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アイカ工業---25年3月期増収増益、売上高及び各段階利益が過去最高となり、期末配当金の増配を発表
配信日時:2025/05/02 16:44
配信元:FISCO
*16:44JST アイカ工業---25年3月期増収増益、売上高及び各段階利益が過去最高となり、期末配当金の増配を発表
アイカ工業<4206>は1日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.1%増の2,486.96億円、営業利益が同8.4%増の274.08億円、経常利益が同9.7%増の286.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.6%増の168.96億円となった。売上高及び各段階利益が過去最高を計上した。
化成品セグメントの売上高は前期比6.4%増の1,385.87億円、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は同0.6%増の93.31億円となった。接着剤系商品は、国内においては、合板用接着剤や集成材用接着剤が低迷したものの、自動車用のホットメルトが伸長し、施工用接着剤や木工・家具用接着剤なども堅調に推移したことから、売上を伸ばすことができた。海外においては、ベトナムやマレーシアなどで好調に推移し、売上を伸ばすことができたが、シンガポール工場の閉鎖に伴う一時的な影響などにより利益は前年を下回った。建設樹脂系商品は、塗り床材「ジョリエース」や水性硬質ウレタン樹脂系塗り床材「アイカピュール」が半導体工場、燃料電池工場、データセンターなどのニーズを捉えて好調に推移し、売上を伸ばすことができた。非建設分野への取り組みとして注力している機能材料事業は、国内においては、電子材料用・自動車用の高機能フィルム「ルミアート」や工業用の有機微粒子などが好調で、売上を伸ばすことができた。海外においては、中国では苦戦したものの台湾やベトナムで好調に推移し、売上を伸ばすことができ、高付加価値品の販売促進などにより利益も伸ばすことができた。
建装建材セグメントの売上高は同3.6%増の1,101.09億円、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は同10.8%増の225.35億円となった。メラミン化粧板は、国内においては、高付加価値商品の伸長に加え、インバウンド需要の拡大やブランド力を活かした商品戦略により単色・柄物も好調に推移し、売上が前年を上回った。また、新規市場開拓に向けた戦略的商品として注力している床材「メラミンタイル」も着実に売上を伸ばした。海外においては、タイやインドネシアなどで好調に推移したが、中国は不動産不況により低調に推移し、売上が前年を下回った。ボード・フィルム類は、シート合板や柄物のポリエステル化粧合板が低調に推移したが、ラインナップを拡充した粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」が好調に推移し、売上が前年を上回った。メラミン不燃化粧板「セラール」は、店舗、ホテル、駅などの非住宅市場での需要を獲得するとともに高意匠メラミン不燃化粧板「セラール セレント」や抗ウイルスメラミン不燃化粧板「セラールウイルテクトPlus」などの高付加価値品の採用が拡大し、売上が前年を上回った。不燃建材は、市場に従来存在しなかったサイズを展開したアクリル樹脂系塗装けい酸カルシウム板「ルナライト」が店舗、工場、教育施設で好調に推移したが、押出成形セメント板「メース」などが苦戦し、売上が前年を下回った。住器建材は、造作風洗面化粧台「スマートサニタリー」や高級人造石「フィオレストーン」が好調で、売上を伸ばすことができた。スマートサニタリーは、求めやすい価格帯で、オーダーメイドのような高い自由度と意匠性が好評を博し、施主のショールームへの来場が増加していた。そのため、東京・名古屋・大阪・福岡のショールームでスマートサニタリーの展示コーナーを拡充し、拡販を進めた。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%増の2,650.00億円、営業利益が同5.8%増の290.00億円、経常利益が同4.6%増の300.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.3%増の183.00億円を見込んでいる。
また2025年3月期の期末配当金については、当年度の売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高を記録したこと等を総合的に勘案し、従来公表より4.00円増配し1株当たり70.00円とすることを発表した。
2026年3月期の年間配当金も、減配をしない累進配当の継続を基本方針としつつ、当期の業績予想が前期実績を上回ることから、1株あたり136円(2025年3月期から10円の増配)とすることを予定している。
<NH>
化成品セグメントの売上高は前期比6.4%増の1,385.87億円、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は同0.6%増の93.31億円となった。接着剤系商品は、国内においては、合板用接着剤や集成材用接着剤が低迷したものの、自動車用のホットメルトが伸長し、施工用接着剤や木工・家具用接着剤なども堅調に推移したことから、売上を伸ばすことができた。海外においては、ベトナムやマレーシアなどで好調に推移し、売上を伸ばすことができたが、シンガポール工場の閉鎖に伴う一時的な影響などにより利益は前年を下回った。建設樹脂系商品は、塗り床材「ジョリエース」や水性硬質ウレタン樹脂系塗り床材「アイカピュール」が半導体工場、燃料電池工場、データセンターなどのニーズを捉えて好調に推移し、売上を伸ばすことができた。非建設分野への取り組みとして注力している機能材料事業は、国内においては、電子材料用・自動車用の高機能フィルム「ルミアート」や工業用の有機微粒子などが好調で、売上を伸ばすことができた。海外においては、中国では苦戦したものの台湾やベトナムで好調に推移し、売上を伸ばすことができ、高付加価値品の販売促進などにより利益も伸ばすことができた。
建装建材セグメントの売上高は同3.6%増の1,101.09億円、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は同10.8%増の225.35億円となった。メラミン化粧板は、国内においては、高付加価値商品の伸長に加え、インバウンド需要の拡大やブランド力を活かした商品戦略により単色・柄物も好調に推移し、売上が前年を上回った。また、新規市場開拓に向けた戦略的商品として注力している床材「メラミンタイル」も着実に売上を伸ばした。海外においては、タイやインドネシアなどで好調に推移したが、中国は不動産不況により低調に推移し、売上が前年を下回った。ボード・フィルム類は、シート合板や柄物のポリエステル化粧合板が低調に推移したが、ラインナップを拡充した粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」が好調に推移し、売上が前年を上回った。メラミン不燃化粧板「セラール」は、店舗、ホテル、駅などの非住宅市場での需要を獲得するとともに高意匠メラミン不燃化粧板「セラール セレント」や抗ウイルスメラミン不燃化粧板「セラールウイルテクトPlus」などの高付加価値品の採用が拡大し、売上が前年を上回った。不燃建材は、市場に従来存在しなかったサイズを展開したアクリル樹脂系塗装けい酸カルシウム板「ルナライト」が店舗、工場、教育施設で好調に推移したが、押出成形セメント板「メース」などが苦戦し、売上が前年を下回った。住器建材は、造作風洗面化粧台「スマートサニタリー」や高級人造石「フィオレストーン」が好調で、売上を伸ばすことができた。スマートサニタリーは、求めやすい価格帯で、オーダーメイドのような高い自由度と意匠性が好評を博し、施主のショールームへの来場が増加していた。そのため、東京・名古屋・大阪・福岡のショールームでスマートサニタリーの展示コーナーを拡充し、拡販を進めた。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%増の2,650.00億円、営業利益が同5.8%増の290.00億円、経常利益が同4.6%増の300.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.3%増の183.00億円を見込んでいる。
また2025年3月期の期末配当金については、当年度の売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高を記録したこと等を総合的に勘案し、従来公表より4.00円増配し1株当たり70.00円とすることを発表した。
2026年3月期の年間配当金も、減配をしない累進配当の継続を基本方針としつつ、当期の業績予想が前期実績を上回ることから、1株あたり136円(2025年3月期から10円の増配)とすることを予定している。
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