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午前:債券サマリー 先物は反発、朝安後に切り返す

配信日時:2025/05/08 11:35 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。売り優勢で始まったものの、前日の米長期債相場が上昇(金利は低下)したことが下支えとなるかたちで切り返した。  この日に財務省が実施する10年債入札への警戒感から、債券先物は寄り付き直後に140円68銭まで軟化する場面があった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で「景気見通しに関する不確実性は一段と増している」などと指摘されたことを背景に、7日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。また、日銀が朝方公表した3月18~19日開催分の金融政策決定会合の議事要旨で、複数の委員が「通常の市場の動きとは異なるようなかたちで長期金利が上昇するといった例外的な状況においては、安定的な金利形成を促す観点から機動的に国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施することになる」と指摘されていたことも債券相場を押し上げる要因となった。  午前11時の先物6月限の終値は、前日比25銭高の141円06銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.040%低い1.270%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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