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サンマルクHD Research Memo(2):経営理念は「私たちはお客様にとって最高のひとときを創造します。」

配信日時:2025/07/09 12:21 配信元:FISCO
*12:21JST サンマルクHD Research Memo(2):経営理念は「私たちはお客様にとって最高のひとときを創造します。」 ■会社概要

1. 会社概要
サンマルクホールディングス<3395>は大手外食チェーンである。創業以来の経営理念に「We Create the Prime Time for you」(私たちはお客様にとって最高のひとときを創造します。)を掲げ、セントラルキッチンを持たずに店内で調理を行うことにこだわり、人々のより豊かな心と生活の形成に「食」を通じて貢献することを目指している。

2025年3月期末時点の総資産は71,461百万円、純資産は30,856百万円、自己資本比率は43.2%、発行済株式数は22,941,111株(自己株式1,058,319株を含む)である。本社は岡山県岡山市で、グループは同社(持株会社)、連結子会社の(株)サンマルクカフェ、(株)鎌倉パスタ、(株)サンマルクグリル、2024年11月に株式取得した「牛カツ京都勝牛」を展開するジーホールディングス(株)とその子会社の(株)ゴリップ及び(株)OHANA(以下、これら3社を「ジーホールディングスグループ」と称する)、2024年12月に株式取得した「牛かつもと村」を展開する(株)B級グルメ研究所ホールディングスとその子会社の(株)牛かつもと村、及びBQ International(株)その子会社の極品國際餐飲股分有限公司(台湾)(以下、これら4社を「B級グルメ研究所グループ」と称する)及び非連結子会社2社((株)La Madrague、SAINTMARC SOUTH EAST ASIA PTE.LTD.)で構成されている。

なお、資本の整理と組織構造のスリム化による経営効率化を目的として、牛かつ業態を展開するジーホールディングスグループ及びB級グルメ研究所グループの再編を行う。B級グルメ研究所グループについては2025年4月1日付で牛かつもと村が、B級グルメ研究所ホールディングスとBQ Internationalを吸収合併した。極品國際餐飲股分有限公司(台湾)は海外展開を行う。ジーホールディングスグループについては2025年10月1日にジーホールディングスグループ3社の飲食事業(「牛カツ京都勝牛」、「酒と肉てんぷら 勝天」、「Gottie’s BEEF」、「NICK STOCK」及び「Hamburg Conel」)をゴリップに吸収合併した上で、同社の商号を(株)京都勝牛へ変更する予定だ。

2. 沿革
1989年3月にレストラン経営を目的として岡山県岡山市に(株)大元サンマルクを設立し、1990年7月に商号を(株)サンマルクに変更した。その後1995年12月にサンマルクが日本証券業協会に株式を店頭登録、2002年4月に東京証券取引所(以下、東証)市場第二部へ株式上場、2003年3月に東証一部へ株式上場した。そして2006年1月に同社が株式交換によってサンマルクを完全子会社化し、東証一部へ株式上場(サンマルクは2005年12月に上場廃止)した。2006年3月にはサンマルクを分割会社とする吸収分割並びに新設分割を実施して完全持株会社体制に移行(サンマルクは商号をサンマルクカフェに変更)し、2022年4月には東証の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。

事業展開では1989年4月に洋食レストラン「ベーカリーレストラン・サンマルク」1号店を、1999年3月にセルフサービス喫茶店「サンマルクカフェ」1号店を、1999年11月に高級回転すし「すし処函館市場」1号店を、2002年10月に洋食レストラン「ベーカリーレストラン・バケット」1号店を、2004年10月にスパゲティ専門店「生麺専門鎌倉パスタ」1号店を、2006年9月に炒飯専門店「広東炒飯店」1号店を、2007年12月にドリア専門店「神戸元町ドリア」1号店を、2008年8月にフルサービス喫茶店「倉式珈琲店」1号店をそれぞれ開店した。

M&Aとしては、2022年12月に関西で喫茶店「マドラグ」を展開する(株)La Madragueを子会社化、2024年11月に「牛カツ京都勝牛」等を展開するジーホールディングスグループ3社を子会社・孫会社化、同年12月に「牛かつもと村」を展開するB級グルメ研究所グループ4社を子会社・孫会社化した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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