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午後:債券サマリー 先物は続落、10年債入札は弱い結果

配信日時:2025/05/08 15:36 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。朝方の売り一巡後は切り返す動きとなったが、この日に実施された10年債入札が弱い結果となったことが分かると再び下げに転じた。  売り優勢で始まった債券先物は、前日の米長期債相場が上昇(金利は低下)したことが下支えとなるかたちでプラス圏に浮上。日銀が朝方公表した3月18~19日開催分の金融政策決定会合の議事要旨で、複数の委員が「通常の市場の動きとは異なるようなかたちで長期金利が上昇するといった例外的な状況においては、安定的な金利形成を促す観点から機動的に国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施することになる」と指摘し、金利急上昇時の臨時オペの可能性が示唆されていたことが買い材料となり、前引け間際には141円06銭まで上伸する場面があった。ただ、午後に入ると10年債入札の結果を受けた売りが流入し、午後2時20分すぎには一時140円52銭まで軟化。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が18銭と前回(4月3日)の11銭から拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が2.54倍と前回の3.15倍を下回ったことがネガティブ視された。  先物6月限の終値は、前日比19銭安の140円62銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と比べて0.010%高い1.320%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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