が必要である。利益面では、クラウドやパチスロへの積極的な投資に加え、半導体不足の影響や原材料価格の高騰を保守的に見積もり、営業減益を見込んでいる。■Key Points・2022年3月期は増収及び大幅な増益を実現。厳しい環境が続くなか、主力製品の伸びやMGサービスの回復、収益体質の改善が計画を上回る増益に寄与・2023年3月期からの新中期経営計画を公表。スマート遊技機による新たな時代を迎えるにあたり、クラウドサーバーを活用したビジネス展開(新MGサービスの拡充)により、業界唯一のプラットフォームの構築を目指す・2023年3月期は市場の活性化とともに増収を確保するものの、半導体不足の影響や原材料価格の高騰などを慎重に見積もり、減益予想(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2022/07/21 15:01
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出来高変化率ランキング(14時台)~ホシデン、ニデックオーケーケーがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [7月21日 14:31 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<1473> DIAMトピ 100460 3372 2879.24% 0.1%<1326> SPDRゴール 96621 3450.2 2700.45% -0.84%<4571> ナノキャリア 7959900 322760 2366.20% 4.62%<3687> Fスターズ 1261400 54100 2231.61% 12.41%<4434> サーバーワークス 532000 42180 1161.26% 18.16%<4170> KaizenPF 1303700 141960 818.36% 7.46%<4814> ネクストウェア 2487800 302020 723.72% -1.97%<2492> インフォMT 5535900 877840 530.63% 13.62%<2840> iFEナ100無 20693 4136.6 400.24% 1.19%<9827> リリカラ 1797600 373640 381.10% 8.75%<7078> INC 348500 76040 358.31% 1.87%<7199> プレミアグループ 183200 41920 337.02% -2.1%<1476> iSJリート 268832 61615.6 336.31% 0.79%<4371> CCT 244300 56820 329.95% 8.97%<1482> iシェアーズ 153572 36080 325.64% -0.05%<4435> カオナビ 125100 29580 322.92% 10.63%<2150> ケアネット 1124800 278540 303.82% 8.92%<4507> 塩野義薬 7993600 2075500 285.14% -7.6%<3487> CREロジ 4852 1381 251.34% 2.92%<4849> エン・ジャパン 789800 230320 242.91% 4.23%<3377> バイク王 393500 115660 240.22% 4.51%<3672> オルトプラス 368400 110140 234.48% 3.06%<6069> Trends 199900 62320 220.76% 7.41%<4418> JDSC 115600 37400 209.09% 6.7%<6205> ニデックオーケーケー 630200 212640 196.37% -1.81%<2631> MXナスダク 61337 20768 195.34% 1.11%<4475> HENNGE 3192800 1098120 190.75% 8.63%<2563> iS500米H 1580460 550308 187.20% 0.2%<4259> エクサウィザーズ 419900 150700 178.63% 5.83%<6804>* ホシデン 549400 202400 171.44% 2.06%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<CS>
2022/07/21 14:44
注目トピックス 日本株
フェローテク---急伸、中国での新工場建設を発表
フェローテク<6890>は急伸。パワー半導体用絶縁放熱基板製造子会社である江蘇富楽華半導体科技股「人偏に分」有限公司において、新工場建設を行うことを決定したと発表。パワー半導体事業は急速な拡大を続けており、新工場建設によって需要の取り込みを図っていく方針。投資金額は約171億円、操業開始予定は2024年1月としている。業容拡大を目指した積極展開をポジティブに捉える動きが優勢となっている。
<YN>
2022/07/21 14:22
注目トピックス 日本株
トヨクモ---次世代型ユーザー管理機能「Toyokumo kintoneApp認証」の利用者数が1万ユーザーを突破
トヨクモ<4058>は20日、サイボウズ<4776>が提供する業務改善プラットフォーム「kintone」と連携する次世代型ユーザー管理機能「Toyokumo kintoneApp認証」の利用者数が、1万ユーザーを突破したと発表した。Toyokumo kintoneApp認証は、トヨクモのkintone連携サービスにアクセスするための認証の仕組みで、Toyokumo kintoneApp認証を利用することで、kintoneのアカウントを持っていない社外の取引先や顧客との情報共有をスムーズに行うことができるという。
<ST>
2022/07/21 14:15
注目トピックス 日本株
フェローテク---急伸、中国での新工場建設を発表
フェローテク<6890>は急伸。パワー半導体用絶縁放熱基板製造子会社である江蘇富楽華半導体科技股「人偏に分」有限公司において、新工場建設を行うことを決定したと発表。パワー半導体事業は急速な拡大を続けており、新工場建設によって需要の取り込みを図っていく方針。投資金額は約171億円、操業開始予定は2024年1月としている。業容拡大を目指した積極展開をポジティブに捉える動きが優勢となっている。
<YN>
2022/07/21 14:11
注目トピックス 日本株
トリプルアイズ---AIZE Biz、ソニービズネットワークスのAKASHIと連携開始
トリプルアイズ<5026>は20日、同社が提供する顔認証AI・AIZE Biz(アイズビズ)が、ソニービズネットワークスが提供するクラウド型勤怠管理システム「AKASHI」とのAPIによるサービス連携を開始したことを発表。AIZE Bizは、事前登録した顔画像を認証して出退勤の打刻を行えるアプリケーション・サービス。出退勤時の記録が一定期間残り、不正な打刻を防止する。タイムカードもPC入力も不要で、テレワークにも対応している。AKASHIは、出勤簿確認や実績修正、各種承認などが簡単に行えるクラウド型勤怠管理サービス。あらゆる法改正や複雑な就業ルールにフレキシブルに対応する。同連携によって、AIZE Bizで顔認証を行った日時情報をAKASHIの出退勤情報として自動登録し、通常の出退勤時刻との差分を集計値として出力することが可能になる。AIZE Bizを利用中の企業は、AKASHIの持つ勤怠管理機能を活用することで、業務効率化と経営改善を進めることができる。
<ST>
2022/07/21 14:09
注目トピックス 日本株
アルインコ---急伸、第1四半期経常利益は想定外の大幅増益に
アルインコ<5933>は急伸。前日に第1四半期決算を発表。経常利益は10.3億円で前年同期比52.0%増となり、上半期計画2.8億円、同75.9%減を大幅に超過した。新型足場「アルバトロス」の販売やレンタルが好調に推移したほか、仕入コスト上昇に伴う在庫評価益、外貨建資産の為替差益なども利益押し上げ効果につながったようだ。通期業績は据え置いているが、大幅な上振れ期待が先行する展開になっている。
<YN>
2022/07/21 14:03
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(13時台)~ ナノキャリア、Fスターズなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [7月21日 13:31 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<1473>* DIAMトピ 100440 3372 2878.65% -0.05%<1326> SPDRゴール 89117 3450.2 2482.95% -0.93%<4571> ナノキャリア 7738700 322760 2297.66% 5.13%<3687> Fスターズ 1127600 54100 1984.29% 12.41%<4434> サーバーワークス 479900 42180 1037.74% 18.21%<4170> KaizenPF 1107100 141960 679.87% 9.2%<4814> ネクストウェア 2040600 302020 575.65% -5.42%<2492> インフォMT 4645700 877840 429.22% 10.54%<7078> INC 331600 76040 336.09% 2.65%<1482> iシェアーズ 153050 36080 324.20% 0.05%<4371> CCT 228900 56820 302.85% 8.38%<7199> プレミアグループ 166500 41920 297.19% -1.66%<1476>* iSJリート 243075 61615.6 294.50% 0.79%<9827>* リリカラ 1410700 373640 277.56% 7.71%<2150> ケアネット 1050900 278540 277.29% 8.5%<4507> 塩野義薬 7320200 2075500 252.70% -7.98%<3672> オルトプラス 359600 110140 226.49% 3.34%<3487> CREロジ 4451 1381 222.30% 3.37%<3377> バイク王 363300 115660 214.11% 4.03%<4435> カオナビ 91900 29580 210.68% 8.21%<4418>* JDSC 112300 37400 200.27% 6.54%<6069>* Trends 181400 62320 191.08% 7.34%<4475>* HENNGE 2950900 1098120 168.72% 8.42%<4259> エクサウィザーズ 387600 150700 157.20% 5.59%<4849> エン・ジャパン 587400 230320 155.04% 3.26%<9603> H.I.S. 3125400 1236300 152.80% 1.64%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<FA>
2022/07/21 13:51
注目トピックス 日本株
ニデックオーケーケー---一時急落、第1四半期黒字転換も短期的な出尽くし感先行
ニデックオーケーケー<6205>は一時急落。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は2.6億円で前年同期比6.2億円の損益改善となった。第1四半期としては4年ぶりの黒字転換。工作機械の受注拡大、グループ企業間でのシナジー効果、徹底した経費削減などが背景となっている。ただ、もともと23年3月期は収益の急拡大を想定しており、株価にも反映されていたことから、短期的な出尽くし感が先行している。
<YN>
2022/07/21 13:44
注目トピックス 日本株
エア・ウォーター---急伸、業績拡大見込んで国内証券が投資判断格上げ
エア・ウォーター<4088>は急伸。野村證券は投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も2050円から2300円に引き上げている。産業ガスの値上げによる収益性改善、コロナ禍で停滞していたM&Aの再加速、グループ全体の合理化の進展などが業績拡大と株価上昇のカタリストになるとみている。今後の景気減速下でも、幅広い領域に事業が分散した多角化経営を強みに、同社の利益成長は続くと見ているようだ。
<YN>
2022/07/21 13:24
注目トピックス 日本株
インフォマート---急伸、業績・配当上方修正受けて買い安心感
インフォマート<2492>は急伸。前日に業績予想の上方修正を発表。上半期営業利益は従来予想の0.4億円から4.4億円に、通期では1億円から4.6億円に、それぞれ引き上げている。「BtoB-PF FOOD 事業」、「BtoB-PF ES 事業」ともに売上が計画を上振れて推移している一方、売上原価、販管費などのコスト負担が想定を下振れていることが背景。年間配当金も従来計画の0.18円から0.72円にまで引き上げ。
<YN>
2022/07/21 13:14
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は小幅反落、塩野義薬が1銘柄で約22円分押し下げ
21日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり85銘柄、値下がり132銘柄、変わらず8銘柄となった。日経平均は小幅反落。22.73円安の27657.53円(出来高概算4億7287万株)で前場の取引を終えている。20日の米株式市場でダウ平均は47.79ドル高(+0.15%)と小幅続伸。先週分の住宅ローン需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの低水準となり、景気減速を警戒した売りから寄り付き後下落。イタリアのドラギ首相率いる政権の崩壊リスクが高まったとの報道も投資家心理を悪化させた。一方で旅行関連株の買いやハイテク株の買い戻し継続が支援要因となり、主要株価指数はプラス圏で終了。ナスダック総合指数は+1.57%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は+2.49%と続伸。一方、前日に700円高と急伸していた日経平均は52.38円安からスタート。一時上昇に転じる場面もあったが、短期的な過熱感を冷ます売りが優勢で、もみ合いが継続。それでも、27500円より上での底堅い動きが続いた。個別では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が前日の急伸の反動で下落。任天堂<7974>も安い。三井物産<8031>や伊藤忠<8001>の商社や、野村<8604>、SOMPO<8630>の金融、ホンダ<7267>、日産自<7201>の自動車なども軟調。1対3の株式分割を発表した東京海上<8766>も失速して下落。日本製鉄<5401>やJFE<5411>はレーティング格下げで大きく売られた。日本電産<6594>は市場予想並みの決算だったが、前日にかけて上昇していたこともあり利益確定売りが優勢。塩野義製薬<4507>は新型コロナ治療薬の承認が見送られ、継続審議となったことで失望感から急落。ほか、ベイカレント<6532>が大幅に反落。一方、川崎汽船<9107>商船三井<9104>など海運が底堅い動き。ダイキン<6367>、ファナック<6954>、TDK<6762>、富士通<6702>などが堅調。メルカリ<4385>、マネーフォワード<3994>、Sansan<4443>などグロース(成長)株が総じて強く、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>、メドピア<6095>、サイボウズ<4776>などが東証プライム市場の値上がり率上位に入っている。業績予想を上方修正したフィックスターズ<3687>、インフォマート<2492>は急伸し、値上がり率上位に並んだ。セクターでは鉄鋼、証券・商品先物、保険が下落率上位となった一方、パルプ・紙、金属製品、精密機器が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体42%、対して値上がり銘柄は52%となっている。値下がり寄与トップは塩野義薬<4507>となり1銘柄で日経平均を約22円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、アドバンテ<6857>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、アステラス薬<4503>、信越化<4063>などがつづいた。一方、値上がり寄与トップはファナック<6954>となり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位はKDDI<9433>となり、ダイキン<6367>、TDK<6762>、NTTデータ<9613>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>がつづいた。*11:30現在日経平均株価 27657.53(-22.73)値上がり銘柄数 85(寄与度+87.02)値下がり銘柄数 132(寄与度-109.75)変わらず銘柄数 8○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<6954> ファナック 22400 305 +10.72<9433> KDDI 4432 41 +8.65<6367> ダイキン工 23325 230 +8.08<6762> TDK 4190 60 +6.33<9613> NTTデータ 1971 32 +5.62<4543> テルモ 4467 33 +4.64<2413> エムスリー 3990 46 +3.88<6971> 京セラ 7390 50 +3.51<2801> キッコマン 8110 80 +2.81<6988> 日東電 8920 70 +2.46<4704> トレンド 7470 70 +2.46<7951> ヤマハ 5730 60 +2.11<4523> エーザイ 6317 47 +1.65<9064> ヤマトHD 2309 45 +1.58<4021> 日産化 6810 40 +1.41<4324> 電通グループ 4525 35 +1.23<9735> セコム 8956 33 +1.16<9983> ファーストリテ 79580 30 +1.05<6976> 太陽誘電 4790 30 +1.05<6702> 富士通 18895 285 +1.00○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<4507> 塩野義薬 6913 -627 -22.03<8035> 東エレク 44700 -400 -14.06<6857> アドバンテス 7460 -100 -7.03<7974> 任天堂 61280 -960 -3.37<7203> トヨタ自 2176.5 -17.5 -3.08<4503> アステラス薬 2135 -16.5 -2.90<4063> 信越化 16790 -70 -2.46<6758> ソニーG 11870 -70 -2.46<7267> ホンダ 3504 -31 -2.18<8766> 東京海上 7824 -118 -2.07<3382> 7&iHD 5311 -59 -2.07<8001> 伊藤忠 3881 -58 -2.04<5108> ブリヂス 5218 -57 -2.00<2502> アサヒ 4529 -55 -1.93<9984> ソフトバンクG 5491 -9 -1.90<4911> 資生堂 5566 -50 -1.76<7269> スズキ 4363 -49 -1.72<4901> 富士フイルム 7571 -47 -1.65<4151> 協和キリン 3165 -40 -1.41<1925> 大和ハウス 3217 -36 -1.27
<CS>
2022/07/21 12:41
注目トピックス 日本株
グッドスピード---固定資産の取得を発表、九州エリア福岡県にMEGA専門店出店
グッドスピード<7676>は15日、福岡県福岡市に固定資産の取得を決議したと発表。同固定資産は、福岡県福岡市に所在し、国道3号線沿いの交通量が多い好立地に位置している。東海エリア、関西エリアに加え、九州エリアでもMEGA専門店を出店し、同社ならではの事業展開を行うことで、さらなる小売販売台数の増加および附帯サービスの拡充、顧客の囲い込み強化を見込んでいる。同社は、2023年9月期~2024年9月期計画において、成長戦略の要となる大型中古車販売店であるMEGA専門店の新規出店を毎期3店舗以上としている。同固定資産は、来期2023年9月期のMEGA専門店新規出店に係る固定資産取得の開示としては3店舗目となる。
<ST>
2022/07/21 12:00
注目トピックス 日本株
And Doホールディングス---リバースモーゲージの保証件数が累計800件を突破
And Doホールディングス<3457>は21日、子会社のフィナンシャルドゥによる金融機関に対するリバースモーゲージの保証残高件数が2022年6月末に累計800件を突破し、829件に達したことを発表。不動産売買のノウハウと全国約700店舗のチェーンネットワークを有するハウスドゥグループのフィナンシャルドゥは、金融機関のリバースモーゲージに対して適正かつ迅速な不動産担保評価に基づく債務保証を2017年10月に本格的に開始し、2022年7月21日現在、全国39の金融機関と提携。保証件数は2022年6月末現在、前年同月から267件増の829件となった。リバースモーゲージの需要拡大を促進すべく、And Doホールディングスは2022年6月20日より楽天銀行を所属銀行とする銀行代理業者として、「楽天銀行リバースモーゲージ」の取り扱いを開始。コールセンターやウェブサイト、パンフレット等を通じた商品案内を直接行っている。提携金融機関に対する保証事業の推進だけでなく、And Doホールディングス自体も一般へのリバースモーゲージの認知・理解度向上と利用機会の拡大を図るという。今後もAnd Doホールディングスとフィナンシャルドゥは多くの金融機関との提携を実現させることで、リバースモーゲージ保証事業の成長を図り、市場のニーズが高まるシニア層に向けた商品の拡充と、不動産を活用したサービスの提供により、日本経済の活性化に貢献する考え。
<ST>
2022/07/21 11:56
注目トピックス 日本株
Fスターズ---大幅続伸、通期業績・配当予想を上方修正
Fスターズ<3687>は大幅続伸。前日に22年9月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の11億円から16億円、前期比64.8%増にまで引き上げ。主力のSolution事業が高速化サービスを中心に好調に推移しているもよう。また、SaaS事業における事業投資拡大のタイミングの見直しも行っているようだ。年間配当金も従来計画の6円から9円に引き上げ、前期比4円の増配となる。
<ST>
2022/07/21 11:26
注目トピックス 日本株
日本製鉄---大幅反落、国内証券では鉄鋼大手3社を一斉に格下げ
日本製鉄<5401>は大幅反落。本日は大手鉄鋼各社が軒並み安の展開に。みずほ証券では、JFEHD、神戸製鋼所とともに投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げしており、売り材料視される形のようだ。同社に関しては、目標株価を2150円から1500円に引き下げ、国内でも鋼材値上げが今後は困難になるとみられること、粗鋼減産リスクがあること、第1四半期決算時に示されるガイダンスリスクなどを評価引き下げの背景としているもよう。
<ST>
2022/07/21 11:20
注目トピックス 日本株
H.I.S.---伸び悩み反落、ハウステンボスの売却報道が伝わる
H.I.S.<9603>は伸び悩んで反落。大型リゾート施設「ハウステンボス」を売却する方向で調整していると報じられている。売却先としては香港の投資会社などを視野に調整、売却額は数百億円規模とみられているもよう。現在、同社はハウステンボス株の66.7%を保有している。旅行需要の減少が長期化する中で業績が悪化しているため、売却による資金の確保が狙いのようだ。財務体質の改善期待など先行も、徐々に厳しい事業環境を意識する動きも優勢に。
<ST>
2022/07/21 11:09
注目トピックス 日本株
日本電産---大幅反落、第1四半期決算は想定線でサプライズ限定的
日本電産<6594>は大幅反落。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は447億円で前年同期比0.2%増益、ほぼ市場コンセンサス並みの水準で着地となったが、据え置きの通期計画2100億円、前期比22.5%増との比較では、増益率は低水準となる形に。中国ロックダウンの影響などは重しとなったようだ。総じてサプライズは乏しい状況だが、前日にかけてはやや期待感が先行していたこともあり、戻り売りが優勢となっている。
<ST>
2022/07/21 10:53
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(10時台)~サーバーワークス、ネクストウェアなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [7月21日 10:43 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<4571> ナノキャリア 6503000 322760 1914.81% 7.18%<1326>* SPDRゴール 57492 3450.2 1566.34% -0.84%<3687> Fスターズ 798400 54100 1375.79% 13.43%<2492> インフォMT 3671200 877840 318.21% 10.03%<7078> INC 277600 76040 265.07% 2.98%<4371> CCT 182000 56820 220.31% 10.74%<7199> プレミアグループ 131500 41920 213.69% -0.55%<4434>* サーバーワークス 127100 42180 201.33% 15.04%<2840> iFEナ100無 11183 4136.6 170.34% 0.97%<3672> オルトプラス 293900 110140 166.84% 5.01%<2150> ケアネット 739600 278540 165.53% 6.82%<3377> バイク王 298700 115660 158.26% 5.56%<4507> 塩野義薬 5348000 2075500 157.67% -8.34%<3487> CREロジ 3552 1381 157.2% 4.23%<4814>* ネクストウェア 761700 302020 152.2% 6.9%<1482>* iシェアーズ 90244 36080 150.12% -0.1%<4435> カオナビ 69200 29580 133.94% 8.9%<6205> ニデックオーケーケー 460200 212640 116.42% -4.03%<2569> 上場NSQA 167920 80024 109.84% 0.69%<9603> H.I.S. 2571900 1236300 108.03% -0.5%<4170>* KaizenPF 295200 141960 107.95% 5.22%<3793> ドリコム 589400 295620 99.38% 4.5%<2563>* iS500米H 1057910 550308 92.24% 0%<4849> エン・ジャパン 413700 230320 79.62% 2.7%<4479>* マクアケ 77500 43360 78.74% 6.12%<3784> ヴィンクス 81300 45740 77.74% 1.6%<4167>* ココペリ 81000 45780 76.93% 6.1%<4448> Chatwork 561800 321060 74.98% 2.06%<2715>* エレマテック 78300 45380 72.54% 1.26%<4259>* エクサウィザーズ 255500 150700 69.54% 4.66%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
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2022/07/21 10:51
注目トピックス 日本株
塩野義薬---大幅反落、新型コロナ治療薬の承認は継続審議に
塩野義薬<4507>は大幅反落。厚生労働省の専門家分科会では前日、同社開発の新型コロナ治療薬「ゾコーバ」の承認を見送り、継続審議にすると決定している。緊急承認に向けて有効性などのデータが十分ではないと判断したもよう。今後は、11月に終了予定のフェーズ3試験を待つことになりそうだが、国産初の軽症・中等症向け飲み薬として早期承認が期待されていたため、継続審議決定による承認のずれ込みをネガティブに受け止める動きが優勢。
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2022/07/21 10:43
注目トピックス 日本株
クシム---ODKソリューションズへの事業譲渡完了、特別利益に約1.60億円を計上する見込み
クシム<2345>は20日、1日付でODKソリューションズ<3839>に対してEラーニング事業及びLMSサービスの事業譲渡が完了し、同事業譲渡に伴う特別利益(事業譲渡益)の計上見込みについて発表した。対象事業の資産の帳簿価額の合計は、0.77億円(流動資産0.12億円、固定資産0.65億円)、負債の帳簿価額の合計は、0.57億円(流動資産0.57億円)としている。決済方法は現金決済で、譲渡価額は1.80億円+消費税としている。同事業譲渡に伴い、2022年10月期第3四半期連結会計期間及び第3四半期会計期間において、事業譲渡益約1.60億円を特別利益として計上する見込みとしている。
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2022/07/21 10:37
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(9時台)~ナノキャリア、プレミアグループ などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [7月21日 9:33 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<4571* ナノキャリア 5071700 322760 1471.35% +10.26> 新生銀 5178300 691580 648.76% 12.3%<3687* Fスターズ 355600 54100 557.30% +12.61> アドウェイズ 1164800 206740 463.41% 5.21%<2492* インフォMT 2118200 877840 141.30% +11.57> オンリー 147900 45260 226.78% -0.13%<2840* iFEナ100無 9911 4136.6 139.59% +1.22> 日理化 1371100 432200 217.24% 6%<7078* INC 181900 76040 139.22% +5.51> エイチーム 342400 118820 188.17% 5.02%<7199* プレミアグループ 92300 41920 120.18% -0.33> シルバーライフ 115400 41840 175.81% -10.89%<3377* バイク王 239000 115660 106.64% +6.42> カラダノート 210200 82400 155.1% 3.58%<2150* ケアネット 540900 278540 94.19% +7.76> フリービット 282700 111740 153% 9.53%<2569* 上場NSQA 135700 80024 69.57% +0.83> ブレインズ 250100 101220 147.09% -3.13%<3487* CREロジ 2332 1381 68.86% +4.38> 住石HD 774100 369180 109.68% 2.22%<4371* CCT 93800 56820 65.08% +9.41> ギグワークス 381000 182400 108.88% -11.57%<4507* 塩野義薬 3354200 2075500 61.61% -8.28> 神島化 155000 75880 104.27% 9.02%<9603* H.I.S. 1977300 1236300 59.94% -0.30> 黒谷 130100 64080 103.03% -4.02%<6205* ニデックオーケーケー 332500 212640 56.37% -3.62> イーグランド 66000 34200 92.98% 5.03%<3784* ヴィンクス 67300 45740 47.14% +4.16> 大真空 213800 111100 92.44% 11.53%<4435* カオナビ 41700 29580 40.97% +7.84> 金連動 17180 9152 87.72% -0.7%<3793* ドリコム 385100 295620 30.27% +5.59> 上場NSQA 103280 55362 86.55% -0.82%<6376* 日機装 296700 231800 28.00% -0.36> イトクロ 300300 174460 72.13% -11.21%<7322* 三十三FG 38700 30740 25.89% -0.56> 上場米国 101010 59480 69.82% -0.93%<6030* アドベンチャー 64100 55800 14.87% +1.78> オハラ 332600 209000 59.14% 8.97%<2631* MXナスダク 23475 20768 13.03% +1.15> 広済堂 2124400 1436500 47.89% 10.68%<3672* オルトプラス 123600 110140 12.22% +3.34> HEROZ 69200 49060 41.05% -4.94%<4448* Chatwork 354700 321060 10.48% +3.24> セルソース 104300 75360 38.4% 11.05%<4849* エン・ジャパン 251800 230320 9.33% +3.21> 鳥貴族 227800 167640 35.89% 7.46%<4312* サイバネット 110000 104240 5.53% +3.46> エネクス 269700 209200 28.92% 1.95%<8214* AOKI HD 148900 141160 5.48% -0.61> GTS 302600 237040 27.66% 5.65%<4168* ヤプリ 55400 53300 3.94% +11.30> One東証REIT 3230 2554 26.47% -0.64%<5406* 神戸鋼 3060500 2968360 3.10% -4.57> アセンテック 135000 107140 26% -8.48%<4395* アクリート 69300 67580 2.55% +5.01> ヤマウラ 155600 123800 25.69% 0.75%<2315* CAICAD 762200 746440 2.11% +3.62> SPDR500 11734 9454.4 24.11% -0.81%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
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2022/07/21 09:47
注目トピックス 日本株
アドベンチャー、バイク王◆今日のフィスコ注目銘柄◆
アドベンチャー<6030>2022年6月期業績予想の修正を発表。売上高は370.0億円から117.8億円に減収を見込んでいるが、営業利益は17.0億円から20.2億円に上方修正した。コスミック2社分の当初予想収益(267億円)が減少する。営業利益については、旅行関連事業が予想を上回って推移していることから、コスミック2社分の予想営業利益(0.5億円)が減少するものの、旅行関連事業の営業利益が予想を3.7億円上回る。株価は前日のリバウンドで25日線に接近しており、これを捉えてくるようだと、ボトム圏からのリバウンド機運が強まろう。バイク王<3377>6月27日につけた戻り高値1399円をピークに調整を継続しているが、6月前半の急伸前の水準まで調整してきたことから、底打ちが意識されやすい。週足では支持線として意識されている26週線を下回ってきており、ボトムレンジからのリバウンドに期待。週足の一目均衡表では雲を下回っているものの、雲の薄いところであり、雲突破を試してくる可能性はあるだろう。遅行スパンは実線を上回って推移しており、上方シグナルを継続している。
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2022/07/21 08:39
注目トピックス 日本株
前日に動いた銘柄 part2 ジェイック、ザイン、リックソフトなど
銘柄名<コード>20日終値⇒前日比ダブル・スコープ<6619> 1704 +17米テスラの決算発表も控えて換金売りが優勢。サカタのタネ<1377> 4820 -65好決算評価の動き一巡で手仕舞い売り優勢続く。レノバ<9519> 2392 -35欧州大手の日本参入見直し報道など引き続き警戒視。IHI<7013> 3625 -45モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を格下げ。トヨタ自動車<7203> 2194 +178月生産計画下方修正で上値重い。ルネサス<6723> 1303 +59米SOX指数上昇で大手半導体株が高い。三菱重工業<7011> 5037 +34IHIの格下げなどで重工大手は鈍い動きとなる。プロルート<8256> 120 +18高級美顔器メデューサの個人向け販売でパートナー契約を締結。サイバーステップ<3810> 801 +46決算発表後は悪材料出尽くし感が優勢。Shinwa<2437> 1286 -219好業績評価の動きが継続。ザイン<6769> 1234 +113収益予想の上方修正をストレートに買い材料視。木村化工機<6378> 685 -67定常臨界実験装置施設の機器製作に係る不適合発生を発表。イントランス<3237> 66 +1子会社が「ホテル椛京都三条」をはじめ3物件に関する運営受託契約を締結。アンビDX<3300> 563 +4922年6月期の営業利益予想を上方修正、DX推進で販管費抑制。ジェイック<7073> 3320 +500法人向けキャリアカウンセリングプラットフォームを運営するKakedasを子会社化。NexTone<7094> 3200 +110第1四半期末時点の著作権管理楽曲数は3月末比1万9249曲増。アシロ<7378> 876 -1622年10月期予想を上方修正、営業利益は4.06億円から4.73億円に引き上げ。リックソフト<4429> 1990 +254第1四半期の好決算を引き続き評価ココナラ<4176> 619 +4722年8月期予想の修正を引き続き材料視。グッドパッチ<7351> 1046 -49第3四半期決算を受けた下げが継続。イード<6038> 823 +1322年6月期の営業利益を従来の6.00億円から6.60億円に上方修正。サンバイオ<4592> 1327 -3420日は直近の急伸に対する反動がやや優勢。
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2022/07/21 07:32
注目トピックス 日本株
ADR日本株ランキング~ソニーGなど全般冴えない、シカゴは大阪比105円安の27575円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、富士通<6702>、TDK<6762>、オムロン<6645>など、対東証比較(1ドル138.25円換算)で全般冴えない。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の27575円。米国株式市場は続伸。ダウ平均は47.79ドル高の31874.84ドル、ナスダックは184.50ポイント高の11897.65で取引を終了した。先週分の住宅ローンの需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低となり、国内経済の減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。旅行関連株の買いに支えられ、ダウはプラス圏に改善も、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊リスクが高まったとの報道をきっかけに、世界経済に悲観的な見通しが再び重しとなった。しかし、ハイテク株の買戻しが続きダウを支援し、主要株式指数はプラス圏で終了。20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円96銭まで下落後、138円29銭まで上昇し138円24銭で引けた。6月中古住宅販売件数が5月から予想以上に減少し、2年ぶり最低となったため利回りの低下に伴い一時ドル売りが優勢となった。その後、米債利回りが上昇に転じ、ドル買いが再燃。欧州通貨でのドル売りも強まったと見られる。ユーロ・ドルは1.0237ドルから1.0156ドルまで下落し、1.0178ドルで引けた。ロシアが「ノルドストリーム1」を通じた欧州へのガス供給を再開しないリスクを警戒したユーロ売りが根強く、さらにユーロ圏7月消費者信頼感指数速報値が過去最低を記録したため成長減速を懸念したユーロ売りが強まつたほか、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊危機に直面したとの報道を警戒したユーロ売りが加速。NY原油先物9月限は弱含み(NYMEX原油9月限終値:99.88 ↓0.86)。■ADR上昇率上位銘柄(20日)<7752> リコー 8.06ドル 1114円 (29円) +2.67%<8766> 東京海上HD 58.6ドル 8101円 (159円) +2%<6976> 太陽電 140ドル 4839円 (79円) +1.66%<8411> みずほFG 2.32ドル 1604円 (24円) +1.52%<8309> 三井トラスト 3.12ドル 4313円 (49円) +1.15%■ADR下落率下位銘柄(20日)<9202> ANA 3.4ドル 2350円 (-114円) -4.63%<6753> シャープ 1.89ドル 1045円 (-42円) -3.86%<1812> 鹿島 10.48ドル 1449円 (-51円) -3.4%<3401> 帝人 10.15ドル 1403円 (-45円) -3.11%<5802> 住友電 10.67ドル 1475円 (-46.5円) -3.06%■その他ADR銘柄(20日)<1925> 大和ハウス 23.49ドル 3247円 (-6円)<1928> 積水ハウス 17.34ドル 2397円 (-7円)<2503> キリン 16.02ドル 2215円 (-1.5円)<2802> 味の素 24.89ドル 3441円 (-14円)<3402> 東レ 10.74ドル 742円 (-3.3円)<3407> 旭化成 15.5ドル 1071円 (-5円)<4523> エーザイ 45.44ドル 6282円 (12円)<4704> トレンド 53.37ドル 7378円 (-22円)<4901> 富士フイルム 55.07ドル 7613円 (-5円)<4911> 資生堂 40.4ドル 5585円 (-31円)<5108> ブリヂストン 18.94ドル 5237円 (-38円)<5201> AGC 7.08ドル 4893円 (28円)<5802> 住友電 10.67ドル 1475円 (-46.5円)<6301> コマツ 21.37ドル 2954円 (-24円)<6503> 三菱電 21.28ドル 1471円 (-7.5円)<6645> オムロン 52.76ドル 7294円 (-48円)<6702> 富士通 26.73ドル 18477円 (-133円)<6723> ルネサス 4.67ドル 1291円 (-12円)<6758> ソニーG 86.04ドル 11895円 (-45円)<6762> TDK 29.6ドル 4092円 (-38円)<6902> デンソー 27.64ドル 7642円 (-76円)<6954> ファナック 15.9ドル 21982円 (-113円)<6988> 日東電 31.77ドル 8784円 (-66円)<7201> 日産自 7.6ドル 525円 (0.5円)<7202> いすゞ 10.96ドル 1515円 (-15円)<7203> トヨタ 157.9ドル 2183円 (-11円)<7267> ホンダ 25.33ドル 3502円 (-33円)<7270> SUBARU 8.57ドル 2370円 (-21.5円)<7733> オリンパス 20.75ドル 2869円 (4円)<7741> HOYA 93.59ドル 12939円 (-151円)<7751> キヤノン 23.09ドル 3192円 (-14円)<7974> 任天堂 56.06ドル 62002円 (-238円)<8001> 伊藤忠 56.68ドル 3918円 (-21円)<8002> 丸紅 89.76ドル 1241円 (-1円)<8031> 三井物 424.36ドル 2933円 (-26.5円)<8053> 住友商 13.78ドル 1905円 (-4.5円)<8267> イオン 18.95ドル 2620円 (-19円)<8306> 三菱UFJ 5.26ドル 727円 (-0.4円)<8309> 三井トラスト 3.12ドル 4313円 (49円)<8316> 三井住友 5.93ドル 4099円 (-21円)<8411> みずほFG 2.32ドル 1604円 (24円)<8591> オリックス 83.32ドル 2304円 (-4円)<8604> 野村HD 3.71ドル 513円 (-4.1円)<8766> 東京海上HD 58.6ドル 8101円 (159円)<8802> 菱地所 13.76ドル 1902円 (-17.5円)<9202> ANA 3.4ドル 2350円 (-114円)<9432> NTT 28.25ドル 3906円 (10円)<9735> セコム 16.1ドル 8901円 (-22円)<9983> ファーストリテイ 57.45ドル 79425円 (-125円)<9984> ソフトバンクG 19.72ドル 5453円 (-47円)
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2022/07/21 07:28